JPH08135072A - デッキプレート - Google Patents

デッキプレート

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Publication number
JPH08135072A
JPH08135072A JP6305570A JP30557094A JPH08135072A JP H08135072 A JPH08135072 A JP H08135072A JP 6305570 A JP6305570 A JP 6305570A JP 30557094 A JP30557094 A JP 30557094A JP H08135072 A JPH08135072 A JP H08135072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deck plate
treatment
galvanized layer
coating
treatment liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6305570A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Ono
栄治 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority to JP6305570A priority Critical patent/JPH08135072A/ja
Publication of JPH08135072A publication Critical patent/JPH08135072A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デッキプレートの敷設作業時及びコンクリー
トを打設する間、一時的に作業者が支障の無いようにデ
ッキプレートのめっき層の表面が直射日光を反射しない
ようにしたデッキプレートを提供する。 【構成】 少くとも表面の亜鉛めっき層が防眩処理され
ていることを特徴とするデッキプレート。前記防眩処理
は、亜鉛めっき層の表面に、カーボンブラックの入った
クロメート処理液による被膜が形成されたものや、リン
酸塩処理液による化成処理被膜が形成されたものである
ことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨造建物の床の構築
に用いるデッキプレートに係わり、特に表面に防眩処理
が施されたデッキプレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融亜鉛めっき鋼板を素材としたデッキ
プレートは、めっき層の表面光沢が高いため、特に夏場
の陽のきつい時などは太陽の直射日光による反射が原因
で、ビル建設現場において、特にフラットデッキプレー
トをコンクリートモルタル等の捨て型枠として敷設した
場合、作業者が目を痛めたり、視力が低下する等の問題
が発生している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、デッ
キプレートの敷設作業時及びコンクリートを打設する
間、一時的に作業者が支障の無いようにデッキプレート
のめっき層の表面が直射日光を反射しないようにしたデ
ッキプレートを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のデッキプレートは、少くとも表面の亜鉛めっ
き層が防眩処理されていることを特徴とするものであ
る。
【0005】前記防眩処理は、亜鉛めっき層の表面にカ
ーボンブラックの入ったクロメート処理液による被膜が
形成されたものか、又は亜鉛めっき層の表面にリン酸塩
処理液による化成処理被膜が形成されたものであること
が好ましい。
【0006】
【作用】上記のように本発明のデッキプレートは、少く
とも表面の亜鉛めっき層が防眩処理されているので、直
射日光の反射率が大幅に軽減され、特に亜鉛めっき層の
表面に、カーボンブラックの入ったクロメート処理液に
より被膜が形成されている場合は、該被膜が灰色〜黒色
となるので、直射日光の反射を確実に減少できる。尚、
黒色化はクロメート処理液に投入するカーボンブラック
量によって変化し、それによって直射日光に対する反射
率も大きく異なる。従って、季節に合わせてカーボンブ
ラック量の投入をコントロールすれば、反射率を自由に
選定できる。また、亜鉛めっき層の表面にリン酸塩処理
液による化成処理被膜が形成されている場合は、該化成
処理被膜が灰色化し且つその表面が微細に粗れているの
で、直射日光の反射を殆んど無くすることができる。
【0007】
【実施例】本発明のデッキプレートの一実施例を説明す
ると、図1に示すフラットデッキプレート1の表面の亜
鉛めっき層2に防眩処理として、亜鉛めっき層2の表面
に、図2に示すようにカーボンブラックの入ったクロメ
ート処理液による被膜3が形成されている。
【0008】この被膜3を形成するには、現行の亜鉛め
っきラインに於いて、めっき層表面を一時的に防錆する
ことを行っているクロメート処理工程を利用して、クロ
メート処理液(水1000l、無水クロム酸2kg)に粒
径1μm以下のカーボンブラック1.5kgを入れた処理
液を、亜鉛めっき鋼帯(鋼板)の表面にロールコート
し、熱風乾燥室を通過させ、被膜3を形成した。
【0009】この被膜3の厚さは、1〜2μmで、色調
は灰色〜黒色である。そしてこの被膜3の付着力をテス
トした処、即ち被膜3の表面にセロテープを密着させ、
一気にセロテープを剥し、被膜3がセロテープに付着し
て剥離する状態で判定した処、付着力は良好であった。
尚、一層優れた密着性が必要な場合には、例えば水分散
系アクリル系樹脂等を添加することにより、被膜3の密
着性は強力なものとなる。
【0010】上記のように被膜3を形成した亜鉛めっき
鋼帯(鋼板)を被膜3が上面になるようにロール成形機
