JPH08130343A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents

半導体レーザの製造方法

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JPH08130343A
JPH08130343A JP26753694A JP26753694A JPH08130343A JP H08130343 A JPH08130343 A JP H08130343A JP 26753694 A JP26753694 A JP 26753694A JP 26753694 A JP26753694 A JP 26753694A JP H08130343 A JPH08130343 A JP H08130343A
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Japan
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etching
layer
ridge
forming
opening
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JP26753694A
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English (en)
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Tetsuhito Nakajima
徹人 中島
Hiroki Yaegashi
浩樹 八重樫
Hideaki Horikawa
英明 堀川
Osamu Goto
修 後藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リッジウエーブカード型の半導体レーザのコ
ンタクト窓を精度良く形成する方法を提供する。 【構成】 導波路を形成する下地上にコンタクト層と、
エッチング層と、エッチングキャップ層とを順次形成す
る。その後、エッチングキャップ層上にストライプ状の
絶縁マスクを形成した後、エッチングキャップ層から下
地の厚み方向の一部分までにわたり異方性エッチングを
行って予備リッジ25を形成する。続いて、予備リッジ
を構成しているエッチング層部分の外周部分を選択エッ
チングして開口部21を形成する。その後、開口部が形
成された予備リッジの表面と残存した下地の露出面に、
開口部のところで段切れを有する絶縁膜26a,26b
を形成する。更に、選択エッチングにより残存している
エッチング層部分を除去してコンタクト窓29を有する
リッジ31を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体レーザの製造
方法、特に、リッジウェーブガイド型構造の半導体レー
ザの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体レーザの製造方法
は、文献(JAPANESE JOURNAL OF
APPLIDE PHYSICS 、VOL.30、N
O.6、JUNE、1991、PP.1220−122
4)に開示されたものがある。
【0003】この文献に開示されている半導体レーザの
製造方法によれば、初めに、Ga−As基板上にn−A
lGaAsクラッド層、AlGaAs/InGaAs/
AlGaAs活性層、p−AlGaAsクラッド層及び
p−GaAsコンタクト層を順次積層した後、フォトリ
ソグラフィ技術により上側クラッド層部分までエッチン
グしてリッジを形成する。このとき、リッジの頂部(頭
部)は、基板の上方から見ると基板面の縦方向に対して
ストライプ状に形状されている。
【0004】その後、CVD法を用いてリッジ部の表面
と上側クラッド層の露出面に絶縁膜(SiO2 膜)を形
成する。
【0005】次に、リッジの頂部にコンタクト層の表面
が露出した窓を形成する。このため、フォトリソグラフ
ィ技術により頂部の絶縁膜の一部分を除去してリッジを
形成する。
【0006】次に、リッジ部を埋め込んでp−電極(C
r/Au電極)を形成し、一方、基板の裏面にn−電極
(AuGeNi/Au電極)を形成する。
【0007】次に、半導体レーザのレーザ光が出力する
前面と背面とに非反射(AR)あるいは高反射(HR)
コーテングを施してリッジウエーブガイド型の半導体レ
ーザを形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半導体レーザの製造方法では、リッジの頂部に
形成してある絶縁膜を除去してコンタクト窓を形成する
とき、高精度のアライメントが要求されるが、通常の装
