JPH08128521A - オートマチック・トランスミッションの速比切換え制御方法 - Google Patents

オートマチック・トランスミッションの速比切換え制御方法

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JPH08128521A
JPH08128521A JP2406907A JP40690790A JPH08128521A JP H08128521 A JPH08128521 A JP H08128521A JP 2406907 A JP2406907 A JP 2406907A JP 40690790 A JP40690790 A JP 40690790A JP H08128521 A JPH08128521 A JP H08128521A
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pressure
disengagement
shift
torque transmission
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JP2406907A
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Carl A Lentz
カール・アルバート・レンツ
Jeffrey K Runde
ジェフリー・カート・ルンデ
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Motors Liquidation Co
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/061Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using electric control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
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    • F16H59/38Inputs being a function of speed of gearing elements
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H2061/0087Adaptive control, e.g. the control parameters adapted by learning
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    • F16HGEARING
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    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H2061/0477Smoothing ratio shift by suppression of excessive engine flare or turbine racing during shift transition

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】低速比から高速比への切換えを前の切換えの特
質に基いて制御する方法を提供する。 【構成】クラッチ間のダウンシフトの制御がタービン速
度が離脱クラッチのスリップにより引き上げられるまで
クラッチ圧力を低下させながら係合クラッチを低い圧力
で充填し、離脱圧力を段階的に増加させて静摩擦係数か
ら動摩擦係数への変化を補償することにより行われる。
係合圧力は徐々に上昇し閉ループ特性制御期間が開始さ
れ離脱クラッチ圧力の制御により係合クラッチのスリッ
プ速度を測定し、スリップ速度特性に制御される。係合
クラッチの同期が最初に検出されると閉ループ同期制御
が開始しスリップを最小限度に抑えるように離脱圧力が
制御され、同期制御期間中クラッチの係合を開始するよ
うに急激に係合圧力を上昇させる。暴発が生じるまで圧
力を段階的に減少させた後、暴発を停止させるため圧力
を上昇させ初期の係合圧力に対して適合制御が達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前の変更の特質に基い
て自動車用のオートマチック・トランスミッション(自
動変速機)における低速比から高速比への切換えを前の
切換えの特質に基いて制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用のオートマチック・ト
ランスミッションは、その入出力軸を結合する多数の歯
車要素と、いくつかの歯車要素を付勢して入力軸と出力
軸との間に所要の速度比を確立するため選択的に係合可
能なクラッチおよびブレーキの如き関連数のトルク確保
装置とを含む。ブレーキは、バンド・タイプあるいはデ
ィスク・タイプのものであり得る。自動車のエンジニア
は、一般にトランスミッションにおいては、ディスク・
タイプのブレーキを「クラッチ」あるいは「反動クラッ
チ」と呼ぶ。本文においては、用語「クラッチ」および
「トルク伝達装置」は、ブレーキならびにクラッチを指
すため用いられる。
【0003】入力軸は、トルク・コンバータの如き流体
接手を介して車両のエンジンと結合され、出力軸は、車
両の車輪と直接結合される。1つの前進速度比から他の
速度比への切換え(シフト)は、エンジンのスロットル
および車両速度に応答して行われ、一般にその時の速度
比と関連してクラッチを(切離すように)解放即ち離脱
し、また所要の速度比と関連してクラッチを(係合する
ように)作動即ち係合することを含む。
【0004】速度比は、トランスミッションの入力速度
あるいはタービン速度を出力速度で除したものと定義さ
れる。このため、低い歯車レンジは高い速度比を持ち、
高い歯車レンジは低い速度比を有する。ダウンシフトを
行うためには、低い速度比から高い速度比に切換えが行
われる。以下に述べるタイプのトランスミッションにお
いては、ダウンシフトは低い速度比と関連するクラッチ
を解除し高い速度比と関連するクラッチを係合させるこ
