JPH08133424A - 物品の管理方法、管理システム及びそれに適用されるタグ - Google Patents

物品の管理方法、管理システム及びそれに適用されるタグ

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JPH08133424A
JPH08133424A JP27743094A JP27743094A JPH08133424A JP H08133424 A JPH08133424 A JP H08133424A JP 27743094 A JP27743094 A JP 27743094A JP 27743094 A JP27743094 A JP 27743094A JP H08133424 A JPH08133424 A JP H08133424A
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JP
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tag
data
carried
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JP27743094A
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English (en)
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Sadayoshi Fujita
貞好 藤田
Kimio Hiramatsu
公男 平松
Tadashi Hirano
忠 平野
Kazuo Tsujimoto
和夫 辻本
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ARCH SYST KK
NIPPON DATA CARD KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各現場間の各種情報伝達をリアルタイムで行う
ことにより、煩雑な手続きをなくした物品の管理方法と
システムを提供することを目的とし、さらにこのシステ
ムで使用される取り扱いが簡単で、再利用可能なタグを
提供することを目的とする。 【構成】本発明は、複数の拠点間において搬出入される
物品の受渡しを管理する方法とシステム、及びこのシス
テムで使用される送られた電磁波により内蔵した情報を
自己発信するICタグ(1600)とから構成され、物
品にICタグ(1600)を取付けて、前記ICタグの
データと物品とを対応付けて登録し()、前記ICタ
グ(1600)を取付けた物品の搬出入と共に、登録さ
れた前記ICタグのデータと物品との対応を送受信し
()、前記ICタグ(1600)を取付けた物品の搬
出入の際には、登録された前記ICタグ(1600)の
データと物品との対応を確認する(、)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ある場所で顧客より預
かった物品を他の場所で処理してある場所に戻し、再び
顧客に引き渡す一連の流れを統括する方法及びシステム
と、物品を識別するためのタグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、クリーニングの取次店等で顧
客より物品を預かると、預かり品ごとに識別のためのタ
グを付けて受付し、精算処理の後、これらの情報と共に
預かり品をクリーニング工場に送ってクリーニングを行
ない、次いで出荷情報と共に預かり品を受け取り、先に
受付した情報と出荷情報とを照合した後、顧客に預かり
品が引き渡されていた。
【0003】この方法は、図18に示すように、顧客よ
り預かり品が発生すると、取次店員がそれぞれの預かり
品に紙性のタグを取付けて受付ファイル、売上ファイル
を作成し、これらのファイルをフロッピーディスクに読
み込ませた後、預かり品とフロッピーディスクを工場に
送り、工場側では取次店より送られたフロッピーディス
クのファイルを読み込んで、預かり品を確認の後、クリ
ーニングを行なう。クリーニング終了後、出荷検査処理
とマスタ更新処理とを行ない、これに基づいて作成され
た出荷情報と新たな料金設定等が読み込まれたフロッピ