置では、フォトリソグラフィ技術により満足のいく精度
を得ることが極めて難しい。以下にその理由について述
べる。
【0009】従来は、基板上に形成されているリッジの
頂部は基板の上方から見て縦方向を長さに取り、横方向
を頂部幅とした場合、頂部幅は2μm〜5μm程度に形
成する。それ故、このリッジの頂部にコンタクト窓を形
成するには、リッジのコンタクト幅と同じか、若しくは
このコンタクト幅よりも若干広い幅を有するストライプ
状のマスク合わせが必要になる。
【0010】従来の方法では、リッジを形成した後、フ
ォトリソグラフィ技術によりリッジ頂部にある絶縁膜部
分のみを除去するので、マスク合わせでアライメントが
ずれた場合、リッジの側壁面に形成されている絶縁膜ま
でが除去されてしまうため、基板に形成されている導波
路部分と電極との間を分離する絶縁膜の役割が失われて
しまうという問題がある。
【0011】一方、リッジ部の頂部幅を狭くすると、コ
ンタクト窓を介して形成される電極部分の表面積が小さ
くなるため、電極自体の抵抗が高くなり半導体レーザ特
性を劣化するという問題がある。また、マスク合わせ精
度の高い装置も市販されているが装置自体が高いため、
製品のコストアップにつながるという問題があった。
【0012】そこで、リッジ部の頂部に形成するコンタ
クト窓を、安価な方法で精度良く形成する半導体レーザ
の製造方法が望まれていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の半
導体レーザの製造方法では、(a)導波路を形成する下
地上にコンタクト層と、エッチング層と、エッチングキ
ャップ層とを順次形成する工程と、(b)エッチングキ
ャップ層上にストライプ状の絶縁マスクを形成した後、
エッチングキャップ層から下地の厚み方向の一部分まで
にわたり異方性エッチングを行って予備リッジを形成す
る工程と、(c)予備リッジを構成しているエッチング
層部分の外周部分を選択エッチングして開口部を形成す
ると共にこのエッチング層部分の中央部を残存させる工
程と、(d)開口部が形成された予備リッジの表面と残
存した下地の露出面に、開口部のところで段切れを有す
る絶縁膜を形成する工程と、(e)選択エッチングによ
り残存しているエッチング層部分を除去してコンタクト
窓を有するリッジを形成する工程とを含んでいる。
【0014】
【作用】上述したこの発明の半導体レーザの製造方法で
は、導波路を形成する下地上にエッチング層と、エッチ
ングキャップ層と、ストライプ状の絶縁マスクとを形成
している。このため、絶縁マスクを用いて予備リッジを
形成した後、エッチング層の外周部分を選択エッチング
することにより開口部を形成することができる。しか
も、エッチング層部分の中央部を残存させてあるので、
開口部を有する予備リッジが形成される。その後、開口
部が形成された予備リッジの表面及び下地の露出面に段
切れを有する絶縁膜を形成する。このとき、プラズマC
VD法により絶縁膜を形成したとき、使用するガス、例
えばシラン(SiH4 )ガスと一酸化二窒素(N2 O)
ガスとの混合ガスは開口部に侵入しにくい性質があるた
め、絶縁膜は開口部のところで段切れを生じる。その
後、選択エッチングにより残存しているエッチング層を
除去してコンタクト窓を有するリッジを形成する。この
ようにして、形成されたリッジのコンタクト窓は、絶縁
膜の膜厚を制御することによりコンタクト窓幅の精度を
任意に調整することができる。したがって、従来のよう
なフォトリソグラフィ技術によるマスク合わせを行う必
要がなくなるので、再現性の良い、また高精度のコンタ
クト窓を形成することができるものと考えられる。
【0015】
【実施例】以下、各図面を参照して、この発明の半導体
レーザ、特に、リッジウエーブガイド型半導体レーザの
製造方法について説明する。なお、図1〜図3の(A)
〜(C)は、この発明が理解できる程度に各構成成分の
形状、大きさ、及び配置を概略的に示してあるにすぎな
い。したがって、この実施例に何ら限定されるものでは
ない。
【0016】図1の(A)、(B)、(C)〜図3は、
この発明の実施例の半導体レーザの製造方法を説明する
ための工程図である。
【0017】導波路を形成する下地17として、まず、
n−GaAs基板(以下、基板と称する。)上にn−A
lGaAs下側クラッド層12(以下、下側クラッド層
と称する。)、InGaAs/GaAs活性層14(以
下、活性層と称する。)、p−AlGaAs上側クラッ
ド層16(以下、上側クラッド層と称する。)をそれぞ
れ形成する。なお、このときの下側クラッド層12の膜
厚を1.5μm〜2μmとし、活性層14の膜厚を48
nm〜90nmとし、上側クラッド層16の膜厚を1.
5μm〜2μmとする。
【0018】そして、この実施例では、この下地17上
にp−GaAsコンタクト層18(以下、コンタクト層
と称する。)、InGaPエッチング層20(以下、エ
ッチング層と称する。)及びGaAsエッチングキャッ
プ層22(以下、エッチングキャップ層と称する。)を
順次形成する(図1の(A))。このときの各層の形成
には、従来用いられている有機金属気相成長法(Met
al OrganicVepor Phase Epi
taxy(MOVPE)法)を用いるのが良い。なお、
このときのコンタクト層18の膜厚を0.5μm程度と
し、エッチングキャップ層22の膜厚さを0.5μm程
度とする。
【0019】次に、エッチングキャップ層22上にスト
ライプ状の絶縁マスク24を形成する。このときの絶縁
マスクの形成方法について以下に述べる。
【0020】まず、エッチングキャップ層22上にプラ
ズマCVD法により絶縁膜(図示せず)を形成する。こ
こでは、絶縁膜の材料を、例えばSiO2 膜とする。以
下、絶縁膜をSiO2 膜と称する。
【0021】その後、SiO2 膜上にレジストパターン
を形成した後、フォトリソグラフィ法によりSiO2
をエッチングしてストライプ状の絶縁(SiO2 )マス
ク24を形成する。このときのSiO2 マスク24のス
トライプ幅を、3μm〜5μmとし、膜厚を0.15μ
m程度とする。
【0022】次に、エッチングキャップ層22から下地
17の厚み方向の一部分までにわたり、異方性エッチン
グを行って予備リッジ25を形成する(図1の
(B))。このときの予備リッジの形成方法について以
下に述べる。
【0023】ドライエッチングあるいはウエットエッチ
ングの異方性エッチングによりSiO2 マスク24を挟
んでストライプの両側面にあるエッチングキャップ層2
2から上側クラッド層16の厚み方向の一部分までエッ
チングする。このとき、上側クラッド層には膜厚の厚い
部分と薄い部分の段差が生じる。このときの膜厚の薄い
部分を16a、膜厚の厚い部分を16bとする。SiO
2 マスク24の下側には、エッチングキャップ層22
a,エッチング層20a、コンタクト層18a及び上側
クラッド層16bの各部分が残存してこれら全体で突出
部すなわち予備リッジ25が形成される。なお、下地の
厚さ方向に対して上側クラッド層16aの膜厚を、0.
3μm〜0.5μm程度残存させておくのが良い。ま
た、このときの予備リッジ25の頂部幅W0 を3μm〜
5μm程度とする。
【0024】次に、予備リッジ25を構成しているエッ
チング層部分20aの外周部分23を選択エッチングし
てエッチングキャップ層部分22a及びコンタクト層部
分18a間に開口部(または凹部ともいう。)21を形
成すると共にエッチング層部分20bの中央部を残存さ
せる(図1の(C))。このとき、残存したエッチング
層部分を符号20bで表す。ここで、エッチング層部分
に開口部を形成する方法について以下に述べる。
【0025】まず、図1の(B)の構造体をエッチング
溶液に浸漬して、エッチング層部分20aのみを選択的
にエッチングする。このときのエッチング液として、例
えば塩酸と水の混合液(HCl:H2 O=4:1(体積
比))を用いる。このときのエッチング時間を1〜2分
とする。このようなエッチング処理によりエッチング層
部分20aは、予備リッジ25の壁面縁から中央部へ向
かってエッチングが進行する。ここでは、予備リッジ2
5の側面から予備リッジの中央部側に残存したエッチン
グ層の側壁面までの距離Dを0.5μm〜1μm程度と
する(図3参照)。
【0026】次に、予備リッジ25の頂部に残存してい
