JPH08129986A - 走査型電子顕微鏡 - Google Patents

走査型電子顕微鏡

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JPH08129986A
JPH08129986A JP6264793A JP26479394A JPH08129986A JP H08129986 A JPH08129986 A JP H08129986A JP 6264793 A JP6264793 A JP 6264793A JP 26479394 A JP26479394 A JP 26479394A JP H08129986 A JPH08129986 A JP H08129986A
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visual field
sample
observation
stage
scanning
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Withdrawn
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JP6264793A
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Futoshi Mori
太 森
Hiroshi Hirose
寛 広瀬
Kazuhiko Fukazawa
和彦 深澤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速に、且つ正確に現在の観察視野に隣接す
る試料上の領域に観察視野を移動させる。 【構成】 試料9上を電子ビーム3で走査し、試料9上
の観察視野内の拡大像をCRTディスプレイ25に表示
する。試料9は、マイクロステップ駆動方式で制御され
ているパルスモータ14X,14Yにより駆動されるX
ステージ12X、及びYステージ12Y上に載置されて
いる。視野サイズ移動信号発生部31からの指示で観察
視野を隣接する領域に移動させる際に、視野サイズ移動
量設定手段19は現在の観察視野の幅を算出し、移動制
御装置20X,20Yを介して、マイクロステップ駆動
方式でXステージ、Yステージをその観察視野の幅分だ
け移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子等の微細構
造を観察するために使用される走査型電子顕微鏡に関
し、特に観察視野を自動的に移動する機能を有する走査
型電子顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型電子顕微鏡においては、電子銃か
ら射出され収束レンズにより収束された電子ビームが偏
向コイルにより偏向され、偏向された電子ビームが対物
レンズを介して試料の表面を2次元的に走査する。そし
て、試料の表面から発生する2次電子が2次電子検出器
等を介して画像信号に変換され、この画像信号に基づい
てその試料の拡大像が画像表示装置(CRTディスプレ
イ等)の画面上に表示される。
【0003】このとき、観察倍率はオペレータが所定の
範囲内で所望の値に設定することができ、その設定され
た観察倍率に応じて試料上での電子線の走査範囲、及び
走査速度等が調整される。また、試料上での電子ビーム
の走査範囲中でオペレータにより観察対象として指定さ
れる範囲が観察視野であり、この観察視野内の設定され
た観察倍率での拡大像が画像表示装置の画面上に表示さ
れる。この場合、その電子ビームの走査範囲を移動させ
るか、又はその走査範囲内からの画像データの選択領域
を移動させることにより、観察視野の位置及び大きさは
電気的に切り換えることができる。
【0004】このような電気的な切り換えの他に、簡単
に例えば画像表示装置の画面に表示されている画像(そ
の時点での観察視野の拡大像)の周辺の試料の像を観察
する方法として、従来より試料が載置されているステー
ジをオペレータがマニュアルで機械的に移動させる方法
が使用されている。このようにステージを機械的に移動
させる方法では、例えば或る時点に試料上で電子ビーム
が走査されている領域から離れた領域に対しても連続的
に観察視野を移動させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにマニュア
ルでステージを介して試料を移動させる方法を使用すれ
ば、電気的に観察視野を切り換える方法に比べて広い範
囲で観察視野を容易に移動させることができる。しかし
ながら、マニュアルでステージを移動させる方法では、
