JPH08133328A - 組立式食品取り出し具付き容器の蓋 - Google Patents

組立式食品取り出し具付き容器の蓋

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JPH08133328A
JPH08133328A JP6272722A JP27272294A JPH08133328A JP H08133328 A JPH08133328 A JP H08133328A JP 6272722 A JP6272722 A JP 6272722A JP 27272294 A JP27272294 A JP 27272294A JP H08133328 A JPH08133328 A JP H08133328A
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movable handle
portions
lid
movable
container
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JP6272722A
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Atsushi Sato
厚 佐藤
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SATO SHIYOUSAN KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D51/00Closures not otherwise provided for
    • B65D51/24Closures not otherwise provided for combined or co-operating with auxiliary devices for non-closing purposes
    • B65D51/246Closures not otherwise provided for combined or co-operating with auxiliary devices for non-closing purposes provided with eating utensils or spatulas

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時に柄部の長さを大きくすることがで
き、容器の開口部の寸法に比して底が深い容器の場合に
も食品を取り出しやすく、かさばらず軽量で、しかも強
度が大で安価な組立式食品取り出し具付き容器の蓋を提
供する。 【構成】 環状の蓋枠2の内周面の上部に受縁8を下部
に嵌着周縁10をそれぞれ設け、この蓋枠2に破断可能
な薄肉部9・30を介して食品取り出し具3を一体に連
設する。この食品取り出し具3は、取り出し部13と、
この取り出し部13に連設された扁平な固定柄部4から
構成される。固定柄部4の後端部の両側に薄肉ヒンジ5
を介して折り返し可能に一対の可動柄部6a・6bを設
ける。可動柄部6は固定柄部4と略同一の幅を有し、可
動柄部6を折り返して相互に重畳させて前記固定柄部4
の延長上に位置させて一対の可動柄部6a・6bを連結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立式の食品取り出し
具が付いている容器の蓋の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の食品取り出し具としては、実公昭
56−13249号公報、実公昭57−2333号公報
に開示されたものがある。これらは、合成樹脂製の蓋枠
の内周面に環状の受縁と嵌着周縁とが設けられ、前記受
縁に薄肉部を介してスプーン等の食品取り出し具が一体
に連設されており、さらに受縁の上面に商品名等を表示
した蓋紙等からなる閉塞体が固着されており、前記嵌着
周縁を容器の開口部周縁に嵌着できるようにしたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の蓋においては、食品取り出し具を受縁間に設けて
