JPH08224205A - 靴拭き用マット - Google Patents

靴拭き用マット

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JPH08224205A
JPH08224205A JP3194995A JP3194995A JPH08224205A JP H08224205 A JPH08224205 A JP H08224205A JP 3194995 A JP3194995 A JP 3194995A JP 3194995 A JP3194995 A JP 3194995A JP H08224205 A JPH08224205 A JP H08224205A
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JP
Japan
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yarn
knitted fabrics
dust
double
mat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3194995A
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English (en)
Inventor
Kenji Hamamatsu
健治 浜松
Akira Naganami
晃 永並
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3194995A priority Critical patent/JPH08224205A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダストコントロール性に優れた靴拭き用マッ
トを提供。 【構成】 表裏二層の編地と該二層の編地を連結する連
結糸から構成された二重編地からなる靴拭き用マットで
あって、該二重編地の少なくとも片面の編地が嵩高加工
糸で構成されていることを特徴とする靴拭き用マット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は靴拭き用マットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】オフィスの玄関等に設置してある靴拭き
用マットは、多種多様のものがあるが、特に流体噴射加
工糸等の嵩高加工糸をパイル糸としてタフトした靴拭き
用マットは、ダスト(例えば、土砂、油汚れ、枯れ葉、
塵埃等)の捕捉並びに保持、そして捕捉されたダストが
目立ちにくいといった靴拭き用マットとしての要求特性
(以下ダストコントロール性という)を満足するととも
に、ソフトフロアカバリング材としての見栄えといった
外観、弾性回復性にも優れており好評を博しているが、
最近はさらにダストコントロール性に優れたものが要求
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる要求に
マッチした靴拭き用マットを提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、表
裏二層の編地と該二層の編地を連結する連結糸から構成
された二重編地からなる靴拭き用マットであって、該二
重編地の少なくとも片面の編地が嵩高加工糸で構成され
てなることを特徴とする靴拭き用マット、にある。
【0005】本発明に用いる二重編地は、二列針床を有
する編機で形成される編地であって、例えばダブルラッ
シェル機、ダブル丸編機等で編成でき、表裏二層の編地
はメッシュ編地、マーギゼット編地等複数の開口部を有
する編地にしてさらに通気性、透水性を向上させてもよ
い。表裏二層の編地と連結糸に使用する糸条の素材は、
(特に限定するものでなく)ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維や再生繊維、ウ
ール、綿等の天然繊維いずれでもよく、特に限定される
ものでないが、速乾性に富んだ合成繊維が好ましく、特
にポリアミド、ポリエステルが最適である。
【0006】本発明に用いる表裏二層の編地は、かかる
二重編地の少なくとも片面を嵩高加工糸で構成したもの
であるが、片面を構成する糸条の全てが嵩高加工糸であ
るのが最適であるが、本発明の目的を損なわない範囲内
において、例えば、70%以下好ましくは50%以下さ
らに好ましくは30%以下の範囲内で他の繊維糸条例え
ばモノフィラメント糸やマルチフィラメント糸、紡績糸
等を混用してもよい。
【0007】嵩高加工糸としてはモノフィラメントやマ
ルチフィラメントの流体噴射加工糸や押込み捲縮加工糸
等があり、嵩高加工糸を構成する糸条の単糸デニールは
5〜600デニール、好ましくは10〜500デニール
さらに好ましくは20〜400デニール程度、トータル
デニールが100〜3000デニール、好ましくは60
0〜2000デニールさらに好ましくは800〜180
0デニールがよい。
【0008】流体噴射加工糸は、通常は糸条を(必要に
応じて20〜80T/m好ましくは25〜70T/m程