とにより行われ、これにより高い速度比で作動するよう
に歯車セットを構成し直す。上記の方法で行われるシフ
トは、クラッチ間シフトと呼ばれ、質の高いシフトを行
うために正確なタイミングを必要とする。
【0005】制御のシフトの質は、圧力の変化および制
御事象のタイミングの如きいくつかの機能の共働的な作
動に依存する。シフト制御におけるいくつかのパラメー
タは、シフトの質を決定する際に重要な要素と見做すこ
とができる。車両の種類および機関の特性は、シフト操
作においては非常に重要な要因であり、前記パラメータ
の正しい選択に影響を及ぼす。更にまた、各トランスミ
ッションにおける製造公差、疲労による変化、油の品質
および温度の変化、等は、シフトの質の低下を招来す
る。これは前記パラメータの調整のための適合方式によ
り克服され、これにより車両が運転される際、シフトの
質が分析され、必要な調整が計算されて以後のシフトの
ため実現される。
【0006】新しく作られたトランスミッションのシフ
ト毎に、大きな較正調整を行う必要がある。トランスミ
ッションが最初に作動される時そのシステム形態にそれ
自体を迅速に調整する能力を提供すると共に、連続的な
更新能力を維持することが重要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特質によ
れば、特許請求の範囲1項に記載される如き車両用オー
トマチック・トランスミッションにおける低速比から高
速比への変化を制御する方法が提供される。
【0008】この方法は、オートマチック・トランスミ
ッションにおける力行(powered)ダウンシフトの適合
制御が可能であり、これにおいてはシフト中のトランス
ミッションの異常は、同じ速度比間の次の力行ダウンシ
フトにおいて診断され完全に(あるいは、任意に部分的
に)補正される。
【0009】本方法は、望ましくは、大きな補正を最初
に行うことが可能であり、その後は小さな変化に限定さ
れる。
【0010】実施に際して、本方法は、力行ダウンシフ
トの間トランスミッションの入出力速度を監視して、良
好な速度パターンからの逸脱および逸脱が生じるシフト
中の時点を識別することによって実施される。閉ループ
制御の場合は、指令されるクラッチ圧力の関係も同様に
監視される。特定の逸脱のタイプ毎に特定の対処を必要
とし、実施態様においては、時点および(または)ある
時点における指令された圧力に基いて適当な調整が計算
され、この調整は同じタイプの次のシフトに対する1つ
以上の初期条件を変更することにより実現される。調整
は、次のシフト時に完全な即ち顕著な部分的な補正を行
うため大きくなければならない。一旦補正が行われる
と、大きな変更は禁止される代わりに、小さな増分が用
いられる。
【0011】望ましくは、本方法は、所要の圧力に密に
接近するため初期の係合圧力を上下に反復的に調整し、
この調整を周期的に反復するステップを含む。
【0012】本発明はまた、上記の方法のステップを実
施するための手段を含む装置に関するものである。
【0013】以下、本発明の一実施例を、添付図面を参
照しながら、例示としてのみ記述する。
【0014】
【実施例】まず図1aにおいて、参照番号10は、スロッ
トル付き内燃機関12と、流体トルク・コンバータ14と、
6速の流体作動パワー・トランスミッション16と、差動
歯車セット(DG)18とを含む自動車の駆動系統を全体
的に示している。機関12は、軸20を介してトルク・コン
バータ14と結合され、このトルク・コンバータ14は軸22
を介してトランスミッション16と結合され、このトラン
スミッション16は軸24を介して差動歯車セット18と結合
され、この差動歯車セットは推進軸28、28を介して1対
の(図示しない)駆動車輪と結合されている。
【0015】歯車シフトは、本文ではトルク伝達装置あ
るいはクラッチと呼ぶブレーキおよびクラッチを選択的
に係合離脱させることにより行われる。これらのクラッ
チは、液圧により作動され、係合と同時に、トルクが駆
動および被駆動摩擦要素間に伝達される前に充填時間を
必要とする。
【0016】機関12と車両の駆動輪との間の速度とトル
クの関係は、TCCで示される流体作動トルク・コンバ
ータ・クラッチと、5個の流体作動トランスミッション
・クラッチC1〜C5とにより制御される。トルク・コ
ンバータ・クラッチは、ソレノイド作動制御弁30により
選択的に係合されてトルク・コンバータ14のインペラー
IとタービンTを機械的に結合する。クラッチTCC、
C1、C3、C4、C5は、図1bに示された図1によ
れば、所要のトランスミッション速度比を選択的に確保
するため、ソレノイド作動制御弁30、32、34、36、38、
40により選択的に係合され離脱される。図示されたトラ
ンスミッションの歯車セットは、1つの後退速比と6つ
の前進速比を提供し、米国特許第4,070,927号に詳細に
記載されている。オペレータが操作するアクセレータ・
ペダル41は、機関の出力を制御するため機関のスロット
ルを位置決めする。
【0017】ソレノイド作動制御弁30〜40の作動は、シ
ステムのパラメータを表わす種々の入力信号に応答し
て、回線44〜54を介して点線の輪郭で示されたコンピュ
ータに基く制御装置42により制御される。このような入
力は、回線56上の機関スロットル位置信号%Tと、回線5
8上の機関出力軸速度信号Neと、回線60上のトルク・
コンバータ出力軸速度信号Ntと、回線62上のトランス
ミッション出力軸速度信号Noと、回線64上のシステム
供給電圧信号Vbと、回線66上のトランスミッション流
体温度信号Tsumpと、回線68上のオペレータ・レンジ・
セレクタ位置信号RSとを含む。システム電圧は、蓄電
池70により供給され、入力信号は、ポテンショメータ、
サーミスタおよび磁気型速度ピックアップの如き従来の
電気トランスジューサにより得られる。
【0018】内部では、制御装置42は、内部クロックお
よびメモリーを有するマイクロコンピュータ(μC)
と、入出力デバイス(I/O)と、パルス幅変調信号ジ
ェネレータ(PWM)およびドライバ(DR)のアレイ
とを含む従来周知の多数のデバイスからなっている。以
下に示すように、PWMジェネレータおよびドライバ
(DR)は、ソレノイド作動制御弁30〜40の各々に対し
て専用化されている。PWMジェネレータの出力は、各
