JPH09254518A - 装飾シート - Google Patents
装飾シートInfo
- Publication number
- JPH09254518A JPH09254518A JP6983296A JP6983296A JPH09254518A JP H09254518 A JPH09254518 A JP H09254518A JP 6983296 A JP6983296 A JP 6983296A JP 6983296 A JP6983296 A JP 6983296A JP H09254518 A JPH09254518 A JP H09254518A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deformation
- decorative
- decorative pattern
- pattern
- decorative sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Printing Methods (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 設計者が意図する個所と範囲に、且つ、変形
することなく装飾模様(絵柄)を付与することができる
装飾シートを提供する。 【解決手段】 真空成形、又は圧空成形により所望の装
飾模様が付与された成形品を得るために用いられる装飾
シートであって、成形による装飾模様の変形を事前にC
AEによりシミュレーション予測し、その変形分を考慮
した変形模様が付与されてなる。
することなく装飾模様(絵柄)を付与することができる
装飾シートを提供する。 【解決手段】 真空成形、又は圧空成形により所望の装
飾模様が付与された成形品を得るために用いられる装飾
シートであって、成形による装飾模様の変形を事前にC
AEによりシミュレーション予測し、その変形分を考慮
した変形模様が付与されてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾模様が付与さ
れた成形品を得るために用いられる装飾シート成形品に
関する。
れた成形品を得るために用いられる装飾シート成形品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形品の表面に装飾模様を付与す
る方法として、予め準備した装飾シートが用いられる
が、形状を付形する成形品の成形加工時に、同時にこの
装飾シートにより装飾模様を付与するといった方法が多
く用いられている。
る方法として、予め準備した装飾シートが用いられる
が、形状を付形する成形品の成形加工時に、同時にこの
装飾シートにより装飾模様を付与するといった方法が多
く用いられている。
【0003】しかしながら、上記のような方法において
は、賦形する成形品の形状が深く、変形量が大きいよう
な場合には、真空成形、又は圧空成形により、予備成形
を行う必要があるが、この成形により付与された装飾模
様(絵柄)が変形してしまうといった問題がある。この
問題の解消方法として、 1)深い形状の成形品には適用しない。 2)変形が大きい個所を見えにくい場所に持ってくる。 3)変形しても分かりにくい装飾模様を用いる。 4)出来上がり状態を見て、装飾模様を修正する。とい
った手段が取られてきた。
は、賦形する成形品の形状が深く、変形量が大きいよう
な場合には、真空成形、又は圧空成形により、予備成形
を行う必要があるが、この成形により付与された装飾模
様(絵柄)が変形してしまうといった問題がある。この
問題の解消方法として、 1)深い形状の成形品には適用しない。 2)変形が大きい個所を見えにくい場所に持ってくる。 3)変形しても分かりにくい装飾模様を用いる。 4)出来上がり状態を見て、装飾模様を修正する。とい
った手段が取られてきた。
【0004】又、上記の問題を解消するために、例え
ば、特公平5−40670号公報に、真空成形性を有す
るフィルムの少なくとも一方の面の一部分に、真空成形
条件下で実質上変形しない樹脂層を設け、真空成形時の
フィルムの伸張を部分的に抑制した真空成形用印刷フィ
ルムが記載されている。
ば、特公平5−40670号公報に、真空成形性を有す
るフィルムの少なくとも一方の面の一部分に、真空成形
条件下で実質上変形しない樹脂層を設け、真空成形時の
フィルムの伸張を部分的に抑制した真空成形用印刷フィ
ルムが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のような消極的な解消方法では、成形品の変形に追随
して発生する装飾模様の変形を回避することが基本的に
難しく、設計者が意図する個所に、意図する装飾模様を
思うままに自由に付与することができないといった問題
がある。又、後者の特公平5−40670号公報に記載
された方法においては、部分的な変形(歪み)に対して
しか対応することができない。即ち、制約を受けた範囲
内の対応しかできないといった問題が残されている。
者のような消極的な解消方法では、成形品の変形に追随
して発生する装飾模様の変形を回避することが基本的に
難しく、設計者が意図する個所に、意図する装飾模様を
思うままに自由に付与することができないといった問題
がある。又、後者の特公平5−40670号公報に記載
された方法においては、部分的な変形(歪み)に対して
しか対応することができない。即ち、制約を受けた範囲
内の対応しかできないといった問題が残されている。
【0006】本発明は、上記のような問題点に着眼して
なされたものであり、その目的とするところは、これら
の問題点を解消し、設計者が意図する個所と範囲に、且
つ、変形することなく装飾模様(絵柄)を付与すること
ができる装飾シートを提供するものである。
なされたものであり、その目的とするところは、これら
