JPH08133554A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08133554A
JPH08133554A JP6269739A JP26973994A JPH08133554A JP H08133554 A JPH08133554 A JP H08133554A JP 6269739 A JP6269739 A JP 6269739A JP 26973994 A JP26973994 A JP 26973994A JP H08133554 A JPH08133554 A JP H08133554A
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image
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Hideaki Mochimaru
英明 持丸
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排紙トレー等の装置キャビネットから突出し
た部材によって装置を設置するために必要なスペースが
拡大することを抑制し、かつ作像時の設定条件に応じて
画像面を下方及び上方のいずれに向けても記録紙を排紙
することを可能にする。 【構成】 排紙手段が設定条件に応じて記録紙Pの搬送
経路を第2の排紙路31あるいは第1の排紙路のいずれか
に切り換える切換爪33とを備えており、さらに排紙トレ
ー32の延長板32a及び給紙トレー27は、装置キャビネッ
ト1の水平投影面からほとんど突出しない位置に収納可
能に構成されている。給紙トレー27を開放した場合で
も、延長板32a及び給紙トレー27が装置キャビネット1
の同一面から突出するので、この突出物がない側面(図
1で装置の左側面)を壁際にピタリと付けて設置でき、
排紙トレー32や給紙トレー27などが両側に広がることな
く、設置スペースが増加することを抑制することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ,フ
ァクシミリ等の画像形成装置及び、複数種類の画像形成
装置が1台に組み合わせた複合型の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置には、給紙トレ
ーに装填された原稿を分離給紙する給紙手段と、この給
紙手段によって分離給紙された原稿を搬送しながら原稿
の画像を読み取る読取手段と、画像情報に応じて記録紙
に画像を形成する作像手段と、この作像手段によって画
像が形成された記録紙を画像面を下にして排紙する排紙
手段、あるいは画像面を上にして排紙トレーに排紙する
排紙手段とを備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
ファクシミリ装置には、次のような問題がある。
【0004】 排紙トレーや給紙トレーがそれぞれ装
置キャビネットから突出するため、装置を設置するため
に広い設置スペースが必要になり、特に、排紙トレーと
給紙トレーとが装置キャビネットの異なる面から突出し
ている場合には、排紙トレーと給紙トレーとが突出した
少なくとも2つの面を壁際に寄せることができないの
で、オフィス等における設置スペースの使用効率が低下
してしまう。
【0005】 装置キャビネットの外装パネル等に
は、通常、ジャムした記録紙や消耗部品を交換するため
の開閉部が設けられているが、この開閉部を開放可能に
するため、開放された開閉部が突出するスペースも確保
しておかなければならない。
【0006】 画像面を下方にして排紙する排紙手段
は、読取手段によって原稿の1頁目から順に読み取った
画像を記録紙に再生する場合には、頁順が揃った状態で
記録紙が排紙トレー上に積層されるので便利であるが、
原稿の最終頁から給紙を開始するオートフィーダを用い
た場合には、頁順が逆になった状態で排紙トレー上に記
録紙が積層されてしまう。また、使用状況によっては、
排紙された記録紙に形成された画像を確認しながら次の
画像形成を開始したい場合もあり、この場合には、画像
面を下方にして排紙する排紙手段は不便である。
【0007】 また、画像面を上方にして排紙する排
紙手段は、原稿の最終頁から給紙を開始するオートフィ
ーダを用いた場合には、頁順が揃った状態で排紙トレー
上に記録紙が積層されるので便利であるが、読取手段に
よって原稿の1頁目から順に読み取った画像を記録紙に
再生する場合には、頁順が逆になった状態で排紙トレー
