JPH08137033A - 写真焼付システム - Google Patents

写真焼付システム

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JPH08137033A
JPH08137033A JP27927194A JP27927194A JPH08137033A JP H08137033 A JPH08137033 A JP H08137033A JP 27927194 A JP27927194 A JP 27927194A JP 27927194 A JP27927194 A JP 27927194A JP H08137033 A JPH08137033 A JP H08137033A
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printing exposure
photographic
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Naoto Kaneshiro
金城  直人
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 プリンタプロセサ11,12,13にスキャ
ナ50、信号処理回路51,データ転送部16を設け
る。スキャナ50により、写真フイルム22に記録され
た画像の各点を三色分解測光する。この測光データを信
号処理回路51により画像データに変換する。データ転
送部16により画像データを焼付露光量演算装置15に
送る。焼付露光量演算装置15を高速化・高機能化す
る。1台の焼付露光量演算装置15により、3台のプリ
ンタプロセサタ11,12,13の焼付露光量を演算す
る。 【効果】 1台の演算装置15により3台のプリンタプ
ロセサ11〜13の焼付露光量をオンラインで精度よく
演算することができる。また、1台の焼付露光量演算装
置15で焼付露光量を演算するため、各プリンタプロセ
サ11〜13における仕上りを統一することが簡単に行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真焼付システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】写真焼付装置では焼付露光量補正装置が
内蔵されており、カラーネガフイルムのプリント対象コ
マの画面全体の濃度(LATD)を測定し、このLAT
Dに応じて赤色光,緑色光,青色光の焼付露光量をそれ
ぞれ自動制御するようになっている。更に、統計的手法
によりプリント対象コマのシーンを推定して、このシー
ンに最適な焼付露光量を求めるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、統計的
手法によりシーンを判別しても、主要被写体を特定する
ことができないため、その濃度が不明であり、ストロボ
撮影コマや逆光シーンコマ等において、人物に最適な焼
付露光量を求めることができない場合がある。そのた
め、カラーネガフイルムの主要被写体が適正濃度であっ
ても、背景の濃度が濃い場合や薄い場合には、この背景
の濃度の影響を受けて焼付露光量が制御されるので、プ
リント写真上の主要被写体は正しく濃度や色が再現され
ないことがある。これに対しては、主要被写体を抽出す
るためのアルゴリズムを備えた自動補正装置を設けるこ
とで対処することができるが、上記アルゴリズムは複雑
であり、更に高解像な画像データを必要とするため、扱
うデータ数が増えて演算時間が長くなるという不都合が
ある。したがって、高速の演算処理機能を有する専用の
ハードウェア装置やワークステーション等を用いる必要
があり、写真焼付装置が高価になる。また、従来は写真
焼付装置の機差によるプリント品質のばらつきが発生し
ており、これらの仕上りを統一することは困難であっ
た。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、複数の写真焼付装置における仕上りを統一するこ
とができ、しかも、設備コストをそれ程増大することな
く、高精度な露光制御を行うことができるようにした写
真焼付システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した写真焼付システムは、画像デー
タに基づき焼付露光量を算出する焼付露光量演算装置
と、写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露
光する写真プリンタと、写真プリンタに設けられ、前記
画像の各点を三色分解測光するスキャナと、スキャナか
らの画像データを焼付露光量演算装置に送るとともに、
焼付露光量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに
送るデータ転送部とを備え、前記焼付露光量演算装置を
高速化・高機能化して、1つの焼付露光量演算装置によ
り複数個の写真プリンタの焼付露光量を演算するように
したものである。
【0006】また、請求項2に記載した写真焼付システ
ムは、スキャナを、低解像度画像データと高解像度画像
データとを出力するように構成し、前記焼付露光量演算
装置を、低解像度画像データに基づき焼付露光量を算出
する第1演算部と、低解像度画像データに基づき良好な
焼付露光量を算出することができない場合に、高解像度
画像データを要求して高解像度データに基づき焼付露光
