JPH08132572A - ストライプ柄合成樹脂シート - Google Patents

ストライプ柄合成樹脂シート

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Publication number
JPH08132572A
JPH08132572A JP6307176A JP30717694A JPH08132572A JP H08132572 A JPH08132572 A JP H08132572A JP 6307176 A JP6307176 A JP 6307176A JP 30717694 A JP30717694 A JP 30717694A JP H08132572 A JPH08132572 A JP H08132572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
synthetic resin
intermediate layer
vinyl chloride
stripe
Prior art date
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Pending
Application number
JP6307176A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Taya
和久 田谷
Kyuichi Matsui
久一 松井
Hirokazu Motokuni
宏和 本國
Shuzo Yamamoto
修三 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hiroshima Kasei Ltd
Original Assignee
Hiroshima Kasei Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hiroshima Kasei Ltd filed Critical Hiroshima Kasei Ltd
Priority to JP6307176A priority Critical patent/JPH08132572A/ja
Publication of JPH08132572A publication Critical patent/JPH08132572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 方向指示機能を持つストライプ柄合成樹脂シ
ートの寸法安定性及び層間剥離防止機能を向上させ、工
場、病院等の床材としての使用性を高める。 【構成】 着色した塩化ビニル樹脂層からなる中間層、
中間層の裏面に接着させた基材樹脂層、中間層の表面に
形成されたストライプ柄形成層、及びストライプ柄形成
層の表面全体に被覆させた透明表面保護層から主として
構成されるストライプ柄合成樹脂シートにおいて、前記
中間層に、中間支持材を介挿させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストライプ柄合成樹脂シ
ートに関する。本発明のストライプ柄合成樹脂シート
は、建物内・外装材、特に床材として利用される。
【0002】
【従来の技術】従来より、ストライプ柄を有する合成樹
脂シートが、テント、日除け、床材として使用されてい
る。また、最近では、ストライプ柄が有する方向指示機
能を利用して、病院、あるいは工場の床材として使用さ
れている。各種の機械、機器等が移動する際、絶えず大
きな負荷が掛かる病院、あるい工場の床材に要求される
最も重要な要件は、装飾性よりも、むしろ強度である。
【0003】ストライプ柄を有する合成樹脂シートに関
する代表的な従来技術としては、ロンシール工業株式会
社の出願になる特許出願公開昭57−14045号公報
に記載されている、発明の名称「新規な縞模様及び絞模
様を有する合成樹脂シート及びその製造方法」がある。
【0004】特許出願公開昭57−14045号公報に
記載されている従来技術を要すれば、基体樹脂シート
と、縞模様を表出する第1、及び第2樹脂シートの両
方、または何れか一方のシートにグラビヤ印刷等で所定
の模様を印刷し、3層を一体に積層し、第2樹脂シート
に、カッターで第1樹脂シートに達する切れ目を入れ、