上に記録紙が積層されてしまう。また、使用状況によっ
ては記録紙に形成された画像内容を第三者に見られたく
ない場合もあり、この場合には、画像面を上方にして排
紙する排紙手段は、排紙トレー上で画像が第三者によっ
て見られてしまうおそれがある。
【0008】本発明の目的は、上記の課題を解決するた
め、排紙トレー等の装置キャビネットから突出した部材
によって装置を設置するために必要なスペースが拡大す
ることを抑制し、原稿の頁の始めのほうから記録するタ
イプ、あるいは原稿の終わりのほうから記録するタイプ
の原稿処理装置を採用しても記録紙を頁順に排紙するこ
とが可能で、かつ作像時の設定条件に応じて画像面を下
方及び上方のいずれに向けても記録紙を排紙することが
可能な排紙手段を備えた画像形成装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、装置キャビネットの上部に
配置され原稿を走査する読取手段と、装置キャビネット
内で前記読取手段の下方に配置され画像情報に基づいて
記録紙に画像を形成する作像手段と、この作像手段によ
って画像が形成された記録紙を排紙トレー上に排紙する
排紙手段とを備えた画像形成装置において、前記読取手
段と前記作像手段との間に配置した前記排紙手段が、画
像面を下方にして記録紙を排紙する第1の排紙路と、画
像面を上方にして記録紙を排紙する第2の排紙路と、作
像時の設定条件に応じて記録紙の搬送経路を前記第1の
排紙路あるいは前記第2の排紙路のいずれかに切り換え
る排紙切換部とを備えたことを特徴とする。
【0010】さらに、第2の手段は、前記排紙手段が、
前記作像手段によって一方の面に画像が形成された記録
紙の面を反転して作像手段に再給紙する再給紙路と、作
像時の設定条件に応じて記録紙の搬送経路を排紙方向か
ら前記再給紙路に切り換える切換部とを備えたことを特
徴とする。
【0011】さらに、第3の手段は、装置キャビネット
において記録紙又は原稿が載置される用紙トレーに、用
紙トレーが装置キャビネットの水平投影面内に略収納さ
れる収納位置又は用紙トレーの面積を拡大する延長位置
に移動可能な延長板を設け、かつ前記作像手段に給紙す
る記録紙が装填される給紙トレーを、装置キャビネット
の水平投影面内に略収納される格納位置又は記録紙が装
填可能な開放位置に移動可能に構成し、前記延長位置に
ある前記延長板と前記開放位置にある前記給紙トレーと
が、装置キャビネットの同一面から突出することを特徴
とする。
【0012】さらに、第4の手段は、装置キャビネット
によって前記給紙トレーと同一方向に開閉可能に支持さ
れ、開放位置で記録紙の搬送路や再搬送路を露出させる
開閉部を備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記の第1の手段によれば、読取手段と作像手
段との間に配置した排紙手段が、画像面を下方にして記
録紙を排紙する第1の排紙路と、画像面を上方にして記
録紙を排紙する第2の排紙路と、作像時の設定条件に応
じて記録紙の搬送経路を第1の排紙路あるいは第2の排
紙路のいずれかに切り換える切換部とを備えたことによ
り、作像時の設定条件に応じて画像面を下方及び上方の
いずれに向けても記録紙を排紙することが可能になる。
【0014】さらに、第2の手段によれば、排紙手段
が、作像手段によって一方の面に画像が形成された記録
紙の面を反転して作像手段に再給紙する再給紙路と、作
像時の設定条件に応じて記録紙の搬送経路を排紙方向か
ら再給紙路に切り換える切換部とを備えたことにより、
作像時の設定条件に応じて記録紙に両面に画像を自動的
に記録することが可能になる。
【0015】さらに、第3の手段によれば、トレーに、
トレーが装置キャビネットの水平投影面内に略収納され
る収納位置又はトレーの面積を拡大する延長位置に移動
可能な延長板を設け、かつ作像手段に給紙する記録紙が
装填される給紙トレーを、装置キャビネットの水平投影
面内に略収納される格納位置又は記録紙が装填可能な開
放位置に移動可能に構成し、延長位置にある延長板と開
放位置にある給紙トレーとが、装置キャビネットの同一
面から突出することにより、トレー又は給紙トレーを装
置キャビネットの水平投影面からほとんど突出しない位
置に収納することが可能になり、かつトレーの延長板及
び給紙トレーを装置キャビネットから突出させた場合で
も、トレーの延長板及び給紙トレーが装置キャビネット
の同一面から突出する。
【0016】さらに、第4の手段によれば、装置キャビ
