JPH08129904A - 車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法 - Google Patents

車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法

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JPH08129904A
JPH08129904A JP6287168A JP28716894A JPH08129904A JP H08129904 A JPH08129904 A JP H08129904A JP 6287168 A JP6287168 A JP 6287168A JP 28716894 A JP28716894 A JP 28716894A JP H08129904 A JPH08129904 A JP H08129904A
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    • F21S41/30Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
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    • F21S41/331Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of complete annular areas
    • F21S41/333Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of complete annular areas with discontinuity at the junction between adjacent areas

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体形状に適合した基本面に対して多重ルー
プ状の反射ステップ面を多数形成するにあたって面加工
上の困難性を克服する。 【構成】 反射面の形成にあたって、先ず、車体形状に
適合するように反射面の基本面1を自由曲面として用意
した後、焦点距離を異にする多数の回転放物面からなる
回転放物面群2を設定して、基本面1と回転放物面群2
との交線である閉曲線群3、3、・・・を決定し、閉曲
線群に沿って隣接する閉曲線の間に回転放物面をそれぞ
れ部分的に割り付けることで多数の反射ステップ5、
5、・・・を、反射鏡の主光軸と反射面との交点からず
れたところを中心としてループ状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌用灯具の反射鏡に
関し、車体形状に適合した基本面に対して多重ループ状
の反射ステップ面を多数形成するにあたって面加工上の
困難性を克服することができる新規な車輌用灯具の反射
鏡及びその形成方法を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車のスタイリングに関して空
力学特性やデザイン上の要請から車体形状に丸みが付け
られたり流線形状に近づけるための形状設計が行われる
ようになり、灯具の形状を車体の外形線に合うように湾
曲させたり、あるいは上下方向の傾斜をつけて設計する
必要性(所謂スラント化)が生じる傾向にある。
【0003】図17は車輌用灯具の構成例aを略線的に
示したものであり、反射鏡bとこれを覆うアウターレン
ズc、そしてこれらによって画成される灯具空間内に配
置される光源dとからなっている。
【0004】eは車体のフロントノーズの一部を示して
おり、アウターレンズcはフロントノーズの湾曲に適合
する曲率をもって形成されている。
【0005】軸f−fは前後方向に延びる光源dの軸で
ある。
【0006】反射鏡bは、その反射面が車体形状の影響
を受けることになるため、もはや単一の回転放物面を固
持する訳には行かなくなり、図示するように軸f−fを
含む鉛直面に関して非対称性を有する形状とされる。
【0007】また、アウターレンズcのスラント化に伴
いこれまでアウターレンズcに課せられてきた配光制御
機能を反射鏡b側に転嫁する必要が生じるため、複数の
回転放物面の組み合わせ、あるいは微小な反射面の集合