量を算出する第2演算部とから構成し、前記データ転送
部を、先ず前記低解像度の画像データを焼付露光量演算
装置に送るようにし、前記高解像度画像データを要求す
る信号がある場合に高解像度画像データを焼付露光量演
算装置に送るようにしたものである。
【0007】また、請求項3に記載した写真焼付システ
ムは、写真フイルムに記録された画像の各点を三色分解
測光するスキャナ、このスキャナからの画像データに基
づき特定シーンを判定する特定シーン判定部、この特定
シーン判定部で特定シーンに判定されなかった画像に対
して前記画像データに基づき焼付露光量を算出する焼付
露光量演算部、及び算出された焼付露光量に基づき写真
フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露光する焼
付露光部を備えた写真プリンタと、前記スキャナからの
画像データに基づきシーン解析して焼付露光量を演算す
る高機能な焼付露光量演算装置と、前記特定シーン判定
部で特定シーンに判定された画像に対してその画像デー
タを前記焼付露光量演算装置に送るとともに、焼付露光
量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに送るデー
タ転送部とを備えたものである。
【0008】また、請求項4に記載した写真焼付システ
ムは、画像データに基づき焼付露光量を算出する焼付露
光量演算装置と、写真フイルムに記録された画像を感光
材料に焼付露光する写真プリンタと、写真プリンタに設
けられ、前記画像の各点を三色分解測光するスキャナ
と、スキャナからの画像データを前記焼付露光量演算装
置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼付露光
量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備え、前記写
真プリンタを焼付露光方式が異なる複数台で構成し、前
記焼付露光量演算装置を、前記写真プリンタの焼付露光
方式毎に異なる焼付露光量演算アルゴリズムを有し、写
真プリンタに合わせて焼付露光量演算アルゴニズムを選
択し、この選択した焼付露光量演算アルゴリズムに基づ
き各写真プリンタの焼付露光量を算出するように構成し
たものである。
【0009】また、請求項5に記載した写真焼付システ
ムは、前記写真プリンタに、プリント不良コマが発生し
たときに、オペレータにより露光補正データを入力する
露光補正データ入力部を設け、前記焼付露光量演算装置
に、露光補正データ入力部からの露光補正データを画像
データに基づきシーン解析した結果と対応させて各写真
プリンタ毎に集計する集計部と、この集計部の集計結果
と標準データとの間のずれ量が所定値の範囲外となった
写真プリンタについて、警報を発する警報部とを設けた
ものである。
【0010】また、請求項6に記載した写真焼付システ
ムは、請求項5記載の写真焼付システムにおいて、前記
集計部の集計結果と標準データとの間のずれが特定の写
真プリンタに限定されることなく、全ての写真プリンタ
に存在する場合に、そのずれ量が大きな特定のシーンに
対して、合格率が向上するように、焼付露光量演算アル
ゴニズムに微調整を加える修正部を備えたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載した写真焼付システムでは、写
真フイルムに記録された画像の各点がスキャナにより三
色分解測光される。この測光値に基づく画像データはデ
ータ転送部により焼付露光量演算装置に送られ、ここで
画像データに基づき焼付露光量が算出される。算出され
た焼付露光量はデータ転送部により写真プリンタに送ら
れる。写真プリンタでは、送られてきた焼付露光量に基
づきプリント対象画像がカラーペーパーに焼付露光され
る。焼付露光量演算装置は高速化・高機能化されている
ため、1つの装置で複数個の写真プリンタの焼付露光量
をオンラインで演算することができる。また、1つの焼
付露光量演算装置で焼付露光量が演算されるため、各写
真プリンタにおける仕上りを統一することが簡単に行え
る。
【0012】請求項2に記載した写真焼付システムで
は、データ転送部により、スキャナからの低解像度画像
データが焼付露光量演算装置に送られる。焼付露光量演
算装置では、先ず第1演算部で低解像度画像データに基
づき焼付露光量が算出される。また、低解像度画像デー
タに基づき良好な焼付露光量を算出することができない
場合には、焼付露光量演算装置はデータ転送部を介して
高解像度画像データを要求する信号を写真プリンタ側に
送って、高解像度画像データを受け取り、これに基づき
第2演算部により焼付露光量を算出する。このように、
通常はデータ総量の少ない低解像度画像データを用いて
焼付露光量を算出するため、データ転送効率が上げられ
る。また、低解像度画像データによる焼付露光量では適
正な焼付露光量を算出することができない場合には、高
解像度画像データにより適正な焼付露光量が算出される
ため、プリント写真の品質が低下することがない。
【0013】請求項3に記載した写真焼付システムで
は、写真プリンタの特定シーン判定部によって、スキャ
ナからの画像データに基づきこの写真プリンタで不得意
とする特定シーンであるか否かを判定する。そして、特
定シーンではない場合には、内蔵する焼付露光量演算部
によって焼付露光量を算出し、これに基づき焼付露光を
行う。また、写真プリンタで不得意とする特定シーンで