ネットによって給紙トレーと同一方向に開閉可能に支持
され、開放位置で作像手段付近における記録紙の搬送路
を露出させる開閉部を備えたことにより、ジャムした記
録紙の除去や消耗部品の交換が容易になり、かつ開閉部
が給紙トレーと同一方向に開閉する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の画像形成装置の一実施例の構成
図、図2は本実施例の画像形成装置の斜視図である。本
実施例の複写機は、装置キャビネット1の上部に配置さ
れ原稿Dを走査する読取手段と、装置キャビネット1で
読取手段の下方に配置され画像情報に基づいて記録紙P
に画像を形成する作像手段と、装置キャビネット1で読
取手段と作像手段との間に配置され、作像手段によって
画像が形成された記録紙Pを排紙する排紙手段と、作像
手段に記録紙Pを給紙する給紙手段とを備えている。
【0018】作像手段において、11は感光体ドラム、12
は感光体ドラム11を均一に帯電する帯電器、13は、感光
体ドラム11を画像情報に対応するレーザ光Lによって走
査し、感光体ドラム11に静電潜像を形成するレーザ光学
系、14は感光体ドラム11の静電潜像をトナー像に現像す
る現像器、15は記録紙Pに感光体ドラム11上のトナー像
を転写する転写器、16は転写完了後に感光体ドラム11に
残留したトナーを除去回収するクリーニング器、17は記
録紙Pに転写されたトナー像を定着する定着器である。
【0019】給紙手段において、21は給紙カセットであ
り、2台の給紙カセット21は、装置キャビネット1で上
下2箇所に設けられた装着位置にそれぞれ装着され、こ
の装着位置から図2に示す矢印A方向に抜き取ることが
できる。22は給紙カセット21に装填された記録紙Pを上
方に付勢する付勢板、23は記録紙Pの給紙側先端部を掛
止する分離爪、24は半月形の給紙コロであり、給紙コロ
24が1回転することにより、給紙カセット21内の最上部
の記録紙Pが分離爪23によって重送を防止されながら分
離給紙される。25はガイド板及びローラによって構成さ
れた給紙路、26はレジストローラ対であり、給紙路25
は、給紙コロ24によって分離給紙された記録紙Pをレジ
ストローラ対26に搬送する。
【0020】また、27は実線で示す格納位置及び2点鎖
線で示す開放位置に開閉可能に構成された給紙トレー、
28は給紙ローラ、29は分離パッドである。開放位置にあ
る給紙トレー27には記録紙Pが装填可能であり、給紙ト
レー27を開放位置にすることにより、給紙トレー27に装
填された記録紙Pが作像手段に給紙される。給紙トレー
27の記録紙Pは、給紙ローラ28が回転することにより分
離パッド29によって重送が防止されながらレジストロー
ラ対26に搬送される。ここで、レジストローラ対26は、
給紙カセット21又は給紙トレー27から給紙された記録紙
Pを感光体ドラム11のトナー像に同期させて搬送を開始
する。
【0021】排紙手段において、31は、ガイド板及びロ
ーラによって構成され、記録紙Pを排紙トレー32に排紙
する第2の排紙路、33は記録紙Pの排紙方向を切り換え
る切換爪、34は、切換爪33が実線の位置にある場合に第
2の排紙路31に記録紙Pを給紙し、また切換爪33が2点
鎖線の位置にある場合に、第1の排紙路を構成して排紙
トレー35に記録紙Pを排紙する排紙ローラである。第2
の排紙路31は、画像が形成された画像面を上方にして記
録紙Pを排紙トレー32上に排紙し、また排紙ローラ34
は、切換爪33が2点鎖線の位置にある場合に画像面を下
方にして記録紙Pを排紙トレー35上に排紙する。
【0022】また、36は、一方の面に画像が形成された
記録紙Pの他方の面に画像を形成するため、面を反転し
て記録紙Pをレジストローラ対26に搬送する再給紙路、
37は切換爪である。記録紙Pの一方の面にのみ画像を形
成する場合には、切換爪37は実線の位置に移動し、また
記録紙Pの両面に画像を形成する場合には、一方の面に
画像が形成された記録紙Pを第2の排紙路31から逆方向
に搬送するとともに、切換爪37を2点鎖線の位置に移動
する。このことにより、記録紙Pは再給紙路36によって
レジストローラ対26に搬送され、他方の面に画像が形成
された後に排紙トレー32又は排紙トレー35に排紙され
る。
【0023】前記排紙トレー32は、実線で示す収納位置
及び2点鎖線で示す延長位置に移動可能な延長板32aを
備え、この延長板32aを収納位置にすることにより排紙
トレー32が装置キャビネット1の水平投影面内に略収納