体として形成される所謂多重反射面として反射面を構成
する等の改良策が講じられている。
【0008】本願出願人は特開平5−182505号に
おいて反射鏡の光軸回りに形成される多数の反射ステッ
プにより反射面が構成された車輌用灯具の反射鏡を提案
した。この反射鏡においては、反射面の基本面を自由曲
面として作成し、基本面に対し反射ステップを割り付け
るに際して、反射ステップ上の反射点での微小反射面に
おける接線ベクトルが、当該反射点における微小反射面
の法線ベクトルと、反射点における基本面の接平面の法
線ベクトルとの外積に一致するようにステップ面を形成
している。
【0009】尚、このような反射鏡の金型の作成にあた
っては、先ず、車体形状に適合するように反射面の基本
面を自由曲面として作った後、基本面上に基準線を設定
し、それから基準線に複数の反射点を指定する。そし
て、光源から反射点に向かう入射光が当該点で反射した
後に光軸に対して平行光線となるように、反射の法則に
従って当該点での微小反射面を求めるとともに、反射点
における微小反射面の法線ベクトルと、反射点における
基本面の法線ベクトルとの外積として計算されるベクト
ルを、反射ステップの形成の向きを定める方向ベクトル
として採用して、光軸回りの複数の反射点における該方
向ベクトルを接線ベクトルとするスプライン近似によっ
て閉曲線を生成し、各反射点での微小反射面に対応した
斜面をもつV字溝を閉曲線に沿って金型材上に形成す
る。
【0010】図16はこのような方法を応用して上記反
射鏡bの反射面にステップ面を形成した例を示すもので
あり、光源dの軸f−f回りに形成される多重の閉曲線
g、g、・・・を基準線として反射ステップがループ状
に形成される。つまり、隣接する閉曲線同士は決して交
わることがないように配置され、軸f−fは閉曲線群の
中心部を通っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光源の軸
(つまり、反射鏡の主光軸)が閉曲線群の中心部を常に
通るという設定の下に閉曲線を光源軸の回りに波状に形
成してこれに沿って反射ステップを割り付けていったの
では、反射鏡のある部分について金型を作ることができ
なくなり、その部分を有効な反射面として利用すること
ができなくなってしまうという問題がある。
【0012】図18はその様子を概念的に示すものであ
り、上段の図が反射面の基礎となる面hの正面図を示
し、その上に閉曲線i、i、・・・が設定されている。
尚、「×」印は閉曲線群の中心部において光源の軸f−
fが面hと交わる点の位置を示している。
【0013】下段の図は、側方からみた断面図であり、
面hは説明の便宜上右上りに傾斜した平面とされてい
る。
【0014】j1、j2に示す放物線は軸f−fを回転
軸にもつ回転放物面群を構成する回転放物面をそれぞれ
示すものである。上記の閉曲線群は、回転放物面群と面
hと交線として形成される。
【0015】ところで、反射面の基礎となる面hは一般
には自由曲面として任意に設定されるので、光源の軸f
−fに一致する回転軸をもつ回転放物面群を用いたので
は、例えば、j1に示す回転放物面と面hとの間の部分
(図に右下がりの斜線を付して示す。)とj2に示す回
転放物面と面hとの間の部分(図に左下がりの斜線を付
して示す。)との間で面加工が不能の場所(両部分の境
界が閉曲線として現れない。)が生じることになる。ま
た、この場所を無理に加工すると加工部分と面hとの関
係が無くなってしまうことになる。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明車輌用灯
具の反射鏡は上記した課題を解決するために、反射面の
基本面が車体形状に適合するように自由曲面として定義
され、焦点距離を異にする多数の回転放物面からなる回
転放物面群と基本面との交線として得られる閉曲線群に
沿って隣接する閉曲線の間にそれぞれの回転放物面を部
分的に割り付けることで多数の反射ステップが形成され
た反射面を有する車輌用灯具の反射鏡であって、反射鏡
の主光軸からずれたところを中心とした多重ループ状の
反射ステップによって反射面が形成されたものである。
【0017】また、本発明車輌用灯具の反射鏡の形成方
法は、上記の反射鏡を以下の(1)乃至(4)の手順を
もって形成するものである。 (1)車体形状に適合するように反射面の基本面を自由
