JPH08129943A - 加速度検知スイッチ - Google Patents
加速度検知スイッチInfo
- Publication number
- JPH08129943A JPH08129943A JP26674494A JP26674494A JPH08129943A JP H08129943 A JPH08129943 A JP H08129943A JP 26674494 A JP26674494 A JP 26674494A JP 26674494 A JP26674494 A JP 26674494A JP H08129943 A JPH08129943 A JP H08129943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- terminal
- contact
- detection switch
- acceleration detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動作状態を調整する部材を具備する加速度検
知スイッチを提供する。 【構成】 合成樹脂絶縁材料より成るケース1を具備
し、ケース1の上開口端部に取り付け固定されてこれを
閉塞する導電材料より成る上側端子2を具備し、上側端
子2の中心部にはネジ孔21が穿設されており、ケース
1の下開口端部に取り付け固定されてこれを閉塞する導
電材料より成る下側端子3を具備し、下側端子3の中心
部には接触部31が形成されており、導電材料より成る
重錘接点41、導電材料より成るコイルばね42および
導電材料より成る調整固定ネジ43より成る可動接点4
を具備し、重錘接点41はコイルばね42を介して調整
固定ネジ43に垂下され、調整固定ネジ43は上側端子
2のネジ孔21に螺合せしめられる加速度検知スイッ
チ。
知スイッチを提供する。 【構成】 合成樹脂絶縁材料より成るケース1を具備
し、ケース1の上開口端部に取り付け固定されてこれを
閉塞する導電材料より成る上側端子2を具備し、上側端
子2の中心部にはネジ孔21が穿設されており、ケース
1の下開口端部に取り付け固定されてこれを閉塞する導
電材料より成る下側端子3を具備し、下側端子3の中心
部には接触部31が形成されており、導電材料より成る
重錘接点41、導電材料より成るコイルばね42および
導電材料より成る調整固定ネジ43より成る可動接点4
を具備し、重錘接点41はコイルばね42を介して調整
固定ネジ43に垂下され、調整固定ネジ43は上側端子
2のネジ孔21に螺合せしめられる加速度検知スイッ
チ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加速度検知スイッチ
に関し、特に、スイッチの動作状態を調整する部材を具
備する加速度検知スイッチに関する。
に関し、特に、スイッチの動作状態を調整する部材を具
備する加速度検知スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図4を参照して説明する。図4
(a)は分解斜視図、図4(b)は(a)の縦方向断面
図、図4(c)は端子を示す図である。図4において、
1は加速度検知スイッチを構成するケースであり、対向
する外側面に係合突起11を突出せしめると共に開口端
部に切り欠き部12を形成している。2は端子であり、
ケース1の切り欠き部12に係合する係合部24、ケー
ス1の底部から引き出される引き出し部22、接触部2
1および屈曲部23より成る。接触部21および屈曲部
23はケース1の内方に屈曲せしめられている。4は金
属ボールであり、6はカバーを示す。カバー6は嵌合部
61を有し、これをケース1の係合突起11に嵌合して
ケース1に取り付ける。
(a)は分解斜視図、図4(b)は(a)の縦方向断面
図、図4(c)は端子を示す図である。図4において、
1は加速度検知スイッチを構成するケースであり、対向
する外側面に係合突起11を突出せしめると共に開口端
部に切り欠き部12を形成している。2は端子であり、
ケース1の切り欠き部12に係合する係合部24、ケー
ス1の底部から引き出される引き出し部22、接触部2
1および屈曲部23より成る。接触部21および屈曲部
23はケース1の内方に屈曲せしめられている。4は金
属ボールであり、6はカバーを示す。カバー6は嵌合部
61を有し、これをケース1の係合突起11に嵌合して
ケース1に取り付ける。
