JP3539642B2 - 写真焼付システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は写真焼付システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
写真焼付装置では焼付露光量補正装置が内蔵されており、カラーネガフイルムのプリント対象コマの画面全体の濃度(LATD)を測定し、このLATDに応じて赤色光,緑色光,青色光の焼付露光量をそれぞれ自動制御するようになっている。更に、統計的手法によりプリント対象コマのシーンを推定して、このシーンに最適な焼付露光量を求めるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、統計的手法によりシーンを判別しても、主要被写体を特定することができないため、その濃度が不明であり、ストロボ撮影コマや逆光シーンコマ等において、人物に最適な焼付露光量を求めることができない場合がある。そのため、カラーネガフイルムの主要被写体が適正濃度であっても、背景の濃度が濃い場合や薄い場合には、この背景の濃度の影響を受けて焼付露光量が制御されるので、プリント写真上の主要被写体は正しく濃度や色が再現されないことがある。これに対しては、主要被写体を抽出するためのアルゴリズムを備えた自動補正装置を設けることで対処することができるが、上記アルゴリズムは複雑であり、更に高解像な画像データを必要とするため、扱うデータ数が増えて演算時間が長くなるという不都合がある。したがって、高速の演算処理機能を有する専用のハードウェア装置やワークステーション等を用いる必要があり、写真焼付装置が高価になる。また、従来は写真焼付装置の機差によるプリント品質のばらつきが発生しており、これらの仕上りを統一することは困難であった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、複数の写真焼付装置における仕上りを統一することができ、しかも、設備コストをそれ程増大することなく、高精度な露光制御を行うことができるようにした写真焼付システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した写真焼付システムは、画像データに基づき焼付露光量を算出する焼付露光量演算装置と、写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露光する写真プリンタと、写真プリンタに設けられ、前記画像の各点を分解測光するスキャナと、スキャナからの画像データを焼付露光量演算装置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備え、前記焼付露光量演算装置を高速化・高機能化して、1つの焼付露光量演算装置により複数個の写真プリンタの焼付露光量を演算するようにしたものである。
【0006】
また、請求項2に記載した写真焼付システムは、スキャナを、低解像度画像データと高解像度画像データとを出力するように構成し、前記焼付露光量演算装置を、低解像度画像データに基づき焼付露光量を算出する第1演算部と、低解像度画像データに基づき良好な焼付露光量を算出することができない場合に、高解像度画像データを要求して高解像度データに基づき焼付露光量を算出する第2演算部とから構成し、前記データ転送部を、先ず前記低解像度の画像データを焼付露光量演算装置に送るようにし、前記高解像度画像データを要求する信号がある場合に高解像度画像データを焼付露光量演算装置に送るようにしたものである。
【0007】
また、請求項3に記載した写真焼付システムは、写真フイルムに記録された画像の各点を分解測光するスキャナ、このスキャナからの画像データに基づき特定シーンを判定する特定シーン判定部、この特定シーン判定部で特定シーンに判定されなかった画像に対して前記画像データに基づき焼付露光量を算出する焼付露光量演算部、及び算出された焼付露光量に基づき写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露光する焼付露光部を備えた写真プリンタと、前記スキャナからの画像データに基づきシーン解析して焼付露光量を演算する高機能な焼付露光量演算装置と、前記特定シーン判定部で特定シーンに判定された画像に対してその画像データを前記焼付露光量演算装置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備えたものである。
【0008】
