JPH08132901A - 四輪駆動車の駆動力配分制御装置 - Google Patents

四輪駆動車の駆動力配分制御装置

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JPH08132901A
JPH08132901A JP30321394A JP30321394A JPH08132901A JP H08132901 A JPH08132901 A JP H08132901A JP 30321394 A JP30321394 A JP 30321394A JP 30321394 A JP30321394 A JP 30321394A JP H08132901 A JPH08132901 A JP H08132901A
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hydraulic pressure
motor
cylinder
piston
control device
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JP30321394A
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Hiroshi Okuma
寛 大熊
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Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータ駆動式の液圧供給装置に対するフェイル
セーフ技術を提供することを目的とする。 【構成】作動シリンダ40に液圧を供給する液圧供給装
置として、モータ駆動式の装置100を用いる。そし
て、装置100から作動シリンダ40に至る管路途中
に、液圧補償装置500を備える。液圧補償装置500
は、スプリング駆動式のものであり、装置100のモー
タが回転不能となる故障が生じたとき、その故障の発生
に応じて、ピストン530を移動させて液圧室520に
所定の液圧を発生させ、その発生液圧を作動シリンダ4
0に供給して保持する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、四輪駆動車におい
て、エンジンから前後輪に伝達される駆動力配分を変化
させるための駆動力配分制御技術に関し、特に、そこに
用いるモータ駆動式の液圧供給装置の故障に対処するた
めのフェイルセーフ技術に関する。
【0002】
【発明の背景】この種の駆動力配分制御技術は、車両の
操縦の安定性を向上するためのものであり、エンジンか
ら伝達される駆動力を、たとえば、車両の走行状態に応
じて、完全な後輪駆動状態から前後輪50:50の駆動
状態まで変化させるという技術である。
【0003】こうした駆動力配分制御技術では、エンジ
ンからの駆動力の伝達経路上、前後輪の一方に至る部分
に、多板式クラッチのような可変トルククラッチ装置が
あり、その可変トルククラッチ装置の接合度合いを制御
することによって、伝達駆動力の大きさ(つまりは、駆
動力配分)を変える。このクラッチの接合度合いを制御
する手段としては、アクチュエータである作動シリンダ
と、その作動シリンダに対し、外部からの指令に基づき
液圧を供給する液圧供給装置(あるいはユニット)とを
含む。そして、液圧供給装置は、従来一般に、油圧源で
あるポンプと、ポンプの吐出液を所定圧で蓄えるアキュ
ムレータと、アキュムレータの液圧をコントローラから
の指令に基づき調圧し、作動シリンダ側に出力する比例
ソレノイドバルブとから構成されている。これら従来一
般の技術については、たとえば、特公平4−24253
号、あるいは特開平4−397335号、さらには、U
SP4,773,500号、USP4,986,388
号、あるいはUSP4,986,388号が示してい
る。
【0004】しかし、これらの従来の液圧制御装置で
は、制御装置を小型化する上、およびそれによる制御を
簡素化する上で、いくつかの難点がある。そうした難点
のうち最も大きなものは、ポンプおよびアキュムレータ
を用いるため、液圧制御ユニット自体が大型になり、シ
ステムの全体を小型化することが困難なことである。
【0005】そこで、この出願人は、そうした問題を考
慮し、第1にシステムを小型化すること、第2にシステ
ムの制御を簡素化すること、を目的として特願平5−3
42582号を先に提案した。この先の出願のもので
は、システムの中の液圧供給装置の構成を新たなものに
した。すなわち、そこで用いる液圧供給装置は、外部か
らの指令を受けて回転を制御されるモータと、このモー
タの回転に応じたストロークにより液圧を発生する液圧
発生シリンダ装置とを有し、その液圧発生シリンダ装置
から可変トルククラッチ装置側の作動シリンダに対して
液圧を供給するようになっている。したがって、そうし
