JPH08132269A - レーザ加工機及び加工機用加工テーブル - Google Patents

レーザ加工機及び加工機用加工テーブル

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JPH08132269A
JPH08132269A JP6268929A JP26892994A JPH08132269A JP H08132269 A JPH08132269 A JP H08132269A JP 6268929 A JP6268929 A JP 6268929A JP 26892994 A JP26892994 A JP 26892994A JP H08132269 A JPH08132269 A JP H08132269A
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machining
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machining table
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JP6268929A
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Masahiko Matsuno
雅彦 松野
Hideyuki Motohara
秀幸 元原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊被加工物を加工する場合に、加工テーブ
ル装置上から剣山ピン形状の被加工物支持部材を取り外
すことなく、加工治具取付用テーブルが設置できる加工
機用加工テーブル装置及びその加工テーブル装置を備え
たレーザ加工機を得る。 【構成】 第1の被加工物としての標準被加工物10を
載置する先鋭部20Aを有する剣山ピン形状の被加工物
支持部材20が配設された第1の加工テーブル22と、
第2の被加工物としての特殊被加工物が載置可能な第2
の加工テーブル23と、第2の加工テーブル23を摺動
する摺動装置24と、レーザ発振器1からのレーザビー
ム2を反射鏡3、集光レンズ4及び加工ヘッド5等を有
するレーザビームガイド装置を介して被加工物上に集光
させ加工するレーザ加工機であり、制御手段27により
加工ヘッド5、第1の加工テーブル22及び摺動装置2
4を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザビームを被加
工物に照射してレーザ加工を行うレーザ加工機及び被加
工物を載置するレーザ加工機用加工テーブル装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機は、レーザ発振器からのレ
ーザビームを反射鏡、集光レンズ及びこの集光レンズを
支持する加工ヘッド等を有するレーザビームガイド装置
を介して加工テーブル装置に載置された被加工物上に集
光させ、被加工物を加工するものである。
【0003】図7は従来のレーザ加工機用加工テーブル
装置の斜視図である。図において、15は被加工物(図
示せず)を載置する加工テーブル装置、20は加工テー
ブル装置15に配設された先鋭部20Aを有する剣山ピ
ン形状の被加工物支持部材である。図7は一般に、鋼板
(図示せず)等の平板状被加工物(以下、標準被加工物
と記す)を加工する時の状態であり、先鋭部20Aを有
する剣山ピン形状の被加工物支持部材20が加工可能領
域A1全面に配設されている。
【0004】また、図8は従来のレーザ加工機用加工テ
ーブル装置の斜視図である。図において、16は標準被
加工物以外の被加工物(以下、特殊被加工物と記す)を
載置する特殊被加工物用加工テーブル、17は特殊被加
工物として棒材、パイプなどを把持し、回転することが
可能なターンテーブルである。ここで、標準被加工物と
は剣山ピン形状の被加工物支持部材20の配設間隔より
十分大きな寸法をもつ平板状被加工物のことであり、特
殊被加工物とは、剣山ピン形状の被加工物支持部材20
の配設間隔と同程度またはこれより小さい寸法の小物部
品または細板状被加工物とか厚味をもち面の割出しが必
要となる立体形状の被加工物を示すものである。
【0005】以下、前述の図7との関係をも含めて説明
する。特殊被加工物を加工する場合には、図7において