され、また延長板32aを延長位置にすることにより、排
紙トレー32が装置キャビネット1から突出する位置にま
で延長されてトレーの面積を拡大することができる。こ
こで、延長位置にある延長板32aは、装置キャビネット
1において開放位置にある給紙トレー27と同一面から突
出するように配置されている。また、排紙トレー35は、
装置全体の水平投影面積を増加させないように、装置キ
ャビネット1内に配置されている。
【0024】読取手段において、41は画像を読み取る原
稿Dが装填される原稿トレー、42は原稿トレー41に装填
された原稿Dを上方に付勢する付勢板、43は最上部の原
稿Dに圧接する給紙ローラ、44は分離ローラ対、45は読
取ローラ、46は等倍光学系を備えた読取手段である密着
型イメージセンサ、47はガイド板及び読取ローラ45に当
接した従動ローラによって構成された読取ガイド路、48
は搬送ローラ対、49は排紙ローラ対、50は面を反転して
原稿Dを読取ガイド路47に再給紙する再給紙路、51はガ
イド爪51a及びこのガイド爪51aとともに並行移動するガ
イド板51bによって構成された切換ガイドである。原稿
Dの一方の面だけを読み取る場合には、切換ガイド51が
実線の位置に固定され、原稿Dは排紙ローラ対49によっ
て排紙トレー52上に排紙される。また、原稿Dの両面を
読み取る場合には、原稿Dを切換ガイド51から排紙ロー
ラ対49に排紙し、排紙ローラ対49で一旦停止させた後
に、切換ガイド51を2点鎖線の位置に移動させて排紙ロ
ーラ対49を逆転させる。このことにより、原稿Dは面が
反転して再給紙路50に給紙され、密着型イメージセンサ
46によって画像が読み取られた後に、搬送ローラ対48,
切換ガイド51及び排紙ローラ対49を通って排紙トレー52
に排紙される。
【0025】装置キャビネット1の内部にはケース150
及びケース160が配置されており、ケース150には、電源
151及びプリント板152等の電装・制御部が搭載され、ケ
ース160には、コントローラボード161等が搭載されてい
る。また、装置キャビネット1の外面には、図2に示す
ように入力キー,表示パネル等を備えた操作部170が配
置されており、ユーザは、この操作部170を操作するこ
とにより、原稿Dの片面だけ、あるいは両面を読み取る
か、記録紙Pの片面だけ、あるいは両面に画像を形成す
るかなどの作像条件を設定することができる。
【0026】本実施例の画像形成装置は、複写機,プリ
ンタ及びスキャナの機能を有した複合型の画像形成装置
として構成されている。この画像形成装置を複写機とし
て使用する場合には、読取部で原稿Dの画像を読み取
り、読取部からの画像情報に基づいて作像部で記録紙P
に画像を形成する。また、プリンタとして使用する場合
には、外部のコンピュータ等からの画像情報に基づいて
作像部が記録紙Pに画像を形成する。また、スキャナと
して使用する場合には、読取部で読み取った画像を所定
の形式の画像情報に変換して、外部のファイリング装置
等に出力する。
【0027】図3は本実施例の画像形成装置における開
閉カバーの構成図である。装置キャビネット1における
給紙トレー27の支持部付近は、メンテナンス用の開閉カ
バー60として構成されており、開閉カバー60は、装置キ
ャビネット1によって支軸61を中心として開閉可能に支
持されている。図2の閉鎖位置にある開閉カバー60を図
3の開放位置に開くことにより、感光体ドラム11付近に
おける記録紙Pの搬送路及び再給紙路36を開放して装置
外部に露出させることができる。このため、開閉カバー
60を開けば、作像手段の構成部品である感光体ドラム1
1,現像器14等の消耗部品を容易に交換することがで
き、さらに給紙路25や再給紙路36や感光体ドラム11付近
でジャムした記録紙Pを容易に取り除くことができる。
【0028】また、開閉カバー60は給紙トレー27を開閉
可能に支持しており、開放された開閉カバー60は、開放
位置にある給紙トレー27と装置キャビネット1の同一面
から突出するように構成されている。
【0029】以上説明した本実施例の画像形成装置によ
れば、排紙手段が、画像面を上方にして記録紙を排紙す
る第2の排紙路31と、画像面を下方にして記録紙を排紙
する第1の排紙路を構成し、かつ設定条件に応じて記録
紙Pの搬送経路を第1の排紙路あるいは第2の排紙路31
のいずれかに切り換える切換爪33とを備えたことによ
り、作像時の設定条件に応じて画像面を下方及び上方の
いずれに向けても記録紙Pを排紙することが可能にな
る。このため、読取手段によって原稿の束を1頁目から