ーディスクと預かり品を取次店に発送する。取次店で
は、受け取った出荷情報と受付情報とを照合して預かり
品を確認した後、顧客に預かり品を引き渡すと共に、新
たな料金設定等を再設定する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では取次店員がタグ番号を自ら入力しなければなら
ず、非常に煩雑であった。しかもこのタグには多くの情
報(数値)が記されているため高価であり、再利用もで
きないため非常に不経済なものであった。更に取次店と
工場との間の情報交換はフロッピーディスクの移動を介
して行なわれるため1日当たり数回が限度であり、その
ため預かり品の管理や料金設定等がリアルタイムで行な
えず、効率がなかなかあがらないことが現場において発
生しているのが実情であった。
【0005】従って、タグによる預かり品の管理をより
簡素化、徹底し、取次店と工場側との情報交換をより緊
密にする事により、更にその工程の効率を上げることが
可能である。本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、各拠点間の各種情報伝達をリアルタイムで行うこと
により、煩雑な手続きをなくした物品の管理方法及びそ
のシステムを提供することを目的とする。
【0006】更に、このシステムで使用される取り扱い
が簡単で、再利用可能なタグを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたもので、上述した課
題を解決する一手段として例えば以下の構成を備える。
即ち、複数の拠点間において搬出入される物品を管理す
る物品の管理方法であって、物品にICタグを取付け
て、前記ICタグのデータと物品とを対応付けて登録す
る工程と、前記ICタグを取付けた物品の搬出入と共
に、登録された前記ICタグのデータと物品との対応を
送受信する工程と、前記ICタグを取付けた物品の搬出
入の際には、登録された前記ICタグのデータと物品と
の対応を確認する工程とを備えることを特徴とする物品
の管理方法である。
【0008】又、複数の拠点間において搬出入される物
品の受渡しを管理する物品の管理方法であって、物品が
搬入されると、ICタグを前記物品に取付けて、前記I
Cタグのデータと物品とを対応付けて登録する工程と、
別の拠点に搬出の際には前記ICタグを取付けた物品の
搬出と共に、登録された前記ICタグのデータと物品と
の対応を前記別の拠点に送信する工程と、再び物品が搬
入される際には、前記別の拠点で作成された搬入物品の
前記ICタグのデータと物品との対応を受信し、前記I
Cタグのデータに基づいて物品の確認を行う工程とを備
えることを特徴とする物品の管理方法である。
【0009】更に、複数の拠点間において搬出入される
物品の受渡しを管理する物品の管理方法であって、物品
が搬入される際には、前記別の拠点で作成された搬入物
品の前記ICタグのデータと物品との対応を受信し、前
記ICタグのデータとICタグを対応させて物品の確認
を行う工程と前記物品を処理する工程と、別の拠点に搬
出の際には前記ICタグのデータとICタグを対応させ
て物品の確認を行い、前記ICタグを取付けた物品の搬
出と共に、前記ICタグのデータと物品との対応を前記
別の拠点に送信する工程とを備えることを特徴とする物
品の管理方法である。
【0010】次に、複数の拠点間において搬出入される
物品の受渡しを管理する物品の管理システムであって、
物品が搬入されると、ICタグを前記物品に取付けて、
前記ICタグのデータと物品とを対応付けて登録する手
段と、別の拠点に搬出の際には前記ICタグを取付けた
物品の搬出と共に、登録された前記ICタグのデータと
物品との対応を前記別の拠点に送信する手段と、再び物
品が搬入される際には、前記別の拠点で作成された搬入
物品の前記ICタグのデータと物品との対応を受信し、
前記ICタグのデータに基づいて物品の確認を行う手段
とを備えることを特徴とする物品の管理システムであ
る。
【0011】更に、複数の拠点間において搬出入される
物品の受渡しを管理する物品の管理システムであって、
物品が搬入される際には、前記別の拠点で作成された搬
入物品の前記ICタグのデータと物品との対応を受信
し、前記ICタグのデータとICタグを対応させて物品