た先の提案による技術によれば、モータの回転をピスト
ンのストロークに変換することによって、液圧を発生す
るため、ポンプの部分がなくなり、それに応じてユニッ
トが小型化し、また音も静かになり、さらに、制御も簡
単になる、という利点を得ることができる。
【0006】しかし、その後さらに検討したところ、液
圧供給装置のモータが、万が一、回転不能となる故障が
生じたときに、有効に駆動力を配分することができなく
なるおそれがあることが分かった。たとえば、モータの
回転に応じてストロークしたプランジャを、モータが発
生している回転トルクと、これに対抗する発生液圧およ
びリターンスプリングによる力とのバランスで位置保持
するタイプのモータ駆動式の液圧供給装置では、前記の
ような故障が生じたとき、プランジャがモータを回転さ
せながら非作動位置まで戻り、以後作動シリンダ内の液
圧は実質ゼロとなって、駆動力の配分を行うことができ
ず二輪駆動状態になってしまう。また、モータの負荷を
軽減する観点から、発生液圧によるプランジャの戻りス
トロークを禁止するためのクラッチ機構を備えた別のタ
イプのモータ駆動式の液圧供給装置では、モータが正逆
転しないために、プランジャがストローク途中の不定の
位置に止まったままとなり、前後輪のトルク配分比が車
両の走行状態にマッチしないまま固定されてしまうおそ
れがある。なお、後者のタイプのもののクラッチ機構
は、プランジャがストロークした後、ストロークに伴っ
て発生する液圧を受けた状態でモータへの通電を断って
も、プランジャの戻り方向へのストロークを禁止するよ
うな機能をもつ。
【0007】
【発明の目的】そこで、この発明の目的は、そうした万
が一の故障に対処するためのフェイルセーフ技術を提供
すること、すなわち、モータが回転不能になるような故
障が生じた場合、作動シリンダに所定の液圧を供給して
それを保持するようにし、前後輪のトルク配分比を通常
走行に見合った一定の配分比に保つことができるように
することにある。
【0008】
【発明の構成】この発明では、作動シリンダに液圧を供
給する液圧供給装置として、外部からの指令に基づいて
回転を制御されるモータを含み、そのモータの回転をプ
ランジャのストロークに変換して液圧を発生させるモー
タ駆動式のものを用いることを前提とする。そして、こ
の発明では特に、そうした液圧供給装置のモータが回転
不能となる故障が生じたとき、その故障の発生に応じて
作動シリンダに所定の液圧を供給して保持する液圧補償
装置をさらに備える。
【0009】前記モータはステッピングモータあるいは
DCモータ等の電気モータであり、それが回転不能とな
る故障とは、一般には断線等によりモータに通電ができ
なくなる故障を意味する。しかし、回転不能の故障はそ
れだけでなく、通電はできるがモータが回転しない故
障、たとえばモータの内部の回転機構、あるいはそのモ
ータの回転機構に続く機械的な伝達機構に不具合が生じ
た場合をも含む。前者の電気的な故障については、駆動
力配分を制御する電子的なコントローラが検知すること
ができるし、また、後者の故障については、たとえば液
圧供給装置の液圧室の液圧を検知する液圧センサを設
け、その液圧センサによる検知信号に基づいて前記電子
的なコントローラが検知することができる。
【0010】また、液圧補償装置は、作動シリンダに対
し、液圧供給装置と直列に接続することもできるし、並
列に接続することもできる。この液圧補償装置は、液圧
室を区画するピストンを含む加圧シリンダと、その加圧
シリンダに制御信号を与える制御手段とを備える。加圧
シリンダとしては、電磁駆動部を含み、前記ピストンを
電磁力によって移動するソレノイドシリンダが好まし
い。このソレノイドシリンダに対する制御手段として、
前記電子的なコントローラを利用することができるから
である。加圧シリンダとして、その他、エンジンのイン
テークマニホールド等の真空源を用いたもの、すなわ
ち、真空源と大気との差圧の有無に応じて前記ピストン
を移動する形式のものを適用することができる。
【0011】こうした加圧シリンダには、ピストンに液
圧室の側に向かう付勢力を与えるスプリングが付属され
ているが、電磁駆動部が生じる電磁力、あるいは真空源
/大気の差圧によって、ピストンは、通常時、液圧室の
容積を大とする非作動位置にある。したがって、そうし
た電磁力あるいは差圧を生じる手段は、ピストンを非作
動位置に保持する保持手段ということができる。しか
し、前記した故障が生じると、前記電磁力あるいは差圧
がなくなり、ピストンは、スプリングの付勢力によって
液圧室の側に所定量移動する。それによって、万が一の
故障が生じた時にも、所定の駆動力配分を行うことがで
きる。
【0012】
【発明が前提とする駆動力配分技術】まず、図1に基づ
いて、この発明の前提となる駆動力配分技術の全体的な
システム構成と、モータが回転不能となる故障が問題と
なる液圧供給装置の位置づけとを明らかにする。このシ