特殊被加工物用加工テーブル16の設置箇所に該当する
領域A2の剣山ピン形状の被加工物支持部材20を取り
外し、特殊被加工物用加工テーブル16を取り付ける。
この状態が図8であり、取り付けた特殊被加工物用加工
テーブル16を利用して特殊被加工物を載置し、加工す
るが、加工テーブル装置15の特殊被加工物用加工テー
ブル16設置領域A2以外の領域A3には剣山ピン形状
の被加工物支持部材20が配設されていることから、標
準被加工物の加工について、特殊被加工物用加工テーブ
ル16を取り外し、剣山ピン形状の被加工物支持部材2
0を取り付けるという段取りをせず、領域A3を利用し
て加工することがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ加工機
は、以上のように構成されているため、特殊被加工物を
加工する場合は特殊被加工物用加工テーブル16を図8
に示す如く取り付けるため、図7の特殊被加工物用加工
テーブル16の設置箇所に該当する領域A2の剣山ピン
形状の被加工物支持部材20を取り外さなければなら
ず、この取り外し及び取り付けという段取りに要する時
間が長いという問題点があった。
【0007】また、特殊被加工物用加工テーブル16の
取り付けまたは取り外しといった段取りの時間の省略の
ため、図8のように特殊被加工物用加工テーブル16を
加工テーブル装置15に取り付けたまま、領域A3を利
用して標準被加工物の加工を行う場合、特殊被加工物用
加工テーブル16上のターンテーブル17など特殊被加
工物を支持するための加工治具と、集光レンズ(図示せ
ず)を支える加工ヘッド(図示せず)との干渉により領
域A3の全領域を有効に利用できないという問題点があ
った。
【0008】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、標準被加工物と異なる特殊被
加工物を加工する場合に加工テーブル装置上から剣山ピ
ン形状の被加工物支持部材を取り外すことなく特殊被加
工物用加工テーブルが設置できる加工機用加工テーブル
装置及びその加工テーブル装置を備えたレーザ加工機を
得ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のレーザ加工機
用加工テーブル装置においては、第2の加工テーブルを
移動手段によって第1の加工テーブルの加工可能領域に
水平移動するものである。
【0010】さらに、第1の加工テーブルの被加工物支
持部材を第2の加工テーブルの水平移動に応じて退避さ
せる被加工物支持部材退避手段を有するものである。
【0011】また、この発明のレーザ加工機において
は、レーザ発振器と加工ヘッドと第1の加工テーブル
と、第2の加工テーブルを水平移動させる移動手段とを
制御手段により制御するものである。
【0012】さらにまた、第1の加工テーブルの被加工
物支持部材を第2の加工テーブルの水平移動に応じて退
避させる被加工物支持部材退避手段を制御手段で制御す
るものである。
【0013】また、この発明のレーザ加工機用加工テー
ブル装置においては、第1の被加工物が載置する被加工
物支持部材が配設され第1の加工テーブルと一連の加工
平面を構成する第1の面と第2の被加工物が載置可能な
第2の面とを有する第3の加工テーブルを回転駆動する
加工テーブル回転駆動手段を有するものである。
【0014】
【作用】上記のように構成されたレーザ加工機用加工テ
ーブル装置においては、第2の加工テーブルを第1の加
工テーブルの加工可能領域に水平移動するようにしたの
で、第2の被加工物を加工する場合に第1の加工テーブ
ルの被加工物支持部材を取り外す必要がない。
【0015】さらに、被加工物支持部材退避手段により
第1の加工テーブルの被加工物支持部材を第2の加工テ
ーブルの水平移動に応じて退避させるので、第2の加工
テーブルの加工平面を低くすることが可能となる。
【0016】また、この発明のレーザ加工機において
は、制御手段により、第2の加工テーブルを水平移動さ
せる移動手段とを制御するので、第2の被加工物を加工
する場合、また第2の被加工物の加工終了後に第1の被
加工物を加工する場合に、第1の加工テーブルの被加工
物支持部材の取り外し、取り付け及び加工治具取付用テ
ーブルの取り付け、取り外しという段取り作業が不要と
なる。
【0017】さらにまた、制御手段により、第1の加工
テーブルの被加工物支持部材を第2の加工テーブルの水