の確認を行う手段と、前記物品を処理する手段と、別の
拠点に搬出の際には前記ICタグのデータとICタグを
対応させて物品の確認を行い、前記ICタグを取付けた
物品の搬出と共に、前記ICタグのデータと物品との対
応を前記別の拠点に送信する手段とを備えることを特徴
とする物品の管理システムである。
【0012】又、複数の拠点間において搬出入される物
品の受渡しを管理する物品の管理システムであって、あ
る拠点に物品が搬入されると、ICタグを前記物品に取
付けて、前記ICタグのデータと物品とを対応付けて登
録する手段と、別の拠点に搬出の際には前記ICタグを
取付けた物品の搬出と共に、登録された前記ICタグの
データと物品との対応を前記別の拠点に送信する手段
と、別の拠点において物品が搬入されると、同時に前記
ある拠点で作成された搬入物品の前記ICタグのデータ
と物品との対応を受信し、前記ICタグのデータとIC
タグを対応させて物品の確認を行う手段と、前記物品を
処理する手段と、ある拠点に搬出の際には前記ICタグ
のデータとICタグを対応させて物品の確認を行う手段
と、前記ICタグを取付けた物品の搬出と共に、前記I
Cタグのデータと物品との対応を前記ある拠点に送信す
る手段と、ある拠点に再び物品が搬入される際には、前
記別の拠点で作成された搬入物品の前記ICタグのデー
タと物品との対応を受信し、前記ICタグのデータに基
づいて物品の確認を行う手段とを備えることを特徴とす
る物品の管理システムである。
【0013】次いで、送られた電磁波により内蔵した情
報を自己発信するICタグであって、略円盤状のタグ本
体と、前記タグ本体を収納する収納部材とを具備するこ
とを特徴とするICタグである。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。図1は、本発明に係る一実施例の全
体のシステム構成を示す図である。取次店において、1
00は各種処理を行なうパーソナルコンピュータであ
り、処理内容を記憶するハードディスク104、伝票等
を印刷するプリンタ106、データを保存するフロッピ
ーディスクユニット108を有している。また、パーソ
ナルコンピュータ100にはレジ端末であるドロア11
0、ICタグの情報を読み取るためのRFコントローラ
111、RFアンテナ112が接続されている。工場に
おいて、101は各種処理を行うパーソナルコンピュー
タであり、処理内容を記憶するハードディスク105、
売上などを印刷するプリンタ107、店別売上ファイル
等を伝達するためのフロッピーディスクユニット109
を有している。さらに工場側には、処理内容を記憶する
ハードディスク115、出庫情報等を伝達するためのフ
ロッピーディスクユニット114を有して各種処理を行
なうパーソナルコンピュータ113が設置されており、
ICタグの情報を読み取るためのRFコントローラ11
6、RFアンテナ117が接続されている。取次店側と
工場側のパーソナルコンピュータ100、101は、通
信用モデム102、103を介して接続されている。工
場側のパーソナルコンピュータ101と113は、フロ
ッピーディスクを通じて情報交換を行うものである。こ
のシステムを構成する一例としての取次店側の装置の斜
視図は、図2において示されている。
【0015】図3は、システムを通じて行なわれる処理
の流れを、模式的に示した図である。は、本発明によ
るICタグの取付け処理である。後述するように、本発
明によるICタグは預かり品に取付けしやすいよう、そ
の形状を独特の形としており、このICタグを用いるこ
とにより、預かり品の受付、確認作業は大幅に簡素化さ
れるものである。こうして作成された預かり品の受付、
精算情報は、のラインを通じて直接工場側に送信され
る。この時、預かり品も又工場に送り出される。工場側
では、精算情報をファイルに落し込んで保存し、また
において受付情報に基づく預かり品の入荷検査を行なっ
た後、クリーニングを行う。クリーニング終了後、に
おいて出荷検査を行ない、出荷情報を作成して新料金等
の情報と共にのラインを通じて取次店側へ送信する。
この時、預かり品も取次店へ送付される。取次店側で
は、新料金等の情報を各種ファイルに落し込んで改定す
ると共に、において出荷情報と以前に作成した受付情
報を照合して、確認の後顧客に品物を引き渡す。
【0016】図4は、図3の顧客、取次店、工場での処