の問題点を解消し、設計者が意図する個所と範囲に、且
つ、変形することなく装飾模様(絵柄)を付与すること
ができる装飾シートを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾シートにお
いては、真空成形、又は圧空成形により所望の装飾模様
が付与された成形品を得るために用いられる装飾シート
であって、成形による装飾模様の変形を事前にCAEに
よりシミュレーション予測し、その変形分を考慮した変
形模様が付与されてなることを特徴とする。
いては、真空成形、又は圧空成形により所望の装飾模様
が付与された成形品を得るために用いられる装飾シート
であって、成形による装飾模様の変形を事前にCAEに
よりシミュレーション予測し、その変形分を考慮した変
形模様が付与されてなることを特徴とする。
【0008】即ち、以下のような手順と工程により本説
明の装飾シートによる成形品への装飾模様の付与を行お
うとするものである。 1)CAEを用いて成形後の成形品の形状をシミュレー
ションにより予測し、その変形分を考慮した変形模様が
付与された装飾シートを準備する。 2)上記により予測された成形品の形状と、装飾シート
の意図する装飾模様との位置関係を確認する。 3)上記2)において確認された装飾シートの装飾模様
の位置が成形前の成形品では、どの位置に対応するかを
確認する。 4)実際の成形品上で上記装飾シートを用いて装飾模様
を付与する。
明の装飾シートによる成形品への装飾模様の付与を行お
うとするものである。 1)CAEを用いて成形後の成形品の形状をシミュレー
ションにより予測し、その変形分を考慮した変形模様が
付与された装飾シートを準備する。 2)上記により予測された成形品の形状と、装飾シート
の意図する装飾模様との位置関係を確認する。 3)上記2)において確認された装飾シートの装飾模様
の位置が成形前の成形品では、どの位置に対応するかを
確認する。 4)実際の成形品上で上記装飾シートを用いて装飾模様
を付与する。
【0009】
【作用】本発明の装飾シートにおいては、成形による装
飾模様の変形を事前にCAEによりシミュレーション予
測し、その変形分を考慮した変形模様が付与された装飾
シートを用い、上記手段の項に示した手順と工程によ
り、成形品への装飾模様の付与を行うようにしたので、
設計者が意図する個所と範囲に、且つ、変形することな
く装飾模様(絵柄)を付与することができる。
飾模様の変形を事前にCAEによりシミュレーション予
測し、その変形分を考慮した変形模様が付与された装飾
シートを用い、上記手段の項に示した手順と工程によ
り、成形品への装飾模様の付与を行うようにしたので、
設計者が意図する個所と範囲に、且つ、変形することな
く装飾模様(絵柄)を付与することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図4は、本発明の装飾シー
トを用いた成形品への装飾模様の付与工程を説明する斜
視図である。又、図2、及び図3に示す縦、横のカーブ
する線条は、成形品の真空成形による絞り加工により賦
形された形状を模式的に示すものである。
を参照して説明する。図1〜図4は、本発明の装飾シー
トを用いた成形品への装飾模様の付与工程を説明する斜
視図である。又、図2、及び図3に示す縦、横のカーブ
する線条は、成形品の真空成形による絞り加工により賦
形された形状を模式的に示すものである。
【0011】以下に付与工程を作業手順に従って説明す
る。 1)図1において、1は成形前のシート状の成形品であ
り、CAEモデルである。 2)上記CAEモデルの粘弾性大変形理論に基づいてC
AEシステムを用いてシミュレーションを行う。即ち、
CAEを用いて成形後の成形品の形状をシミュレーショ
ンにより予測し、その変形分を考慮した変形模様が付与
された装飾シートを準備する。 3)図2に示すような成形品1Aを実際に成形加工す
る。 4)図3に示すように、成形後の成形品1Aに対して、
装飾模様を付けようとするその表面に目的の装飾模様2
を重ね、成形品1Aと装飾模様2の位置関係を把握、確
認する。 5)図4に示すように、上記4)において確認された装
飾シートの装飾模様の位置が、成形前の成形品1では、
どの位置に対応するかを確認する。 6)実際の成形品上で上記装飾シートを用いて装飾模様
を印刷により付与する。
る。 1)図1において、1は成形前のシート状の成形品であ
り、CAEモデルである。 2)上記CAEモデルの粘弾性大変形理論に基づいてC
AEシステムを用いてシミュレーションを行う。即ち、
CAEを用いて成形後の成形品の形状をシミュレーショ
ンにより予測し、その変形分を考慮した変形模様が付与
された装飾シートを準備する。 3)図2に示すような成形品1Aを実際に成形加工す
る。 4)図3に示すように、成形後の成形品1Aに対して、
装飾模様を付けようとするその表面に目的の装飾模様2
を重ね、成形品1Aと装飾模様2の位置関係を把握、確
認する。 5)図4に示すように、上記4)において確認された装
飾シートの装飾模様の位置が、成形前の成形品1では、
どの位置に対応するかを確認する。 6)実際の成形品上で上記装飾シートを用いて装飾模様
を印刷により付与する。
【0012】以上説明したように、予めシミュレーショ
ンによりその変形量が予測された変形模様が付与された
本発明の装飾シートを用いることにより、深絞りの成形
品の場合においても、意図した装飾模様をゆがみがなく
正確に印刷することが可能である。
ンによりその変形量が予測された変形模様が付与された
本発明の装飾シートを用いることにより、深絞りの成形
品の場合においても、意図した装飾模様をゆがみがなく
正確に印刷することが可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明の装飾シートにおいては、成形に
よる装飾模様の変形を事前にCAEによりシミュレーシ