ドライバ(DR)へ送られ、各ソレノイド作動制御弁を
付勢するため使用される。PWMジェネレータの出力の
デューティ・サイクルは、ソレノイド作動制御弁により
供給される作動圧力を決定し、常閉弁においては低い比
率のデューティ・サイクルは低い圧力を、また高い比率
のデューティ・サイクルは高い圧力を生じる。
【0019】トランスミッション16の液圧作動回路は、
加圧された作動流体をサンプ即ち貯溜部84からクラッチ
TCC、およびC1〜C5へ種々の液圧作動および電気
/液圧作動弁機構を介して供給するための正の変位ポン
プ82を含む。主回路フィルタ86を流過した後、ポンプ82
の流体出力は、管路90、92内に調整された流体圧力を生
じる主要圧力調整弁88へ送られる。
【0020】一般にコンバータ供給圧力と呼ばれる管路
90内の流体は、コンバータ・シェル97により略図的に示
される如く、トルク・コンバータ14を通るように送られ
る。クーラ100およびクーラ・フィルタ102を流過した
後、コンバータ流体は、調整弁104により更に低い圧力
へ調整され、トランスミッション潤滑即ち潤滑回路106
へ送られる。
【0021】一般に主圧力あるいは管路圧力と呼ばれる
管路92内の流体は、ソレノイド作動制御弁30〜40に対し
て入力として供給され、また制御圧力調整弁96へ供給さ
れる。制御圧力調整弁96は、管路98内で、本文では制御
圧力と呼ばれるやや低い圧力を生じ、この圧力は制御弁
30〜40の各々のソレノイドへ送られる。
【0022】コンバータ・クラッチ圧力と呼ばれる管路
94は、ソレノイド30によりトルク・コンバータ・クラッ
チTCCへこれを係合させるため直接供給される。この
圧力はまた、主要圧力調整弁88へ供給されて、コンバー
タ・ロック・モードにおいて比較的低い調整管路圧力を
生じる。
【0023】図2および図3、図6乃至図11は、以下に
述べるシフト制御法を実施する際、図1のコンピュータ
に基く制御装置42により実行されるコンピュータのプロ
グラム命令を表わすフローチャートである。
【0024】図2は、種々のサブルーチンの逐次の実行
を指令する実行即ち主要ループ・プログラムを示してい
る。ブロック130は、種々のタイマー、レジスタおよび
制御装置42の可変値を予め定めた初期値にセットするた
め、車両の運転の各期間の初めに実行される一連の命令
を示す。その後、ブロック132〜140が、フローチャート
の線により示される如く逐次および反復的に実行され
る。ブロック132は、種々の入力信号値を読出し、所要
の制御信号をPWMジェネレータおよびソレノイド制御
弁30〜40のドライバへ出力する。ブロック134〜138は、
診断、シフトの予定および適合フラッグ・ロジックを含
む。クラッチ制御ロジック・ブロック140は、図1aに
関して先に述べた種々のシステムの入力信号を分析し、
ブロック132の次の実行時にソレノイド作動制御弁に対
して与えるための圧力指令信号PCMDを生じ、シフト
の完了時に適合フラッグに基いて適合補正を計算する。
ブロック140はまた、ソレノイド駆動電圧のパルス幅変
調を行って特定シフト動作のための圧力指令を実行す
る。ブロック140は、図3a〜図3bのフローチャート
において詳細が示される。
【0025】図3a〜3bのフローチャートは、存在す
るならば、進行中のレンジ・シフトのタイプについて判
定を行い、係合および解放状態になるクラッチに対する
特定の制御を決定するためのプログラムを示している。
このプログラムはまた、シフトが仕様内で行われたかど
うかを調べ、もしそうでなければ、シフトを補正するた
め予め定めた適合ロジックに従って、あるシフト・パラ
メータがシフトの完了時に変更される。第1に、もしロ
ックアップ・シフトが進行中である144ならば、ロック
アップ・クラッチ制御が実行される142。次いで、(シ
フトのスケジュールから)レンジ・シフトが進行中であ
る146かどうかが判定される。もしそうでなければ、ク
ラッチ制御ロジックが励起される。もしレンジ・シフト
が進行中であれば146、アップシフトか150、ダウンシフ
ト152か、中立シフトか154、あるいはガレージ・シフト
か156が判定される。ガレージ・シフトは、中立から駆
動または後退のいずれか一方へのシフト、あるいは駆動
から後退は、あるいは後退から駆動へのシフトである。
制御は、アップシフト、ダウンシフト、中立シフト、あ
るいはガレージ・シフト・ブロックのいずれかからシフ
ト終りテスト160へ流れる。一旦シフトが完了160する
と、必要に応じて162適合シフト・パラメータが変更さ
れ、デューティ・サイクル・指令が出力される163。も
しシフトが終了しなかった160ならば、図2の主要ルー
プへ戻る前に、デューティ・サイクル・指令が出力され
る163。
【0026】もしアップシフトが表示される150なら
ば、アップシフトになるクラッチ制御164およびアップ
シフトから解除されるクラッチ制御166が付勢される。
もしダウンシフトが表示される152ならば、閉路された
スロットルのダウンシフトか力行ダウンシフト168かが
次に判定される。もし閉路されたスロットルならば、閉
路スロットル進行中のフラッグがセットされ169、閉路
スロットルになるクラッチ制御が付勢され170、閉路ス
ロットルから解除されるクラッチ制御が付勢される17
2。もしダウンシフトが閉路スロットルになければ168、
閉路スロットル・フラッグが調べられる173。もしこの
フラッグがセットされなければ、力行ダウンシフトにな
るクラッチ制御174および力行ダウンシフトから解除さ
れるクラッチ制御176が付勢される。もし閉路スロット
ル・フラッグがセットされる173ならば、閉路スロット
ルのダウンシフトおよび力行ダウンシフトへの遷移状態
に開路されるスロットルが必要となり、このような場合
は、適当な遷移ロジックが惹起される178。もしシフト
が中立シフトならば154、この中立シフト・クラッチ制
御は、駆動から中立へ、あるいは後退から中立へのシフ
トを実行する155。
【0027】各制御位相は、圧力、圧力増分、時間ある
いは他の値を、本文では一般に「セット」、「プリセッ
ト」、「与えられた」あるいは「ある」値と呼ぶ予め定
めた較正値へセットすることにより作動する。このよう
な各値は、特定の各伝達条件、スロットル・レンジおよ
びシフト・タイプに対する較正値の表から選定される。