【0003】ここで、金属ボール4は、加速度検知スイ
ッチが担持される移動体が静止している時は、加速度検
知スイッチを構成する端子2の6個の接触部21に接触
して図4(b)に示される如くケース1中央に位置して
いる。この6個の端子2の相隣接する端子同志は互に異
なる極とされて、移動体が静止している時は、加速度検
知スイッチは導通通電状態にある。加速度検知スイッチ
が担持される移動体に力が加わって移動体に加速度或は
振動が生じた時、金属ボール4は端子2の6個の接触部
21から離れてその瞬間は加速度検知スイッチは非導通
となり、電流遮断状態に転換する。加速度検知スイッチ
が導通状態から非導通状態に転換することにより加速度
検知スイッチを担持する移動体に力が加わって移動体に
加速度或は振動が生じたことを検知することができる。
ッチが担持される移動体が静止している時は、加速度検
知スイッチを構成する端子2の6個の接触部21に接触
して図4(b)に示される如くケース1中央に位置して
いる。この6個の端子2の相隣接する端子同志は互に異
なる極とされて、移動体が静止している時は、加速度検
知スイッチは導通通電状態にある。加速度検知スイッチ
が担持される移動体に力が加わって移動体に加速度或は
振動が生じた時、金属ボール4は端子2の6個の接触部
21から離れてその瞬間は加速度検知スイッチは非導通
となり、電流遮断状態に転換する。加速度検知スイッチ
が導通状態から非導通状態に転換することにより加速度
検知スイッチを担持する移動体に力が加わって移動体に
加速度或は振動が生じたことを検知することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の加速度検知スイ
ッチは、金属ボール4は通常は端子2の6個の接触部2
1に接触して導通しており、加速度検知スイッチが担持
される移動体に力が加わって移動体に加速度或は振動が
生じた時にその瞬間接触部21から離れて非導通となる
構成を採用している。この場合、金属ボール4は検出さ
れるべきではない微小加速度にも過敏に応動して誤動作
することが多い。微小加速度に過敏に応動しない様にす
るに、調整設定を実施する構成を有しないところから、
金属ボール4の形状、構造、重量を適正に設計し、金属
ボール4が接触する固定端子の形状構造を適正に設定す
ることの他に対策はない。
ッチは、金属ボール4は通常は端子2の6個の接触部2
1に接触して導通しており、加速度検知スイッチが担持
される移動体に力が加わって移動体に加速度或は振動が
生じた時にその瞬間接触部21から離れて非導通となる
構成を採用している。この場合、金属ボール4は検出さ
れるべきではない微小加速度にも過敏に応動して誤動作
することが多い。微小加速度に過敏に応動しない様にす
るに、調整設定を実施する構成を有しないところから、
金属ボール4の形状、構造、重量を適正に設計し、金属
ボール4が接触する固定端子の形状構造を適正に設定す
ることの他に対策はない。
【0005】この発明は、スイッチの動作状態を調整す
る部材を具備して上述の通りの問題を解消した加速度検
知スイッチを提供するものである。
る部材を具備して上述の通りの問題を解消した加速度検
知スイッチを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】合成樹脂絶縁材料より成
るケース1を具備し、ケース1の上開口端部に取り付け
固定されてこれを閉塞する導電材料より成る上側端子2
を具備し、上側端子2の中心部にはネジ孔21が穿設さ
れており、ケース1の下開口端部に取り付け固定されて
これを閉塞する導電材料より成る下側端子3を具備し、
下側端子3の中心部には接触部31が形成されており、
導電材料より成る重錘接点41、導電材料より成るコイ
ルばね42および導電材料より成る調整固定ネジ43よ
り成る可動接点4を具備し、重錘接点41はコイルばね
42を介して調整固定ネジ43に垂下され、調整固定ネ
ジ43は上側端子2のネジ孔21に螺合せしめられる加
速度検知スイッチを構成した。
るケース1を具備し、ケース1の上開口端部に取り付け
固定されてこれを閉塞する導電材料より成る上側端子2
を具備し、上側端子2の中心部にはネジ孔21が穿設さ
れており、ケース1の下開口端部に取り付け固定されて
これを閉塞する導電材料より成る下側端子3を具備し、
下側端子3の中心部には接触部31が形成されており、