ある場合には、スキャナからの画像データが焼付露光量
演算装置に送られる。焼付露光量演算装置はシーン解析
を行って主要被写体を抽出する高機能なもので構成され
ており、スキャナからの画像データに基づき特定シーン
に最適な焼付露光量が算出される。写真プリンタはこの
焼付露光量に基づき焼付露光を行うため、写真プリンタ
側の焼付露光量演算部では不得意とする特定シーンに対
しても高品質なプリント写真が作製される。
【0014】また、請求項4に記載した写真焼付システ
ムでは、焼付露光方式が異なる複数台の写真プリンタが
焼付露光量演算装置に接続される。焼付露光量演算装置
は、写真プリンタの焼付露光方式毎に異なる焼付露光量
演算アルゴリズムを有しており、写真プリンタに合わせ
て焼付露光量演算アルゴニズムを選択して各写真プリン
タの焼付露光量を算出する。
【0015】また、請求項5に記載した写真焼付システ
ムでは、プリント不良コマが発生したときに、オペレー
タにより露光補正データが入力される。焼付露光量演算
装置では、画像データに基づきシーン解析した結果と前
記露光補正データと対応させて各写真プリンタ毎に集計
部で集計する。この集計部の集計結果と標準データとの
間のずれ量が所定値の範囲外となった写真プリンタは、
警報部により警報が出される。これにより、写真プリン
タの不良箇所が早期に発見される。
【0016】また、請求項6に記載した写真焼付システ
ムでは、前記集計部の集計結果と標準データとの間のず
れが特定の写真プリンタに限定されることなく、全ての
写真プリンタに存在する場合に、そのずれ量が大きな特
定のシーンに対して、合格率が向上するように、修正部
により焼付露光量演算アルゴニズムに微調整が加えられ
る。これにより、望ましいプリントの品質の傾向が、地
域や季節によって変動する場合に、これに容易に対処す
ることができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明を実施した写真焼付システムを
示す概略図である。この写真焼付システム10は、3台
のプリンタプロセサ11,12,13と、焼付露光量演
算装置15とから構成されている。これらプリンタプロ
セサ11〜13と焼付露光量演算装置15とにはデータ
転送部16,17,18,19が設けられており、これ
らデータ転送部16〜19を介して、画像データや焼付
露光量が送られるようになっている。
【0018】プリンタプロセサ11は、周知のように、
焼付露光部20とペーパープロセサ部21とから構成さ
れている。焼付露光部20は、写真フイルム22のプリ
ント対象画像(ネガ像)をカラーペーパー23に焼付露
光する。ペーパープロセサ部21はペーパーリザーバ2
1aに焼付露光されたカラーペーパー23を一時的に貯
留して焼付露光部20との処理速度差を吸収しつつ、こ
のカラーペーパー23を現像処理し、この後にこれを1
枚ずつに切り離してプリント写真24にし、トレイ25
に排出する。
【0019】焼付露光部20には光源30が配置されて
いる。光源30から放出された白色光は、シアンフイル
タ31,マゼンタフイルタ32,イエローフイルタ33
を通ってからミキシングボックス34に入る。これらの
色補正フイルタ31〜33は、光質調節部35によって
焼付光路36への挿入量が調節され、それにより焼付光
の三色光成分及びその強度が調節される。前記ミキシン
グボックス34は、内面がミラー面となった角筒の両端
部に拡散板を取り付けたものである。
【0020】フイルムキャリア37はプリント位置に配
置されており、現像済み写真フイルム22がセットさ
れ、ミキシングボックス34を透過した光で照明され
る。この写真フイルム22の平坦性を確保するために、
プリント位置の上にフイルムマスク39が設けられてい
る。
【0021】前記プリント位置の上方には、焼付レンズ
40が配置されており、写真フイルム22のコマの画像
をカラーペーパー23に結像する。なお、符号42はペ
ーパーマスクを示す。焼付レンズ40とカラーペーパー
23との間にはシャッタ44が配置されており、シャッ
タ駆動部45によって焼付光路36から所定時間退避す
るように構成されている。
【0022】また、プリント位置の斜め上方には、レン
ズ48とイメージエリアセンサ49とから構成されたス
キャナ50が配置されており、プリント位置にセットさ
れたコマの各点について赤色、緑色、青色の透過光をそ
れぞれ測光する。このスキャナ50の信号は信号処理回
路51に送られ、ここで対数変換及びデジタル変換され
てから、データ転送部16のメモリ53に記憶される。
【0023】データ転送部16は専用のデジタル回線5
4で焼付露光量演算装置15のデータ転送部19に接続
されており、これらの間で、画像データ及び焼付露光量
データを転送するようになっている。また、各プリンタ
プロセサ11〜13を識別するために、各データには各
プリンタプロセサ11〜13毎のアドレスデータを付加
している。コントローラ55は周知のマイクロコンピュ
ータから構成されており、各部をシーケンス制御する。
また、コントローラ55には、各種モード設定や指令の
入力に用いるためのキーボード55aと、これらモード
指定や指令の内容を表示するディスプレィ55bとが接
続されている。
【0024】焼付露光量演算装置15は高速高機能のワ
ークステーションから構成されており、シーン解析によ
り主要被写体を抽出してこれに基づき焼付露光量を算出
する。データ転送部19に送られてきた画像データは画