画像が連続的に移動するため、目的とする画像をサーチ
するのに時間がかかるという不都合がある。また、例え
ば現在の画像に隣接する像を画面上に表示したい場合で
も、その隣接する像が画面に表示された時点で正確にス
テージを静止させることが困難であるため、目的とする
画像を通り越したり見失ったりすることがあった。
【0006】特に、走査電子顕微鏡での観察倍率が高倍
の場合は、ステージの駆動により画像が高速で移動する
ため、観察視野を所望の位置で静止させるのは非常に困
難であった。本発明は斯かる点に鑑み、試料側を移動さ
せて観察視野を移動させる際に、観察倍率が高倍であっ
ても、高速に、且つ正確に現在の観察視野に隣接する試
料上の領域に観察視野を移動させることができる走査型
電子顕微鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による走査型電子
顕微鏡は、例えば図1及び図5に示すように、試料
(9)上で電子線を収束させて走査する電子線走査手段
(2,4〜8)と、試料(9)から発生する2次電子を
検出して画像信号に変換する2次電子検出手段(22)
と、試料(9)の観察倍率、及びその試料上の観察視野
を設定する倍率視野設定手段(26)と、この倍率視野
設定手段により設定される観察倍率、及び観察視野(4
1)に基づいて、その電子線走査手段による電子線の走
査状態を制御すると共に、その画像信号中から観察視野
(41)に対応する部分の信号を選択する観察制御手段
(24,28)と、この観察制御手段により選択された
画像信号を用いて試料(9)上の観察視野(41)内の
画像を表示する画像表示手段(25)と、を有する走査
型電子顕微鏡において、試料(9)をその電子線の走査
面上で2次元的に移動させる試料位置決め手段と、観察
視野(41)の移動方向を設定する視野移動方向指示手
段(31)と、この視野移動方向指示手段により設定さ
れた移動方向に、その試料位置決め手段を観察視野(4
1)の幅と同じ間隔だけ移動させる視野移動制御手段
(19)と、を有するものである。
【0008】この場合、その試料位置決め手段の一例
は、試料(9)が載置された状態で2次元的に移動自在
に配置されたステージ(12X,12Y)と、このステ
ージに連結された2本の送りねじ(13X,13Y)
と、これら2本の送りねじのそれぞれを回動駆動するパ
ルスモータ(14X,14Y)と、これら2つのパルス
モータをマイクロステップ駆動するマイクロステップ駆
動制御手段(20X,20Y)と、を有するものであ
る。
【0009】また、その倍率視野設定手段(26)によ
り設定される観察視野(41)の一例は、試料(9)上
でその電子線が走査される範囲内から任意に選択される
形状可変の領域である。
【0010】
【作用】斯かる本発明によれば、視野移動方向指示手段
(31)により観察視野(41)を移動する方向が指示
されると、視野移動制御手段(19)は、倍率視野設定
手段(26)により設定された観察倍率、及び試料
(9)上の観察視野(41)に基づいて、観察視野(4
1)の試料(9)上での実際の幅を求める。そして、例
えば図2に示すように、観察視野(41)がX方向の幅
DXでY方向の幅DYの矩形であり、観察視野の移動方
向が+X方向に隣接する領域(42H)の方向であると
すると、視野移動制御手段(19)は、その試料位置決
め手段を動作させて試料(9)を−X方向に幅DXだけ
移動させる。これにより、領域(42H)が観察視野
(41)内に移動する。
【0011】また、観察視野の移動方向が斜め方向の領
域(42E)である場合には、試料(9)を+方向に幅
DX、且つ+Y方向に幅DYだけ斜めに移動させる。こ
れにより、領域(42E)が斜めに観察視野(41)内
に移動する。従って、観察倍率に依らずに、高速且つ正
確に観察視野(41)を隣接する領域に移動させること
ができる。
【0012】次に、その試料位置決め手段が、マイクロ
ステップ駆動されたパルスモータにより駆動される送り
ねじ方式のステージである場合、マイクロステップ駆動
によりパルスモータを極めて細かな角度分解能で回動さ
せて静止させることができる。従って、ステージの送り
の分解能も、走査電子顕微鏡の微細な観察視野の幅より
かなり小さくで、観察視野の隣接する領域への移動を正
確に行うことができる。
【0013】また、観察視野(41)が、試料(9)上
で電子線が走査される範囲内から任意に選択される形状
可変の領域であるときには、電気的に観察視野の形状及
び大きさが調整できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による走査型電子顕微鏡の一実