ステムは、後輪駆動ベースあるいは前輪駆動ベースの四
輪駆動車に適用することができる。図1は後輪駆動ベー
スの四輪駆動車への適用例であり、左右前輪10L,1
0Rおよび左右後輪12L,12Rを備える。エンジン
14の駆動力は、後輪に対しては、トランスミッション
15、入力軸16、リヤプロペラシャフト17等を含む
リヤ駆動力伝達経路18を通して直接伝達される。それ
に対し、前輪に対しては、多板式クラッチからなる可変
トルククラッチ装置30を通して間接的に伝達される。
可変トルククラッチ装置30は、フロント駆動力伝達経
路20上、トランスミッション15に続く入力軸16と
フロントプロペラシャフト19との間に位置する。この
可変トルククラッチ装置30は、作動シリンダ40の作
動に基づいてクラッチの接合度合いを変え、それによっ
て、前後輪10L,10R;12L,12Rの駆動力配
分を変化させる。
【0013】液圧供給装置100は、そうした作動シリ
ンダ40に対し適正な液圧を供給するための油圧ユニッ
トである。この液圧供給装置100は、コントローラ5
0からの指令Sを受けて、供給すべき液圧を制御する機
能をもつ。コントローラ50に対する入力信号として
は、各車輪の回転速度を検出する車輪速センサ13aお
よび車体速を検出するGセンサ13bからのものが基本
である。コントローラ50は、それらの信号を受けて、
車の状況に合った駆動力配分を得るような制御信号(指
令)Sを液圧供給装置100に与える。
【0014】次に、図2に基づいて、液圧供給装置10
0についてさらに説明する。液圧供給装置100は、基
本的に、コントローラ50からの指令Sを受けて回転を
制御される電気モータ200と、このモータ200の回
転に応じたストロークにより液圧を発生する液圧発生シ
リンダ装置300とから構成される。シリンダ装置30
0のシリンダ本体301は一端が開口し、その開口部分
に取付けフランジ302を備える。取付けフランジ30
2はモータ200を連結するため、および装置100自
体を車体に取付けるためのものである。シリンダ本体3
01は段付き形状であり、取付けフランジ302に続く
部分301bが大径、口が閉じた側が小径部301aと
なっている。そうしたシリンダ本体301には、小径部
301aの側にボス部301cがあり、その内側が入力
ポート303となり、また、そこから少し離れた底に近
い部分が出力ポート304となっている。入力ポート3
03が作動液リザーバ(図2には示さない)に連絡する
一方、出力ポート304が可変トルククラッチ装置30
を作動するための作動シリンダ40に連絡する。
【0015】段付き形状のシリンダ本体301の内部に
は、大径孔310bと小径孔310aとが軸線を一にし
てつらなり、段付きシリンダ孔310を形成している。
モータ200は、その出力軸210をシリンダ本体30
1の軸線と一致させるようにして、取付けフランジ30
2の部分に取付けられている。そこで、モータ200の
出力軸210は、段付きシリンダ孔310の大径孔31
0bの中に入り込んでいる。この出力軸210の周りに
回転駆動部材330が連結されている。回転駆動部材3
30は、ベアリング320に支持されつつ、モータ20
0の回転に伴って回転される。回転駆動部材330はね
じ軸部332を含み、そのねじ軸部332の周りに回転
−直進変換部材340を支持している。回転−直進変換
部材340は、ねじ軸部332に対してボールねじ機構
(図示しない)を介して結合され、ねじ軸部330の回
転を直線運動(つまり、ストローク)に変換する。その
変換のため、回転−直進変換部材340は、クラッチ機
構350によって、通常の慣性トルクの下では、回転不
能に回り止めされている。クラッチ機構350は、固定
ばね受け351、可動ばね受け352、およびそれらの
ばね受け351,352間に支持されたクラッチばね3
53を含み、クラッチばね353の各端部は各ばね受け
351,352に対して締まりばめ状態にはまり合って
いる。また、回転−直進変換部材340には、筒状部材
360が一体化されており、その筒状部材360の先端
がプランジャ370に当たっている。プランジャ370
には、外周部分にガイドリング371およびシールリン
グ372、端部に戻しばね373がそれぞれ設けられて
いる。したがって、プランジャ370は、戻しばね37
3によって筒状部材360側に当たり、また、シールリ
ング372によって小径孔310aの部分に液圧室37
6を区画している。
【0016】さて、モータ200の回転に応じて、回転
−直進変換部材340がストロークし、それに伴ってプ
ランジャ370が小径孔310aの奥に移動すると、プ
ランジャ370によって入力ポート303近くの遮断弁
380を開状態から閉状態にする。その結果、液圧室3
76の中にプランジャ370の動きに応じた液圧が生
じ、その液圧は出力ポート304を通して作動シリンダ
40に供給される。このとき、プランジャ370が所定
