JPH08131395A - 靴拭き用マット - Google Patents

靴拭き用マット

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Publication number
JPH08131395A
JPH08131395A JP26945394A JP26945394A JPH08131395A JP H08131395 A JPH08131395 A JP H08131395A JP 26945394 A JP26945394 A JP 26945394A JP 26945394 A JP26945394 A JP 26945394A JP H08131395 A JPH08131395 A JP H08131395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe
denier
yarn
mat
section
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26945394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kawakami
雅男 川上
Yoshitaka Fukuhara
良隆 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低目付でもダストコントロール性を満足する
靴拭き用マットを提供する。 【構成】 流体噴射加工糸をパイル糸としてタフトした
靴拭き用マットであって、該パイル糸の単糸デニールが
100〜500デニールであり、かつ、繊維断面が三角
断面であることを特徴とする靴拭き用マット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は靴拭き用マットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】オフイス等の玄関に設置する玄関マット
いわゆる靴拭き用マットは、多種多様のものがあるが、
特に流体噴射加工糸をパイル糸としてタフトした靴拭き
用マットは、ダスト(例えば、土砂、油汚れ、枯れ葉、
塵埃等)の捕捉並びに保持、そして捕捉されたダストが
目立ちにくいといった靴拭き用マットとしての要求特性
(以下ダストコントロール性という。)を満足するとと
もに、ソフトフロアカバリング材としての見栄えといっ
た外観、弾性回復性にも優れており好評を博している。
【0003】最近は軽量化や低コスト化から700〜8
00g/m2 程度の低目付のものが要求されているが、
一般的に、低目付になるに従いダストコントロール性が
低下するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低目付でダ
ストコントロール性がよい靴拭き用マットを提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、流
体噴射加工糸をパイル糸としてタフトした靴拭き用マッ
トであって、該パイル糸の単糸デニールが100〜50
0デニールであり、かつ、繊維断面が三角断面であるこ
とを特徴とする靴拭き用マット、にある。本発明におい
て用いるパイル糸は、第一に、単糸デニールが100〜
500デニール、好ましくは200〜400デニールで
ある必要があり、これ未満では本発明の目的が達成され
ず、これを越えると流体噴射加工が困難となり、捲縮の
付与が出来にくくなる。
【0006】第二は、繊維断面が三角断面である必要が
あり、円形や正方形、偏平断面では本発明の目的が達成
されない。尚、本発明では必要に応じて中空率が10〜
30%程度の中空断面でもよい。パイル糸に用いる合成
繊維マルチフィラメント糸は特にナイロン66やナイロ
ン6繊維が好ましく、トータルデニールは600〜20
00デニールが好ましく、さらに好ましくは800〜1
800デニールがよい。
【0007】又、顔料や耐光性向上剤、黄変防止剤等の
各種添加剤を含有させたものでもよい。合成繊維マルチ
フィラメント糸は流体噴射加工により捲縮加工糸となす
ものであるが、合成繊維マルチフィラメント糸を特に撚
糸してから流体噴射加工すると、タフト等の後加工が安
定してできるので好ましく、撚数は20〜80T/mが
好ましく、さらに好ましくは25〜70T/mがよい。
【0008】流体噴射加工は、通常は糸条をスチームで
噴射加工して針布に押し込むのが一般的であり、スチー
ム温度やノズル圧、糸速等は従来公知の範囲内で適宜選
定すればよい。特に、流体噴射加工後に潜在捲縮の発現
(いわゆるパルキー出し)並びに発現した捲縮を固定し
た方が、沸水処理後の捲縮伸長率が20±5%程度とな
り、沸水処理前の捲縮伸長率(5〜20%程度)との差
が1〜10%程度に縮まるため、洗濯再生して繰り返し
使用しても(特に5回以上の繰り返し使用でも)柄の変
化やダストコントロール性が変化せず好ましいものであ
