JPH08129335A - 絵柄入り半球形状体の製法 - Google Patents

絵柄入り半球形状体の製法

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JPH08129335A
JPH08129335A JP29070894A JP29070894A JPH08129335A JP H08129335 A JPH08129335 A JP H08129335A JP 29070894 A JP29070894 A JP 29070894A JP 29070894 A JP29070894 A JP 29070894A JP H08129335 A JPH08129335 A JP H08129335A
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JP
Japan
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stretched
sheet
uniaxially stretched
resin sheet
transparent resin
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JP29070894A
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English (en)
Inventor
Kiichi Kondo
喜一 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート(平坦素材)の伸びが不均一にならな
いように工夫した新規の絵柄入り半球形状体の製法を提
供することを目的とする。 【構成】 伸びの不均一を見込んだ南半球地図等変形絵
柄1を表面に印刷した合成紙製母材2の表側に縦方向の
みに延伸した一軸延伸熱可塑性透明樹脂シート3と横方
向のみに延伸した一軸延伸熱可塑性透明樹脂シート4と
をこれ等シート3、4の延伸方向が直交する向きとして
重ねてラミネートし、また同母材2裏側に縦方向のみに
延伸した一軸延伸熱可塑性樹脂シート5と横方向のみに
延伸した一軸延伸熱可塑性樹脂シート6をこれ等シート
5、6の延伸方向が直交する向きとして重ねてラミネー
トした平坦素材7を構成し、この平坦素材7を用いて熱
成形金型で半球形状に熱成形として得るようにしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地球儀、天球儀、月球
儀等の製造に使用する地図等絵柄入り半球形状体の製法
に関する。さらに詳しくは平坦素材が熱成形により半球
形状に変形する場合に起きる伸びを全面に亘って均一と
なるように工夫した新規の絵柄入り半球形状体の製法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地球儀、天球儀、または月球儀
(以下、地球儀等という)は、あらかじめ地図や模様を
印刷した熱可塑性樹脂シート(以下、シート12とい
う)を熱成形金型を用いて、たとえば北半球と南半球の
2つの半球を別々に熱成形し、ついで2つの半球を接合
または接着せしめることにより製造されている。シート
を半球状に熱成形するには、通常真空成形法(特公昭6
2−45997号公報参照)が用いられている。すなわ
ち図5に示すように内面が半球面に形成された金型21
の上面にシート22を配置し、シートの周辺部を金型2
1上面の周辺部に密封状態で固定しシート22をヒータ
24で加熱しながら金型空洞部を減圧状態にし、それに
よりシート22を金型21の内面に密着させて半球形状
体を(図5において、2点鎖線は加工途中のシート22
を示している。)
【0003】ところがこの方法においては、シートの外
周部が固定されているため、周縁部では円周方向の伸び
が規制されているのに対し、中央部近辺では規制のない
状態で伸ばされるため、たとえばシートが有する内部歪
などにより、同緯度線上の2つの部分を比較しても伸び
が均一でなく、緯度線や経度線がゆがむ原因となり、と
きにはもとの円板状のシートの中心点が半球にされた状
態の極点からずれることになる。
【0004】このように通常の熱成形法では、シートの
部分部分の伸びが均一でないため、あらかじめシートに
地図を印刷するときには、これらの伸びの不均一を見込
んだ変形絵柄を印刷する必要がある。
【0005】すなわち仮の地図をシートに印刷し、これ
を半球に熱成形し、これを正確な地球儀等をもとに修正
し、さらに熱成形温度以上に加熱して軟化したうえで、
もとの平面状に戻し、印刷版をこれにあわせて修正し、
変形絵柄を得る。実際はこのような修正を何度も繰りか
えさなければならず、かつ再現性を得ることがきわめて
困難であり、精度も低いという欠点がある。また上記の
ように、周辺部の伸びが小さく中央部ほど伸びが大きい
ために、シートの厚さは周辺部が厚く、中央部ほど薄く
形成される。ちなみに従来の熱成形法では、中央部の厚
さはもとのシート厚さの30%程度であるのに対し、シ
ートが均一に伸ばされたときには50%程度と厚い。こ
のように、周辺部と中央部の厚さが極端に異なることは
製品の印刷色濃度を不均一にせしめるとともに、製品の
精度検査を困難とし、地図の再現性の精度が低下する原
因となる。また、シートは地図を印刷した薄いシートの
表面に、透明シートを積層し、印刷面の保護と地球儀の
強度を補強しているが、シート全体の厚さが厚くなるた
め、シートの内部歪が大きくなり、シートの伸びが不均
一となる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シート(平
坦素材)の伸びが不均一にならないように工夫して上記
