JPH08135270A - 補助錠 - Google Patents

補助錠

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JPH08135270A
JPH08135270A JP6269396A JP26939694A JPH08135270A JP H08135270 A JPH08135270 A JP H08135270A JP 6269396 A JP6269396 A JP 6269396A JP 26939694 A JP26939694 A JP 26939694A JP H08135270 A JPH08135270 A JP H08135270A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで破壊に強い補助錠を提供するこ
とにある。 【構成】 内筒１１と外筒１２との組合せからなる閂部
材１３と本体側に固定された第１の係合部材１５と可動
側に固定された第２の係合部材１７とから構成され、前
記第１の係合部材１５と第２の係合部材１７とを係合凹
凸部で相互に噛み合わせた際に構成される貫通孔に前記
閂部材１３を挿通させて施錠するので、全体をコンパク
トに構成する事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機等に使用
し、防犯効果を高める補助錠の改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、従来の自動販売機等に使用され
る補助錠は、例えば、通常の錠前の他にチェーン錠等を
装備していた。チェーン錠は、チェーンの一端を自動販
売機の本体側に固定し、チェーンの自由端を扉側に設け
た錠でロックする形式のものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のチェーン錠において、チェーンをチェーンカッター
等で切断されてしまうと云う欠点が存在した。また、切
断されないようにチェーンの径を太くすると、チェーン
錠自体の重量が増して、操作性が悪くなると共に、全体
が大きくなりチェーンが歩道等にはみ出すと云う欠点が
存在した。
【０００４】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので補助錠をコンパクトにすると共に耐破
壊性のある自動販売機用の補助錠を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る補助錠は、
キーにより施錠及び解錠自在に配設された内筒と外筒と
の組合せからなる閂部材と、本体側に固定され、係合凹
凸部を有した第１の係合部材と、可動側に固定され、係
合凹凸部を有した第２の係合部材とから構成され、前記
第１の係合部材と第２の係合部材とを係合凹凸部で相互
に噛み合わせた際に構成される貫通孔に前記閂部材を挿
通させて施錠するものである。
【０００６】前記閂部材の外筒は、前記貫通孔に対して
回転しない構造である。また、前記閂部材は、キー操作
によって施錠された際に、内筒の奥端部に形成された係
合溝に係止ピンが係止する事により抜け止めされるもの
である。
【０００７】
【作用】このように、本発明に係る補助錠によれば、外
部に露出するのは第１の係合部材と、第２の係合部材で
あるので、コンパクトに構成する事ができと共に、耐破
壊性を向上する事ができる。また、自動販売機本体と扉
との相互位置が自重等で多少変位しても、係合凹凸部に
より正しい位置に導く事ができる。
【０００８】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。図１は、本発明の補助錠を自動販売機に取り
付けた状態を示す底面図、図２は同補助錠を自動販売機
に取り付けた状態を示す一部切欠き平面図、図３は本発
明の補助錠に使用される第１の係合部材の正面図、図４
は本発明の補助錠に使用される第１の係合部材の底面図
である。本発明の補助錠１０は、キーにより施錠及び解
錠自在に配設された内筒１１と外筒１２との組合せから
なる閂部材１３と、本体側Ａに固定され、係合凹凸部１
４を有した第１の係合部材１５と、可動側Ｂに固定さ
