JP2002024351A - 携帯用電子機器及びこの電子機器を用いた御用聞き業務方法 - Google Patents

携帯用電子機器及びこの電子機器を用いた御用聞き業務方法

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JP2002024351A
JP2002024351A JP2000205202A JP2000205202A JP2002024351A JP 2002024351 A JP2002024351 A JP 2002024351A JP 2000205202 A JP2000205202 A JP 2000205202A JP 2000205202 A JP2000205202 A JP 2000205202A JP 2002024351 A JP2002024351 A JP 2002024351A
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portable electronic
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Naoki Ito
直樹 伊藤
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各顧客宅を巡回して商品の注文を取る御用聞
き業務に供せられる携帯用電子機器を提供して、御用聞
き業務の効率化を図る。 【解決手段】 御用聞き業務に供せられる携帯用電子機
器1は、巡回予定の各顧客宅をそれぞれ識別するデータ
を登録した顧客リストファイルを記憶する。そして、こ
の顧客リストファイルに登録されたデータで識別される
各顧客宅のなかから訪問先が決定されるとともに、キー
ボード等のデータ入力手段により商品注文データが入力
されると、その商品注文データを当該訪問先の顧客宅を
識別するデータと関連付けて受注先コンピュータ2に無
線電話網3を介して送信するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酒販店等で実施さ
れている御用聞き業務に用いる携帯用電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば酒販店では、店舗販売とは別に、
従業員が各顧客宅を巡回して顧客から商品の注文を取
り、注文を受けた商品を後で顧客宅まで配達する販売シ
ステムを採用しているところが多い。この販売システム
において、従業員が各顧客宅を巡回して商品の注文を取
る業務を御用聞き業務と称している。
【0003】従来の御用聞き業務は、従業員が専用の帳
面を持って各顧客宅を巡回し、商品の注文を受けるとそ
の場で注文内容を帳面に記入して、受注漏れがないよう
にしていた。また、各顧客宅を巡回し終えて店に戻った
従業員は、帳面に記入された注文内容に従い注文を受け
た商品を揃えた後、該当する顧客宅まで配達していた。
なお、注文された商品の代金支払い方式は、顧客宅毎に
1か月分の注文商品の代金を累計し、例えば翌月の指定
期日に先月分を集金するという売掛方式が一般的であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら実施されている御用聞き業務は、従業員が注文を受け
る度に商品名や注文点数等の注文内容を帳面に記入して
いたので、記入に要する時間が無駄であり効率が悪かっ
た。このため、御用聞き業務に長い時間を要してしま
い、その分、配達が遅れて顧客に迷惑をかけることがあ
った。また、従業員の誤記により顧客が注文していない
商品が配達されたり、注文した商品が届かなかったりす
ることもあった。
【0005】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、顧客宅を訪問し
た従業員が顧客から受けた注文内容を帳面に記入する必
要をなくして、御用聞き業務の効率化を図り得るととも
に正確性を高め得る携帯型電子機器を提供しようとする
ものである。また、この携帯型電子機器を用いた御用聞
き業務方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
各顧客宅を巡回して商品の注文を取る御用聞き業務に供
せられる携帯用電子機器であって、巡回予定の各顧客宅
をそれぞれ識別するデータを登録した顧客リストファイ
ルと、この顧客リストファイルに登録されたデータで識
別される各顧客宅のなかから訪問先を決定する訪問先決
定手段と、訪問先の顧客から受けた商品注文データを入
力するデータ入力手段と、訪問先決定手段により訪問先
が決定されるとともにデータ入力手段により商品注文デ
ータが入力されると、その商品注文データを当該訪問先
の顧客宅を識別するデータと関連付けて受注先コンピュ
ータに送信する通信手段とを備えたものである。
【0007】本発明において、通信手段は、請求項2記
載の発明のように、無線電話網を利用してデータを受注
先コンピュータに送信する手段とすることが望ましい。
この場合において、請求項3記載の発明のように、携帯
型プリンタへのデータ転送手段を備え、通信手段による
データ通信の成否を判定し、通信に失敗したデータの印
字データを携帯型プリンタに転送して注文内容を記録し
た注文控え伝票票を発行させるようにすると好都合であ
る。
【0008】また本発明は、請求項4記載の発明のよう
に、顧客リストファイルに登録されているデータの順番
に訪問先を順次選択して通知する訪問先選択手段を備え
るとよい。また、請求項5記載の発明のように、顧客リ
ストファイルに、顧客宅毎に所在地データを含むように
し、かつGPS受信機と、このGPS受信機で受信した
GPS衛星からの信号に基づいて現在位置を測定するG
PSコントローラとを設けて、現在位置から最も近い顧
客宅を訪問先として選択して通知するようにしてもよ
い。
【0009】さらに、請求項6記載の発明のように、顧
客リストファイルに、顧客宅毎に売掛金の未収金額とそ
の決済日に関するデータを含むようにし、訪問先決定手
段により訪問先に決定された顧客宅の決済日が過ぎてお
りかつ売掛金が未収のときその未収金額を出力する未収
金出力手段を備えてもよい。
【0010】この場合において、請求項7記載の発明の
ように、携帯型プリンタへのデータ転送手段を備えると
ともに、訪問先の顧客から受けた支払金額を入力する入
金手段を備え、入金手段により入力された支払金額が訪
問先決定手段により訪問先に決定された顧客宅の未収金
額以上のとき支払金額に対する領収書の印字データを携
帯型プリンタに転送して領収書を発行させるようにする
と好都合である。
【0011】また本発明は、請求項8記載の発明のよう
に、顧客リストファイルに、顧客宅毎に過去の商品購入
履歴に関するデータを含むようにし、訪問先決定手段に
より訪問先に決定された顧客宅の商品購入履歴を検索し
て商品毎に前回の購入日からの経過日数が所定の日数を
過ぎているかチェックし、過ぎている商品のリストを出
力する伺い品リスト出力手段を備えてもよいものであ
る。
【0012】一方、請求項9記載の発明は、巡回予定の
各顧客宅をそれぞれ識別するデータを登録した顧客リス
トファイル、この顧客リストファイルに登録されたデー
タで識別される各顧客宅のなかから訪問先を決定する訪
問先決定手段、訪問先の顧客から受けた商品注文データ