の諸欠陥を解消しようとするものであって、新規の絵柄
入り半球形状体の製法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決しょうとする手段】上記目的を達成するた
めに本発明に係わる絵柄入り半球形状体の製法は、伸び
の不均一を見込んだ南半球地図等変形絵柄1を表面に印
刷した合成紙製母材2の表側に縦方向のみに延伸した一
軸延伸熱可塑性透明樹脂シート3と横方向のみに延伸し
た一軸延伸熱可塑性透明樹脂シート4とをこれ等シート
3、4の延伸方向が直交する向きとして重ねてラミネー
トし、また同母材2裏側に縦方向のみに延伸した一軸延
伸熱可塑性樹脂シート5と横方向のみに延伸した一軸延
伸熱可塑性樹脂シート6とをこれ等シート5、6の延伸
方向が直交する向きとして重ねてラミネートした平坦素
材7を構成し、この平坦素材7を用いて熱成形金型で半
球形状に熱成形して得るようにしたものである。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面に依拠して説明する。
すなわち、先ず、合成紙の伸びの不均一を見込んだ南半
球地図の変形絵柄(上記従来と同様の要領で得た)1を
表面に熱融着性インキでオフセット印刷して0.28m
mの母材2を得たのちこの母材2の表側に縦方向のみに
延伸した0.45mmの一軸延伸塩化ビニール透明シー
ト3と横方向のみに延伸した0.45mmの一軸延伸塩
化ビニール透明シート4とをこれ等シート3、4の延伸
方向が直交する向きとして重ねてラミネートすとすると
共に同母材2の裏側に縦方向のみに延伸した0.45m
mの一軸延伸塩化ビニール透明シート5と横方向のみに
延伸した0.45mmの一軸延伸塩化ビニール透明シー
ト6とをこれ等シート5、6の延伸方向が直交する向き
として重ねてラミネートすることによって2.08mm
の平坦素材7を構成する。次いで、この平坦素材7を図
3に示すように円形にカットして当該円形平坦素材7を
熱成形金型(図示せず)を用いて周辺縁12付き南半球
用半球体8を真空熱成形する。
【0009】また、上記南半球用半球体8と同様に北半
球用半球体9を熱成形する。これ等南・北半球体8、9
を周辺縁12の切除の後に継ぎ部材10を介して接合す
ることによって地球儀本体11を得るようにしたもので
ある。
【0010】
【作用】平坦素材7を用いて半球用半球体8、9の熱成
形をするときには当該平坦素材7における表裏両面の縦
方向一軸延伸シート3、5の縦方向引張り強さおよび横
方向一軸延伸シート4、6の横方向引張り強さがバラン
スよく作用して合成紙製母材2全面の伸びを均一化す
る。
【0011】
【発明の効果】本発明に係わる絵柄入り半球形状体の製
法による場合には、上記作用において説明したように、
表裏各2枚の縦・横方向一軸延伸シート3〜6をして母
材2の熱成形時における伸びを均一化して地図等絵柄の
ずれを解消できるものであって、所期の目的を充分に達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平坦素材の分解斜視図である。
【図2】平坦素材の斜視図である。
【図3】図形にカットした平坦素材を示す斜視図であ
る。
【図4】地球儀本体を示す断面図である。
【図5】従来例の実施態様を示す断面図である。
【符号の説明】
1 変形絵柄 2 母材 3〜6 一軸延伸シート 7 平坦素材 8 南半球用半球体 9 北半球用半球体 10 継ぎ部材 11 地球儀本体 12 周辺縁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸びの不均一を見込んだ南半球地図等変
    形絵柄1を表面に印刷した合成紙製母材2の表側に縦方
    向のみに延伸した一軸延伸熱可塑性透明樹脂シート3と
    横方向のみに延伸した一軸延伸熱可塑性透明樹脂シート
    4とをこれ等シート3、4の延伸方向が直交する向きと
    して重ねてラミネートし、また同母材2裏側に縦方向の
    みに延伸した一軸延伸熱可塑性樹脂シート5と横方向の
    みに延伸した一軸延伸熱可塑性樹脂シート6とをこれ等
    シート5、6の延伸方向が直交する向きとして重ねてラ
    ミネートした平坦素材7を構成し、この平坦素材7を用
    いて熱成形金型で半球形状に熱成形して得ることを特徴
    とする絵柄入り半球形状体の製法。
JP29070894A 1994-10-31 1994-10-31 絵柄入り半球形状体の製法 Pending JPH08129335A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103871315A (zh) * 2012-12-12 2014-06-18 李一波 一种塑料地球仪生产工艺
CN104175464A (zh) * 2013-05-23 2014-12-03 李一波 一种小型塑料地球仪的注塑成型工艺
CN104175542A (zh) * 2013-05-23 2014-12-03 李一波 一种塑料地球仪图纸的真空吸塑成型模具
CN104175540A (zh) * 2013-05-23 2014-12-03 李一波 一种塑料地球仪图纸的真空吸塑成型工艺
CN104175564A (zh) * 2013-05-23 2014-12-03 李一波 一种塑料地球仪的注塑成型工艺
CN104175541A (zh) * 2013-05-23 2014-12-03 李一波 一种小型塑料地球仪图纸的真空吸塑成型模具
CN111788054A (zh) * 2019-10-17 2020-10-16 吴江创源玩具有限公司 地形地球仪以及其相关的制造方法

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