JPH0813169B2 - 充電装置及び充電方法 - Google Patents

充電装置及び充電方法

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JPH0813169B2
JPH0813169B2 JP3154821A JP15482191A JPH0813169B2 JP H0813169 B2 JPH0813169 B2 JP H0813169B2 JP 3154821 A JP3154821 A JP 3154821A JP 15482191 A JP15482191 A JP 15482191A JP H0813169 B2 JPH0813169 B2 JP H0813169B2
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voltage
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voltage value
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一敏 石黒
誠 野嶋
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • H02J7/00712Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters
    • H02J7/007182Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery voltage
    • H02J7/007184Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery voltage in response to battery voltage gradient

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は充電装置及び充電方法に
関する。より特定的には、ニッケル−水素2次バッテリ
(Nickel−Metal Hydride Sec
ondaryBattery,以下では単にNi−MH
バッテリと称す)の充電に最適な充電装置及び充電方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2次バッテリの充電のための
種々の方式が提案され、かつ実用化されている。第1の
方式はたとえば1984年1月13日付で公開された特
開昭59−6731号公報に記載されている。この第1
の方式では、バッテリ温度が充電の進行に伴って上昇す
ることを利用して、バッテリ温度が一定値に達したと
き、満充電とみなして充電を停止する。
【0003】第2の方式は、たとえば、いずれも本願発
明と同じ譲受人に譲渡された1982年10月12日付
で発行されたアメリカ特許第4,354,148号や1
983年6月7日付で発行されたアメリカ特許第4,3
87,332号等において開示されているいわゆるマイ
ナス・デルタ・ブイ方式である。Nickel−Cad
mium(Ni−Cd)バッテリのバッテリ電圧は充電
の進行と共に図11に示すように変化する。図11のタ
イミングXでバッテリ電圧はピークを呈するが、Ni−
Cdバッテリは、このタイミングXでは満充電されては
おらず、バッテリ電圧がピークを過ぎて僅かに降下して
タイミングYで満充電状態となる。そこで、第2の方式
では、バッテリ電圧がピークを超えて若干低下したタイ
ミングで充電を停止する。第2の方式はNi−Cdバッ
テリに好適する。
【0004】第3の方式は、1968年1月3日付で発
行されたイギリス特許第1,097,451号に開示さ
れている。第3の方式では、満充電状態でのバッテリ電
圧の時間に対する上昇率を予め測定し、その測定で得ら
れた上昇率を基準として用い、実際の充電においてバッ
テリ電圧の上昇率がこの基準値と等しいかそれ以下にな
ったとき、充電を停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、第1の方法で
は、バッテリ温度は周囲温度に影響され易いため、正確
な温度制御が行なえない。
【0006】また、Ni−MHバッテリでは、バッテリ
電圧はNi−Cdバッテリと同様に変化するが、バッテ
リ電圧がピークに達したタイミングX(図11)が満充
電状態である。したがって、Ni−Cdバッテリと同様
に第2の方式に従ってバッテリ電圧がピークに達した後
にも充電が継続されると、Ni−MHバッテリの内部に
おける化学変化に伴う発熱等によって劣化を生じるとい
う問題がある。したがって、第2の方式はNi−MHバ
ッテリの充電装置としては適当ではない。
【0007】更に、第3の方式は過充電による特性劣化
が大きな問題になるNi−MHバッテリの充電装置とし
て利用することはできるが、第3の方式では、バッテリ
の種類、バッテリ容量、残量、充電電流(急速充電また
は通常充電)などが変更される都度上記上昇率を実際に
測定しなければならず、汎用性に欠けるという欠点があ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】それゆえに、本発明の主
たる目的は、新規な充電装置及び充電方法を提供するこ
とである。
【0009】本発明の他の目的は、Ni−MHバッテリ
に好適する充電装置及び充電方法を提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、煩雑な操作なしに、