るSiO2 マスク24をふっ化水素によりエッチング除
去する(図示せず)。
【0027】次に、開口部が形成された予備リッジ25
の表面と残存した下地(ここでは残存した上側クラッド
層16a)の露出面に、開口部21のところで段切れを
有する絶縁膜26(26a,26b)を形成する(図2
の(A))。このときの絶縁膜の形成方法について以下
に述べる。
【0028】図1の(C)の構造体からSiO2 マスク
24を除去した試料を、プラズマCVD装置に搬入し、
例えばシラン(SiH4 )ガスと一酸化二窒素(N2
O)ガスとの混合ガスを用いて開口部21を有する予備
リッジ25の表面と残存した上側クラッド層16aの露
出面に絶縁膜26を成膜する。このとき、開口部21の
ところで段切れが生じるように絶縁膜26の膜厚を制御
する必要がある。ここで、エッチングキャップ層部分2
2aを被覆している絶縁膜部分を26aとし、コンタク
ト層部分18aの側壁面及び残存した上側クラッド層1
6aの露出面を被覆している絶縁膜部分を26bとす
る。なお、このときの絶縁膜26a,及び26bの膜厚
tを200nm程度とする。このようにして、開口部を
有する被膜付き予備リッジ27が形成される。この被膜
付き予備リッジ27は、上側クラッド層部分16b、コ
ンタクト層部分18a、エッチング層部分20b、エッ
チングキャップ層部分22a及び絶縁膜26(26a,
26b)により構成されている。
【0029】また、図2の(A)の開口部を有する被膜
付き予備リッジ27の部分を拡大して模式的に示したの
が図3である。既に説明したように、エッチングキャッ
プ層部分22a及びコンタクト層部分18aの側壁面か
らエッチング層部分20bまでの間隔Dを0.5μmと
し、エッチング層部分20bの膜厚Hを0.5μmにし
てある。このため、絶縁膜26の膜厚tを200nmと
した場合、開口部21には、反応ガスが入りにくいた
め、SiO2 膜の成長速度が遅くなる。このため、側壁
面から開口部の深さ方向にはSiO2 膜が約300nm
程度侵入するものと考えられる。したがって、両側での
SiO2 膜の侵入深さは約600nmとなる。
【0030】また、この実施例では、エッチング層部分
20bの膜厚Hを約0.5μmにしてあるので、絶縁膜
の膜厚を200nmにしてもエッチングキャップ層部分
22aの開口部21に面している絶縁膜の膜厚と、コン
タクト層部分18aの開口部に面している絶縁膜の膜厚
を加算した値が400nm(0.4μm)となり、開口
部21の入口が絶縁膜26a、26bによって塞がれる
ことはない。このため、開口部21のところでSiO2
膜26の段切れが可能になる。このとき、SiO2 膜2
6の膜厚のばらつきを考慮してエッチング層20の膜厚
を0.5μmよりも多少厚くしておくのが良い。この実
施例では、SiO2 膜26bがコンタクト層部分18a
の上面を覆う分、コンタクト窓29の表面積が狭くなる
が、実用上の問題はない。次に、選択エッチングにより
残存しているエッチング層部分20bを除去してコンタ
クト窓29を有するリッジ31を形成する(図2の
(B))。このとき、形成されたリッジ31は、上側ク
ラッド層16bとコンタクト層18aとから構成されて
いる。このときのリッジの形成方法について以下に述べ
る。
【0031】図2の(A)の構造体を、既に説明した塩
酸と水との混合液(HCl:H2 O=4:1(体積
比))に浸漬して、残存したエッチング層部分20bを
完全に除去して図2の(B)の構造体を得る。このと
き、エッチング層部分20bが除去されて露出したコン
タクト層部分18aの露出面をコンタクト窓29と称す
る。なお、このときのコンタクト窓29の幅W1 を2.
