JPH08133651A - 乗客コンベア用移動手摺の亀裂検出装置 - Google Patents

乗客コンベア用移動手摺の亀裂検出装置

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JPH08133651A
JPH08133651A JP26911494A JP26911494A JPH08133651A JP H08133651 A JPH08133651 A JP H08133651A JP 26911494 A JP26911494 A JP 26911494A JP 26911494 A JP26911494 A JP 26911494A JP H08133651 A JPH08133651 A JP H08133651A
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JP26911494A
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Yasuyuki Shioirigaya
康行 塩入ヶ谷
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、簡単な構成で自動的に且つ速や
かに移動手摺の亀裂を正確に検出することのできる乗客
コンベア用移動手摺の亀裂検出装置を得る。 【構成】 移動手摺1の全周にわたって連続的に耳部1
aに埋設された被検出子5と、被検出子に対向するよう
に固定配置された検出体6と、検出体からの検出信号S
に応答して異常報知信号を出力する制御装置とを備え、
被検出子の状態を検出体で検出し、亀裂状態を示す検出
信号に応答して制御装置から異常報知信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、簡単な構成で作業員
の労力を軽減し、自動的に且つ速やかに移動手摺の亀裂
を正確に検出することのできる乗客コンベア用移動手摺
の亀裂検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8はたとえば特開平5−246677
号公報に記載された従来の乗客コンベア用移動手摺監視
装置を示す側面図であり、図9は図8内のC−C線によ
る拡大断面図である。各図において、1は乗客コンベア
たとえばエスカレータの移動方向に沿って設けられた移
動手摺、1aは移動手摺1の形状から亀裂の生じ易い耳
部、2は移動手摺1内に移動方向に沿って所定間隔で埋
設された複数個の被検出子、3は被検出子2に近接して
対向するように固定配置された検出体、Pは検出体3か
ら生成されるパルス信号である。
【0003】被検出子2はたとえば導体または磁性体か
らなり、検出体3は静電容量または磁気抵抗等の変化に
基づいて被検出子2の通過毎にパルス信号Pを生成する
ようになっている。4は検出体3からのパルス信号Pが
入力される制御装置であり、パルス信号Pに基づいて移
動手摺1の移動速度を演算し、移動速度の変化から異常
の有無を監視し、移動発生時に異常指令Eを出力する。
【0004】次に、図8および図9に示した従来の乗客
コンベア用移動手摺監視装置の動作について説明する。
まず、エスカレータの駆動により移動手摺1が移動する
と、移動手摺1内に配列された被検出子2が検出体3上
を所定周期で通過する。
【0005】これにより、検出体3は、被検出子2の通
過タイミング毎にパルス信号Pを生成し。これを制御装
置4に入力する。制御装置4は、パルス信号Pの出力間
隔に基づいて、移動手摺1の移動速度を演算し、移動速
度が異常に変動した場合に異常指令Eを出力し、エスカ
レータの緊急停止等を行う。
【0006】このように、従来の乗客コンベア用移動手
摺監視装置によれば、移動手摺1の速度異常を自動的に
監視することができる。しかしながら、移動手摺1は両
端部に曲線部を有することからゴム製であり、特に耳部
1aに亀裂等が入り易い。もし、移動手摺1に亀裂が生
じてこれが進行すると、移動手摺1の亀裂に乗客の手が
挟まれるなどの事故が発生するおそれがある。したがっ
て、移動手摺1の亀裂の発生を速やかに検出する必要が
ある。
【0007】そこで、従来より、移動手摺1の亀裂を発
見するために、定期的に作業員の目視や触感により、移
動手摺1の全周にわたって点検を行っている。しかしな
がら、このような点検方法では、非常に時間がかかり多
くの労力を必要とするうえ、作業員の感覚に依存してい
るため、見落としや錯覚が生じ易く正確な亀裂検出を行
うことはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の乗客コンベア用
移動手摺監視検出装置は以上のように、移動手摺1の亀
裂を自動的に検出することができないので、作業員によ
る多大な労力を要するうえ、亀裂を正確に検出すること
もできないという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、簡単な構成で自動的に且つ速や