を入力するデータ入力手段、訪問先決定手段により訪問
先が決定されるとともにデータ入力手段により商品注文
データが入力されると、その商品注文データを当該訪問
先の顧客宅を識別するデータと関連付けて受注先コンピ
ュータに送信する通信手段を備えた携帯用電子機器を携
帯して各顧客宅を巡回し、商品の注文を取る御用聞き業
務方法であって、携帯用電子機器の訪問先決定手段によ
り決定された訪問先の顧客宅へ訪問して商品の注文を取
り、商品の注文を受けるとデータ入力手段によりその商
品注文データを携帯用電子機器へ入力し、当該顧客宅か
ら受けた商品注文データの入力を終えると、その商品注
文データと当該顧客宅を識別するデータとを携帯用電子
機器の通信手段を介して受注先コンピュータに送信させ
るようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、酒販店
で実施される御用聞き業務に本発明の携帯用電子機器を
適用した場合である。
【0014】図1はこの実施の形態のシステム構成図で
あって、このシステムは、各顧客宅を巡回して御用聞き
業務を行なう従業員がそれぞれ携帯する携帯用電子機器
1と、酒販店の本部に設置され、御用聞き業務に対する
受注用コンピュータとして機能する店舗サーバ2とから
なる。
【0015】各携帯用電子機器1は、無線電話回路18
(図6を参照)を内蔵しており、携帯電話やPHS(Pe
rsonal Handy Phone System)等の周知の無線電話網3
を利用して店舗サーバ2とデータ通信を行えるようにし
たものである。また、赤外線等を用いた光通信インタフ
ェース19(図6を参照)を備えており、同一プロトコ
ルの光通信インタフェースを備えた携帯用プリンタ4等
とデータ通信を行えるようになっている。
【0016】店舗サーバ2は、電話回線を通じてデータ
のやり取りを行なうモデム5を接続しており、このモデ
ム5を介して回線が接続された携帯用電子機器1から無
線送信されるデータを受信したり、その携帯用電子機器
1に対してデータを無線送信したりする。また、各携帯
用電子機器1に設けられた光通信インタフェース19と
同一プロトコルの光通信インタフェース6を接続してお
り、光通信によっても携帯用電子機器1との間でデータ
通信を行えるようになっている。
【0017】店舗サーバ2は、特に商品マスタファイル
7、顧客マスタファイル8及び巡回ルートマスタファイ
ル9をハードディスク等の記憶装置に保管し、管理して
いる。商品マスタファイル7は、店で取扱う全商品の固
有データを商品別に記憶管理するものであり、具体的に
は、図2(a)のレコードフォーマットに示すように、
商品コード,商品名,価格,取扱フラグ,定期フラグ等
のデータを商品別に記憶管理している。ここで、商品コ
ードは、商品毎に付される識別コードである。商品名及
び価格は、その商品を特定する名称及び1点あたりの販
売価格である。取扱フラグは、御用聞き業務で取扱う商
品か否かを識別するフラグ(1:取扱対象商品、0:取
扱対象外商品)である。定期フラグは、御用聞きに伺う
多くの顧客が一定の周期で購入すると考えられる米,し
ょうゆ,味噌等の定期購入対象商品か否かを識別するフ
ラグ(1:定期購入対象商品、0:定期購入対象外商
品)である。
【0018】顧客マスタファイル8は、御用聞きに伺う
各顧客宅の固有データを顧客宅別に記憶管理するもので
あり、具体的には、図2(b)のレコードフォーマット
に示すように、顧客コード,氏名,住所,履歴ファイル
ナンバー,売掛ファイルナンバー,集金日等のデータを
顧客宅別に記憶管理している。顧客コードは、顧客宅毎
に付される識別コードである。氏名及び住所は、その顧
客宅の代表者氏名と住所である。履歴ファイルナンバー
は、図3に示すように、その顧客宅が過去に注文し購入
した商品の商品コード,点数,定期フラグ,購入間隔の
各データを購入日付の古い順に記憶管理した履歴ファイ
ルを指定するナンバーである。なお、購入間隔とは、同
一商品の前回注文時から今回注文時までの経過日数であ
る。売掛ファイルナンバーは、図4に示すように、その
顧客宅の売掛金額,未収金額及び精算済フラグを月毎に
記憶管理した売掛ファイルを指定するナンバーである。
なお、精算済フラグとは、対応する月の売掛金額に対す
る未収金額が0か否かを識別するフラグ(1:未収金額
=0,0:未収金額>0)である。集金日は、その顧客
宅における売掛金額の月1回の決済日を特定するデータ
である。
【0019】巡回ルートマスタファイル9は、御用聞き
業務を実施する巡回地区毎に各顧客宅の巡回ルートを示
すデータを記憶管理するものであり、具体的には、図2
(c)に示すように、その地区を識別する地区コード及
び地区名と、その地区内に在住する顧客数Nとに加え
て、一連の巡回順位番号1〜N順に、その地区内に在住
する各顧客宅の顧客コードを記憶管理している。そし
て、巡回ルートマスタファイル9には、予め巡回地区毎
に店舗を基準としてその地区内に在住する各顧客宅を巡
回するのに最も効率のよい巡回ルートを考察し、その巡
回ルートに従い各顧客宅の顧客コードを巡回順位番号の
順に設定している。
【0020】図5はブック型を成す携帯用電子機器1の
見開き状態を示す平面図であり、図示するように、携帯
用電子機器1は、見開き状態としたときの内面に液晶表
示器11とキーボード12とをそれぞれ設けている。液
晶表示器11は、タッチパネルセンサ13(図6参照)
を備えたものである。キーボード12は、各商品の商品
コードがそれぞれプリセットされた複数の商品キーの
他、「0」〜「9」の置数キーK1、「C」のクリアキ
ーK2、「ENT」の登録キーK3、伝送キーK4、取
消キーK5、検索キーK6、終了キーK7等を配設した
ものである。
【0021】図6は携帯用電子機器1の要部構成を示す
ブロック図であり、この携帯用電子機器1は、制御部本
体としてCPU14を搭載している。また、プログラム
等の固定データを予め格納したROM(Read Only Memo
ry)15、入力データや設定データ等の可変データを格
納するRAM(Random Access Memory)16、現日付及
び時刻を計時する時計部17、無線電話網3を利用した
データ通信を司る無線電話回路18、携帯用プリンタ4
に対するデータ転送手段として機能する光通信インタフ
ェース19、液晶表示器11の画面表示を制御する表示
コントローラ20、タッチパネルセンサ13を制御しタ
ッチ位置データを取り込むタッチパネルコントローラ2
1及びキーボード12を制御し入力キー信号を取り込む
キーボードコントローラ22を搭載している。さらに、
電子地図ファイルを記録した不揮発性記憶媒体が着脱自
在に装着されるメモリスロット23と、GPS(Global
Positioning System:全地球測位システム)受信機2
4で受信したGPS衛星からの信号を元に現在位置を測
定するGPS制御部25とを備えている。
【0022】そしてCPU14と、ROM15,RAM
16,時計部17,無線電話回路18,光通信インタフ
ェース19,表示コントローラ20,タッチパネルコン
トローラ21,キーボードコントローラ22,メモリス
ロット23及びGPS制御部25とを、アドレスバス,
データバス等のバスライン26で接続している。
【0023】しかして、携帯用電子機器1のCPU14
は、ROM15内のプログラムに基づいて図7の流れ図