Ni−MHバッテリを確実に満充電状態にし得る、充電
装置及び充電方法を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、Ni−MHバッテリ
またはNi−Cdバッテリを満充電できる、充電装置及
び充電方法を提供することである。
【0012】構成的に見ると、本発明の第1の特徴は、
2次バッテリに充電電流を供給する電源手段と、上記2
次バッテリのバッテリ電圧値を保持するバッテリ電圧値
保持手段と、該バッテリ電圧値保持手段に保持されたバ
ッテリ電圧値より上記2次バッテリのバッテリ電圧が所
定電圧上昇するであろう予測時間を設定する予測時間設
定手段と、上記予測時間内に上記2次バッテリのバッテ
リ電圧が上記所定電圧上昇しないとき上記充電電流の上
記2次バッテリへの供給を停止する手段とを備えたこと
にある。
【0013】第2の特徴は、上記予測時間内に上記2次
バッテリのバッテリ電圧が上記所定電圧上昇したとき、
その時の上記2次バッテリのバッテリ電圧で上記バッテ
リ電圧値保持手段を更新する手段を備えたことにある。
【0014】第3の特徴は、上記2次バッテリの上記バ
ッテリ電圧が上記所定電圧上昇するのに要する時間をカ
ウントするタイマ手段を備え、上記予測時間設定手段は
先に設定した予測時間及び上記タイマ手段によってカウ
ントした上記時間の少なくとも一方に基づいて新たな予
測時間を設定することにある。
【0015】第4の特徴は、2次バッテリに充電電流を
供給する手段と、上記2次バッテリの種類を判別する種
類判別手段と、上記2次バッテリのバッテリ電圧値を保
持するバッテリ電圧値保持手段と、該バッテリ電圧値保
持手段に保持されたバッテリ電圧値より上記2次バッテ
リのバッテリ電圧が所定電圧上昇するのに要する時間に
基づいて上記2次バッテリのバッテリ電圧がピークに達
したかどうかを判別するピーク判別手段と、該ピーク判
別手段によって上記バッテリ電圧が上記ピークに達した
ことが判別されたとき、上記種類判別手段の判別に応じ
て上記充電電流の供給を継続するか否かを制御する制御
手段とを備えたことにある。
【0016】第5の特徴は、上記2次バッテリに関連し
て設けられた抵抗性素子を備えると共に、上記種類判別
手段は上記抵抗性素子の抵抗値の変化に基づいて上記2
次バッテリの種類を判別する抵抗変化検出手段を有する
ことにある。
【0017】第6の特徴は、上記2次バッテリは所定形
状のケースに収納されると共に、上記種類判別手段は上
記ケースの形状に基づいて上記2次バッテリの種類を判
別する形状検出手段を有することにある。
【0018】第7の特徴は、上記2次バッテリは機械読
み取り可能なマークが付されたケースに収納されると共
に、上記種類判別手段は上記マークを検出することによ
り上記2次バッテリの種類を判別するマーク検出手段を
有することにある。
【0019】第8の特徴は、上記抵抗性素子は上記2次
バッテリに熱結合された温度依存性抵抗素子であり、該
温度依存性抵抗素子は電圧源からの電圧を分圧する様に
接続され、上記抵抗変化検出手段は上記温度依存性抵抗
素子によって分圧された電圧レベルを検出する電圧レベ
ル検出手段を有することにある。
【0020】第9の特徴は、上記電圧レベル検出手段に
よって上記電圧レベルを検出する時上記充電電流の供給
を停止する電流停止手段を備えたことにある。
【0021】また、方法的に見ると本発明の特徴は、第
1に2次バッテリの電圧値を保持する第1ステップと、
上記保持電圧値より上記2次バッテリの電圧値が所定電
圧上昇するであろう予測時間を設定する第2ステップ
と、上記予測時間内に上記2次バッテリの電圧値が上記
保持電圧値より上記所定電圧上昇しない時上記2次バッ
テリへの充電電流の供給を停止する第3ステップとから
なることにある(第10の特徴)と共に、上記予測時間
内に上記2次バッテリの電圧値が上記所定電圧以上上昇
したとき、該上昇に要した時間及び上記予測時間の少な
くとも一方に基づいて新たな予測時間を設定するステッ
プを更に備えたこと(第11の特徴)にある。
【0022】第2には、2次バッテリに充電電流を供給
するために上記2次バッテリを充電装置に装着する第1
ステップと、上記充電装置に装着された2次バッテリの
種類を判別する第2ステップと、上記2次バッテリの電
圧値を保持する第3ステップと、上記2次バッテリの電
圧値がピークに達したかどうかを上記保持電圧値に基づ
いて判別する第4ステップと、上記2次バッテリの電圧
値が上記ピークに達したことが判別されたとき、上記2
次バッテリの種類に応じて上記充電電流の供給を継続す
るか否かを決定する第5ステップとからなることにあ
る。
【0023】
【作用】本発明の第1〜第3の特徴及び第10、第11
の特徴によれば、バッテリ電圧がピーク値に達すると充
電が停止されるので、Ni−MHバッテリのようなピー
ク値以後充電されるべきでない2次バッテリに最適の充
電装置が得られる。しかも、予測時間はバッテリ電圧の
上昇割合に基づいて設定されるので、イギリス特許第
1,097,451号のような煩雑さがなく、この発明
に従った充電装置及び方法は汎用性に優れている。
【0024】また、本発明の第4〜第8の特徴及び第1
2の特徴によれば、たとえば、Ni−MHバッテリが充
電されるときにはバッテリ電圧のピーク値の検出に応答
してすぐに充電が終了され、Ni−Cdバッテリが充電
されるときにはバッテリ電圧がピーク値に達した後所定
電圧低下するまで充電が継続される。この実施例によれ
ば、Ni−MHバッテリまたはNi−Cdバッテリのい
