JPH08135630A - 物品結合具 - Google Patents

物品結合具

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JPH08135630A
JPH08135630A JP6304399A JP30439994A JPH08135630A JP H08135630 A JPH08135630 A JP H08135630A JP 6304399 A JP6304399 A JP 6304399A JP 30439994 A JP30439994 A JP 30439994A JP H08135630 A JPH08135630 A JP H08135630A
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JP
Japan
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Application number
JP6304399A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付け作業性と結合力とをより一層高い次
元で両立させることが可能なように構成された物品結合
具を提供する。 【構成】 第1の部材と第2の部材とを相互連結するた
めの物品結合具の構成を、第1の部材に固定される基部
と、該基部に立設された脚部と、基部側の端部が旋回動
可能なように脚部の遊端に枢着された一対の抜け止め部
材と、該一対の抜け止め部材の遊端を拡開方向へ弾発付
勢するばね手段とを有するものとし、第2の部材に開設
された孔に対して一対の抜け止め部材をその遊端を押し
縮めた状態で脚部と共に突入させ、孔を通り抜けると遊
端が拡開して孔からの抜け止めがなされるようにする。
特に、一対の抜け止め部材の遊端面の枢着中心からの曲
率半径を、拡開するに連れて大きくなるように構成した
り、基部に対する拡開限度を規定するストッパを一対の
抜け止め部材に設けると共に、このストッパにアクセス
するための開口を基部に設けるようにしたりすると良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の部材を相互連結
するための物品結合具に関し、特にワンタッチで取り付
けることができるように構成された物品結合具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】複数の部材を互いに着脱可能に固定する
ために、ねじ手段が最も一般的に用いられている。例え
ば裏側にアクセス不能な壁面に対してある物品を固定す
る場合には、タップ孔加工や裏ナットの溶接などで壁側
に雌ねじを予め設けておき、この雌ねじにボルトをねじ
込む手法が採られる。また、壁面に予め立設されたスタ
ッドボルトにナットを用いて固定する方法も良く知られ
ている。
【0003】これらのボルト/ナットを用いた締結方法
は、比較的強固な結合力が得られる反面、専用工具によ
る捻回作業を要するため、取り付け作業性を高めること
ができないうえ、タップ加工、ナット溶接、あるいはス
タッドボルトの溶接など、比較的厄介な予備加工を要す
るという不都合がある。
【0004】壁側に単純な形状の孔加工を施すだけで済
み、工具も必要としない固定手段として、例えば実開平
6−54991号公報に開示されているような、錨形の
弾性爪を有する合成樹脂製ファスナが知られている。
【0005】この合成樹脂製ファスナは、孔に挿入する
だけで結合が完了するので高い取り付け作業性を得られ
るが、その反面、強度的な限界が比較的低く、しかも抜
去力を高めるとそれに比例して挿入力も増大するという
不都合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の不都合、つまり高い結合力を得るには取り付
け作業性を犠牲にせざるを得ない点を解消するべく案出
されたものであり、その主な目的は、取り付け作業性と
結合力とをより一層高い次元で両立させることが可能な
ように構成された物品結合具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、第1の部材と第2の部材とを相互連結する
ための物品結合具の構成を、第1の部材に固定される基
部と、該基部に立設された脚部と、基部側の端部が旋回
動可能なように脚部の遊端に枢着された一対の抜け止め
部材と、該一対の抜け止め部材の遊端を拡開方向へ弾発
付勢するばね手段とを有するものとし、第2の部材に開
設された孔に対して一対の抜け止め部材をその遊端を押
し縮めた状態で脚部と共に突入させ、孔を通り抜けると
遊端が拡開して孔からの抜け止めがなされるようにする
ことによって達成される。特に、一対の抜け止め部材の
遊端面の枢着中心からの曲率半径を、拡開するに連れて
大きくなるように構成したり、基部に対する拡開限度を
規定するストッパを一対の抜け止め部材に設けると共
に、このストッパにアクセスするための開口を基部に設
けるようにしたりすると良い。
【0008】
【作用】このような構成によれば、抜け止め部材を脚部
と共に孔の開口に押し込むと、一対の抜け止め部材が押
し縮められて孔を通り抜ける。孔を通り抜けると、抜け
止め部材の遊端が拡開して孔の開口縁に食い込み、2つ
の部材の結合状態が実現する。ここで抜け止め部材の遊
端面の枢着中心からの曲率半径を漸増させておけば、楔
効果によって結合強度を高めることができると共に、第
2の部材の板厚の違いに対応できる。また、基部の開口
から拡開限度規定用ストッパにアクセス可能なようにし
ておけば、例えばスナップリングプライヤ等を用いて抜
け止め部材を縮めることができるので、容易に取外すこ
とができるようになる。
【0009】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0010】図1〜図3は、本発明に基づき構成された
物品結合具を示している。この結合具1は、壁面(第2
の部材)2に取り付けるべき物品(第1の部材)3に結
合されるベース部材4と、壁面2に対するベース部材4
の結合状態を保持するための一対のロック部材(抜け止
め部材)5とからなっている。
【0011】ベース部材4は、例えば皿ビス6を用いて
被取付物品3に固定される基部7と、取付面に対して垂
直に基部7から立設された一対の脚部8とからなり、金
属板の折り曲げ加工にて形成されている。そして基部7
には、皿ビス6を螺着するねじ孔9と、後記するロック
部材のストッパ突起を係止させる爪10が対向内面に形