施例につき図面を参照して説明する。図1は本実施例の
走査型電子顕微鏡の機構部、及び制御系を示し、この図
1において、上部の電子銃2から射出された電子ビーム
3は、アパーチャ4を通過して収束レンズ5で収束され
た後、X偏向コイル6及びY偏向コイル7によりそれぞ
れX方向、及びY方向に偏向される。なお、ここでは電
子光学系の光軸に垂直な平面上の直交する2方向をX方
向、及びY方向としている。
【0015】2方向に偏向された電子ビーム3は、更に
対物レンズ8を介して、不図示の試料室内の試料9の表
面に収束され、その表面の所定の領域を走査する。試料
9は、試料台11を介してYステージ12Y上に載置さ
れ、Yステージ12YはXステージ12X上で、Y方向
に伸びた送りねじ13Yに螺合し、パルスモータ(即
ち、ステッピングモータ)14Yで送りねじ13Yを正
逆方向に回転させることにより、Yステージ12YをY
方向に駆動できる。更に、Xステージ12Xはベース1
5上で、X方向に伸びた送りねじ13Xに螺合し、パル
スモータ14Xで送りねじ13Xを正逆方向に回転させ
ることにより、Xステージ12XをX方向に駆動できる
ようになっている。本例では、マイクロステップ駆動用
の移動制御装置20X及び20Yが、それぞれパルスモ
ータ14X及び14Yを駆動する。即ち、パルスモータ
14X及び14Yは、それぞれマイクロステップ駆動方
式(詳細後述)で駆動される。
【0016】また、Yステージ12Y上にX軸に垂直な
反射面を有する移動鏡16X、及びY軸に垂直な反射面
を有する移動鏡16Yが固定され、レーザ干渉計17X
及び移動鏡16Xにより試料台11のY座標が計測さ
れ、レーザ干渉計17Y及び移動鏡16Yにより試料台
11のX座標が計測されている。レーザ干渉計17X及
び17Yにより計測された座標(X,Y)は、装置全体
の動作を統轄制御する中央制御系18内の視野サイズ移
動量決定手段19に供給されている。
【0017】なお、本実施例ではマイクロステップ駆動
方式により、ステージ14X,14Yはレーザ干渉計の
計測分解能に近い移動ステップで駆動されるため、必ず
しもレーザ干渉計17X,17Yを設ける必要はない。
そこで、本実施例では、レーザ干渉計17X,17Yの
計測値は、主にパルスモータ14X,14Yが脱調して
ステージ14X,14Yの移動速度や位置が指定された
状態から外れたときの監視用に使用している。
【0018】また、試料9の斜め上方には2次電子検出
器22が配設され、電子ビーム3の照射により試料9の
表面から発生する2次電子21が2次電子検出器22に
より検出される。2次電子検出器22からの検出信号S
1は、増幅器23及び不図示のアナログ/デジタル変換
器を介して画像データとして画像処理回路24中のフレ
ームメモリに格納される。画像処理回路24には、後述
の電子光学系制御回路28から、観察視野を示す情報、
及び電子ビームの走査に対応する同期信号も供給され、
画像処理回路24は、そのフレームメモリから観察視野
に対応する画像データを読み出して、走査を示す同期信
号と共にCRTディスプレイ25に供給する。CRTデ
ィスプレイ25の表示画面には、試料9上のその観察視
野内の画像が所定の拡大倍率で表示される。また、CR
Tディスプレイ25の表示画面には、拡大倍率や、観察
視野の移動方向の指定等を行うための表示もなされてい
る。
【0019】さて、走査型電子顕微鏡を使用するには、
オペレータが拡大倍率、及び観察視野等を設定する必要
がある。そこで、本例の中央制御系18には、拡大倍
率、観察視野の回転角、及び観察視野を設定するための
画像倍率回転視野設定部26、ステージ12X,12Y
の移動速度及び移動方向を設定するためのステージ速度
設定部29、ステージ12X,12Yの移動方向及び移
動距離を設定するためのステージ位置設定部30、及び
試料9上の観察視野の移動方向を指定するための視野サ
イズ移動信号発生部31が接続されている。
【0020】具体的に、画像倍率回転視野設定部26
は、キーボード、及びマウスより構成され、オペレータ
はCRTディスプレイ25上の観察倍率の数値をキーボ
ードからのキー入力によって設定し、キー入力によって
観察視野の回転角を設定し、CRTディスプレイ25の
表示画面に表示されている試料の拡大画像中からマウス
操作によって所望の部分を切り出して観察視野を設定す
る。それらキーボード及びマウスからの信号は中央制御
系18内の倍率設定記憶手段27に供給される。倍率設
定記憶手段27は、指定された拡大倍率、回転角、及び
観察視野の輪郭の位置情報を内部のメモリに記憶すると
共に、拡大倍率、回転角、及び観察視野の情報を電子光
