JPH08129447A - 3次元座標入力方法および3次元座標入力装置 - Google Patents

3次元座標入力方法および3次元座標入力装置

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JPH08129447A
JPH08129447A JP26692694A JP26692694A JPH08129447A JP H08129447 A JPH08129447 A JP H08129447A JP 26692694 A JP26692694 A JP 26692694A JP 26692694 A JP26692694 A JP 26692694A JP H08129447 A JPH08129447 A JP H08129447A
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Hatsuo Shirokura
初雄 白倉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡便な構造で、正確な3次元座標が入力でき、
実際の3次元空間と操作方法においての感覚的な違和感
が少なくて済むようにする。 【構成】平面座標入力装置110のタブレット111の
基部に、その座標入力平面とほぼ垂直な方向に当該平面
を平行移動するための移動機構130を設け、この移動
機構130により操作者の操作に従って移動されるタブ
レット111の座標入力平面の移動量を移動量検出機構
140にて検出して、その移動方向の座標を示すz座標
信号153を生成し、スタイラスペン112の指す座標
入力平面上の座標位置を示すx,y座標信号152と組
み合わせてx,y,z座標信号151として情報処理機
器150に入力する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理機器に用い
て好適な3次元座標入力方法および3次元座標入力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理機器に対して座標データ
を入力する方法として、2次元座標の入力については、
マウス、タブレット、トラックボールなど多彩な方式が
考え出され、また商品化されてきていた。
【0003】これに対し、その2次元の平面に直交する
方向の座標を加えた3次元座標の入力方法は、まだあま
り実用的でない。従来、考えられていた3次元座標入力
の方法には、例えば、 (1)手に持てる大きさ、重量のデバイスを、実際に空
中で動かし、その3次元座標を光学系、超音波、加速度
計等を用いて検出する方法 (2)マウス、トラックボールのような2次元座標入力
デバイスに、ローラー・ボリュームのような“つまみ”
等で第3の次元を(実際のその方向の変位ではなく)そ
の“つまみ”の回転量などとして与えるものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したデバイスを実
際に空中で動かす方法は、手を空中に浮かべて操作する
ため、正確な座標や微妙な変位を入力するのは難しく、
また疲れやすいという問題があった。
【0005】次に、ローラー・ボリュームのような“つ
まみ”を動かす方法は、第3の次元が実際の座標として
ではない方法で入力されるため、現実との感覚的なずれ
があるという問題があった。
【0006】この発明は上記事情を考慮してなされたも
のでその目的は、簡便な構造で、正確な3次元座標が入
力でき、実際の3次元空間と操作方法においての感覚的
な違和感の少ない3次元座標入力方法および3次元座標
入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の第1
の観点に係る構成は、マウス、タブレットのような2次
元座標の入力機器の操作平面(座標入力平面)を構成す
る要素に、その平面とほぼ垂直な方向にその要素を平行
移動するための移動機構と、その平行移動の移動量を検
出する移動量検出手段とを備えることにより、2次元座
標に加えて、移動量検出手段により検出された移動量を
もとに決定される上記の移動方向に一致する第3の次元
の方向の座標を入力するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0008】上記の構成において、3次元座標のうち、
2次元座標の入力については、既存の2次元座標入力手
段、即ち、マウス、タブレット等の平面座標入力手段が
用いられる。残りの第3の次元の方向の座標は、2次元
座標入力手段の座標入力平面それ自体を当該平面に対し
てほぼ垂直な方向に平行移動し、その移動量を検出する
ことにより入力する。
【0009】このように上記の構成においては、第3の
次元の方向の座標も、他の2つの座標(2次元座標)と
同じように、実際にその方向の位置・変位を用いるの
で、感覚的にわかりやすい。また、何もない空中を3次
元的に動かすデバイスと異なり、第3の次元の方向に動
かしていも、そこには元通り固体の平面が存在するた
め、微妙な座標の入力などもそのまま行える。
【0010】本発明の第2の観点に係る構成は、3次元
映像の表示のための液晶ディスプレイ、プラズマディス
プレイのような薄型の表示器を備え、当該表示器への画
面表示により、3次元映像を当該表示器の背面側に虚像
として写しだす構成とする一方、その虚像が写し出され
る位置、即ち表示器の背面側に、前記した移動機構を持
つ2次元座標入力手段(の座標入力平面)を配置するよ
うにしたことを特徴とする。
【0011】上記の構成において、操作者は表示器を介
して当該表示器背面側に写し出される3次元映像(虚
像)を見ながら、目的とする3次元座標(中の表示器の
奥行き方向、即ち第3の次元の座標)の位置指定操作を