に示す処理手順のメイン制御を実行するものとなってい
る。すなわちCPU14は、ST(ステップ)1として
巡回地区の地区コードが入力されるのを待機している。
ここで、キーボード12の置数キーK1により地区コー
ドに該当する桁数の数値データが置数され、続いて登録
キーK3が入力されると、数値データを地区コードと認
識する。そして、ST2としてこの地区コードで識別さ
れる巡回地区の顧客リストと取扱商品リストのデータフ
ァイル要求コマンドを生成するとともに、無線電話回路
18を制御して店舗サーバ2との電話回線を接続し、回
線が接続されたならば、その生成したファイル要求コマ
ンドを送信する。
【0024】これに応じて、店舗サーバ2においては、
巡回ルートマスタファイル9を検索して、該当地区コー
ドに対応した地区名,顧客数N及び巡回順位番号1〜N
順の顧客コードを読み出す。また、顧客マスタファイル
8を検索して、巡回順位番号1〜N順の顧客コードにそ
れぞれ対応した氏名,住所,履歴ファイルナンバー,売
掛ファイルナンバー及び集金日の各データを読み出す。
そして、図11に示すように、地区名及び顧客数Nとと
もに、巡回順位番号1〜Nの順に顧客コード,氏名,住
所,履歴ファイルナンバー,売掛ファイルナンバー,集
金日,訪問フラグ,訪問済フラグ及び不在宅フラグの各
顧客データを登録した顧客リストファイル30を作成す
る。なお、訪問フラグは、対応する顧客宅に訪問中のと
きセットされるフラグであり、訪問済フラグは、対応す
る顧客宅に訪問済のときセットされるフラグであり、不
在宅フラグは対応する顧客宅が不在のときセットされる
フラグである。作成当初、各フラグはリセットされてい
る。
【0025】また、上記ファイル要求コマンドを受信し
た店舗サーバ2においては、商品マスタファイル7を検
索して、取扱フラグがセットされた各商品の商品コー
ド,商品名,価格及び定期フラグを読み出す。そして、
図12に示すように、各商品の商品コード,商品名,価
格及び定期フラグを登録した取扱商品リストファイル4
0を作成する。
【0026】こうして、店舗サーバ2は、携帯型電子機
器1から受信したファイル要求コマンドに応じて顧客リ
ストファイル30及び取扱商品リストファイル40を作
成したならば、モデム5を介して電話回線により接続さ
れている当該携帯型電子機器1に上記顧客リストファイ
ル30及び取扱商品リストファイル40を送信して、回
線を切断するものとなっている。
【0027】そこで、携帯型電子機器1のCPU14
は、コマンド送信後、ST3として顧客リストファイル
30及び取扱商品リストファイル40が送信されてくる
のを待機する。そして、一定時間内に顧客リストファイ
ル30及び取扱商品リストファイル40を受信したなら
ば、ST4としてその受信した顧客リストファイル30
及び取扱商品リストファイル40をRAM16に格納す
る。なお、ST2にて店舗サーバ2との電話回線を接続
できないか、ST3にてコマンドを送信してから一定時
間内にファイルを受信できない場合には、エラーとして
今回の制御を終了する。
【0028】ST4にて店舗サーバ2から受信したリス
トファイル30,40をRAM16に格納したならば、
次に、ST5としてメモリスロット23に御用聞き業務
を行なう地区の電子地図ファイルを記録した不揮発性記
憶媒体が装着されているか否かを判断する。そして、装
着されている場合には、ST6としてGPSコントロー
ラ25を動作させて当該携帯用電子機器1の現在位置を
測定する。そして、現在位置を測定できたならば、ST
7としてその不揮発性記憶媒体に格納された電子地図フ
ァイルのデータと、顧客リストファイル30に登録され
ている各顧客宅の住所データとに基づいて、現在位置か
ら最も近い顧客宅を探し出す。そして、その現在位置か
ら最も近い顧客宅の巡回順位番号がpであるときこれを
1番とし、以後、巡回順位番号p+1番を2番、巡回順
位番号p+2番を3番、…、巡回順位番号p−1番をN
番とするように顧客リストファイル30における巡回順
位番号の並べ替えを行なう。なお、ST5にて電子地図
ファイルを記録した不揮発性記憶媒体がメモリスロット
23に装着されていない場合には、ST6,7の処理は
行なわない。
【0029】次に、CPU14は、ST8として顧客カ
ウンタnを一旦“0”にリセットした後、ST9として
この顧客カウンタnを1だけカウントアップする。そし
て、ST10として顧客カウンタnが顧客リストファイ
ル30上の顧客数Nを越えたか否かを判断する。ここ
で、超えていない場合には、ST11として顧客リスト
ファイル30から巡回順位番号が顧客カウンタnに一致
するn番の顧客データ中の氏名及び住所を読出し、液晶
表示器11に表示させる。また、電子地図ファイルを参
照して現在位置から当該顧客宅までの経路も併せて表示
させる(訪問先選択手段)。さらに、ST12として同
顧客データ中の訪問フラグをセットする。その後、キー
ボード11の登録キーK3または取消キーK5が入力さ
れるのを待機する。
【0030】ここで、ST13として登録キーK3が入
力された場合には、この巡回順位番号n番の顧客宅が訪
問先として決定されたと認識する(訪問先決定手段)。
そして、この巡回順位番号n番の顧客宅に対して、後述
する購入履歴検索処理、注文受付・発注処理及び決済処
理を順次行ない、各処理を終了後、ST15として巡回
順位番号n番の顧客データ中の訪問済フラグをセット
し、訪問フラグをリセットする。しかる後、ST9に戻
り、顧客カウンタnを1だけさらにカウントアップし
て、ST10以降の処理を実行する。
【0031】一方、ST14として取消キーK5が入力
された場合には、巡回順位番号n番の顧客宅が不在であ
るなどの理由から訪問先として決定されなかったと認識
する。そして、ST16として巡回順位番号n番の顧客
データ中の不在宅フラグをセットし、訪問フラグをリセ
ットする。しかる後、ST9に戻り、顧客カウンタnを
1だけさらにカウントアップして、ST10以降の処理
を実行する。
【0032】こうして、顧客カウンタnが顧客数Nを越
えるまでST11,12,13,15またはST11,
12,14,16の処理を繰り返す。そして、ST10
にて顧客カウンタnが顧客数Nを越えたことを確認した
ならばST17に進み、顧客リストファイル30から不
在宅フラグがセットされた全顧客宅の氏名データを読出
し、この氏名一覧を示す不在者リストの印字データを作
成する。そして、この印字データを光通信インタフェー
ス19から携帯用プリンタ4に光通信により転送して、
携帯用プリンタ4から不在宅リストを印字発行させる。
しかる後、ST18としてRAM16に格納した顧客リ
ストファイル30及び取扱商品リストファイル40をク
リアしたならば、今回の制御を終了する。
【0033】図8は前記購入履歴検索処理を具体的に示
す流れ図である。すなわちCPU14は、図7のST1
3の処理において巡回順位番号n番の顧客宅が訪問先と
して決定されたと認識すると、この購入履歴検索処理を
開始する。先ず、ST1として顧客リストファイル30
から訪問フラグがセットされている顧客データ中の履歴
ファイルナンバーを読出し、この履歴ファイルナンバー
で識別される履歴ファイルの要求コマンドを生成すると
ともに、無線電話回路18を制御して店舗サーバ2との
電話回線を接続し、回線が接続されたならば、その生成