平移動に応じて退避させる被加工物支持部材退避手段を
制御するので、第2の加工テーブルの水平移動を制御対
象として扱える。
【0018】また、この発明のレーザ加工機用加工テー
ブル装置においては、加工テーブル回転駆動手段により
被加工物を載置する被加工物支持部材が配設され第1の
加工テーブルと一連の加工平面を構成する第1の面と、
被加工物を載置可能な第2の面とを有する第3の加工テ
ーブルを回転駆動するようにしたので、第2の面上の被
加工物を加工する場合に第1の加工テーブルの被加工物
支持部材を取り外す必要がない。
【0019】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1であるレーザ加工
機の構成図である。図において、1はレーザ発振器、2
はレーザビーム、3は反射鏡、4は集光レンズ、5は集
光レンズ4を支持する加工ヘッド、10は第1の被加工
物としての標準被加工物であり、反射鏡3、集光レンズ
4及び加工ヘッド5等を有するレーザビームガイド装置
Gを介して、レーザ発振器1からのレーザビーム2を標
準被加工物10上に集光させ、標準被加工物10を加工
する。また、20は先鋭部20Aを有する剣山ピン形状
の被加工物支持部材、21は複数の被加工物支持部材2
0を回転自在に退避させる被加工物支持部材退避部、2
2は複数の被加工物支持部材20及び被加工物支持部材
退避部21を配設し、標準被加工物10を載置する第1
の加工テーブル、23は第2の被加工物としての特殊被
加工物が載置可能な第2の加工テーブル、24は第1の
加工テーブル22に設置され、第2の加工テーブル23
を摺動させる摺動装置、25は第2の加工テーブル23
の位置を検出する位置検出部、26は第2の加工テーブ
ル23の進行方向を検出する進行方向検出部、27はレ
ーザ発振器1、加工ヘッド5、第1の加工テーブル22
及び摺動装置24を制御する制御部である。また、10
0は制御部27とレーザ発振器1間の信号線、101は
制御部27と加工ヘッド5間の信号線、102は制御部
27と第1の加工テーブル22間の信号線、103は制
御部27と摺動装置24間の信号線、104は位置検出
部25と制御部27間の信号線、105は進行方向検出
部26と制御部27間の信号線、106は制御部27と
被加工物支持部材退避部21間の信号線である。
【0020】図2は図1のこの発明の実施例1のレーザ
加工機のレーザ加工機用加工テーブル装置の詳細を示す
ものである。図において、図1に示したものと同一符号
は同一または相当部分を示し、30は第1の加工テーブ
ル22に設置されたレール、31は第2の加工テーブル
23に設置されたガイド、32はラック、33はピニオ
ン、34はモータであり、図1の摺動装置24は、レー
ル30、ガイド31、ラック32、ピニオン33及びモ
ータ34とから構成される。また、35はリミットスイ
ッチ、光または磁気の近接スイッチなどの位置検出器で
あり、図1の位置検出部25はこの位置検出器35から
構成され、進行方向検出部26はこの位置検出器35の
検出状態から判断するものである。また、36は先鋭部
20Aを有する剣山ピン形状の被加工物支持部材20を
回転軸方向に配列した退避式被加工物支持部材、37は
退避式被加工物支持部材36を回転させる回転軸、38
は回転軸37を軸支するベアリング、39は退避式被加
工物支持部材36を90゜回転駆動するモータやロータ
リソレノイド等のアクチュエータであり、図1の被加工
物支持部材退避部21は、退避式被加工物支持部材3
6、回転軸37、ベアリング38、アクチュエータ39
とから構成される。図2(a)は標準被加工物を加工す
る場合、図2(b)は特殊被加工物を加工する場合を示
す。
【0021】図3はこの発明の一実施例であるレーザ加
工機用加工テーブル装置における第1の加工テーブル2
2と第2の加工テーブル23との位置関係を示す図であ
る。テーブル及び被加工物支持部材以外の構成は省略し
ている。
【0022】次に、この発明の実施例の動作を図1ない
し図3により説明をする。図3(a)は第1の被加工物
としての標準被加工物を加工する場合であり、第2の被
加工物としての特殊被加工物が載置可能な第2の加工テ
ーブル23は第1の加工テーブル22の加工可能領域A
1の外側(以後、加工可能領域外A4と記す)にあり、
加工可能領域A1の全領域で標準被加工物の加工が可能
なものである。