理の流れを簡略に示したものである。初めに、図4のA
−B間において取次店で行なわれる処理の工程を図5〜
図9を用いて説明する。図5の(a)は、金額問い合わ
せ時に工場へ送信される単価ファイルの一例を示し、図
5の(b)は、工場側から送信される単価ファイルの一
例を示す図である。図6には、顧客から品物を預かると
作成される受付ファイルの一例が示されている。受付フ
ァイルには、店名(601)が記されており、日時、伝
票番号、顧客番号が入力され、各々の品物に対応して、
タグ番号、品名、ICタグ番号、入出庫フラグが付けら
れる(602、603)。こうして一人の顧客に対して
伝票番号から入出庫フラグまでの一連のファイルが作成
される(605、606)。このようにして連続的に、
ある日時に対する顧客毎の伝票が作成される(60
4)。この時使用されるICタグは本発明によるもの
で、その預かり品への取付けは容易であり、ICタグ番
号の入力は取付けられたICタグの読み取りと同時に自
動的に行なわれる。
【0017】この処理過程を示す一例は図8に示されて
いる。また、入出庫フラグについては、入庫フラグのみ
が立てられる。また、図7には預かり品と同時に工場へ
送信される送信ファイルの一例が示されている。送信フ
ァイルには、店名(700)と日時が記され、記された
日時において受け付けた預かり品ごとのタグ番号、品
名、ICタグ番号、入出庫フラグが1つの単位として連
続的に結合される(702、703)。これらの単位に
続いて記された日時において受け付けた伝票番号、顧客
番号、売上金額が1つの単位として連続的に結合され
(704、705)、最後に累計件数、累計金額が付け
足されて作成されるものである。
【0018】この工程の流れを、図9のフロチャートを
用いて説明する。取次店でシステムを使用するに当た
り、初めにシステムの立ち上げを行う(ステップ1)。
続いて初期化処理を行ない(ステップ2)、日付、時刻
等を確認、修正し、工場側に単価等の問い合わせを行う
(ステップ3)。この時送信されるファイルの一例は図
5(a)において示されている。問い合わせを受けた工
場側では、単価ファイル等を取次店側に送信し(ステッ
プ4)、取次店では、送付された単価ファイル等に基づ
いて、単価等の修正を行う。この時工場側から送信され
るファイルの一例は図5(b)において示されている。
この時点からシステムが使用可能となり、顧客から品物
を預かると、図6に示す様な受付ファイルの作成を行う
(ステップ5)。この作成された受付ファイルに基づい
て、図7に示すような送信ファイルが作成される(ステ
ップ6)。そして、工場側からの預かり品の集配に合わ
せて、作成された送信ファイルが取次店から工場へ送信
される(ステップ7)。送信時には、入出庫フラグの入
庫フラグは消され、出荷フラグは立てられる。そうし
て、タグの取付けられた預かり品も又工場へ送られる。
【0019】次に、図4におけるC−D間において工場
で行なわれる処理の工程を、図10〜図14を用いて説
明する。図10は、工場で作成される店別売上ファイル
の一例を示したものである。日付毎の全送信ファイルと
累計件数、累計金額が1単位となって(1001、10
02、1003)、その単位が連続的に結合されて作成
されている。図11は、出荷ファイルと未処理ファイル
より作成され、工場側から取次店側に送られる送信ファ
イルを示す図である。送信ファイルは、図11に示す様
に、店名(1101)、作成日時(1102)の下に、
出荷ファイル(1105)を構成する入庫日時、タグ番
号、品名、ICタグ番号、入出庫フラグの単位(110
3、1104)が続き、その下に、未処理ファイル(1
106)として、同じく入庫日時、タグ番号、品名、I
Cタグ番号、入出庫フラグの単位が続いて作成されてい
る。この未処理ファイルの入出庫フラグは当然ながら双
方とも消されている。
【0020】この工程の流れを、図14のフロチャート
を用いて説明する。工場において、取次店で作成された
送信ファイルを受信すると(ステップ8)、取次店で作
成された送信ファイルを日付に従って店別売上ファイル
に連続して追加し、日付単位の累計件数、累計金額をそ
の末尾に結合する(ステップ9)。続いて、送信ファイ
ルをフロッピーディスクに読み込ませ(ステップ1