量ストロークして液圧室376内に一定の液圧を発生さ
せている間は、モータ200には一定の電流が供給され
続けており、プランジャ370に作用する液圧による反
力とのバランスで、モータ200は停止状態に保たれ
る。一方、モータ200への通電が断たれたとき、モー
タ200の出力軸210は回転可能なフリーの状態にな
る。そのため、クラッチ機構350のクラッチばね35
3の力によって回転−直進変換部材340が戻され、そ
れに応じてプランジャ370も戻しばね373の力によ
って戻されることになる。このプランジャ370の動き
に応じて、遮断弁380は再び開状態になり、液圧室3
76内の液圧が作動液リザーバに解放される。
【0017】図3は、液圧供給装置100から液圧を供
給される作動シリンダ40の一例を示す。この図3に基
づいて、作動シリンダ40を明らかにしよう。作動シリ
ンダ40は、一端が開口したハウジング401の中に、
ハウジング401の中心部のシリンダ孔410にはまり
合ったピストン420と、そのピストン420の戻り位
置を調整するアジャスト機構450とを備える。ピスト
ン420は、外周にシールリング422を支持し、ハウ
ジング401の内部に液圧室425を区画する。液圧室
425は、ハウジング401の右側に設けた液圧供給ポ
ート402に臨んでいる。液圧供給装置100から、液
圧供給ポート402を通して液圧室425内に液圧を供
給すると、ピストン420は図の左方に動き、可変トル
ククラッチ装置30の接合度合いを増加させる。一方、
液圧室425の液圧を解放すると、ピストン420は可
変トルククラッチ装置30の復帰力により右方に戻り、
所定の戻り位置を保つ。ハウジング401の下部の軸部
材427は、移動するピストン420を案内し、また、
そのピストン420が最大に後退する位置を規制する。
【0018】しかし、ピストン420の戻り位置は、実
際上、アジャスト機構450によって調整される。アジ
ャスト機構450は、ハウジング401に対し、その軸
線に沿う位置に固定されたねじ部材452と、ねじ部材
452の外周にねじ結合した筒状のナット部材454
と、ナット部材454に所定の回転力を与え、ナット部
材454の一端454aとピストン420の対向面との
間の隙間Sを一定にするアジャストばね456とを含
む。アジャスト機構450のナット部材454は、ピス
トン420が図3の左方に動くとき、ストッパ457お
よびボールベアリング458を通してピストン420と
同じ方向に動く。そのとき、ナット部材454は、ねじ
部材452とねじ結合しているため、ねじ部材452側
からの作用力によって軸回りに回転し、アジャストばね
456を巻締めるように作用する。他方、液圧室425
の液圧が解放され、ピストン420が右方に戻るとき、
巻締めをゆるめるアジャストばね456はナット部材4
54を前記とは逆に回転し、ねじ部材452とのねじ結
合位置を調整する。この調整によって、ピストン420
の戻り位置は、可変トルククラッチ装置30のクラッチ
の摩耗等に基づく遊びをなくすように自動的に調整され
る。また、こうした遊びをより効果的になくし、クラッ
チの切換えの応答性を向上させるためには、作動シリン
ダ40の液圧室425に予圧を与えるようにするのが良
い。その点、作動シリンダ40の液圧供給ポート402
あるいは液圧供給装置100側の出力ポート304の部
分など、要は作動シリンダ40と液圧供給装置100と
の間に、予圧を与えるための残圧弁を設けることができ
る。こうした残圧弁は、たとえば、実公平4−4597
0号の公報が示すように、弁体と、その弁体に負荷を与
えるばねからなる簡単な構造であるため、そうしたポー
トの部分に容易に設置することができるし、設置したと
しても液圧の制御系を複雑にすることはない。
【0019】
【発明のポイントである液圧補償装置の第1の実施例】
この発明は、液圧供給装置100のモータ200が回転
不能となったとき、液圧補償装置によって、作動シリン
ダ40に所定の液圧を供給して保持する技術である。図
4が第1の実施例である液圧補償装置500を明らかに
している。液圧補償装置500は、液圧供給装置100
の出力ポート304と作動シリンダ40の液圧供給ポー
ト402とを連絡する管路600の途中に位置する。液
圧補償装置500は、ソレノイドシリンダを主体とした
ものであり、シリンダ本体510のシリンダ孔512の
内部に液圧室520を区画するピストン530と、ピス
トン530に電磁力を与えるソレノイド540とを備え
る。また、ピストン530には、ロッド550およびば
ね受け552を通してスプリング560の付勢力が加わ
るようになっている。スプリング560は、ソレノイド
540を支持するシリンダ本体510の第1のシリンダ
部分510aとともに、コップ状のカバー570の内部
にある。このスプリング560は、図4に示す通常時、
圧縮状態にある。したがって、スプリング560は、ピ