【0023】まず、標準被加工物の加工から特殊被加工
物の加工に変更する場合、図1,2に示す摺動装置24
により特殊被加工物が載置可能な第2の加工テーブル2
3を図3(a)に示すように加工可能領域A1の方向D
1へ摺動させ、第2の加工テーブル23の摺動に同期し
て退避式被加工物支持部材36Aが矢印方向へ転倒する
ことになる。図3(b),(c)は第2の加工テーブル
23が進行方向D1で摺動中の状態であり、摺動中の第
2の加工テーブル23の位置及び進行方向を図2に示す
位置検出器35により検出し、順次アクチュエータ39
により退避式被加工物支持部材36を90゜回転させ、
第2の加工テーブル23との干渉位置から退避させる。
即ち、第2の加工テーブル23が図3(a)から図3
(b)に摺動すると、退避式被加工物支持部材36Aが
退避完了し、退避式被加工物支持部材36Bが退避動作
開始する。さらに、図3(c)に摺動すると、退避式被
加工物支持部材36A,36Bが退避完了し、退避式被
加工物支持部材36Cが退避動作開始することになる。
【0024】最後に、第2の加工テーブル23は図3
(d)に示されるように、加工可能領域A1に摺動さ
れ、第2の加工テーブル23の占有領域に配設されてい
る退避式被加工物支持部材36A,36B及び36Cは
退避完了であり、特殊被加工物の加工が可能な状態とな
り、これを利用して加工することになる。なお、加工可
能領域A1内の第2の加工テーブル23の占有領域を除
いた領域A3を利用して、標準被加工物の加工が可能で
あることは明白である。
【0025】次に、特殊被加工物の加工が終了し、標準
被加工物の加工に戻す場合について説明する。この場合
は、図1、図2に示す摺動装置24により図3(d)に
示す第2の加工テーブル23を加工可能領域外A4の方
向D2に摺動させる。図3(e),(f)は第2の加工
テーブル23が進行方向D2で摺動中の状態であり、摺
動中の第2の加工テーブル23の位置及び進行方向を図
2の位置検出器35により検出し、順次ロータリーアク
チュエータ39により退避していた退避式被加工物支持
部材36を90゜回転させ、元の位置に復帰する。
【0026】最後に第2の加工テーブル23は図3
(g)に示すように、加工可能領域外A4に摺動し、図
3(a)同様加工可能領域A1の全領域で標準被加工物
の加工が可能な状態に戻ることになる。上記のように、
第2の加工テーブルを特殊被加工物を加工する場合に加
工可能領域外から加工可能領域内へ摺動させるようにし
たので、特殊被加工物を加工する場合において第1の加
工テーブルの被加工物支持部材を取り外し加工治具取付
用テーブルを取り付けるという段取りが必要なくなり、
非加工時間の時間短縮が可能となった。さらに、被加工
物支持部材退避部により第2の加工テーブルの摺動に応
じて退避式被加工物支持部材を90゜回転し、退避させ
るので、第2の加工テーブルの加工平面を低くすること
が可能となり、加工ヘッドの上下方向の有効移動距離が
確保できる。さらにまた、第2の加工テーブルを摺動さ
せる摺動装置及び被加工物支持部材退避部を制御部で制
御するようにしたので、第2の加工テーブルの摺動を制
御対象として扱うことを可能とすることができる。
【0027】図4はこの発明の実施例1である第2の加
工テーブルの1例を示す図である。図において、図2と
同一符号は同一または相当部分を示し、200は図1な
いし図3の加工可能領域A1における剣山ピン形状の被
加工物支持部材20の配設間隔と同程度またはこれより
小さい寸法の小物部品を載置するために密に配設された
剣山ピン形状の被加工物支持部材、201は図1ないし
図3の加工可能領域A1における剣山ピン形状の被加工
物支持部材20の配設間隔と同程度またはこれより小さ
い寸法を有する細板状被加工物を載置するための断面三
角形状の頂部を有する薄板状支持部材、202は厚みが
あり面の割出しが必要となる立体形状の被加工物を支持
するための加工治具を取り付けるための穴またはねじ穴
などの加工治具取付部である。次に、図4に示したもの
の動作について説明する。特殊被加工物を加工する場
合、一例として図4に示すような特殊被加工物の形状ま
たは加工方法に適した第2の加工テーブル23を準備
し、図3に示す加工可能領域外A4に載置する(図3
(a)に相当)。次に、この第2の加工テーブル23を
加工可能領域A1の方向に摺動し(図3(d)に相
当)、この状態で被加工物を載置し、位置合わせを行っ