れ、係合凹凸部１６を有した第２の係合部材１７とから
構成されている。
【０００９】第１の係合部材１５は、可動側（扉）Ｂに
固定するためのボルト１８ａ、１８ｂが立設されると共
に、係合凹凸部１４を有している（図３、４参照）。係
合凹凸部１４の凸部１４−１は先細りのテーパー状をし
ており、貫通孔１９−１が形成されている。係合凹凸部
１４の凸部１４−２も、凹部に面したテーパー部２０を
有するとともに前記貫通孔１９−１と同一軸心状に配置
された先の閉じた貫通孔１９−２が形成されている。
【００１０】第２の係合部材１７は、図５、６に示すよ
うに本体側Ａに固定するためのボルト２１ａ、２１ｂが
立設されると共に、係合凹凸部１６を有している。係合
凹凸部１６は、二つの凸部１６−１、１６−２を有して
いる。また、凸部１６−１は、先細りのテーパー状に形
成されており、貫通孔２２−１が穿設されている。更
に、凸部１６−２は、凹部に面したテーパー部２３を有
するとともに前記貫通孔２２−１と同一軸心状に配置さ
れた貫通孔２２−２が形成されている。また、貫通孔２
２−２は、下端側が太径部２２−３に形成されている。
この太径部２２−３には、閂部材の外筒１２が収納され
る。ここで、図６に示す様には、貫通孔２２−２と太径
部２２−３とは、軸心がずれている。したがって、キー
で内筒１１を回転させても外筒１２が同時に回転する事
がない。
【００１１】第２の係合部材１７の凸部１６−１には、
貫通孔２２−１に対して垂直にピン穴２４が穿設されて
おり、このピン穴２４には、係止ピン２５が配置されて
いる。尚、外筒１２の回転を防止する為に、本実施例で
は、内筒１１と外筒１２とを偏心させて配置したが、こ
れに限る事なく図１０（Ａ）に示すように、外筒１２ａ
の外周側に切欠き２６を設けてもよい。外筒１２ａの収
納される、太径部２２−３にもこれに対応した平面部を
設ける。更に、図１０（Ｂ）に示す様に、外筒１２ｂの
外周部に突起２７を設けて、外筒の回転を阻止してもよ
い。この様に構成した場合には、対応する太径部２２−
３には、凹部を設ける。
【００１２】閂部材１３は、内筒１１と外筒１２とから
構成されており、両者はキーにより回動可能に配設され
ている。つまり、内筒１１と外筒１２との間には、ドラ
イバーピン、タンブラーピン等が配置され、所定のキー
を挿入する事により回動する事ができる。また、内筒１
１の奥端部には、環状の係合溝２８が形成されており、
この係合溝２８は、内筒１１の長手方向に沿って形成さ
れた、挿入溝２９と連通している。
【００１３】次に、以上のように構成された補助錠１０
の動作について説明する。先ず、自動販売機等に取り付
ける場合、本体側Ａに第２の係合部材１７をボルト２１
及びナット３０で固定する。また、可動側Ｂに第１の係
合部材１５をボルト１８及びナット３１で固定する。そ
して、互いの係合凹凸部１４、１６が向い合う様に配設
する。
【００１４】このように取り付けた補助錠１０は、自動
販売機の扉（可動側Ｂ）を閉じた場合に、係合凹凸部１
４，１６により夫々の貫通孔１９−１，１９−２，２２
−１，２２−２が一直線状に並び、全体として一本の貫
通孔が形成される（図７参照）。
【００１５】この貫通孔に閂部材１３を挿入すると、内
筒１１の先端に形成された挿入溝２９内を第２の係合部
材１７に備えられた係止ピン２５が通過する。係止ピン
２５が係合溝２８まで達した位置で、キーを挿入して、
内筒１１を回転させる。キーで内筒１１を回転させる
と、係止ピン２５の先端は、環状の係合溝２８に係合さ
れ、閂部材１３が抜けなくなる。
【００１６】閂部材１３が抜けなくなると、第１の係合
部材１５、第２の係合部材１７は、離れる事ができず、
扉を開ける事ができない。
【００１７】また、本発明の補助錠は、第１の係合部材
１５、第２の係合部材１７の係合凹凸部１４、１６があ
る程度のクリアランスΔＨを有して配設されているの
で、自動販売機の扉が自重等で位置がずれても容易に施
錠、解錠する事ができる。
【００１８】更に、解錠する場合には、キーにより挿入
溝２９が係止ピン２５の位置となるように、内筒１１を
回転させる。この状態で係止ピン２５と係合溝２８との
係合は外れているので、閂部材１３を抜き取る事ができ
る。
【００１９】尚、本発明は以上の実施例に限ることなく