0)、送信ファイルはこのフロッピーディスクを介して
RFが接続されたもう1つのパーソナルコンピュータに
読み込まれる(ステップ11)。ここで、送られてきた
預かり品に取付けられたICタグ番号をRFによりパー
ソナルコンピュータに読み込ませて店別売上ファイルと
照合し、入庫検査を行う(ステップ12)。このとき、
入出庫フラグは入庫、出庫ファイルの双方とも消され
る。入庫検査での確認が終えると、預かり品は一連のク
リーニング作業に回される。入庫検査での確認がなされ
ない場合には、取次店等への確認がなされる。
【0021】クリーニング作業が終了すると、預かり品
に取付けられたICフラグを読み取って店別売上ファイ
ルと照合し、確認する出庫検査が行なわれる(ステップ
13)。ここで入出庫フラグは双方とも立てられる。出
庫検査での確認が終えると、出荷ファイルが作成される
(ステップ14)。出庫検査での確認がなされない場合
には、警報が発令されて工場等への確認がなされる。こ
の出荷ファイルはフロッピーディスクに収められ、取次
店側とラインで繋がれたパーソナルコンピュータに移さ
れる(ステップ15)。ここで、出荷ファイルのデータ
に基づいて、売上店別ファイルの入出庫フラグも共に立
てられる。 続いて、未出荷リスト処理が行なわれ、工
場からの出荷処理が完了していない預かり品の一覧を作
成する(ステップ16)。この一覧の一例は図13にお
いて示されている。出荷ファイルと未処理ファイルよ
り、工場側から取次店側に送られる送信ファイルが作成
される(ステップ17)。この未処理ファイルの入出庫
フラグは当然ながら双方とも消されている。こうして作
成された送信ファイルはラインを通じて取次店に送信さ
れる(ステップ18)。この時、クリーニング料金の単
価の改定等があった場合には、同時に単価ファイルも送
信される。同時に、預かり品もまた取次店に発送され
る。
【0022】次に、図4におけるE−F間において取次
店で行なわれる処理の工程を、図15のフロチャートを
用いて説明する。工場より送られた送信ファイルを受信
すると(ステップ19)、送られてきた預かり品に取付
けられているICタグを読み取って(ステップ20)、
送信ファイルと照合し、確認する荷受け処理を行う。照
合確認が完了すると、受付ファイルの入庫フラグを立
て、出庫フラグを消す(ステップ21)。そして顧客に
預かり品を返却し、受付ファイルの該当する入出庫フラ
グを共に消す(ステップ22)。 こうして、預かり品
に対する処理は終了する。
【0023】図17には、他の一例のシステム構成が示
されている。このシステムは、工場側のシステムを一元
化することで、さらに効率を向上させるものである。各
工程の動作は、前述のシステムと同様であるので、説明
を省略する。次に、本実施例によるICタグについて説
明する。図16Aにおいて、タグ(1600)は、円盤
状のタグ本体(1602)と、タグ本体を収納する収納
部材(1601)から構成されている。収納部材(16
01)は、円盤状のタグ本体(1602)の略接線方向
頭部に伸びる長穴(1603)を有している。また、収
納部材(1601)は、クリーニング工程での高温、プ
レス等の環境に晒されるために、約180℃〜200℃
の温度、約50Kg/cm2の圧力に耐えうる例えば硬
質ナイロンにより構成されている。本実施例において
は、ザイテル408L、ザイテル408HS(デュポン
社製)が使用された。図16Bは、別の一例としてのタ
グ(1600)を示したものであり、タグ(1600)
の長手方向が、帯状の取付部材(1604)と平行状態
を保つように、図中長穴(1603)の下部が延長され
ている。構成については、図16Aのタグ(1600)
と同様であるので、ここでは省略する。
【0024】図16Cは、本実施例によるICタグの更
なる一例であり、図16AのA−A`方向にしたがって
切断し、断面方向より眺めたICタグを示したものであ
る。図16A、Bのように構成されたタグ(1600)
の長穴(1603)に、帯状の取付部材(1604)が
巻付けられる様に挿通され、固定点(1605)で留め
られて滑り落ちないように構成されている。こうして端
部で2本となった帯状の取付部材(1604)の間に預
かり品の一部を挟み込み、固定するようになっている。
これらのタグは数百回以上の使用が可能であり、さら