したファイル要求コマンドを送信する。
【0034】これに応じて、店舗サーバ2においては、
コマンド中の履歴ファイルナンバーで識別される履歴フ
ァイルを検索して、定期フラグがセットされている商品
のデータ,つまり定期購入対象商品の購入履歴データを
抽出する。このとき、同一商品の購入履歴データについ
ては、最新の購入履歴データのみ抽出する。そして、図
13に示すように、一連のレコード番号順に履歴ファイ
ルから抽出した定期購入対象商品の購入履歴データ(購
入日付,商品コード,点数,定期フラグ,購入間隔)と
伺いフラグとを登録した定期購入対象商品の購入履歴フ
ァイル50を作成したならば、モデム5を介して電話回
線により接続されている当該携帯型電子機器1にこの購
入履歴ファイル50を送信して、回線を切断するものと
なっている。
【0035】そこで、携帯型電子機器1のCPU14
は、コマンド送信後、ST2として購入履歴ファイル5
0が送信されてくるのを待機する。そして、一定時間内
に購入履歴ファイル50を受信したならば、ST3とし
てその受信した購入履歴ファイル50をRAM16に格
納する。なお、ST1にて店舗サーバ2との電話回線を
接続できないか、ST2にてコマンドを送信してから一
定時間内にファイルを受信できない場合には、エラーと
してこの購入履歴検索処理を終了する。
【0036】ST3にて店舗サーバ2から受信した購入
履歴ファイル50をRAM16に格納したならば、次
に、ST4としてレコードカウンタrを一旦“0”にリ
セットした後、ST5としてこのレコードカウンタrを
1だけカウントアップする。そして、ST6として購入
履歴ファイル50からレコードカウンタrに一致するレ
コード番号の購入履歴データを読出す。
【0037】ここで、ST7としてレコード番号rの購
入履歴データを読出すことができたならば、ST8とし
てこの購入履歴データ中の購入日付から時計部17で計
時されている現日付までの経過日数aを算出する。そし
て、ST9としてこの経過日数aが当該購入履歴データ
中の購入間隔よりx(x≧1の正数であり、予め設定さ
れている)日だけ短縮した日数に達しているか否かを判
断する。そして達している場合には、ST10として当
該購入履歴データ中の伺いフラグをセットする。達して
いない場合には、ST11として同伺いフラグをリセッ
トする。
【0038】しかる後、ST5に戻り、レコードカウン
タrを1だけさらにカウントアップする。そして、購入
履歴ファイル50からレコード番号rの購入履歴データ
を読出す毎に、ST8,9,10または11の処理を繰
り返す。そして、ST7にて購入履歴ファイル50にレ
コード番号rの購入履歴データが存在せず、読出すこと
ができなかったならば、ST12として購入履歴ファイ
ル50から伺いフラグがセットされた購入履歴データの
商品名を読出し、この商品名一覧を示す伺い品リストの
表示データを作成して液晶表示器11に表示させる。そ
の後、ST13としてRAM16に格納した購入履歴フ
ァイル50をクリアしたならば、この購入履歴検索処理
を終了する。
【0039】図9は前記注文受付・発注処理を具体的に
示す流れ図である。すなわちCPU14は、購入履歴検
索処理を終了すると、それに引き続いて、この注文受付
・発注処理を開始する。先ず、ST1としてRAM16
に形成した注文バッファをクリアする。次に、ST2と
してキーボード12からのキー入力を待機する。
【0040】ここで、ST3として検索キーK6が入力
された場合には、ST4として商品コードが入力される
のを待機する。そして、置数キーK1により商品コード
に該当する桁数の数値データが置数され、続いて登録キ
ーK3が入力されると、数値データを商品コードと認識
する。そして、ST5としてこの商品コードで識別され
る商品を店舗で取扱っているか否かを問い合わせる商品
問合せコマンドを生成し、店舗サーバ2との電話回線が
接続されていなければ無線電話回路18を制御して回線
を接続した後、上記商品問合せコマンドを送信する。
【0041】これに応じて、店舗サーバ2においては、
商品マスタファイル7を検索して問合せがあった商品コ
ードが存在するかチェックし、存在する場合には取扱可
を示すデータ(商品コード,商品名,価格を含む)を、
存在しない場合には取扱不可を示すデータを問合せ元の
携帯用電子機器1に応答するものとなっている。
【0042】そこで、携帯用電子機器1のCPU14
は、問合せコマンドを送信後、ST6として店舗サーバ
2からの応答を待機する。そして、一定時間内に取扱可
を示すデータの応答を受信したならばST7に進み、応
答データ中の商品名と価格を液晶表示器11に表示させ
る。また、ST8として応答データ中の商品コード及び
価格と注文点数(検索キーK6の入力直前に置数キーK
1と登録キーK3とにより数値データが入力されていた
場合にはその数値,入力されていない場合には1)を商
品注文データとして注文バッファに登録する。しかる
後、ST2に戻り、次のキー入力を待機する。
【0043】これに対し、問合せコマンドを送信後、取
扱不可を示すデータの応答を受信するか、一定時間内に
応答データを受信できなかった場合にはST9に進み、
取扱不可を示すメッセージを液晶表示器11に表示させ
る。しかる後、ST2に戻り、次のキー入力を待機す
る。
【0044】ST2のキー入力待機状態において、ST
10として商品キー群の中のいずれか1つの商品キーの
入力を検知した場合には、ST11としてその入力商品
キーにプリセットされている商品コードが取扱商品リス
トファイル40に存在するか否かを判断する。そして、
存在する場合にはST7に進み、取扱商品リストファイ
ル40から当該商品コードに対応する商品名と価格を読
み出して、液晶表示器11に表示させる。また、この商
品コード及び価格と注文点数(商品キーの入力直前に置
数キーK1と登録キーK3とにより数値データが入力さ
れていた場合にはその数値,入力されていない場合には
1)を商品注文データとして注文バッファに登録する。
しかる後、ST2に戻り、次のキー入力を待機する。
【0045】一方、当該商品コードが取扱商品リストフ
ァイル40に存在しない場合にはST5に進み、この商
品コードで識別される商品を店舗で取扱っているか否か
を問い合わせる商品問合せコマンドを生成する。そし
て、店舗サーバ2との電話回線が接続されていなければ
無線電話回路18を制御して回線を接続した後、上記商
品問合せコマンドを送信する。これに応じて、店舗サー
バ2から取扱可を示すデータの応答を受信したならばS
T7に進み、応答データ中の商品名と価格を液晶表示器
11に表示させる。また、応答データ中の商品コード及
び価格と注文点数を商品注文データとして注文バッファ
に登録する。しかる後、ST2に戻り、次のキー入力を
待機する。また、店舗サーバ2から取扱不可を示すデー
タの応答を受信するか、一定時間内に応答データを受信
できなかった場合にはST9に進み、取り扱い不可を示
すメッセージを液晶表示器11に表示させる。しかる
後、ST2に戻り、次のキー入力を待機する。
【0046】ここに、商品キー,検索キーK6,置数キ
ーK1,登録キーK3を配設したキーボード12は、訪
問先の顧客から受けた商品注文データを入力するデータ
入力手段として機能する。
【0047】ST2のキー入力待機状態において、ST
12として終了キーK7の入力を検知した場合には、S
T13として注文バッファに商品注文データが登録され
ているか否かを判断する。ここで、登録されていない場
合には、商品の注文受付無しに発注処理の終了が宣言さ
れたので、この注文受付・発注処理を終了する。
【0048】ST13にて注文バッファに商品注文デー
タが登録されている場合には、ST14として顧客リス
トファイル30から訪問フラグがセットされている顧客
データ中の顧客コードを読み出す。そして、ST15と
して店舗サーバ2との電話回線が接続されていなければ
無線電話回路18を制御して回線を接続した後、注文バ
ッファ内の商品注文データと訪問フラグがセットされて
いる顧客データ中の顧客コードとを店舗サーバ2に無線
送信する(通信手段)。
【0049】しかる後、ST16として上記データの無
線送信が正常に完了したか否かを判定する。そして、正
常に完了している場合には、この注文受付・発注処理を
終了する。
【0050】これに対して、送信エラーが発生した場合
には、ST17として注文バッファ内の商品注文データ
と訪問フラグがセットされている顧客データ中の顧客コ
ード,顧客名等とを含む注文控え伝票の印字データを作
成する。そして、この印字データを光通信インタフェー
ス19を介して携帯型プリンタ4に転送する(注文票発
行制御手段)。また、ST18として送信に失敗した商
品注文データと顧客コードとをRAM16内の再送信メ
モリに格納したならば、この注文受付・発注処理を終了
する。
【0051】なお、CPU14は、店舗サーバ2との電
話回線が接続される毎に、再送信メモリにデータが格納
されているか否かをチェックしている。そして格納され
ている場合には、そのデータを店舗サーバ2に無線送信
し、送信に成功すると再送信メモリをクリアするものと
なっている。
【0052】因みに、携帯用電子機器1から無線送信さ
れた商品注文データと顧客コードのデータを電話回線に
より受信した店舗サーバ2は、受信した顧客コードに対
応する顧客ファイルレコードを読み出す。そして、商品
注文データと顧客氏名,住所等の顧客固有データとに基
づいて配達伝票の印字データを作成し、伝票プリンタを
駆動して配達伝票を印字発行させる。また、該当顧客フ
ァイルレコードの履歴ファイルナンバーで指定される履
歴ファイルに本日日付の購入履歴データを追加登録す
る。同様に、該当顧客ファイルレコードの売掛ファイル
ナンバーで指定される売掛ファイルに今月の売掛金額を
加算する。
【0053】図10は前記決済処理を具体的に示す流れ
図である。すなわちCPU14は、注文受付・発注処理
を終了すると、それに引き続いて決済処理を開始する。
先ず、ST1として顧客リストファイル30から訪問フ
ラグがセットされている顧客データ中の集金日を読出
し、時計部17にて計時されている現日付と比較する。
ここで、ST2として現日付が集金日を経過していない
場合には、この決済処理を終了する。このとき、液晶表
示器11に「本日は集金日ではありません」等のメッセ
ージを表示させて、決済処理を終了してもよい。
【0054】一方、ST2にて現日付が集金日と一致若
しくは集金日を経過している場合には、ST3として顧
客リストファイル30から訪問フラグがセットされてい
る顧客データ中の売掛ファイルナンバーを読出し、この
売掛ファイルナンバーで識別される売掛ファイルの要求
コマンドを生成するとともに、無線電話回路18を制御
して店舗サーバ2との電話回線を接続し、回線が接続さ
れたならば、その生成したファイル要求コマンドを送信
する。
【0055】これに応じて、店舗サーバ2においては、
コマンド中の売掛ファイルナンバーで識別される売掛フ
ァイルを取得し、モデム5を介して電話回線により接続
されている当該携帯型電子機器1に送信して、回線を切
断するものとなっている。
【0056】そこで、携帯型電子機器1のCPU14
は、コマンド送信後、ST4として売掛ファイルが送信
されてくるのを待機する。そして、一定時間内に売掛フ
ァイルを受信したならば、ST5としてその受信した売
掛ファイルをRAM16に格納する。なお、ST3にて
店舗サーバ2との電話回線を接続できないか、ST4に
てコマンドを送信してから一定時間内にファイルを受信
できない場合には、エラーとしてこの決済処理を終了す
る。
【0057】ST5にて店舗サーバ2から受信した売掛
ファイルをRAM16に格納したならば、次に、ST6
としてその売掛ファイルの月別精算済フラグをチェック
して、今月より前の月で売掛金額が未清算の月が存在す
るか否かを判断する。そして、存在する場合には、ST
7としてその未清算の月と未収金額とを液晶表示器11
に表示させる。なお、未清算の月が二月以上存在する場
合にはそれぞれ表示させる。この状態で、ST8として
入金額がキー入力されるのを待機する。そして、置数キ
ーK1により0より大きい数値が置数され、続いて登録
キーK3が入力されると、数値データを入金額とみなし
てST9に進む。
【0058】ST9では入金額が未収金額以上か否かを
判断する。未清算の月が二月以上に及ぶ場合には、未収
金額の総額以上か否かを判断する。ここで、入金額が未
収金額またはその総額以上の場合には、ST10として
その差額を釣銭額として液晶表示器11に表示させる。
また、ST11として売掛ファイルにおける今月以前の
未収月の未収金額を全て0にするとともに、その未収月
の精算済フラグをセットする。
【0059】これに対し、入金額が未収金額またはその
総額に満たない場合には、ST12としてその差額を不
足額として液晶表示器11に表示させる。また、ST1
3として売掛ファイルにおける今月以前の未収月のう
ち、最も古い月の未収金額から入金額を減算する。この
とき、未収金額が0となりかつ入金額が残っている場合
には、次に古い未収月の未収金額から入金額の残りを減
算する。また、未収金額が0となった月の精算済フラグ
をセットする。
【0060】こうして、ST11またはST13にて売
掛ファイルのデータを更新したならば、ST14として
無線電話回路18を制御して店舗サーバ2との電話回線
を接続し、回線が接続されたならば、その売掛ファイル
のデータを店舗サーバ2に送信して、回線を切断する。
また、ST15として入金額に対する領収書及びその控
えの印字データをそれぞれ作成し、光通信インタフェー
ス19を介して携帯型プリンタ4に順次転送する(領収
書発行制御手段)。その後、ST16としてRAMの売
掛ファイルをクリアしたならば、この決済処理を終了す
る。
【0061】なお、ST6にて今月より前の月で売掛金
額が未清算の月が存在しない場合には、決済の必要がな
いのでST16に進み、RAMの売掛ファイルをクリア
したならば、この決済処理を終了する。また、ST8に
て置数キーK1により0が置数されるか、置数入力無し
に登録キーK3が入力された場合も、入金額がなく決済
できないので、ST16に進み、RAMの売掛ファイル
をクリアした後、この決済処理を終了する。
【0062】因みに、携帯用電子機器1から無線送信さ
れた売掛ファイルを電話回線により受信した店舗サーバ
2は、受信した売掛ファイルとファイル番号が同一の記
憶している売掛ファイルの未収金額及び精算済フラグを
受信した売掛ファイルの内容に一致させるものとなって
いる。
【0063】このように構成された本実施の形態におい
ては、御用聞き業務を行なう従業員は携帯用電子機器1
と携帯プリンタ4とを携帯して担当地区に出向く。この
とき、携帯用電子機器1のメモリスロット23には、担
当地区の電子地図ファイルを格納した不揮発性記憶媒体
をセットしておく。なお、電子地図ファイルは、地区別
であってもよく、全地区を一括したものであってもよ
い。
【0064】従業員は、担当地区に出向く前、または出
向く途中、あるいは出向いた後に置数キーK1と登録キ
ーK3を操作して担当地区の地区コードを入力する。そ
うすると、その担当地区の顧客リストファイル30と取
扱商品リストファイル40とが店舗サーバ2から無線電
話網3を介して携帯用電子機器1のRAM16にダウン
ロードされる。そして、GPSの作用により現在位置か
ら最も近い顧客宅が選択され、その顧客宅の氏名,住
所,経路等が訪問先候補として液晶表示器11に表示さ
れる。
【0065】そこで担当者は、この顧客宅に訪問する。
そして、顧客が在宅していた場合には、登録キーK3を
入力する。これに対し、顧客が不在の場合、または顧客
宅に訪問しない場合には取消キーK5を入力する。取消
キーを入力すると、顧客リストファイル30に登録され
ている各顧客宅のうち、訪問先候補として表示された顧
客宅の次の巡回順位番号が設定された顧客宅の氏名,住
所,経路等が訪問先候補として液晶表示器11に表示さ
れるので、その顧客宅に訪問する。
【0066】登録キーK3を入力すると、先ず、購入履
歴検索処理が実行される。これにより、訪問先に決定さ
れた顧客宅の定期購入対象商品購入ファイル50が店舗
サーバ2から無線電話網3を介して携帯用電子機器1の
RAM16にダウンロードされる。そして、米,しょう
ゆ,味噌などの定期購入対象商品のなかで前回購入日か
らの経過日数aが、前々回購入日から前回購入日までの
経過日数(購入間隔)よりx日短い日数を経過している
商品があれば、その商品の品名リストが伺い品リストと
して液晶表示器11に表示される。そこで従業員は、伺
い品リストに表示された商品の購入時期が近いことを顧
客に知らせる。
【0067】購入履歴検索処理が終了すると、注文受付
・発注処理が実行される。そこで従業員は、顧客に商品
の注文があるか否かを尋ねる。ここで、商品の注文がな
い場合には、直ちに終了キーK7を入力する。そうする
と、この注文受付・発注処理が終了する。
【0068】一方、顧客から商品の注文を受けた場合に
は、商品キーで登録可能な商品か否かを判断する。そし
て、商品キーで登録可能な商品であれば、該当する商品
キーを入力する。そうすると、この商品が取扱商品リス
トファイル40に存在する御用聞き業務での取扱対象商
品の場合には、当該商品の品名,価格等が液晶表示器1
1に表示されるとともに、商品注文データが注文バッフ
ァに登録される。また、取扱商品リストファイル40に
存在しない取扱対象外商品の場合には、無線電話網3を
介して店舗サーバ2に問合せが行なわれ、取扱可能の応
答があれば当該商品の品名,価格等が液晶表示器11に
表示されるとともに、商品注文データが注文バッファに
登録される。
【0069】一方、商品キーで登録不可能な商品の場合
には、検索キーK6を入力した後、当該商品の商品コー
ドを置数キーK1と登録キーK3とで入力する。そうす
ると、無線電話網3を介して店舗サーバ2に問合せが行
なわれ、取扱可能の応答があれば当該商品の品名,価格
等が液晶表示器11に表示されるとともに、商品注文デ
ータが注文バッファに登録される。なお、店舗サーバ2
に問い合わせた結果、取扱不可の応答があった場合に
は、取扱不可を示すメッセージが液晶表示器11に表示
される。
【0070】従業員は、液晶表示器11に注文商品の品
名,価格等が表示されたのを確認して、商品の注文を正
しく受付けたと認識する。そして、顧客から受けた商品
注文データを全て入力し終えたならば、終了キーK7を
入力する。そうすると、今回の商品注文データが当該顧
客宅を識別する顧客コードとともに無線電話網3を介し
て店舗サーバ2に送信されて、注文受付・発注処理が終
了する。これにより、店舗サーバ2においては、配達伝
票が発行される。また、当該顧客宅に対応した履歴ファ
イル及び売掛ファイルが更新される。
【0071】なお、電話回線のビジィ等により店舗サー
バ2へのデータ送信に失敗した場合には、携帯プリンタ
4から注文控え伝票が印字発行されるとともに、送信デ
ータが再送信メモリに一時格納される。そして、後で店
舗サーバ2に自動的に再送信される。また、店舗サーバ
2との電話回線が接続不能に陥っても、店舗に戻ってか
ら光通信を利用して店舗サーバ2に再送信メモリのデー
タを転送することができる。
【0072】注文受付・発注処理が終了すると、決済処
理が実行される。ただし、現日付が当該顧客の毎月の集
金日を経過していない場合には、液晶表示器11に「本
日は集金日ではありません」等のメッセージが表示され
て、直ちに決済処理が終了する。
【0073】現日付が集金日に一致もしく集金日を経過
している場合には、当該顧客の売掛ファイルのデータか
ら今月以前で売掛金額の支払いが残っている未収月があ
るか否かがチェックされる。そして、未収月が存在する
場合にはその未収金額が液晶表示器11に表示される。
そこで従業員は、顧客から未収金額を徴収する。そして
顧客から支払いを受けると、置数キーK1と登録キーK
3とによりその支払い金額を携帯型電子機器1に入力す
る。これにより、釣銭額または不足額が液晶表示器11
に表示されるとともに、当該顧客の売掛ファイルが更新
される。また、携帯プリンタ4により支払い金額に対す
る領収書とその控えが印字発行されるので、領収書を顧
客に渡し、控えを取っておく。
【0074】更新された売掛ファイルは、無線電話網3
を介して店舗サーバ2に送信される。これにより、店舗
サーバ2においては、当該顧客宅に対応した売掛ファイ
ルが上書き更新される。なお、この場合も、商品注文デ
ータの送信時と同様に、電話回線のビジィ等により店舗
サーバ2へのデータ送信に失敗した場合には、送信デー
タが再送信メモリに一時格納される。そして、後で店舗
サーバ2に自動的に再送信される。また、店舗サーバ2
との電話回線が接続不能に陥っても、店舗に戻ってから
光通信を利用して店舗サーバ2に再送信メモリのデータ
を転送することができる。
【0075】以上で決済処理が終了する。決済処理が終
了すると、顧客リストファイル30に登録されている各
顧客宅のうち、次の巡回順位番号が設定された顧客宅の
氏名,住所,経路等が訪問先候補として液晶表示器11
に表示されるので、従業員はその顧客宅に訪問する。
【0076】こうして、従業員は、訪問先候補として表
示される顧客宅を巡回順位番号の順に巡回し、最終番号
Nの顧客宅に対する決済処理が終了するか、取消キーK
5の入力により訪問しないことを指示すると、携帯用プ
リンタ4により今回の御用聞き業務での不在者リストが
印字発行される。
【0077】このように本実施の形態によれば、顧客か
ら受けた商品注文データをキー操作により携帯用電子機
器1に入力することで正しく受付けることができるの
で、注文内容を帳面に記入する必要がなくなる。したが
って、記入に要していた時間の無駄を省略でき、御用聞
き業務の効率を高めることができる。また、携帯用電子
機器1で受付けた商品注文データは当該顧客を識別する
データと関連付けされて店舗サーバ2に送信されて発注
されるので、誤記による発注ミスがなくなり、正確性も