導電材料より成る重錘接点41、導電材料より成るコイ
ルばね42および導電材料より成る調整固定ネジ43よ
り成る可動接点4を具備し、重錘接点41はコイルばね
42を介して調整固定ネジ43に垂下され、調整固定ネ
ジ43は上側端子2のネジ孔21に螺合せしめられる加
速度検知スイッチを構成した。
【0007】そして、ケースと端子とはケースに一体的
に形成された取り付けボスを介して相互結合固定された
ものである加速度検知スイッチを構成した。また、ケー
スと端子とはインサート成形により一体的に結合固定さ
れたものである加速度検知スイッチを構成した。更に、
調整固定ネジ43はその上端に円柱部431 が一体的に
形成され、この円柱部431 にはスリット432 が刻設
されている加速度検知スイッチを構成した。
に形成された取り付けボスを介して相互結合固定された
ものである加速度検知スイッチを構成した。また、ケー
スと端子とはインサート成形により一体的に結合固定さ
れたものである加速度検知スイッチを構成した。更に、
調整固定ネジ43はその上端に円柱部431 が一体的に
形成され、この円柱部431 にはスリット432 が刻設
されている加速度検知スイッチを構成した。
【0008】また、上側端子2の引き出し部22は下向
きに屈曲すると共に先端は更に水平外向きに屈曲して水
平先端部を構成し、下側端子3の引き出し部32は上向
きに屈曲すると共に先端は更に水平外向きに屈曲して水
平先端部を構成し、両水平先端部は同一水平面内に位置
する加速度検知スイッチを構成した。
きに屈曲すると共に先端は更に水平外向きに屈曲して水
平先端部を構成し、下側端子3の引き出し部32は上向
きに屈曲すると共に先端は更に水平外向きに屈曲して水
平先端部を構成し、両水平先端部は同一水平面内に位置
する加速度検知スイッチを構成した。
【0009】
【実施例】この発明の加速度検知スイッチの実施例を、
図1ないし図3を参照して説明する。図1(a)は分解
斜視図、図1(b)は可動接点の斜視図である。図2
(a)は上面図、図2(b)は下面図、図2(c)は図
2(a)の線A−Aにおける断面図である。図3(a)
は非導通状態を示す図、図3(b)は導通状態を示す図
である。
図1ないし図3を参照して説明する。図1(a)は分解
斜視図、図1(b)は可動接点の斜視図である。図2
(a)は上面図、図2(b)は下面図、図2(c)は図
2(a)の線A−Aにおける断面図である。図3(a)
は非導通状態を示す図、図3(b)は導通状態を示す図
である。
【0010】これらの図において、1は加速度検知スイ
ッチのケースであり、合成樹脂絶縁材料例えばABS樹
脂により成形構成する。このケース1の上開口端部には
11により示される取り付けボスが等間隔に一体的に成
形されると共に、下開口端部には12により示される取
り付けボスが同様に等間隔に一体的に成形される。2は
ケース1の上開口端部に取り付け固定される導電材料例
えば銅合金より成る上側端子である。上側端子2の中心
部には21により示されるネジ孔が穿設されている。2
2は上側端子2の引き出し部であり、下向きに屈曲する
と共に先端は更に水平外向きに屈曲して水平先端部を構
成している。23は取り付け孔であり、これらの取り付
け孔にはケース1の上開口端部に形成される取り付けボ
ス11が挿通嵌合される。
ッチのケースであり、合成樹脂絶縁材料例えばABS樹
脂により成形構成する。このケース1の上開口端部には
11により示される取り付けボスが等間隔に一体的に成
形されると共に、下開口端部には12により示される取
り付けボスが同様に等間隔に一体的に成形される。2は
ケース1の上開口端部に取り付け固定される導電材料例
えば銅合金より成る上側端子である。上側端子2の中心
部には21により示されるネジ孔が穿設されている。2
2は上側端子2の引き出し部であり、下向きに屈曲する
と共に先端は更に水平外向きに屈曲して水平先端部を構
成している。23は取り付け孔であり、これらの取り付
け孔にはケース1の上開口端部に形成される取り付けボ
ス11が挿通嵌合される。
【0011】3はケース1の下開口端部に取り付け固定
される導電材料例えば銅合金より成る下側端子である。
下側端子3の中心部には31により示される上に凹の接
触部が形成されている。32は下側端子3の引き出し部
であり、上向きに屈曲すると共に先端は更に水平外向き
に屈曲して水平先端部を構成している。引き出し部32
の水平先端部は、引き出し部22の水平先端部と同一水
