JPH08135324A - 出入り口用のサッシ - Google Patents

出入り口用のサッシ

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JPH08135324A
JPH08135324A JP27223394A JP27223394A JPH08135324A JP H08135324 A JPH08135324 A JP H08135324A JP 27223394 A JP27223394 A JP 27223394A JP 27223394 A JP27223394 A JP 27223394A JP H08135324 A JPH08135324 A JP H08135324A
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Japan
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lower frame
drainage
sash
glazing
hollow
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JP27223394A
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Kazunobu Yamauchi
和延 山内
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YAMAUCHI SASH KOGYO KK
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YAMAUCHI SASH KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】密閉方式の水密構造によりフラット化を図った
フラット形のサッシについて、下枠に設けた排水開口か
ら下枠の中空排水路に落ち葉や紙屑などが侵入するのを
有効に防止し、しかも必要時に排水開口を介して下枠の
中空排水路内を簡単に清掃できるような構造を提供す
る。 【構成】排水開口7から中空排水路5に流れ落ちる排水
に対し通水抵抗を生じない程度のサイズの通水孔11を
複数形成した多孔面を有するグレージング10をその多
孔面が排水開口を覆う状態で下枠に設け、且つこのグレ
ージングを一端を支点に回動させて開閉できるようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内と室外を結ぶ出入り
口に用いられるサッシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的サッシは、水密性能(雨じ
まい性)を与えるために段差水密構造が採られている
が、そのための段差は80mm前後の大きなものとな
る。このため、例えば、養護施設や病院のように、身体
機能に障害を持ち、歩行が不安定であったり、車椅子で
の行動を余儀なくされる人々の生活する場所における、
室内と例えばベランダあるいは共用廊下のような室外を
結ぶ出入り口の場合には大きな障害となっている。つま
り、段差が大きいと、サッシの上を通行する際に躓き易
く、また車椅子の通行に困難を来す等の問題があるとい
うことである。
【0003】こような理由から、養護施設や病院などの
出入り口用のサッシについては、段差を例えば障子の戸
車軌道のために必要最小限の範囲にした特別構造のサッ
シ、つまりフラット形のサッシが用いられるようになっ
て来ている。この従来のフラット形サッシは、従来の一
般的サッシにおける水密用段差による水密構造に代え
て、密閉方式による水密構造を基本的な水密構造として
用いることにより、フラット化を図っている。
【0004】具体的には、図4に示すように、可動の障
子1mの下端面に柔軟な防水リップ2を設けると共に、
障子1mの戸車3を図示せぬハンドルの操作により上下
動させることで障子1mをサッシの下枠4に対し上下動
させることができるようにしている。そして、障子1m
を走行させる際には戸車3を下降させて障子1mを下枠
4に対し浮かすようにするが、閉鎖時には戸車3を引っ
込めて障子1mを下降させることにより、その防水リッ
プ2を下枠4の上面に密着させて密閉化する(図の状
態)ことで基本的な水密構造を与えている。
【0005】ただ、この密閉方式のフラット形サッシの
場合には、閉めた状態での一方の障子1mと他方の障子
1sとが重なり合う重なり部分については十分な密閉化
が困難であり、若干であはあるがそこからの浸水を避け
ることができない。このため、中空状に形成した下枠4
の中空内部を中空排水路5として利用することで侵入水
を処理する補助的な水密構造を設けている。より具体的
には、戸車軌道6の内側において障子1mと障子1s同
士の重なり部分に隣接させて下枠4に排水開口7を設
け、図中に矢印で示すような経路でこの排水開口7から
下枠4の中空排水路5に侵入水を導き、さらにこれを排
水管Pにより例えばベランダの排水溝Gに排水するよう
にしている。
【0006】ところが上記従来のフラット形サッシで
は、排水開口7が何らの覆いもなく言わばむき出しの状
態で形成されているため、こから例えば落ち葉や紙屑な
どが入り込み、これが下枠4の中空排水路の内部に溜ま
って目詰まりなどの排水障害を来すという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、密閉方式の水密構造によりフラット化を図ったフラ
ット形のサッシについて、下枠に設けた排水開口から下
枠の中空排水路に落ち葉や紙屑などが侵入するのを有効
に防止し、しかも必要時に排水開口を介して下枠の中空
排水路内を簡単に清掃できるような構造を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、障子の下部に弾力性のある防水リップを設