高めることができる。
【0078】しかも、携帯用電子機器1から店舗サーバ
2に対しては、無線電話網3を利用してデータを送信す
ることを可能にしたので、注文受付後、即座に店舗に発
注することができる。その結果、御用聞き業務を行なっ
ている従業員が店舗に戻る前に注文商品の品揃えを行な
うことができるので、速やかに配達することができ、サ
ービス性を高められる効果も奏する。
【0079】また、商品注文データの送信に失敗した場
合には、そのデータ内容を携帯型プリンタ4により印字
して注文控え票を発行するようにしたので、通信エラー
による発注漏れを確実に防ぐことができる。
【0080】また、本実施の形態によれば、顧客リスト
ファイル30に登録されている顧客データの順番に訪問
先を順次選択して通知するようにしたので、従業員が不
慣れな地区を巡回した場合でも迅速に次の訪問先を決定
して巡回することができ、御用聞き業務のより一層の効
率化を図ることができる。
【0081】しかも、携帯用電子機器1にGPS受信機
24とGPSコントローラ25とを搭載し、GPS機能
を利用して現在位置に最も近い顧客宅を最初の訪問先と
決定して通知するようにしたので、移動に要する無駄時
間も短縮でき、この点からも御用聞き業務の効率化を図
り得る。
【0082】また、本実施の形態によれば、御用聞き業
務で注文を受けた商品の代金を掛売り方式で請求する場
合において、訪問した顧客宅が掛売り方式の決済日(集
金日)を過ぎておりかつ未収のときにはその未収金額が
自動的に表示されるので、従業員が各顧客宅の決済日と
未収金額を把握している必要がない。しかも、顧客から
預かった支払い代金の金額データを携帯用電子機器1に
入力するだけで、携帯用プリンタ4から自動的に領収書
が発行されるので、領収書を作成する手間も必要ない。
したがって、決済業務に対しての従業員の負担を大幅に
軽減できる効果も奏する。
【0083】さらに本実施の形態によれば、御用聞きに
伺う多くの顧客が一定の周期で購入すると考えられる
米,しょうゆ等の定期購入対象商品について、訪問先の
顧客が前回注文してから所定期間を過ぎた商品の一覧を
伺い品リストとして表示するようにしたので、従業員は
伺い品リストに表示された商品の注文を顧客に勧めて購
入時期が近いことを知らせることができる。
【0084】また、本実施の形態では、携帯用電子機器
1のキーボード12に配設された商品キーでは登録でき
ない商品も、検索キーK6を入力し、続いて置数キーK
1と登録キーK3とで当該商品の商品コードを入力する
ことにより、当該商品を店舗で取扱っているか否かを店
舗サーバ2に問い合わせ、取扱可の応答があれば当該商
品の注文データを登録して発注できるようにしている。
したがって、例えば顧客が自身の手元にある商品を従業
員に見せて当該商品を注文したいという申し出をした場
合に、取扱できるか否かを迅速に答えることができ、サ
ービス性のよい対応を取ることができる。
【0085】また、本実施の形態では、訪問先に決定さ
れた顧客毎に、その顧客の履歴ファイルと売掛ファイル
とを店舗サーバ2から携帯用電子機器1にダウンロード
するようにし、同ファイルが必要な業務を終了する毎に
該当するファイルを即刻クリアするようにしたので、携
帯用電子機器1のメモリを効率よく使用でき、少ないメ
モリ容量で対応できる利点がある。
【0086】なお、本発明は前記一実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば前記一実施の形態では、携帯
用電子機器1のキーボード12に配設された商品キーで
は登録できない商品の商品コードをキー入力したが、携
帯用電子機器1に例えばペン式のバーコードスキャナを
接続することによって、商品コードをキー入力する代わ
りに商品コードのバーコードをスキャニング入力するよ
うにしてもよい。こうすることにより、商品コードの入
力に要する負担の軽減と入力ミスの防止を図ることがで
きる。
【0087】また、前記一実施の形態では、購入履歴検
索処理において定期購入対象商品の履歴のみ検索した
が、全購入商品の履歴も検索し、必要に応じて履歴を表
示させて確認できるようにしてもよい。また、その履歴
データから客の嗜好(特定の銘柄など)を認識して、き
めの細かい接客サービスを行なえるようにすることも可
能である。
【0088】また、前記一実施の形態では、顧客の決済
方法を全て掛売り方式として説明したが、顧客マスタフ
ァイル8のレコードに決済方法が掛売りなのか現金即時
払いなのかを識別するフラグを設け、現金即時払いの顧
客に対しては、決済処理において当日注文された商品の
代金を入金処理して決済するようにプログラムすること
によって、現金即時払いにも対応できるようになる。
【0089】また、携帯用電子機器1は、電話網3を利
用してクレジット会社や銀行などの金融機関のホストシ
ステムと通信できるので、クレジットカードまたはデビ
ットカードのカードリーダとクレジット処理またはデビ
ット処理用のプログラムとを実装することにより、現金
支払いだけでなくクレジット支払いやデビットカード支
払いにも対応できるように構成することも可能である。
【0090】また、携帯用電子機器1と携帯用プリンタ
4との間のデータ通信を光通信でなく電波で行ってもよ
い。この場合、携帯用電子機器1は必ずしも光通信イン
タフェース19を必要とするものではない。この他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である
のは勿論である。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1記載の
発明によれば、従業員が訪問先決定手段により訪問先を
決定するとともに、その訪問先でデータ入力手段により
商品注文データを入力するだけで、その商品注文データ
が当該訪問先の顧客宅を識別するデータと関連付けされ
て受注先コンピュータに送信されて、御用聞き業務で注
文を受けた商品の発注が行なわれるので、御用聞き業務
の効率の向上できるとともに正確性が高められる携帯型
電子機器を提供できる。また、請求項2記載の発明によ
れば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、訪問先
から即時発注できるので、迅速に配達することができ、
サービス性を向上できる効果を奏し得る。また、請求項
3記載の発明によれば、無線電話網のビジィや通信回路
の故障などにより訪問先から即時発注できなくても、発
注内容を印字した注文控え伝票が得られるので、発注漏
れを極力防止できる利点がある。また、請求項4記載の
発明によれば、従業員が次の訪問先を戸惑うことなく決
定できるので、効率よく各顧客宅を巡回することがで
き、御用聞き業務の効率をより一層向上できる利点があ
る。また、請求項5記載の発明によれば、移動に要する
無駄な時間を低減できるので、御用聞き業務の効率をさ
らに向上できる利点がある。また、請求項6記載の発明
によれば、御用聞き業務によって注文を受けた商品の代
金を掛売り方式で徴収する場合において、従業員が未収
金額やその決済日を顧客毎に把握している必要がなく、
従業員の負担にならずに顧客毎に決済を的確に行ない得
る利点がある。また、請求項7記載の発明によれば、上
記請求項6記載の効果に加えて、代金を徴収した際の領