行うことができる。特に、操作者の指定位置にカーソル
を3次元映像として常時表示することにより、実際の3
次元入力と、その入力データが示す空間上の位置が対応
し、感覚的にわかりやすく操作しやすくなる。
【0012】本発明の第3の観点に係る構成は、3次元
映像を表示するための表示器の表示面上に2次元座標入
力手段の座標入力平面が設けられた表示器付き座標入力
機器を備え、当該入力機器全体が、その座標入力平面お
よび表示面にほぼ垂直な方向に移動可能なようにする
他、表示器付き座標入力機器の背面側および前面側のう
ちの任意の側の任意位置に3次元映像を虚像として写し
だし、表示器付き座標入力機器を前後に移動しても操作
者からは3次元映像(虚像)自体は動かないように見え
るように、相対的に映像を逆方向に移動させて、絶対的
には移動を相殺する処理手段を備えたことを特徴とす
る。
【0013】上記の構成においては、操作者にとり、実
際の3次元入力と、その入力データが示す空間上の位置
が対応し、感覚的にわかりやすく操作しやすくなるだけ
でなく、常に座標入力面を見ながら操作できる。
【0014】
【実施例】
[第1の実施例]まず、この発明の第1の実施例につき
図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1の実
施例に係る3次元座標入力装置の概略構成図である。
【0015】同図において、110は従来から良く知ら
れている平面座標入力装置(2次元座標入力装置)であ
る。本実施例で用いられる平面座標入力装置110は、
タブレット111とタブレット111上の任意位置を指
示するためのスタイラスペン112から構成されてい
る。タブレット111は、スタイラスペン112の指す
位置の2次元座標(x,y座標)を検出して、その座標
値を示すx,y座標信号152を生成する周知の2次元
座標位置検出・入力機能を有している。なお、平面座標
入力装置110としては、これに限るものではなく、例
えばマウスと当該マウスが置かれる(座標入力平面をな
す)平面板から構成されるものであっても良い。
【0016】タブレット111の座標入力平面は、当該
タブレット111が置かれる例えば作業用の机120に
対して、図2に示すように一定の傾きθをなしている。
タブレット111の基部には、その座標入力平面を、当
該座標入力平面(x−y平面)に対してθで示される傾
きの方向(第3の方向であるz方向)に机120上に沿
って平行移動させるための移動機構130が設けられて
いる。
【0017】この移動機構130は、例えば図2に示す
ように、タブレット111の基部の背面の対称位置に形
成されている支持部131,132に軸133を介して
支持された1対の車輪134,135と、タブレット1
11を傾きθで支持するための当該タブレット111の
背面に取着されている支柱136の先端に軸支された車
輪137と、車輪134の案内路をなすガイドレール1
38から構成される。
【0018】本実施例において、移動機構130の駆動
力の与え方としては、例えば操作者(利用者)がスタイ
ラスペン112を持たない方の手でタブレット111を
前後させる方法、モータを用いる方法等が適用可能であ
る。また、マウスを用いた構成では、マウスと座標入力
平面の間に例えば磁石のような吸引力を与える部材を内
蔵し、マウスを前後に押したり引いたりする方法等が適
用可能である。
【0019】さて、移動機構130には、当該移動機構
130により移動されるタブレット111の移動量(変
位量)を検出する移動量検出機構140が設けられてい
る。この移動量検出機構140は移動機構130の例え
ば軸133に取り付けられたロータリーエンコ−ダであ
り、当該軸133の回転数および回転方向をもとにタブ
レット111のz方向への(正/負の)符号付きの移動
量(変位量)を検出するようになっている。移動量検出
機構140は更に、タブレット111のz方向への符号
付き移動量(変位量)の検出結果をもとに、タブレット
111の座標入力平面のz座標を算出し、その座標値を
示すz座標信号153を生成するように構成されてい
る。
【0020】本実施例の3次元座標入力装置は、以上の
平面座標入力装置110、移動機構130および移動量
検出機構140から構成される。平面座標入力装置11
0のタブレット111からのx,y座標信号152およ
び移動量検出機構140からのz座標信号153は組み
合わされて、x,y,z座標信号151として情報処理
機器150に導かれるようになっている。情報処理機器
150は、x,y,z座標信号151を利用して任意の
情報処理を行う。
【0021】次に、以上の構成における3次元座標の入
力について説明する。操作者は、タブレット111の座
標入力平面に向かい、以下に述べる操作により所望の3
次元座標位置を指定する。
【0022】まず、2次元平面上のx,y座標位置(第
1および第2の座標)については、スタイラスペン11
2によりタブレット111の座標入力平面上の所望の位
置(x,y座標位置)を位置指定する。また、3次元座
標のz座標位置(第3の座標)については、タブレット
111を前後させて移動機構130に駆動力を与えるこ
とにより、タブレット111の座標入力平面を、当該座
標入力平面(x−y平面)に対してθで示される傾きの
方向(z方向)に平行移動させ、所望の位置(z座標位
置)に停止させる。
【0023】以上の操作により、タブレット111から
はスタイラスペン112の指すx,y座標を示すx,y
座標信号152が出力され、移動量検出機構140から
はタブレット111の座標入力平面のz座標、即ちスタ
イラスペン112の指す位置のz座標を示すz座標信号
153が出力される。
【0024】これらx,y座標信号152およびz座標
信号153からなるx,y,z座標信号151は情報処
理機器150に入力される。情報処理機器150は、こ
のx,y,z座標信号151の示すx,y,z座標(3
次元座標)をもとに、必要な処理を行う。
【0025】なお、本実施例においては、タブレット1
11の座標入力平面が机120に対してなす傾きθは、
π/2(90°)より幾分大きい。この場合、z座標
を、通常の3次元座標のように、x−y平面に垂直な方
向の座標として扱うと、その座標と操作者が指定した実
際の位置とはかならずしも一致しない。しかし、上記傾
きθのπ/2からのずれの程度が極端に大きくない範囲
では、タブレット111の座標入力平面が、当該座標入
力平面に対して垂直な方向に平行移動されたものと見な
して情報処理機器150内で扱っても、それほど感覚的
には違和感はない。むしろ、平面座標入力装置1を机1
20上で用いるならば、本実施例のように上記傾きθを
π/2より大きく設定して、座標入力平面(操作面)が
幾分上を向くようにした方が使いやすい。したがって、
傾きθをπ/2とするか、或いはπ/2からどの程度ず
らして設定するかは、z座標に要求される厳密性と、操
作性とに応じて適宜決定すれば良い。もし、それほど厳
密性が要求されないならば、ガイドレール138につい
ても必ずしも必要はない。
【0026】また、本実施例では、移動量検出機構14
0で検出した移動量からその移動方向の座標(z座標)
を算出する機能を当該移動量検出機構140に持たせて
いるが、情報処理機器150に持たせるようにしても構
わない。
【0027】また、移動機構130の構造は、本実施例
に限るものではなく、要は、平面座標入力装置110の
座標入力平面を、当該座標入力平面(x−y平面)に対
してθで示される傾きの方向(z方向)にほぼ平行移動
させることが可能なものであれば良い。 [第2の実施例]次に、この発明の第2の実施例につき
図面を参照して説明する。
【0028】図3は、この発明の第2の実施例に係る表
示器付き3次元座標入力装置の概略構成図である。同図
において、210は図1の平面座標入力装置110と同
様の平面座標入力装置である。平面座標入力装置210
は、タブレット211とタブレット211上の任意位置
を指示するためのスタイラスペン212から構成されて
いる。タブレット211は、スタイラスペン212の指
す位置の2次元座標(x,y座標)を検出して、その座
標値を示すx,y座標信号252を生成する周知の2次
元座標位置検出・入力機能を有している。
【0029】タブレット211には、当該タブレット2
11の座標入力平面を、当該座標入力平面(x−y平
面)に対して垂直の方向(第3の方向であるz方向)に
平行移動させるための移動機構230が設けられてい
る。この移動機構230は、座標入力平面に対して垂直
に設定されると共に、図示せぬ机(作業机)に対してあ
る一定の傾きをもって設定されているガイドレール23
1に連結されており、当該ガイドレール231に沿っ
て、机上の空間を点線で示される移動可能範囲232内
で斜め方向に上下動(前後動)するようになっている。
【0030】移動機構230には、当該移動機構230
により移動されるタブレット211の移動量(変位量)
を検出する移動量検出機構240が取り付けられてい
る。この移動量検出機構240は、図1の移動量検出機
構140と同様に、タブレット211のz方向への(正
/負の)符号付きの移動量(変位量)を検出して、その
検出結果をもとに、タブレット211の座標入力平面の
z座標を算出し、その座標値を示すz座標信号253を
生成するように構成されている。
【0031】以上の平面座標入力装置210、移動機構
230および移動量検出機構240は、3次元座標入力
装置を構成する。平面座標入力装置210のタブレット
211からのx,y座標信号252および移動量検出機
構240からのz座標信号253は組み合わされて、
x,y,z座標信号251として情報処理機器250に
導かれるようになっている。情報処理機器250は、
x,y,z座標信号251を利用して任意の情報処理を
行うものである。この情報処理機器250はまた、次に
述べる表示器260に3次元映像を表示するための立体
映像信号254を生成するようになっている。
【0032】タブレット211の前方には、情報処理機
器250からの立体映像信号254に基づく3次元映像
(立体映像)の表示に用いられる表示器260が設けら
れている。ここで、立体映像を発生する機構を実現する
には、例えば高速で左右の目に入るべき視差を持つ映像
を交互に写しだす表示器(表示器260)と液晶シャッ
タを用い、左右の目のための映像をその該当する目にの
みに通す眼鏡(液晶シャッタ式眼鏡)を用いる方式など
が適用可能である。この具体的な実現例については、図
4を参照して後述する。
【0033】本実施例において、上記の機構により表示
される立体映像は、それを見る操作者から見て奥に(表
示器260の背面側に)沈み込むような位置に虚像とし
て写しだされるようになっている。そして、この虚像と
重ね合わせられるように、表示器260の背面側に平面
座標入力装置210のタブレット211が置かれる。
【0034】この場合、タブレット211が表示器26
0の背面側に位置することから、表示器260が虚像の
位置を占拠しないように、表示器260として薄型のも
のを使用することが好ましい。
【0035】情報処理機器250は、投影される立体映
像(虚像)の3次元座標と、タブレット211からの
x,y座標信号252および移動量検出機構240から
のz座標信号253からなるx,y,z座標信号251
の示す3次元座標とは1対1で一致させられるように、
立体映像信号254を調整する。
【0036】図3の構成では、操作者は、表示器260