また、請求項4に記載した写真焼付システムは、画像データに基づき焼付露光量を算出する焼付露光量演算装置と、写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露光する写真プリンタと、写真プリンタに設けられ、前記画像の各点を分解測光するスキャナと、スキャナからの画像データを前記焼付露光量演算装置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備え、前記写真プリンタを焼付露光方式が異なる複数台で構成し、前記焼付露光量演算装置を、前記写真プリンタの焼付露光方式毎に異なる焼付露光量演算アルゴリズムを有し、写真プリンタに合わせて焼付露光量演算アルゴリズムを選択し、この選択した焼付露光量演算アルゴリズムに基づき各写真プリンタの焼付露光量を算出するように構成したものである。
【0009】
また、請求項5に記載した写真焼付システムは、前記写真プリンタに、プリント不良コマが発生したときに、オペレータにより露光補正データを入力する露光補正データ入力部を設け、前記焼付露光量演算装置に、露光補正データ入力部からの露光補正データを画像データに基づきシーン解析した結果と対応させて各写真プリンタ毎に集計する集計部と、この集計部の集計結果と標準データとの間のずれ量が所定値の範囲外となった写真プリンタについて、警報を発する警報部とを設けたものである。
【0010】
また、請求項6に記載した写真焼付システムは、請求項5記載の写真焼付システムにおいて、前記集計部の集計結果と標準データとの間のずれが特定の写真プリンタに限定されることなく、全ての写真プリンタに存在する場合に、そのずれ量が大きな特定のシーンに対して、合格率が向上するように、焼付露光量演算アルゴリズムに微調整を加える修正部を備えたものである。
【0011】
【作用】
請求項1に記載した写真焼付システムでは、写真フイルムに記録された画像の各点がスキャナにより分解測光される。この測光値に基づく画像データはデータ転送部により焼付露光量演算装置に送られ、ここで画像データに基づき焼付露光量が算出される。算出された焼付露光量はデータ転送部により写真プリンタに送られる。写真プリンタでは、送られてきた焼付露光量に基づきプリント対象画像がカラーペーパーに焼付露光される。焼付露光量演算装置は高速化・高機能化されているため、1つの装置で複数個の写真プリンタの焼付露光量をオンラインで演算することができる。また、1つの焼付露光量演算装置で焼付露光量が演算されるため、各写真プリンタにおける仕上りを統一することが簡単に行える。
【0012】
請求項2に記載した写真焼付システムでは、データ転送部により、スキャナからの低解像度画像データが焼付露光量演算装置に送られる。焼付露光量演算装置では、先ず第1演算部で低解像度画像データに基づき焼付露光量が算出される。また、低解像度画像データに基づき良好な焼付露光量を算出することができない場合には、焼付露光量演算装置はデータ転送部を介して高解像度画像データを要求する信号を写真プリンタ側に送って、高解像度画像データを受け取り、これに基づき第2演算部により焼付露光量を算出する。このように、通常はデータ総量の少ない低解像度画像データを用いて焼付露光量を算出するため、データ転送効率が上げられる。また、低解像度画像データによる焼付露光量では適正な焼付露光量を算出することができない場合には、高解像度画像データにより適正な焼付露光量が算出されるため、プリント写真の品質が低下することがない。
【0013】
請求項3に記載した写真焼付システムでは、写真プリンタの特定シーン判定部によって、スキャナからの画像データに基づきこの写真プリンタで不得意とする特定シーンであるか否かを判定する。そして、特定シーンではない場合には、内蔵する焼付露光量演算部によって焼付露光量を算出し、これに基づき焼付露光を行う。また、写真プリンタで不得意とする特定シーンである場合には、スキャナからの画像データが焼付露光量演算装置に送られる。焼付露光量演算装置はシーン解析を行って主要被写体を抽出する高機能なもので構成されており、スキャナからの画像データに基づき特定シーンに最適な焼付露光量が算出される。写真プリンタはこの焼付露光量に基づき焼付露光を行うため、写真プリンタ側の焼付露光量演算部では不得意とする特定シーンに対しても高品質なプリント写真が作製される。
【0014】
また、請求項4に記載した写真焼付システムでは、焼付露光方式が異なる複数台の写真プリンタが焼付露光量演算装置に接続される。焼付露光量演算装置は、写真プリンタの焼付露光方式毎に異なる焼付露光量演算アルゴリズムを有しており、写真プリンタに合わせて焼付露光量演算アルゴリズムを選択して各写真プリンタの焼付露光量を算出する。
【0015】
また、請求項5に記載した写真焼付システムでは、プリント不良コマが発生したときに、オペレータにより露光補正データが入力される。焼付露光量演算装置では、画像データに基づきシーン解析した結果と前記露光補正データと対応させて各写真プリンタ毎に集計部で集計する。この集計部の集計結果と標準データとの間のずれ量が所定値の範囲外となった写真プリンタは、警報部により警報が出される。これにより、写真プリンタの不良箇所が早期に発見される。
