JPH08132904A - トラクタの変速操作レバー装置 - Google Patents

トラクタの変速操作レバー装置

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JPH08132904A
JPH08132904A JP27003294A JP27003294A JPH08132904A JP H08132904 A JPH08132904 A JP H08132904A JP 27003294 A JP27003294 A JP 27003294A JP 27003294 A JP27003294 A JP 27003294A JP H08132904 A JPH08132904 A JP H08132904A
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JP
Japan
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gear
operation lever
ball joint
clutch
contact plate
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Pending
Application number
JP27003294A
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English (en)
Inventor
Kengo Sato
健吾 佐藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクタのトランスミッションの主変速機構
と副変速機構とを一本の操作レバーによって操作できる
よう考慮する。 【構成】 前後方向Cおよび左右方向Dに揺動操作自在
な操作レバー18の、左右方向Dの揺動操作によって、
主変速機構のクラッチを選択すると共に、操作レバーの
前後方向Cの揺動操作によって選択されたクラッチを接
続して、主変速機構の変速段を切換えるように構成し、
前記操作レバーの、左右方向Dの操作域の、主変速機構
のクラッチを選択する操作域外に、副変速機構を操作す
る操作域を設け、この操作域で操作レバー18側に設け
た接触プレート34が接触することによって副変速機構
の変速段を切換えるスイッチを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの変速操作レ
バー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタにあっては、一般に、エンジン
からの動力を駆動輪に伝達する走行系動力伝達系統に歯
車トランスミッションが採用され、このトランスミッシ
ョンに、3〜6段の変速段数をもつ主変速機構および2
〜4段の変速段数をもつ副変速機構を備えると共に、こ
れらの変速機構を操作するために操作レバーが設けられ
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、運転席の一側方に主変速機構を操作する操作レバ
ーが配置され、運転席の他側方に副変速機構を操作する
操作レバーが配置されており、これら操作レバーの操作
性を考慮して、該操作レバーを運転席の右側方にまとめ
て配置することが考えられている。しかしながら、これ
ら操作レバーは揺動操作されることから、その揺動範囲
を確保しなければならず、スペース的に問題があり、2
本の操作レバーを一箇所に配置するのは困難であるとい
う問題がある。
【0004】そこで本考案は、前記問題点に鑑みて、2
つの変速機構を1本の操作レバーによって操作できるよ
う考慮することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、エンジンからの動力を
駆動輪に伝達する走行系動力伝達系統に歯車トランスミ
ッションを採用し、このトランスミッションに、3段以
上の変速段数をもつと共に、複数のクラッチによって変
速段が選択的に切換えられる一の変速機構と、2段以上
の変速段数をもつ他の変速機構とを備え、2方向に揺動
操作自在な操作レバーの、一方向の揺動操作によって、
一の変速機構のクラッチを選択すると共に、操作レバー
の他方向の揺動操作によって、選択されたクラッチを接
続するようにしたトラクタの変速操作レバー装置におい
て、前記操作レバーの、一の変速機構のクラッチを選択
する一方向の操作域外に、他の変速機構を操作する操作
域を設け、この操作域で操作レバー側の部位に接触して
他の変速機構の変速段を切換えるスイッチを設けた点に
ある。
【0006】
【作用】操作レバーを一方向に揺動操作し、さらに他方
向に揺動操作することによって一の変速機構の変速段が
選択的に切換えられ、操作レバーを、一方向の操作域
の、一の変速機構を操作する操作域外に操作することに
よって、操作レバー側の部位がスイッチに接触して、他
の変速機構が切換えられ、したがって、一本の操作レバ