いる関係上、食品取り出し具の全長は受縁間の距離より
もやや短い長さに規制される。このために、容器の底が
少し深いと、底部近くの食品を取り出すことが困難であ
り、開口部の寸法よりも容器の深さが大である容器の場
合には使い勝手が特に悪かった。そのうえ食品がアイス
クリーム等の冷凍食品などの固いものであると食品取り
出し具の強度上問題がある。そこで食品取り出し具の強
度を増すためには、いきおい肉厚を厚くした大きなもの
が必要になるが、上記したようにスペースの点からの制
約もある上、重量が大となるという問題がある。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みなされたものであり、使用時に柄部の長さを大きく
することができ、容器の開口部の寸法に比して底が深い
容器の場合にも食品を取り出しやすく、かさばらず軽量
で、しかも強度が大で安価な組立式食品取り出し具付き
容器の蓋を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。 <本発明の要旨>本発明は、環状の蓋枠の内周面の上部
に受縁を下部に嵌着周縁をそれぞれ有しており、この蓋
枠に破断可能な薄肉部を介して食品取り出し具が一体に
連設され、さらに、この受縁の上面に閉塞体を備えてお
り、前記嵌着周縁が容器の開口縁に嵌着される容器の蓋
に関する。 そして、食品取り出し具は、取り出し部
と、この取り出し部に連接された扁平な固定柄部と、こ
の固定柄部の後端部の両側に薄肉ヒンジ部を介して折り
返し可能に連設される一対の可動柄部とからなり、前記
可動柄部は固定柄部と略同一の幅を有し、前記可動柄部
を折り返して相互に重畳させて前記固定柄部の延長上に
位置させたときに前記一対の可動柄部の対向面に前記可
動柄部を相互に連結する第1係合部を突設するととも
に、前記係合部の端面が他方の可動柄部の対向面と密着
するものである。以下、本発明の構成要素の概要と、そ
のポイントを簡単にまとめる。
【0006】〔蓋枠〕本発明で、前記蓋体は例えば円
形、正方形、その他の適宜な多角形の環状をなしてい
る。これらのうち円形状のものが製造が容易な点から好
ましい。前記蓋枠の上部内周面に受縁を下部に嵌着周縁
をそれぞれ有している。そして受縁の上面には蓋紙等の
閉塞体が取り付けられる。さらに、蓋枠は嵌着周縁を容
器の開口縁に嵌着させることによって容器に取り付ける
ことができるようになっている。
【0007】〔食品取り出し具〕本発明で、前記食品取
り出し具は、前記蓋枠に破断可能な薄肉部を介して一体
に連設される。そして、前記食品取り出し具には取り出
し部と、この取り出し部から一体的に設けられ、取り出
し部に対し移動不能の扁平な固定柄部と、この固定柄部
に薄肉ヒンジ部を介して一体的に連接された可動柄部と
を有する。なお、取り出し部は食品取り出し具の先に位
置していて食品をすくったり、あるいは刺したりする部
分である。
【0008】〔可動柄部〕本発明で、前記可動柄部は対
向する一対の部材から構成され、いずれも蓋枠内におい
て前記取り出し部に接近する方向に延びている。そし
て、各可動柄部の幅は扁平な固定柄部の幅と略同一であ
る。食品取り出し具を蓋枠から切り離し、可動柄部を薄
肉ヒンジで折り返して重畳することによって、固定柄部
の延長上に位置させることができる。その際、可動柄部
の厚みが固定柄部の厚みと同一にすることが好ましい。
【0009】〔第1係合部〕前記一対の可動柄部には上
記のように折り返して重畳した際の対向面に相互に連結
する係合部を備えている。この係合部は一対の可動柄部
のいずれか一方に突設した一対の柱状の係合部材と、他
方の可動柄部には前記の一対の柱状の係合部材の間に嵌
合してこれら係合部に嵌合する一対の円弧溝を設けた一
本の柱状の係合部材を突設することが好ましい。そし
て、これらの柱状の係合部材の端面は、他方の可動柄部
の対向面に密着する。
【0010】〔閉塞体〕閉塞体は前記枠体の上面に、接
着あるいは溶着等の手段により固定されるものであり、