このため、アップシフト、ダウンシフト等、ならびに各
レンジ・シフト、例えば、1−2、2−1、4−3、5
−4等に対して異なる値が与えられる。コンバータおよ
びロックアップ・モードもまた、個々の較正値のセット
を要求する。
【0028】図4のグラフAおよびBは、力行ダウンシ
フトの間係合および離脱クラッチの制御のための要素お
よび離脱クラッチ圧力指令をそれぞれ示している。シフ
トの初めに、離脱クラッチ圧力指令はセットされた時間
偏差値へ進み、次いで初期圧力値Pinitialへ進み、次
にタービン速度のプルアップが生じるまで第1の離脱速
度で下方へ傾斜する。このプルアップは、離脱クラッチ
のスリップの始まりの結果である。プルアップは、ター
ビン速度Ntが出力速度Noと前の即ち比較的低い速度
比SR(前)の積に定数Kを加えたものより大きくなる
ことにより検出され、これを代数式に表わすならば、 Nt>No*SR(前)+K この同じ時間間隔において、係合する圧力指令が低い
「充填」圧力レベルにセットされて係合クラッチが係合
しなければならない時に備える。
【0029】離脱クラッチがスリップし始めると、クラ
ッチにおいては、摩擦係数が静的レベルから動的レベル
へ変化する。この摩擦の減少およびクラッチ・トルク容
量におけるその関連した減少は、クラッチ圧力を段階状
Pstepにクラッチのトルク容量が略々一定な状態を維持
するレベルへ増加させることにより補償される。この圧
力指令レベルは、予めセットされた保持時間(HOL
D)の間、あるいは係合するクラッチ同期(sync)
が生じるまで維持される。同期は、タービン速度が出力
速度に新しい即ち高い速度比を乗じたものに等しい
時、、即ち、Nt=No*SR(NEW)の時に検出さ
れる。もしこの保持時間が係合するクラッチ同期前に経
過したならば、離脱クラッチ圧力指令が、予め定めた特
性における係合クラッチのスリップを維持しようとする
閉ループ制御信号により決定される。この閉ループのス
リップ特性制御は、係合するクラッチ同期(第1のsy
nc)が検出されるまで継続する。検出されたプルアッ
プで始まり同期が検出されるまで離脱クラッチのこの間
隔にわたって続く係合クラッチ圧力は、第1のランプ速
度で上方へ傾斜する。
【0030】閉ループ特性制御は、実線の係合クラッチ
のスリップ速度特性と点線の実際のスリップ速度とを示
す図5のグラフAに関してよりよく説明される。スリッ
プ速度は、タービン速度を出力速度と比較することによ
り決定される。特に、スリップ速度は、タービン速度
と、出力速度とより高い即ち新しいレンジの速度比との
積との間の差(×変換因数K)の絶対値である。代数式
に表わすと、 SLIP=ABS|K*[Nt−(No*SR(ne
w))]| このように、シフト指令が発されると直ちに、係合する
クラッチにスリップが生じる。この初期のスリップ速度
SLIPIは、閉ループの開始時のスリップ値である。
このスリップ速度特性はこの時始まり、第1のスロープ
と呼ぶ固定速度において減少する。次に、定められた点
で、速度は第2のスロープへ減少する。このスロープ
は、理想的に、実際のスリップ速度が与えられた期間内
に平滑にゼロになるようにすることができるように選択
される。この第2のスロープは、第1のスロープより緩
やかであり、シフト・トルク擾乱の終りを係合するクラ
ッチの両側の加速度と更に密にマッチすることにより減
少する。制御目標としてスリップ速度を用いることによ
り、シフト期間を制御する時にタービン速度と出力速度
の双方が勘案される。
【0031】このスリップ特性のスロープを決定するた
め、3つの定数C1、C2およびC3が定義される。定
数C1は第2のスロープが始まるSLIPIの一部、即
ち、もしSLIP=<C1*SLIPIならば、スロー
プはスロープ2へ変化する。定数C2は、第1のスロー
プを用いる所要の時間である。定数C3は、所要の全体
的な閉ループ時間である。定数C2およびC3は、スロ
ープ計算のためだけに用いられ、直接のタイミング目的
のためには用いられない。第1および第2のスロープS
LOPE1、SLOPE2は下記の如くに定義される。
即ち、 SLOPE1=[SLIPI−(C1*SLIPI)]
/C2、および SLOPE2=C1*SLIPI/(C3−C2) 閉ループ特性制御は、スリップ速度誤差に比例する項に
より離脱クラッチ指令圧力を補正することにより実施さ
れる。タービン速度に対する効果は、図5のグラフBに
示され、これにおいては、タービン速度が出力速度(N
O)と前のレンジ(SR OLD)の速度比の積を表わ
す下方の点線より上のある量だけ増加する時プルアップ
が検出される。その後、タービン速度は、係合するクラ
ッチのスリップ速度がタービン速度カーブと出力速度
(NO)と新しいレンジ(SR NEW)の速度比の積
を表わす上方の点線との間の距離となるように見える特
性制御に従って増加する。理想的には、こスリップ速度
はゼロに収束するが、ある条件では、タービン速度が目
標値を越え、グラフAおよびBの破線で示される如くタ
ービンの暴走を生じる結果となる。
【0032】一旦第1の同期が検出されると、閉ループ
同期制御が生じて初期プラス比例制御によりスリップ速
度をゼロにさせ、これにより係合するクラッチの同期を
維持する。同時に、係合するクラッチ圧力指令のランプ
率は、第1のランプ率(図4のグラフA)より大きな第
2のランプ率まで増加される。この閉ループ同期制御お
よび第2のランプ率は、予め設定された数の別の同期が
検出されるまで継続する。次にシフトを完了するために
は、離脱圧力が第2の離脱ランプ率におけるゼロに向か
って傾斜し、係合圧力がその第2のランプ率より大きな
第3のランプ率において増加される。タービンの暴走が
検出される(充填状態の係合するクラッチを示す)なら
ば、制御は、第2の離脱ランプ相から閉ループ同期制御
へ戻ることができる。
【0033】閉ループ同期制御は、誤り信号としてスリ
ップ速度を用いて比例項および積分項の和により離脱ク
ラッチ圧力を補正する積分/比例制御アルゴリズムであ
る。係合するクラッチの第2のランプ率は、この位相中
継続する。シフトが長過ぎないことを保証するため、時
定数が与えられる。もし第1の同期検出後の設定時間が
満了するか、あるいは離脱クラッチのスリップ後の設定
時間が満了するならば、例え予め設定した同期数が検出