に通し、図1に示すフラットデッキプレート1を成形し
た。
【0011】次に本発明のデッキプレートの他の実施例
を説明すると、図1のフラットデッキプレート1の表面
の亜鉛めっき層2に防眩処理として、亜鉛めっき層2の
表面に図3に示すようにリン酸塩処理液による化成処理
被膜4が形成されている。
【0012】この化成処理被膜4を形成するには、亜鉛
めっきコイルを繰り出してその表面に別工程でリン酸塩
処理液をコーティングして化成処理し、被膜4を形成し
た。
【0013】この化成処理被膜4の厚さは0.5〜1μ
mで表面が微細に粗れ、色調は灰色である。
【0014】上記のように化成処理被膜4を形成した亜
鉛めっき鋼帯(鋼板)を化成処理被膜4が上面になるよ
うにロール成形機に通し、図1に示すフラットデッキプ
レート1を成形した。
【0015】以上のように各実施例のデッキプレート1
には、防眩処理として表面の亜鉛めっき層2に、夫々カ
ーボンブラックの入ったクロメート処理液により灰色〜
黒色の被膜3、リン酸塩処理液により灰色で表面が微細
に粗れた化成処理被膜4が形成されているので、直射日
光の反射が確実に且つ大幅に減少する。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明のデッキ
プレートは、少くとも表面の亜鉛めっき層に防眩処理が
施され、特に、カーボンブラックの入ったクロメート処
理液により灰色〜黒色の被膜やリン酸塩処理液により灰
色で表面が微細に粗れた化成処理被膜が形成されている
場合は、直射日光の反射が確実に且つ大幅に減少するの
で、鉄骨造建物の床の構築に於いて、デッキプレートを
コンクリートモルタル等の捨て型枠と敷設した際、作業
者が目を痛めたり、視力が低下したりすることがなくな
って、作業者に支障を来たすことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラットデッキプレートを示す図である。
【図2】図1のフラットデッキプレートの表面の亜鉛め
っき層に、カーボンブラックの入ったクロメート処理液
による被膜が形成された状態を示す断面図である。
【図3】図1のフラットデッキプレートの表面の亜鉛め
っき層に、リン酸塩処理液による化成処理被膜が形成さ
れた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フラットデッキプレート 2 亜鉛めっき層 3 カーボンブラックの入ったクロメート処理液による
被膜 4 リン酸塩処理液による化成処理被膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも表面の亜鉛めっき層が防眩処理
    されていることを特徴とするデッキプレート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデッキプレートに於い
    て、防眩処理が、亜鉛めっき層の表面に、カーボンブラ
    ックの入ったクロメート処理液による被膜が形成された
    ものであることを特徴とするデッキプレート。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデッキプレートに於い
    て、防眩処理が、亜鉛めっき層の表面に、リン酸塩処理
    液による化成処理被膜が形成されたものであることを特
    徴とするデッキプレート。
JP6305570A 1994-11-15 1994-11-15 デッキプレート Pending JPH08135072A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6305570A JPH08135072A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 デッキプレート

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JP6305570A JPH08135072A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 デッキプレート

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JPH08135072A true JPH08135072A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17946743

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JP6305570A Pending JPH08135072A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 デッキプレート

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JP (1) JPH08135072A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003200977B2 (en) * 2002-03-13 2005-05-05 Fielders Australia Pty Ltd A method of treating coated steel sheet
JPWO2018207338A1 (ja) * 2017-05-12 2020-03-12 Jfeスチール株式会社 デッキプレート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003200977B2 (en) * 2002-03-13 2005-05-05 Fielders Australia Pty Ltd A method of treating coated steel sheet
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011016