ーによって2つの変速機構の切換え操作がなされる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図5はトラクタの走行系動力伝達系統の簡略図を
示し、同図において1はエンジンであり、このエンジン
1からの回転動力はクラッチ2を介して入力軸3に伝動
され、この入力軸3から主変速機構(一の変速機構)4
を介して伝動軸5に動力が伝動され、この伝動軸5から
副変速機構(他の変速機構)6を介して出力軸7に動力
が伝動され、この出力軸7から、クリープ変速機構、差
動装置、終減速装置等を介して駆動輪に動力が伝動され
るようになっている。
【0008】主変速機構4は、回転比の異なる4つのギ
ヤ伝動手段8,9,10,11を備えていて、4段の変
速段数をもつものである。これらギヤ伝動手段8,9,
10,11は、入力軸3に固定のギヤと伝動軸5に遊転
のギヤとから構成され、第1・2ギヤ伝動手段8,9の
遊転ギヤ間、および第3・4ギヤ伝動手段10,11の
遊転ギヤ間には、それぞれ該遊転ギヤと係脱自在に咬合
する第1・2クラッチギヤ12,13が配置され、これ
らクラッチギヤ12,13は伝動軸5に摺動自在にスプ
ライン嵌合されている。
【0009】したがって、第1・2クラッチギヤ12,
13のいずれかを先ず選択し、その選択したクラッチギ
ヤ12,13を中立位置(どっちの遊転ギヤにも咬合し
ていない状態)から摺動させて一方の遊転ギヤに咬合さ
せることで、第1〜4ギヤ伝動手段8,9,10,11
の内の一つを介して動力が伝動される。副変速機構6
は、回転比の異なる2つのギヤ伝動手段14,15を備
えていて、高低2段の変速段数をもつものである。これ
らギヤ伝動手段14,15は、出力軸7に固定のギヤ
と、油圧クラッチ16,17を介して伝動軸5に結合さ
れるギヤとから構成され、油圧クラッチ16,17の一
方を選択的に作動させることによって、ギヤ伝動手段1
4,15の内の一つを介して動力が伝動されるようにな
っている。
【0010】図1および図3において、18は、前記主
変速機構4および副変速機構6の変速段の切換え操作を
するための操作レバーで、トラクタの運転席の右側方に
配置される。この操作レバー18は、上部に把持部19
を有し、下部に二股状の取付金具20が固着され、この
取付金具20は、支持ブロック21を介して取付プレー
ト22に取付けられている。
【0011】取付プレート22は、トラクタの後輪フェ
ンダの内面側に取付固定された支持板23に溶着され、
支持ブロック21は、ボルト24・ナット25によって
左右軸心A廻りに回動自在に取付けられ、取付金具20
はボルト26・ナット27によって前後軸心B廻りに回
動自在に取付けられ、これによって、操作レバー18が
前後方向Cおよび左右方向Dに揺動動作可能とされてい
る。
【0012】支持ブロック21の下面には第1アーム2
8が前方突出状に固定され、この第1アーム28の突出
端部側には球関節29aをもった玉継手29を介して第
1連動ロッド30が連結されている。また、操作レバー
18の下部には第2アーム31が側方突出状に固定さ
れ、この第2アーム31の突出端部側には球関節32a
をもった玉継手32を介して第2連動ロッド33が連結
されている。
【0013】第1・2連動ロッド30,33は、主変速
機構4の第1・2クラッチギヤ12,13をシフトさせ
る操作体に連動連結されており、第1連動ロッド30を
上下に動かすことによって、第1・2クラッチギヤ1
2,13が選択され、第2連動ロッド33を上下に動か
すことによって、選択されたクラッチギヤ12,13が
伝動軸5の軸心方向に動かされて、第1〜4ギヤ伝動手
段8,9,10,11の遊転ギヤに咬合するようになっ
ている。
【0014】前記第2連動ロッド33と玉継手32との
連結部分には、接触プレート34が固定され、この接触
プレート34は、操作レバー18の左右方向Dの揺動操
作によってスイッチ35の作動子を押動可能とされてい
る。前記スイッチ35は支持板22に固定されたステー
36に取付固定されている。また、第2連動ロッド33
の上端側にはネジ部33aが形成され、このネジ部33
aにはロックナット40が螺合されていて、ネジ部33
aを、接触プレート34の挿通孔41に挿通させて玉継
手32のナット部38に螺合させ、さらに、ロックナッ
ト40を締付けることによって、第2連動ロッド33が
玉継手32に連結されると共に、接触プレート34がロ
ックナット40と玉継手32のナット部38とで挟持固
定されている。
【0015】前記接触プレート34には規制部材37が
溶接固定され、玉継手32のナット部38には、前記規
制部材37に接当する平坦面状の規制面38aが形成さ
れていて、接触プレート34をロックナット40と玉継
手32のナット部38との間に挟持固定する際に、接触
プレート34の玉継手32に対するネジ部33a軸心廻
りの相対回動が規制され、接触プレート34が一定の方
向を向くように構成されている。
【0016】なお、前記規制部材37は接触プレート3
4に一体形成されていてもよい。図2は操作レバー18
が挿通されるガイド溝39を示しており、左右方向Dの