像データメモリ60に一時的に記憶された後に、領域分
割部61に送られる。領域分割部61は、画像データに
基づき領域分割する。領域分割方法としては、例えば色
データ及び濃度データを用いて性質の類似する画素の集
団を切り出すクラスタリング方法や微分フイルタ処理を
用いた輪郭形状抽出方法などがあり、これらが用いられ
る。
【0025】シーン解析部62では、この領域分割結果
により周知のシーン解析が行われる。そして、例えば肌
色部分に基づき人物画像である主要被写体の抽出が行わ
れる。焼付露光量演算部63では、周知の露光量演算式
に基づき例えば主要被写体に重み付けした焼付露光量を
算出する。シーン解析及び露光量演算に用いるデータと
しては、全画面濃度データ、画面分割エリア別濃度デー
タ、主要被写体抽出結果(位置,面積,形状,濃度デー
タ)があり、各濃度データとしては、平均値,最大値,
最小値,ヒストグラムがある。算出された焼付露光量は
データ転送部19,16を介してプリンタプロセサ11
のコントローラ55に送られる。
【0026】プリンタプロセサ11のコントローラ55
は、焼付露光量に基づき各色補正フイルタ31〜33の
セット位置を求め、この位置に基づき光質調節部35を
制御する。コントローラ55はシャッタ駆動部45を介
してシャッタ44を所定時間開くことで、プリント対象
画像をカラーペーパー23に焼付露光する。焼付露光さ
れたカラーペーパー23は周知のようにペーパーリザー
バ21aを介してペーパープロセサ21に送られ、現像
処理される。
【0027】他のプリンタプロセサ12,13も上記プ
リンタプロセサ11と同様に構成されており、プリント
対象コマの画像データをオンラインで焼付露光量演算装
置15に送り、その焼付露光量が各プリンタプロセサ1
2,13に戻されるようになっている。
【0028】次に、本実施例の作用を説明する。プリン
タプロセサ11では、フイルムキャリア37に写真フイ
ルム22がセットされ、キーボード55aのプリントキ
ーが操作される。このプリントキーの操作により、フイ
ルムキャリア37が写真フイルム22をコマ送りして、
プリント対象コマがプリント位置にセットされる。プリ
ント位置にセットされたコマはスキャナ50で測光さ
れ、このスキャナ50の信号は信号処理回路51に送ら
れ、ここで対数変換及びデジタル変換されてから、デー
タ転送部16のメモリ53に記憶される。データ転送部
16は、この画像データを焼付露光量演算装置15に送
る。
【0029】焼付露光量演算装置15は、画像データが
転送されてきた順序で画像データに基づき領域分割した
後、この領域分割結果によりシーン判別して主要被写体
を抽出する。そして、この抽出した主要被写体の画像デ
ータを重視した焼付露光量を算出し、これをプリンタプ
ロセサ11に転送する。
【0030】プリンタプロセサ11のコントローラ55
は、転送された焼付露光量に基づき色補正フイルタ31
〜33のセット位置を求めて、これに基づき光質調節部
35を制御する。また、シャッタ駆動部45を制御し
て、プリント対象コマの画像をカラーペーパー23に焼
付露光する。焼付露光されたカラーペーパー23はペー
パープロセサ部21に送られる。フイルムキャリア37
は次のプリント対象コマをプリント位置にセットする。
以下同様にスキャナ50によりプリント対象コマの画像
が測光されて、この測光データに基づき画像データが焼
付露光量演算装置15に送られる。なお、他のプリンタ
プロセサ12,13でも同じようにして、各プリント対
象コマの焼付露光が行われる。各プリンタプロセサ11
〜13からの画像データは、データ転送部16〜19を
介して次々と焼付露光量演算装置15に送られ、ここで
受け付けた順にオンラインにより焼付露光量が高速で演
算され、各プリンタプロセサ11〜13に送られる。
【0031】上記実施例では、従来からのプリンタプロ
セサから焼付露光量演算機能を無くした簡易型プリンタ
プロセサ11〜13により本発明を実施したが、この他
に、図2に示すように、焼付露光量演算部65を備えた
既設のプリンタプロセサ66,68,69に本発明を実
施してもよい。この場合には、プリンタプロセサ66,
68,69側に特定シーン判定部67を設け、この特定
シーン判定部67により、プリンタプロセサ66側で適
正な焼付露光量を設定することができない不得意とする
特定シーンを判定する。なお、その他の焼付露光部20
やペーパープロセサ部21の構成は上記実施例と同じで
あり、同じ構成部材には同一符号が付してある。前記特
定シーンは、スキャナ50からの画像データに基づくシ
ーン解析により求められ、このシーン解析によって適正
な焼付露光量が得られない特定シーンを検出する。特定
シーンの場合には、画像データをデータ転送部16を介
して焼付露光量演算装置15に送る。また、特定シーン
ではない場合には、画像データやシーン解析結果を内蔵
する焼付露光量演算部65に送る。焼付露光量演算部6
5は周知の演算式を用いて焼付露光量を算出する。ま
た、特定シーンの場合には、高速高機能な上記焼付露光
量演算装置15により焼付露光量を算出する。コントロ
ーラ55は、これらの焼付露光量に基づきフイルタセッ
ト位置を制御して、焼付露光を行う。
【0032】また、別の実施例では、図3に示すよう
に、プリンタプロセサ70側の信号処理回路71により
スキャナ72からの測光信号に基づき25×25程度の
粗い画像データと、200×200程度の高解像な画像
データとに分けて出力するように構成し、先ず粗い画像
データをデータ転送部73を介して焼付露光量演算装置
74に転送する。低解像度画像データは、高解像度画像
データに対して8×8画素単位で平均値を算出すること
で求められる。なお、平均値算出のための画素数は8×
8に限定されることなく、適宜増減してもよい。また、
解像度としての階調数は複数種類を設定しておき、必要
に応じてこれらを選択的に用いるようにしてもよい。
【0033】焼付露光量演算装置74では、第1演算部
75により粗い画像データに基づき領域分割してこの領
域分割結果に基づきシーン解析する。粗い画像データを
用いることにより、背景の空、地面、壁、樹木等、比較
的に大面積となる領域が抽出される他に、顔面積が大き
いシーンも抽出される。この粗い画像データで適正な焼
付露光量を算出することができるシーンの場合には、こ
の粗い画像データに基づき第1演算部75で焼付露光量
が算出される。また、粗い画像データでは適正な焼付露
光量を算出することができない例えば主要被写体の領域
が小さなシーン等の特定シーンである場合に、高解像度
画像データ要求信号をデータ転送部76を介して該当す
るプリンタプロセサ70に送る。
【0034】プリンタプロセサ70側の信号処理回路7
1では、このデータ要求信号に基づき高解像度な画像デ
ータを転送する。焼付露光量演算装置74では、送られ
た高解像度な画像データに基づき第2演算部77により
領域分割処理とシーン解析とを行い、主要被写体を抽出
し、この主要被写体が位置する画像データを重視して焼
付露光量を算出する。算出された焼付露光量は、データ
転送部76,73を介してプリンタプロセサ70のコン
トローラ78に送られる。コントローラ78は図1に示
す実施例と同じように、焼付露光量に基づきフイルタセ
ット位置を算出して、これに基づき光質調節部35を制
御する。このように、本実施例では、粗い画像データと
高解像度画像データとを用いてシーンに応じた焼付露光
量演算アルゴリズムを採用するため、プリント品質を低
下させることなく、演算処理を効率良く行うことができ
る。また、転送するデータ総量が少なくなり、データ転
送を効率良く行うことができる。なお、高解像度画像デ
ータは1コマ分の全データの他に、粗い画像データに基
づき主要被写体が位置すると予測された領域や主要被写
体が位置する確率が高い領域のデータのみであってもよ
い。
【0035】次に、異なるタイプの写真プリンタを混在
させた実施例について説明する。この場合には、図4に
示すように、焼付露光量演算装置80は、オートプリン
タ81、プリンタプロセサ82,83に対応する各演算
アルゴリズムを有する3つの露光量演算部84〜86を
備えており、これらを演算部セレクタ87により各プリ
ンタ81〜83の焼付露光方式及び画像データの階調数
に合わせて選択し、焼付露光量の演算を行う。各露光量
演算部84〜86は、図1に示す実施例と同じように、
領域分割部やシーン解析部を備えており、これらの結果
に基づき焼付露光量を算出する。オートプリンタ81は
大量の焼付露光を高速で行うカットフイルタタイプのも
のであり、プリンタプロセサ82は簡易型の調光タイプ
のものであり、プリンタプロセサ83は同じく簡易型で
NDフイルタと色補正フイルタによる調光とを組み合わ
せたタイプのものである。なお、データ転送部88を介
して接続される各プリンタ81〜83は上記タイプのも
のに限定されるものではなく、各種プリンタの接続が可
能である。この場合には当然のことながら、これらプリ
ンタに対応する演算アルゴリズムを有する露光量演算部
を設けておく。
【0036】また、上記実施例では、同一事業所内にお
いてデータ転送を行い、それぞれの写真プリンタの焼付
露光量を演算するようにしたが、この他に、図5に示す
ように、異なる事業所90,91,92に配置された各
プリンタ90a,90b,90c,91a,91b,9
2a,92b,92c,92dの焼付露光量をサービス
センター93の焼付露光量演算装置94で演算するよう
にしてもよい。この場合には、データ転送部95として
通信用端末機を用い、ISDN(デジタル総合サービス
網)96を用いて、各プリンタ90a〜90c,91
a,91b,92a〜92dと焼付露光量演算装置94
とを接続する。なお、各プリンタの信号処理回路やデー
タ転送部95にJPEG方式等の周知の画像圧縮機能を
持たせて、伝送する画像データ量を圧縮してもよい。こ
の場合には、焼付露光量演算装置94側で画像復元機能
を持たせておき、画像データを復元することにより、通
信コストを低くすることができる。
【0037】また、図5に示す実施例において、各事業
所90,91,92にそれぞれ焼付露光量演算装置(図
示せず)を設置して、この焼付露光量演算装置で不得意
なシーンに対してのみ、サービスセンター93の高速高
機能な焼付露光量演算装置94を用いてより最適な焼付
露光量を演算するようにしてもよい。
【0038】また、図6に示すように、焼付露光量演算
装置100に、図1に示すものと同じ構成のデータ転送
部19,領域分割部61,シーン解析部62,焼付露光
量演算部63の他に、集計部101,及びずれ検出部1
02を設ける。また、各プリンタプロセサ103,10
4,105側に、図1に示すものと同じ構成の焼付露光
部20,ペーパープロセサ部21,スキャナ50,信号
処理回路51,データ転送部16,コントローラ55の
他に、露光補正データ入力部としてのキーボード106