ずれも最適の満充電状態が得られる。
【0025】更に、本発明の第9の特徴によれば、充電
装置の端子におけるバッテリパックの端子との接触抵抗
に起因する温度検出誤差が抑制できる。
【0026】
【実施例】図1に示す充電装置10は端子T1、T2お
よびT3を含み、この端子T1、T2およびT3に図2
に示すバッテリパック100または図3に示すバッテリ
パック200が接続される。端子T2は接地される。
【0027】図2に示すバッテリパック100はNi−
MHバッテリ102を内蔵し、Ni−MHバッテリ10
2のプラス電極が端子P1に接続され、マイナス電極が
端子P2に接続され、そして端子P2は端子T2を通し
て接地される。Ni−MHバッテリ102は複数のバッ
テリセルの直列接続を含み、各バッテリセルは約1.2
Vの出力電圧を有する。そして、端子P2と端子P3と
の間にはたとえば白金センサのような温度検出素子10
4が接続される。温度検出素子104はNi−MHバッ
テリ102に近接して設けられていて、Ni−MHバッ
テリ102の温度に応じてその抵抗値が変化する。温度
検出素子104の検出可能温度範囲はたとえば−20℃
〜+80℃に設定されている。
【0028】また、図3に示すバッテリパック200は
Ni−Cdバッテリ202を内蔵し、Ni−Cdバッテ
リ202のプラス電極が端子Q1に接続され、マイナス
電極が端子Q2に接続され、そして端子Q2は端子T2
を通して接地される。Ni−Cdバッテリ202は複数
のバッテリセルの直列接続を含み、各バッテリセルは約
1.2Vの出力電圧を有する。そして、端子Q2と端子
Q3との間には抵抗204が接続される。抵抗204の
抵抗値は、上述の温度検出素子104の常温での抵抗値
と同じに設定されている。
【0029】充電装置10はマイクロコンピュータ12
を含み、このマイクロコンピュータ12が充電装置10
の全体の動作を制御する。マイクロコンピュータ12は
CPU14を含み、CPU14にはROM16およびR
AM18が接続されるとともに、プログラマブルタイマ
20が接続される。ROM16に制御プログラムがスト
アされていて、RAM18はCPU14の動作に必要な
変数等を一時記憶するために利用される。プログラマブ
ルタイマ20は減算カウンタまたは加算カウンタのどち
らとしても利用できる。減算カウンタとして利用する場
合、プログラマブルカウンタ20はCPU14によって
設定された初期値からダウンカウントし、そのカウント
値がCPU14に与えられる。加算カウンタとして利用
する場合、プログラマブルカウンタ20はCPU14に
よってリセットされてアップカウントし、そのカウント
値がCPU14に与えられる。
【0030】バッテリパック100が接続されたとき、
端子P1、P2及びP3が充電装置10の端子T1、T
2及びT3にそれぞれ接続されるので、Ni−MHバッ
テリ102のバッテリ電圧が端子P1およびT1を通し
てオペアンプ22に与えられ、オペアンプ22の出力電
圧は第1のA/Dコンバータ24に与えられる。また、
端子T3には、分圧抵抗28を介して定電圧源26の出
力電圧が印加される。したがって、バッテリパック10
0の温度検出素子104の抵抗値と分圧抵抗28とによ
って、定電圧源26の電圧が分圧される。Ni−MHバ
ッテリ102の温度に応じて温度検出素子104の抵抗
値が変化するので、端子P3およびT1からの電圧がN
i−MHバッテリ102の温度に応じて変化する。Ni
−MHバッテリ102の温度が高いときには温度検出素
子104の抵抗値は大きく、したがって端子T3からの
電圧もまた大きくなる。Ni−MHバッテリ102の温
度が低いときには温度検出素子104の抵抗値は小さ
く、したがって端子T3からの電圧もまた小さくなる。
この端子T3からのNi−MHバッテリ102の温度に
応じた電圧がオペアンプ30を通して第2のA/Dコン
バータ32に与えられる。第1および第2のA/Dコン
バータ24および32はオペアンプ22および30から
の電圧をディジタルデータに変換してCPU14に与え
る。
【0031】なお、充電装置10にバッテリパック20
0が接続されると、端子T1にはNi−Cdバッテリ2
02のバッテリ電圧が出力され、端子T3には分圧抵抗
28と抵抗204とによって決まる一定電圧が出力され
る。
【0032】また、上述のような構成を有するマイクロ
コンピュータ12としては、たとえば三菱電機株式会社
製のマイクロコンピュータチップ「M50727」が利
用可能である。
【0033】充電装置10は定電流源34をさらに含
み、この定電流源34は商用電源(図示せず)から2次
バッテリを充電するための直流電流(充電電流)を発生
して出力する。定電流源34からの直流電流はスイッチ
ング素子としてのトランジスタ36およびダイオード3
8を介して、前述の端子T1すなわちバッテリパック1
00の端子P1またはバッテリパック200の端子Q1
に与えられる。マイクロコンピュータ12によってトラ
ンジスタ36のオンまたはオフを制御することによっ
て、端子T1からバッテリパック100または200に
与えられる充電電流の大きさが制御される。
【0034】この実施例においては、簡単にいうと、マ
イクロコンピュータ12は、A/Dコンバータ24から
のデータおよびプログラマブルタイマ20のカウント値
に基づいて、端子T1の電圧すなわちNi−MHバッテ
リ102またはNi−Cdバッテリ202のバッテリ電
圧が一定置V0上昇する毎の時間t1,t2,t3, ・
・・(図11)を計測する。その計測結果に基づいて、
マイクロコンピュータ12は、次にバッテリ電圧が一定