されても、両方の圧力をその最終値に傾斜させることに
よりシフトは完了する。
【0034】同期制御相が迂回されてシフトの完了が特
性制御相の直後になる場合がある。このような場合の内
の2つが、近似収束コンバータ・ロックアップ・シフト
と、近似収束長期開放コンバータ・シフトである。この
決定は、質の高いシフト(即ち、収束)を達成するため
必要なシフト・パラメータの変更量を計算する適合制御
(ブロック162)に依存する。もし小さな補正が必要な
らば、シフトは「近似収束」される。もしトルク変換が
開放コンバータ・モードでありスリップと最初の同期と
の間の時間が予め設定した値を越えるならば、長期コン
バータ・シフトと見做される。これら2つの場合では、
離脱圧力が即時排出され、係合圧力は第3のランプ率で
上り勾配となる。同期制御はまた、プルアップが設定値
を越えるならば、バイパスされる。しかし、この場合
は、離脱するクラッチが即時排出される代わりに第2の
率でオフの勾配となる。
【0035】上記の制御法は、従来の手法に勝るいくつ
かの利点を有することが判った。係合するクラッチに対
する低い充填指令圧力は、第2のランプ相の遅くまでト
ルク伝達を生じるには不充分である。このため、最大圧
力における係合するクラッチの過剰充填の結果生じるシ
フトの質に対する悪影響を排除して、シフトの離脱する
クラッチ制御を可能にする。係合圧力指令の多数のスロ
ープ即ちランプ率は、システムの変動によるシフトの誤
較正からの大きな保護を提供する。第1のスロープは、
クラッチ充填プロセスから始まるが、著しい圧力が生成
されないことを保証する。第2のスロープは、充填プロ
セスを完了するが、係合するクラッチのプルイン・プロ
セスを開始する。第3のスロープがクラッチ使用を完了
する。係合するクラッチの充填(即ち、圧縮)は、スリ
ップ状態の離脱するクラッチにより許容される増大する
タービン速度により生じる係合するクラッチのスリップ
の減少と同時に生じる。その結果、係合するクラッチが
同期の検出と同時に掃除使用できる状態になる。これ
は、離脱するクラッチ制御に必要な保留期間を短縮して
離脱するクラッチに必要なエネルギの消費を著しく減少
できることが判った。
【0036】本例の別の重要な特徴は、タービンのプル
アップの検出に続く離脱するクラッチの圧力指令ステッ
プである。これは、静摩擦から動摩擦への変化を補償
し、閉ループ特性制御の開始に先立ち離脱するクラッチ
が係合するクラッチのプルアップ率の制御を獲得するこ
とを許容する。圧力指令ステップ後の閉ループ制御の開
始の遅れが、圧力が別の指令変化を生じる前にステップ
指令に対して完全に応答することを可能にする。
【0037】閉ループの係合するクラッチ・スリップ速
度特性制御の使用により、同期に達する前にスリップ制
御を確立し、これによりトルク伝達が係合するクラッチ
に生じる前に、このクラッチ要素を同じ速度にさせる。
以降の同期制御は、使用される時、クラッチの係合圧力
が加えられる際このクラッチを同期状態に保持し続け、
これによりタービン速度の急増および関連するシフトの
質の低下を最小限度に抑える。更に、スリップ特性自体
が一貫したシフト・タイミングを提供する事を助ける。
【0038】シフトの誤較正からの更なる保護は、離脱
するクラッチの第2のランプの間タービンの暴走を常に
監視することにより行われる。もし暴走が生じる(不充
分な係合するクラッチ容量を示す)ならば、同期制御相
が再び確立される。このため、係合するクラッチの充填
のための別の時間を許容し、別の暴走を防止する。
【0039】本例の力行ダウンシフト・クラッチ制御の
主要な部分は、近似収束状態のコンバータ・ロックアッ
プおよび長期開放コンバータ・シフトのための離脱する
クラッチの即時の排出である。これは、このタスクが所
要のシフトの質を達成するため要求されない時、クラッ
チの同期制御による離脱するクラッチの熱の発生を低減
する。
【0040】図6乃至図10のフローチャートは、力行ダ
ウンシフト制御のためのプログラムに含まれる制御論理
を示している。図6は、離脱するクラッチの制御176の
ための論理の流れを示す。第1に、シフト時間がテスト
され200、もしこの時間が満了したら、離脱するクラッ
チは排出されて202、シフトを終了する。もしこの時間
が経過してなければ、「シフト相」が検査される。シフ
ト相は、シフト・プロセスの段階を示すポインタであ
る。もしこのシフト相がオフセットされ204、ループが
第1の時間実行される206と、初期の圧力値Pinitialが
セットされる208。もしそうでなければ、ブロック208は
バイパスされる。次に、圧力オフセット相が実行される
210。オフセット相においては、もしシフトの開始後の
時間がセットされた値を越えなければ、離脱圧力指令が
選択された初期圧力にオフセット量を加えたもの、即ち
Pinitial+オフセットに等しくセットされる。もしこ
の時間が前記値を越えるならば、離脱圧力指令は選択さ
れた初期圧力にセットされ、シフト相が「第1の離脱ラ
ンプ」にセットされる。
【0041】もしシフト相が第1の離脱ランプである21
2と、第1の離脱ランプ・ルーチンが実行される214。こ
のルーチンにおいては、離脱圧力指令が予め設定された
値により減分される。もしタービン・プルアップがこの
時検出されると、離脱圧力指令が1ステップ量だけ増分
され、シフト相が「閉ループ遅れ」にセットされる。
【0042】もしシフト相が閉ループ遅れ216ならば、
閉ループ遅れルーチンが実行される218。ここでは、離
脱圧力指令がその最後の値に保持される。閉ループ・ス
リップ速度特性が計算され、与えられた時間が経過する
かあるいは1つのSYNC(OVERSYNC)が検出
される時、シフト相が「特性閉ループ」にセットされ
る。
【0043】もシフト相が特性閉ループに等しければ20
2、図7に示されるように特性閉ループ・ルーチンが実
行される222。スリップ速度誤差が特性(図5)から計
算され224、閉ループ圧力指令が比例制御を用いて計算
される226。もしSYNCまたはSYNC以上の値が検
出される228ならば、またシフトが近似収束ロックアッ
プ・シフト230あるいは近似収束長期コンバータ・シフ
ト232であれば、シフト相が「END」にセットされる2
34。シフト相は「SYNC閉ループ」にセットされる23