け、この防水リップを下枠の上面に押接させることで基
本的な水密構造を与えると共に、閉めた状態の障子同士
の重なり部に近接させて下枠に所定サイズの排水開口を
設け、障子同士の重なり部から侵入する雨水を排水開口
から下枠が有する中空排水路に導いて処理する補助的な
水密構造を与えるようにした出入り口用のサッシについ
て、排水開口から中空排水路に流れ落ちる排水に対し通
水抵抗を生じない程度のサイズの通水孔が複数形成され
た多孔面を有するグレージングをその多孔面が排水開口
を覆う状態で下枠に設け、且つこのグレージングを一端
を支点に回動させて開閉できるようにしている。
【0009】本サッシでは、目詰まりなどの原因となり
易い大きめの落ち葉や紙屑などが下枠の中空排水路に侵
入するのをグレージングが防止してくれる。また本サッ
シでは、このようなグレージングが開閉できるようにな
っているので、必要時にはグレージングを開いて中空排
水路の清掃を行なうことができる。さらにグレージング
が一端を支点とした回動で開閉するようになっているの
で、清掃などの際にグレージングを紛失するなどのトラ
ブルを防止できる。
【0010】上記のように排水開口を覆うグレージング
の多孔面における通水孔のサイズは、排水抵抗の関係、
つまり侵入した雨水が滞留することのないようにスムー
ズに排水開口から中空排水路に流れ落ちるようにするた
めに、大きめの落ち葉や紙屑などの侵入を防止できる程
度までが限界でそれ以上は余り小さなものとすることが
できない。つまり細かなゴミなどの侵入は多孔面だけで
は防ぎきれない。
【0011】そこで本発明では、多孔面の下側から所定
の間隔を空けた位置で細かな網目の網体をグレージング
に着脱可能に設けるようにしている。このように多孔面
の下側に所定の間隔を空けて設けた網体は、多孔面との
間の隙間が排水のスムーズな流れに機能するので、その
目が細かくても排水の流れに影響を与えないで済み、し
かも細かなゴミなどの侵入の防止には有効に機能する。
この結果、排水の流れを阻害することなく、細かなゴミ
などが中空排水路に流れ込むのを有効に防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。本
実施例によるサッシは、図1及び図2にその要部を示す
ように、基本的には上で説明した図4のフラット形サッ
シと同様で、可動の障子1mが防水リップ2を有し、こ
の防水リップ2を下枠4に密着させて雨水の侵入を防ぐ
水密構造を基本的な水密構造とし、また可動の障子1
m、固定の障子1sとの重なり部分からの侵入水を下枠
4に設けた排水開口7から下枠4の中空排水路5に導い
て外部に排出する構造を補助的な水密構造としており、
これらの基本的な構成に加えて排水開口7にグレージン
グ10を備えている点に特徴がある。
【0013】グレージング10は、幅が8mm程度で長
さが15mm程度の楕円形の通水孔11が2mm程度の
間隔で形成した多孔面12を有している。またこの多孔
面12の両側からは立下り部13、13が垂設され(図
3)、この両立下り部13、13の下端が下枠4の中空
排水路5の底に当接した状態で多孔面12が排水開口7
の周囲と面一になるようにされている。
【0014】またグレージング10は、その基端部にヒ
ンジ構造で接続された固定部材14を介して下枠4に固
定されており、必要に応じて図3に想像線で示すような
状態で上側に回動させることができるようになってい
る。
【0015】さらにグレージング10は、多孔面12の
下側に数mm程度の間隔を空けて比較的目の細かい網体
15を備えている。この網体15は、多孔面12の下面
から5mm程度離して両立下り部13、13のそれぞれ
から突設した支持凸条16、16に載せる状態で組み込
まれており、必要に応じて図3中の矢示Xのように引き
出せば簡単に外すことができるようになっている。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
フラット形サッシにおける補助的な水密構造のための下
枠の中空排水路へ落ち葉や紙屑などが侵入するのを有効
に防止でき、補助的な水密構造をより安定的に機能させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサッシの要部斜視図。
【図2】図1中の矢示DA方向から見た平面図。
【図3】グレージングの斜視図。
【図4】従来のサッシの断面図。
【符号の説明】
1m 障子 2 防水リップ 4 下枠 5 中空排水路 7 排水開口 10 グレージング 11 通水孔 12 多孔面 15 網体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子の下部に弾力性のある防水リップを
    設け、この防水リップを下枠の上面に押接させることで
    基本的な水密構造を与えると共に、閉めた状態の障子同
    士の重なり部に近接させて下枠に所定サイズの排水開口
    を設け、障子同士の重なり部から侵入する雨水を排水開
    口から下枠が有する中空排水路に導いて処理する補助的
    な水密構造を与えるようにした出入り口用のサッシにお
    いて、排水開口から中空排水路に流れ落ちる排水に対し
    通水抵抗を生じない程度のサイズの通水孔が複数形成さ
    れた多孔面を有するグレージングをその多孔面が排水開
    口を覆う状態で下枠に設け、且つこのグレージングを一
    端を支点に回動させて開閉できるようにしたことを特徴
    とする出入り口用のサッシ。
  2. 【請求項2】 多孔面の下側から所定の間隔を空けた位
    置で細かな網目の網体をグレージングに着脱可能に設け
    た請求項1記載の出入り口用のサッシ。
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