JPH08132694A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH08132694A
JPH08132694A JP6272428A JP27242894A JPH08132694A JP H08132694 A JPH08132694 A JP H08132694A JP 6272428 A JP6272428 A JP 6272428A JP 27242894 A JP27242894 A JP 27242894A JP H08132694 A JPH08132694 A JP H08132694A
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JP
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unit
recording medium
engine
head
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JP6272428A
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English (en)
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Shigeru Inose
茂 猪瀬
Yasuhiro Hamada
泰博 濱田
Fumio Miyahara
文雄 宮原
Hideaki Kishida
秀昭 岸田
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Aptex Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン部を記録媒体の供給/排出といった
制御から独立させ、標準化を図るとともに、記録媒体の
種類に応じて柔軟な対応が可能なプリンタ装置を提供す
る。 【構成】 エンジン部において得られる記録用紙の搬送
移動量を表す水平同期信号(HSYNC)と記録用紙の
先端部及び後端部を示す信号(TOF1、TOF2)を
エンジン回路160aからフォーマッタ回路110に転
送する。フォーマッタ回路110では、転送された信号
に基づいて、記録用紙供給部130と記録用紙排出部1
31とを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ装置に関し、特
に例えば、ビットマップメモリの制御を行うフォーマッ
タ回路部と記録ヘッド制御を行うエンジン回路部とで構
成されるラインプリンタにおいて、連続紙とカット紙の
両方に対応する記録媒体の供給制御と排出制御機能を備
えたプリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデータを外部から受信してプリン
ト出力のためのビットマッピングを行なうフォーマッタ
部と実際に記録用紙などの記録媒体に記録を行なうエン
ジン部とで構成されるプリンタ装置では、記録用紙を装
置に供給したり、或いは、記録が行なわれた記録用紙を
装置外に排出する制御はエンジン部が担当していた。こ
れは、エンジン部がセンサやモータなどの制御を行うの
に適した回路構成であることに起因する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、装置を単なるOA機器としてではなく、様々な
種類の記録媒体に画像記録を行なう多用途目的のプリン
タとして位置づける場合にはその目的に応じた装置オプ
ションが必要となり、エンジン部をその装置オプション
に合わせて仕様変更しなければならないので、柔軟な拡
張性には乏しいという欠点があった。
【0004】一方、エンジン部そのものの仕様は標準化
したほうが、装置の生産コストなどからも望ましい。こ
こで、記録紙を連続紙とカット紙の両方を使用可能にさ
せる場合を例として考える。連続紙では用紙供給部には
ロール紙供給ユニットが必要になり、用紙排出部にはカ
ッタユニットやリワインダユニットが必要になる。一
方、カット紙では用紙供給部にはホッパユニットが必要
になり、用紙排出部にはスタッカユニットが必要にな
る。そして、これら各々の制御方法はすべて異なる。
【0005】この制御の違いをエンジン部で吸収し、さ
らにエンジン部の構成を標準化しようとすれば、エンジ
ン部を設計した段階で装着可能なオプションが決定され
てしまい、新規に開発する用紙の供給/排紙オプション
には対応できなくなってしまうという問題がある。さら
にエンジン部そのもののライフサイクルは長いので、使
用可能なオプションの制限も長期間にわたる。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、使用環境の変化に柔軟に対応できる拡張性に優れた
プリンタ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプリンタ装置は以下の様な構成からなる。即
ち、外部から画像信号を受信してビットマップ展開を行
なう制御部と、前記制御部からビットマップデータを受
信して記録媒体に記録を行なうエンジン部とを有するプ
リンタ装置であって、前記エンジン部は、前記記録媒体
を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送による前記
記録媒体の絶対位置と、前記搬送による移動量とを検出
する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記
記録媒体の絶対位置と移動量情報とを前記制御部に転送
する転送手段とを有し、前記制御部は、前記転送手段に
よって転送された前記記録媒体の絶対位置と移動量情報
とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信さ
れた前記記録媒体の絶対位置と移動量情報とに基づい
て、前記記録媒体の供給及び排出制御を行なう制御手段
とを有することを特徴とするプリンタ装置を備える。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明は、プリンタ装置のエ
ンジン部で検出した記録媒体の絶対位置と移動量情報と
を制御部に転送し、制御部で記録媒体の供給及び排出制
御を行なうよう動作する。
【0009】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。図1は本発明の代表的な実施例で
あるインクジェット方式に従うフルライン記録ヘッドを
備えたカラープリンタ装置の回路構成を示すブロック図
である。図1に示すように、このプリンタ装置の回路
は、ホストコンピュータ(以下、ホストという)との通
信、ビットマップメモリへの展開などを制御するフォー
マッタ部110と、記録ヘッドの種々の制御、搬送モー
タ、種々のセンサを制御するエンジン部150とで構成
される。
【0010】これは、フォーマッタ部110がホストと
のインタフェースの違いや、画像処理方法の違いなどを
考慮して、各種アプリケーション(たとえば通常のプリ
ンタの他にファクシミリや複写機)に対応した回路構成
を必要とするのに対し、エンジン部150はアプリケー
ションに依存した違いを少なくし、どのようなアプリケ
ーションでも対応できるよう標準化してコストを低減さ
せることをねらいとしているためである。
【0011】本実施例では、フォーマッタ部110とエ
ンジン部150の機能分担を次のように定める。 (1)フォーマッタ部機能 ・ホストとのインタフェース ・ホストから送られてきたコマンド(命令)の解析 ・上記コマンドに基づく記録データのビットマップメモ
リへの展開 ・操作パネルの制御 ・コントロールボックス(後述)の制御 ・エンジン部150とのインタフェース ・オプション制御:記録用紙供給部の制御(オプション
IN)、記録用紙排出部の制御(オプションOUT) (2)エンジン部機能 ・フォーマッタ部110とのインタフェース ・インク供給系の制御 ・記録紙搬送系の制御 ・記録ヘッドへのデータ転送制御 ・記録ヘッドへのヒータ通電制御 ・温度管理 ・時計機能 ・バックアップメモリ機能 ・記録紙幅検出機能 これらの機能を実現するためには次の回路構成が必要と
なる。
【0012】図1において、フォーマッタ部110は制
御プログラムを実行するCPU−F111と、制御プロ
グラムを格納するROM112、プログラムを実行する
ために必要なシステムRAM113、ホストとの通信に
必要なIFCNT114、ホストより送信された記録内
容のビットマップデータを記録するビットマップRAM
115、ビットマップRAM115を制御しエンジン部
150との通信を行う専用回路GAF116、ホストか
らの記録データを解析するためのエミュレーションRO
M(E−ROM)117、キャラクタコードデータをビ
ットマップデータに変換するためのキャラクタジェネレ
ータ(CG−ROM)118、外部記憶装置として使用
するメモリカード119、上述のオプション機能とのイ
ンタフェースとなるIOポート120、ユーザインタフ
ェースとなり種々の操作を行なうためのキーや装置から
のメッセージを表示するLCDなどを含む操作パネル1
21で構成する。
【0013】また、122はこのプリンタ装置をホスト
に接続せず、メモリカード119に格納された画像デー
タを用いてスタンドアロンで画像記録を行なうときにユ
ーザインタフェースとなって種々の指示動作を行なうコ
ントロールボックスである。さらに、123、124は
各々、このプリンタ装置にオプションとして接続される
種々の付加装置の入力/出力インタフェース(オプショ
ンIN、オプションOUT)である。本実施例ではオプ
ションIN123には後述する記録用紙供給部が、オプ
ションOUT124には後述する記録用紙排出部が接続
される。
【0014】詳細は後述するが、CPU−F111は、
GAF116が受信するエンジン部150から転送され
てくる記録用紙に関する情報に基づいて、IOポート1
20を介して記録用紙供給部と記録用紙排出部を制御す
る。次に、エンジン部150について説明する。エンジ
ン部150は図1に示すように記録紙搬送を主要な目的
とするエンジン回路160と記録ヘッド駆動制御を主要
な目的とするエンジン回路180とで構成されている。
【0015】エンジン回路150は、制御プログラムを
格納するROMとその実行に作業領域として用いられる
RAMと後述するセンサを入力するポート(PORT)
とそのポートからのアナログ入力をデジタルデータに変
換するA/Dコンバータとを備え、制御プログラムを実
行して種々の制御処理を行なうCPU−E161と、C
PU−E161のプログラム実行に用いられるRAM1
62、記録ヘッドのムラ補正データ等を記録するEEP
ROM163、クロック時計(RTC)164、テスト
記録データ作成やフォーマッタ部110との通信などを
行う専用回路GAE165で構成する。また、171は
記録用紙の位置を検出するセンサ、172は記録用紙を
搬送する搬送モータである。
【0016】また、エンジン回路180は記録ヘッド1
90の駆動制御、記録動作を行なわないとき記録ヘッド
190のインク吐出ノズルにキャップをするために記録
ヘッドやキャップ(不図示)を移動させるためのモータ
191の制御、また、キャップの位置検出や記録ヘッド
の位置検出を行なうセンサ192の制御を行なうための
専用回路GAE181含んでいる。
【0017】図2は、図1で説明したプリンタ装置10
0の概略構成を示す側断面図である。図2は、プリンタ
装置100内にコントロールボックス122と、ロール
用紙を記録用紙として用いる記録用紙供給部130と記
録後のロール紙を切断するカッタを備えた記録用紙排出
部131とを組み込んだ構成を示している。また、エン
ジン回路160は、装置実装上、図2に示すように、1
60aと160bの部分に分れる。
【0018】また、190Yはイエロ色(Y)のインク
を用いて記録を行なうフルライン記録ヘッド(Yヘッ
ド)、190Mはマゼンタ色(M)のインクを用いて記
録を行なうフルライン記録ヘッド(Mヘッド)、190
Cはシアン色(C)のインクを用いて記録を行なうフル
ライン記録ヘッド(Cヘッド)、190Kは黒色(K)
のインクを用いて記録を行なうフルライン記録ヘッド
(Kヘッド)であり、記録用紙の搬送方向に添って配列
されている。
【0019】さらに、171aは記録用紙供給部130
から供給されるロール紙に一定間隔で付加されている黒
い線から記録用紙の先端部を検出して信号(TOF1)
を発生するセンサ、171bは記録終了後のロール紙の
黒い線から記録用紙の先端部を検出して信号(TOF
2)を発生するセンサ、173は搬送モータ172を組
み込みこれを駆動回転させ、搬送ベルト(不図示)によ
って記録用紙を搬送する記録紙搬送部である。
【0020】次に、オプション制御機能(本実施例では
記録用紙の供給/排出機能)について説明する。本実施
例のようなフォーマッタ部とエンジン部とで構成される
プリンタ装置を、普通紙を用いた印刷を行なうといった
単なるOA機器のような用途のみならず、種々の記録媒
体、例えば、シール、名刺、葉書、コーティングが処理
がなされたラベル、ロール紙、カット紙などに印刷を行
なうといった多用途に適用できる機器として捕えた場
合、エンジン部の構成を標準化し、フォーマッタ部を種
々の記録媒体に対応して変更し、多数の記録媒体にプリ
ント処理を行なうアプリケーションに対応するように構
成する方がより拡張性や柔軟性に富んだ構成となる。
【0021】なぜなら、本実施例の場合、エンジン部は
インクジェット方式という中核技術に基づいて設計され
るためライフサイクルが長く、そのライフサイクル期間
内での設計変更や仕様変更は開発コスト等の観点からで
きるかぎり避けた方が望ましく一方、フォーマッタ部は
装置用途に応じて設計開発されるためライフサイクルが
短く、より高い柔軟性や拡張性が求められ、これら2つ
の要求を満たす必要があるからである。
【0022】以上の理由に基づいて、本実施例のプリン
タ装置は、ライフサイクルの長いエンジン部を標準化
し、ライフサイクルの短いフォーマッタ部で記録用紙の
供給/排出制御を行なう構成としている。さて、記録用
紙供給部130の動作は、記録動作の時に記録紙を供給
する動作であるため、その制御にはエンジン部150に
おける記録紙の移動量情報が必要になる。本実施例の場
合、記録紙の移動量は、エンジン部150よりフォーマ
ッタ部110に送られる(図2参照)1クロック毎に記
録動作の1ライン分の進行を示す水平同期信号(HSY
NC)により計算する。本実施例のような連続紙(ロー
ル紙)に記録する場合、記録紙を後退させる動作がある
が、この動作はフォーマッタ部110がエンジン部15
0に対して送られるコマンドに基づいて制御されるの
で、記録紙の移動方向やその移動量はフォーマッタ部1
50で管理できる。なお、後退動作時の移動量も、通常
の記録方向の場合と同じく水平同期信号(HSYNC)
をカウントすることで管理できる。
【0023】次に、記録用紙排出部131の制御につい
て説明する。本実施例のようなロール紙を用いる場合、
この制御には、例えば、カッタユニット(不図示)のよ
うな記録用紙を所定サイズで切断制御が含まれるため、
記録紙の絶対位置情報と移動量情報が必要になる。カッ
タユニットは、記録紙搬送部173による記録紙搬送に
よって、記録紙の切断位置がカッタユニットのカッタ部
に到達したとき、カッタを駆動し連続紙をカット紙にす
る。さて、その記録紙のカット位置は、記録紙の先頭、
或いは、後端を検出するセンサ171a、171bから
出力される信号(TOF1、TOF2)に基づく記録紙
の絶対位置情報と、前述の水平同期信号(HSYNC)
から得られる移動量情報とに基づいて計算できる。この
検出信号(TOF1、TOF2)はエンジン部150で
得られ、図2に示すように、エンジン部のエンジン回路
160aからフォーマッタ部110に転送される。
【0024】以上のことをまとめると、記録用紙の供給
/排出制御をフォーマッタ部110で行うためには記録
紙の位置情報をフォーマッタ部110で管理できるよう
にすれば良いと言える。本実施例では、エンジン部15
0からフォーマッタ部110に対して、記録紙の絶対位
置情報であるTOF1及びTOF2信号、記録紙の移動
情報である水平同期信号(HSYNC)を転送し、フォ
ーマッタ部110ではこれらの情報により、記録紙の位
置や移動の状況を判別し、記録用紙供給部130の動作
制御と記録用紙排出部131の動作制御を行うようにし
ている。
【0025】以上の例では、記録用紙をロール紙のよう
な連続紙として、その供給と排出時における切断制御を
考えたが、他の種類の記録媒体が装着されてもその記録
媒体の絶対位置情報と移動量信号によってその媒体の供
給排出制御は実行できる。従って本実施例に従えば、エ
ンジン部で得られた記録用紙の絶対位置情報や移動量情
報をフォーマッタ部に転送し、フォーマッタ部ではその
転送された情報に基づいて、記録用紙の供給と排出制御
を行なうことができる。これによって、エンジン部の仕
様は使用する記録用紙の種類に依らず、標準化した仕様
とすることができるという利点がある。
【0026】また、装置全体からすればオプションとし
て位置づけられるような記録用紙の供給/排出ユニット
に関する制御を、フォーマッタ部で行なわせることがで
きる。本来的にフォーマッタ部はデータ処理内容に依存
した柔軟性や拡張性が要求される部分であるので、記録
用紙に依存した制御を行なうことが求められる記録用紙
の供給/排出ユニットに関する制御をフォーマッタ部で
行なうことは、プリンタ装置全体の柔軟性や拡張性に資
することになると言える。
【0027】なお本実施例では記録ヘッドを4つ、イン
クの色に合わせて配列したカラープリンタを例として説
明したが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。例えば、記録ヘッドを1つだけ有したモノクロや単
一カラーのプリンタであっても良い。本発明は、特にイ
ンクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせる
ために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生
する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、
前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる
方式のプリント装置について説明したが、かかる方式に
よれば記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0028】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0029】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0030】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、装置本体に装着され
ることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からの
インクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記
録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタ
ンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用
いてもよい。
【0031】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0032】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した本発明実施例においては、インクを
液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化する
インクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを
用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク
自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。
【0033】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0034】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。なお本発明は、複数の機器から構成されるシステム
に適用しても良いし、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。さらに、システム、或いは、装置にプログラ
ムを適用することによって達成される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リンタ装置のエンジン部で検出した記録媒体の絶対位置
と移動量情報とを制御部に転送し、制御部で記録媒体の
供給及び排出制御を行なうので、エンジン部が記録媒体
の供給/排出制御から独立し、そのエンジン部を標準化
できるとともに、制御部で記録媒体の供給/排出制御を
行なわせるようにできるという効果がある。これによっ
て、外部依存度の多い部分と外部依存度の少ない部分と
にプリンタ装置の内部構成を分離することができるの
で、製品全体のコスト削減に貢献するとともに、外部使
用環境の変化に柔軟に対応できる拡張性に優れたプリン
タ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるインクジェット
方式に従うフルライン記録ヘッドを備えたカラープリン
タ装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1で説明したプリンタ装置100の概略構成
を示す側断面図である。
【符号の説明】
110 フォーマッタ部 111 CPU−F 120 IOポート 130 記録用紙供給部 131 記録用紙排出部 150 エンジン部 171a、171b センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 秀昭 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノン アプテックス株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から画像信号を受信してビットマッ
    プ展開を行なう制御部と、前記制御部からビットマップ
    データを受信して記録媒体に記録を行なうエンジン部と
    を有するプリンタ装置であって、 前記エンジン部は、 前記記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段の搬送による前記記録媒体の絶対位置と、
    前記搬送による移動量とを検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記記録媒体の絶対位
    置と移動量情報とを前記制御部に転送する転送手段とを
    有し、 前記制御部は、 前記転送手段によって転送された前記記録媒体の絶対位
    置と移動量情報とを受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信された前記記録媒体の絶対位
    置と移動量情報とに基づいて、前記記録媒体の供給及び
    排出制御を行なう制御手段とを有することを特徴とする
    プリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジン部は、前記記録媒体に、前
    記ビットマップデータに基づいて記録を行なう記録ヘッ
    ドを有するヘッド部を含むことを特徴とする請求項1に
    記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド部は、イエロ、シアン、マゼ
    ンタ、ブラック各色に対応した記録を行なう4つの記録
    ヘッドを有することを特徴とする請求項2に記載のプリ
    ンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、前記記録媒体の幅に
    相当する記録可能なフルラインタイプの記録ヘッドであ
    ることを特徴とする請求項2または3に記載のプリンタ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項2乃至4のいずれかに記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれ
    かに記載のプリンタ装置。
JP6272428A 1994-11-07 1994-11-07 プリンタ装置 Withdrawn JPH08132694A (ja)

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JP6272428A JPH08132694A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 プリンタ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003101731A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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