ストン530に対し、液圧室520の側に向かう付勢力
を与えている。しかし、そのスプリング560の付勢力
よりもソレノイド540の励磁による電磁力の方が大き
いため、ピストン530は、故障のない通常時、図4に
示すように、液圧室520の容積を大きくした位置にあ
る。
【0020】液圧室520は、シリンダ本体510の第
2のシリンダ部分510bの内部にあり、第2のシリン
ダ部分510bのシリンダ孔512およびピストン53
0のほか、ピストン530の外周をシールするシールリ
ング532によって形成される。第2のシリンダ部分5
10bは、固定ボルト514等によって第1のシリンダ
部分510aと一体化され、シリンダ本体510を構成
する。こうした第2のシリンダ部分510bには、配管
接続のための出力側のポート516のほか、入力側のポ
ート518および開閉弁700が設けられる。開閉弁7
00は、第2のシリンダ部分510bのボス部にねじ結
合したハウジング710の内方にあり、また、入力側の
ポート518はハウジング710の外側にある。開閉弁
700は、ポペット型の弁体720と、弁体720に付
勢力を与える円錐型のばね730とを含む、いわゆるテ
ィルチングバルブである。この開閉弁700は、通常時
に開、故障が生じた時に閉となる。通常時、開閉弁70
0の弁体720はピストン530のフランジ部507に
押され、傾いた状態にある。その傾きのため、弁体72
0の下部のボール722は、座部材750の中央の弁座
から離れ、開の状態にある。したがって、液圧供給装置
100側に連絡するポート518は、開閉弁700を通
して液圧補償装置500の液圧室520に連絡し、さら
に、その液圧室520に連通するポート516を通して
作動シリンダ40側に連絡している。
【0021】しかし、開閉弁700は、液圧供給装置1
00のモータ200が回転不能となる故障が生じたと
き、閉となる。加圧シリンダ500のソレノイド540
には、コントローラ50からの制御信号が加わり、コン
トローラ50は、前記故障が発生すると、ソレノイド5
40に対する給電を断つような指令を与える。その結
果、ソレノイド540の励磁による電磁力がなくなり、
ピストン530は、スプリング560による付勢力によ
って、液圧室520の側に所定量移動する。図5は、ピ
ストン530が移動した後の状態を示している。その図
5から分かるように、ピストン530の移動に伴って、
開閉弁700の弁体720が直立し、ボール722が弁
座に着座することにより、開閉弁700は閉となる。そ
してまた、液圧補償装置500の液圧室520の容積が
小となり、液圧室520に所定の液圧が発生する。その
発生液圧が、フェイルした液圧供給装置100に代わっ
て、作動シリンダ40に供給され、前後輪のトルク配分
比を車両の通常走行に見合った一定の配分比に保つ。
【0022】
【発明のポイントである液圧補償装置の第2の実施例】
図6が第2の実施例である液圧補償装置2500を明ら
かにしている。液圧補償装置2500は、第1の実施例
の場合と異なり、液圧供給装置2100と作動シリンダ
40とを連絡する管路2600に対し、並列接続の配置
となっている。そして、第2の実施例の液圧補償装置2
500は、真空源と大気との差圧の有無によってピスト
ンを移動する形式の加圧シリンダを主体としたものであ
る。加圧シリンダ800は、小径なシリンダ部分810
aと、大径なシリンダ部分810bとからなるシリンダ
本体810と、シリンダ本体810の内部にあって、そ
の内部に液圧室820を区画するピストン830と、ピ
ストン830を液圧室820の側に向かって付勢するス
プリング860とを備える。ピストン830は、小径な
部分830aと大径な部分830bとからなる段付き形
状であり、大小の各部分830b,830aは、対応す
るシリンダ本体810の大小のシリンダ部分810b,
810aにそれぞれはまり合っている。はまり合うピス
トン830の大小の各部分830b,830aには、シ
ールリング832b,832aがあり、それによって、
シリンダ本体810の内部には、小径な側に液圧室82
0、大径な側の前部に大気室875、後部に変圧室87
1がそれぞれ区画される。液圧室820は、小径なシリ
ンダ部分810aの端部に設けたポート820p、およ
びそのポート820pに接続した管路2602を通して
作動シリンダ40側に連絡する。また、大気室875
は、ポートあるいは通路875pによって常に大気に連
通している。さらに、変圧室871は、ポートあるいは
通路871pに接続した大気/真空源切換え制御回路に
接続し、切換え制御回路の切換え機能によって、大気あ
るいは真空源のいずれかに切り換わる。なお、変圧室8
71は、スプリング860を収容する室でもある。
【0023】さて、切換え制御回路に着目しよう。切換
え制御回路には、エンジンのインテークマニホールド等
の真空源900のほか、電磁弁910がある。電磁弁9
10は3ポート2位置弁であり、図示した位置で変圧室