曲面として用意する。 (2)焦点距離を異にする多数の回転放物面からなる回
転放物面群を設定する。 (3)基本面と回転放物面群との交線である閉曲線群を
決定する。 (4)閉曲線群に沿って隣接する閉曲線の間に回転放物
面をそれぞれ部分的に割り付けることで、多数の反射ス
テップを、反射鏡の主光軸からずれたところを中心とし
てループ状に形成する。
【0018】
【作用】本発明によれば、反射鏡の主光軸と反射面との
交点を閉曲線群の中心部に位置させることなく、閉曲線
群の中心部を主光軸と反射面との交点に対して位置的に
ずれたところに設定することにより、隣接する閉曲線間
に割り付けられるステップ面の繋がりを保証して反射ス
テップの面加工が不能となる部分が生じないようにする
ことができる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明車輌用灯具の反射鏡を図示し
た実施例に従って説明する。
【0020】反射鏡の形状について説明する前に、反射
面の形成方法について図1乃至図5に従って説明する。
【0021】先ず、図1に示すように、反射面の基本形
状を定義する曲面1を設定する。曲面1は、解析的な数
式で表現することができない自由曲面によって車体形状
に適合する形状としてCAD上で作成される。
【0022】次に、図2に示すように、反射面の性能を
規定する曲面群2を用意する。この曲面群2は、共通の
回転対称軸を有しかつ焦点距離を異にする多数の回転放
物面2a、2a、・・・からなっている。尚、回転放物
面2a、2a、・・・はどれも空間的に交わることがな
いように選ばれている。また、回転放物面2a、2a、
・・・の各焦点位置は一致するとは限らない(例えば、
各焦点が回転対称軸上のある範囲内に位置していても良
い)。
【0023】そして、図3に示すように、上記の曲面1
と曲面群2との交線3、3、・・・を決定する。これら
の交線3、3、・・・は閉曲線又はその一部を構成して
おり、曲面上で互いに交差することはない。また、交線
3、3、・・・からなる閉曲線群の中心部は曲面1が回
転対称軸を有する場合には該回転対称軸と曲面との交点
に位置することになるが、曲面が回転対称性を有しない
場合には、回転放物面群を構成する一の回転放物面と曲
面1とが接する点の位置によって決定されるため、反射
面に設定される主光軸と曲面との交点が閉曲線群の中心
部に位置するとは限らない。即ち、図5に示すように、
回転放物面を示す放物線par1と曲面1を示す曲線c
1とが点Pで接している場合には、接点Pを通って回転
放物面の回転軸Lに平行に延びる軸Aと回転軸Lとは一
致しない。
【0024】交線3、3、・・・が決定されると、これ
らに従って反射ステップを形成する。即ち、図4に示す
ように、隣接する交線の間に回転放物面群を部分的に埋
めこんでいくことによってステップ面5、5、・・・を
形成する。図6は上段に曲面1の正面図を配置し、下段
に正面図のB−B線に沿って切断した場合の断面形状の
概略図を配置したものである。曲面1上の交線は閉曲線
群の中心部4に近いものから順に3a、3b、3c、・
・・とされ、これらはステップの境界線として現れてい
る。図に破線で示す線は回転放物面群2を示しており、
ステップ5aは交線3aによって区分される内部領域に
形成され、ステップ5bは交線3aと3bとの間の内部
領域に形成され、ステップ5cは交線3bと3cとの間
の内部領域に形成されるという具合にステップの形状が
規定される。つまり、個々のステップ面は焦点距離を異
にする回転放物面の一部をなすように形成され、断面で
見て階段状に形成されることになる。
【0025】尚、これらのステップは回転放物面群の一
部をなしていることから明らかなように共通の焦点位置
に点光源を配置したとき各ステップによる反射光が反射
面の主光軸L(つまり、回転放物面群の回転対称軸)に
対して平行な光線となるが、図7(a)に光線6、7で
示すように、ステップ毎に反射光線の狙い方向を変化さ
せる(例えば、周辺部に行くにつれて水平方向に大きく
光を拡散させる。)ことも可能である。その際、曲面の
曲率に応じて交線3、3、・・・の曲率が変化し、例え
ば、図7(b)に示すように、交線3、3、・・・の膨
らみが矢印Gに示すように大きくなったり、図7(c)
に示すように、交線3、3、・・・の膨らみが矢印Sに
示すように小さくなる。
【0026】また、図6では、ステップ5aの右側に位