かに移動手摺の亀裂を正確に検出することのできる乗客
コンベア用移動手摺の亀裂検出装置を得ることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る乗客コンベア用移動手摺の亀裂検出装置は、移動手摺
の全周にわたって連続的に耳部に埋設された被検出子
と、被検出子に対向するように固定配置された検出体
と、検出体からの検出信号に応答して異常報知信号を出
力する制御装置とを備えたものである。
【0011】また、この発明の請求項2に係る乗客コン
ベア用移動手摺の亀裂検出装置は、請求項1において、
被検出子は、亀裂によって切断される程度の強度を有す
る磁性体からなり、検出体は所定範囲内の磁気抵抗を検
出するものである。
【0012】また、この発明の請求項3に係る乗客コン
ベア用移動手摺の亀裂検出装置は、請求項1において、
被検出子は、亀裂によって切断される程度の強度を有し
且つ近接した両端間に空隙部を有する導体からなり、被
検出子の両端に接続されて耳部の表面に突出した接触子
を有し、検出体は、接触子に接触する一対の電極として
機能し、被検出子に給電するものである。
【0013】また、この発明の請求項4に係る乗客コン
ベア用移動手摺の亀裂検出装置は、請求項3において、
被検出子は、亀裂の進行方向に沿って平行に複数個配列
され、検出体は、被検出子の抵抗値を個々に検出するも
のである。
【0014】また、この発明の請求項5に係る乗客コン
ベア用移動手摺の亀裂検出装置は、請求項1において、
被検出子は、亀裂によって切断されない程度の強度を有
する反射板からなり、検出体は、反射板に光を送光する
とともに反射板からの反射光を受光するフォトカプラか
らなるものである。
【0015】また、この発明の請求項6に係る乗客コン
ベア用移動手摺の亀裂検出装置は、耳部に対向するよう
に固定配置された送光部と、耳部を挟んで送光部に対向
するように固定配置された受光部とを含むフォトカプラ
からなる検出体を設けたものである。
【0016】
【作用】この発明の請求項1においては、耳部の全周に
わたって埋設された被検出子の状態を検出体で検出し、
亀裂状態を示す検出信号に応答して制御装置から異常報
知信号を出力する。
【0017】また、この発明の請求項2においては、磁
性体からなる被検出子の磁気抵抗を検出体で検出し、亀
裂による切断を示す磁気抵抗に応答して、亀裂状態を示
す検出信号を生成する。
【0018】また、この発明の請求項3においては、導
体からなる被検出子の電気抵抗を検出体で検出し、亀裂
による切断を示す電気抵抗に応答して、亀裂状態を示す
検出信号を生成する。
【0019】また、この発明の請求項4においては、複
数個並設された導体からなる各被検出子の電気抵抗を個
別に検出し、亀裂による切断を示す電気抵抗に応答し
て、亀裂状態および亀裂長さを示す検出信号を生成す
る。
【0020】また、この発明の請求項5においては、反
射板からなる被検出子をフォトカプラで検出し、亀裂に
よる反射板の露出に応答して、亀裂状態を示す検出信号
を生成する。
【0021】また、この発明の請求項6においては、耳
部を挟んで対向配置されたフォトカプラにより亀裂を直
接検出し、送光部から亀裂を通過して受光される光に応
答して、受光部から亀裂状態を示す検出信号を生成す
る。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す側面図、図2は
図1内のA−A線による断面図であり、各図において、
1および1aは前述と同様のものである。5は移動手摺
1の全周にわたって且つ耳部1aに沿って連続的に埋設
されたループ状の被検出子、6は被検出子5に近接して
対向するように固定配置された検出体、Sは検出体6か
ら検出信号として生成される電圧信号である。
【0023】7は検出体6からの電圧信号Sに基づいて
亀裂の発生を自動的に監視する制御装置であり、亀裂の
発生を判定したときに異常報知信号Fを出力する。この
場合、被検出子5はたとえば磁性体からなり、移動手摺
1の亀裂発生により切断され易くなっている。また、検
出体6は、移動手摺1の亀裂が大きく広がり易い曲線部
に設置されて、被検出子5に向けて磁束を発生させて被
検出子5の磁気抵抗を所定範囲内で感知し、制御装置7
は、被検出子5の磁気抵抗の変化に応じた電圧信号Sに
より、亀裂の発生を自動的に監視するようになってい
る。
【0024】次に、図1および図2に示したこの発明の
実施例1の動作について説明する。まず、エスカレータ
の運転中において、検出体6は、被検出子5の所定範囲
内の磁気抵抗を常に検出し、電圧信号Sを生成してい
る。ここで、移動手摺1の耳部1aに亀裂が発生し、耳
部1aの先端部から移動手摺1の中心線側に進行して被
検出子5の埋設位置まで達したとすると、被検出子5
は、亀裂発生位置において切断される。
【0025】このとき、被検出子5の切断部は、移動手