度の撚糸して)スチームで噴射加工して針布に押し込む
のが一般的であり、スチーム温度やノズル圧、糸速等は
従来公知の範囲内で適宜選定すればよい。特に、流体噴
射加工後に潜在捲縮の発現(いわゆるバルキー出し)並
びに発現した捲縮を固定した方が、沸水処理後の捲縮伸
長率が20±5%程度となり、沸水処理前の捲縮伸長率
(5〜20%程度)との差が1〜10%程度に縮まるた
め、洗濯再生して繰り返し使用しても(特に5回以上の
繰り返し使用でも)ダストコントロール性が変化せず好
ましいものである。
【0009】具体的には、例えば、綛揚げして、60〜
80℃程度の湿熱で1〜10分程度のリラックス加工
(例えばタンブリング加工)によるバルキー出し、次い
で、オートクレーブ等によるスチームセット(120〜
130℃程度で1〜30分程度)又は乾熱セット(18
0〜230℃程度で1〜5分程度)による捲縮固定、そ
して綛繰りコーンアップすればよい。
【0010】又、押込み捲縮加工糸は、捲縮数が3〜1
0ケ/5cm、好ましくは5〜8ケ/5cmのものが特
にダストコントロール性に優れており、これらは例え
ば、押し込み捲縮加工において、押し込み口の断面積と
押し込み本数を調整したり、押し込み出口の邪魔板を取
り外したりすることにより得られる。一般的な押し込み
捲縮加工糸の捲縮数が1〜20ケ/5cmと捲縮数の幅
が広いのに比べて、前記のものは捲縮数の幅が狭く、全
体に均一に捲縮がかかっているものであり、又、押し込
んだ複数本の糸条同志は、捲縮の山と谷の位置がほぼ一
致している。
【0011】表裏二層の編地を構成する糸条の繊維断面
は、三角断面、偏平率が1:1.5〜1:5程度の偏平
断面がダストコントロール性から優れているが、L字
型、V字型等の異型断面や円形、正方形でもよく、又、
中空率が10〜30%程度の中空断面でもよい。又、必
要に応じて顔料や耐光性向上剤、黄変防止剤等の各種添
加剤を含有させたものでもよい。
【0012】尚、連結糸については、適度な弾力性や反
発性を得るために単糸デニールが50〜2000デニー
ル、好ましくは200〜2000デニールのモノフィラ
メント又はマルチフィラメントが好ましく、特に、5平
方センチ内の連結糸の本数をN(本/5cm2 )とし、
連結糸のデニールをD(g/9×105 cm)、連結糸
の比重をρ(g/cm3 )とした時、二重編地5平方セ
ンチの中にある連結糸の総断面積(N・D/9×105
・ρ)が0.05〜5.0cm2 、好ましくは0.1〜
2.0cm2 であると、嵩高性、弾力性並びに通気性、
浸水性に優れ、かつ、そのバランスにも優れており靴拭
き用マットとして最適なものとなる。0.05cm2
満では弾力性が、5.0cm2 を超えると通気性、透水
性が低下する方向にある。
【0013】連結糸は、表裏二層の編地中にループ状の
編み目を形成してもよく、表裏二層の編地にタック組織
状に引っかけた構造でもよく、要は表裏編地を結び付け
ておればよく、必要に応じて連結糸を傾斜して配置した
り、X状に交叉して配置してもよい。二重編地の厚さや
目付は希望に応じて適宜選定すればよく、例えば、厚み
は3〜30mm程度、好ましくは5〜15mm程度、目
付は500g/m2 〜2.5kg/m2 程度、好ましく
は1.0〜2.0kg/m2 程度、が好ましい。又、二
重編地は必要に応じて所望のサイズに裁断したり、又
は、裁断後の編地片を縫製又は熱成形により所望の形状
にして用いてもよい。
【0014】本発明の二重編地を用いて靴拭きマットを
作製するには、通常はニトリルブタジエンゴム等により
プレコーティング後、1〜3mm厚程度のゴム加工によ
る裏加工、そして、水洗(湯洗)、脱水、乾燥が施され
る。これらの工程における温度、時間等は特に制限され
るものではない。本発明の靴拭きマットは、嵩高加工糸
を用いた面を表面にして用いるのがダストコントロール
性から好ましいものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例で具体的に説明する。
靴拭きマットの実用評価は、嵩高加工糸を用いた面を表
面にしてオフィスの玄関に1ケ月間置いて、ダストコン
トロール性即ちダストの捕捉、保持並びに目立ち易さを
視覚判定した。
【0016】
【実施例1】6枚筬を装備したダブルラッシェル機を用
い、中間に位置する二枚の筬から連結糸として440d
のナイロン6モノフィラメント糸を供給し、編み機前面
並びに背面に位置する各々二枚の筬から表編地用糸とし
て、偏平度1:4の偏平断面の1300d/68fのナ
イロン66マルチフィラメントの流体噴射加工糸(スチ
ームによる針布噴射加工の後、バルキー出しと捲縮固定
したもの)を、裏編地用糸として、420d/70fの
ナイロン66マルチフィラメント糸を供給して、厚み1
0mm、目付800g/m2 の二重編地を得た。この二
重編地の5平方センチ当たりの連結糸の総断面積は0.
2cm2 であった。
【0017】得られた二重編地を常法により裏加工を行
って靴拭き用マットを作製した。得られた靴拭きマット
のダストコントロール性は優れたものであった。
【0018】
【比較例1】実施例1で用いた1300d/68fのナ