871を真空源900に連通する一方、図とは別の位置
で変圧室871を大気に連通する。また、電磁弁910
に関連して、切換え弁920が設けられている。切換え
弁920は、2ポート2位置弁であり、通常は図に示す
ように、作動液リザーバ930−液圧供給装置2100
の間を連通しているのに対し、電磁弁910が大気開放
位置に切り換わることに応じて、それら作動液リザーバ
930−液圧供給装置2100の間を遮断する。この切
換え弁920は、可変リリーフ弁950の機能を実効あ
らしめるためのものでる。可変リリーフ弁950は、ハ
ウジング951の内部に段付き形状の弁体953を内蔵
し、弁体953の小径な部分953aの先端に弁部分を
形成している。この可変リリーフ弁950は、弁体95
3の小径な部分953aと大径な部分953bとの間に
制御室955、弁体953の後部に大気室957を形成
している。大気室957は、弁体953に付勢力を与え
るスプリング960を収容する室でもある。こうした可
変リリーフ弁950は、電磁弁910の切換えに応じて
制御室955を大気あるいは真空源900のいずれかに
連絡し、それによってリリーフ圧を変える。なお、液圧
供給装置2100のモータ200および電磁弁910に
対し、コントローラ50から制御信号が加わることは勿
論である。可変リリーフ弁950は、液圧供給装置21
00が正常なときには、制御室955を真空源900に
連通することによって、そのリリーフ圧を高くし、作動
シリンダ40側の液圧が作動液リザーバ930側に解放
されないようにする。その高いリリーフ圧は、スプリン
グ960による付勢力に、真空源900と大気との差圧
が加わったものである。一方、可変リリーフ弁950
は、液圧供給装置2100に故障が発生したとき、制御
室955を大気に連絡し、前記の差圧が生じないように
なる。したがって、そのときのリリーフ圧はスプリング
960の付勢力によって決まり、そのために、作動シリ
ンダ40側の液圧はその設定圧を越えることはなくな
る。特に、液圧供給装置2100がクラッチ機構をもつ
とき、作動シリンダ40側に余剰な液圧が供給される可
能性があるが、可変リリーフ弁950はそうした余剰な
液圧を作動液リザーバ930に逃がす役目を果たす。
【0024】図7は、モータの負荷を軽減する観点か
ら、発生液圧によるプランジャの戻りストロークを禁止
するためのクラッチ機構をもつ液圧供給装置2100の
詳細な断面構造を示す。この図7に示す液圧供給装置2
100も、前記した図2に示す液圧供給装置100と同
様に、モータの回転をプランジャのストロークに変換す
ることによって液圧を得るものであり、多くの共通点が
ある。そこで、液圧供給装置2100を説明するに当た
り、前記の装置100と同様の部分には同一の符号(あ
るいは装置100における対応する符号に2000を加
えた符号)を付け、それについての説明を簡略にするか
あるいは省略する。液圧供給装置2100は、電気モー
タ2200とシリンダ装置2300とを備え、シリンダ
装置2300の部分のシリンダ本体2310に対し、入
力ポート2303を作動液リザーバ930に連絡するた
めの接続継手930cと、出力ポート2304を作動シ
リンダ40に連絡するための配管接続部40cとが設け
られている。モータ2200の回転が、ねじ軸部233
2を含む回転駆動部材2330に伝わり、ねじ軸部23
32に結合した回転−直進変換部材2340を軸心方向
にストロークする。この回転−直進変換部材2340が
プランジャ2370を直進運動させることによって、液
圧室2376に液圧を発生させる。これら一連の動き
は、前に述べた装置100の場合と同様である。
【0025】図7の液圧供給装置2100が装置100
と異なる主要な点は、(1)モータ2200の出力軸2
210と回転駆動部材2330との間に、装置100に
はない所定のクラッチ機構3000を備えている点と、
(2)装置100において入力ポート303と液圧室3
76との間を開閉する手段として、遮断弁380を用い
ていたのに対し、ここにおける液圧供給装置2100で
は、いわゆるコンベンショナルタイプ、すなわち、シリ
ンダ本体2310に設けたリリーフポート4000をプ
ランジャ2370周りのカップシール5000の位置に
よって開閉する方法をとっている点である。後者(2)
のちがいは当業者にとって明らかであろう。また、前者
(1)の点も、たとえば実開平6−18132号が示す
クラッチ機構を応用することによって容易に実施できる
であろう。前者(1)の点をもう少し具体的に述べよ
う。シリンダ本体2310とモータ2200との間に支
持部材2202aがあり、その支持部材2202aの内
周に第1のベアリング2301が保持されている。ま
た、シリンダ本体2310の開口部分のねじリング22
04が別の支持部材2202bを固定し、その支持部材
2202bが第2のベアリング2302を保持してい