に遮られて、その背面側に位置するタブレット211を
見ることができない。そこで情報処理機器250は、ス
タイラスペン212がz方向をも考慮したタブレット2
11のどの位置を指しているか、即ち3次元上のどの位
置を指しているかを示すカーソルを、立体映像としてそ
の位置に常に表示する。カーソル表示の具体例について
も後述する。
【0037】以上に述べた図3の構成においては、実際
の3次元入力とその入力データが示す空間上の位置が対
応し、感覚的にわかりやすく操作しやすい3次元データ
処理機器を実現できる。このため操作者は、平面座標入
力装置210により入力されるべき座標と、情報処理機
器250の中でのそのデータの位置関係などを、実際に
目で確かめながら作業を行うことができる。
【0038】次に、図3の構成に適用される立体映像発
生機構の具体的な実現例を、図4を参照して説明する。
なお、図3と同一部分には同一符号を付してある。図4
において、270は操作者が装着する液晶シャッタ式眼
鏡であり、操作者の右目用の液晶シャッタf1および左
目用の液晶シャッf2を有する。この液晶シャッタ式眼
鏡270は、後述するシャッタ制御部309からのシャ
ッタ開閉信号255により開閉制御される。
【0039】情報処理機器250は、タブレット211
からのx,y座標信号252を検知して取り込むx,y
座標検知部301、移動量検出機構240からのz座標
信号253を検知して取り込むz座標検知部302、取
り込まれたx,y,z座標をもとに例えば矢印のパター
ン形状のカーソルcの視差を計算するカーソル視差算出
部303の各機能要素を有している。
【0040】情報処理機器250はまた、3次元座標で
示される表示対象図形データが記憶される図形データ記
憶部304、図形データ記憶部304に記憶されている
図形データの示す図形の視差を計算する図形視差算出部
305、カーソル視差算出部303と図形視差算出部3
05の視差算出結果をもとに、右目用画像を作成する右
目用画像作成部306、および左目用画像を作成する左
目用画像作成部307の各機能要素を有している。
【0041】情報処理機器250は更に、画像作成部3
06,307で作成された左右の画像を同期信号syn
cに応じて交互に切り替えて立体映像信号254として
表示器260に出力する左右画像切替部308、および
同期信号syncに応じて液晶シャッタ式眼鏡270の
左右の液晶シャッタf1,f2を交互に開閉制御するシ
ャッタ開閉信号255を出力するシャッタ制御部309
の各機能要素を有している。
【0042】次に、図4の構成における立体映像発生動
作について説明する。まず、情報処理機器250内の図
形視差算出部305は、表示器260に表示すべき図形
の3次元座標(図形データ)が図形データ記憶部304
を介して与えられる場合、その3次元座標をもとに、そ
の図形について左右の目の視差を算出する。この種の視
差算出法については、カーソル視差算出部303を例に
後述する。
【0043】情報処理機器250内の画像作成部30
6,307は、図形視差算出部305による図形視差の
算出結果をもとに、左右それぞれの目に入るべき図形
が、表示器260でどの位置・形状で表示されるか、そ
の画像(右目用画像と左目用画像)を求める。
【0044】情報処理機器250内の左右画像切替部3
08は、画像作成部306,307で求められた右目用
と左目用の画像を、同期信号syncに応じて交互に切
り替えて表示するための立体映像信号254を表示器2
60に出力する。
【0045】図4において、符号a1,a2で示される
1対の図形は、このようにして図形aを立体的に表示さ
せるために表示器260の表示面上に交互に表示される
右目用と左目用の画像である。
【0046】ここで、交互に表示される右目用画像(映
像)と左目用画像(映像)を、それぞれ対応する目のみ
通すように、液晶シャッタ式眼鏡270の右目用の液晶
シャッタf1および左目用の液晶シャッタf2と同期を
とることにより、この液晶シャッタ式眼鏡270を装着
している操作者にとって、図4に示すように、両目の視
線の交点に(写し出される図形aの虚像により、その位
置に)図形aが立体的に見えるようになる。そのため、
情報処理機器250内のシャッタ制御部309は、同期
信号syncに応じてシャッタ開閉信号255を液晶シ
ャッタ式眼鏡270に出力することにより、液晶シャッ
タf1,f2を同期信号syncに同期して交互に開閉
制御する。
【0047】以上は、図4における図形bとb1,b2
の関係についても同様である。さて、本実施例では、平
面座標入力装置210および移動量検出機構240によ
り得られる(x,y,z座標信号251の示す)x,
y,z座標は、情報処理機器250で処理される上記
a,bなどの表示図形の3次元座標の値と一致させるよ
うにしている。即ち、本実施例装置により得られるx,
y,z座標(ここではスタイラスペン212の指す位置
の3次元座標)は、表示図形aやbの虚像が存在する
(表示器260の背面側の)空間の実際にそのスタイラ
スペン212の先端が位置する一点を指し示すことにな
る。
【0048】したがって、図5(a)に示すように、表
示図形aやbの虚像が存在する(表示器260の背面側
の)空間内で、本装置により得られる3次元座標に矢印
のカーソルcを描くとすると、右目用カーソルパターン
の画像c1と左目用のカーソルパターンの画像c2を表
示器260の表示面上に交互に表示することにより、液
晶シャッタ式眼鏡270を装着した操作者からは、その
カーソルcが、実際のスタイラスペン212の先端の位
置にあたかも実在するかのような印象を受けることにな
る。このカーソルcを対象とする視差算出について、図
6を参照して説明する。
【0049】まず、液晶シャッタ式眼鏡270の液晶シ