イロン66マルチフィラメントの流体噴射加工糸をパイ
ル糸に用いた下記タフト生地を常法により裏加工、パイ
ル復元処理を行って靴拭き用マットを作製した。 タフト条件明細 1/8ゲージ、レベルカット&ループ、 パイル長(カット部13mm、ループ部9mm) ステッチ=6.8ステッチ/インチ、目付=770g/
2 得られた靴拭きマットのダストコントロール性は実施例
1に比べて劣ったものであった。
【0019】
【比較例2】表編地用糸として、1300d/68fの
ナイロン66マルチフィラメントの原糸を用いた以外は
実施例1と同様にして靴拭き用マットを作製した。得ら
れた靴拭きマットのダストコントロール性は実施例1に
比べて劣ったものであった。
【0020】
【比較例3】表編地用糸として、1/10Nmのリング
紡績糸を用いた以外は実施例1と同様にして靴拭き用マ
ットを作製した。得られた靴拭きマットのダストコント
ロール性は実施例1に比べて劣っていた。
【0021】
【実施例2】表編地用糸として、三角断面の1300d
/4fのナイロン66マルチフィラメント糸原着糸を2
本引き揃えてS方向に50T/m撚糸した糸の流体噴射
加工糸を用いた以外は実施例1と同様にして靴拭き用マ
ットを作製した。得られた靴拭きマットのダストコント
ロール性は実施例1と同様に優れたものであった。
【0022】
【実施例3】表編地用糸として、S方向に220T/m
撚糸した1300d/56fのナイロン66マルチフィ
ラメント糸と、1300d/56fのナイロン66マル
チフィラメント糸2本を引き揃えてS方向に220T/
m撚糸した糸を、Z方向に220T/m上撚した諸撚糸
を用いて、下記に従って押込み捲縮加工したものを用い
た以外は実施例1と同様にして靴拭き用マットを作製し
た。
【0023】得られた靴拭きマットのダストコントロー
ル性は実施例1と同様に優れたものであった。 押込み捲縮加工条件 SUPERBA社製(TVP、MF<Method o
f Fricze>装置付)の押し込み捲縮加工機を用
いて、フリーゼ調連続セット加工を施した。その際、押
し込み口の断面積を5cm2 に設定し、押し込み本数1
8本に設定し、押し込み出口の邪魔板を取り外して加工
した。捲縮加工後の加工糸の捲縮数は6〜8ケ/5cm
と幅の狭いものであった。
【0024】
【発明の効果】本発明の靴拭き用マットは、従来のもの
と比較して、ダストコントロール性に優れたものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏二層の編地と該二層の編地を連結す
    る連結糸から構成された二重編地からなる靴拭き用マッ
    トであって、該二重編地の少なくとも片面の編地が嵩高
    加工糸で構成されていることを特徴とする靴拭き用マッ
    ト。
JP3194995A 1995-02-21 1995-02-21 靴拭き用マット Pending JPH08224205A (ja)

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JP3194995A JPH08224205A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 靴拭き用マット

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JP3194995A JPH08224205A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 靴拭き用マット

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JPH08224205A true JPH08224205A (ja) 1996-09-03

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ID=12345220

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JP3194995A Pending JPH08224205A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 靴拭き用マット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2400071A (en) * 2003-04-04 2004-10-06 Milliken Ind Ltd Dust control mat

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2400071A (en) * 2003-04-04 2004-10-06 Milliken Ind Ltd Dust control mat
GB2400071B (en) * 2003-04-04 2006-01-11 Milliken Ind Ltd Dust control mat

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