及びモニタCRT107を設け、プリント不良コマに対
してオペレータにより露光補正データの入力を可能にす
る。プリント不良コマは焼付露光の終了後に行われるプ
リント検定で発見される。このプリント不良コマに対し
ては、再焼きが行われる。前記集計部101は、プリン
タプロセサ103〜105側でオペレータにより入力さ
れた露光補正データをシーン毎に対応付けて各プリンタ
プロセサ103〜105毎に集計する。ずれ検出部10
2は、集計結果が所定の標準値よりもずれた場合にその
プリンタプロセサを検出する。そして、標準値よりもず
れの大きいプリンタプロセサの場合に、該当するプリン
タプロセサの点検を促すアラームをプリンタプロセサ側
に送る。
【0039】再焼きでは、プリント不良コマを含む写真
フイルムがプリント位置にセットされる。セットされた
再焼き対象コマの画像データがスキャナ50で読み取ら
れ、データ転送部16を介して焼付露光量演算装置10
0に送られる。焼付露光量演算装置100では画像デー
タに基づき焼付露光量を算出してこれをプリンタプロセ
サ103に送る。プリンタプロセサ103ではこの焼付
露光量に基づき仕上り画像をシミュレートしたモニター
画像(ポジ画像)をモニタCRT107に表示する。オ
ペレータはモニター画像を観察してプリント写真が最適
な仕上りとなるように露光補正データをキーボード10
6から入力する。この露光補正データはデータ転送部1
6を介して焼付露光量演算装置100に送られ、ここで
露光補正データにより修正を加えた修正焼付露光量が演
算される。この修正焼付露光量はプリンタプロセサ10
3に送られる。この修正焼付露光量に基づき再度モニタ
ー画像がモニターCRT107に表示され、これで良け
ればプリントキーが操作される。また、仕上りが良くな
い場合には、露光補正データが再度入力され、同様の処
理が繰り返される。
【0040】プリントキーが操作されて修正焼付露光量
に基づき焼付露光が行われると、この再焼きに用いた露
光補正データが焼付露光量演算装置100に送られる。
焼付露光量演算装置100では集計部101で、露光量
演算の過程で画像データから導出した各種特徴量と露光
補正データとを対応付けて各プリンタプロセサ103〜
105毎に集計記憶する。この集計は補正がない場合に
は補正値「0」として集計される。集計部101は、こ
の補正値を横軸にとり縦軸にその出現頻度をとってヒス
トグラムとして集計する。ずれ検出部102は、この集
計結果とプリンタプロセサ毎の所定の標準データのヒス
トグラムと比較する。この比較により補正内容集計結果
と標準データとのずれが所定の閾値を越えるプリンタプ
ロセサを検出する。検出されたプリンタプロセサにはア
ラーム信号が焼付露光量演算装置100から送られ、ア
ラーム内容がモニターCRT107に表示される。この
アラームが表示された場合には、プリンタプロセサ10
3側のキーボード106を操作して、焼付露光量演算装
置100の集計部101から集計結果が読み出される。
オペレータはこの集計結果を参照して原因を追求し、こ
れに基づき各部を調整する。
【0041】また、図7に示すように、各事業所110
〜112毎の焼付露光量演算装置113〜115をデー
タ転送部116,ISDN117を用いてサービスセン
ター118のホストコンピュータ120に接続する。ホ
ストコンピュータ120は、集計部121,修正部12
2とを備えている。集計部121は、地域内全体のオペ
レータの入力による露光補正データを集計する。修正部
122は、集計部121による集計結果からその傾向を
抽出して、オートプリント時の合格率を向上させる方向
に露光演算アルゴリズムを定期的且つ自動的に微調整す
る。この微調整は、露光演算アルゴリズムを修正する機
能を持つアルゴリズム更新プログラムを定期的又は自動
的に作動させて行う。アルゴリズム更新プログラムは、
例えば重回帰演算の再実施による係数の調整を行う。更
に、このような微調整に際し、季節性を加味することに
より、その季節に応じた最適な仕上りのプリント写真を
作製することができ、プリント写真の品質をより一層向
上することができる。
【0042】なお、上記実施例では各種プリンタの焼付
露光量を1コマ単位でリアルタイムで演算処理するよう
にしたが、この他に、数コマ単位,フイルム1本単位,
更には長尺フイルム1本単位で演算処理してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、高速・高機能な焼付露
光量演算装置を写真プリンタとは別個に設けて、1つの
焼付露光量演算装置により複数の写真プリンタの露光制
御量を算出するようにしたから、高品質なプリント写真
が得られる高性能露光量演算アルゴリズムを実現するこ
とが設備コストの上昇を抑えつつ可能になる。これによ
り、高品質プリントの大量処理が可能になる他、プリン
ト処理に要する作業量を低減することができる。しか
も、個々の写真プリンタは焼付露光量演算部を省略する
ことができ、更に一層の設備コストの上昇を抑えること
ができる。したがって、写真プリンタ1台当たりの設備
コストを低くすることができ、コスト性能比が良くな
る。また、露光量演算アルゴリズムの進歩によりバージ
ョンアップが発生した場合でも、焼付露光量演算装置の
みを再設定するだけでよく、単独型の写真プリンタに比
べてバージョンアップの作業効率を上げることができ
る。
【0044】また、スキャナを、低解像度画像データと
高解像度画像データとを出力するように構成し、焼付露