順に読み取った画像を記録紙Pに再生する場合には、切
換爪33によって記録紙Pを頁順が揃った状態で排紙トレ
ー35上に積層でき、さらに、排紙トレー32上に記録紙P
を排紙することにより、記録紙Pに形成された画像を確
認しながら次の画像形成を開始でき、あるいは排紙トレ
ー35に記録紙Pを排紙することにより、記録紙Pの画像
内容が第三者に見られることを防止できる。
【0030】さらに、排紙手段が、作像手段によって一
方の面に画像が形成された記録紙Pの面を反転して作像
手段に再給紙する再給紙路36と、作像時の設定条件に応
じて記録紙Pの搬送経路を排紙方向から再給紙路36に切
り換える切換爪37とを備えたことにより、作像時の設定
条件に応じて記録紙に両面に画像を自動的に記録するこ
とが可能になり、また排紙トレー32を選択すれば、頁順
を揃えた状態で両面に画像が形成された記録紙Pを排紙
することができる。
【0031】さらに、排紙トレー32の延長板32a及び給
紙トレー27を装置キャビネット1の水平投影面からほと
んど突出しない位置に収納することができ、また排紙ト
レー32の延長板32aを延長位置に移動し、また給紙トレ
ー27を開放した場合でも、延長板32a及び給紙トレー27
が装置キャビネット1の同一面から突出するので、排紙
トレー32や給紙トレー27によって設置スペースが増加す
ることを抑制でき、かつ装置キャビネット1を壁に寄せ
て設置スペースを効率的に使用することが可能になる。
また、開閉カバー60が給紙トレー27と同一方向に開閉可
能に支持されていることにより、ジャムした記録紙Pを
除去する場合や消耗部品を交換する場合でも、開閉カバ
ー60を開放するために必要なスペースを抑制できる。
【0032】図4及び図5は、それぞれ本実施例の画像
形成装置における読取手段の他の例を示す構成図であ
り、図1乃至図3に基づいて説明した部材に対応する部
材については同一符号を付して説明を省略する。図4は
原稿Dを固定して画像を読み取る読取手段の一例を示し
ており、71は原稿Dが載置されるコンタクトガラス、72
はコンタクトガラス71上の原稿Dに沿って移動しながら
原稿Dを照明する光源ランプ、73は光源ランプ72と共に
移動する第1ミラー、74及び75は光源ランプ72の1/2の
速度で移動する第2ミラー及び第3ミラー、76はミラー
73,74,75を介して入射する原稿Dからの反射光を結像
するレンズ、77は結像レンズ76によって結像された光を
読み取る読取センサ、78は、原稿Dのオートフィーダ80
を内部に収納し、コンタクトガラス71上で開閉可能に支
持された原稿カバー、79は光学系の制御用電装部であ
る。
【0033】オートフィーダ80において、81は原稿Dが
装填される原稿トレー、82は給紙ローラ、83は分離ロー
ラ対、84はローラ及びガイド板によって構成された搬送
路、85はコンタクトガラス71上に配置された搬送ベル
ト、86は排紙ローラ対、87は排紙トレーである。このオ
ートフィーダ80は原稿の束を下から給紙するタイプ(最
終頁から給紙するタイプ)である。
【0034】ここで、本や冊子等の原稿Dを読み取る場
合には、オートフィーダ80を使用せず、原稿カバー78を
開放して原稿Dの画像面をコンタクトガラス71に密着さ
せる。読取手段は、光源ランプ72及びミラー73,74,75
を原稿Dに沿って副走査方向に移動させ、読取センサ77
によって所定間隔で主走査線上の光を光電変換すること
により原稿Dの読み取りを行う。
【0035】また、シート状の原稿Dを読み取るためオ
ートフィーダ80を使用する場合には、原稿カバー78を閉
じた状態で、原稿Dを画像面を上方にし、かつ1頁目が
最上位になっている状態で原稿トレー81に装填する。原
稿Dは、最下位のものから給紙ローラ82及び分離ローラ
対83によって分離給紙され搬送路84に給紙され、搬送路
84によってコンタクトガラス71と搬送ベルト85との間に
給紙される。搬送ベルト85は、原稿Dをコンタクトガラ
ス71上で搬送し、所定の位置で一旦停止させる。読取手
段は、オートフィーダ80を使用しない場合と同様に原稿
Dの読み取りを行う。原稿Dは、読取完了後に搬送ベル
ト85によって再び搬送され、排紙ローラ対86によって排
紙トレー87上に排紙される。このとき画像面が下とな
り、1頁目は最下位になるように積層される。
【0036】上記したような読取手段を備えた画像形成
装置において、読取手段からの画像情報によって記録紙
Pに画像を形成する場合、オートフィーダ80を使用しな