収書作成に要する手間もなくなるので、従業員の負担を
より一層軽減できる効果を奏する。また、請求項8記載
の発明によれば、顧客毎に購入時期が近いと思われる商
品を積極的に進めることができ、きめの細かい接客サー
ビスをとることができる利点がある。また、請求項9記
載の発明によれば、御用聞き業務を効率よく処理できる
御用聞き業務方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態におけるシステム構成
の概略図。
【図2】 同実施の形態において店舗サーバが具備する
商品マスタファイル,顧客マスタファイル及び巡回ルー
トマスタファイルの各レコードフォーマットを示す図。
【図3】 同実施の形態において店舗サーバが記憶する
顧客別履歴ファイルの構成図。
【図4】 同実施の形態において店舗サーバが記憶する
顧客別売掛ファイルの構成図。
【図5】 同実施の形態における携帯型電子機器の平面
図。
【図6】 同実施の形態における携帯型電子機器の要部
構成を示すブロック図。
【図7】 同実施の形態における携帯型電子機器のCP
Uが実行するメイン制御の処理手順を示す流れ図。
【図8】 図7における購入履歴検索処理を具体的に示
す流れ図。
【図9】 図7における注文受付・発注処理を具体的に
示す流れ図。
【図10】図7における決済処理を具体的に示す流れ
図。
【図11】同実施の形態において携帯型電子機器が記憶
する顧客リストファイルの構成図。
【図12】同実施の形態において携帯型電子機器が記憶
する取扱商品リストファイルの構成図。
【図13】同実施の形態において携帯型電子機器が記憶
する定期購入対象商品購入履歴ファイルの構成図。
【符号の説明】
1…携帯型電子機器 2…店舗サーバ(発注先コンピュータ) 3…無線電話網 4…携帯型プリンタ 7…商品マスタファイル 8…顧客マスタファイル 9…巡回ルートマスタファイル 14…CPU 18…無線電話回路 19…光通信インタフェース 24…GPS受信機 25…GPSコントローラ 30…顧客リストファイル 40…取扱商品リストファイル 50…定期購入対象商品購入履歴ファイル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各顧客宅を巡回して商品の注文を取る御
    用聞き業務に供せられる携帯用電子機器であって、 巡回予定の各顧客宅をそれぞれ識別するデータを登録し
    た顧客リストファイルと、 この顧客リストファイルに登録されたデータで識別され
    る各顧客宅のなかから訪問先を決定する訪問先決定手段
    と、 訪問先の顧客から受けた商品注文データを入力するデー
    タ入力手段と、 前記訪問先決定手段により訪問先が決定されるとともに
    前記データ入力手段により商品注文データが入力される
    と、その商品注文データを当該訪問先の顧客宅を識別す
    るデータと関連付けて受注先コンピュータに送信する通
    信手段とを備えたことを特徴とする携帯用電子機器。
  2. 【請求項2】 通信手段は、無線電話網を利用してデー
    タを受注先コンピュータに送信することを特徴とする請
    求項1記載の携帯用電子機器。
  3. 【請求項3】 携帯型プリンタへのデータ転送手段を備
    えるとともに、通信手段によるデータ通信の成否を判定
    し、通信に失敗したデータの印字データを前記携帯型プ
    リンタに転送して注文内容を記録した注文控え伝票を発
    行させる注文控え伝票発行制御手段を備えたことを特徴
    とする請求項2記載の携帯用電子機器。
  4. 【請求項4】 顧客リストファイルに登録されているデ
    ータの順番に訪問先を順次選択して通知する訪問先選択
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯用電
    子機器。
  5. 【請求項5】 顧客リストファイルは、顧客宅毎に所在
    地データを含むものであり、かつGPS受信機と、この
    GPS受信機で受信したGPS衛星からの信号に基づい
    て現在位置を測定するGPSコントローラとを備え、現
    在位置から最も近い顧客宅を訪問先として選択して通知
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯用
    電子機器。
  6. 【請求項6】 顧客リストファイルは、顧客宅毎に売掛
    金の未収金額とその決済日に関するデータを含むもので
    あり、訪問先決定手段により訪問先に決定された顧客宅
    の決済日が過ぎておりかつ売掛金が未収のときその未収
    金額を出力する未収金出力手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の携帯用電子機器。
  7. 【請求項7】 携帯型プリンタへのデータ転送手段を備
    えるとともに、訪問先の顧客から受けた支払金額を入力
    する入金手段と、この入金手段により入力された支払金
    額が訪問先決定手段により訪問先に決定された顧客宅の
    未収金額以上のとき前記支払金額に対する領収書の印字
    データを前記携帯型プリンタに転送して領収書を発行さ
    せる領収書発行制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項6記載の携帯用電子機器。
  8. 【請求項8】 顧客リストファイルは、顧客宅毎に過去
    の商品購入履歴に関するデータを含むものであり、訪問
    先決定手段により訪問先に決定された顧客宅の商品購入
    履歴を検索して商品毎に前回の購入日からの経過日数が
    所定の日数を過ぎているかチェックし、過ぎている商品
    のリストを出力する伺い品リスト出力手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の携帯用電子機器。
  9. 【請求項9】 巡回予定の各顧客宅をそれぞれ識別する
    データを登録した顧客リストファイル、この顧客リスト
    ファイルに登録されたデータで識別される各顧客宅のな
    かから訪問先を決定する訪問先決定手段、訪問先の顧客
    から受けた商品注文データを入力するデータ入力手段、
    前記訪問先決定手段により訪問先が決定されるとともに
    前記データ入力手段により商品注文データが入力される
    と、その商品注文データを当該訪問先の顧客宅を識別す
    るデータと関連付けて受注先コンピュータに送信する通
    信手段を備えた携帯用電子機器を携帯して各顧客宅を巡
    回し、商品の注文を取る御用聞き業務方法であって、 前記携帯用電子機器の訪問先決定手段により決定された
    訪問先の顧客宅へ訪問して商品の注文を取り、商品の注
    文を受けると前記データ入力手段によりその商品注文デ
    ータを前記携帯用電子機器へ入力し、当該顧客宅から受
    けた商品注文データの入力を終えると、その商品注文デ
    ータと当該顧客宅を識別するデータとを前記携帯用電子
    機器の通信手段を介して前記受注先コンピュータに送信
    させることを特徴とする御用聞き業務方法。
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