平面内に位置する様に構成される。33は取り付け孔で
あり、これらの取り付け孔33にはケース1の下開口端
部に形成される取り付けボス12が挿通嵌合される。
される導電材料例えば銅合金より成る下側端子である。
下側端子3の中心部には31により示される上に凹の接
触部が形成されている。32は下側端子3の引き出し部
であり、上向きに屈曲すると共に先端は更に水平外向き
に屈曲して水平先端部を構成している。引き出し部32
の水平先端部は、引き出し部22の水平先端部と同一水
平面内に位置する様に構成される。33は取り付け孔で
あり、これらの取り付け孔33にはケース1の下開口端
部に形成される取り付けボス12が挿通嵌合される。
【0012】参照数字4は可動接点全体を示す。可動接
点4は、41により示される重錘接点、42により示さ
れるコイルばね、および43により示される調整固定ネ
ジより成る。重錘接点41は導電材料例えば銅合金より
成り、その下部は下に凸の接触部に構成されると共に、
上部中心部には411 により示される円柱部が構成され
ている。円柱部411 の中心には412 により示される
挿通孔が穿設されている。コイルばね42は導電材料例
えばステンレス鋼より成り、その上開口端部を直線状の
挿入部421 とすると共に下開口端部を直線状の挿入部
422 としている。調整固定ネジ43は導電材料例えば
銅合金より成り、その上端中心部には円柱部431 が一
体的に形成され、この円柱部431 には432 により示
されるスリットが刻設されている。433 は挿通孔であ
り、調整固定ネジ43の中心を上下に貫通し、上端はス
リット432 に開口している。このスリット432 は、
出来上りの加速度検知スイッチの動作条件を調整するに
際して、マイナスのドライバの先端を差し込んで調整固
定ネジ43を回動するに好適である。
点4は、41により示される重錘接点、42により示さ
れるコイルばね、および43により示される調整固定ネ
ジより成る。重錘接点41は導電材料例えば銅合金より
成り、その下部は下に凸の接触部に構成されると共に、
上部中心部には411 により示される円柱部が構成され
ている。円柱部411 の中心には412 により示される
挿通孔が穿設されている。コイルばね42は導電材料例
えばステンレス鋼より成り、その上開口端部を直線状の
挿入部421 とすると共に下開口端部を直線状の挿入部
422 としている。調整固定ネジ43は導電材料例えば
銅合金より成り、その上端中心部には円柱部431 が一
体的に形成され、この円柱部431 には432 により示
されるスリットが刻設されている。433 は挿通孔であ
り、調整固定ネジ43の中心を上下に貫通し、上端はス
リット432 に開口している。このスリット432 は、
出来上りの加速度検知スイッチの動作条件を調整するに
際して、マイナスのドライバの先端を差し込んで調整固
定ネジ43を回動するに好適である。
【0013】上述の通りの構成部品より成る加速度検知
スイッチは以下の順序により組み立て構成される。 第1 先ず、ABS樹脂により成形構成されるケース1
の上開口端部の取り付けボス11と上側端子2の取り付
け孔23とを嵌合結合すると共に、ケース1の下開口端
部の取り付けボス12と下側端子3の取り付け孔33と
を嵌合結合する。この状態において、ボス11およびボ
ス12を熱変形することによりケース1、上側端子2お
よび下側端子3の三者を相互に一体的に固定し、ケース
1の上下の開口開口端部を端子により閉塞してケース組
み立て体を構成する。
スイッチは以下の順序により組み立て構成される。 第1 先ず、ABS樹脂により成形構成されるケース1
の上開口端部の取り付けボス11と上側端子2の取り付
け孔23とを嵌合結合すると共に、ケース1の下開口端
部の取り付けボス12と下側端子3の取り付け孔33と
を嵌合結合する。この状態において、ボス11およびボ
ス12を熱変形することによりケース1、上側端子2お
よび下側端子3の三者を相互に一体的に固定し、ケース
1の上下の開口開口端部を端子により閉塞してケース組
み立て体を構成する。
【0014】第2 ここで、可動接点4を組み立てる。
図1(b)を参照するに、重錘接点41の円柱部411
に穿設される挿通孔412 にコイルばね42の下側の挿
入部422 を挿入する。そして、調整固定ネジ43の中
心を上下に貫通する挿通孔433 にコイルばね42の上