に、使用限度に達すると内側の本体のみを取り出して新
たな外枠に組み込んで再生可能なため、現在使用されて
いる各種タグに比べて大変経済的である。
【0025】収納部材(1601)は、前記熱及び圧力
に対する十分な強度を有するものであれば、特にナイロ
ンに限定されるものではない。また、帯状の取付部材
(1604)には特に何らかの表示の必要はなく、従来
より使用されている紙製の取付部材で十分使用でき、特
に限定されるものではない。尚、本発明による管理方
法、システム、タグの運用はクリーニングに限られるも
のではなく、写真フィルムの現像といった異なった拠点
間での物品等のやり取りに広く応用可能なものである。
【0026】また、本発明のシステム内での各種ファイ
ル及びその内容は使用目的に応じて改変可能であり、本
実施例に限定されるものではない。例えば、タグのフラ
グの取り扱いについては、次のような形も取りうる。上
記実施例では、預かり品の工場への入荷時、及び取次店
への入荷時に入荷の確認を行なったが、これを省略した
システムも可能である。
【0027】即ち、取次店においては、顧客より預かっ
た預かり品に取付けられるタグを読み取って、フラグを
付ける。預かり品とフラグのデータは工場に送られ、工
場においては預かり品の入荷の確認はせずに、フラグの
データを蓄積する。そして、預かり品のクリーニングが
終了して取扱店に送られる際、工場においてタグが読み
取られ、工場側のフラグが消される。工場より取次店に
預かり品が到着すると、取次店においてタグが読み取ら
れるが、このとき預かり品の入荷の確認はせずに、取次
店側のフラグが消される。こうして、フラグにより預か
り品の処理終了を確認した後、預かり品は顧客に返済さ
れる。
【0028】さらに、本システムにおいては、各拠点間
でプログラムのダウンロードが可能であるため、例えば
料金等の設定変更が随時可能である。さらにラインを通
じ、例えばカードを用いることでクリーニングの精算を
行うこともでき、店舗の事実上の無人化も可能であるこ
とはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、各拠点
間の各種情報伝達をリアルタイムで行うことにより、煩
雑な手続きをなくした物品の管理方法及びそのシステム
を提供することが可能となる。更に、このシステムで使
用される取り扱いが簡単で、再利用可能なタグを提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のシステム構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1のシステムを構成する装置の一例を示す図
である。
【図3】図1のシステムを通じて行なわれる処理の流れ
を模式的に示した図である。
【図4】図3に示す処理の流れを説明するための図であ
る。
【図5】取次店から工場へ送信される単価要求ファイル
と、工場から取次店へ送信される単価ファイルを示す図
である。
【図6】取次店で作成される受付ファイルを示す図であ
る。
【図7】取次店から工場へ送信される送信ファイルを示
す図である。
【図8】ICタグ付け処理を行う表示画面を示す図であ
る。
【図9】図4におけるA−B間の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図10】工場で作成される店別売上ファイルを示す図
である。
【図11】工場より取次店へ送信される送信ファイルを
示す図である。
【図12】工場における出荷処理を行う表示画面を示す
図である。
【図13】工場における未出荷リスト処理を行う表示画
面を示す図である。
【図14】図4におけるC−D間の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図15】図4におけるE−F間の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図16A】本発明によるICタグを示す図である。
【図16B】本発明によるICタグを示す図である。
【図16C】本発明によるICタグを示す図である。
【図17】本発明による他の実施例のシステム構成を示
すブロック図である。
【図18】従来の洗濯物の受付から返却までの処理の流
れを説明する図である。
【符号の説明】