る。第2のベアリング2302は回転駆動部材2330
のカップ状の端部2330eを支持し、その端部233
0eとモータ2200の出力軸2210との間に、クラ
ッチ機構3000が位置する。クラッチ機構3000は
クラッチばね3100を主体としている。出力軸221
0に対し第1の伝達部材3001が連結され、その第1
の伝達部材3001に第2の伝達部材3002が連結さ
れ、その第2の伝達部材3002が別のばね2331を
介してカップ状の端部2330eに連結される。
【0026】第1および第2の伝達部材3001,30
02は、図7の(b)が示すように、クラッチばね31
00の両端部3100e,3100fとともに互いには
まり合っている。モータ2200が時計回りCWに回転
するとき、第1の伝達部材3001が回転してクラッチ
ばね3100の端部3100eを押す。それによって、
クラッチばね3100は自らの径を縮め、支持部材22
02bとの摩擦接合を解除する。その結果、クラッチば
ね3100は、その端部3100eを介して第1の伝達
部材3001側の回転を第2の伝達部材3002に伝達
し、ついで、ばね2331および回転駆動部材2330
を通してプランジャ2370をストロークする。また、
モータ2200が反時計回りCCWに回転するとき、第
1の伝達部材3001がクラッチばね3100の別の端
部3100fを押す。それによって、クラッチばね31
00は径を縮め、支持部材2202bとの摩擦接合を解
除する。その結果、第1の伝達部材3001の回転が第
2の伝達部材3002側に伝達され、プランジャ237
0の戻りストロークを行う。他方、液圧室2376内の
発生液圧および戻しばね2373の力によって、第2の
伝達部材3002が反時計回りCCWに回転しようとす
るとき、第2の伝達部材3002がクラッチばね310
0の端部3100eを押し、クラッチばね3100の径
を拡大する。その結果、クラッチばね3100は支持部
材2202bとの摩擦接合力を高めることになり、第2
の伝達部材3002の回転力を受けても第1の伝達部材
3001は回転することがない。これから分かるよう
に、クラッチ機構3000は、モータ2200側の回転
については、時計回りCWおよび反時計回りCCWの両
方向の回転を回転駆動部材2330側に伝達するに対
し、回転駆動部材2330側からモータ2200側への
回転について、反時計方向CCWの回転伝達を禁止する
ように働く。こうしたクラッチ機構3000の周りにお
いて、各部品の静止力は、クラッチばね3100が支持
部材2202bに摩擦接合することによって得る。な
お、端部2330e内のばね2331も別のクラッチ機
構であり、ナットからなる回転−直進変換部材2340
が図に示す非作動位置に戻った後、モータ2200が回
転するとしても第2の伝達部材3002を端部2330
eに対して空回りさせるという役目を果たす。さらに、
モータ2200の出力軸2210の端に継手2220が
あるが、この継手2220は、第1の伝達部材3001
に対し、2面幅と直交する方向(図の紙面の上下方向)
にクリアランスをもってはまっている。この継手222
0は、出力軸2210と第1の伝達部材3001との間
の回転を伝達するほか、両者の軸心のずれを吸収するよ
うに機能する。
【0027】なお、図に示した実施例のほか、クラッチ
機構を備えない図2の液圧供給装置100を用いると
き、図6に示す真空利用の加圧シリンダ800を用いる
ことができるし、図4に示すソレノイドシリンダを図5
に示すリリーフ弁950と組み合わせて用いることもで
きる。また、ソレノイドシリンダとして、正常時には、
ロック機構によりばねを機械的に圧縮状態に保持してお
き、故障発生時には、ソレノイドへ一時的に通電するこ
とにより、ロック機構を解除してばねを圧縮状態から解
放し、プランジャあるいはピストンをストロークさせる
構造のものを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の全体的なシステム構成を示す図であ
る。
【図2】この発明で用いる液圧供給装置の一例を示す断
面構造図である。
【図3】この発明で用いる作動シリンダの一例を示す断
面構造図である。
【図4】液圧補償装置の第1の実施例を示す図である。
【図5】図4に示す液圧補償装置の別の状態を示す図で
ある。
【図6】液圧補償装置の第2の実施例を示す図である。
【図7】図6に示す第2の実施例に関連して用いる液圧
供給装置を示し、(a)が詳細断面図、(b)がクラッ
チ機構を一面から見た図である。
【符号の説明】