側の挿入部421 を下から挿入する。この場合、挿入部
421 の上開口端部はスリット432 を介して円柱部4
31 から突出する程度に深く挿入する。この状態におい
て、円柱部431 および円柱部411 をカシメることに
より、重錘接点41、コイルばね42および調整固定ネ
ジ43の三者は一体的に結合組み立てられる。
図1(b)を参照するに、重錘接点41の円柱部411
に穿設される挿通孔412 にコイルばね42の下側の挿
入部422 を挿入する。そして、調整固定ネジ43の中
心を上下に貫通する挿通孔433 にコイルばね42の上
側の挿入部421 を下から挿入する。この場合、挿入部
421 の上開口端部はスリット432 を介して円柱部4
31 から突出する程度に深く挿入する。この状態におい
て、円柱部431 および円柱部411 をカシメることに
より、重錘接点41、コイルばね42および調整固定ネ
ジ43の三者は一体的に結合組み立てられる。
【0015】第3 第2により組み立てられた可動接点
4を、第2により組み立てられた上側端子2とケース1
と下側端子3より成るケース組み立て体内に組み込む。
この場合、可動接点4をケース組み立て体の上側端子2
のネジ孔21を介して重錘接点41からケース組み立て
体内に挿入し、調整固定ネジ43をネジ孔21に螺合す
る。
4を、第2により組み立てられた上側端子2とケース1
と下側端子3より成るケース組み立て体内に組み込む。
この場合、可動接点4をケース組み立て体の上側端子2
のネジ孔21を介して重錘接点41からケース組み立て
体内に挿入し、調整固定ネジ43をネジ孔21に螺合す
る。
【0016】第4 可動接点4の重錘接点41と下側端
子3の接触部31との間の間隔の微調整を調整固定ネジ
43により実施し、調整が終了してから調整固定ネジ4
3を上側端子2に接着固定する。 第5 移動体に対する加速度検知スイッチの取り付け
は、移動体側に具備される加速度検知回路を構成するプ
リント基板5に、上側端子2の引き出し部22および下
側端子3の引き出し部32をハンダ付け51することに
より行われる。
子3の接触部31との間の間隔の微調整を調整固定ネジ
43により実施し、調整が終了してから調整固定ネジ4
3を上側端子2に接着固定する。 第5 移動体に対する加速度検知スイッチの取り付け
は、移動体側に具備される加速度検知回路を構成するプ
リント基板5に、上側端子2の引き出し部22および下
側端子3の引き出し部32をハンダ付け51することに
より行われる。
【0017】以下、図3を参照してこの発明の加速度検
知スイッチの動作を説明する。図3(a)は非導通状態
を示す図である。この状態においては、可動接点4の重
錘接点41はコイルばね42により上向きにバイアスさ
れてつり上げられており、重錘接点41下端の接触部と
下側端子3の接触部31との間は所定の間隔に保持され
ている。即ち、重錘接点41下端の接触部と下側端子3
の接触部31との間が離れていることにより通電は遮断
状態にある。
知スイッチの動作を説明する。図3(a)は非導通状態
を示す図である。この状態においては、可動接点4の重
錘接点41はコイルばね42により上向きにバイアスさ
れてつり上げられており、重錘接点41下端の接触部と
下側端子3の接触部31との間は所定の間隔に保持され
ている。即ち、重錘接点41下端の接触部と下側端子3
の接触部31との間が離れていることにより通電は遮断
状態にある。
【0018】この遮断状態において、移動体に上向きの
加速度が加わると、移動体側に具備されるプリント基板
5にハンダ付けされる加速度検知スイッチのケース組み
立て体は、プリント基板5と一蓮托生上向きに駆動され
る。移動体に上向きの加速度が加わった直後、ケース組
み立て体は上向きに駆動されてこれと一体のコイルばね
42も上向きに駆動されるが、重錘接点41は慣性が大
きくて駆動されるには到らないところから、重錘接点4
1には相対的に負の慣性が加わり、コイルばね42は延
伸する。結局、重錘接点41は駆動されずに位置的に従
前の状態を保持する一方、ケース組み立て体は上向きに
駆動されるので、重錘接点41の下端の接触部に下側端
子3の接触部31が接触し、加速度検知スイッチは図3
(b)に示される導通通電状態に転換する。ここで、上
向きの加速度が消滅すると、重錘接点41の負の慣性も
消滅し、重錘接点41はコイルばね42によりつり上げ
られて図3(a)の非導通状態に復帰する。