ャッタf1,f2の各中心を結ぶ線分に対する垂直2等
分線がz軸に一致するものとする。また、図6(a)に
おいて紙面の左右方向(液晶シャッタf1,f2の各中
心を結ぶ線分の方向)をx方向、紙面に垂直な方向をy
方向、図6(b)において紙面の左右方向をy方向、紙
面に垂直な方向をx方向とする。また、表示器260の
表示面上をz=0の平面とし、表示器260の背面側が
zの正方向であるものとする(したがって、スタイラス
ペン212の指す位置のz座標は常に正)。更に、液晶
シャッタf1,f2の各中心のx座標は−a,a(a>
0)、y座標は0,0、そしてz座標は−d(d>0)
であり、本装置により得られる(x,y,z座標信号2
51の示す)3次元座標、即ちスタイラスペン212の
指す位置の3次元座標(ペン座標)は(x,y,z)で
あるものとする。
【0050】この場合、表示器260に表示すべき画像
c1,c2の示す矢印のカーソルパターンの先端の2次
元座標(X1,Y1),(X2,Y2)は、次の通りと
なる。
【0051】 X1=−a+[(x+a)×{d/(d+z)}] Y1= y×{d/(d+z)} X2= a+[(x−a)×{d/(d+z)}] Y2= y×{d/(d+z)} この計算を行うのが、カーソル視差算出部303であ
る。
【0052】カーソル視差算出部303は、このような
計算を、カーソルcの3次元図形を構成する各座標デー
タについて実行する。画像作成部306,307は、こ
のカーソル視差算出部303の計算結果をもとに、操作
者に対してカーソルcがスタイラスペン212の指す位
置に実在するかのように見せるための画像c1,c2を
作成する。
【0053】そして、この画像c1,c2が左右画像切
替部308によって表示器260に交互に切り替え表示
されることにより、液晶シャッタ式眼鏡270を装着し
た操作者にとっては、図5(a)に示すように、自身が
スタイラスペン212で(3次元的な位置としてタブレ
ット211上で)指し示している場所にカーソルcが存
在するように見える。即ち、操作者は、情報処理機器2
50の作り出す仮想的な空間内でスタイラスペン212
を用いて実際に指し示しているかのように扱える。
【0054】このため、タブレット211を移動しなが
ら、スタイラスペン212を、図5(a)に示す位置か
ら、例えば図5(b)に示すように、図形bの虚像が存
在する位置にもっていくと、実際にその3次元位置デー
タが情報処理機器250内に取り込まれ、その位置にカ
ーソルcの先端が図形bと重ね合わせて表示される。更
に具体的に述べるならば、スタイラスペン212の指す
位置にカーソルcの先端が図形bと重ね合わせられたか
のように見せるために、情報処理機器250にて画像c
1,c2が作成し直され、表示器260上に再表示され
る。
【0055】このようにして、表示器260に示される
情報処理機器250の作り出す仮想的な空間の任意の位
置を直観的にポイントできる表示器付きの3次元座標入
力装置となり得る。 [第3の実施例]以上に述べた第2の実施例では、スタ
イラスペン212の指し示す位置にカーソルcの虚像が
投影されるため、操作者は表示器260に示される情報
処理機器250の作り出す仮想的な空間の任意の位置を
直観的にポイントできるものの、スタイラスペン212
とタブレット211上を直接見ることができない。そこ
で、スタイラスペンとタブレットを直接見ることを可能
とした第3の実施例につき図面を参照して説明する。
【0056】図7は、この発明の第3の実施例に係る表
示器付き3次元座標入力装置の概略構成図である。同図
において、310は表示一体型平面座標入力装置であ
る。この表示一体型平面座標入力装置310は、例えば
タブレット311と、当該タブレット311上の任意位
置を指示するためのスタイラスペン312と、表示器3
13から構成されている。タブレット311は、スタイ
ラスペン312の指す位置の2次元座標(x,y座標)
を検出して、その座標値を示すx,y座標信号352を
生成する周知の2次元座標位置検出・入力機能を有して
いる。タブレット311は、表示器313の画面上に積
層されて当該表示器313と一体に形成されている。タ
ブレット311は透明タブレットであり、その座標入力
平面から表示器313の表示面が見えるようになってい
る。
【0057】表示一体型平面座標入力装置310本体に
は、タブレット311の座標入力平面を、当該座標入力
平面(x−y平面)に対して垂直の方向(第3の方向で
あるz方向)に平行移動させるための(図3の移動機構
230と同様の)移動機構330が設けられている。こ
の移動機構330は、ガイドレール331に連結されて
おり、当該ガイドレール331に沿って、机上の空間を
点線で示される移動可能範囲332内で斜め方向に上下
動(前後動)するようになっている。
【0058】移動機構330には、当該移動機構330
により移動されるタブレット311の移動量(変位量)
を検出する移動量検出機構340が取り付けられてい
る。この移動量検出機構340は、タブレット311の
z方向への(正/負の)符号付きの移動量(変位量)を
検出して、その検出結果をもとに、タブレット311の
座標入力平面のz座標を算出し、その座標値を示すz座
標信号353を生成するように構成されている。
【0059】表示一体型平面座標入力装置310のタブ
レット311からのx,y座標信号352および移動量
検出機構340からのz座標信号353は組み合わされ
て、x,y,z座標信号351として情報処理機器35
0に導かれる。
【0060】情報処理機器350は、x,y,z座標信
号351を利用して任意の情報処理を行う。また、情報
処理機器350は、表示器313に3次元映像(立体映
像)を表示するための立体映像信号354を生成する。