100、101、113 パーソナルコンピュータ 102、103 モデム 104、105、115 ハードディスク 111、116 RFコントローラ 112、117 RFアンテナ 1600 タグ 1601 収納部材 1602 タグ本体 1603 長穴 1604 取付け部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 忠 東京都中央区勝どき3−12−1 日本デー タカード株式会社内 (72)発明者 辻本 和夫 東京都中央区勝どき3−12−1 日本デー タカード株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の拠点間において搬出入される物品を
    管理する物品の管理方法であって、 物品にICタグを取付けて、前記ICタグのデータと物
    品とを対応付けて登録する工程と、 前記ICタグを取付けた物品の搬出入と共に、登録され
    た前記ICタグのデータと物品との対応を送受信する工
    程と、 前記ICタグを取付けた物品の搬出入の際には、登録さ
    れた前記ICタグのデータと物品との対応を確認する工
    程とを備えることを特徴とする物品の管理方法。
  2. 【請求項2】前記物品はクリーニング物であることを特
    徴とする請求項1に記載の管理方法。
  3. 【請求項3】複数の拠点間において搬出入される物品の
    受渡しを管理する物品の管理方法であって、 物品が搬入されると、ICタグを前記物品に取付けて、
    前記ICタグのデータと物品とを対応付けて登録する工
    程と、 別の拠点に搬出の際には前記ICタグを取付けた物品の
    搬出と共に、登録された前記ICタグのデータと物品と
    の対応を前記別の拠点に送信する工程と、 再び物品が搬入される際には、前記別の拠点で作成され
    た搬入物品の前記ICタグのデータと物品との対応を受
    信し、前記ICタグのデータに基づいて物品の確認を行
    う工程とを備えることを特徴とする物品の管理方法。
  4. 【請求項4】前記物品はクリーニング物であることを特
    徴とする請求項3に記載の管理方法。
  5. 【請求項5】前記送信する工程は、売上金額の累計を送
    信する工程を更に備えることを特徴とする請求項3に記
    載の物品の管理方法。
  6. 【請求項6】前記別の拠点より単価を受信する工程を更
    に備えることを特徴とする請求項5に記載の物品の管理
    方法。
  7. 【請求項7】複数の拠点間において搬出入される物品の
    受渡しを管理する物品の管理方法であって、 物品が搬入される際には、前記別の拠点で作成された搬
    入物品の前記ICタグのデータと物品との対応を受信
    し、前記ICタグのデータとICタグを対応させて物品
    の確認を行う工程と前記物品を処理する工程と、 別の拠点に搬出の際には前記ICタグのデータとICタ
    グを対応させて物品の確認を行い、前記ICタグを取付
    けた物品の搬出と共に、前記ICタグのデータと物品と
    の対応を前記別の拠点に送信する工程とを備えることを
    特徴とする物品の管理方法。
  8. 【請求項8】前記物品はクリーニング物であることを特
    徴とする請求項7に記載の管理方法。
  9. 【請求項9】前記別の拠点へ単価を送信する工程を更に
    備えることを特徴とする請求項8に記載の物品の管理方
    法。
  10. 【請求項10】複数の拠点間において搬出入される物品
    の受渡しを管理する物品の管理システムであって、 物品が搬入されると、ICタグを前記物品に取付けて、
    前記ICタグのデータと物品とを対応付けて登録する手
    段と、 別の拠点に搬出の際には前記ICタグを取付けた物品の
    搬出と共に、登録された前記ICタグのデータと物品と
    の対応を前記別の拠点に送信する手段と、 再び物品が搬入される際には、前記別の拠点で作成され
    た搬入物品の前記ICタグのデータと物品との対応を受
    信し、前記ICタグのデータに基づいて物品の確認を行
    う手段とを備えることを特徴とする物品の管理システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記物品はクリーニング物であることを