加速度が加わると、移動体側に具備されるプリント基板
5にハンダ付けされる加速度検知スイッチのケース組み
立て体は、プリント基板5と一蓮托生上向きに駆動され
る。移動体に上向きの加速度が加わった直後、ケース組
み立て体は上向きに駆動されてこれと一体のコイルばね
42も上向きに駆動されるが、重錘接点41は慣性が大
きくて駆動されるには到らないところから、重錘接点4
1には相対的に負の慣性が加わり、コイルばね42は延
伸する。結局、重錘接点41は駆動されずに位置的に従
前の状態を保持する一方、ケース組み立て体は上向きに
駆動されるので、重錘接点41の下端の接触部に下側端
子3の接触部31が接触し、加速度検知スイッチは図3
(b)に示される導通通電状態に転換する。ここで、上
向きの加速度が消滅すると、重錘接点41の負の慣性も
消滅し、重錘接点41はコイルばね42によりつり上げ
られて図3(a)の非導通状態に復帰する。
【0019】以上の実施例においては、ケース組み立て
体は合成樹脂より成るケースに取り付けボスを形成する
と共に銅合金より成る端子に取り付け孔を穿設して両者
を相互に一体的に嵌合固定することにより構成していた
が、これらは合成樹脂のインサート成形技術を採用して
一体的に構成することができる。そして、加速度検知ス
イッチは移動体に取り付けるものとして説明した。これ
を電子機器制御用のリモートコントロール装置に適用
し、このリモートコントロール装置を把持したことを検
知して装置自体を照光する様な用途に供することができ
る。
体は合成樹脂より成るケースに取り付けボスを形成する
と共に銅合金より成る端子に取り付け孔を穿設して両者
を相互に一体的に嵌合固定することにより構成していた
が、これらは合成樹脂のインサート成形技術を採用して
一体的に構成することができる。そして、加速度検知ス
イッチは移動体に取り付けるものとして説明した。これ
を電子機器制御用のリモートコントロール装置に適用
し、このリモートコントロール装置を把持したことを検
知して装置自体を照光する様な用途に供することができ
る。
【0020】また、この発明の加速度検知スイッチは、
これを一般的な物体に取り付けてその振動加速度を検知
するに使用することができる。
これを一般的な物体に取り付けてその振動加速度を検知
するに使用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明の加速度
検知スイッチは、可動接点4を構成する重錘接点41の
接触部と下側端子3の接触部31との間の間隔を調整固
定ネジ43により適宜に設定調整することにより、多様
な用途に適合する加速度検知スイッチを構成することが
できる。
検知スイッチは、可動接点4を構成する重錘接点41の
接触部と下側端子3の接触部31との間の間隔を調整固
定ネジ43により適宜に設定調整することにより、多様
な用途に適合する加速度検知スイッチを構成することが
できる。
【0022】そして、重錘接点41の接触部と下側端子
3の接触部31との間の間隔を調整固定ネジ43により
調整することができる構成を採用しているので、上述の
多様な用途に適合する加速度検知スイッチを構成するこ
とができる上に、スイッチの動作状態に大きく影響を及
ぼす重錘接点41およびコイルばね42に設計製造上の
バラツキが多少存在してもこれらを校正することがで
き、製品の動作不良発生率を小さくすることができる。
3の接触部31との間の間隔を調整固定ネジ43により
調整することができる構成を採用しているので、上述の
多様な用途に適合する加速度検知スイッチを構成するこ
とができる上に、スイッチの動作状態に大きく影響を及
ぼす重錘接点41およびコイルばね42に設計製造上の
バラツキが多少存在してもこれらを校正することがで
き、製品の動作不良発生率を小さくすることができる。
【0023】また、定常状態において可動接点4の重錘
接点41の接触部と下側端子3の接触部31との間に間
隔を有するものであるので、検出されるべきではない微
小加速度により誤動作することは防止される。更に、引
き出し部32の水平先端部は引き出し部22の水平先端
部と同一水平面内に位置する様に構成されるので、加速
度検知回路を構成するプリント基板5に容易にハンダ付
けすることができる。
接点41の接触部と下側端子3の接触部31との間に間
隔を有するものであるので、検出されるべきではない微
小加速度により誤動作することは防止される。更に、引