【0016】
また、請求項6に記載した写真焼付システムでは、前記集計部の集計結果と標準データとの間のずれが特定の写真プリンタに限定されることなく、複数の写真プリンタに存在する場合に、そのずれ量が大きな特定のシーンに対して、合格率が向上するように、修正部により焼付露光量演算アルゴリズムに微調整が加えられる。これにより、望ましいプリントの品質の傾向が、地域や季節によって変動する場合に、これに容易に対処することができる。
【0017】
【実施例】
図1は本発明を実施した写真焼付システムを示す概略図である。この写真焼付システム10は、3台のプリンタプロセサ11,12,13と、焼付露光量演算装置15とから構成されている。これらプリンタプロセサ11〜13と焼付露光量演算装置15とにはデータ転送部16,17,18,19が設けられており、これらデータ転送部16〜19を介して、画像データや焼付露光量が送られるようになっている。
【0018】
プリンタプロセサ11は、周知のように、焼付露光部20とペーパープロセサ部21とから構成されている。焼付露光部20は、写真フイルム22のプリント対象画像(ネガ像)をカラーペーパー23に焼付露光する。ペーパープロセサ部21はペーパーリザーバ21aに焼付露光されたカラーペーパー23を一時的に貯留して焼付露光部20との処理速度差を吸収しつつ、このカラーペーパー23を現像処理し、この後にこれを1枚ずつに切り離してプリント写真24にし、トレイ25に排出する。
【0019】
焼付露光部20には光源30が配置されている。光源30から放出された白色光は、シアンフイルタ31,マゼンタフイルタ32,イエローフイルタ33を通ってからミキシングボックス34に入る。これらの色補正フイルタ31〜33は、光質調節部35によって焼付光路36への挿入量が調節され、それにより焼付光の三色光成分及びその強度が調節される。前記ミキシングボックス34は、内面がミラー面となった角筒の両端部に拡散板を取り付けたものである。
【0020】
フイルムキャリア37はプリント位置に配置されており、現像済み写真フイルム22がセットされ、ミキシングボックス34を透過した光で照明される。この写真フイルム22の平坦性を確保するために、プリント位置の上にフイルムマスク39が設けられている。
【0021】
前記プリント位置の上方には、焼付レンズ40が配置されており、写真フイルム22のコマの画像をカラーペーパー23に結像する。なお、符号42はペーパーマスクを示す。焼付レンズ40とカラーペーパー23との間にはシャッタ44が配置されており、シャッタ駆動部45によって焼付光路36から所定時間退避するように構成されている。
【0022】
また、プリント位置の斜め上方には、レンズ48とイメージエリアセンサ49とから構成されたスキャナ50が配置されており、プリント位置にセットされたコマの各点について赤色、緑色、青色の透過光をそれぞれ測光する。このスキャナ50の信号は信号処理回路51に送られ、ここで対数変換及びデジタル変換されてから、データ転送部16のメモリ53に記憶される。
【0023】
データ転送部16は専用のデジタル回線54で焼付露光量演算装置15のデータ転送部19に接続されており、これらの間で、画像データ及び焼付露光量データを転送するようになっている。また、各プリンタプロセサ11〜13を識別するために、各データには各プリンタプロセサ11〜13毎のアドレスデータを付加している。コントローラ55は周知のマイクロコンピュータから構成されており、各部をシーケンス制御する。また、コントローラ55には、各種モード設定や指令の入力に用いるためのキーボード55aと、これらモード指定や指令の内容を表示するディスプレィ55bとが接続されている。
【0024】
焼付露光量演算装置15は高速高機能のワークステーションから構成されており、シーン解析により主要被写体を抽出してこれに基づき焼付露光量を算出する。データ転送部19に送られてきた画像データは画像データメモリ60に一時的に記憶された後に、領域分割部61に送られる。領域分割部61は、画像データに基づき領域分割する。領域分割方法としては、例えば色データ及び濃度データを用いて性質の類似する画素の集団を切り出すクラスタリング方法や微分フイルタ処理を用いた輪郭形状抽出方法などがあり、これらが用いられる。
【0025】
シーン解析部62では、この領域分割結果により周知のシーン解析が行われる。そして、例えば肌色部分に基づき人物画像である主要被写体の抽出が行われる。焼付露光量演算部63では、周知の露光量演算式に基づき例えば主要被写体に重み付けした焼付露光量を算出する。シーン解析及び露光量演算に用いるデータとしては、全画面濃度データ、画面分割エリア別濃度データ、主要被写体抽出結果(位置,面積,形状,濃度データ)があり、各濃度データとしては、平均値,最大値,最小値,ヒストグラムがある。算出された焼付露光量はデータ転送部19,16を介してプリンタプロセサ11のコントローラ55に送られる。