6。もしSYNC(またはOVERSYNC)が検出さ
れ228、プルアップ検出後の時間がセットされた「TI
MEOUT」値を越える238ならば、シフト相は「第2
の離脱ランプ」にセットされる240。
【0044】もしシフト相が第2の離脱するランプであ
る242と、図8に示されるように、この第2の離脱ラン
プ・ルーチンが実行される244。離脱圧力指令は、前記
ループを経由する毎にセットされた量だけ減分される24
6。もし前のTIMEOUTに遭遇する248ならば、ある
いは暴走が検出される250ならば、SYNCがある時間
検出されたことを前提としてシフト相がENDにセット
され、係合圧力指令が254において一杯の状態となる。
もしタービン暴走が検出される250ならば、離脱圧力指
令が最後の計算されたSYNC閉ループ値にセットされ
256、シフト相はSYNC閉ループにセットされる258。
【0045】もしシフト相がSYNC閉ループである26
0ならば、このSYNC閉ループ・ルーチンが図9に示
されるように実行される262。この閉ループ・スリップ
速度誤差はSYNC速度から計算され264、圧力指令が
積分/比例制御を用いて計算される266。もしある数の
SYNC信号(必ずしも連続しない)が検出されなけれ
ば、第1のSYNCからの時間270か、あるいはプルア
ップからの時間272が満了したか判定される。もし満了
でなければ、このルーチンが反復するが、もしいずれか
一方が満了したならば、シフト相が第2の離脱ランプに
セットされる274。もし要求数のSYNCが検出された2
68ならば、遅延タイマーが初期化され276、あるいは既
に初期化された278ならば、このタイマーは減分される2
80。次いで、もし遅延タイマーがタイムアウト282なら
ば、シフト相は第2の離脱ランプにセットされ284、も
しタイムアウトでなければ、このループが反復する。
【0046】力行ダウンシフト係合するクラッチ制御ロ
ジック・プログラム174が図10に示される。もしシフト
相が予め設定された制限値を越える300ならば、係合圧
力指令がその最大値にセットされ302、シフトの即時完
了を保証する。
【0047】もしシフト相が「初期圧力」に等しい304
ければ、この初期圧力ルーチンが実行される306。もし
これが最初のルーチン実行であるならば、初期圧力およ
び他のパラメータがスロットル値およびシフトのタイプ
に基いて選択される310。このルーチンおよび以後のル
ーチンにおいては、最適圧力、圧力増分あるいは時間が
選択できるように、種々のスロットルおよび伝達条件に
対して較正値の表を用意することができる。初期圧力ル
ーチンは、圧力指令を初期圧力値にセットする。プルア
ップが検出されないかあるいは離脱圧力指令がゼロに等
しくなければ、圧力指令は変化しない。このような事象
においては、シフト相が伝達モード(ロックアップある
いはコンバータ・モード)に基いて選択される。
【0048】もしシフト相が第1の離脱ランプに等しい
312ければ、第1の離脱ランプ・ルーチンが実行される3
14。ここで、このループを経る毎に係合圧力指令が選択
された増分値だけ増分される。もし係合するクラッチの
SYNCあるいはSYNC以上の条件が検出されるなら
ば、シフト相が第2の離脱ランプにセットされ、この第
2の離脱ランプに対して圧力増分が選択される。
【0049】もしシフト相が第2の離脱ランプに等しい
316ければ、この第2の離脱ランプ・ルーチンが実行さ
れる318。ここで、このループを経る毎に圧力指令が選
択された値だけ増分される。もし(1)与えられた数のS
YNCが検出され、(2)プルアップからの時間がセット
値を越え、あるいは(3)SYNCからの時間が別のセッ
ト値を越えるならば、シフト相が「第3のランプ」にセ
ットされ、この第3のランプ圧力増分が選択される。
【0050】もしシフト相が第3のランプに等しい320
ければ、この第3のランプ・ルーチンが実行される32
2。このルーチンにおいては、係合圧力指令が選択され
た値だけ増分される。もし最大係合圧力が指令されて、
与えられた時間SYNCが検出されたならば、シフトが
完了する。
【0051】適合制御 適合制御は、他のタイプから独立して各タイプのシフト
に対するあるパラメータを調整する。即ち、2−1力行
ダウンシフトは、4−3力行ダウンシフトとは別個に取
扱われ、各々のシフトの質は個々に監視され、各々のタ
イプのパラメータは個々に調整されて記憶される。特定
のタイプのシフトに対するパラメータを調整するプロセ
スは継続し、このタイプの各シフトの間他のタイプのシ
フトと独立的に進行する。
【0052】完了した各シフトの終りに、図3bのブロ
ック162が適合条件をセットする。これは3つの位相で
行われる。即ち、入力および(または)出力の速度異常
により全体的に認識されるシフト異常を識別するためシ
フトを診断し、速いあるいは遅い適合調整が許されるか
どうか判定し、次のシフトに対する新しいパラメータ値
を計算する。もし速い適合調整が許されるならば、次の
シフトにおいて異常を完全に補正することを一般に目標
とするパラメータ値が計算され、あるいはもし遅い適合
調整が要求されるならば、セットされた増分だけその時
のパラメータを変更する。本システムは、速い適合モー
ドで部分的な補正を行うようにプログラムすることがで
き、これは生じ得る「過剰補正」を避けるため時折使用
される。
【0053】速い適合調整と遅い適合調整間の区別は、
トランスミッションの使用中クラッチ・プレーとの疲
労、機関性能の劣化、油の粘度低下等により小さな更新
を行う必要とは対照的に、ある車両/機関の組合わせに
おいて新しいあるいは組立て直したトランスミッション
が最初に運転される時、潜在的に大きな調整を行う必要
に基くものである。初めに、各タイプのシフト毎に速い
適合調整を行うため電子制御がセットされる。実質的に
異常が検出されないシフトで明らかな如く、このタイプ
のシフトに対して全てのパラメータが正しく調整される
と直ちに、シフトの較正は最適の状態に「収束」された
と言われ、遅い適合モードにおけるこのタイプの将来の
シフトを制御するようにメモリー・フラッグがセットさ
れる。一旦コントローラ42が遅いモードに入ると、仮に
あるとして小さな調整が適当である時、システム・ノイ
ズにより生じる誤った速度信号が大きな調整をトリガー
し得ないことを保証するようにされる。
