JPH08134014A - 3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法 - Google Patents
3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法Info
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- JPH08134014A JPH08134014A JP27515394A JP27515394A JPH08134014A JP H08134014 A JPH08134014 A JP H08134014A JP 27515394 A JP27515394 A JP 27515394A JP 27515394 A JP27515394 A JP 27515394A JP H08134014 A JPH08134014 A JP H08134014A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】容易に入手可能な原料から、工業的に有利な方
法で3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル
酸を合成する。 【構成】3,4,5,6−テトラフルオロフタロイルジ
フルオリドおよび/または3,3,4,5,6,7−ヘ
キサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノンを、
無機塩基と水の存在下に反応せしめる。
法で3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル
酸を合成する。 【構成】3,4,5,6−テトラフルオロフタロイルジ
フルオリドおよび/または3,3,4,5,6,7−ヘ
キサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノンを、
無機塩基と水の存在下に反応せしめる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医農薬中間体、特にキノ
ロン系抗菌剤の中間体として有用な3,5,6−トリフ
ルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法に関する。
ロン系抗菌剤の中間体として有用な3,5,6−トリフ
ルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロ
キシフタル酸を得る方法には、3,4,5,6−テトラ
フルオロフタル酸を出発原料として、アルカリ触媒の存
在下、水中で反応させる方法が提案されている(特開昭
63−264439)。
キシフタル酸を得る方法には、3,4,5,6−テトラ
フルオロフタル酸を出発原料として、アルカリ触媒の存
在下、水中で反応させる方法が提案されている(特開昭
63−264439)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、出発原料が入手しにくい問題がある。例えば、出発
原料の3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸を合成
する方法としては、フタロニトリルを塩素化してテトラ
クロロフタロニトリルに変換し、その後、フッ素化し、
さらに加水分解をする方法(特開昭61−85349
等)、テトラクロロ無水フタル酸をアミン類と反応さ
せ、テトラクロロフタルイミド類とし、さらにフッ素
化、加水分解する方法(特開昭63−258442、U
SP5047553)が報告されている。
は、出発原料が入手しにくい問題がある。例えば、出発
原料の3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸を合成
する方法としては、フタロニトリルを塩素化してテトラ
クロロフタロニトリルに変換し、その後、フッ素化し、
さらに加水分解をする方法(特開昭61−85349
等)、テトラクロロ無水フタル酸をアミン類と反応さ
せ、テトラクロロフタルイミド類とし、さらにフッ素
化、加水分解する方法(特開昭63−258442、U
SP5047553)が報告されている。
【0004】しかし、いずれの方法においても、精製工
程で多量の極性溶媒を用いなければならず、かつ、3,
4,5,6−テトラフルオロフタル酸は水相側から得な
ければならないため、水の除去に手間取る問題がある。
また、高純度の3,4,5,6−テトラフルオロフタル
酸を得るためには、さらに再結晶等の精製工程が必要で
ある。したがって、3,4,5,6−テトラフルオロフ
タル酸を大量合成する方法としては不利であり、3,
4,5,6−テトラフルオロフタル酸を出発原料とする
従来の方法での工業的な実施は困難であった。
程で多量の極性溶媒を用いなければならず、かつ、3,
4,5,6−テトラフルオロフタル酸は水相側から得な
ければならないため、水の除去に手間取る問題がある。
また、高純度の3,4,5,6−テトラフルオロフタル
酸を得るためには、さらに再結晶等の精製工程が必要で
ある。したがって、3,4,5,6−テトラフルオロフ
タル酸を大量合成する方法としては不利であり、3,
4,5,6−テトラフルオロフタル酸を出発原料とする
従来の方法での工業的な実施は困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の技術が
有する上記の欠点を解消し、工業的に有利な3,5,6
−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法を
提供する。
有する上記の欠点を解消し、工業的に有利な3,5,6
−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法を
提供する。
【0006】すなわち、本発明は、3,4,5,6−テ
トラフルオロフタロイルジフルオリドおよび/または
3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3
H]−イソベンゾフラノンを、無機塩基と水の存在下に
反応せしめることを特徴とする3,5,6−トリフルオ
ロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法を提供する。
トラフルオロフタロイルジフルオリドおよび/または
3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3
H]−イソベンゾフラノンを、無機塩基と水の存在下に
反応せしめることを特徴とする3,5,6−トリフルオ
ロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法を提供する。
【0007】また、本発明は、テトラクロロ無水フタル
酸を塩素化して3,3,4,5,6,7−ヘキサクロロ
−1−[3H]−イソベンゾフラノンとせしめ、該3,
3,4,5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イ
ソベンゾフラノンをフッ素化して3,4,5,6−テト
ラフルオロフタロイルジフルオリドおよび/または3,
3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−
イソベンゾフラノンとせしめ、該3,4,5,6−テト
ラフルオロフタロイルジフルオリドおよび/または3,
3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−
イソベンゾフラノンを無機塩基と水の存在下に反応せし
めることを特徴とする3,5,6−トリフルオロ−4−
ヒドロキシフタル酸の製造方法を提供する。
酸を塩素化して3,3,4,5,6,7−ヘキサクロロ
−1−[3H]−イソベンゾフラノンとせしめ、該3,
3,4,5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イ
ソベンゾフラノンをフッ素化して3,4,5,6−テト
ラフルオロフタロイルジフルオリドおよび/または3,
3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−
イソベンゾフラノンとせしめ、該3,4,5,6−テト
ラフルオロフタロイルジフルオリドおよび/または3,
3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−
イソベンゾフラノンを無機塩基と水の存在下に反応せし
めることを特徴とする3,5,6−トリフルオロ−4−
ヒドロキシフタル酸の製造方法を提供する。
【0008】本発明の製造方法は、必ずしも明確ではな
いが、下記の化学式で表すことができる。
いが、下記の化学式で表すことができる。
【0009】
【化1】
【0010】本発明において、3,4,5,6−テトラ
フルオロフタロイルジフルオリド(1)と3,3,4,
5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベン
ゾフラノン(2)は、工業的に入手容易なテトラクロロ
無水フタル酸(4)を、塩素化し、つぎにフッ素化する
ことによって高収率で得ることができる。すなわち、テ
トラクロロ無水フタル酸(4)を塩素化して3,3,
4,5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イソベ
ンゾフラノン(5)とせしめ、つぎにフッ素化せしめる
ことによって、3,4,5,6−テトラフルオロフタロ
イルジフルオリド(1)および/または3,3,4,
5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベン
ゾフラノン(2)が得られる。
フルオロフタロイルジフルオリド(1)と3,3,4,
5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベン
ゾフラノン(2)は、工業的に入手容易なテトラクロロ
無水フタル酸(4)を、塩素化し、つぎにフッ素化する
ことによって高収率で得ることができる。すなわち、テ
トラクロロ無水フタル酸(4)を塩素化して3,3,
4,5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イソベ
ンゾフラノン(5)とせしめ、つぎにフッ素化せしめる
ことによって、3,4,5,6−テトラフルオロフタロ
イルジフルオリド(1)および/または3,3,4,
5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベン
ゾフラノン(2)が得られる。
【0011】テトラクロロ無水フタル酸(4)は工業的
に入手容易な化合物である。テトラクロロ無水フタル酸
(4)を塩素化して3,3,4,5,6,7−ヘキサク
ロロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン(5)とする
方法は、通常の塩素化の方法および条件が適用できる。
例えば、通常の塩素化剤と反応することにより実施でき
る。塩素化剤としては、五塩化リン、オキシ塩化リン、
塩化チオニル等が好ましく、特に、五塩化リンが好まし
い。塩素化剤の使用量はテトラクロロ無水フタル酸
(4)の1モルに対して、0.01〜10モル程度、好
ましくは0.5〜2モルがよい。
に入手容易な化合物である。テトラクロロ無水フタル酸
(4)を塩素化して3,3,4,5,6,7−ヘキサク
ロロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン(5)とする
方法は、通常の塩素化の方法および条件が適用できる。
例えば、通常の塩素化剤と反応することにより実施でき
る。塩素化剤としては、五塩化リン、オキシ塩化リン、
塩化チオニル等が好ましく、特に、五塩化リンが好まし
い。塩素化剤の使用量はテトラクロロ無水フタル酸
(4)の1モルに対して、0.01〜10モル程度、好
ましくは0.5〜2モルがよい。
【0012】塩素化反応は無溶媒、または溶媒の存在下
のいずれであっても実施できる。溶媒としては、反応物
を溶かすものであれば特に限定されず、非プロトン性極
性溶媒または非プロトン性非極性溶媒が好ましい。非プ
ロトン性極性溶媒としては、スルホラン、N,N−ジメ
チルホルムアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン
等、非プロトン性非極性溶媒としては、トルエン、キシ
レン、トリクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、および
モノクロロベンゼン等が好ましい。溶媒の量は、テトラ
クロロ無水フタル酸の1重量部に対して0.01〜10
0重量部程度、好ましくは、0.1〜5重量部がよい。
のいずれであっても実施できる。溶媒としては、反応物
を溶かすものであれば特に限定されず、非プロトン性極
性溶媒または非プロトン性非極性溶媒が好ましい。非プ
ロトン性極性溶媒としては、スルホラン、N,N−ジメ
チルホルムアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン
等、非プロトン性非極性溶媒としては、トルエン、キシ
レン、トリクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、および
モノクロロベンゼン等が好ましい。溶媒の量は、テトラ
クロロ無水フタル酸の1重量部に対して0.01〜10
0重量部程度、好ましくは、0.1〜5重量部がよい。
【0013】塩素化反応の反応温度は塩素化剤の種類や
溶媒の有無、溶媒の種類、反応物の量等によって適宜変
更可能であり、通常の場合、20℃〜300℃程度、好
ましくは、100〜200℃がよい。
溶媒の有無、溶媒の種類、反応物の量等によって適宜変
更可能であり、通常の場合、20℃〜300℃程度、好
ましくは、100〜200℃がよい。
【0014】上記の塩素化反応で得られた、3,3,
4,5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イソベ
ンゾフラノン(5)は、フッ素化反応せしめることによ
り、3,4,5,6−テトラフルオロフタロイルジフル
オリド(1)および/または3,3,4,5,6,7−
ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
(2)となる。
4,5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イソベ
ンゾフラノン(5)は、フッ素化反応せしめることによ
り、3,4,5,6−テトラフルオロフタロイルジフル
オリド(1)および/または3,3,4,5,6,7−
ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
(2)となる。
【0015】フッ素化反応は、フッ素化剤と反応させる
ことにより実施できる。フッ素化剤としては、アルカリ
金属フッ化物が好ましく、特に、NaF、KF、Rb
F、CsF等が好ましい。これらのうち、KFが好まし
く、特にスプレー乾燥したフッ化カリウムが好ましい。
フッ素化剤の量は3,3,4,5,6,7−ヘキサクロ
ロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン(5)の1モル
に対して0.1〜20モル程度、好ましくは2〜12モ
ルである。
ことにより実施できる。フッ素化剤としては、アルカリ
金属フッ化物が好ましく、特に、NaF、KF、Rb
F、CsF等が好ましい。これらのうち、KFが好まし
く、特にスプレー乾燥したフッ化カリウムが好ましい。
フッ素化剤の量は3,3,4,5,6,7−ヘキサクロ
ロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン(5)の1モル
に対して0.1〜20モル程度、好ましくは2〜12モ
ルである。
【0016】上記のフッ素化反応や無溶媒あるいは溶媒
の存在下のいずれであっても実施できるが、溶媒の存在
下で実施するのが好ましい。溶媒としては、反応物を溶
かすものであれば特に限定されず、非プロトン性溶媒ま
たは非プロトン性非極性溶媒が好ましい。非プロトン性
溶媒としてはN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルスルホン、スルホラン、ヘキサメチルホスホルトリア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン、 1,3−ジメチル
イミダゾリジノン、アセトニトリル、ベンゾニトリル、
ジオキサン、ジグライム、テトラグライム等が好まし
く、特にスルホラン、N,N−ジメチルホルムアミドが
好ましい。非プロトン性非極性溶媒としては、トルエ
ン、キシレン、トリクロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン、およびモノクロロベンゼン等が好ましい。
の存在下のいずれであっても実施できるが、溶媒の存在
下で実施するのが好ましい。溶媒としては、反応物を溶
かすものであれば特に限定されず、非プロトン性溶媒ま
たは非プロトン性非極性溶媒が好ましい。非プロトン性
溶媒としてはN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルスルホン、スルホラン、ヘキサメチルホスホルトリア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン、 1,3−ジメチル
イミダゾリジノン、アセトニトリル、ベンゾニトリル、
ジオキサン、ジグライム、テトラグライム等が好まし
く、特にスルホラン、N,N−ジメチルホルムアミドが
好ましい。非プロトン性非極性溶媒としては、トルエ
ン、キシレン、トリクロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン、およびモノクロロベンゼン等が好ましい。
【0017】溶媒の量は3,3,4,5,6,7−ヘキ
サクロロ−1−[3H]−イソベンゾフラノンの1重量
部に対して0.5〜10重量部、好ましくは1〜5重量
部程度がよい。
サクロロ−1−[3H]−イソベンゾフラノンの1重量
部に対して0.5〜10重量部、好ましくは1〜5重量
部程度がよい。
【0018】フッ素化反応の際に、反応促進剤として相
間移動触媒を含ませてもよい。相間移動触媒としては、
テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアン
モニウムブロミド等の四級アンモニウム塩、N−ネオペ
ンチル−4−(N’,N’−ジメチルアミノ)−ピリジ
ニウムクロリド、N−(2−エチル−ヘキシル)−4−
(N’,N’−ジメチルアミノ)−ピリジニウムクロリ
ド等のピリジニウム塩、またはテトラブチルホスホニウ
ムブロミド、テトラフェニルホスホニウムブロミド等の
四級ホスホニウム塩等が挙げられる。これらのうち、テ
トラブチルホスホニウムブロミド、テトラフェニルホス
ホニウムブロミドが好ましい。
間移動触媒を含ませてもよい。相間移動触媒としては、
テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアン
モニウムブロミド等の四級アンモニウム塩、N−ネオペ
ンチル−4−(N’,N’−ジメチルアミノ)−ピリジ
ニウムクロリド、N−(2−エチル−ヘキシル)−4−
(N’,N’−ジメチルアミノ)−ピリジニウムクロリ
ド等のピリジニウム塩、またはテトラブチルホスホニウ
ムブロミド、テトラフェニルホスホニウムブロミド等の
四級ホスホニウム塩等が挙げられる。これらのうち、テ
トラブチルホスホニウムブロミド、テトラフェニルホス
ホニウムブロミドが好ましい。
【0019】相間移動触媒の量としては、3,3,4,
5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イソベンゾ
フラノンの100重量部に対して1〜50重量部程度、
好ましくは5〜20重量部がよい。
5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イソベンゾ
フラノンの100重量部に対して1〜50重量部程度、
好ましくは5〜20重量部がよい。
【0020】上記フッ素化反応の反応温度は50℃〜2
50℃、好ましくは100℃〜230℃がよい。
50℃、好ましくは100℃〜230℃がよい。
【0021】上記のフッ素化反応により得られる3,
4,5,6−テトラフルオロフタロイルジフルオリド
(1)と3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1
−[3H]−イソベンゾフラノン(2)は、通常の場合
混合物として得られるが、必要に応じて分離操作を行
い、各々を単独で得ることもできる。蒸留操作は、再結
晶等の精製方法に比べて、容易であり、かつ、大量を精
製できるため、有利である。3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタロイルジフルオリドおよび3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノンの生成比率は、反応条件等によって変化し得る。
4,5,6−テトラフルオロフタロイルジフルオリド
(1)と3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1
−[3H]−イソベンゾフラノン(2)は、通常の場合
混合物として得られるが、必要に応じて分離操作を行
い、各々を単独で得ることもできる。蒸留操作は、再結
晶等の精製方法に比べて、容易であり、かつ、大量を精
製できるため、有利である。3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタロイルジフルオリドおよび3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノンの生成比率は、反応条件等によって変化し得る。
【0022】3,4,5,6−テトラフルオロフタロイ
ルジフルオリド(1)および3,3,4,5,6,7−
ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
(2)は、各々を単独で用いてもよく、また、両方を用
いてもよい。3,4,5,6−テトラフルオロフタロイ
ルジフルオリド(1)および/または3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノン(2)を上記の反応によって得る場合には、上記
反応の生成物をそのまま用いるのが好ましい。3,4,
5,6−テトラフルオロフタロイルジフルオリド(1)
および3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−
[3H]−イソベンゾフラノン(21)の両化合物を用
いる場合の割合については、特に限定されず、いずれの
割合であってもよい。
ルジフルオリド(1)および3,3,4,5,6,7−
ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
(2)は、各々を単独で用いてもよく、また、両方を用
いてもよい。3,4,5,6−テトラフルオロフタロイ
ルジフルオリド(1)および/または3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノン(2)を上記の反応によって得る場合には、上記
反応の生成物をそのまま用いるのが好ましい。3,4,
5,6−テトラフルオロフタロイルジフルオリド(1)
および3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−
[3H]−イソベンゾフラノン(21)の両化合物を用
いる場合の割合については、特に限定されず、いずれの
割合であってもよい。
【0023】3,4,5,6−テトラフルオロフタロイ
ルジフルオリド(1)および/または3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノン(2)は、つぎに、無機塩基と水の存在下に反応
せしめる。
ルジフルオリド(1)および/または3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノン(2)は、つぎに、無機塩基と水の存在下に反応
せしめる。
【0024】無機塩基としては、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等
が好ましい。また、該無機塩基は、2種以上を用いても
よい。無機塩基の量は、出発原料である3,4,5,6
−テトラフルオロフタロイルジフルオリドおよび/また
は3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3
H]−イソベンゾフラノンの1モルに対して、0.01
〜100モル程度が好ましく、特に0.1〜20モルが
好ましい。
炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等
が好ましい。また、該無機塩基は、2種以上を用いても
よい。無機塩基の量は、出発原料である3,4,5,6
−テトラフルオロフタロイルジフルオリドおよび/また
は3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3
H]−イソベンゾフラノンの1モルに対して、0.01
〜100モル程度が好ましく、特に0.1〜20モルが
好ましい。
【0025】水の量としては、通常の場合、出発原料で
ある3,4,5,6−テトラフルオロフタロイルジフル
オリド(1)および/または3,3,4,5,6,7−
ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
(2)の1モルに対して、0.01〜10000モル程
度が好ましく、特に0.1〜300モルが好ましい。ま
た、本発明においては、水とともに水溶性に有機溶剤を
含ませてもよい。有機溶剤としては、メタノール、エタ
ノール等のアルコール類が好ましい。また、有機溶剤を
含ませる場合の量は、水の100重量部に対して、1〜
10重量部程度が好ましい。
ある3,4,5,6−テトラフルオロフタロイルジフル
オリド(1)および/または3,3,4,5,6,7−
ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
(2)の1モルに対して、0.01〜10000モル程
度が好ましく、特に0.1〜300モルが好ましい。ま
た、本発明においては、水とともに水溶性に有機溶剤を
含ませてもよい。有機溶剤としては、メタノール、エタ
ノール等のアルコール類が好ましい。また、有機溶剤を
含ませる場合の量は、水の100重量部に対して、1〜
10重量部程度が好ましい。
【0026】反応温度は、0℃〜200℃程度であり、
通常は、加熱条件が好ましく、特に60℃〜130℃が
好ましい。反応圧力は、常圧、減圧、または加圧のいず
れであってもよいが、通常は、常圧が好ましい。また、
反応時間は、通常の場合、程度である。
通常は、加熱条件が好ましく、特に60℃〜130℃が
好ましい。反応圧力は、常圧、減圧、または加圧のいず
れであってもよいが、通常は、常圧が好ましい。また、
反応時間は、通常の場合、程度である。
【0027】反応生成物は、通常、酸性化し、抽出し
て、高純度の3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキ
シフタル酸(4)が得られる。酸としては、特に限定さ
れず、例えば、塩酸、硫酸等の水溶液が挙げられる。ま
た、必要に応じて、精製処理を施してもよい。
て、高純度の3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキ
シフタル酸(4)が得られる。酸としては、特に限定さ
れず、例えば、塩酸、硫酸等の水溶液が挙げられる。ま
た、必要に応じて、精製処理を施してもよい。
【0028】本発明により得られた3,5,6−トリフ
ルオロ−4−ヒドロキシフタル酸(3)は、医農薬の中
間体等として有用な化合物である。例えば、特開平1−
268662に記載の方法にしたがって、3,5,6−
トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸(3)を脱炭酸
し、アルキル化剤と反応させることによって2,4,5
−トリフルオロ−3−メトキシ安息香酸が得られる。
2,4,5−トリフルオロ−3−メトキシ安息香酸は、
キノロン骨格の8位のメトキシ基を有するキノロン系抗
菌剤の原料として有用な化合物である。
ルオロ−4−ヒドロキシフタル酸(3)は、医農薬の中
間体等として有用な化合物である。例えば、特開平1−
268662に記載の方法にしたがって、3,5,6−
トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸(3)を脱炭酸
し、アルキル化剤と反応させることによって2,4,5
−トリフルオロ−3−メトキシ安息香酸が得られる。
2,4,5−トリフルオロ−3−メトキシ安息香酸は、
キノロン骨格の8位のメトキシ基を有するキノロン系抗
菌剤の原料として有用な化合物である。
【0029】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、これらによって本発明は限定されない。
が、これらによって本発明は限定されない。
【0030】[例1]3,4,5,6−テトラフルオロ
フタロイルジフルオリドおよび3,3,4,5,6,7
−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
の合成例:5リットルの圧力対応の反応器にテトラクロ
ロ無水フタル酸800g(2.797モル)、五塩化リ
ン608g(2.797モル)、トリクロロベンゼン8
00gを仕込み、その後、150℃に保ちながら24時
間撹拌した。つぎに、溶媒、未反応物、および副生成物
を減圧下留去し、3,3,4,5,6,7−ヘキサクロ
ロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン811g(収率
85%)を得た。
フタロイルジフルオリドおよび3,3,4,5,6,7
−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
の合成例:5リットルの圧力対応の反応器にテトラクロ
ロ無水フタル酸800g(2.797モル)、五塩化リ
ン608g(2.797モル)、トリクロロベンゼン8
00gを仕込み、その後、150℃に保ちながら24時
間撹拌した。つぎに、溶媒、未反応物、および副生成物
を減圧下留去し、3,3,4,5,6,7−ヘキサクロ
ロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン811g(収率
85%)を得た。
【0031】つぎに、スプレー乾燥フッ化カリウム12
03g(20.14モル)、スルホラン3400gを仕
込み、激しく撹拌しながら、130℃で6時間反応させ
た。その後、反応液から蒸留分離を行い、3,4,5,
6−テトラフルオロフタロイルジフルオリドと3,3,
4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソ
ベンゾフラノンの混合物(モル比1:1)500.8g
を得た。収率74%であった。3,4,5,6−テトラ
フルオロフタロイルジフルオリドと3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノンの純度は99.4%であった。
03g(20.14モル)、スルホラン3400gを仕
込み、激しく撹拌しながら、130℃で6時間反応させ
た。その後、反応液から蒸留分離を行い、3,4,5,
6−テトラフルオロフタロイルジフルオリドと3,3,
4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソ
ベンゾフラノンの混合物(モル比1:1)500.8g
を得た。収率74%であった。3,4,5,6−テトラ
フルオロフタロイルジフルオリドと3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノンの純度は99.4%であった。
【0032】[例2]3,5,6−トリフルオロ−4−
ヒドロキシフタル酸の合成例:還流コンデンサおよび撹
拌機を備えた2000ccのガラス製反応器に、水酸化
ナトリウム211g(5.12モル)、水酸化カルシウ
ム138g(1.9モル)、および水800g(44.
4モル)を仕込んだ。つぎに、例1で得られた3,4,
5,6−テトラフルオロフタロイルジフルオリドと3,
3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−
イソベンゾフラノンの混合物(モル比1:1)200g
(0.826モル)を滴下し、激しく撹拌しながら10
0℃で6時間還流させた。つぎに、35%塩酸を酸性に
なるまで加え、酢酸エチルの400gで抽出した。溶媒
を留去し、3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシ
フタル酸187gを得た。収率96.0%であった。液
体クロマトグラフィーで分析したところ、純度は99.
2%であった。
ヒドロキシフタル酸の合成例:還流コンデンサおよび撹
拌機を備えた2000ccのガラス製反応器に、水酸化
ナトリウム211g(5.12モル)、水酸化カルシウ
ム138g(1.9モル)、および水800g(44.
4モル)を仕込んだ。つぎに、例1で得られた3,4,
5,6−テトラフルオロフタロイルジフルオリドと3,
3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−
イソベンゾフラノンの混合物(モル比1:1)200g
(0.826モル)を滴下し、激しく撹拌しながら10
0℃で6時間還流させた。つぎに、35%塩酸を酸性に
なるまで加え、酢酸エチルの400gで抽出した。溶媒
を留去し、3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシ
フタル酸187gを得た。収率96.0%であった。液
体クロマトグラフィーで分析したところ、純度は99.
2%であった。
【0033】[例3]3,5,6−トリフルオロ−4−
ヒドロキシフタル酸の合成例:還流コンデンサおよび撹
拌機を備えた2000ccガラス製反応器に、炭酸ナト
リウム437g(4.12モル)、および水800g
(44.4モル)を仕込んだ。つぎに、例1で得られた
3,4,5,6−テトラフルオロフタロイルジフルオリ
ドと3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−
[3H]−イソベンゾフラノンの混合物(モル比1:
1)200g(0.826モル)を滴下し、激しく撹拌
しながら100℃で24時間還流させた。つぎに35%
塩酸を酸性になるまで加え、酢酸エチルの400gで抽
出した。溶媒を留去し、3,5,6−トリフルオロ−4
−ヒドロキシフタル酸178gを得た。収率92.3%
であった。液体クロマトグラフで分析したところ、純度
は99.1%であった。
ヒドロキシフタル酸の合成例:還流コンデンサおよび撹
拌機を備えた2000ccガラス製反応器に、炭酸ナト
リウム437g(4.12モル)、および水800g
(44.4モル)を仕込んだ。つぎに、例1で得られた
3,4,5,6−テトラフルオロフタロイルジフルオリ
ドと3,3,4,5,6,7−ヘキサフルオロ−1−
[3H]−イソベンゾフラノンの混合物(モル比1:
1)200g(0.826モル)を滴下し、激しく撹拌
しながら100℃で24時間還流させた。つぎに35%
塩酸を酸性になるまで加え、酢酸エチルの400gで抽
出した。溶媒を留去し、3,5,6−トリフルオロ−4
−ヒドロキシフタル酸178gを得た。収率92.3%
であった。液体クロマトグラフで分析したところ、純度
は99.1%であった。
【0034】[例4]2,4,5−トリフルオロ−3−
メトキシ安息香酸の合成例:還流コンデンサ、撹拌機お
よび滴下ロートを備えた2リットルガラス製反応器に、
例3で得られた3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロ
キシフタル酸100g、水酸化ナトリウム22g、水4
00gを仕込み、激しく撹拌しながら還流下、20時間
脱炭酸反応を行った。反応率は99.6%であった。つ
ぎに反応器を室温まで冷却し、ジメチル硫酸320gを
加えた。その後、反応液のpHを8.5〜9.5にコン
トロールしながら10%水酸化ナトリウム水溶液を滴下
し、6時間反応を行った。さらに10%水酸化ナトリウ
ム水溶液を350g加え、6時間反応を続けた。その後
35%塩酸を滴下して、反応液を酸性化し、生成物を沈
殿させた。濾過、乾燥後、2,4,5−トリフルオロ−
3−メトキシ安息香酸72.5gを得た。収率83%で
あった。
メトキシ安息香酸の合成例:還流コンデンサ、撹拌機お
よび滴下ロートを備えた2リットルガラス製反応器に、
例3で得られた3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロ
キシフタル酸100g、水酸化ナトリウム22g、水4
00gを仕込み、激しく撹拌しながら還流下、20時間
脱炭酸反応を行った。反応率は99.6%であった。つ
ぎに反応器を室温まで冷却し、ジメチル硫酸320gを
加えた。その後、反応液のpHを8.5〜9.5にコン
トロールしながら10%水酸化ナトリウム水溶液を滴下
し、6時間反応を行った。さらに10%水酸化ナトリウ
ム水溶液を350g加え、6時間反応を続けた。その後
35%塩酸を滴下して、反応液を酸性化し、生成物を沈
殿させた。濾過、乾燥後、2,4,5−トリフルオロ−
3−メトキシ安息香酸72.5gを得た。収率83%で
あった。
【0035】
【発明の効果】本発明方法によれば、入手容易な原料か
ら、安全、かつ、効率的に、3,5,6−トリフルオロ
−4−ヒドロキシフタル酸を合成できる。本発明の反応
は、高収率、かつ特殊な試薬や煩雑な操作を要しないこ
とから、工業的な製造方法としても有利である。
ら、安全、かつ、効率的に、3,5,6−トリフルオロ
−4−ヒドロキシフタル酸を合成できる。本発明の反応
は、高収率、かつ特殊な試薬や煩雑な操作を要しないこ
とから、工業的な製造方法としても有利である。
Claims (2)
- 【請求項1】3,4,5,6−テトラフルオロフタロイ
ルジフルオリドおよび/または3,3,4,5,6,7
−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
を無機塩基と水の存在下に反応せしめることを特徴とす
る3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸
の製造方法。 - 【請求項2】テトラクロロ無水フタル酸を塩素化して
3,3,4,5,6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]
−イソベンゾフラノンとせしめ、該3,3,4,5,
6,7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イソベンゾフラ
ノンをフッ素化して3,4,5,6−テトラフルオロフ
タロイルジフルオリドおよび/または3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノンとせしめ、該3,4,5,6−テトラフルオロフ
タロイルジフルオリドおよび/または3,3,4,5,
6,7−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフ
ラノンを無機塩基と水の存在下に反応せしめることを特
徴とする3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフ
タル酸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27515394A JP3543391B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27515394A JP3543391B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08134014A true JPH08134014A (ja) | 1996-05-28 |
JP3543391B2 JP3543391B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=17551418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27515394A Expired - Fee Related JP3543391B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 3,5,6−トリフルオロ−4−ヒドロキシフタル酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543391B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP27515394A patent/JP3543391B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3543391B2 (ja) | 2004-07-14 |
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