【0026】
プリンタプロセサ11のコントローラ55は、焼付露光量に基づき各色補正フイルタ31〜33のセット位置を求め、この位置に基づき光質調節部35を制御する。コントローラ55はシャッタ駆動部45を介してシャッタ44を所定時間開くことで、プリント対象画像をカラーペーパー23に焼付露光する。焼付露光されたカラーペーパー23は周知のようにペーパーリザーバ21aを介してペーパープロセサ21に送られ、現像処理される。
【0027】
他のプリンタプロセサ12,13も上記プリンタプロセサ11と同様に構成されており、プリント対象コマの画像データをオンラインで焼付露光量演算装置15に送り、その焼付露光量が各プリンタプロセサ12,13に戻されるようになっている。
【0028】
次に、本実施例の作用を説明する。プリンタプロセサ11では、フイルムキャリア37に写真フイルム22がセットされ、キーボード55aのプリントキーが操作される。このプリントキーの操作により、フイルムキャリア37が写真フイルム22をコマ送りして、プリント対象コマがプリント位置にセットされる。プリント位置にセットされたコマはスキャナ50で測光され、このスキャナ50の信号は信号処理回路51に送られ、ここで対数変換及びデジタル変換されてから、データ転送部16のメモリ53に記憶される。データ転送部16は、この画像データを焼付露光量演算装置15に送る。
【0029】
焼付露光量演算装置15は、画像データが転送されてきた順序で画像データに基づき領域分割した後、この領域分割結果によりシーン判別して主要被写体を抽出する。そして、この抽出した主要被写体の画像データを重視した焼付露光量を算出し、これをプリンタプロセサ11に転送する。
【0030】
プリンタプロセサ11のコントローラ55は、転送された焼付露光量に基づき色補正フイルタ31〜33のセット位置を求めて、これに基づき光質調節部35を制御する。また、シャッタ駆動部45を制御して、プリント対象コマの画像をカラーペーパー23に焼付露光する。焼付露光されたカラーペーパー23はペーパープロセサ部21に送られる。フイルムキャリア37は次のプリント対象コマをプリント位置にセットする。以下同様にスキャナ50によりプリント対象コマの画像が測光されて、この測光データに基づき画像データが焼付露光量演算装置15に送られる。なお、他のプリンタプロセサ12,13でも同じようにして、各プリント対象コマの焼付露光が行われる。各プリンタプロセサ11〜13からの画像データは、データ転送部16〜19を介して次々と焼付露光量演算装置15に送られ、ここで受け付けた順にオンラインにより焼付露光量が高速で演算され、各プリンタプロセサ11〜13に送られる。
【0031】
上記実施例では、従来からのプリンタプロセサから焼付露光量演算機能を無くした簡易型プリンタプロセサ11〜13により本発明を実施したが、この他に、図2に示すように、焼付露光量演算部65を備えた既設のプリンタプロセサ66,68,69に本発明を実施してもよい。この場合には、プリンタプロセサ66,68,69側に特定シーン判定部67を設け、この特定シーン判定部67により、プリンタプロセサ66側で適正な焼付露光量を設定することができない不得意とする特定シーンを判定する。なお、その他の焼付露光部20やペーパープロセサ部21の構成は上記実施例と同じであり、同じ構成部材には同一符号が付してある。前記特定シーンは、スキャナ50からの画像データに基づくシーン解析により求められ、このシーン解析によって適正な焼付露光量が得られない特定シーンを検出する。特定シーンの場合には、画像データをデータ転送部16を介して焼付露光量演算装置15に送る。また、特定シーンではない場合には、画像データやシーン解析結果を内蔵する焼付露光量演算部65に送る。焼付露光量演算部65は周知の演算式を用いて焼付露光量を算出する。また、特定シーンの場合には、高速高機能な上記焼付露光量演算装置15により焼付露光量を算出する。コントローラ55は、これらの焼付露光量に基づきフイルタセット位置を制御して、焼付露光を行う。
【0032】
また、別の実施例では、図3に示すように、プリンタプロセサ70側の信号処理回路71によりスキャナ72からの測光信号に基づき25×25程度の粗い画像データと、200×200程度の高解像な画像データとに分けて出力するように構成し、先ず粗い画像データをデータ転送部73を介して焼付露光量演算装置74に転送する。低解像度画像データは、高解像度画像データに対して8×8画素単位で平均値を算出することで求められる。なお、平均値算出のための画素数は8×8に限定されることなく、適宜増減してもよい。また、解像度としての階調数は複数種類を設定しておき、必要に応じてこれらを選択的に用いるようにしてもよい。
【0033】