置するステップと左側に位置するステップとでは傾斜方
向が逆方向に形成されている(つまり、閉曲線の中心部
寄りに傾斜して逆ハの字状になっている。)が、図8に
示すように、ステップ5aの右側に位置するステップ5
brの傾斜方向とステップ5aの左側に位置するステッ
プ5blの傾斜方向とが同じ方向になるように形成され
る場合が生じる。例えば、図9に示すように、線Par
1で示す回転放物面と曲面1との交点をP1、P2と
し、線Par2で示す回転放物面と曲面1との交点をP
3、P4とした時、点P1と点P2とを通る閉曲線lP
1と点P3と点P4とを通る閉曲線lP2との間に割り
付けられるステップはこれを点P1乃至点P4及びz軸
(図9の上方に延びている。)を含む面で切断したとき
の断面において傾斜方向が同じ方向となる。よって、図
10に概念的に示すように、一のステップにおいて、あ
る部分では凹部となり、別の部分では凸部となってお
り、凹部と凸部とが互いに連続的に移行するような形状
が形成される場合がある。尚、このような形状はボール
エンドミルによる曲面加工によって実現することができ
る。
【0027】以上のようにして多重の閉曲線群に沿って
形成される反射ステップを有する反射面及び該反射面を
もつ反射鏡がCADを用いて作成されると、これに基づ
いて反射鏡の金型を作成するためにCAMデータを得る
ことができる。
【0028】図11乃至図13は上記の方法で作成され
る反射面の形状的特徴を示すものであり、曲面上の閉曲
線群の配置を示したものである。尚、これらの図におい
て設定される直交座標系X−Y−ZではX軸が主光軸、
Y軸が水平軸、Z軸が鉛直軸に選ばれている。
【0029】図11に示す正面図において、主光軸と曲
面との交点(「×」印で示す。)は閉曲線群の中心部に
位置しておらず、その左斜め下方にややずれたところに
位置している。そして、閉曲線群はそのピッチが中心部
の右側において比較的大きく、中心部の左側において小
さくなっている。即ち、閉曲線群の中心部から右側にい
くにつれて隣接する閉曲線間のピッチが次第に大きくな
り、閉曲線群の中心部の左側では隣接する閉曲線間のピ
ッチが中心部寄りの範囲(図にCで示す。)で小さく、
その外側の範囲(図にDで示す。)でやや大きくなると
いう傾向を有している。これは、基礎となる曲面の曲率
変化が閉曲線群の中心部の左側部分に比べて右側部分の
方が大きいこと、また、範囲Cと範囲Dとの間に多少の
曲率変化がみられることに拠っている。
【0030】図14は本発明に係る反射面を図16の反
射面と対比するために閉曲線群の配置を特徴的に例示し
たものであり、閉曲線の非対称性、閉曲線群の中心部の
位置や閉曲線の形成ピッチに顕著な相違が見られる。
【0031】図15は閉曲線群の中心部が主光軸と曲面
との交点の位置からずれたところに位置する様子を概念
的に示すものであり、上段の図が反射面の基礎となる面
1の正面図を示し、その上に閉曲線3、3、・・・が設
定されている。尚、「×」印は閉曲線群の中心部におい
て主光軸Lが面1と交わる点の位置である。下段の図
は、側方から見た断面図であり、面1は説明の便宜上右
上りに傾斜した平面とされている。
【0032】j1、j2に示す放物線は軸Lを回転軸に
もつ回転放物面群を構成する回転放物面の代表をそれぞ
れ示すものである。上記の閉曲線群は、回転放物面群と
面と交線として形成される。
【0033】j1に示す回転放物面と面1との間の部分
(図に右下がりの斜線を付して示す。)とj2に示す回
転放物面と面1との間の部分(図に左下がりの斜線を付
して示す。)との間に閉曲線が境界線として現れ、隣接
するステップ面が面1の形状を反映しながら繋がること
になる。
【0034】しかして、以上のような反射面を有する反
射鏡にあっては、反射ステップの形成方向を規定する閉
曲線群の中心部を反射鏡の主光軸(つまり、光源の発光
中心を通って前後方向に延びる軸)から外れた位置に設
定するという新たな設計自由度を獲得することによっ
て、回転放物面群と反射面の基礎となる曲面との交線と
して得られる閉曲線群のうち隣接する閉曲線の間に反射
ステップを形成するにあたって、ステップ面同士の繋が
りに支障を来さないようして面加工を可能にすることが
できる。そして、その際、反射面の基礎となる曲面の形
状が反射ステップの形状にそのまま反映され、ステップ
面の加工時に恣意的な形状補正を必要としない。