た後、加工を行う。加工終了後は図3(e)ないし
(g)まで第2の加工テーブル23を加工可能領域外A
4に摺動し、この位置において加工する特殊被加工物に
対応した第2の加工テーブル23と交換する。なお、上
記実施例では第2の加工テーブル23を加工可能領域A
1に摺動した後、被加工物を載置する例を示したが、加
工可能領域外A4で被加工物を載置してもよい。上記の
ように、第2の加工テーブルの交換を容易とし、また加
工可能領域外での作業が可能となったので、特殊被加工
物の加工における段取り時間の短縮を図ることができ
る。
【0028】図5はこの発明の実施例1である第2の加
工テーブルの1例を示す図である。図において、図4と
同一符号は同一または相当部分を示し、203は特殊被
加工物として棒材、パイプなどを把持し回転することが
可能なターンテーブルである。
【0029】図4、図5においては特殊被加工物用の被
加工物支持部材として200ないし203を示したが、
組合せ及び配置については図に限定されるものでなく、
また標準被加工物用の被加工物支持部材と組合せてもよ
い。また、図4においては、加工治具取付部202とし
て穴またはねじ穴の例を示したが、溝形状とし加工治具
を取り付けるようにしてもよい。また、上記説明では被
加工物支持部材として剣山ピン形状のものについて図示
説明したが、これに限定されるものではなく、例えば先
端部を回転ローラ等の丸味を有するもの、あるいはハニ
カム状のものであってもよい。また、上記説明では第2
の加工テーブルを第1の加工テーブルより加工可能領域
が狭いものとしたが、第1の加工テーブルの加工可能領
域の全てを第2の加工テーブルの加工可能領域としても
よい。また、上記説明では移動装置としてレール30、
ガイド31、ラック32、ピニオン33及びモータ34
とから構成される例を示したが、ボールネジ、リニアガ
イドまたはリニアモータなどを使用してもよい。
【0030】なお、上記説明では位置検出部及び進行方
向検出部における検出結果を判断して、退避式被加工物
支持部材を退避または復帰させる例を示したが、第2の
加工テーブルを摺動する摺動装置を駆動するモータとし
てサーボモータなど位置指令可能なものを使用し、位置
指令に基づき退避式被加工物支持部材を退避または復帰
させるようにしてもよい。
【0031】なお、上記説明では第2の加工テーブルの
摺動に伴い、退避式被加工物支持部材を順次退避または
復帰させる例を示したが、まとめて退避または復帰させ
るようにしてもよい。
【0032】さらにまた、上記説明では第2の加工テー
ブルが加工可能領域外にある時に、標準被加工物の加工
を、また第2の加工テーブルが加工可能領域内に摺動し
た場合に特殊被加工物の加工と、標準被加工物の加工と
特殊被加工物の加工とを独立した加工として扱う例を示
したが、第2の加工テーブルにおける特殊被加工物用の
被加工物支持部材の組合せ及び第2の加工テーブルの摺
動位置の設定により、標準被加工物と特殊被加工物とを
一連の加工として扱うことが可能であり、標準被加工物
と特殊被加工物との組合せの形状をなす半完成品の加工
への適用が可能となる。
【0033】さらにまた、上記説明では1個の第2の加
工テーブルを摺動するものとした例を示したが、第2の
加工テーブルを小区分しベルト状としてもよい。
【0034】実施例2.図6はこの発明の実施例2であ
る回転式加工テーブルを設けたレーザ加工機用加工テー
ブル装置である。図において、40は第3の加工テーブ
ルとしての回転式加工テーブルであり、先鋭部20Aを
有する剣山ピン形状の被加工物支持部材20が複数個配
設され、第1の加工テーブル22と一連の加工平面を構
成する第1の面40Aと第2の被加工物としての特殊被
加工物が載置可能な第2の面40Bとを有する。また、
41は回転式加工テーブル40を回転させる回転軸、4
2は回転軸41を軸支するベアリング、43は回転式加
工テーブル40を180゜回転駆動する加工テーブル駆
動手段としてのロータリーアクチュエータである。
【0035】図6(a)は標準被加工物を加工する場合
であり、回転式加工テーブル40の第1の面40Aを利
用し、加工可能領域の全領域を先鋭部20Aを有する剣
山ピン形状の被加工物支持部材20が複数個配設された
状態である。また、図6(b)は特殊被加工物を加工す
る場合であり、アクチュエータ43により回転式加工テ
ーブル40を180゜回転させ、特殊被加工物が載置可