摺1が1回転する間に、必ず検出体6の対向位置に到達
する。したがって、被検出子5の対向位置に設けられた
検出体6は、亀裂発生部すなわち切断部での被検出子5
の磁気抵抗の低下を感知し、亀裂発生状態を示す電圧信
号Sを生成して制御装置7に入力する。
【0026】これにより、制御装置7は、直ちに移動手
摺1の亀裂発生状態を判定し、異常報知信号Fを出力し
て、異常報知手段(たとえば、ブザー等の音響報知手
段、またはランプ等の表示手段)を駆動する。このよう
に、移動手摺1の亀裂発生状態を自動的に監視すること
により、作業員が目視等により長時間かけて点検を行う
必要がなくなり、作業時間および労力が著しく軽減され
る。また、検出ミス等が発生することがないので、亀裂
検出の信頼性も向上する。さらに、比較的簡単な構成で
実現できるので、特にコストアップにつながることもな
い。
【0027】実施例2.なお、上記実施例1では、磁性
体からなる被検出子5を用い、磁気抵抗の変化を検出す
る検出体6を用いたが、導体からなる被検出子を用い、
電気抵抗の変化を検出する検出体を用いてもよい。図3
は電気抵抗の変化に基づいて亀裂の発生を検出するよう
にしたこの発明の実施例2を示す断面図であり、図4は
図3内のB−B線による断面図である。
【0028】図3および図4において、1および1aは
前述と同様のものであり、15は被検出子5に対応し、
16aおよび16bは検出体6に対応している。この場
合、導体からなる被検出子15は、移動手摺1のほぼ全
周にわたって埋設されており、近接した両端間にわずか
な空隙部Gを有し、空隙部Gにおいて開放されたC字形
状をなしている。
【0029】また、検出体16aおよび16bは、電流
供給端子すなわち電極として作用し、一対で1つの検出
体としての機能を達成している。同様の一対の検出体1
6aおよび16bは、移動手摺1の両側の耳部1aに対
応して配置されている。
【0030】15aおよび15bは被検出子15の開放
された各端部に個別に接続された接触子であり、それぞ
れ移動手摺1の表面に突設されている。検出体16aお
よび16bは、接触子15aおよび15bに個別に接触
するように固定配置されており、各接触子15aおよび
15bに接触したときに被検出子15の両端間に電流を
流すようになっている。
【0031】次に、図3および図4に示したこの発明の
実施例2の動作について説明する。まず、移動手摺1に
亀裂が生じていない場合には、被検出子15の両端間の
抵抗値がほぼ零であり、検出体16aおよび16b間に
電圧は生じない。ここで、耳部1aに亀裂が発生する
と、被検出子15が切断または切断中の状態となり、被
検出子15の両端間の抵抗値が増大し、検出体16aお
よび16b間に亀裂状態を示す電圧信号Sが発生する。
以下、制御装置7(図1参照)は、前述と同様に、電圧
信号Sに応答して異常報知信号Fを出力する。
【0032】このように、抵抗値の変化に基づいて移動
手摺1の亀裂発生を検出することができ、前述と同等の
効果が得られる。なお、空隙部Gにおいては亀裂の発生
を検出することができないが、空隙部Gの幅は移動手摺
1の全体の長さと比べてほとんど無視することができ、
特に支障が生じることはない。
【0033】実施例3.上記実施例2では、移動手摺1
の両端の耳部1aに、それぞれ1本の被検出子15を引
き通して亀裂の発生を検出したが、たとえば図5のよう
に、複数の被検出子15を平行に引き通し、各被検出子
15毎に個別の接触子15a(および図示されない15
b)を介して、亀裂の有無のみならず亀裂の長さをも検
出するようにしてもよい。
【0034】図5に示した実施例3においては、検出体
16a(および図示されない16b)が一体的に示され
ているが、内部で機能分割されており、各被検出子15
に個別に給電して個々の切断(亀裂)状態を検出できる
ようになっているものとする。このように導線からなる
被検出子15を複数配列することにより、亀裂の進行状
況を自動的且つ連続的に監視することができる。
【0035】すなわち、移動手摺1の耳部1aの先端部
から亀裂が徐々に進行していくにつれて、耳部1aの先
端部側の被検出子15から順に切断されていくので、亀
裂を進行長さを検出することができる。したがって、亀
裂が発生しても、許容範囲内であることや今後の継続注
意が必要であること、また、許容範囲を越えた亀裂が発
生して直ちに緊急停止が必要であることなど、具体的な
情報を得ることができる。
【0036】実施例4.なお、上記各実施例では、被検
出子5または15として磁性体または導体を用いたが、
反射板を用いてもよい。図6は被検出子として反射板を
用いたこの発明の実施例4を示す断面図であり、1およ
び1aは前述と同様のものである。
【0037】25は耳部1aに沿って埋設された反射板
からなる被検出子であり、亀裂が発生しても切断されな
い程度の強度を有している。26は送光部および受光部
を有するフォトカプラからなる検出体であり、被検出子
25に対向するように固定配置されている。
【0038】図6において、耳部1aに亀裂が発生する
と、被検出子25の反射面が亀裂部から露出し、検出体
26から送光された光は、被検出子25で反射されて検
出体26の受光部に入射する。これにより、前述と同様
に、検出体26から亀裂発生を示す信号が生成されて制
御装置7(図1参照)に入力され、異常報知信号Fが出
力されることになる。
【0039】実施例5.なお、上記実施例4では、耳部
1aに反射板からなる被検出子25を埋設し、亀裂から
露出された被検出子25をフォトカプラからなる検出体
26で検出したが、フォトカプラからなる検出体を耳部
1aを挟んで対向配置し、被検出子25を省略してコス
トダウンを実現してもよい。
【0040】図7は被検出子25を省略してフォトカプ
ラからなる検出体のみで亀裂を検出するようにしたこの
発明の実施例5を示す断面図であり、1および1aは前
述と同様のものである。26aおよび26bは検出体2
6に対応したフォトカプラからなる検出体であり、26
aは耳部1aに対向するように固定配置された送光部、
26bは耳部1aを挟んで送光部26aに対向するよう
に固定配置された受光部である。
【0041】図7において、移動手摺1の耳部1aに亀
裂が発生すると、送光部26aから出射された光は、亀
裂の隙間を通過して受光部26bに入射される。したが
って、受光部26bから亀裂発生を示す信号が生成され
て制御装置7に入力され、異常報知信号Fが出力され
る。
【0042】なお、フォトカプラからなる検出体26a
および26bを、亀裂の進行方向に沿って両側の耳部1
aにそれぞれ複数個ずつ配列すれば、上記実施例3の場
合と同様に亀裂を長さを検出することもできる。また、
上記各実施例においては、乗客コンベアがエスカレータ
の場合を例にとって説明したが、移動歩道等の他の乗客
コンベアに適用しても同等の効果を奏することは言うま
でもない。
【0043】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、移動手摺の全周にわたって連続的に耳部に埋設され
た被検出子と、被検出子に対向するように固定配置され
た検出体と、検出体からの検出信号に応答して異常報知
信号を出力する制御装置とを備え、被検出子の状態を検
出体で検出し、亀裂状態を示す検出信号に応答して制御
装置から異常報知信号を出力するようにしたので、簡単
な構成で自動的に且つ速やかに移動手摺の亀裂を正確に
検出することのできる乗客コンベア用移動手摺の亀裂検
出装置が得られる効果がある。
【0044】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、被検出子は、亀裂によって切断される程
度の強度を有する磁性体からなり、検出体は所定範囲内
の磁気抵抗を検出し、亀裂による切断を示す磁気抵抗に
応答して亀裂状態を示す検出信号を生成するようにした
ので、簡単な構成で自動的に且つ速やかに移動手摺の亀
裂を正確に検出することのできる乗客コンベア用移動手
摺の亀裂検出装置が得られる効果がある。
【0045】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、被検出子は、亀裂によって切断される程
度の強度を有し且つ近接した両端間に空隙部を有する導
体からなり、被検出子の両端に接続されて耳部の表面に
突出した接触子を有し、検出体は、接触子に接触する一
対の電極として機能し、被検出子に給電することにより
被検出子の電気抵抗を検出体で検出し、亀裂による切断
を示す電気抵抗に応答して亀裂状態を示す検出信号を生
成するようにしたので、簡単な構成で自動的に且つ速や
かに移動手摺の亀裂を正確に検出することのできる乗客
コンベア用移動手摺の亀裂検出装置が得られる効果があ
る。
【0046】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、被検出子は、亀裂の進行方向に沿って平
行に複数個配列され、検出体は、被検出子の抵抗値を個
々に検出するようにしたので、簡単な構成で自動的に且
つ速やかに移動手摺の亀裂を正確に検出するとともに亀
裂長さを検出することのできる乗客コンベア用移動手摺
の亀裂検出装置が得られる効果がある。
【0047】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1において、被検出子は、亀裂によって切断されない
程度の強度を有する反射板からなり、検出体は、反射板
に光を送光するとともに反射板からの反射光を受光する
フォトカプラからなり、亀裂による反射板の露出に応答
して亀裂状態を示す検出信号を生成するようにしたの
で、簡単な構成で自動的に且つ速やかに移動手摺の亀裂
を正確に検出することのできる乗客コンベア用移動手摺
の亀裂検出装置が得られる効果がある。
【0048】また、この発明の請求項6によれば、耳部
に対向するように固定配置された送光部と、耳部を挟ん
で送光部に対向するように固定配置された受光部とを含
むフォトカプラからなる検出体を設け、送光部から亀裂
を通過して受光される光に応答して受光部から亀裂状態
を示す検出信号を生成するようにしたので、さらに簡単
な構成で自動的に且つ速やかに移動手摺の亀裂を正確に
検出することのできる乗客コンベア用移動手摺の亀裂検
出装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1をエスタレータ装置全体
とともに示す側面図である。
【図2】 図1内のA−A線による拡大断面図である。
【図3】 この発明の実施例2を示す断面図である。
【図4】 図3内のB−B線による断面図である。
【図5】 この発明の実施例3を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施例4を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施例5を示す断面図である。
【図8】 従来の乗客コンベア用移動手摺監視装置をエ
スタレータ装置全体とともに示す側面図である。
【図9】 図8内のC−C線による断面図である。
【符号の説明】
1 移動手摺、1a 耳部、5 磁性体からなる被検出
子、6 磁気抵抗を検出する検出体、7 制御装置、1
5 導体からなる被検出子、15a、15b接触子、1
6a、16b 電極からなる検出体、25 反射板から
なる被検出子、26 フォトカプラからなる検出体、2
6a 送光部、26b 受光部、F異常報知信号、G
空隙部、S 電圧信号(検出信号)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗客コンベアの移動方向に沿って設けら
    れた移動手摺の耳部に発生する亀裂を検出する乗客コン
    ベア用移動手摺の亀裂検出装置であって、 前記移動手摺の全周にわたって連続的に前記耳部に埋設
    された被検出子と、 前記被検出子に対向するように固定配置された検出体
    と、 前記検出体からの検出信号に応答して異常報知信号を出
    力する制御装置とを備えたことを特徴とする乗客コンベ
    ア用移動手摺の亀裂検出装置。
  2. 【請求項2】 前記被検出子は、前記亀裂によって切断
    される程度の強度を有する磁性体からなり、前記検出体
    は所定範囲内の磁気抵抗を検出することを特徴とする請
    求項1の乗客コンベア用移動手摺の亀裂検出装置。
  3. 【請求項3】 前記被検出子は、前記亀裂によって切断
    される程度の強度を有し且つ近接した両端間に空隙部を
    有する導体からなり、前記被検出子の両端に接続されて
    前記耳部の表面に突出した接触子を有し、前記検出体
    は、前記接触子に接触する一対の電極として機能し、前
    記被検出子に給電することを特徴とする請求項1の乗客
    コンベア用移動手摺の亀裂検出装置。
  4. 【請求項4】 前記被検出子は、前記亀裂の進行方向に
    沿って平行に複数個配列され、前記検出体は、前記被検
    出子の抵抗値を個々に検出することを特徴とする請求項
    3の乗客コンベア用移動手摺の亀裂検出装置。
  5. 【請求項5】 前記被検出子は、前記亀裂によって切断
    されない程度の強度を有する反射板からなり、前記検出
    体は、前記反射板に光を送光するとともに前記反射板か
    らの反射光を受光するフォトカプラからなることを特徴
    とする請求項1の乗客コンベア用移動手摺の亀裂検出装
    置。
  6. 【請求項6】 乗客コンベアの移動方向に沿って設けら
    れた移動手摺の耳部に発生する亀裂を検出する乗客コン
    ベア用移動手摺の亀裂検出装置であって、 前記耳部に対向するように固定配置された送光部と、前
    記耳部を挟んで前記送光部に対向するように固定配置さ
    れた受光部とを含むフォトカプラからなる検出体を設け
    たことを特徴とする乗客コンベア用移動手摺の亀裂検出
    装置。
JP26911494A 1994-11-01 1994-11-01 乗客コンベア用移動手摺の亀裂検出装置 Pending JPH08133651A (ja)

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JP (1) JPH08133651A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103407870A (zh) * 2013-07-15 2013-11-27 苏州新达电扶梯部件有限公司 一种手扶带走向检测装置
WO2016027342A1 (ja) * 2014-08-21 2016-02-25 三菱電機株式会社 乗客コンベアの手摺異常検出システム

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