焼付露光量演算装置74では、第1演算部75により粗い画像データに基づき領域分割してこの領域分割結果に基づきシーン解析する。粗い画像データを用いることにより、背景の空、地面、壁、樹木等、比較的に大面積となる領域が抽出される他に、顔面積が大きいシーンも抽出される。この粗い画像データで適正な焼付露光量を算出することができるシーンの場合には、この粗い画像データに基づき第1演算部75で焼付露光量が算出される。また、粗い画像データでは適正な焼付露光量を算出することができない例えば主要被写体の領域が小さなシーン等の特定シーンである場合に、高解像度画像データ要求信号をデータ転送部76を介して該当するプリンタプロセサ70に送る。
【0034】
プリンタプロセサ70側の信号処理回路71では、このデータ要求信号に基づき高解像度な画像データを転送する。焼付露光量演算装置74では、送られた高解像度な画像データに基づき第2演算部77により領域分割処理とシーン解析とを行い、主要被写体を抽出し、この主要被写体が位置する画像データを重視して焼付露光量を算出する。算出された焼付露光量は、データ転送部76,73を介してプリンタプロセサ70のコントローラ78に送られる。コントローラ78は図1に示す実施例と同じように、焼付露光量に基づきフイルタセット位置を算出して、これに基づき光質調節部35を制御する。このように、本実施例では、粗い画像データと高解像度画像データとを用いてシーンに応じた焼付露光量演算アルゴリズムを採用するため、プリント品質を低下させることなく、演算処理を効率良く行うことができる。また、転送するデータ総量が少なくなり、データ転送を効率良く行うことができる。なお、高解像度画像データは1コマ分の全データの他に、粗い画像データに基づき主要被写体が位置すると予測された領域や主要被写体が位置する確率が高い領域のデータのみであってもよい。
【0035】
次に、異なるタイプの写真プリンタを混在させた実施例について説明する。この場合には、図4に示すように、焼付露光量演算装置80は、オートプリンタ81、プリンタプロセサ82,83に対応する各演算アルゴリズムを有する3つの露光量演算部84〜86を備えており、これらを演算部セレクタ87により各プリンタ81〜83の焼付露光方式及び画像データの階調数に合わせて選択し、焼付露光量の演算を行う。各露光量演算部84〜86は、図1に示す実施例と同じように、領域分割部やシーン解析部を備えており、これらの結果に基づき焼付露光量を算出する。オートプリンタ81は大量の焼付露光を高速で行うカットフイルタタイプのものであり、プリンタプロセサ82は簡易型の調光タイプのものであり、プリンタプロセサ83は同じく簡易型でNDフイルタと色補正フイルタによる調光とを組み合わせたタイプのものである。なお、データ転送部88を介して接続される各プリンタ81〜83は上記タイプのものに限定されるものではなく、各種プリンタの接続が可能である。この場合には当然のことながら、これらプリンタに対応する演算アルゴリズムを有する露光量演算部を設けておく。
【0036】
また、上記実施例では、同一事業所内においてデータ転送を行い、それぞれの写真プリンタの焼付露光量を演算するようにしたが、この他に、図5に示すように、異なる事業所90,91,92に配置された各プリンタ90a,90b,90c,91a,91b,92a,92b,92c,92dの焼付露光量をサービスセンター93の焼付露光量演算装置94で演算するようにしてもよい。この場合には、データ転送部95として通信用端末機を用い、ISDN(デジタル総合サービス網)96を用いて、各プリンタ90a〜90c,91a,91b,92a〜92dと焼付露光量演算装置94とを接続する。なお、各プリンタの信号処理回路やデータ転送部95にJPEG方式等の周知の画像圧縮機能を持たせて、伝送する画像データ量を圧縮してもよい。この場合には、焼付露光量演算装置94側で画像復元機能を持たせておき、画像データを復元することにより、通信コストを低くすることができる。
【0037】
また、図5に示す実施例において、各事業所90,91,92にそれぞれ焼付露光量演算装置(図示せず)を設置して、この焼付露光量演算装置で不得意なシーンに対してのみ、サービスセンター93の高速高機能な焼付露光量演算装置94を用いてより最適な焼付露光量を演算するようにしてもよい。
【0038】
また、図6に示すように、焼付露光量演算装置100に、図1に示すものと同じ構成のデータ転送部19,領域分割部61,シーン解析部62,焼付露光量演算部63の他に、集計部101,及びずれ検出部102を設ける。また、各プリンタプロセサ103,104,105側に、図1に示すものと同じ構成の焼付露光部20,ペーパープロセサ部21,スキャナ50,信号処理回路51,データ転送部16,コントローラ55の他に、露光補正データ入力部としてのキーボード106及びモニタCRT107を設け、プリント不良コマに対してオペレータにより露光補正データの入力を可能にする。プリント不良コマは焼付露光の終了後に行われるプリント検定で発見される。このプリント不良コマに対しては、再焼きが行われる。前記集計部101は、プリンタプロセサ103〜105側でオペレータにより入力された露光補正データをシーン毎に対応付けて各プリンタプロセサ103〜105毎に集計する。ずれ検出部102は、集計結果が所定の標準値よりもずれた場合にそのプリンタプロセサを検出する。そして、標準値よりもずれの大きいプリンタプロセサの場合に、該当するプリンタプロセサの点検を促すアラームをプリンタプロセサ側に送る。