電圧V0上昇するであろう時間を予測する。そ して、マ
イクロコンピュータ12は、その予測時間の間にバッテ
リ電圧がV0上 昇しないとき、Ni−MHバッテリ10
2またはNi−Cdバッテリ202のバッテリ電圧が図
11に示すピークに達したものと判断する。そして、そ
の後、マイクロコンピュータ12は端子T3からの電圧
に基づいて充電装置10にバッテリパック100が接続
されているのかバッテリパック200が接続されている
のかを判断して、それ以後の充電を制御する。
【0035】以下に、この実施例の充電装置10の詳細
な動作を、図1および図4を参照して説明する。以下の
説明にでる具体的な数値は、Ni−MHバッテリ102
(図2)が、各々が1.2Vの出力電圧を有する10個
のセルの直列接続を含み、Ni−Cdバッテリ202
(図3)が、各々が1、2Vの出力電圧を有する10個
のセルの直列接続を含み、充電電流が1Aの場合に好適
するものであり、これら数値は何ら限定的な意味をもた
ないことを予め留意されたい。
【0036】図4の最初のステップS1において、CP
U14は、正常なバッテリパックが充電装置10に接続
されたかどうかを検出する。すなわち、充電装置10の
端子T1、T2およびT3にバッテリパック100の端
子P1、P2およびP3またはバッテリパック200の
端子Q1、Q2およびQ3が接続されると、上述のよう
に端子T3に或る電圧が生じるので、CPU14は端子
T3に電圧があるかどうかによって、充電装置10にバ
ッテリパック100または200が接続されたかどうか
検出する。具体的には、充電装置10にバッテリパック
100が接続されているときには、Ni−MHバッテリ
102の温度または周囲温度に依存する温度検出素子1
04の抵抗値に応じた電圧が端子T3に生じる。充電装
置10にバッテリパック200が接続されているときに
は、抵抗204の抵抗値に応じた電圧が端子T3に生じ
る。
【0037】なお、バッテリパック100または200
内において、短絡または断線が生じているときには、端
子P2およびP3またはQ2およびQ3の間の抵抗値が
ゼロまたは無限大になる。したがって、端子T3の電圧
値は非常に小さくまたは非常に大きくなる。その状態は
温度検出素子104が最低温度または最高温度を検出し
ている状態と類似している。したがって、故障している
バッテリパックが充電装置10に接続されたにも拘ら
ず、CPU14は正常なバッテリパック100が接続さ
れたと誤認する恐れがある。そこで、この実施例では、
温度検出素子104は−20℃〜+80℃の範囲の温度
を検出できるにも拘らず、端子T3に生じた電圧が−1
0℃〜+70℃の範囲の温度に相当する電圧以外の電圧
であったときには、充電装置10に正常なバッテリパッ
ク100または200が接続されていないと判断する。
この場合には、CPU14はプロセスを次のステップS
2に進めない。
【0038】そして、CPU14は、ステップS1にお
いて正常なバッテリパック100または200が充電装
置10に接続されていることを検出すると、ステップS
2を実行する。このステップS2では、RAM18(図
1)内の各変数が初期設定される。すなわち、CPU1
4は、RAM18の所定記憶位置の変数Tintを設定 す
る。変数Tintは上述の予測時間に相当し、この実施例
では「2分」が初期設 定される。さらに、CPU14
は、第1のA/Dコンバータ22から出力される端子T
1の電圧値のデータを変数Vmaxとして初期設定すると
ともに、第2のA /Dコンバータ32から出力される
端子T3の電圧値のデータを基準温度として変数CC
初期設定する。
【0039】その後、CPU14は、ステップS3にお
いて、スイッチング信号を出力してトランジスタ36を
オンする。したがって、定電流源34からの充電電流が
端子T1および端子P1またはQ1を通して、バッテリ
パック100または200に与えられる。このようにし
て、充電が開始される。
【0040】その後、CPU14がステップS4〜S1
0を実行して、バッテリ電圧のピークを検出する。すな
わち、実施例ではプログラマブルタイマ20はダウンカ
ウンタとして利用しているので、ステップS4において
CPU14はRAM18の変数Tintをプログラマブル
タイマ20に設定する。応じて、プログラマブルタイ
マ20はその変数Tintを初期値としてクロック信号ま
たは1秒信号毎にダウン カウントする。プログラマブ
ルタイマ20のカウント値は逐次CPU14に入力され
る。ステップS5において、プログラマブルタイマ20
のカウント値が変数TrとしてRAM18にストアされ
る。続くステップS6において、CPU14 は、変数
rが「0」より大きいかどうか(Tr>0)を判断す
る。もし、Tr> 0であれば、CPU14は、ステップ
S7において、第1のA/Dコンバータ22から出力さ
れるデータをそのときのバッテリ電圧を表す変数Vとし
てRAM18に設定する。そして、ステップS8におい
て、CPU14は、変数Vの値が先に設定されている変
数Vmaxより前述の一定電圧V0(たとえば10mV)以
上大きいかどうか(V≧Vmax+V0)を判断する。もし
V<Vmax+V0であれば、プロセスはステップS5に戻
り、もしV≧Vmax+V0であれば、CPU14はステッ
プS9において、変数Vmaxの値を変数Vの値に変更す
る。このようにして、 最大バッテリ電圧を示す変数V
maxが刻々と変更される。
【0041】ステップS10においては、CPU14
は、次の式に従って予測時間を算出し、それを次の新た
な予測時間TintとしてRAM18に設定する。