光量演算装置を、低解像度画像データに基づき焼付露光
量を算出する第1演算部と、低解像度画像データに基づ
き良好な焼付露光量を算出することができない場合に、
高解像度画像データを要求して高解像度データに基づき
焼付露光量を算出する第2演算部とから構成し、データ
転送部を、先ず低解像度画像データを焼付露光量演算部
に送るようにし、高解像度画像データを要求する信号が
ある場合に高解像度画像データを焼付露光量演算部に送
るようにしたから、転送するデータ総量を少なくするこ
とができる。したがって、通信コストを低くすることが
できる他に、演算時間を短縮することができ、効率良く
焼付露光量の演算を行うことができる。しかも、低解像
度画像データでは良好な焼付露光量を算出することがで
きない場合には高解像度画像データを用いるので、プリ
ント品質が低下することがない。
【0045】また、写真プリンタに、スキャナからの画
像データに基づき特定シーンを判定する特定シーン判定
部を設けて、特定シーン判定部により特定シーンに判定
されなかった画像に対して前記画像データに基づき焼付
露光量を算出するようにし、特定シーンに対しては、ス
キャナからの画像データに基づき高機能な焼付露光量演
算装置によりシーン解析して焼付露光量を演算するよう
にしたから、単純な焼付露光量演算は写真プリンタ側で
行えるようになり、露光量演算装置の負荷を低減するこ
とができる。しかも、既設の写真プリンタを用いて最新
の焼付露光量演算システムを簡単に採用することがで
き、設備コストの上昇を低く抑えることができる。
【0046】また、写真プリンタを焼付露光方式が異な
る複数台で構成し、前記焼付露光量演算装置を、前記写
真プリンタの焼付露光方式毎に異なる焼付露光量演算ア
ルゴリズムを有し、写真プリンタに合わせて焼付露光量
演算アルゴニズムを選択し、この選択した焼付露光量演
算アルゴリズムに基づき各写真プリンタの焼付露光量を
算出するように構成したことで、各種の写真プリンタを
有する場合にも、最新の焼付露光量演算システムを簡単
に採用することができる。
【0047】また、プリント不良コマが発生したとき
に、オペレータにより露光補正データを入力する露光補
正データ入力部を設け、焼付露光量演算装置に、露光補
正データ入力部からの露光補正データを画像データに基
づきシーン解析した結果と対応させて各写真プリンタ毎
に集計する集計部と、この集計部の集計結果と標準デー
タとの間のずれ量が所定値の範囲外となった写真プリン
タについて、警報を発する警報部とを設けたから、ある
シーンに対して最適な焼付露光量を算出することができ
なくなった写真プリンタに対してアラームを発すること
ができる。したがって、複数台の写真プリンタを集中管
理することができ、各写真プリンタの特性のずれをチェ
ックすることができ、写真プリンタの機差によるプリン
ト品質のばらつきを抑えることができる。しかも、集計
部の集計結果を用いることで、写真プリンタの不良箇所
の早期発見が容易に行えるようになる。
【0048】また、集計部の集計結果と標準データとの
間のずれが特定の写真プリンタに限定されることなく、
全ての写真プリンタに存在する場合に、そのずれ量が大
きな特定のシーンに対して、プリント写真の合格率が向
上するように、焼付露光量演算アルゴニズムに微調整を
加える修正部を備えたから、望ましいプリントの品質の
傾向が、地域や季節によって変動する場合に、これに容
易に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した写真焼付システムを示す概略
図である。
【図2】焼付露光量演算部を備えた既設のプリンタプロ
セサを用いた他の実施例を示す概略図である。
【図3】粗い画像データと、高解像な画像データとを選
択的に出力するプリンタを用いた他の実施例を示す概略
図である。
【図4】異なるタイプの写真プリンタを混在させた他の
実施例を示す概略図である。
【図5】異なる事業所の各プリンタを用いた他の実施例
を示す概略図である。
【図6】集計部とずれ検出部とを備えた他の実施例を示
す概略図である。
【図7】地域及び季節を考慮して露光量演算システムを
微調整する他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 写真焼付システム 11,12,13,66,70,82,83 プリンタ
プロセサ 15,74,80,94,100 焼付露光量演算装置 16,17,18,19,76,95,116 データ
転送部 20 焼付露光部 22 写真フイルム 23 カラーペーパー 50,72 スキャナ 51,71 信号処理回路 54 デジタル回線 55 コントローラ 61 領域分割部 62 シーン解析部 63,65,84〜86 焼付露光量演算部 67 特定シーン判定部 75 第1演算部 77 第2演算部 81 オートプリンタ 87 演算部セレクタ 90,91,92,110,111,112 事業所 101,121 集計部 102 ずれ検出部 118 ホストコンピュータ 122 修正部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づき焼付露光量を算出す
    る焼付露光量演算装置と、写真フイルムに記録された画
    像を感光材料に焼付露光する写真プリンタと、写真プリ
    ンタに設けられ、前記画像の各点を三色分解測光するス
    キャナと、スキャナからの画像データを焼付露光量演算