る。
【0009】具体的には、例えば、綛揚げして、60〜
80℃程度の湿熱で1〜10分程度のリラックス加工
(例えばタンブリング加工)によるバルキー出し、次い
で、オートクレーブ等によるスチームセット(120〜
130℃程度で1〜30分程度)又は乾熱セット(18
0〜230℃程度で1〜5分程度)による捲縮固定、そ
して綛繰りコーンアップすればよい。
【0010】タフト条件についても特に制限されるもの
はなく、例えばパイル長は8〜16mm程度、ゲージは
1/8〜1/32程度、ステッチは6〜8ステッチ/イ
ンチ程度であることが好ましい。目付については、本発
明では、650〜850g/m2 程度の低目付において
最も効果を発揮するものである。
【0011】タフト後は、通常はニトリルブタジエンゴ
ム等によりプレコーティング後、1〜3mm厚程度のゴ
ム加工による裏加工、そして、水洗(湯洗)、脱水、乾
燥によるパイル復元処理が施される。これらの工程にお
ける温度、時間等は特に制限されるものではない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例で具体的に説明する。 靴拭きマットの実用評価 オフィスの玄関に1ケ月間置いて、ダストコントロール
性即ちダストの捕捉、保持並びに目立ち易さを視覚判定
した。
【0013】
【実施例1】三角断面の1300d/4f(単糸デニー
ル325デニール)ナイロン66マルチフィラメント糸
原着糸を2本引き揃えてS方向に50T/m撚糸した糸
を、下記(1)〜(4)の条件で針布噴射加工、バルキ
ー出し、捲縮固定並びにタフトした後、常法により裏加
工、パイル復元処理を行って靴拭き用マットを作製し
た。 (1)針布噴射加工 スチーム温度:250℃ ノズル圧 :3.5kg/cm2 糸速 :400m/min (2)バルキー出し 70℃湿熱で5分間タンブリング加工 (3)捲縮固定 120℃で20分間スチームセット (4)タフト 1/8ゲージ、レベルカット&ループ パイル長(カット部13mm、ループ部9mm) ステッチ=6.8ステッチ/インチ、目付=770g/
2 得られた靴拭きマットのダストコントロール性は優れた
ものであった。
【0014】
【実施例2】実施例1において、単糸デニールを変化さ
せたナイロン66マルチフィラメント糸原着糸を用いた
以外は、実施例1同様にして靴拭き用マットを作製し
た。単糸デニールが100デニール、200デニール、
400デニールのものは実施例1同様靴拭き用マットの
ダストコントロール性は優れたものであったが、単糸デ
ニールが80デニールではダストコントロール性に劣
り、530デニールでは捲縮の付与が困難で、ダストコ
ントロール性に劣り、かつ、タフト基布がみえる地透け
感のあるものであった。
【0015】
【比較例1】実施例1において、円形断面、正方形断面
並びに偏平度1:4の偏平断面のナイロン66マルチフ
ィラメント糸原着糸を用いた以外は、実施例1同様にし
て靴拭き用マットを作製した。得られた靴拭き用マット
はいずれもダストコントロール性に劣ったものであっ
た。
【0016】
【発明の効果】本発明の靴拭き用マットは低目付でもダ
ストコントロール性を満足する靴拭き用マットを提供で
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体噴射加工糸をパイル糸としてタフト
    した靴拭き用マットであって、該パイル糸の単糸デニー
    ルが100〜500デニールであり、かつ、繊維断面が
    三角断面であることを特徴とする靴拭き用マット。
JP26945394A 1994-11-02 1994-11-02 靴拭き用マット Withdrawn JPH08131395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26945394A JPH08131395A (ja) 1994-11-02 1994-11-02 靴拭き用マット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26945394A JPH08131395A (ja) 1994-11-02 1994-11-02 靴拭き用マット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08131395A true JPH08131395A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17472651

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26945394A Withdrawn JPH08131395A (ja) 1994-11-02 1994-11-02 靴拭き用マット

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