【0054】本例においては、初期の係合圧力の場合
に、圧力が低すぎるが、圧力が低すぎるため有効な診断
が得られない時に暴走が起生する。ここで、暴走が生じ
るまで圧力は段階的に減少され、次いで圧力はセットさ
れた量だけ増加され、再び小さな段階で減少される。こ
の手順が、逓減的な段階を以て継続される。このため、
1つのステップによる完全な補正ではなく、この圧力値
を制御するため反復的な適合補正プロセスが用いられ
る。
【0055】シフト異常の診断は、シフト中主要なシフ
トの質の識別子を監視し、ある速度変化が与えられた条
件下で生じ、指令圧力のある変化が生じ、あるいはある
補正動作が既に生じた時常にメモリー・フラッグをセッ
トすることにより達成される。このように、トランスミ
ッションのシフト・パラメータがこれらの識別子におい
て具現される。次いで、いくつかのフラッグの状態の論
理的評価により、ある異常の存在が検出され、次いで適
当な調整を計算することができる。これらのフラッグに
ついては以下に述べる。
【0056】適合フラッグ もし関連する条件が妥当するならば、以下のフラッグが
セットされる。このフラッグの状態は、図11aおよび11
bに関して以下に述べるように適合調整ステップ162に
おいて用いられる。
【0057】「早期のスリップ」:離脱するクラッチの
スリップがある回数シフトの開始からある設定時間内に
検出される。
【0058】「遅いスリップ」:シフトの開始からある
設定された時間内に離脱するクラッチのスリップが検出
されない。
【0059】「タービンの暴走」(短期コンバータ・シ
フト):コンバータ・モードの間、スリップからSYN
Cあるいは過去のSYNCの最初の検出までの時間は一
定値より小さい。この条件においては、暴走は設定数の
不連続的なSYNCあるいは過去のSYNCが得られた
後に検出される。
【0060】「タービンの暴走」(長期コンバータ・シ
フトまたはロックアップ・シフト):短期のコンバータ
・シフト条件が存在しない場合、あるいはロックアップ
・モードの間は、暴走は最初のSYNCあるいは過去の
SYNCが得られた後に検出される。
【0061】「閉ループ増分」:閉ループ増分は、Pfi
nal−Picl−Poffset>Pcliの時生じる。但し、 Picl=初期の閉ループ・クラッチ圧力 Pfinal=最後の閉ループ・クラッチ圧力。短期コンバ
ータ・シフトの場合、圧力はSYNC制御期間の終りに
測定される。長期コンバータあるいはロックアップ・シ
フトの場合は、圧力は最初のSYNCあるいは過去のS
YNCにおいて測定される。
【0062】Poffset=閉ループのプログラムされた変
化量を定義する定数 Pcli=閉ループの増加をフラッグするため必要な閉ル
ープ変化量を定義する定数 「閉ループ減分」:閉ループの減分は、Pfinal−Picl
−Poffset<Pcldの時生じる。但し、 Pcld=閉ループの減分をフラッグため必要な閉ループ
変化量を定義する定数 「短期のシフト」:最初のスリップから最初のSYNC
あるいは過去のSYNCまでの時間が設定値より小さい
(短期のコンバータ・シフトを決定するため用いられる
値とは異なる) 「速い適合モード」:シフト較正が最適の解決に収束し
なかったことを示すメモリー・フラッグ。
【0063】適合論理 力行ダウンシフトは、初期係合圧力Pion、初期離脱圧
力Pioffおよび離脱段階圧力Pstepの調整により適合さ
れる。各々の調整は、図11a〜11bのフローチャートに
示される如きフラッグ・セッティングに従って行われ
る。最初に、シフト・サイクル・カウンタSCCが減分
される350。各レンジへの力行ダウンシフトに対して別
のカウンタが用いられる。次いで、もし「早期のスリッ
プ」がセットされ352、離脱するクラッチにおける圧力
が低すぎることを示すならば、増分Pioffルーチンが実
行される354。もし「タービン暴走」フラッグがセット
される356と、プログラムが終了するが、もしこのフラ
ッグがセットされなければ、減分Pionルーチンが実行
され358、初期係合圧力を減少させる。
【0064】もし「早期のスリップ」フラッグがセット
されず352、閉ループ増分(CLI)が存在する360なら
ば、増分Pstepルーチンが実行され362、閉ループの始
動圧力を増加する。もし閉ループ減分(CLD)が存在
する364ならば、減分Pstepプログラムが実行される36
6。もしCLDフラッグがセットされず、「短期のシフ
ト」フラッグが存在する368ならば、Pstepが(Pstep
+K1)にセットされ370、この段階圧力を少量だけ増
分する。
【0065】もし「遅いスリップ」フラッグがセットさ
れる372ならば、減分Pioffルーチンが実行されて初期
離脱するクラッチ圧力を低下させる374。次いで、もし
タービン暴走が存在しない376ならば、プログラムは終
了し、もし暴走が存在し短期シフトフラッグがセットさ
れなければ378、増分Pionルーチンが実行される380。
もし遅いスリップ・フラッグがセットされず372、ター
ビン暴走が存在しなければ382、減分Pionルーチン358
が実行され、もしタービン暴走が存在する382ならば、
暴走を含む遅いスリップの場合におけるように、プログ
ラムは短期のシフト・ブロックへ流れる378。
【0066】図12は、離脱するクラッチにおける閉ルー
プ増分条件を示している。図において、この閉ループ制
御は、圧力段階Pstep(初期の閉ループ圧力Piclをセ
ットする)の直後に開始し、Pfinalで終了する。もし
いかに述べる如くオフセットが存在しなければ、差Dp
=Pfinal−Piclは正である。図13に示されるように、
増分Pstepルーチンは、遅い適合変化に対する予め定め
た定数K1、適合アルゴリズムが収束するようプログラ
ムされるオフセット圧力に対するK7、許容された最大
増分に対するK8、およびPstepに対する最大値に対す
るK9を使用する。ブロック388に示したように、Pste
pは下記の最小値まで更新される。即ち、 Pstep+K6*(Dp−K7)、 Pstep+P8、あるいは K9 力行ダウンシフト・クラッチ制御ロジックにより使用さ
れる閉ループアルゴリズムにおいては、圧力指令は、P
stepが較正されない時指令されたクラッチのスリップ速
度特性に対する定常誤差を生じる値へ駆動される。もし