成された開口11(図3)が設けられている。
【0012】一対のロック部材5は、それぞれが比較的
狭い角度の扇形をなし、その要(かなめ)の部分が脚部
8の遊端に枢着されている。これらロック部材5は、断
面がコ字形をなし、開口側が互い違いに噛み合う形に組
み合わされており、その枢軸12に巻回された捩りコイ
ルばね13により、扇形の角度を開く向きに常時弾発付
勢されている。そしてコイルばね13の弾発力に抗して
その開角度を一杯に縮めると、脚部8の幅寸法Wと略同
一になるようにされている。またこれらロック部材5の
外周縁の対向端には、基部7の開口11に形成された爪
10に係止するストッパ突起14がそれぞれ突設されて
いる。
【0013】両ロック部材5の扇形をなす外周縁15の
弧の曲率は、枢軸12中心からの半径が、拡開するに連
れて大きくなる(R2>R1)ようにされている。換言
すると、基部7とロック部材5の外周縁15との間隔
が、縮めた時に最も広く、広げた時に最も狭くなるよう
になっている。
【0014】他方、壁面2には、脚部8が通過し得る孔
16が予め開設されている。この孔16に脚部8の遊端
側を先にして押し込めば、開いたロック部材5の外側の
斜面を孔16の内縁が押すためにロック部材5が押し縮
められる。一杯に押し込んで壁2の内側にロック部材5
が突き抜けると、その弧状の外周縁15が孔16の内縁
から外れて一対のロック部材5が互いに拡開する。する
とロック部材5が孔16に引っ掛かるために結合具1が
壁面2に固定される。ここでロック部材5の外周縁15
の枢軸12中心からの曲率半径が上記したように漸増し
ているので、楔効果によって結合強度がより一層高まる
と共に、第2の部材である壁2側の板厚の違いに対応で
きる。また、例えばスナップリングプライヤ等を用いて
基部7の開口11から拡開限度規定用のストッパ突起1
4にアクセスしてロック部材5を縮めれば、壁面2から
結合具1を容易に取外すことができる。
【0015】本実施例の構成に於ては、ロック部材5が
断面コ字形をなし、これが互い違いに噛み合うように組
み合わされているので、壁面2に係合する部分の有効寸
法Aを、全体寸法を過大にすることなく大きくできる。
【0016】図4及び図5は、本発明の変形実施例を示
している。なお上記実施例に対応する部分には同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。この実施例に於て
は、ロック部材5は例えばアルミニウム合金や亜鉛合金
のダイキャストにて中実に形成されている。これの場
合、孔の開口との係合面積を大きくすると、ロック部材
5の厚さ寸法が増大するために脚部7の奥行き寸法も増
大するが、ロック部材5の剛性を高める上には有利であ
る。
【0017】なお、脚部7の幅Wと奥行きDとの寸法を
互いに等しくしておけば、図2に示したように丸孔Hで
も対応できるので、孔加工が容易になる。
【0018】
【発明の効果】このように本発明によれば、所謂ワンタ
ッチで2つの部材を結合させることが可能な物品結合具
を金属材料で構成することができる。従って、取り付け
作業性と結合力とをより一層高い次元で両立させること
が可能となり、その効果は極めて大である。特に、ロッ
ク部材の遊端面の枢着中心からの曲率半径を漸増させて
おけば、楔効果によって結合強度を高めることができる
と共に、第2の部材の板厚の違いに対応でき、また、基
部の開口から拡開限度規定用ストッパにアクセス可能な
ようにしておけば、スナップリングプライヤ等を用いて
抜け止め部材を縮めることで容易に取外すことができる
ようになるので、使用性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物品係合具の一部切除して示す正
面図。
【図2】本発明による物品係合具の底面図。
【図3】本発明による物品係合具の斜視図。
【図4】第2の実施例を示す底面図。
【図5】第2の実施例の側面図。
【符号の説明】
1 物品結合具 2 壁面(第2の部材) 3 物品(第1の部材) 4 ベース部材 5 ロック部材(抜け止め部材) 6 皿ビス 7 基部 8 脚部 9 ねじ孔 10 爪 11 開口 12 枢軸 13 捩りコイルばね 14 ストッパ突起 15 外周縁 16 孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と第2の部材とを相互連結す
    るための物品結合具であって、 前記第1の部材に固定される基部と、該基部に立設され
    た脚部と、前記基部側の端部が旋回動可能なように前記
    脚部の遊端に枢着された一対の抜け止め部材と、該一対
    の抜け止め部材の遊端を拡開方向へ弾発付勢するばね手
    段とを有し、 前記第2の部材に開設された孔に対し、前記一対の抜け
    止め部材をその遊端を押し縮めた状態で前記脚部と共に
    突入させ、前記孔を通り抜けると前記遊端が拡開して前
    記孔からの抜け止めがなされるようにしてなることを特
    徴とする物品結合具。
  2. 【請求項2】 前記一対の抜け止め部材の遊端面の枢着
    中心からの曲率半径が、拡開するに連れて大きくなるよ
    うにされていることを特徴とする請求項1に記載の物品
    結合具。
  3. 【請求項3】 前記基部に対する拡開限度を規定するス
    トッパが前記一対の抜け止め部材に設けられると共に、
    前記ストッパにアクセスするための開口が前記基部に設
    けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の物品結合具。
JP6304399A 1994-11-14 1994-11-14 物品結合具 Pending JPH08135630A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5317239B2 (ja) * 2009-10-19 2013-10-16 セブン ドリーマーズ ラボラトリーズ,インコーポレイテッド 折り畳み装置および折り畳み方法
CN110857711A (zh) * 2018-08-24 2020-03-03 泷源制造株式会社 面板固定件
JP2021092247A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 タキゲン製造株式会社 パネルファスナー

Cited By (4)

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