能な第2の面40Bに切り換える。上記のように、標準
被加工物を載置する第1の面40Aと特殊被加工物を載
置する第2の面40Bを有する回転式加工テーブル40
を180゜回転させ切り換えるようにしたので、アクチ
ュエータ43が1個で構成でき、簡便な加工テーブル装
置を得ることができる。なお、第2の面40Bの使用方
法、形状は第1の実施例における第2のテーブルと同様
であり、説明は省略する。
【0036】さらにまた、上記説明では回転式加工テー
ブルを第1の加工テーブルの端側に1カ所設けた例を示
したが、中央部に設けてもよく、また、複数設け特殊被
加工物を加工する位置を適宜選択して回転駆動するよう
にしてもよい。なお、上記説明ではレーザ加工機用加工
テーブル装置として説明したが、これに限定されるもの
でなく、マシニングセンタ、研削盤など被加工物によっ
てテーブル形状又は取付治具など交換する必要のある機
械の加工テーブルとしても使用可能であり、同様の効果
が得られる。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0038】第2の加工テーブルは摺動手段によって、
第1の加工テーブルの加工可能領域に水平移動するよう
にしたので、第2の被加工物を加工する場合に、第1の
加工テーブルの被加工物支持部材を取り外し、加工治具
取付用テーブルを取り付けるという段取りが必要なく、
非加工時間の時間短縮を可能とすることができる。
【0039】さらに、被加工物支持部材退避手段によ
り、第1の加工テーブルの被加工物支持部材を第2の加
工テーブルの摺動に応じて回転自在に退避させるので、
第2の加工テーブルの加工平面を低くすることが可能と
なり、加工ヘッドの上下方向の有効移動距離が確保でき
たので、加工方法の種類を増やすことができる。
【0040】さらに、この発明のレーザ加工機では、制
御手段により、第2の加工テーブルを水平移動させる移
動装置を制御するので、第2の被加工物を加工する場
合、また第2の被加工物の加工終了後に第1の被加工物
を加工する場合に、第1の加工テーブルの被加工物支持
部材の取り外し、取り付け及び加工治具取付用テーブル
の取り付け、取り外しという段取り作業が不要となり、
非加工時間の時間短縮を可能とすることができる。
【0041】さらにまた、制御手段により、第1の加工
テーブルの被加工物支持部材を第2の加工テーブルの水
平移動に応じて退避させる被加工物支持部材退避手段を
制御するので、第2の加工テーブルの摺動を制御対象と
して扱えるようになり、加工と一連の操作として扱うこ
とを可能とすることができる。
【0042】また、加工テーブル回転駆動手段により被
加工物を載置する被加工物支持部材が配設され第1の加
工テーブルと一連の加工平面を構成する第1の面と、被
加工物が載置可能な第2の面とを有する第3の加工テー
ブルを回転駆動するようにしたので、第2の面上の被加
工物を加工する場合に、第1の加工テーブルの被加工物
支持部材を取り外し、加工治具取付用テーブルを取り付
けるという段取りが必要なく、非加工時間の時間短縮を
可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1であるレーザ加工機の構
成図である。
【図2】 図1のこの発明の実施例1であるレーザ加工
機のレーザ加工機用加工テーブル装置の詳細を示す構成
図である。
【図3】 図2に示したこの発明の実施例1であるレー
ザ加工機用加工テーブル装置における第1の加工テーブ
ルと第2の加工テーブルとの位置関係を示す構成図であ
る。
【図4】 図2に示したこの発明の実施例1であるレー
ザ加工機用加工テーブル装置の第2の加工テーブルの1
例を示す構成図である。
【図5】 図2に示したこの発明の実施例1であるレー
ザ加工機用加工テーブル装置の第2の加工テーブルの他
の例を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施例2である回転式加工テーブ
ルを設けたレーザ加工機用加工テーブル装置の構成図で
ある。
【図7】 標準被加工物を加工するための従来のレーザ
加工機用加工テーブル装置の斜視図である。
【図8】 特殊被加工物を加工するための従来のレーザ
加工機用加工テーブル装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器、2 レーザビーム、3 反射鏡、4