本実施例において、立体映像は、前記第2の実施例と同
様に、虚像として写しだされるものである。但し、本実
施例で表示される立体映像は、操作者から見て、表示器
313の背面(奥)側および手前側のいずれの位置にも
任意に虚像として写しだされる点で、前記第2の実施例
と異なる。したがって、表示器313は薄型である必要
はない。
【0061】ここで、表示一体型平面座標入力装置31
0本体の移動可能範囲332は、表示器313に写し出
される虚像の位置を含むように設定されている。さて本
実施例では、表示器313それ自体も、タブレット31
1と共にz座標方向に移動する。このため情報処理機器
350は、立体映像が移動可能範囲332の範囲内に収
まるよう、移動量検出機構340からのz座標信号35
3に応じて立体映像の表示位置(虚像位置)を逆に移動
させて調整し、操作者からは、当該映像が移動していな
いように見えるようにする。
【0062】この情報処理機器350の制御動作につい
て、前記第2の実施例と同様に液晶シャッタ式眼鏡27
0を用いた立体映像発生方式を適用した場合を例に、図
8および図9を参照して説明する。
【0063】まず本実施例では、前記第2の実施例と異
なり、(第2の実施例における表示器260に相当す
る)表示器313が、(第2の実施例におけるタブレッ
ト211および移動量検出機構240に相当する)タブ
レット311および移動量検出機構340と共にz座標
方向に移動する。
【0064】このため、表示器313を動かしたとき
に、図8に示す表示器313上の画像a1,a2および
画像b1,b2を元の位置に表示したままにしておく
と、図形(虚像)a,bも表示器313の移動につれて
動いてしまう。タブレット311、移動量検出機構34
0の複合体を動かすのは、スタイラスペン312の指し
示す座標を虚像のある空間内で移動させるためであるか
ら、表示器313と共に図形(虚像)a,bが動いては
まずい。
【0065】そこで、情報処理機器350には、移動量
検出機構340からのz座標信号353を用い、それが
変化した分だけ、表示器313上の画像(a1,a2,
b1,b2)の表示を変化させ、液晶シャッタ式眼鏡2
70を装着した操作者から見て、対応する虚像(a,
b)の相対的なz座標が変化しないようにする機能が設
けられる。
【0066】即ち情報処理機器350は、移動量検出機
構340からのz座標信号353を検知して取り込むz
座標検知部402、3次元座標で示される表示対象図形
データが記憶される図形データ記憶部404、および図
形データ記憶部304に記憶されている図形データの示
す図形の視差を当該図形のz座標とz座標検知部402
により取り込まれたz座標をもとに計算する図形視差算
出部405の各機能要素を有している。
【0067】情報処理機器350はまた、図形視差算出
部405の視差算出結果をもとに、右目用画像を作成す
る右目用画像作成部406、左目用画像を作成する左目
用画像作成部407、画像作成部406,407で作成
された左右の画像を同期信号syncに応じて交互に切
り替えて立体映像信号354として表示器313に出力
する左右画像切替部408、および同期信号syncに
応じて液晶シャッタ式眼鏡270の左右の液晶シャッタ
f1,f2を交互に開閉制御するシャッタ開閉信号35
5を出力するシャッタ制御部409の各機能要素を有し
ている。
【0068】情報処理機器350内の図形視差算出部4
05は、表示器313に表示すべき図形の3次元座標
(図形データ)が図形データ記憶部404を介して与え
られる場合、そのz座標と、z座標検知部402により
取り込まれる、移動量検出機構340からのz座標信号
353の示すz座標、即ち表示一体型平面座標入力装置
310の座標入力平面のz座標をもとに、その変化分を
もとに、その図形について左右の目の視差を算出する。
この視差算出法については後述する。
【0069】情報処理機器350内の画像作成部40
6,407は、図形視差算出部305による図形視差の
算出結果をもとに、左右それぞれの目に入るべき図形
が、表示器260でどの位置・形状で表示されるか、そ
の画像(右目用画像と左目用画像)を求める。
【0070】情報処理機器350内の左右画像切替部4
08は、画像作成部406,407で求められた右目用
と左目用の画像(図8の例では、a1,a2およびb
1,b2)を、同期信号syncに応じて交互に切り替
えて表示するための立体映像信号354を表示器313
に出力する。
【0071】ここで、視差算出法について、図形(虚
像)bを例に、図10を参照して説明する。まず、液晶
シャッタ式眼鏡270の液晶シャッタf1,f2の各中
心を結ぶ線分に対する垂直2等分線がz軸に一致するも
のとする。また、図10(a)において紙面の左右方向
(液晶シャッタf1,f2の各中心を結ぶ線分の方向)
をx方向、紙面に垂直な方向をy方向、図10(b)に
おいて紙面の左右方向をy方向、紙面に垂直な方向をx
方向とする。また、移動可能範囲332内で最も操作者
に近い側の平面(最近接面)333のz座標をz=0と
し、移動可能範囲332内で操作者から離れる方向をz
の正方向とする(したがって、スタイラスペン212の
指す位置のz座標は常に正)。更に、液晶シャッタf
1,f2の各中心のx座標は−a,a(a>0)、y座
標は0,0、そしてz座標は−e(e>0)であり、移
動量検出機構340により得られる(z座標検知部40
2により取り込まれる)z座標、即ちスタイラスペン2
12の指す位置のz座標、つまり一体型平面座標入力装
置310の座標入力平面(表示器313の表示面)の位
置はzであるものとする。
【0072】この場合、図形(虚像)bの(例えば中心
位置の)3次元座標を(Xb ,Yb,Zb )とすると、