4μm〜4.4μm程度とする。
【0032】次に、コンタクト層部分18a及びSiO
2 膜26b上にp−電極28を形成し、基板10の裏面
にn−電極30を形成して図2の(C)の構造体を得
る。このとき、p−電極の材料にはCr/Auを用い、
n−電極の材料にはAuGeNi/Auを用いるのが良
い。
【0033】その後、ウエーハ上に多数形成されている
半導体レーザ素子をダイシングによりチップ状に切断
し、レーザ光が発振するストライプ状の前部劈開面及び
後部劈開面にARコーテングまたはHRコーテングを施
す。このような工程を経て図2の(C)に示すようなリ
ッジウエーブガイド型の半導体レーザが完成する。
【0034】上述した工程により形成されたリッジ頂部
のコンタクト窓は、従来のフォトリソグラフィ技術を用
いたときのような高精度のアライメントを必要としない
ため、リッジの頂部に精度よくコンタクト窓を形成する
ことができる。
【0035】したがって、コンタクト窓幅のばらつきが
少なくなる分、コンタクト窓の寸法精度が高まる。した
がって、製造工程での製品の歩留が向上するものと考え
られる。このため、p−電極とn−電極との間にバイア
ス電圧を印加して半導体レーザを動作させた場合、リッ
ジの頂部のコンタクト層部分から活性層へ電流が流れ、
この活性層中で光が励起され、活性層の中央部から良好
な光出力が得られる。
【0036】また、この実施例では、コンタクト窓の寸
法精度を出すため、従来のような高価な装置を必要とし
ないで済むため、製品のコストダウンを図ることができ
る。
【0037】上述した実施例では、n−基板を用いた例
について説明したが、なんらn−基板に限定されず、例
えばp−基板を用いて半導体レーザを構成しても良い。
このときは、各層のn導電型をp−導電型を入れ替える
ことはいうまでもない。
【0038】また、この実施例では、GaAs基板を用
いて説明したが、この材料になんら限定されるものでは
なく、例えばInPを使用しても良い。InPを使う場
合、エッチング層の材料に選択エッチングできる好適な
材料を選べば良い。
【0039】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の半導体レーザの製造方法は、リッジ部のコンタ
クト窓を形成する場合、従来のようなフォトリソグラフ
ィ法を用いずに、エッチング層の選択エッチングにより
開口部を形成した後、開口部のところで段切れを有する
絶縁膜を形成する。その後、残存したエッチング層をエ
ッチング除去する。このため、絶縁膜の膜厚条件を制御
することによりリッジ頂部のコンタクト窓を精度良く形
成することができるので、レーザの光出力特性が安定
し、再現性の良いリッジウエーブガイド型の半導体レー
ザを製造することができる。
【0040】また、従来のような高価なマスク合わせ装
置を必要としないため、製品コストダウンを図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、この発明の実施例の半導体
レーザの製造方法を説明するために供する断面工程図で
ある。
【図2】(A)〜(C)は、図1に続く、この発明の実
施例の製造方法を説明するために供する断面工程図であ
る。
【図3】図2の(A)工程の開口部に形成される絶縁膜
の形成状況を説明するための拡大図である。
【符号の説明】
10:基板(n−GaAs基板) 12:下側ックラッド層(n−AlGaPクラッド層) 14:活性層(InGaAs/GaAs活性層) 16:上側クラッド層(p−AlGaPクラッド層) 17:下地 18:コンタクト層(p−GaAsコンタクト層) 20:エッチング層(InGaPエッチング層) 22:エッチングキャップ層(GaAsエッチングキャ
ップ層) 24:絶縁マスク(SiO2 マスク) 25:予備リッジ 26、26a,26b:絶縁膜 27:開口部を有する被膜付き予備リッジ 28:p−電極 29:コンタクト窓 30:n−電極 31:リッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 修 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)導波路を形成する下地上にコンタ
    クト層と、エッチング層と、エッチングキャップ層とを
    順次形成する工程と、 (b)前記エッチングキャップ層上にストライプ状の絶
    縁マスクを形成した後、前記エッチングキャップ層から
    前記下地の厚み方向の一部分までにわたり異方性エッチ
    ングを行って予備リッジを形成する工程と、 (c)前記予備リッジを構成しているエッチング層部分
    の外周部分を選択エッチングして開口部を形成するとと
    もに該エッチング層部分の中央部を残存させる工程と、 (d)前記開口部が形成された予備リッジの表面と残存
    した下地の露出面に、前記開口部のところ段切れを有す
    る絶縁膜を形成する工程と、 (e)選択エッチングにより残存しているエッチング層
    部分を除去してコンタクト窓を有するリッジを形成する
    工程とを含むことを特徴とする半導体レーザの製造方
    法。
JP26753694A 1994-10-31 1994-10-31 半導体レーザの製造方法 Withdrawn JPH08130343A (ja)

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