【0039】
再焼きでは、プリント不良コマを含む写真フイルムがプリント位置にセットされる。セットされた再焼き対象コマの画像データがスキャナ50で読み取られ、データ転送部16を介して焼付露光量演算装置100に送られる。焼付露光量演算装置100では画像データに基づき焼付露光量を算出してこれをプリンタプロセサ103に送る。プリンタプロセサ103ではこの焼付露光量に基づき仕上り画像をシミュレートしたモニター画像(ポジ画像)をモニタCRT107に表示する。オペレータはモニター画像を観察してプリント写真が最適な仕上りとなるように露光補正データをキーボード106から入力する。この露光補正データはデータ転送部16を介して焼付露光量演算装置100に送られ、ここで露光補正データにより修正を加えた修正焼付露光量が演算される。この修正焼付露光量はプリンタプロセサ103に送られる。この修正焼付露光量に基づき再度モニター画像がモニターCRT107に表示され、これで良ければプリントキーが操作される。また、仕上りが良くない場合には、露光補正データが再度入力され、同様の処理が繰り返される。
【0040】
プリントキーが操作されて修正焼付露光量に基づき焼付露光が行われると、この再焼きに用いた露光補正データが焼付露光量演算装置100に送られる。焼付露光量演算装置100では集計部101で、露光量演算の過程で画像データから導出した各種特徴量と露光補正データとを対応付けて各プリンタプロセサ103〜105毎に集計記憶する。この集計は補正がない場合には補正値「0」として集計される。集計部101は、この補正値を横軸にとり縦軸にその出現頻度をとってヒストグラムとして集計する。ずれ検出部102は、この集計結果とプリンタプロセサ毎の所定の標準データのヒストグラムと比較する。この比較により補正内容集計結果と標準データとのずれが所定の閾値を越えるプリンタプロセサを検出する。検出されたプリンタプロセサにはアラーム信号が焼付露光量演算装置100から送られ、アラーム内容がモニターCRT107に表示される。このアラームが表示された場合には、プリンタプロセサ103側のキーボード106を操作して、焼付露光量演算装置100の集計部101から集計結果が読み出される。オペレータはこの集計結果を参照して原因を追求し、これに基づき各部を調整する。
【0041】
また、図7に示すように、各事業所110〜112毎の焼付露光量演算装置113〜115をデータ転送部116,ISDN117を用いてサービスセンター118のホストコンピュータ120に接続する。ホストコンピュータ120は、集計部121,修正部122とを備えている。集計部121は、地域内全体のオペレータの入力による露光補正データを集計する。修正部122は、集計部121による集計結果からその傾向を抽出して、オートプリント時の合格率を向上させる方向に露光演算アルゴリズムを定期的且つ自動的に微調整する。この微調整は、露光演算アルゴリズムを修正する機能を持つアルゴリズム更新プログラムを定期的又は自動的に作動させて行う。アルゴリズム更新プログラムは、例えば重回帰演算の再実施による係数の調整を行う。更に、このような微調整に際し、季節性を加味することにより、その季節に応じた最適な仕上りのプリント写真を作製することができ、プリント写真の品質をより一層向上することができる。
【0042】
なお、上記実施例では各種プリンタの焼付露光量を1コマ単位でリアルタイムで演算処理するようにしたが、この他に、数コマ単位,フイルム1本単位,更には長尺フイルム1本単位で演算処理してもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、高速・高機能な焼付露光量演算装置を写真プリンタとは別個に設けて、1つの焼付露光量演算装置により複数の写真プリンタの露光制御量を算出するようにしたから、高品質なプリント写真が得られる高性能露光量演算アルゴリズムを実現することが設備コストの上昇を抑えつつ可能になる。これにより、高品質プリントの大量処理が可能になる他、プリント処理に要する作業量を低減することができる。しかも、個々の写真プリンタは焼付露光量演算部を省略することができ、更に一層の設備コストの上昇を抑えることができる。したがって、写真プリンタ1台当たりの設備コストを低くすることができ、コスト性能比が良くなる。また、露光量演算アルゴリズムの進歩によりバージョンアップが発生した場合でも、焼付露光量演算装置のみを再設定するだけでよく、単独型の写真プリンタに比べてバージョンアップの作業効率を上げることができる。