当該座標に図形bを写しだすために、表示器313に表
示すべき画像b1,b2の(中心位置の)2次元座標
(X1,Y1),(X2,Y2)は、次の通りとなる。
【0073】X1=Xb +[(Xb +a)×{(Zb +
e)/(z+e)}] Y1=Yb ×{(Zb +e)/(z+e)} X1=Xb +[(Xb −a)×{(Zb +e)/(z+
e)}] Y2=Yb ×{(Zb +e)/(z+e)} この計算を行うのが、図形視差算出部405である。
【0074】図形視差算出部405は、このような計算
を、図形bを構成する各座標データについて実行する。
画像作成部406,407は、この図形視差算出部40
5の計算結果をもとに、操作者にとって、図形(虚像)
bの相対的なz座標が変化しないように見せるための画
像b1,b2を作成する。
【0075】そして、この画像b1,b2が左右画像切
替部408によって表示器313に交互に切り替え表示
されると、表示一体型平面座標入力装置310を、図8
に示す位置から例えば図9(a)に示すように移動した
場合でも、液晶シャッタ式眼鏡270を装着した操作者
からは、図形(虚像)bが移動していないよう見える。
【0076】但し、前記第2の実施例で述べたようなカ
ーソル(の虚像)cに対しては、上記の処理を施しては
ならない。その理由は、カーソルのz座標は、常に表示
一体型平面座標入力装置310の座標入力平面に存在し
なければ意味がなく、表示器313などと共に移動させ
る必要があるからである。なお、本実施例では、スタイ
ラスペン312とタブレット311を直接見ることがで
きるため、カーソルの表示は省いてある。
【0077】以上のように、本実施例においても、液晶
シャッタ式眼鏡270を装着した操作者にとっては、自
身がスタイラスペン312で(3次元的な位置としてタ
ブレット311上で)指し示している場所が、情報処理
機器250の作り出す仮想的な空間内で実際に指し示し
ているかのように扱える。このとき、図9(b)に示す
ように、図形(虚像)bのある位置に表示一体型平面座
標入力装置310を移動してスタイラスペン312を持
っていくと、実際にその位置の3次元座標を示すx,
y,z座標信号351が情報処理機器350に取り込ま
れると同時に、その位置にスタイラスペン312のペン
先と重ね合わせられるように図形(虚像)bが表示され
るので前記第2の実施例におけるよりも、更に直観的に
操作が可能になる。
【0078】以上に述べた本実施例における3次元入力
装置は、3次元(立体的)マン・マシン・インタフェー
スを持つコンピュータ・システムや、立体映像装置を装
備した3次元CADシステム等に応用可能である。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
2次元座標については既存の2次元座標入力手段を用い
た入力方式により入力し、第3の次元の方向の座標につ
いては、2次元座標入力手段の座標入力平面自体をその
平面にほぼ垂直な方向に移動させることで入力する構成
としたので、第3の次元の方向の座標も、他の2つの方
向の座標と同じように、実際にその方向の位置・変位を
用いることになり、感覚的な違和感が少なく、更に第3
の次元の方向に動かしていも、そこには元通り固体の平
面が存在するため、簡便な構造でありながら、正確な値
を入力できる。
【0080】また、この発明によれば、3次元映像を表
示器の背面側に虚像として写しだす構成とする一方、そ
の虚像が写し出される位置、即ち表示器の背面側に、移
動機構を持つ2次元座標入力手段(の座標入力平面)を
配置する構成とすることにより、操作者は表示器背面側
に写し出される3次元映像(虚像)を見ながら、目的と
する3次元座標(特に3次元座標中の表示器の奥行き方
向、即ち第3の次元の座標)の位置指定操作を行うこと
ができ、装置の作りだす仮想的な空間の任意の位置を直
観的にポイントすることができる。
【0081】また、この発明によれば、3次元映像を表
示するための表示器の表示面上に2次元座標入力手段の
座標入力平面が設けられた表示器付き座標入力機器を備
え、当該入力機器全体が、その座標入力平面および表示
面にほぼ垂直な方向に移動可能なようにする他、その移
動可能範囲内の任意位置に3次元映像を虚像として写し
だし、表示器付き座標入力機器を前後に移動しても操作
者からは3次元映像(虚像)自体は動かないように見え
るように、相対的に映像を逆方向に移動させる表示位置
調整を行う構成とすることにより、操作者にとって、実
際の3次元入力と、その入力データが示す空間上の位置
が対応して、感覚的にわかりやすく操作しやすくなるだ
けでなく、常に座標入力面を見ながら操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る3次元座標入力
装置の概略構成図。
【図2】図1の3次元座標入力装置の背面側の外観構造
を示す図。
【図3】この発明の第2の実施例に係る表示器付き3次
元座標入力装置の概略構成図。
【図4】図4の3次元座標入力装置において液晶シャッ
タ式眼鏡を用いて実現される立体映像発生機構を説明す
るための図。
【図5】図4の立体映像発生機構によるカーソルcの重
ね合わせ表示を説明するための図。
【図6】図4の立体映像発生機構による視差算出を説明
するための図。
【図7】この発明の第3の実施例に係る表示器付き3次
元座標入力装置の概略構成図。
【図8】図7の3次元座標入力装置において液晶シャッ
タ式眼鏡を用いて実現される立体映像発生機構を説明す
るための図。
【図9】図7の立体映像発生機構による立体映像(虚
像)表示位置の調整を説明するための図。
【図10】図7の立体映像発生機構による視差算出を説
明するための図。
【符号の説明】
110,210…平面座標入力装置、111,211,