き出し部32の水平先端部は引き出し部22の水平先端
部と同一水平面内に位置する様に構成されるので、加速
度検知回路を構成するプリント基板5に容易にハンダ付
けすることができる。
【0024】また、可動接点4の重錘接点41と下側端
子3より成る接触部は密閉状態とされ、防塵性は高い。
子3より成る接触部は密閉状態とされ、防塵性は高い。
【図1】この発明の加速度検知スイッチを説明する図で
あり、(a)は分解斜視図、(b)は可動接点の斜視図
である。
あり、(a)は分解斜視図、(b)は可動接点の斜視図
である。
【図2】この発明の加速度検知スイッチを説明する図で
あり、(a)は上面図、(b)は下面図、(c)は
(a)における線A−Aにおける断面図である。
あり、(a)は上面図、(b)は下面図、(c)は
(a)における線A−Aにおける断面図である。
【図3】この発明の加速度検知スイッチの動作を説明す
る図であり、(a)は非導通状態を示す図、(b)は導
通状態を示す図である。
る図であり、(a)は非導通状態を示す図、(b)は導
通状態を示す図である。
【図4】従来例を説明する図であり、(a)は分解斜視
図、(b)は(a)の縦方向断面図、(c)は端子を示
す図である。
図、(b)は(a)の縦方向断面図、(c)は端子を示
す図である。
1 ケース 2 上側端子 3 下側端子 4 可動接点 21 ネジ孔 31 接触部 41 重錘接点 42 コイルばね 43 調整固定ネジ
Claims (5)
- 【請求項1】 合成樹脂絶縁材料より成るケースを具備
し、ケースの上開口端部に取り付け固定されてこれを閉
塞する導電材料より成る上側端子を具備し、上側端子の
中心部にはネジ孔が穿設されており、ケースの下開口端
部に取り付け固定されてこれを閉塞する導電材料より成
る下側端子を具備し、下側端子の中心部には接触部が形
成されており、導電材料より成る重錘接点、導電材料よ
り成るコイルばねおよび導電材料より成る調整固定ネジ
より成る可動接点を具備し、重錘接点はコイルばねを介
して調整固定ネジに垂下され、調整固定ネジは上側端子
のネジ孔に螺合せしめられることを特徴とする加速度検
知スイッチ。 - 【請求項2】 請求項1に記載される加速度検知スイッ
チにおいて、ケースと端子とはケースに一体的に形成さ
れた取り付けボスを介して相互結合固定されたものであ
ることを特徴とする加速度検知スイッチ。 - 【請求項3】 請求項1に記載される加速度検知スイッ
チにおいて、ケースと端子とはインサート成形により一
体的に結合固定されたものであることを特徴とする加速
度検知スイッチ。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の内の何れかに
記載される加速度検知スイッチにおいて、調整固定ネジ
はその上端に円柱部が一体的に形成され、この円柱部に
はスリットが刻設されていることを特徴とする加速度検
知スイッチ。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の内の何れかに
記載される加速度検知スイッチにおいて、上側端子の引
き出し部は下向きに屈曲すると共に先端は更に水平外向
きに屈曲して水平先端部を構成し、下側端子の引き出し
部は上向きに屈曲すると共に先端は更に水平外向きに屈
曲して水平先端部を構成し、両水平先端部は同一水平面
内に位置することを特徴とする加速度検知スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26674494A JPH08129943A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 加速度検知スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26674494A JPH08129943A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 加速度検知スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08129943A true JPH08129943A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17435109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26674494A