いときには、記録紙Pが排紙トレー35に排紙されるよう
排紙手段を設定し、かつオートフィーダ80を使用する場
合には、記録紙Pが排紙トレー32に排紙されるように排
紙手段を設定することにより、記録紙Pを頁順に揃えて
排紙トレー32,35に排紙することができる。
【0037】図5は原稿Dを固定して画像を読み取るモ
ードと原稿Dを移動させながら読み取るモードとが設定
可能な読取手段の一例を示しており、91は原稿Dが載置
される第1コンタクトガラス、92は第1コンタクトガラ
ス91上で開閉可能に支持された原稿カバー、93は原稿D
に沿って移動しながら原稿Dを照明する光源ランプ、94
は光源ランプ93と共に移動する第1ミラー、95及び96は
光源93の1/2の速度で移動する第2ミラー及び第3ミラ
ー、97はミラー94,95,96を介して入射する原稿Dから
の反射光を結像する結像レンズ、98は結像レンズ97によ
って結像された光を読み取る読取センサ、99は光学系の
制御用電装部である。
【0038】また、100はオートフィーダ、101は原稿D
が装填される原稿トレー、102は原稿トレー101上の原稿
Dを上方に付勢する付勢板、103は付勢板102によって付
勢された原稿Dに圧接する給紙ローラ、104は分離ロー
ラ対、105は読取ローラ、106はローラ及びガイド板によ
って構成された読取ガイド路、107は排紙ローラ対、108
は読取ローラ105に対向した第2コンタクトガラスであ
る。
【0039】ここで、オートフィーダ100を使用しない
場合には、原稿カバー92を開放してシート状の原稿Dや
本,冊子などの綴じられた原稿の画像面を第1コンタク
トガラス91に密着させる。読取手段は、光源ランプ93及
びミラー94,95,96を原稿Dに沿って副走査方向に移動
させ、読取センサ98によって所定間隔で主走査線上の反
射光を光電変換することにより原稿Dの読み取りを行
う。
【0040】また、オートフィーダ100を使用する場合
には、原稿カバー92を閉じた状態で、原稿Dを画像面を
上方にし、かつ上が1頁になっている原稿の束を原稿ト
レー101に装填する。原稿Dは、給紙ローラ103及び分離
ローラ対104によって分離給紙され読取ガイド路106に給
紙される。読取ガイド路106は、読取ローラ105に巻き付
けた状態で原稿Dを一定の速度で搬送する。このとき、
読取手段は、光源ランプ93及びミラー94,95,96を実線
で示した位置に停止させ、読取センサ98によって第2コ
ンタクトガラス108上を移動する原稿Dからの反射光を
読み取る。第2コンタクトガラス108上を通過した原稿
Dは、排紙ローラ対107によって原稿カバー92上に原稿
面が下となり、1頁目が最下位となって排紙される。
【0041】上記したような読取手段を備えた画像形成
装置において、読取手段からの画像情報によって記録紙
Pに画像を形成する場合、記録紙Pが排紙トレー35に排
紙されるよう排紙手段を設定することにより、記録紙P
を頁順に揃えて排紙トレー35に排紙することができる。
【0042】なお、前述の各実施例は、原稿読取装置が
キャビネットの上部にはじめから取り付けられているタ
イプであったが、ユーザが選択的に着脱できるようにし
たタイプの装置にも適用できる。またファクシミリ装置
の例については記述していないが、例えば、図1の装置
に公知の送受信手段を組み込むことにより、原稿Dの画
像を遠隔地に送信できるファクシミリ装置となる。その
他本実施例に限定されることなく、本技術思想のもとに
応用できることは、言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の手
段によれば、作像時の設定条件に応じて画像面を下方及
び上方のいずれに向けても記録紙を排紙することが可能
になることにより、読取手段によって原稿の束を1頁目
から順に読み取った画像を記録紙に再生する場合には、
第1の排紙路によって記録紙を頁順が揃った状態で排紙
トレー上に積層でき、またオートフィーダによって原稿
の束を最終頁から給紙し、読み取った場合には、第2の
搬送路によって記録紙を頁順が揃った状態で排紙トレー
に積層できる。
【0044】さらに、第2の手段によれば、作像時の設
定条件に応じて記録紙に両面に画像を自動的に記録する
ことが可能になるので、ユーザの手間を増加させること
なく、記録紙の両面に画像を形成して記録コストを低下
させることができる。
【0045】さらに、第3の手段によれば、用紙トレー
又は給紙トレーを装置キャビネットの水平投影面からほ
とんど突出しない位置に収納することが可能になり、か