【0035】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法によれ
ば、車体形状に適合するように反射面の基本面を自由曲
面として用意した後、焦点距離を異にする多数の回転放
物面からなる回転放物面群を設定して基本面と回転放物
面群との交線である閉曲線群を決定し、閉曲線群に沿っ
て隣接する閉曲線の間に回転放物面をそれぞれ部分的に
割り付けることで、多数の反射ステップを、反射鏡の主
光軸と反射面との交点からずれたところを中心としてル
ープ状に形成することによって、反射鏡の主光軸の回り
に反射ステップをループ状に形成するという制約がなく
なり、閉曲線群の中心部の主光軸に対する位置関係の設
定によりステップ面の繋がりを保証して反射ステップの
面加工が不能となる部分が生じないようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4とともに本発明に係る反射面の形
成方法について説明するための図であり、本図は基本面
である自由曲面を示す図である。
【図2】回転放物面群を示す図である。
【図3】回転放物面群と基本面との交線として得られる
閉曲線群を示す図である。
【図4】ステップ面の形成について説明するための図で
ある。
【図5】回転放物面群の回転対称軸と閉曲線群の中心部
との関係について説明するための図である。
【図6】反射面の正面形状及び断面形状を示す図であ
る。
【図7】反射ステップの反射光線の狙い方向と閉曲線の
形状との関係について説明するための図であり、(a)
は反射ステップの断面図、(b)は閉曲線の膨らみが大
きくなった場合の概念図、(c)は閉曲線の膨らみが小
さくなった場合の概念図である。
【図8】図9及び図10とともに反射ステップの形成の
仕方を示すものであり、本図は反射ステップの断面図で
ある。
【図9】回転放物面群と反射ステップとの関係を示す概
略斜視図である。
【図10】ステップ面の凹凸について説明するための概
念図である。
【図11】図12及び図13とともに反射面に係る閉曲
線群を配置例を示すものであり、本図は正面図である。
【図12】底面図である。
【図13】側面図である。
【図14】本発明に係る反射面における閉曲線群の特徴
を示す図である。
【図15】閉曲線群の中心部が主光軸と曲面との交点位
置からずれたところに位置する様子を概念的に示す図で
ある。
【図16】従来の反射面における閉曲線群の特徴を示す
図である。
【図17】車輌用灯具の構成例を示す概略図である。
【図18】従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 曲面(基本面) 2 回転放物面群 2a 回転放物面 3、3a、3b、3c 閉曲線群 4 閉曲線群の中心部 5、5a、5b、5c、5br、5bl 反射ステップ L 主光軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射面の基本面が車体形状に適合するよ
    うに自由曲面として定義され、焦点距離を異にする多数
    の回転放物面からなる回転放物面群と基本面との交線と
    して得られる閉曲線群に沿って隣接する閉曲線の間にそ
    れぞれの回転放物面を部分的に割り付けることで多数の
    反射ステップが形成された反射面を有する車輌用灯具の
    反射鏡であって、反射鏡の主光軸からずれたところを中
    心とした多重ループ状の反射ステップによって反射面が
    形成されていることを特徴とする車輌用灯具の反射鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車輌用灯具の反射鏡
    の形成方法であって、(1)車体形状に適合するように
    反射面の基本面を自由曲面として用意した後、(2)焦
    点距離を異にする多数の回転放物面からなる回転放物面
    群を設定し、(3)基本面と回転放物面群との交線であ
    る閉曲線群を決定し、(4)閉曲線群に沿って隣接する
    閉曲線の間に回転放物面をそれぞれ部分的に割り付ける
    ことで、多数の反射ステップを、反射鏡の主光軸からず
    れたところを中心としてループ状に形成する、ようにし
    たことを特徴とする車輌用灯具の反射鏡の形成方法。
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