    特徴とする請求項10に記載の管理システム。
  12. 【請求項12】前記送信する手段は、売上金額の累計を
    送信する手段を更に備えることを特徴とする請求項11
    に記載の物品の管理システム。
  13. 【請求項13】前記別の拠点より単価を受信する手段を
    更に備えることを特徴とする請求項12に記載の物品の
    管理システム。
  14. 【請求項14】複数の拠点間において搬出入される物品
    の受渡しを管理する物品の管理システムであって、 物品が搬入される際には、前記別の拠点で作成された搬
    入物品の前記ICタグのデータと物品との対応を受信
    し、前記ICタグのデータとICタグを対応させて物品
    の確認を行う手段と前記物品を処理する手段と、 別の拠点に搬出の際には前記ICタグのデータとICタ
    グを対応させて物品の確認を行い、前記ICタグを取付
    けた物品の搬出と共に、前記ICタグのデータと物品と
    の対応を前記別の拠点に送信する手段とを備えることを
    特徴とする物品の管理システム。
  15. 【請求項15】前記物品はクリーニング物であることを
    特徴とする請求項14に記載の管理システム。
  16. 【請求項16】前記別の拠点へ単価を送信する手段を更
    に備えることを特徴とする請求項15に記載の物品の管
    理システム。
  17. 【請求項17】前記物品の確認を行う際に、出荷物品と
    未出荷物品を照合し、未出荷リストを作成する手段を更
    に備えることを特徴とする請求項16に記載の物品の管
    理システム。
  18. 【請求項18】複数の拠点間において搬出入される物品
    の受渡しを管理する物品の管理システムであって、 ある拠点に物品が搬入されると、ICタグを前記物品に
    取付けて、前記ICタグのデータと物品とを対応付けて
    登録する手段と、 別の拠点に搬出の際には前記ICタグを取付けた物品の
    搬出と共に、登録された前記ICタグのデータと物品と
    の対応を前記別の拠点に送信する手段と、 別の拠点において物品が搬入されると、同時に前記ある
    拠点で作成された搬入物品の前記ICタグのデータと物
    品との対応を受信し、前記ICタグのデータとICタグ
    を対応させて物品の確認を行う手段と、 前記物品を処理する手段と、 ある拠点に搬出の際には前記ICタグのデータとICタ
    グを対応させて物品の確認を行う手段と、 前記ICタグを取付けた物品の搬出と共に、前記ICタ
    グのデータと物品との対応を前記ある拠点に送信する手
    段と、 ある拠点に再び物品が搬入される際には、前記別の拠点
    で作成された搬入物品の前記ICタグのデータと物品と
    の対応を受信し、前記ICタグのデータに基づいて物品
    の確認を行う手段とを備えることを特徴とする物品の管
    理システム。
  19. 【請求項19】前記物品はクリーニング物であることを
    特徴とする請求項18に記載の管理システム。
  20. 【請求項20】前記ある拠点に搬出の際には前記ICタ
    グのデータとICタグを対応させて物品の確認を行う手
    段は、指定された出荷先とは異なる出荷先を示すICタ
    グである場合に報知する報知手段を更に備えることを特
    徴とする請求項19に記載の管理システム。
  21. 【請求項21】送られた電磁波により内蔵した情報を自
    己発信するICタグであって、 略円盤状のタグ本体と、 前記タグ本体を収納する収納部材とを具備することを特
    徴とするICタグ。
  22. 【請求項22】前記収納部材は、タグ本体の略接線方向
    に伸びる長穴を有することを特徴とする請求項21に記
    載のICタグ。
  23. 【請求項23】前記収納部材は、10ミリメートル以内
    の一定の厚みを有することを特徴とする請求項22に記
    載のICタグ。
  24. 【請求項24】前記長穴に挿通された帯状の取付部材を
    更に有することを特徴とする請求項23に記載のICタ
    グ。
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