つ用紙トレーの延長板及び給紙トレーを装置キャビネッ
トから突出させた場合でも、用紙トレーの延長板及び給
紙トレーが装置キャビネットの同一面から突出すること
により、例えば、記録紙が載置される用紙トレーである
排紙トレーや給紙トレーによって設置スペースが増加す
ることを抑制でき、かつ装置キャビネットを壁に寄せて
設置スペースを効率的に使用することが可能になる。
【0046】さらに、第4の手段によれば、ジャムした
記録紙の除去や消耗部品の交換が容易になり、かつ開閉
部が給紙トレーと同一方向に開閉することにより、ジャ
ムした記録紙を除去する場合や消耗部品を交換する場合
でも、開閉カバーを開放するために必要なスペースを抑
制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の画像形成装置の斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の画像形成装置における開閉
カバーの構成図である。
【図4】本発明の一実施例の画像形成装置における読取
手段の他の例を示す構成図である。
【図5】本発明の一実施例の画像形成装置における読取
手段の他の例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…装置キャビネット、 27…給紙トレー、 31…第2
の排紙路、 32,35…排紙トレー、 32a…延長板、 3
3,37…切換爪、 34…排紙ローラ、 36…再給紙路、
60…開閉カバー、 D…原稿、 P…記録紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 31/24 G03G 15/00 530

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置キャビネットの上部に配置され原稿
    を走査する読取手段と、装置キャビネット内で前記読取
    手段の下方に配置され画像情報に基づいて記録紙に画像
    を形成する作像手段と、この作像手段によって画像が形
    成された記録紙を排紙トレー上に排紙する排紙手段とを
    備えた画像形成装置において、前記読取手段と前記作像
    手段との間に配置した前記排紙手段が、画像面を下方に
    して記録紙を排紙する第1の排紙路と、画像面を上方に
    して記録紙を排紙する第2の排紙路と、作像時の設定条
    件に応じて記録紙の搬送経路を前記第1の排紙路あるい
    は前記第2の排紙路のいずれかに切り換える切換部とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記排紙手段が、前記作像手段によって
    一方の面に画像が形成された記録紙の面を反転して作像
    手段に再給紙する再給紙路と、作像時の設定条件に応じ
    て記録紙の搬送経路を排紙方向から前記再給紙路に切り
    換える切換部とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 装置キャビネットにおいて記録紙又は原
    稿が載置される用紙トレーに、用紙トレーが装置キャビ
    ネットの水平投影面内に略収納される収納位置又は用紙
    トレーの面積を拡大する延長位置に移動可能な延長板を
    設け、かつ前記作像手段に給紙する記録紙が装填される
    給紙トレーを、装置キャビネットの水平投影面内に略収
    納される格納位置又は記録紙が装填可能な開放位置に移
    動可能に構成し、前記延長位置にある前記延長板と前記
    開放位置にある前記給紙トレーとが、装置キャビネット
    の同一面から突出することを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 装置キャビネットによって前記給紙トレ
    ーと同一方向に開閉可能に支持され、開放位置で記録紙
    の搬送路を露出させる開閉部を備えたことを特徴とする
    請求項3記載の画像形成装置。
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JP2016124284A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 キヤノン株式会社 シート処理装置

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