学系制御回路28に供給する。
【0021】電子光学系制御回路28からX偏向コイル
6、及びY偏向コイル7等より構成される電子光学系に
対して、指定された拡大倍率、及び観察視野の回転角に
対応した制御信号が出力される。また、電子光学系制御
回路28は、X偏向コイル6、Y偏向コイル7で電子ビ
ームを走査するための制御信号に同期した同期信号、及
び観察視野の情報を画像処理回路24に出力する。試料
9上で電子ビームは拡大倍率に応じた走査範囲を走査
し、且つ指定された回転角でその電子ビームの走査方向
を回転させる。これにより、CRTディスプレイ25上
の拡大画像は、オペレータに指定された倍率で、且つ指
定された回転角だけ回転した状態で表示される。
【0022】このとき、最初にCRTディスプレイ25
の表示画面に表示されるのは、例えば試料9上の電子ビ
ームによる走査領域のほぼ全部の拡大像であり、マウス
操作によって切り出されるのは、その走査領域から選択
された部分領域の拡大像である。本例では、CRTディ
スプレイ25の表示画面に表示されている拡大像に対応
する試料9上の領域を「観察視野」と呼ぶ。従って、マ
ウス操作によって、全体の拡大像中から所定の部分を切
り出したときには、この切り出された部分に対応する試
料9上の可変の部分領域が観察視野となる。その画像の
切り出しは、画像処理回路24中のフレームメモリから
指定された観察視野に対応する範囲の画像データを読み
出すことによって行われる。
【0023】なお、中央制御系18内の倍率設定記憶手
段27、及び視野サイズ移動量設定手段19はコンピュ
ータのソフトウェア上で実行される機能である。また、
ステージ速度設定部29は、所謂ジョイスティックであ
り、オペレータがステージ速度設定部29を操作するこ
とより、ステージ12X,12Yの移動方向、及び移動
速度を示す信号が視野サイズ移動量設定手段19に供給
される。視野サイズ移動量設定手段19は、移動制御装
置20X、及び20Yを介してステージ12X,12Y
を指定された速度で駆動する。このようなステージの定
速移動は、例えばCRTディスプレイ25上で試料の拡
大像を観察している際に、オペレータが望む方向に観察
視野を移動させたい場合等に行われる。なお、そのジョ
イスティックの代わりに、例えば所謂トラックボールの
ような入力装置を使用してもよい。
【0024】一方、ステージ位置設定部30は、マウス
よりなり、例えばオペレータがマウス操作によりCRT
ディスプレイ25上で現在表示されている拡大像から離
れた位置の点(移動点)を指定する。その移動点の情
報、及び倍率設定記憶手段27からの現在の観察倍率と
観察視野の位置情報とが視野サイズ移動量設定手段19
に供給され、視野サイズ移動量設定手段19では現在の
観察視野の中心からその移動点までの方向、及び距離を
算出する。そして、視野サイズ移動量設定手段19は、
移動制御装置20X、及び20Yを介してステージ12
X,12Yをその算出された方向に算出された距離だけ
駆動する。これにより、観察視野の中心がオペレータに
指定された位置に移動する。
【0025】次に、視野サイズ移動信号発生部31は、
1つの押しボタンと2次元のジョイスティック(トラッ
クボール等も可)とよりなり、オペレータは観察視野を
隣接する領域に移動させる(これを観察視野の「ステッ
プ移動」と呼ぶ)場合には、先ずその押しボタンを1回
押した後、そのジョイスティックで視野の移動方向を指
定する。その押しボタンからの信号、及びそのジョイス
ティックからの方向を示す信号が視野サイズ移動量設定
手段19に供給され、視野サイズ移動量設定手段19で
は、ステージの移動量に対応する制御信号SX及びSY
をそれぞれ移動制御装置20X及び20Yに供給する。
これに応じて、移動制御装置20X,20Yがパルスモ
ータ14X,14Yを介してステージ12X,12Yを
そのステップ移動に必要な距離だけ駆動する。これによ
り、観察視野の中心がオペレータに指定された隣接する
領域に移動する。その押しボタンを連続して操作するこ
とによりそのステップ移動を連続して行うことができ、
更に観察視野を回転した場合には、回転した状態での隣
接する領域にステップ移動が行われる。このステップ移
動については、後に詳細に説明する。
【0026】ここで、本実施例におけるパルスモータ1
4X,14Yのマイクロステップ駆動制御について詳細
に説明する。一般に、パルスモータ(ステッピングモー
タ)はロータとステータとの突極構造で決まるステップ
角毎に回転、停止するため、DCモータ、又はACモー
タに比べて位置決め制御が高精度に、且つ容易にできる
という特徴を持っている。しかしながら、その反面でパ