その表面に商品名や製造会社名等を表示することができ
る。
【0011】<本発明における付加的構成要件>本発明
は前記必須の構成要素からなるが、さらに前記必須の構
成要素に加うるに、以下の構成を付加しても成立する。
【0012】〔第1の付加的構成要素〕前記固定柄部の
後端部には前記薄肉ヒンジ部から食品取り出し部と反対
方向に突出する軸端部を設け、前記可動柄部を折り返し
て前記軸端部を挟んで前記固定柄部の延長上に位置させ
たときに前記軸端部に形成された係合部と係合して可動
柄部を固定柄部に対して移動不能にするとともに、端面
が他方の可動柄部の対向面と密着する第2の係合部を前
記可動柄部に突設することによっても成立する。
【0013】前記軸端部は、固定柄部の幅及び厚みより
も小であり、可動柄部を折り返して可動柄部相互を重畳
したときに可動柄部に囲まれて、固定柄部と可動柄部が
同一面に位置するように形成することが好ましい。そし
て、軸端部の両側に切り込み部を設け、各可動柄部を固
定柄部に対して移動不能にするものを例示することがで
きできる。
【0014】〔第2の付加的構成要素〕前記軸端部の後
端部に形成された係合部と、可動柄部に形成され前記係
合部と係合する第3の係合部を構成し、前記可動柄部を
折り返して前記固定柄部の延長上に位置させたときに可
動柄部の長手方向の剛性を高めることも可能である。こ
の係合部は例えば軸端部の後端に形成された凹部と固定
柄部に形成された円盤状突部であり、この凹部に円盤状
突部を嵌挿し、前記凹部に密着させることが好ましい。
【0015】〔第3の付加的構成要素〕前記各可動柄部
の対向面には側壁部、リブが突設されており、前記可動
柄部を折り返して前記固定柄部の延長上に位置させたと
きに、前記側壁部、リブの端部が相手側の可動柄部と密
着させることによっても成立する。
【0016】前記側壁は一対の可動柄部が重畳したとき
に側壁が完成されるように各可動柄部に片側ずつ設けて
おくことが好ましい。また、リブは適宜の形状に形成す
ることができるが、各可動柄部に対称の位置に設けてお
いて、可動柄部を折り返して重畳した際にこれらリブ同
士を密着させることが例示される。
【0017】〔各構成要素の組み合わせ〕本発明は、前
記の必須の構成要素に、前記第1ないし第3の付加的構
成要素を択一的に組み合わせることができる。
【0018】例えば、必須構成要素と第1の付加的構成
要素を組み合わせてもよいし、必須構成要素と第1の付
加的構成要素と第2の付加的構成要素とを組み合わせる
ことも可能である。あるいは、必須構成要素に第1の付
加的構成要素、第2の付加的構成要素、さらに第3の付
加的構成要素を組み合わせることも可能である。その
他、必須構成要素に前記第1ないし第3の付加的構成要
素のうちのいずれか1を組み合わせることも可能であ
る。
【0019】<本発明の原材料>本発明における蓋枠及
び食品取り出し具の原料としては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリスチレン等のプラスチックを例示する
ことができるが、特に、高密度ポリエチレンや、耐衝撃
性ポリスチレンが好ましい。その他、閉塞体の原料とし
ては、厚紙やプラスチック板等を例示することができ
る。
【0020】<本発明品の寸法>本発明が実施されると
き、その大きさは問わないが、蓋枠の開口部のすんぽう
よりも容器の底の深さが大きな蓋に用いると効果が大で
ある。
【0021】<本発明の利用可能性>本発明は、食品容
器の分野に利用可能である。例えば、アイスクリームや
ヨーグルト等の乳製品やゼリー等の菓子類の容器の蓋に
好適である。
【0022】
【作用】
<本発明の必須構成要素による作用>本発明に係る蓋1
は、嵌着周縁10を容器11の開口縁12に装着して使
用する。このことは従来からあるこの種蓋体と同様であ
る。内容物を食するにあたり、まず薄肉部9・30a・
30bを破断して蓋1から食品取り出し具3を分離す
る。ついで、一対の可動柄部6a・6bを薄肉ヒンジ5
a・5bを支点として食品取り出し部13から離反する
方向に折り返して、固定柄部4の延長上に位置させる。
そして、各可動柄部6a・6bは第1係合部18a・1
8bによって係合され、相互に一体化される。食品取り
出し具3は、固定柄部4の長さに可動柄部6a・6bの
長さを加えた寸法となり、容器11の開口部の寸法より
も深さが大である食品を容器内の食品を完全に取り出す
ことが可能となる。
【0023】そして可動柄部6a・6bは扁平な固定柄
部4と略同一の幅を有し、前記可動柄部を折り返して相
互に重畳させて前記固定柄部の延長上に位置させたとき
に前記一対の可動柄部の対向面15・16において前記
可動柄部が相互に連結し、かつ第1係合部の18a、1
8bの端面31a、31bが他方の可動柄部の対向面1
5または16と密着して食品取り出し容器の剛性を高く
保つ。
【0024】<第1の付加構成要素を付加した場合の作
用>前記必須構成要素からもたらされる作用・効果に加
えて、第2係合部22・23は可動柄部6a・6bを固
定柄部4に対して移動不能にする。さらに第2係合部2
2・23の端面32a・33bが他方の可動柄部の対向
面15または16と密着 することによって、可動柄部
の剛性を高める。
【0025】<第2の付加構成要素を付加した場合の作
用>前記必須構成要素からもたらされる作用・効果に加
えて可動柄部6a・6bの対向面15・16が、可動柄
部6a・6bの長手方向の剛性を高める。
【0026】<第3の付加構成要素を付加した場合の作
用>前記可動柄部6a・6bを折り返して前記固定柄部
の延長上に位置させたときに、各可動柄部の対向面15
・16に突設された側壁部21a・21bは、相手側可
動柄部の対向面15・16に密着する。同時に可動柄部
に突設されたリブ19a・19b・19cの端部は、相
手側可動柄部のリブ19a、19b・19cの端部に密
着する。このために可動柄部の剛性は一層高くなる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は閉塞体の貼付前における本発明の蓋を上か
ら視た平面図、図2は下から視た底面図、図3及び図4
は図1及び図2の要部の拡大図、図5は図3のV−V線
における断面図、図6は図4のVI−VI線における断面
図、図7は図1のVII−VII線における断面図、図8は図
3のVIII−VIII線における断面図、図9は図1の矢印方
向から視た食品取り出し具の後端面図、図10(イ)は
食品取り出し具の正面図、(ロ)は同側面図、図11は
本発明に係る組立式食品取り出し具付き容器の蓋を取り
付けた容器を積み重ねた状態の部分切断側面図である。
そして、この実施例の蓋は、食品取り出し具をスプーン
とした場合を示す。
【0028】〔実施例の概要〕この実施例に係る蓋1
は、本発明の必須の構成要素に第1ないし第3の付加構
成要素をすべて含んだ組立式食品取り出し具付き付き容
器の蓋を開示する。
【0029】そして、環状の蓋枠2と、この蓋枠2に一
体に成形された食品取り出し具であるスプーン3と、こ
のスプーン3と一体に形成された固定柄部4と、この固
定柄部4と薄肉ヒンジ5a・5bを介して折り返し可能
に連設された一対の可動柄部6a・6bとから構成され
る。
【0030】〔蓋の説明〕この実施例に係る蓋1は、図
1及び図2に示すように適宜のプラスチック材料によっ
て円環状に形成された蓋枠2と、この蓋枠2と一体成形
された食品取り出し具である組立式のスプーン3とから
構成される。
【0031】さらに、蓋枠2の内周面に受縁8が突設さ
れる。図2、図7から明らかなように蓋1の受縁8の下
部に嵌着周縁10が数カ所形成される。図11に示すよ
うに容器11に蓋体1を取り付けた場合、容器11の開
口縁12が蓋1に設けた嵌着周縁10に係合するととも
に、受縁8の下端に当接する。さらに前記受縁8には、
上面に商品名や製造会社名を記した厚紙からなる閉塞体
7が取り付けられる。容器11の蓋1上に他の容器を載
置することによって、容器の積み重ねが行われる。 〔スプーンの説明〕食品取り出し具であるスプーン3
は、食品取り出し部13とこれと一体に設けられた扁平
な固定柄部4とを有する。さらに固定柄部4は図2に示
すように長手方向に形成されたリブ14によって補強さ