10L,10R 前輪 12L,12R 後輪 14 エンジン 18 リヤ駆動力伝達経路 20 フロント駆動力伝達経路 30 可変トルククラッチ装置 40 作動シリンダ 50 コントローラ 100,2100 液圧供給装置 200 モータ 300 液圧発生シリンダ装置 340 回転−直進変換部材 376 液圧室 420 ピストン 500,2500 液圧補償装置 520,820 液圧室 530,830 ピストン 560,860 スプリング 700 開閉弁 800 加圧シリンダ 900 真空源 950 可変リリーフ弁(リリーフバルブ) 3000 クラッチ機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンから前輪または後輪の一方に至
    る駆動力伝達経路に設けられる可変トルククラッチ装置
    と、外部からの指令に基づいて回転を制御されるモータ
    を含み、そのモータの回転をプランジャのストロークに
    変換して液圧を発生させる液圧供給装置と、この液圧供
    給装置から送出される液圧に応じて前記可変トルククラ
    ッチ装置の接合度合いを制御する作動シリンダとを備え
    た四輪駆動車の駆動力配分制御装置において、前記液圧
    供給装置のモータが回転不能となる故障が生じたとき、
    その故障の発生に応じて前記作動シリンダに所定の液圧
    を供給して保持する液圧補償装置をさらに備えたことを
    特徴とする四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
  2. 【請求項2】 前記液圧補償装置は、ピストンと、その
    ピストンが区画し、前記作動シリンダに連絡する液圧室
    とを含む加圧シリンダを備え、前記ピストンは前記故障
    が生じたとき非作動位置から前記液圧室の側に所定量移
    動する、請求項1記載の駆動力配分制御装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧シリンダは、スプリング駆動型
    のものであり、前記ピストンに液圧室の側に向かう付勢
    力を与えるスプリングと、このスプリングの付勢力に打
    ち勝ち、前記ピストンを前記非作動位置に保持するだけ
    の保持力を与える保持手段とをさらに備える、請求項2
    記載の駆動力配分制御装置。
  4. 【請求項4】 前記加圧シリンダはソレノイドシリンダ
    であり、前記保持手段による保持力が電磁力に基づくも
    のである、請求項3記載の駆動力配分制御装置。
  5. 【請求項5】 前記加圧シリンダは、真空源と大気との
    差圧の有無に応じて前記ピストンを移動する形式のもの
    であり、前記保持手段による保持力が真空源と大気との
    差圧に基づくものである、請求項3記載の駆動力配分制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記モータが回転不能となる故障には、
    断線等によりモータへの通電が不能になる場合のほか、
    モータへの通電は可能であるが、通電してもモータが回
    転しない場合を含む、請求項1記載の駆動力配分制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記液圧供給装置は、前記モータの非通
    電時、前記プランジャが発生液圧を受けることにより前
    記モータを回転させつつ戻り方向にストロークすること
    を禁止するクラッチ機構を含み、また、前記液圧補償装
    置は、前記作動シリンダに供給すべき液圧が所定の液圧
    以上になると開弁し、前記作動シリンダを作動液リザー
    バに連通させるリリーフバルブを含む請求項1〜6のい
    ずれかに記載の駆動力配分制御装置。
JP30321394A 1993-12-14 1994-11-12 四輪駆動車の駆動力配分制御装置 Pending JPH08132901A (ja)

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JP30321394A JPH08132901A (ja) 1994-11-12 1994-11-12 四輪駆動車の駆動力配分制御装置
US08/349,974 US5611407A (en) 1993-12-14 1994-12-06 Driving force distribution control system for four wheel drive vehicle
DE69408949T DE69408949T2 (de) 1993-12-14 1994-12-12 Vorrichtung zum Steuern der Antriebskraftverteilung für ein Fahrzeug mit Allradantrieb
EP94309262A EP0658457B1 (en) 1993-12-14 1994-12-12 Driving force distribution control system for four wheel drive vehicle

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