ルスモータは、ステップ角毎に回転するためにロータに
速度変化が生じ、ある回転数で共振したり、振動が大き
くなるという特性も併せ持っている。
【0027】これに対して、マイクロステップ駆動と
は、パルスモータの基本ステップ角をモータコイルに流
す電流を制御することで細分化し、超低速駆動、低振動
駆動、及び低騒音運転を実現すると共に、位置決め分解
能を高めて位置決め精度を更に高精度化できる技術であ
る。具体的に、図2(a)は2相で基本ステップ角が9
0°のパルスモータを示し、この図2(a)において、
4個の凸部が90°間隔で形成された磁性体よりなるス
テータ51中に、回転自在に対向するように反対の磁極
が形成されたマグネットよりなるロータ53が配置され
ている。そして、ステータ51の1つの凸部51aにコ
イル52Aが巻回され、それに隣接する凸部51bにも
コイル52Bが巻回されている。
【0028】そして、図2(a)のパルスモータを例え
ばフルステップ駆動する際には、先ず一方のコイル52
Aの電流IAを正の最大値I0 に設定し、他方のコイル
52Bの電流IBを0にする。これにより、実線で示す
ようにロータ53は凸部51aに対向する位置に静止す
る。次に、電流IAを0にして、他方の電流IBを正の
最大値I0 に設定すると、点線で示すようにロータ53
は90°回転して凸部51bに対向する位置で静止す
る。このように電流IAとIBとを交互に励起すること
により、ロータ53は90°の基本ステップ角で回転す
る。
【0029】次に、図2(a)のパルスモータをマイク
ロステップ駆動する際には、電流IAと電流IBとの比
を次第に変えて行く。例えば、図2(b)に示すよう
に、電流IAが(1/4)I0 、電流IBが(3/4)
0 になると、ロータ53は凸部51aから凸部51b
側にほぼ(3/4)×90°回転した位置で静止する。
従って、原理的には電流IAと電流IBとの比を細かに
設定することにより、基本ステップ角に対して最小ステ
ップ角をいくらでも小さくできる。これがマイクロステ
ップ駆動である。
【0030】また、本実施例では、パルスモータ14
X,14Yとして、一例として5相で基本ステップ角φ
が0.72°のパルスモータを使用する。そして、マイ
クロステップ駆動により、その基本ステップ角を更に1
00分割程度に分割する。この際に使用されるマイクロ
ステップ駆動用の移動制御装置20X,20Yの構成例
につき説明する。
【0031】図3は、X軸用のパルスモータ14Xの5
相のコイル52A〜52E、及びこれらのコイルに流す
電流を制御するための移動制御装置20Xを示し、この
図3において、コイル52A〜52Eに対してそれぞれ
独立に電流を供給するための同一構成の電流制御回路5
4A〜54Eが接続されている。例えばA相用の電流制
御回路54Aにおいて、直流電圧VCCが印加される電源
端子にpnp形のトランジスタ56A及び58Aのエミ
ッタが接続され、トランジスタ56A及び58Aのコレ
クタの間にコイル52Aが接続されると共に、それらコ
レクタにそれぞれnpn形のトランジスタ57A及び5
9Aのコレクタが接続されている。また、トランジスタ
57A及び59Aのエミッタが共通に抵抗器60Aの一
端に接続され、抵抗器60Aの他端が接地されている。
そして、トランジスト56A,57A,58A,59A
のベース、及び抵抗器60Aの一端がA相制御スイッチ
ング回路55Aに接続され、A相制御スイッチング回路
55Aはそれらトランジスト56A,57A,58A,
59Aのそれぞれに流れる電流を調整する。
【0032】不図示であるが、他のコイル52B〜52
E用の電流制御回路54B〜54E内にもそれぞれA相
制御スイッチング回路55Aと同じ制御スイッチング回
路が含まれている。また、図1の視野サイズ移動量設定
手段19からの制御信号SXが図3の相別スイッチング
回路61に供給され、送別スイッチング回路61では、
制御信号SXで指示される距離に対応する回転角だけパ
ルスモータ14Xが回転するように、電流制御回路54
A〜54E内の各制御スイッチング回路(55A等)の
スイッチング、及び電流制御動作を制御する。これによ
り、パルスモータ14Xは、最小ステップ角が0.72
°/100で指示された回転角だけ指示された方向に回
転する。また、Y軸用のパルスモータ14Y用の移動制
御装置20Yも、X軸用の移動制御装置20Xと同一構
成である。
【0033】なお、パルスモータ14X,14Y用の移
動制御装置としては、図3の構成例の他に図4のような
構成例もある。図4は、そのパルスモータ14Xの5相
のコイル52A〜52E、及びこれらのコイルに流す電
流を制御するための移動制御装置20Xの他の構成例を
示し、この図4において、コイル52A〜52Eが閉ル
ープを形成するようにシリアルに接続されている。ま
た、直流電圧VCCが印加される電源端子にpnp形のト
ランジスタ56A〜56Eのエミッタが共通に接続さ
れ、トランジスタ56A〜56Eのコレクタにそれぞれ
コイル52A〜52Eの一端が接続されると共に、それ
らコレクタにそれぞれnpn形のトランジスタ57A〜
57Eのコレクタが接続されている。また、トランジス
タ57A〜57Eのエミッタが共通に抵抗器62の一端
に接続され、抵抗器62の他端が接地されている。そし
て、トランジスト56A〜56E、及び57A〜57E
のベース、及び抵抗器62の一端が制御スイッチング回
路63に接続され、制御スイッチング回路63はそれら
トランジスト56A〜56E,57A〜57Eのそれぞ
れに流れる電流を調整する。
【0034】この場合、図1の視野サイズ移動量設定手
段19からの制御信号SXが図4の制御スイッチング回
路63に供給され、制御スイッチング回路63では、制
御信号SXで指示される距離に対応する回転角だけパル
スモータ14Xが回転するように、コイル52A〜52
Eのそれぞれに流れる電流を制御する。これにより、パ
ルスモータ14Xは、最小ステップ角が0.72°/1
00で指示された回転角だけ指示された方向に回転す
る。
【0035】次に、図1に戻り、本例では、送りねじ1
3X,13Yを5mmリード(5mmピッチ)のボール
ねじであるとする。また、上述のようにパルスモータ1
4X,14Yは、基本ステップ角φが0.72°の5相
のパルスモータであり、マイクロステップ駆動によりそ
の基本ステップ角φが100分割に分割して駆動され
る。従って、ステージ12X,12Yの送りの分解能p
は、次のように0.1μmとなる。
【0036】 p=5/(100・360/0.72)=1×10-4[mm] (1) また、試料9の観察倍率を例えば10万倍とすると、電
子ビームの走査領域とその観察倍率との関係でその試料
9上での観察視野の幅は例えば1.8μmとなる。これ
に対して、ステージ12X,12Yの送りの分解能pは
0.1μmであるため、その観察視野のステップ移動を
問題なく行うことができる。
【0037】これに対して、従来のようにパルスモータ
14X,14Yを4−5相励磁でハーフステップ駆動す
ると、最小ステップ角は0.36°となるため、ステー
ジ12X,12Yの送りの分解能は、5μmとなる。従
って、この従来方式では幅が1.8μmの観察視野をス
テップ移動することはできないことになる。次に、本実
施例において、試料9上の観察視野をステップ移動する
場合の動作につき詳細に説明する。
【0038】図5は、試料9上の観察視野41を示し、
この図5において、観察視野41はX方向の幅DXでY
方向の幅DYの矩形の領域(正方形を含む)であるとす
る。但し、図5は観察視野の回転角θが0の場合を示
し、回転角θが0でないときには観察視野41の1辺は
X軸に対して角度θで傾斜している。図5において、観
察視野41に隣接し、且つ観察視野41と同じ大きさの
矩形の領域としては、その周辺の8個の領域42A〜4
2Hがあり、本例では観察視野41をそれら8個の領域
42A〜42Hの何れかにステップ移動させることがで
きる。なお、観察視野41を例えば+X方向に隣接する
領域42Hに移動させるときには、実際にはステージを
介して試料9側が−X方向に幅DXだけ移動させられ
る。同様に、観察視野41を例えば右斜め上方の領域4
2Aに移動させるときには、実際にはステージを介して
試料9側が−X方向に幅DX、且つ−Y方向に幅DYだ
け移動させられる。
【0039】図6(a)は試料9上の回路パターン43
上に観察視野41が設定されている状態を示し、その図
6(a)の観察視野41内のパターンの拡大像が、図6
(b)に示すようにCRTディスプレイ25(図1参
照)の画面25a上に表示されている。この状態で、観
察視野41を左斜め下方の隣接する領域42Eにステッ
プ移動させるには、オペレータは図1において、視野サ
イズ移動信号発生部31中の押しボタンを一度操作した
後、ジョイスティックで観察視野41の移動方向を左斜
め下方に設定する。これにより、1回のステップ移動を
行うことを示す信号、及びステップ移動の方向を示す信
号が中央制御系18中の視野サイズ移動量設定手段19
に供給される。
【0040】視野サイズ移動量設定手段19では、倍率
設定記憶手段27からの観察倍率、及び観察視野の情報
に基づいて、試料9上の観察視野41のX方向の幅D
X、及びY方向の幅DYを算出する。そして、視野サイ
ズ移動量設定手段19は、マイクロステップ駆動用の移
動制御装置20X及び20Yに対してそれぞれ+X方向
に幅DX、及び+Y方向に幅DYだけ対応するステージ
を移動させるように制御信号SX及びSYを供給する。
本実施例ではパルスモータ14X,14Yの最小ステッ
プ角に対応するステージの送りの分解能は0.1μmで
ある。そこで、観察倍率が10万倍として、観察視野4
1の幅DX,DYが例えば1.8μmであるとすると、
パルスモータ14X,14Yをそれぞれ最小ステップ角
の18倍だけ回転させればよい。これにより、図6
(a)において、試料9が+X方向に幅DX、+Y方向
に幅DYだけ移動して、観察視野41は領域42Eに移
動し、CRTディスプレイ25の画面25a上には、図
6(c)に示すように領域42E内のパターンの拡大像
が表示される。
【0041】また、本例では、視野サイズ移動信号発生
部31中の押しボタンを操作した状態で、ジョイスティ
ックを操作して方向を指定すると、その方向に対して連
続して観察視野のステップ移動が行われるようになって
いる。更に、図6(a)において観察視野41の下辺が
回転角θだけX軸に対して回転しているときで、且つ観
察視野を右辺の方向にステップ移動する際には、Xステ
ージ12X及びYステージ12Yを同時に駆動して試料
9がX軸に対して角度θで交差する方向に移動するよう
にする。これにより、観察視野41が回転していても、
正確に隣接する領域へのステップ移動が行われる。
【0042】上述のように本実施例によれば、パルスモ
ータ14X,14Yをマイクロステップ駆動方式で駆動
しているため、試料9の位置決めの分解能を走査型電子
顕微鏡の観察視野の幅より1桁程度以上小さくすること
ができる。従って、観察視野を隣接する領域に正確にス
テップ移動できるため、試料の表面の所望の領域を高速
且つ正確に観察できる。
【0043】なお、上述実施例では、パルスモータ14
X,14Yをマイクロステップ駆動方式で駆動している
が、送りねじ13X,13Yでステージを駆動する際に
はねじのバックラッシュ、及び送りねじのピッチ誤差が
問題となる。そこで、予めステージの移動方向を反転し
た場合のバックラッシュ量、及び送りねじ13X,13
Yの位置によるピッチ誤差を求めておき、実際にステー
ジ12X,12Yを駆動する際にはそれらバックラッシ
ュ量、及びピッチ誤差の補正を行うことが望ましい。
【0044】また、上述実施例ではレーザ干渉計17
X,17Yによる座標(X,Y)の計測値はパルスモー
タ14X,14Yの脱調の検出用に使用されているが、
例えばパルスモータ14X,14Yの代わりにDCモー
タを使用して、レーザ干渉計17X,17Yの計測値に
基づいて閉ループ(クローズド・ループ)方式でDCモ
ータを駆動してもよい。この閉ループ方式でも、ほぼレ
ーザ干渉計の計測分解能程度の位置決め分解能が得られ
るため、観察視野のステップ移動を正確に行うことがで
きる。但し、閉ループ方式では、制御系が複雑化すると
共に、ハンチングのようなステージの振動が生じ易くな
る。これに対して、上述実施例のようにパルスモータを
マイクロステップ駆動する方式では、開ループ(オープ
ン・ループ)方式でよいため、制御系が簡単且つ安定で
ある。また、パルスモータの動作が安定であれば、レー
ザ干渉計を設ける必要がなくなると共に、脱調検出用に
はもっと簡単な検出器(光学式リニアエンコーダ等)を
使用するようにしてもよい。
【0045】このように、本発明は上述実施例に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得る。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、試料位置決め手段を介
して、観察視野の幅と同じ間隔だけ試料を視野移動方向
指示手段により指示された方向に移動させているため、
観察倍率が高倍であっても、高速に、且つ正確に現在の
観察視野に隣接する試料上の領域に観察視野を移動させ
ることができる利点がある。
【0047】また、その試料位置決め手段が、マイクロ
ステップ駆動方式で制御されるパルスモータにより送り
ねじ方式で駆動されるステージである場合には、試料の
位置決め分解能を走査型電子顕微鏡の観察視野の幅より
1桁程度以上小さくできるため、例えばレーザ干渉計の
ような高分解能の計測装置でフィードバックを行うこと
なく、正確に観察視野を隣接する領域に移動できる。
【0048】更に、観察視野が試料上の電子線の走査領
域から任意に選択される形状可変の領域である場合、そ
の観察視野が如何なる形状であっても、本発明によりそ
の観察視野を隣接する領域に正確に移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査型電子顕微鏡の一実施例を示
す一部斜視図を含む構成図である。
【図2】(a)はパルスモータをフルステップ駆動方式
で駆動する際の説明図、(b)はパルスモータをマイク
ロステップ駆動方式で駆動する際の説明図である。
【図3】図1のパルスモータ14Xのコイルの結線、及
びマイクロステップ駆動制御用の移動制御装置20Xの
一例を示す構成図である。
【図4】図1のパルスモータ14Xのコイルの結線、及
びマイクロステップ駆動用の移動制御装置20Xの考え
られる別の例を示す構成図である。
【図5】実施例における試料上の観察視野41に隣接す
る8個の領域を示す図である。
【図6】観察視野のステップ移動の説明に供する図であ
る。
【符号の説明】
2 電子銃 4 アパーチャ 5 収束レンズ 6 X偏向コイル 7 Y偏向コイル 8 対物レンズ 9 試料 11 試料台 12X Xステージ 12Y Yステージ 13X,13Y 送りねじ 14X,14Y パルスモータ 17X,17Y レーザ干渉計 18 中央制御系 19 視野サイズ移動量設定手段 20X,20Y マイクロステップ駆動制御用の移動制
御装置 22 2次電子検出器 24 画像処理回路 25 CRTディスプレイ 26 画像倍率回転視野設定部 27 倍率設定記憶手段 29 ステージ速度設定部 30 ステージ位置設定部 31 視野サイズ移動信号発生部 41 観察視野

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料上で電子線を収束させて走査する電
    子線走査手段と、前記試料から発生する2次電子を検出
    して画像信号に変換する2次電子検出手段と、 前記試料の観察倍率、及び前記試料上の観察視野を設定
    する倍率視野設定手段と、 該倍率視野設定手段により設定される観察倍率、及び観
    察視野に基づいて、前記電子線走査手段による電子線の
    走査状態を制御すると共に、前記画像信号中から前記観
    察視野に対応する部分の信号を選択する観察制御手段
    と、 該観察制御手段により選択された画像信号を用いて前記
    試料上の前記観察視野内の画像を表示する画像表示手段
    と、を有する走査型電子顕微鏡において、 前記試料を前記電子線の走査面上で2次元的に移動させ
    る試料位置決め手段と、 前記観察視野の移動方向を設定する視野移動方向指示手
    段と、 該視野移動方向指示手段により設定された移動方向に、
    前記試料位置決め手段を前記観察視野の幅と同じ間隔だ
    け移動させる視野移動制御手段と、を有することを特徴
    とする走査型電子顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記試料位置決め手段は、前記試料が載
    置された状態で2次元的に移動自在に配置されたステー
    ジと、該ステージに連結された2本の送りねじと、該2
    本の送りねじのそれぞれを回動駆動するパルスモータ
    と、該2つのパルスモータをマイクロステップ駆動する
    マイクロステップ駆動制御手段と、を有することを特徴
    とする請求項1記載の走査型電子顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記倍率視野設定手段により設定される
    観察視野は、前記試料上で前記電子線が走査される範囲
    内から任意に選択される形状可変の領域であることを特
    徴とする請求項1又は2記載の走査型電子顕微鏡。
JP6264793A 1994-10-28 1994-10-28 走査型電子顕微鏡 Withdrawn JPH08129986A (ja)

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JP6264793A JPH08129986A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 走査型電子顕微鏡
US08/540,032 US5646403A (en) 1994-10-28 1995-10-06 Scanning electron microscope
US08/749,214 US5780853A (en) 1994-10-28 1996-11-14 Scanning electron microscope

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