ョン予測し、その変形分を考慮した変形模様が付与され
た装飾シートを用い、上記手段の項に示した手順と工程
により、成形品への装飾模様の付与を行うようにしたの
で、設計者が意図する個所と範囲に、且つ、変形するこ
となく装飾模様(絵柄)を付与することができる。
よる装飾模様の変形を事前にCAEによりシミュレーシ
ョン予測し、その変形分を考慮した変形模様が付与され
た装飾シートを用い、上記手段の項に示した手順と工程
により、成形品への装飾模様の付与を行うようにしたの
で、設計者が意図する個所と範囲に、且つ、変形するこ
となく装飾模様(絵柄)を付与することができる。
【図1】本発明の装飾シートを用いた成形品への装飾模
様の付与工程を説明する斜視図。
様の付与工程を説明する斜視図。
【図2】本発明の装飾シートを用いた成形品への装飾模
様の付与工程を説明する斜視図。
様の付与工程を説明する斜視図。
【図3】本発明の装飾シートを用いた成形品への装飾模
様の付与工程を説明する斜視図。
様の付与工程を説明する斜視図。
【図4】本発明の装飾シートを用いた成形品への装飾模
様の付与工程を説明する斜視図。
様の付与工程を説明する斜視図。
1 成形前の成形品 1A 成形後の成形品 2 装飾模様
Claims (1)
- 【請求項1】 真空成形、又は圧空成形により所望の装
飾模様が付与された成形品を得るために用いられる装飾
シートであって、成形による装飾模様の変形を事前にC
AEによりシミュレーション予測し、その変形分を考慮
した変形模様が付与されてなる装飾シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6983296A JPH09254518A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 装飾シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6983296A JPH09254518A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 装飾シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09254518A true JPH09254518A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13414156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6983296A Pending JPH09254518A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 装飾シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09254518A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005028649A (ja) * | 2003-07-09 | 2005-02-03 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡シート成形体の成形方法 |
JP2016083860A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | バンドー化学株式会社 | 加飾成形品の製造方法、及び、加飾成形品 |
JP2018047684A (ja) * | 2016-08-03 | 2018-03-29 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | ドレープ成形に関するシステム及び方法 |
JP2018176725A (ja) * | 2017-04-17 | 2018-11-15 | 大日本印刷株式会社 | 基材成形工程の評価方法、パターン付き基材、プログラムおよび記録媒体 |
WO2022113250A1 (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | トヨタ自動車株式会社 | 成形方法 |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP6983296A patent/JPH09254518A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005028649A (ja) * | 2003-07-09 | 2005-02-03 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡シート成形体の成形方法 |
JP2016083860A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | バンドー化学株式会社 | 加飾成形品の製造方法、及び、加飾成形品 |
JP2018047684A (ja) * | 2016-08-03 | 2018-03-29 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | ドレープ成形に関するシステム及び方法 |
JP2018176725A (ja) * | 2017-04-17 | 2018-11-15 | 大日本印刷株式会社 | 基材成形工程の評価方法、パターン付き基材、プログラムおよび記録媒体 |
WO2022113250A1 (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | トヨタ自動車株式会社 | 成形方法 |
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