集光レンズ、5 加工ヘッド、10 被加工物、20
剣山ピン形状の被加工物支持部材、20A先鋭部、2
1 被加工物支持部材退避部、22 第1の加工テーブ
ル、23 第2の加工テーブル、24 摺動装置、25
位置検出部、26 進行方向検出部、27 制御部、
30 レール、31 ガイド、32 ラック、33 ピ
ニオン、34 モータ、35 位置検出器、36 退避
式被加工物支持部材、37 回転軸、38 ベアリン
グ、39 アクチュエータ、40 回転式加工テーブ
ル、40A 回転式加工テーブルの第1の面、40B
回転式加工テーブルの第2の面、41 回転軸、42
ベアリング、43 アクチュエータ、100 制御部2
7とレーザ発振器1間の信号線、101 制御部27と
加工ヘッド5間の信号線、102 制御部27と第1の
加工テーブル22間の信号線、103 制御部27と摺
動装置24間の信号線、104 位置検出部25と制御
部27間の信号線、105 進行方向検出部26と制御
部27間の信号線、106 制御部27と被加工物支持
部材退避部21間の信号線、200 小物部品用支持部
材、201 細板状被加工物用薄板状、支持部材202
加工治具取付部、203 ターンテーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の被加工物を載置する被加工物支持
    部材が配設された第1の加工テーブルと、 前記第1の被加工物と異なる第2の被加工物が載置可能
    な第2の加工テーブルと、 この第2の加工テーブルを水平移動させる移動手段と、
    を備え、前記第2の加工テーブルは前記移動手段によっ
    て、前記第1の加工テーブルの加工可能領域に水平移動
    することを特徴とする加工機用加工テーブル装置。
  2. 【請求項2】 第1の加工テーブルの被加工物支持部材
    を第2の加工テーブルの水平移動に応じて退避させる被
    加工物支持部材退避手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の加工機用加工テーブル装置。
  3. 【請求項3】 レーザ発振器と、 このレーザ発振器からのレーザビームを集光レンズを支
    持する加工ヘッドを介して被加工物にガイドするレーザ
    ビーム装置と、 第1の被加工物を載置する被加工物支持部材が配設され
    た第1の加工テーブルと、 前記第1の被加工物と異なる第2の被加工物が載置可能
    な第2の加工テーブルと、 この第2の加工テーブルを水平移動させる移動手段と、 前記レーザ発振器、前記加工ヘッド、前記第1の加工テ
    ーブル及び前記移動手段を制御する制御手段と、を備え
    たレーザ加工機。
  4. 【請求項4】 第1の加工テーブルの被加工物支持部材
    を第2の加工テーブルの水平移動に応じて退避させる被
    加工物支持部材退避手段を設け、さらに制御手段は前記
    被加工物支持部材退避手段をも制御することを特徴とす
    る請求項3記載のレーザ加工機。
  5. 【請求項5】 被加工物を載置する被加工物支持部材が
    配設された第1の加工テーブルと、 被加工物を載置する被加工物支持部材が配設され前記第
    1のテーブルと一連の加工平面を構成する第1の面と被
    加工物が載置可能な第2の面とを有する第3の加工テー
    ブルと、 この第3の加工テーブルを回転駆動する加工テーブル回
    転駆動手段と、を備えた加工機用加工テーブル装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011052631B3 (de) * 2011-08-12 2012-12-13 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Werkstückauflage, Auflagestift und Einstellverfahren für eine Werkstückauflage einer Bearbeitungsmaschine
JP2014512972A (ja) * 2011-05-10 2014-05-29 ニコラエビッチ コルコフ,アレクセイ 材料をレーザ切断するための装置およびコンピュータ読み取り可能な媒体

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