    装置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼付露
    光量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備え、前記
    焼付露光量演算装置を高速化・高機能化して、1つの焼
    付露光量演算装置により複数個の写真プリンタの焼付露
    光量を演算することを特徴とする写真焼付システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の写真焼付システムにおい
    て、前記スキャナを、低解像度画像データと高解像度画
    像データとを出力するように構成し、前記焼付露光量演
    算装置を、低解像度画像データに基づき焼付露光量を算
    出する第1演算部と、低解像度画像データに基づき良好
    な焼付露光量を算出することができない場合に、高解像
    度画像データを要求して高解像度データに基づき焼付露
    光量を算出する第2演算部とから構成し、前記データ転
    送部を、先ず前記低解像度の画像データを焼付露光量演
    算装置に送るようにし、前記高解像度画像データを要求
    する信号がある場合に高解像度画像データを焼付露光量
    演算装置に送るようにしたことを特徴とする写真焼付シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 写真フイルムに記録された画像の各点を
    三色分解測光するスキャナ、このスキャナからの画像デ
    ータに基づき特定シーンを判定する特定シーン判定部、
    この特定シーン判定部で特定シーンに判定されなかった
    画像に対して前記画像データに基づき焼付露光量を算出
    する焼付露光量演算部、及び算出された焼付露光量に基
    づき写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露
    光する焼付露光部を備えた写真プリンタと、前記スキャ
    ナからの画像データに基づきシーン解析して焼付露光量
    を演算する高機能な焼付露光量演算装置と、前記特定シ
    ーン判定部で特定シーンに判定された画像に対してその
    画像データを前記焼付露光量演算装置に送るとともに、
    焼付露光量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに
    送るデータ転送部とを備えたことを特徴とする写真焼付
    システム。
  4. 【請求項4】 画像データに基づき焼付露光量を算出す
    る焼付露光量演算装置と、写真フイルムに記録された画
    像を感光材料に焼付露光する写真プリンタと、写真プリ
    ンタに設けられ、前記画像の各点を三色分解測光するス
    キャナと、スキャナからの画像データを前記焼付露光量
    演算装置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼
    付露光量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備え、
    前記写真プリンタを焼付露光方式が異なる複数台で構成
    し、前記焼付露光量演算装置を、前記写真プリンタの焼
    付露光方式毎に異なる焼付露光量演算アルゴリズムを有
    し、写真プリンタに合わせて焼付露光量演算アルゴニズ
    ムを選択し、この選択した焼付露光量演算アルゴリズム
    に基づき各写真プリンタの焼付露光量を算出するように
    構成したことを特徴とする写真焼付システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか1つ記載の写
    真焼付システムにおいて、前記写真プリンタに、プリン
    ト不良コマが発生したときに、オペレータにより露光補
    正データを入力する露光補正データ入力部を設け、前記
    焼付露光量演算装置に、露光補正データ入力部からの露
    光補正データを画像データに基づきシーン解析した結果
    と対応させて各写真プリンタ毎に集計する集計部と、こ
    の集計部の集計結果と標準データとの間のずれ量が所定
    値の範囲外となった写真プリンタについて、警報を発す
    る警報部とを設けたことを特徴とする写真焼付システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の写真焼付システムにおい
    て、前記集計部の集計結果と標準データとの間のずれが
    特定の写真プリンタに限定されることなく、全ての写真
    プリンタに存在する場合に、そのずれ量が大きな特定の
    シーンに対して、プリント写真の合格率が向上するよう
    に、焼付露光量演算アルゴニズムに微調整を加える修正
    部を備えたことを特徴とする写真焼付システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012143886A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Mitsubishi Electric Corp プリントシステム

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