311…タブレット、112,212,312…スタイ
ラスペン、130,230,330…移動機構、14
0,240,340…移動量検出機構、150,25
0,350…情報処理機器、151,251,351…
x,y,z座標信号、152,252,352…x,y
座標信号、153,253,353…z座標信号、25
4,354…立体映像信号、260,313……表示
器、270…液晶シャッタ式眼鏡、303…カーソル視
差算出部、305,405…図形視差算出部、306,
406…右目用画像作成部、307,407…左目用画
像作成部、310…表示一体型平面座標入力装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元座標を入力する2次元座標入力手
    段の座標入力平面を、当該座標入力平面に対してほぼ垂
    直な方向に平行移動させ、その移動量を検出することに
    より、前記2次元座標入力手段により入力される2次元
    座標に加えて、その移動方向に一致する第3の次元の方
    向の座標を入力するようにしたことを特徴とする3次元
    座標入力方法。
  2. 【請求項2】 2次元座標を入力する2次元座標入力手
    段と、 前記2次元座標入力手段の座標入力平面を、当該座標入
    力平面に対してほぼ垂直な方向に平行移動させるための
    移動機構と、 前記2次元座標入力手段の座標入力平面の移動量を検出
    する移動量検出手段とを具備し、前記2次元座標入力手
    段により入力される2次元座標に加えて、前記移動量検
    出手段により検出された移動量をもとに決定される前記
    移動方向に一致する第3の次元の方向の座標を入力する
    ようにしたことを特徴とする3次元座標入力装置。
  3. 【請求項3】 表示器への画面表示により、3次元映像
    を前記表示器の背面側に虚像として写しだす一方、前記
    表示器の背面側に2次元座標を入力する2次元座標入力
    手段を配置して、その座標入力平面を、当該座標入力平
    面に対してほぼ垂直な方向に平行移動させ、その移動量
    を検出することにより、前記2次元座標入力手段により
    入力される2次元座標に加えて、その移動方向に一致す
    る第3の次元の方向の座標を入力するようにしたことを
    特徴とする3次元座標入力方法。
  4. 【請求項4】 3次元映像の表示に用いられる表示器
    と、 前記表示器の背面側に前記3次元映像が虚像として写し
    だされるように前記表示器への画面表示を行う処理手段
    と、 前記表示器の背面側に配置された2次元座標を入力する
    2次元座標入力手段と、 前記2次元座標入力手段の座標入力平面を、前記表示器
    の背面側において当該座標入力平面に対してほぼ垂直な
    方向に平行移動させるための移動機構と、 前記2次元座標入力手段の2次元座標入力平面の移動量
    を検出する移動量検出手段とを具備し、前記処理手段
    は、前記2次元座標入力手段により入力される2次元座
    標と、前記移動量検出手段により検出された移動量をも
    とに決定される前記移動方向に一致する第3の次元の方
    向の座標からなる3次元座標を入力して利用することを
    特徴とする表示器付き3次元座標入力装置。
  5. 【請求項5】 3次元映像の表示に用いる表示器の表示
    面上に2次元座標を入力する2次元座標入力手段の座標
    入力平面を設けて表示器付き座標入力機器を構成し、そ
    の座標入力平面が、当該座標入力平面に対してほぼ垂直
    な方向に平行移動するように、前記表示器付き座標入力
    機器を移動させ、その移動量を検出することにより、前
    記2次元座標入力手段により入力される2次元座標に加
    えて、その移動方向に一致する第3の次元の方向の座標
    を入力する一方、前記表示器への画面表示により、3次
    元映像を前記表示器付き座標入力機器の移動可能範囲内
    に虚像として写しだし、当該虚像の相対的な第3の次元
    の方向の座標が、前記表示器付き座標入力機器の移動に
    より変化しないように、前記入力する第3の次元の方向
    の座標の変化分に応じて当該虚像の投影位置を調整する
    ことを特徴とする3次元座標入力方法。
  6. 【請求項6】 3次元映像の表示に用いる表示器の表示
    面上に2次元座標を入力する2次元座標入力手段の座標
    入力平面を設けて構成された表示器付き座標入力機器
    と、 前記表示器付き座標入力機器を、その座標入力平面が、
    当該座標入力平面に対してほぼ垂直な方向に平行移動す
    るように、移動させるための移動機構と、 前記表示器付き座標入力機器の移動量を検出する移動量
    検出手段と、 前記表示器への画面表示により、3次元映像を前記表示
    器付き座標入力機器の移動可能範囲内に虚像として写し
    だす処理手段と、 を具備し、前記処理手段は、前記2次元座標入力手段に
    より入力される2次元座標と、前記移動量検出手段によ
    り検出された移動量をもとに決定される前記移動方向に
    一致する第3の次元の方向の座標からなる3次元座標を
    入力して利用するように構成されており、前記虚像の相
    対的な第3の次元の方向の座標が、前記表示器付き座標
    入力機器の移動により変化しないように、前記入力する
    第3の次元の方向の座標の変化分に応じて前記虚像の投
    影位置を調整することを特徴とする表示器付き3次元座
    標入力装置。
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