本発明の技術思想に基づいて種々の設計変更が可能であ
る。
【００２０】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る補助錠によれば、キーにより施錠及び解錠自在に配設
された内筒と外筒との組合せからなる閂部材と、本体側
に固定され、係合凹凸部を有した第１の係合部材と、可
動側に固定され、係合凹凸部を有した第２の係合部材と
から構成され、前記第１の係合部材と第２の係合部材と
を係合凹凸部で相互に噛み合わせた際に構成される貫通
孔に前記閂部材を挿通させて施錠するので、全体の構成
をコンパクトにする事ができる。したがって、自動販売
機等に取り付けた場合には、歩道等にはみ出したりする
事なく防犯効果を増す事ができる。
【００２１】また、露出部分が少ないので、外部からの
切断、破壊等に対して安全である。更に、製品の部品点
数の削減により安価に提供する事ができる。また、自動
販売機本体と扉との相互位置が自重等で多少変位して
も、係合凹凸部がクリアランスΔＨを備えているので正
しい位置に容易に導く事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の補助錠を自動販売機に取り付けた状態
を示す底面図である。
【図２】本発明の補助錠を自動販売機に取り付けた状態
を示す一部切欠き平面図である。
【図３】本発明の補助錠に使用される第１の係合部材の
正面図である。
【図４】本発明の補助錠に使用される第１の係合部材の
平面図である。
【図５】同補助錠の使用される第２の係合部材の正面図
である。
【図６】同補助錠の使用される第２の係合部材の底面図
である。
【図７】同補助錠の施錠過程を示す説明図である。
【図８】同補助錠の施錠状態を示す正面図である。
【図９】（Ａ）は、本発明の補助錠に使用される閂部材
の左側面図、（Ｂ）は閂部材の横断面図、（Ｃ）は閂部
材の右側面図である。
【図１０】（Ａ）は、本発明の補助錠に使用される外筒
の他の実施例を示す説明図、（Ｂ）は、本発明の補助錠
に使用される外筒のその他の実施例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
Ａ 本体側 Ｂ 可動側 １０ 補助錠 １１ 内筒 １２ 外筒 １３ 閂部材 １４ 係合凹凸部 １４−１ 凸部 １５ 第１の係合部材 １６ 係合凹凸部 １７ 第２の係合部材 １８ ボルト １９-１,-２ 貫通孔 ２０ テーパー部 ２１ａ,ｂ ボルト ２２-１,-２ 貫通孔 ２２−３ 太径部 ２３ テーパー部 ２４ ピン穴 ２５ 係止ピン ２６ 切欠き ２７ 突起 ２８ 係合溝 ２９ 挿入溝 ３０,３１ ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 キーにより施錠及び解錠自在に配設され
    た内筒と外筒との組合せからなる閂部材と、本体側に固
    定され、係合凹凸部を有した第１の係合部材と、可動側
    に固定され、係合凹凸部を有した第２の係合部材とから
    構成され、前記第１の係合部材と第２の係合部材とを係
    合凹凸部で相互に噛み合わせた際に構成される貫通孔に
    前記閂部材を挿通させて施錠することを特徴とする補助
    錠。
  2. 【請求項２】 前記閂部材の外筒は、前記貫通孔に対し
    て回転しない構造であることを特徴とする請求項１記載
    の補助錠。
  3. 【請求項３】 前記閂部材は、キー操作によって施錠さ
    れた際に、内筒の奥端部に形成された係合溝に係止ピン
    が係止する事により抜け止めされることを特徴とする請
    求項１記載の補助錠。
JP6269396A 1994-11-02 1994-11-02 補助錠 Expired - Lifetime JP2682958B2 (ja)

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FR9501331A FR2726313B1 (fr) 1994-11-02 1995-02-06 Serrure auxiliaire
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