【0042】Tint=K1・Tint+K2・(Tint
r) ただし、K1およびK2は任意の正の数値である。この
ようにして、次にバッテリ電圧が一定電圧V0だけ上昇
するであろう予測時間が変更される。
【0043】なお、発明者は、数値K1およびK2を決
定するために種々の実験を行った。実験の結果に従って
K1=3/4,K2=1/2とした場合のNi−MHバ
ッテリ102のバッテリ電圧の変化(線A)および予測
時間Tint(線B)の変化が 図5および図6に示され
る。図5のグラフはバッテリ残量が少ないときの急速充
電を示し、図6のグラフはバッテリ残量が多いときの急
速充電を示す。このようにK1=3/4,K2=1/2
に設定したとき、実験した限りにおいて、バッテリ電圧
がノイズの影響を受けていても誤動作することなく、バ
ッテリ電圧のピークを検出できることが確認された。
【0044】そして、プロセスは先のステップS4に戻
り、上述のようにして決定された新たな予測時間の変数
intがCPU14によってプログラマブルタイマ20
に設 定され、それ以後、ステップS5〜S10が繰り
返し実行される。すなわち、ステップS8において変数
intで設定された予測時間以内にバッテリ電圧が一定
値V0上昇したことを検出する都度、新たな変数Vmax
よび変数Tintがステッ プS9およびS10でそれぞれ
設定される。この方法に従った実験では、±10mV以
内の誤差範囲でバッテリ電圧のピークを検出できること
が確認された。
【0045】ステップS8において予測時間の変数T
int以内にバッテリ電圧が一定値V0上昇しなかったこと
を検出し、かつステップS6においてTr≦0と判断し
たとき には、プロセスは次のステップS11に進む。
ステップS11では、CPU14は、第2のA/Dコン
バータ32から出力されるデータを先にRAM18に設
定されている温度の変数CCと比較し、両者の差が±2
℃以内であるかどうかを判 断する。このステップS1
1において「NO」と判断されると、そのとき充電装置
10に接続されているのはバッテリパック100すなわ
ちNi−MHバッテリ102である。この場合、バッテ
リ電圧のピークが検出されているので、充電を継続する
必要はない。したがって、CPU14はステップS14
においてスイッチング信号を出力し、トランジスタ36
をオフする。このようにして、Ni−MHバッテリ10
2の充電が停止される。
【0046】一方、充電装置10にバッテリパック20
0が接続されているときには、抵抗204の抵抗値は一
定であり、Ni−Cdバッテリ202の温度変化はみか
け上、高々1〜2℃であるので、第2のA/Dコンバー
タ32からのデータは最初にRAM18に設定された変
数CCと実質的に同じである。したがって、ステップ S
11において「YES」と判断される。この場合には、
Ni−Cdバッテリ202が充電装置10に接続されて
いる。したがって、バッテリ電圧のピークは検出したも
のの、満充電状態にするために、充電をさらに継続す
る。したがって、プロセスはステップS12に進む。ス
テップS12では、CPU14は第1のA/Dコンバー
タ22から出力されるバッテリ電圧を変数VとしてRA
M18に設定する。次のステップS13において、CP
U14はこの変数VがRAM18に設定されている最大
バッテリ電圧に相当する変数Vmaxより一定値たとえば
10 0mV以上小さいかどうかを判断する。そして、
max−V>100mVが検出 されるまで、ステップS
12およびS13が繰り返し実行される。
【0047】なお、ステップS12およびS13におけ
る変数VmaxはステップS4〜S1 0においてRAM1
8にストアされているバッテリ電圧のピーク値を示して
いる。先に説明したように、Ni−Cdバッテリ202
では、このバッテリ電圧がピーク値より一定電圧(実施
例では100mV)低下した図11に示すタイミングY
で満充電となる。したがって、ステップS12およびS
13を繰り返し実行することによって、Ni−Cdバッ
テリ202の満充電を検出することができる。
【0048】そして、ステップS13においてNi−C
dバッテリ202の満充電を検出すると、CPU14
は、先にNi−MHバッテリ102の満充電を検出した
ときと同様に、ステップS14においてトランジスタ3
6をオフして充電電流の供給を停止する。
【0049】図7は図1に示す実施例の変形例を示し、
この図7の実施例は、マイクロコンピュータ12のCP
U14にI/Oポート42を介してマイクロスイッチ4
0が接続される。このマイクロスイッチ40はバッテリ
パックの形状によって、充電装置10にバッテリパック
100(図2)が接続されているかまたはバッテリパッ
ク200(図3)が接続されているかを検出する。すな
わち、図7の実施例に用いられるバッテリパック100
は、図8に示すように各面が平坦な直方体のケース10
6を含み、そのケースの側面に図2で示す端子P1、P
2およびP3が露出される。また、図9に示すバッテリ
パック200も直方体のケース206を含み、そのケー
スの側面に図3で示す端子Q1、Q2およびQ3が露出
される。ケース206の一部には凹部208が形成さ
れ、マイクロスイッチ40は、バッテリパック200が
充電装置10に装着されたときマイクロスイッチ40の
アクチュエータ(図示せず)が凹部208に嵌まるよう
な位置に設けられる。このようなバッテリパックのケー
スの形状とマイクロスイッチ40との協働によって、充
電装置10に装着されているのかバッテリパック100
であるか200であるかを判断することができる。すな
わち、バッテリパック100が充電装置10に装着され
たとき、マイクロスイッチ40のアクチュエータがケー
ス106に押されてマイクロスイッチ40がオンとな
る。これに対して、バッテリパック200が充電装置1
0に装着されたとき、凹部208の作用によってマイク
ロスイッチ40のアクチュエータが押されないので、マ
イクロスイッチ40はオフのままである。したがってC
PU14は、I/Oポート42からの出力がハイレベル
であるかローレベルであるかに基づいて、バッテリパッ
ク100または200を識別する。
【0050】図7〜図9に示す実施例は図4で示す実施
例のステップS11と同じ機能を果たす。すなわち、先
の実施例では端子T3の電圧すなわち温度によってバッ
テリパック100または200を認識し、バッテリパッ
ク100が装着されているときステップS11からステ
ップS14に進み、バッテリパック200が装着されて
いるときステップS11からステップS12およびS1
3に進んだ。図7〜図9の実施例では、CPU14がロ
ーレベルのI/Oポート42の出力を検出したときステ
ップS14に進み、ハイレベルの出力を検出したときス
テップS12およびS13に進む。
【0051】なお、図7の実施例では、バッテリパック
の形状によってその種類を判別するようにしているの
で、充電装置10の端子T3,定電圧源26,分圧抵抗
28,オペアンプ30および第2のA/Dコンバータ3
2は省略されてもよい。
【0052】図7〜図9に示す実施例におけるマイクロ
スイッチとバッテリパックの形状との協働は他の任意の
機械検出可能な方法に置き換えられてもよい。たとえ
ば、バッテリパック100または200によって異なる
位置に反射シートや透孔を設け充電装置10にはいずれ
か一方の反射シートまたは透孔を検出できる位置にフォ
トセンサを配置し、そのフォトセンサの出力をCPU1
4に与えるようにしてもよい。さらに、リードスイッチ
とマグネットとの組み合わせが用いられ得る。
【0053】次に、図10を参照して、図4に示す実施
例の変形例について説明する。図10に示す実施例で
は、図4のステップS1およびS2が実行された後、ス
テップS101において、マイクロコンピュータ12の
CPUがトランジスタ36をオンして、定電流源34か
らのバッテリパック100または200への充電電流の
供給を開始する。次のステップS102においてCPU
14はRAM18の所定記憶位置の変数Nに「1」をセ
ットするとともに、ステップS103においてプログラ
マブルタイマ20のタイマ値を変数TBとしてRAM1
8にストアする。 なお、変数Nは、以下の説明から明
らかになるように、第2のA/Dコンバータ32の出力
をCPU14が読み取った回数を示す。
【0054】ステップS104において、CPU14は
充電が完了したかどうかを判断する。すなわち、このス
テップS104において図4に示すステップS4〜S1
3が実行され、Ni−MHバッテリ102またはNi−
Cdバッテリ202の充電が完了したかどうかを判断す
る。ただし、ここでは重複する説明は省略する。そし
て、充電が完了した場合には、先のステップS14と同
様にして、ステップS115においてCPU14はトラ
ンジスタ36をオフして充電電流の供給を停止する。
【0055】ステップS104において充電がまだ完了
していないと判断されると、ステップS105におい
て、CPU14は、プログラマブルタイマ20のタイマ
値を変数TCとしてRAM18にストアし、続くステッ
プS106においてステップS 103処理後0.5秒
経過したかどうかを判断する。ステップS103からの
経過時間が0.5秒に達していないときには、プロセス
はステップS104に戻り、0.5秒経過したときプロ
セスはステップS107に進む。このステップS107
においては、CPU14はトランジスタ36をオフし、
充電電流の供給を停止する。そして、続くステップS1
08において、1m秒の経過を検出すると、ステップS
109において、CPU14は第2のA/Dコンバータ
32の出力に基づいて、温度検出素子104(図2)で
検出された温度データを変数CNとし てRAM18に設
定する。その後、ステップS110において、CPU1
4はトランジスタ36をオンして充電電流の供給を再開
する。
【0056】そして、ステップS111では、ステップ
S102で設定した変数Nの値が「10」に達したかど
うかを判断する。ステップS111で「NO」と判断さ
れると、ステップS112において変数Nをインクリメ
ントしてプロセスはステップS103に戻る。ステップ
S111において「YES」と判断されると、ステップ
S113において、CPU14は平均温度Cavを計算す
る。すなわち、ステップS113にプロセスが進んだと
き、ステップS109が10回実行され、したがって温
度データC1,C2,…C10がRAM18にストアされて
いる。CPU14は、ステップS113おいて、温度デ
ータC1,C2,…C10の平均値Cavを算出する。そし
て、ステップS114において、CPU14は、算出し
た平均温度Cavが0℃〜60℃の範囲にあるかどうか
(0℃<Cav<60℃)を判断する。ステップS11
4において「YES」と判断された場合には、プロセス
は先のステップS102に戻り、バッテリパック100
または200への充電電流の供給が継続される。ステッ
プS114において「NO」と判断されると、CPU1
4はステップS115において充電電流の供給を遮断
し、充電を終了する。なぜなら、平均温度Cavが高いの
で、これ以上充電を継続するとNi−MHバッテリ10
2またはNi−Cdバッテリ202の特性劣化を生じる
からである。
【0057】図10の実施例によれば、温度検出素子1
04(図2)または抵抗204(図3)によって生じる
電圧をCPU14が読み取るとき、Ni−MHバッテリ
102またはNi−Cdバッテリ202への充電電流の
供給が停止される。したがって、バッテリパック100
の端子P2またはバッテリパック200の端子Q2と充
電装置10の端子T2との間に接触抵抗が生じても、検
出誤差を生じることがない。
【0058】充電電流が1A、分圧抵抗28が1kΩで
あり、温度検出素子104として松下電子工業株式会社
製の薄膜白金温度センサ「TO−370」を用い、端子
T1における端子P2またはQ2との接触抵抗が30m
Ωであり、温度検出素子104の許容電流が10mA、
抵抗値がそれぞれ−20℃、0℃、60℃のとき920
Ω、1000Ωおよび1213Ωである場合、バッテリ
パック100または200の温度が0℃でかつ充電電流
が供給されているときには、端子T2には30mV(=
1A×30mΩ)の電圧が発生しているので、端子T3
の電圧は2.515Vとなる。この電圧値は理論的には
温度検出素子104の検出温度が約3.4℃のときの電
圧値と同じであり、したがって、30mΩの接触抵抗に
よって3.4℃の検出誤差が生じたことになる。一方、
バッテリパック100または200の温度が0℃でかつ
充電電流の供給が停止しているときには、端子T3の電
圧は約2.50004Vとなる。この電圧値は理論的に
は温度検出素子104の検出温度が約0.009℃のと
きの電圧値と同じである。したがって、図10の実施例
に従って温度検出時に充電電流の供給を停止するように
すれば、温度検出精度を飛躍的に向上することができ
る。
【0059】なお、図10に示す実施例ではステップS
108において1m秒の待機時間を設定している。これ
はステップS107において充電を停止した後の充電電
流の端子T2に対する影響がなくなる時間を確保するた
めである。
【0060】さらに、図10に示す実施例では、平均温
度を算出してその平均温度によって充電の継続の可否を
判断するようにしている(ステップS114)。しかし
ながら、数秒〜数+秒毎に温度を検出し、その都度ステ
ップS114と同様の判断を行うようにしてもよいが、
この場合にはノイズにより検出誤差を生じる可能性があ
る。ただし、平均温度を算出するための温度検出時間間
隔および回数は任意に設定することができる。
【0061】図10に示す実施例においては、温度検出
期間中に充電電流の供給を停止するので充電時間が長く
なると考えられるが、この停止時間は約0.5秒毎に約
1m秒であり、ほとんど無視できる。たとえば、図4に
示す実施例において連続的に充電した場合2.5時間の
充電時間が必要である場合、図10に示す実施例で余分
な充電時間は僅か18秒程度である。
【0062】本発明が詳細に説明され図示されたが、そ
れは単なる図解および一例として用いたものであり、限
定であると解されるべきではないことは明らかであり、
この発明の精神および範囲は添付されたクレームの文書
によってのみ限定される。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、2次バッテリの電圧値
がピークとなった時点で充電を終了できるので例えばN
i−MHバッテリの充電に最適である。また、2次バッ
テリの種類により上記ピーク時点後の充電の継続もしく
は終了を自動的に判定するので、例えばNi−MHバッ
テリ及びNi−Cdバッテリの様に充電の終了時点が異
なるバッテリのいずれに対しても適切な充電を行なえ
る。更に、本発明では2次バッテリに熱的に結合した温
度検出素子の検出出力を得る場合には、上記2次バッテ
リへの充電電流を一時停止するので、正確な検出出力が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく充電装置の第1実施例を示すブ
ロック回路図である。
【図2】本発明の実施例に適用したNi−MHバッテリ
パックを示す回路図である。
【図3】本発明の実施例に適用したNi−Cdバッテリ
パックを示す回路図である。
【図4】本発明の第1実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに従って動作する際のバ
ッテリ電圧Aと予測時間Bとの一例を示すグラフであ
る。
【図6】図4のフローチャートに従って動作する際のバ
ッテリ電圧Aと予測時間Bとの他の例を示すグラフであ
る。
【図7】本発明に基づく充電装置の第2実施例を示すブ
ロック回路図である。
【図8】本発明の第2実施例に適用するNi−MHバッ
テリパックの外観を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例に適用するNi−Cdバッ
テリパックの外観を示す斜視図である。
【図10】本発明の第3実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図11】2次バッテリの充電特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 充電装置 12 マイクロコンピュータ 14 CPU 18 RAM(バッテリ電圧値保持手段) 20 プログラマブルタイマ 26 定電圧源 34 定電流源 36 トランジスタ(スイッチング素子) 100 Ni−MHバッテリパック 102 Ni−MHバッテリ 104 温度検出素子 106 Ni−MHバッテリケース 200 Ni−Cdバッテリパック 202 Ni−Cdバッテリ 206 Ni−Cdバッテリケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−190525(JP,A) 特開 昭63−206124(JP,A) 特開 昭61−116938(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次バッテリに充電電流を供給する電源