Pending JPH08129943A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 加速度検知スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08129943A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008107243A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Yoshihisa Fujinuma | 衝撃センサ |
JP2012501527A (ja) * | 2008-08-28 | 2012-01-19 | マテル,インコーポレイテッド | モーションスイッチ |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP26674494A patent/JPH08129943A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008107243A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Yoshihisa Fujinuma | 衝撃センサ |
JP2012501527A (ja) * | 2008-08-28 | 2012-01-19 | マテル,インコーポレイテッド | モーションスイッチ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1928008B1 (en) | Arrangement for surface mounting an electrical component by soldering, and electrical component for such an arrangement | |
KR100333935B1 (ko) | 전자접촉기 | |
US5597066A (en) | Acceleration limit switch | |
US4057773A (en) | Magnetic switch | |
US3465271A (en) | Magnetic switching device | |
US3308407A (en) | Compact electromagnetic relay | |
JPH08129943A (ja) | 加速度検知スイッチ | |
JPH0684428A (ja) | プリント基板用プッシュスイッチ | |
US8093976B2 (en) | Vehicle switch | |
US4801908A (en) | Small relay for automated assembly | |
CN220021023U (zh) | 一种万能式断路器的动触头连接结构 | |
US3092701A (en) | Miniature relay | |
JPH08115631A (ja) | 小型プッシュスイッチ | |
JPH0339877Y2 (ja) | ||
US3283272A (en) | Rotary armature miniature relay | |
EP0590478A2 (en) | Inclination/vibration detecting switch | |
JP2751381B2 (ja) | 回転検出器 | |
JPH0422500Y2 (ja) | ||
JP2585620Y2 (ja) | 加速度検出器 | |
JPH0717117Y2 (ja) | 電気式警音器 | |
JPS6367303B2 (ja) | ||
JPH09120742A (ja) | プッシュスイッチ | |
US6545237B1 (en) | System and method for mounting a moveable contact in a contact block | |
JPS6139949Y2 (ja) | ||
JPS5836111Y2 (ja) | リレ−装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040323 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |