JPH0639418Y2 - 自動販売機用錠前 - Google Patents

自動販売機用錠前

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JPH0639418Y2
JPH0639418Y2 JP1989081612U JP8161289U JPH0639418Y2 JP H0639418 Y2 JPH0639418 Y2 JP H0639418Y2 JP 1989081612 U JP1989081612 U JP 1989081612U JP 8161289 U JP8161289 U JP 8161289U JP H0639418 Y2 JPH0639418 Y2 JP H0639418Y2
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JP
Japan
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lock
handle
cylinder
vending machine
cylinder lock
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Inventor
俊雄 峯村
Original Assignee
株式会社サンポウロック
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動販売機用錠前の改良に関するものである。
(従来の技術) 通常、自動販売機M′には第9図に示すようなシリンダ
錠5′が扉m2′に螺着されている。このようなシリンダ
錠5′は自動販売機用の錠として作られる規格品であ
り、通常サイズの自動販売機における施錠及び解錠操作
の容易性や破壊行為に対する防御性という要求は満たし
ているが、近年に急増した大型高級機種には上記要求が
満たせないため使用不能であった。そのため最近は第10
図に示すような大型高級機種用の自動販売機用錠前A′
いわゆるハンドルロックと呼ばれる錠前が開発されて使
用されるようになった。
この自動販売機用錠前A′はハンドルケース1′と、該
ハンドルケース1′から外方へ突出する方向に付勢され
たハンドル2′と、該ハンドル2′の筒体3′に装嵌さ
れたシリンダ錠5m′とにより構成され、該ハンドル2′
後端部のボルト1d′が自動販売機M′の箱本体m1′側に
固着されたナット1k′に螺合して扉m2′がロックされる
ものである。
またこのロックを解錠する場合は、シリンダ錠5m′に挿
入された鍵操作によりハンドル2′をハンドルケース
1′から外側に突出させて回転することにより、前記ボ
ルト1d′が箱本体m1′のナット1k′から解除されて解錠
される。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のような自動販売機用錠前A′はハンドル
2′に嵌着されたシリンダ錠5m′が従来から使用されて
いたシリンダ錠5′すなわち規格品のシリンダ錠5′と
は別のハンドルロック用のシリンダ錠5m′を新たに製作
し、該シリンダ錠5m′をハンドル2′の筒体3′に設け
た止めネジn′によりネジ止めして使用していたためコ
ストが高くなるという問題があった。
本考案は以上のような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、従来の規格品のシリンダ錠が使用でき
且つその交換も容易にすることができる自動販売機用錠
前を提供することである。
(課題を達成するための手段) 以上の課題を達成するための本考案の要旨は、自動販売
機の扉の所定位置に固定されたハンドルケースと、該ハ
ンドルケース内に出没自在に挿入され常時外方向へ付勢
されたハンドルと、該ハンドルがハンドルケースから突
出した時に、それを所定位置にロックさせるロック部
と、該ロック部における閂片を操作するシリンダ錠と、
ハンドルが突出したときに係合され、ハンドルの操作に
より自動販売機本体に掛け止めされるボルトとからなる
自動販売機用錠前において、前記ハンドルの筒体内にシ
リンダ錠が取り外し自在に挿入され、該シリンダ錠は、
筒体に摺動自在に設けられ、その先端が筒体内に出没す
るコ字状の係合具で固定され、該係合具の先端にはシリ
ンダ錠外面のネジ部に係合される係止ネジ部が刻設され
たことに存する。
(作用) 而して上記構成によれば、ハンドルの筒体に嵌入された
シリンダ錠は外面のネジ部に筒体の内側に突出した係合
具の係合ネジ部が係合することによりハンドルに固着さ
れる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の自動販売機用錠前Mの斜視図であり、
ハンドルケース1と、該ハンドルケース1から外方へ突
出する方向に付勢されたハンドル2と、該ハンドル2の
筒体3に装嵌されたシリンダ錠5とにより構成されてい
る。
ハンドルケース1は円形断面の筒部1aとこの筒部1aに直
交する方向に沿った取付部1bとによりT字型をなし、筒
部1aの取付部1b寄りの所定位置に半径方向に沿って穿設
した上下のロック穴1c及び後端部にボルト1dが挿入され
る透孔1eがあり、取付部1bの外面に形成したハンドル収