溝と一対の前後方向Cの溝とから構成されている。前記
構成において、操作レバー18が図2に示す位置に在る
ときには、主変速機構4はニュートラル状態であり、副
変速機構6は一方のギヤ伝動手段14,15から動力伝
動可能とされている。この状態から操作レバー18を左
右一方に揺動させて、ガイド溝39の前後方向Cの溝に
対応する位置に動かすことによって、第1連動ロッド3
0が上下に動かされて、第1・2クラッチギヤ12,1
3が選択され、さらに、操作レバー18を前後一方に揺
動させて、前後方向Cの溝の端部に位置させることによ
って、第2連動ロッド33が上下に動かされて、選択さ
れたクラッチギヤ12,13が伝動軸5の軸心方向に動
かされ、第1〜4ギヤ伝動手段8,9,10,11の遊
転ギヤに咬合し、第1速〜第4速または第5速〜第8速
の内いずれか一つが選択される。
【0017】また、操作レバー18を左右方向に揺動さ
せて、ガイド溝39の前後方向溝から突出する左右方向
溝の端部位置に動かすことによって、接触プレート34
がスイッチ35の作動子を押圧し、このスイッチ35を
押す毎に、マイコン制御によって油圧クラッチ16,1
7の作動が切換わり、副変速機構6の高低速が交互に切
換わるように構成されている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンからの動力を
駆動輪に伝達する走行系動力伝達系統に歯車トランスミ
ッションを採用し、このトランスミッションに、3段以
上の変速段数をもつと共に、複数のクラッチによって変
速段が選択的に切換えられる一の変速機構と、2段以上
の変速段数をもつ他の変速機構とを備え、2方向に揺動
操作自在な操作レバーの、一方向の揺動操作によって、
一の変速機構のクラッチを選択すると共に、操作レバー
の他方向の揺動操作によって、選択されたクラッチを接
続するようにしたトラクタの変速操作レバー装置におい
て、前記操作レバーの、一の変速機構のクラッチを選択
する一方向の操作域外に、他の変速機構を操作する操作
域を設け、この操作域で操作レバー側に接触して他の変
速機構の変速段を切換えるスイッチを設けたので、2つ
の変速機構を一本の操作レバーによって操作することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る要部の斜視図である。
【図2】ガイド溝の平面図である。
【図3】操作レバーの取付部分の分解斜視図である。
【図4】接触プレートの取付部分の斜視図である。
【図5】走行系動力伝達系統図である。
【符号の説明】
1 エンジン 4 主変速機構 6 副変速機構 12 クラッチギヤ 13 クラッチギヤ 18 操作レバー 35 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの動力を駆動輪に伝達する
    走行系動力伝達系統に歯車トランスミッションを採用
    し、このトランスミッションに、3段以上の変速段数を
    もつと共に、複数のクラッチによって変速段が選択的に
    切換えられる一の変速機構と、2段以上の変速段数をも
    つ他の変速機構とを備え、2方向に揺動操作自在な操作
    レバーの、一方向の揺動操作によって、一の変速機構の
    クラッチを選択すると共に、操作レバーの他方向の揺動
    操作によって、選択されたクラッチを接続するようにし
    たトラクタの変速操作レバー装置において、 前記操作レバーの、一の変速機構のクラッチを選択する
    一方向の操作域外に、他の変速機構を操作する操作域を
    設け、この操作域で操作レバー側の部位に接触して他の
    変速機構の変速段を切換えるスイッチを設けたことを特
    徴とするトラクタの変速操作レバー装置。
  2. 【請求項2】 操作レバーに固定されたアームに、一の
    変速機構のクラッチを選択する連動ロッドを、操作レバ
    ーの一方向の揺動操作によってのみ操作されるように球
    関節を有する玉継手によって連結し、この連動ロッドと
    玉継手との間に、他の変速機構の変速段を切換えるスイ
    ッチに接触する接触プレートを取付固定したことを特徴
    とする請求項1記載のトラクタの変速操作レバー装置。
  3. 【請求項3】 連動ロッドに、接触プレートを貫通して
    玉継手のナット部に螺合するネジ部を形成し、このネジ
    部に螺合したロックナットと玉継手のナット部とで接触
    プレートを挟持固定すると共に、接触プレートに、玉継
    手と接触プレートとのネジ部軸心廻りの相対回動を規制
    する規制部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の
    トラクタの変速操作レバー装置。
JP27003294A 1994-11-02 1994-11-02 トラクタの変速操作レバー装置 Pending JPH08132904A (ja)

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