【0044】
また、スキャナを、低解像度画像データと高解像度画像データとを出力するように構成し、焼付露光量演算装置を、低解像度画像データに基づき焼付露光量を算出する第1演算部と、低解像度画像データに基づき良好な焼付露光量を算出することができない場合に、高解像度画像データを要求して高解像度データに基づき焼付露光量を算出する第2演算部とから構成し、データ転送部を、先ず低解像度画像データを焼付露光量演算部に送るようにし、高解像度画像データを要求する信号がある場合に高解像度画像データを焼付露光量演算部に送るようにしたから、転送するデータ総量を少なくすることができる。したがって、通信コストを低くすることができる他に、演算時間を短縮することができ、効率良く焼付露光量の演算を行うことができる。しかも、低解像度画像データでは良好な焼付露光量を算出することができない場合には高解像度画像データを用いるので、プリント品質が低下することがない。
【0045】
また、写真プリンタに、スキャナからの画像データに基づき特定シーンを判定する特定シーン判定部を設けて、特定シーン判定部により特定シーンに判定されなかった画像に対して前記画像データに基づき焼付露光量を算出するようにし、特定シーンに対しては、スキャナからの画像データに基づき高機能な焼付露光量演算装置によりシーン解析して焼付露光量を演算するようにしたから、単純な焼付露光量演算は写真プリンタ側で行えるようになり、露光量演算装置の負荷を低減することができる。しかも、既設の写真プリンタを用いて最新の焼付露光量演算システムを簡単に採用することができ、設備コストの上昇を低く抑えることができる。
【0046】
また、写真プリンタを焼付露光方式が異なる複数台で構成し、前記焼付露光量演算装置を、前記写真プリンタの焼付露光方式毎に異なる焼付露光量演算アルゴリズムを有し、写真プリンタに合わせて焼付露光量演算アルゴリズムを選択し、この選択した焼付露光量演算アルゴリズムに基づき各写真プリンタの焼付露光量を算出するように構成したことで、各種の写真プリンタを有する場合にも、最新の焼付露光量演算システムを簡単に採用することができる。
【0047】
また、プリント不良コマが発生したときに、オペレータにより露光補正データを入力する露光補正データ入力部を設け、焼付露光量演算装置に、露光補正データ入力部からの露光補正データを画像データに基づきシーン解析した結果と対応させて各写真プリンタ毎に集計する集計部と、この集計部の集計結果と標準データとの間のずれ量が所定値の範囲外となった写真プリンタについて、警報を発する警報部とを設けたから、あるシーンに対して最適な焼付露光量を算出することができなくなった写真プリンタに対してアラームを発することができる。したがって、複数台の写真プリンタを集中管理することができ、各写真プリンタの特性のずれをチェックすることができ、写真プリンタの機差によるプリント品質のばらつきを抑えることができる。しかも、集計部の集計結果を用いることで、写真プリンタの不良箇所の早期発見が容易に行えるようになる。
【0048】
また、集計部の集計結果と標準データとの間のずれが特定の写真プリンタに限定されることなく、複数の写真プリンタに存在する場合に、そのずれ量が大きな特定のシーンに対して、プリント写真の合格率が向上するように、焼付露光量演算アルゴリズムに微調整を加える修正部を備えたから、望ましいプリントの品質の傾向が、地域や季節によって変動する場合に、これに容易に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した写真焼付システムを示す概略図である。
【図2】焼付露光量演算部を備えた既設のプリンタプロセサを用いた他の実施例を示す概略図である。
【図3】粗い画像データと、高解像な画像データとを選択的に出力するプリンタを用いた他の実施例を示す概略図である。
【図4】異なるタイプの写真プリンタを混在させた他の実施例を示す概略図である。
【図5】異なる事業所の各プリンタを用いた他の実施例を示す概略図である。
【図6】集計部とずれ検出部とを備えた他の実施例を示す概略図である。
【図7】地域及び季節を考慮して露光量演算システムを微調整する他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 写真焼付システム
11,12,13,66,70,82,83 プリンタプロセサ
15,74,80,94,100 焼付露光量演算装置
16,17,18,19,76,95,116 データ転送部
20 焼付露光部
22 写真フイルム
23 カラーペーパー
50,72 スキャナ
51,71 信号処理回路
54 デジタル回線
55 コントローラ
61 領域分割部
62 シーン解析部