れる。 先端に設けられた食品取り出し具13は食品を
すくったり、刺したりするものである。
【0032】固定柄部4には薄肉ヒンジ5a・5bを介
して可動柄部6a・6bを連設接する。また固定柄部4
の端部には断面長方形の軸端部17が突設されている。
さらに、この軸端部17は薄肉部9を介して前記蓋枠2
の受縁8に連設されていて、可動柄部6a・6bを相互
を重畳したときに可動柄部に囲まれるとともに、固定柄
部4と可動柄部6a・6bを同一面に位置させる。
【0033】〔可動柄部の説明〕可動柄部6a・6bは
一対の部材から構成されており、いずれも蓋1内におい
て折り曲げられた状態で食品取り出し部13の方向に、
ハの字状に延びている。図1・図2に示すように、前記
一対の可動柄部は蓋枠1の受縁8と薄肉部30a・30
bを介して連設されている。さらに、図1に示すように
可動柄部6a・6bの幅Wa・Wbはいずれも固定柄部
4の幅Wと同一に形成される。薄肉部9・30a・30
bを破断して食品取り出し具3を蓋1から取り出した
後、薄肉ヒンジ5a・5bを支点として折り返すことに
よって固定柄部4の延長上に位置させることによって、
長尺の柄をもつ食品取り出し具が形成される。
【0034】〔側壁部及びリブの説明〕各可動柄部6a
・6bには、上記のように薄肉ヒンジで折り返して重畳
した際に対向することになる面、即ち対向面15・16
には以下に述べる第1係合部の他に側壁部21やリブ1
9a・19bを設ける。
【0035】前記側壁部21は、各可動柄部6a・6b
において片側21a・21bずつ設けられていて、各可
動柄部を重畳したときに前記対向面15・16の周辺を
縁取る側壁部21が形成される。可動柄部6a・6bの
剛性を高めるためリブ19が設けられており、長手方向
に設けられたもの19a・19b及び幅方向に設けられ
たもの19cがある。そして、前記のように可動柄部6
a・6bが重畳されたときに、前記リブ19a・19b
・19cの端部は相互に密着する。
【0036】〔第1係合部の説明〕第1係合部は可動柄
部6a・6bを折り返して固定柄部4の延長上に位置さ
せて長軸の柄を構成した際に、可動柄部6a・6bを相
互に連結する役割を果たすものである。本実施例におい
ては、第1係合部は一方の可動柄部6の対向面15に突
設された柱状の係合部18aと、他方の可動柄部7の対
向面16に突設された一対の柱状の係合部18b・18
bとから構成される。前記係合部18aは長手方向に突
設されたリブ19a・19bの間に位置しており、前記
リブ19a・19bに向きあった面に円弧溝20a・2
0bが設けられる。他方の係合部18aに対応して突設
された前記一対の柱状の係合部18bはリブ19a・1
9bと連続した状態で形成されている。
【0037】かかる構成のため、可動柄部6a・6bを
折り返して両者を重畳したときに、前記柱状の係合部1
8aの円弧溝20a・20bに他方の一対の柱状の係合
部18bが嵌合して可動柄部6a・6bが強固に一体化
される。
【0038】〔第2係合部の説明〕上述のように食品取
り出し具3と一体に形成された固定柄部4には、可動柄
部6a・6bを支持する薄肉ヒンジ5a・5bを越えて
後方に軸端部17が設けられており、この軸端部17の
両側部に切り込み部22a・22bが設けられる。可動
柄部6a・6bの各対向面15・16の片側に柱状部2
3a・23bが突設されていて、固定柄部4を固定柄部
6・7に対して可動柄部6a・6bを薄肉ヒンジ5a、
5bを介して折り返し、固定柄部4に対して可動柄部6
a・6bを延長させたときに、切り込み部22a・22
bに柱状部23a、23bが嵌合される。かくして、可
動柄部6a・6bを固定柄部4に対して移動不能にする
第2の係合部が構成される。
【0039】その際切り込み部22a・22bに突設さ
れた突起24a・24bに、可動柄部6a・6bに突設
した柱状部23a・23bの凹溝25a・25bが係合
する。かくて、可動柄部6a・6bは固定柄部4に対し
て移動不能となる。
【0040】〔第3の係合部の説明〕さらに、可動柄部
6a・6bの対向面15・16の幅方向に形成されたリ