    手段と、上記2次バッテリのバッテリ電圧値を保持する
    バッテリ電圧値保持手段と、該バッテリ電圧値保持手段
    に保持されたバッテリ電圧値より上記2次バッテリのバ
    ッテリ電圧が所定電圧上昇するであろう予測時間を前回
    の予測値と前回上記2次バッテリのバッテリ電圧が所定
    電圧上昇するのに要した実測値とに基づいて設定する予
    測時間設定手段と、上記予測時間内に上記2次バッテリ
    のバッテリ電圧が上記所定電圧上昇しないとき上記充電
    電流の上記2次バッテリへの供給を停止する手段とを備
    えたことを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】 更に上記予測時間内に上記2次バッテリ
    のバッテリ電圧が上記所定電圧上昇したとき、その時の
    上記2次バッテリのバッテリ電圧で上記バッテリ電圧値
    保持手段を更新する手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の充電装置。
  3. 【請求項3】 2次バッテリに充電電流を供給する手段
    と、上記2次バッテリの種類を判別する種類判別手段
    と、上記2次バッテリのバッテリ電圧値を保持するバッ
    テリ電圧値保持手段と、該バッテリ電圧保持手段に保持
    されたバッテリ電圧値により上記2次バッテリのバッテ
    リ電圧が所定電圧上昇するのに要する時間に基づいて上
    記2次バッテリのバッテリ電圧がピークに達したかどう
    かを判別するピーク判別手段と、該ピーク判別手段によ
    って上記バッテリ電圧が上記ピークに達したことが判別
    されたとき、上記種類判別手段の判別に応じて上記充電
    電流の供給を継続するか否かを制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする充電装置。
  4. 【請求項4】 更に上記2次バッテリに関連して設けら
    れた抵抗性素子を備えると共に、上記種類判別手段は上
    記抵抗性素子の抵抗値の変化に基づいて上記2次バッテ
    リの種類を判別する抵抗変化検出手段を有することを特
    徴とする請求項3記載の充電装置。
  5. 【請求項5】 更に上記2次バッテリは所定形状のケー
    スに収納されると共に、上記種類判別手段は上記ケース
    の形状に基づいて上記2次バッテリの種類を判別する形
    状検出手段を有することを特徴とする請求項3記載の充
    電装置。
  6. 【請求項6】 更に上記2次バッテリは機械読み取り可
    能なマークが付されたケースに収納されると共に、上記
    種類判別手段は上記マークを検出することにより上記2
    次バッテリの種類を判別するマーク検出手段を有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の充電装置。
  7. 【請求項7】 上記抵抗性素子は上記2次バッテリに熱
    結合された温度依存性抵抗素子であり、該温度依存性抵
    抗素子は電圧源からの電圧を分圧する様に接続され、上
    記抵抗変化検出手段は上記温度依存性抵抗素子によって
    分圧された電圧レベルを検出する電圧レベル検出手段を
    有することを特徴とする請求項4記載の充電装置。
  8. 【請求項8】 上記電圧レベル検出手段によって上記電
    圧レベルを検出する時上記充電電流の供給を停止する電
    流停止手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の充
    電装置。
  9. 【請求項9】 2次バッテリの電圧値を保持する第1ス
    テップと、上記保持電圧値より上記2次バッテリの電圧
    値が所定電圧上昇するであろう予測時間を前回の予測値
    と前回上記2次バッテリのバッテリ電圧が所定電圧上昇
    するのに要した実測値とに基づいて設定する第2ステッ
    プと、上記予測時間内に上記2次バッテリの電圧値が上
    記保持電圧値より上記所定電圧上昇しない時上記2次バ
    ッテリへの充電電流の供給を停止する第3ステップとか
    らなることを特徴とする充電方法。
  10. 【請求項10】 2次バッテリに充電電流を供給するた
    めに上記2次バッテリを充電装置に装着する第1ステッ
    プと、上記充電装置に装着された2次バッテリの種類を
    判別する第2ステップと、上記2次バッテリの電圧値を
    保持する第3ステップと、上記2次バッテリの電圧値が
    ピークに達したかどうかを上記保持電圧値に基づいて判
    別する第4ステップと、上記2次バッテリの電圧値が上
    記ピークに達したことが判別されたとき、上記2次バッ
    テリの種類に応じて上記充電電流の供給を継続するか否
    かを決定する第5ステップとからなることを特徴とする
    充電方法。
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