63,65,84〜86 焼付露光量演算部
67 特定シーン判定部
75 第1演算部
77 第2演算部
81 オートプリンタ
87 演算部セレクタ
90,91,92,110,111,112 事業所
101,121 集計部
102 ずれ検出部
118 ホストコンピュータ
122 修正部

Claims (6)

  1. 画像データに基づき焼付露光量を算出する焼付露光量演算装置と、写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露光する写真プリンタと、写真プリンタに設けられ、前記画像の各点を分解測光するスキャナと、スキャナからの画像データを焼付露光量演算装置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備え、前記焼付露光量演算装置を高速化・高機能化して、1つの焼付露光量演算装置により複数個の写真プリンタの焼付露光量を演算することを特徴とする写真焼付システム。
  2. 請求項1記載の写真焼付システムにおいて、前記スキャナを、低解像度画像データと高解像度画像データとを出力するように構成し、前記焼付露光量演算装置を、低解像度画像データに基づき焼付露光量を算出する第1演算部と、低解像度画像データに基づき良好な焼付露光量を算出することができない場合に、高解像度画像データを要求して高解像度データに基づき焼付露光量を算出する第2演算部とから構成し、前記データ転送部を、先ず前記低解像度の画像データを焼付露光量演算装置に送るようにし、前記高解像度画像データを要求する信号がある場合に高解像度画像データを焼付露光量演算装置に送るようにしたことを特徴とする写真焼付システム。
  3. 写真フイルムに記録された画像の各点を分解測光するスキャナ、このスキャナからの画像データに基づき特定シーンを判定する特定シーン判定部、この特定シーン判定部で特定シーンに判定されなかった画像に対して前記画像データに基づき焼付露光量を算出する焼付露光量演算部、及び算出された焼付露光量に基づき写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露光する焼付露光部を備えた写真プリンタと、前記スキャナからの画像データに基づきシーン解析して焼付露光量を演算する高機能な焼付露光量演算装置と、前記特定シーン判定部で特定シーンに判定された画像に対してその画像データを前記焼付露光量演算装置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備えたことを特徴とする写真焼付システム。
  4. 画像データに基づき焼付露光量を算出する焼付露光量演算装置と、写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露光する写真プリンタと、写真プリンタに設けられ、前記画像の各点を分解測光するスキャナと、スキャナからの画像データを前記焼付露光量演算装置に送るとともに、焼付露光量演算装置からの焼付露光量を写真プリンタに送るデータ転送部とを備え、前記写真プリンタを焼付露光方式が異なる複数台で構成し、前記焼付露光量演算装置を、前記写真プリンタの焼付露光方式毎に異なる焼付露光量演算アルゴリズムを有し、写真プリンタに合わせて焼付露光量演算アルゴリズムを選択し、この選択した焼付露光量演算アルゴリズムに基づき各写真プリンタの焼付露光量を算出するように構成したことを特徴とする写真焼付システム。
  5. 請求項1ないし4いずれか1つ記載の写真焼付システムにおいて、前記写真プリンタに、プリント不良コマが発生したときに、オペレータにより露光補正データを入力する露光補正データ入力部を設け、前記焼付露光量演算装置に、露光補正データ入力部からの露光補正データを画像データに基づきシーン解析した結果と対応させて各写真プリンタ毎に集計する集計部と、この集計部の集計結果と標準データとの間のずれ量が所定値の範囲外となった写真プリンタについて、警報を発する警報部とを設けたことを特徴とする写真焼付システム。
  6. 請求項1ないし4いずれか1つ記載の写真焼付システムにおいて、前記写真プリンタに、プリント不良コマが発生したときに、オペレータにより露光補正データを入力する露光補正データ入力部を設け、前記焼付露光量演算装置に、露光補正データ入力部からの露光補正データを画像データに基づきシーン解析した結果と対応させて各写真プリンタ毎に集計する集計部と、この集計部の集計結果と標準データとの間のずれが特定の写真プリンタに限定されることなく、複数の写真プリンタに存在する場合に、そのずれ量が大きな特定のシーンに対して、プリント写真の合格率が向上するように、焼付露光量演算アルゴリズムに微調整を加える修正部を備えたことを特徴とする写真焼付システム。
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