ブ19cから後端側に延びる略半円形の円盤状突部26
a・26bと、軸端部17の後端部の上下に形成された
凹部27a・27bとが形成されていて、これらが第3
係合部を構成する。このために可動柄部6a・6bを折
り返して可動柄部相互を重畳するときに、円盤状突部2
6a・26bは前記凹部27a・27bに嵌挿されると
ともに、円盤状突部26aの側部に設けられた凹み28
aが前記凹部27aに形成された突起29aに係合し、
円盤状突部26bの側部に設けられた凹み28bが前記
凹部27bに形成された突起29bに係合することによ
り、前記のように可動柄部6a・6bを折り返して固定
柄部4の延長上に位置させたときの可動柄部6a・6b
の剛性を高める。
【0041】
【実施例の作用・効果】上記実施例によれば、蓋1は従
来品と同様に容器11の開口縁12に嵌着して使用され
る。内容物を食するときには容器11から蓋1を取り外
し、薄肉部9・30を破断してスプーン3を蓋枠2から
取り出して食品取り出し具たるスプーンを組み立てる。
【0042】スプーンを3を組み立てるには、可動柄部
6a・6bを薄肉ヒンジ5a、5bを支点として矢印R
方向に折り返し、固定柄部4の延長上に位置させる。か
くして軸端部17は可動柄部6a・6bによって包囲さ
れる。さらに、上記第1係合部18a・18bが可動柄
部6a・6bを相互に連結し、さらに第2係合部22、
23が可動柄部6a・6bを固定柄部4に対して移動不
能にする。そして、第3係合部26・27が可動柄部6
a・6bの長手方向の剛性を高める。
【0043】しかも、側壁部21a・21bが相互に相
手側の対向面15・16に密着し、かつリブ19a・1
9b・19c相互に相手側のリブ19a・19b・19
cと密着しており、可動柄部6a・6bの剛性は前記の
第1・第2・第3の各係合部の作用と相まって一層高ま
る。
【0044】さらに、固定柄部4が薄肉扁平であり、可
動柄部の幅が固定柄部の幅と略同一に構成されているの
で、蓋枠2内において占めるスペースが僅少に押さえら
れる。
【0045】
【発明の効果】
1)本発明の必須の構成要素により、食品品取り出し具
3の柄部は、固定柄部4の長さに可動柄部6a・6bの
長さを加えた寸法となり、容器11の開口部の寸法より
も深さが大である食品を容器内の食品を完全に取り出す
ことが可能となる。
【0046】2)可動柄部6a・6bは扁平な固定柄部
4と略同一の幅を有するので、蓋のスペースが少なくて
済み、容器11の深さに比して間口の狭い容器に好適で
ある。
【0047】3)可動柄部6a・6bを折り返して相互
に重畳させて前記固定柄部の延長上に位置させたときに
可動柄部の対向面15・16において前記可動柄部が相
互に連結し、かつ第1係合部18a、18bの端面31
a、31bが他方の可動柄部の対向面15または16と
密着して食品取り出し容器の剛性を高く保つ。その上食
品取り出し具3は軽量である、という効果が生じる。
【0048】また、付加的構成要素により、 <第1の付加構成要素を付加した場合の効果>第2係合
部22・23は、可動柄部6a・6bを固定柄部4に対
して移動不能にする。このために使い勝手がよくなる。
さらに端面が32a・32bが相手側の可動柄部の対向
面15・16と密着することにより可動柄部の剛性を向
上させるという効果が生じる。
【0049】<第2の付加構成要素を付加した場合の効
果>第3係合部26・27は可動柄部6a・6bの長手
方向の剛性を高める。 <第3の付加構成要素を付加した場合の効果>可動柄部
6a・6bに設けられた側壁部21a・21bとリブ1
9a・19b・19cとは、食品取りだし具を組み立て
たときにそれらが相互に密着するので、柄部の剛性が一
層大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉塞体の取り付け前における本発明の蓋を上か
ら視た実施例の平面図である。
【図2】図1に示す蓋をしたから視た底面図である。
【図3】図1の要部の拡大平面図である。
【図4】図2の要部の拡大平面図である。
【図5】図3のV−V線における断面図である。
【図6】図4のVI-VI線における断面図である。
【図7】図1のVII-VII線における断面図である。
【図8】図3のVIII-VIII線における断面図である。
【図9】図3の矢印Pから視た可動柄部と軸端部の端面
図である。
【図10】(イ)は食品取りだし具の正面図、(ロ)は
同側面図である。
【図11】本発明に係る蓋を取り付けた容器を積み重ね
た状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 蓋 2 蓋枠 3 食品取りだし具 4 固定柄部 5a・b 薄肉ヒンジ 6a・b 可動柄物 7 閉塞体 8 受縁 9 薄肉部 10 嵌着周縁 13 食品取りだし部 15 対向面 16 対向面 17 軸端部 18a・b 第1係合部 19a・b・c リブ 21 側壁部 22a・b 第2係合部 23 第2係合部 26 第3係合部 27 第3係合部 30 薄肉部 31a・b 端面 32a・b 端面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の蓋枠2の内周面の上部に受縁8を
    下部に嵌着周縁10をそれぞれ有しており、前記蓋枠2
    に破断可能な薄肉部9・30を介して食品取り出し具3
    が一体に連設され、受縁8の上面に閉塞体7を取り付け
    てなり、前記嵌着周縁10が容器11の開口縁12に嵌
    着される容器11の蓋1において、 前記食品取り出し
    具3は、取り出し部13と、この取り出し部13に連設
    された扁平な固定柄部4と、この固定柄部4の後端部の
    両側に薄肉ヒンジ5a・5bを介して折り返し可能に連
    設される一対の可動柄部6a・6bとからなり、前記可
    動柄部6a・6bは固定柄部4と略同一の幅を有し、前
    記可動柄部6a・6bを折り返して相互に重畳させて前
    記固定柄部4の延長上に位置させたときに前記一対の可
    動柄部6a・6bの対向面15・16に前記可動柄部6
    a・6bを相互に連結するとともに、端面31a・31
    bが他方の可動柄部の対向面15・16と密着する第1
    係合部18a・18bを設けたことを特徴とする組立式
    食品取り出し具付き容器の蓋。
  2. 【請求項2】前記固定柄部4の後端部には前記薄肉ヒン
    ジ5a・5bから前記食品取り出し部13と反対方向に
    突出する軸端部17が設けられ、前記可動柄部6a・6
    bを折り返して前記軸端部17を挟んで前記固定柄部4
    の延長上に位置させたときに前記軸端部17に形成され
    た係合部22a・22bと係合して可動柄部6a・6b
    を固定柄部4に対して移動不能にするとともに、端面3
    2a・32bが他方の可動柄部の対向面と密着する第2
    係合部23a・23bを前記可動柄部6a・6bに突設
    した請求項1記載の組立式食品取り出し具付き容器の
    蓋。
  3. 【請求項3】前記軸端部17の後端部に形成された係合
    部27a・27bと、前記軸端部17の係合部27a・
    27bと係合する可動柄部6a・6bに形成され係合部
    26a・27bとからなり、前記可動柄部6a・6bを
    折り返して前記固定柄部17の延長上に位置させたとき
    に可動柄部6a・6bの長手方向の剛性を高める第3係
    合部26・27を形成した請求項1または2記載の組立
    式食品取り出し具付き容器の蓋。
  4. 【請求項4】前記各可動柄部17の対向面15・16に
    は側壁部21a・21b、リブ19a・19b・19c
    が突設されており、前記可動柄部6a・6bを折り返し
    て前記固定柄部4の延長上に位置させたときに、前記側
    壁部21a・21b、リブ19a・19b・19cの端
    部が相手側の可動柄部6a・6bの対応端部と密着して
    いる請求1から3のいずれか1記載の組立式食品取り出
    し具付き容器の蓋。
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