納部1fを有し、取付部1bの内面側を自動販売機の扉m2
所定位置の外面に当接させて固定してある。
ハンドル2は前記筒部1aの内周に遊嵌合するほぼ円形断
面の筒体3とこの筒体3に直交する方向に沿った把手部
4とによりT字型をなし、前記筒部1aの奥にある圧縮バ
ネ1nによって前記筒部1aから突出する方向に付勢されて
おり、ハンドルケース1の所定位置にロックするための
ロック部2aと、前記ハンドルケース1から突出した時に
前記ボルト1dに係合しかつボルト1dを回転させる係合部
1mと、鍵が挿入されるシリンダ錠5とを備えている。
筒体3はロック部2aの所定位置に半径方向に沿って穿設
したロック穴2b及び圧縮バネ2dにより前記ロック穴2bに
摺動される閂片2eを有し、後端部には透穴2cが穿設され
ている。
また筒体3の前部にはシリンダ錠5が嵌合されて係合具
6により固定されている。
係合具6は先端部に係止ネジ部6aを備えたコ字型に形成
され、筒体3の取付孔3aに摺動自在に挿入されて止めネ
ジnにより固着されている。
而して止めネジnを締付けると係合具6の係止ネジ部6a
が筒体3の内側に突出してシリンダ錠5外面のネジ部5a
に係合されることによりシリンダ錠5が筒体3内に固定
される。尚、この係合具6は一つに限らず筒体3の上下
に二つ対向状に設けてもよい。
またシリンダ錠5を交換する場合は前記係合具6の止め
ネジnを緩めることにより、係合ネジ部6aがシリンダ錠
5のネジ部5aから解除されて容易に引き抜くことができ
る。
この場合、第5図に示すようにシリンダ錠を引き抜く
と、カム5bはピンで固定されているために筒体3の内部
に残る。
シリンダ錠5は小型自動販売機に使用されている従来周
知の規格品を使用し、外面に前記係合具6の係合ネジ部
6aが係合されるネジ部5aが刻設された外筒7と、この外
筒7に回動自在に嵌入された内筒8とを有し、この内筒
8の鍵孔8aと互に直交する二つの半径方向に沿って穿設
した複数の各タンブラ穴8b内に摺動自在に嵌入されかつ
先端が鍵穴8aに突出する方向へ付勢された複数のタンブ
ラ8cとを備え、各タンブラ8cを押し退けて当該鍵穴8aに
挿入した鍵の回転操作によって内筒8を回動させて閂片
2eを上下に摺動できるようになっている。
(考案の効果) 本考案は以上のような構成にしたことにより以下の効果
を有する。
一般に使用されている十字ねじ回しにより、小ネジを
締め付けるだけで係合具先端に刻設された係合ネジ部が
シリンダ錠外面のネジ部に係合されてシリンダ錠が固定
されるので、専用のシリンダ錠を自動販売機用に別途に
製造することなく、従来の規格品を使用することができ
るため、生産コスト、商品管理、納期対応等の面で非常
に効果が大である。
通常普通に使用されている十字ねじ回しにより小ねじ
を回転させるだけで、コ字状係合具の先端が筒体内に出
没し、筒体内に摺動自在に設けられたシリンダ錠の固
定、または開放を行い、かつシリンダ錠自体は固定する
ための部品を一切必要としないため従来に比べシリンダ
錠の交換が極めて簡単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動販売機錠前の斜視図、第2図は同
断面図、第3図はハンドルケースの断面図、第4図は同
正面図、第5図はハンドルの断面図、第6図はシリンダ
錠における内筒の断面図、第7図はハンドルにおける筒
体の断面図、第8図は係止具の拡大斜視図、第9図は自
動販売機に使用される従来のシリンダ錠の側面図、第10
図は従来の自動販売機用錠前の断面図である。 尚図中、 M:自動販売機用錠前 1:ハンドルケース 2:ハンドル 5:シリンダ錠 5a:ネジ部 6:係合具 6a:係合ネジ部 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動販売機の扉の所定位置に固定されたハ
    ンドルケースと、該ハンドルケース内に出没自在に挿入
    され常時外方向へ付勢されたハンドルと、該ハンドルが
    ハンドルケースから突出した時に、それを所定位置にロ
    ックさせるロック部と、該ロック部における閂片を操作
    するシリンダ錠と、ハンドルが突出したときに係合さ
    れ、ハンドルの操作により自動販売機本体に掛け止めさ
    れるボルトとからなる自動販売機用錠前において、前記
    ハンドルの筒体内にシリンダ錠が取り外し自在に挿入さ
    れ、該シリンダ錠は筒体に摺動自在に設けられ、その先
    端が筒体内に出没するコ字状の係合具で固定され、該係
    合具の先端にはシリンダ錠外面のネジ部に係合される係
    止ネジ部が刻設されたことを特徴とする自動販売機用錠
    前。
JP1989081612U 1989-07-13 1989-07-13 自動販売機用錠前 Expired - Fee Related JPH0639418Y2 (ja)

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JPH0321185U JPH0321185U (ja) 1991-03-01
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