第2樹脂シートの、縞模様を形成する以外の部分を除去
することによって縞の中に、任意の模様が印刷されてい
る縞模様を形成することを特徴とするものである。
【0005】この従来技術は、縞模様が従来のように単
純なストライプ柄ではなく、縞模様部分に任意の印刷模
様を印刷し、装飾性を付加させたものである。その用途
として、ビーチパラソル、鞄、壁紙、椅子貼り等が例示
されているように、ファッション性を重視したものであ
る。ところで、工場や病院等の床材は装飾性よりも、む
しろ寸法安定性等強度が最重要性能であることは前述し
たとおりである。この点、前記ロンシールの縞模様シー
トは、寸法安定性等強度に欠けるという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとす
る課題は、工場、病院等で方向指示を兼ねる床材として
使用されるストライプ柄合成樹脂シートの寸法安定性の
改良、及び層間剥離の防止を確立することが出来なかっ
た点である。発明が解決しようとする別の課題は、以下
逐次明らかにされる。
【0007】
【課題を解決するための手段】工場、或いは病院等の床
は、人だけではなく、重量及び形状、構造が異なる装
置、機械、器具、備品等重量物が通過する。その際、床
面には、点状、線状、面状等様々の形態で絶えず負荷が
かかり、厳しい使用にさらされる。従って、工場、病院
等の床材には、特に寸法安定性と層間剥離がないことが
要求される。然しながら、従来の床シートのように、裏
打基材だけでは十分な寸法安定性と層間剥離防止効果が
得られないという欠点がある。本発明者等は、このよう
に厳しい使用にさらされる床材の寸法安定性と層間剥離
防止を検討した。その結果、床シートの裏打基材以外
に、シートの中間部に中間支持材を挿入することによっ
て床シートの寸法安定性が向上し、かつ層間剥離が防止
されることがわかった。従って、課題を解決するための
手段を要すれば、基材裏打ち材、基材樹脂層、中間樹脂
層、ストライプ柄表出層、及び保護層からなるストライ
プ柄合成樹脂シートの中間樹脂層に中間支持材を介挿さ
せることである。
【0008】上記課題を解決するための手段である本発
明は、中間支持材の両面に、着色した塩化ビニル樹脂
層を積層させ一体化した中間層、前記中間層の裏面に
接着させた基材樹脂層、前記中間層の表面に、所定の
厚さ、及び幅の着色塩化ビニル樹脂のストライプ層を、
幅方向又は長さ方向に交互に積層一体化したストライプ
柄形成層、及び前記ストライプ形成層の表面全体に被
覆させた透明塩化ビニル樹脂からなる表面保護層から主
としてなるストライプ柄合成樹脂シートに関する。
【0009】本発明のストライプ柄合成樹脂シートの特
徴は、中間支持材の両面に、着色した塩化ビニル樹脂層
を積層させ一体化した中間層を、寸法安定性及び、層間
剥離防止効果を付与する層として機能させることであ
る。即ち、寸法安定性及び、層間剥離防止効果を付与す
る層を、前記中間層と、底面層とからなる裏打ち材との
2層にすることによって、シートへの重量負荷の一部を
前記中間層で緩衝させ、裏打ち材に対する重量負荷を軽
減することによって、シート全体としての寸法安定性及
び、層間剥離防止効果を向上させる効果を奏効するもの
である。
【0010】本発明では、任意の繊維で製造された織
布、或いは不織布が中間支持材として使用されるが、た
とえば旭化成株式会社製の“A05070”が例示され
る。中間層は、中間支持材としての任意の不織布の両面
に、着色した塩化ビニルペースト樹脂を塗布することに
よって製造される。中間層全体の厚さは、0.3〜0.
8mmの範囲である。
【0011】前記中間層の裏面に接着させた基材樹脂層
は、発泡していても、或いは非発泡でもよい。原料とし
ては、リサイクルの塩化ビニル樹脂でもよい。この基材
樹脂層の厚さは、1.2〜1.7mmの範囲が好まし
い。この基材層の裏面には、希望する裏打ち材を裏打ち
してシート全体を補強することは当業界に慣用手段であ
る。裏打ち材は、寒冷紗、フェルト、メリヤス布、各種
織布等所定の条件により任意の材料が選択される。
【0012】前記中間層の表面に形成される着色した塩
化ビニル樹脂のストライプ形成層は、本発明のシートの
意匠となる層である。このストライプ形成層は、前記中
間層とは、異なった色に着色された塩化ビニルペースト
樹脂で形成される。ストライプの厚さは、0.1〜0.
3mm、幅は、希望するストライプ柄に応じて任意に変
化される。ストライプを形成する方向は、シートの幅方
向、長さ方向、或いは斜め方向等希望する方向が選択さ
れる。
【0013】前記ストライプ形成層の表面全体に被覆さ
せた透明塩化ビニル樹脂層からなる表面保護層は、スト
ライプ形成層にできる凹部を埋め、且つ凸部表面を被覆
して全体表面を均一にし、ストライプ形成層が剥離、磨
耗等しないよう保護する層である。この保護層は、透明
の塩化ビニルペースト樹脂を厚さ0.2〜0.4mmに
塗布することによって形成される。
【0014】本発明で使用される塩化ビニルペースト樹
脂は、ポリ塩化ビニル粒子を可塑剤中によく分散させた
プラスチゾル、或いはオルガノゾルで、例えば下記に例
示される; 配合成分 配合比(重量部 DOP 50 炭酸カルシュウム 50 Ba−Ca−Zn系安定剤 3 エポキシ化大豆油 3 顔料 10 上記に例示した配合で、ゾル粘度を20〜150ポアズ
の範囲に設定する。
【0015】
【実施例】以下実施例を掲げ本発明を具体的に解説す
る。 1:中間層の製造 塩化ビニルペースト樹脂層配合 配合成分 配合比(重量部) DOP 50 炭酸カルシュウム 50 Ba−Ca−Zn系安定剤 3 エポキシ化大豆油 3 顔料(白色) 10 上記配合の塩化ビニルペースト樹脂(粘度30ps)
を、不織布[旭化成製A05070(幅1950mm、
厚さ0.2mm]の両面に0.2mmの厚さに塗布し、
一体化した。
【0016】 2:ストライプ層の製造 塩化ビニルペースト樹脂配合 配合成分 配合比(重量部) DOP 50 炭酸カルシュウム 50 Ba−Ca−Zn系安定剤 3 エポキシ化大豆油 3 顔料(黒色) 10 上記の塩化ビニルペースト樹脂配合物を、ロータリース
クリーンを使用して、幅1950mmの中央振り分けに
て、厚さ0.1mm、幅600mmで、長さ方向にスト
ライプを形成させた。
【0017】 3:表面保護層の形成 表面保護層の配合 配合成分 配合比(重量部) DOP 35 エポキシ化大豆油 3 Ba−Ca−Zn系安定剤 3 上記透明塩化ビニルペースト樹脂配合物を、ストライプ
層の全表面に0.3mmの厚さに塗布し,厚さ0.7m
m、幅1950mmの中間層を作成した。
【0018】 4:基材層の形成 基材層の配合 配合成分 配合比(重量部) 塩化ビニルレジン(使用済農業用ビニル) 100 炭酸カルシュウム 250 DHP 70 顔料 2 滑剤(ステアリン酸) 1 Ba−Ca−Zn系安定剤 3 上記の配合の基材層用配合物を、1.3mm厚で押出機
にてシート状に押出し、裏打ち材としての寒冷紗と前記
中間層の3層を押出機で同時張合わせをして、厚さ2m
m、幅1840mm、ストライプ柄600mmのスオラ
イプ柄合成樹脂シートを製造した。
【0019】寸法安定性のテスト 上記実施例により製造した本発明のストライプ柄合成樹
脂シートの寸法安定性をJISA5705に従って測定
した。測定の結果、縦0.25%、横0.001%であ
った。参考のため、中間支持材を使用しないで製造した
従来法によるシートの寸法安定性を同じ方法で測定した
結果、縦0.7%、横0.2%であった
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明のストライプ
柄合成樹脂シートは、基材樹脂層の裏面に裏打ちされる
裏打ち材の他にシートを構成する中間層に中間支持材が
挿入されているので、シートに負荷される荷重を、この
中間層が緩衝し、シート全体の寸法安定性、及び層間剥
離防止に寄与する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 修三 広島県福山市松浜町2丁目2番11号 広島 化成株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間支持材の両面に着色した塩化ビニル
    樹脂層を積層させ一体化した中間層、前記中間層の裏面
    に接着させた基材樹脂層、前記中間層の表面に、所定の
    厚さ、及び幅の着色塩化ビニル樹脂のストライプ層を、
    幅方向又は長さ方向、或いは斜め方向に交互に積層一体
    化したストライプ柄形成層、及び前記ストライプ柄形成
    層の表面全体に被覆させた透明塩化ビニル樹脂の表面保
    護層から主としてなるストライプ柄合成樹脂シート。
JP6307176A 1994-11-04 1994-11-04 ストライプ柄合成樹脂シート Pending JPH08132572A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54129073A (en) * 1978-03-30 1979-10-06 Toppan Printing Co Ltd Production of floor covering material
JPS5714045A (en) * 1980-06-30 1982-01-25 Lonseal Kogyo Kk Synthetic resin sheet with novel striped pattern and bearing pressed pattern and its manufacture
JPS57107835A (en) * 1980-12-25 1982-07-05 Toppan Printing Co Ltd Manufacture of composite decorative sheet
JPS57196735U (ja) * 1981-06-11 1982-12-14

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