この段階圧力指令が上式により示される如き誤差量Dp
により調整されるならば、その結果指令されたクラッチ
のスリップ速度特性に対して誤差がゼロのシフトを生じ
ることを示すことができる。オフセット値K7は、適合
アルゴリズムが閉ループ圧力変化DpがK7と等しい解
に収束することを許容する。これは、予め設定された増
分あるいは減分量が必要に応じて閉ループ圧力応答にプ
ログラムされることを可能にする。
【0067】図13において、増分Pstepルーチン362は
最初に値Dpを計算する384。もし「速い適合モード」
フラッグがセットされる386ならば、先に述べたように
値Pstepが選択される388。もし速い適合モード・フラ
ッグがセットされなければ386、遅い適合定数K1を用
いてステップを増分し、Pstep=Pstep+K1となる39
0。減分ステップ・ルーチン366は、異なる定数が用いら
れることを除いて、実質的に同じである。この場合、偏
った圧力K7がゼロであることを前提としてDpの値は
負となる。
【0068】離脱圧力は、早期のスリップあるいは遅い
スリップの検出によりそれぞれ上下する。早期のスリッ
プ条件は、図14に示される。スリップ検出の実際の時
間、離脱するクラッチ圧力指令のスロープ、およびスリ
ップ検出の所要時間(Tdesired)を知ることにより、
Pioffの所要の増分を計算することができる。項Pext
は、開ループの離脱する圧力ランプから時間Tdesired
まで外挿される。スリップが検出される時間Tslipに対
する圧力指令はPslipである。差Dpは(Pslip−Pex
t)として定義される。
【0069】増分Pioffルーチン354は、新しい離脱圧
力ランプ指令がTdesiredにおいてPslipに達するよう
に、量DpだけPioffを増分することができる。もしK
2がPioffに加えられる計算された増分Dpの百分比で
あり、K3が速い適合アルゴリズムに対するPioffの最
小の増分であるならば、Pioffの適合値は下式の最大値
である。即ち、 Pioff=Pioff+K2*Dp、および Pioff=Pioff+K3 もし速い適合モード・フラッグがセットされなければ、
遅い適合の計算値Pioff=Pioff+K1が用いられる。
【0070】減分Pioffルーチン374は、Tdesiredが指
令されたランプ間に生じるため、値Pextが外挿されて
はならないことを除いて実質的に同じである。この場
合、Pextは単にTdesiredにおいて生じる指令圧力であ
る。
【0071】もし百分比の値、例えばK2およびK6が
100%に設定されるならば、PstepおよびPioffに対す
る適合値は、1つのシフト期間における異常を補正する
ことを目標とする。必要に応じて、小さな百分比の値を
選定することができる。
【0072】一方、Pionに対する適合調整は、暴走フ
ラッグがセットされる時は、Pionがステップ量Dsだ
け増分され、暴走フラッグがセットされない時は減分す
る反復プロセスを用いる。このプロセスで用いられる較
正定数は下記の如くである。即ち、 K14=増分圧力スケールファクタ K15=最小圧力変化値 K16=収束後の圧力増分 K17=SCCの初期値、および K18=Δ圧力スケールファクタ この反復プロセスは図15に示され、この図はPion対シ
フト数の関係の図である。運転条件に応じて、Pionの
値が存在し、それより下方で暴走が生じる。目的は、P
ionをこの値に近づけるよう調整してその状態を維持す
ることである。Pionの比較的高い値(暴走なし)で始
まる速い調整相においては、圧力Pionは各シフトにお
いて調整される。最初に、これは暴走に達するまで比較
的大きなステップDs0だけ減殺され、次いで、暴走の
ない条件へ戻るように段階(K14*Ds0)だけ増分さ
れる。図においては、因数K14は1であり、増分は最後
の減分と同じ大きさである。従って、段階サイズはスケ
ールファクタK18だけDs1まで減殺され、圧力は再び
低下し、このプロセスは、段階サイズが限界値K15に達
するまで連続的に小さくなる段階で暴走/非暴走閾値を
上下しながら反復する。段階サイズの数列は、Ds1=
K18*Ds0、Ds2=K18*Ds1、・・の如くであ
る。これは、閾値圧力付近の所要の値への迅速な収束を
達成する。
【0073】一旦閾値圧力に達すると、保持相が開始さ
れ、これにおいてDsが小さな値K16だけ増分され、シ
フト・サイクル・カウンタSCCが値K17にセットされ
る。SCCは、ゼロに達するまで同じ種類の後続のシフ
トの間1だけ減分され、その間Pionは一定に保持され
る。SCCがゼロに達すると、暴走を再開するようにK
15の段階的減分を用いる。次いで、Pionは再びK16だ
け増分され、SCCがリセットされ、保持相が繰返され
る。このように、偶発的にのみハンチングが許されて圧
力が暴走条件のすぐ上にあることを保証する。
【0074】図11においては、プログラムを経由する毎
にタービンの暴走が常にテストされる376、382、356こ
と、2つの場合、即ち早期のスリップおよびタービンの
暴走、および遅いスリップおよび非暴走の場合を除いて
Pionが増分され380あるいは減分され358ることに注目
すべきである。このように、Pion減分ルーチンおよび
Pion増分ルーチンは共に図15に示される反復を生じる
ように働く。
【0075】図16に示されるPion減分ルーチン358は、
DsがDsされる時真にセットされるフラッグDEC
Dsを使用する。もしDEC Dsが真である392なら
ば、Dsは(K18*Ds)即ちK15にセットされ394、
DEC Dsは偽にセットされる396。次いで、Pionは
(Pion−Ds)にセットされる398。もしDEC Ds
がブロック392において真でなくSCCがゼロでない400
ならば、プログラムは終了するが、もしSCCがゼロで
あれば、プログラムはブロック398へ進んで圧力Pionを
減分する。
【0076】図17に示されたPion増分ルーチン380は、
Pion=Pion+(K14*Ds)にセットすることにより
最初に圧力を増加し、もしDsがK15と等しくなければ
404、フラッグDEC Dsが真にセットされる406。も
しDs=K15、SCC=0であれば408、PionはK16だ
け増分されSCCはK17にセットされる412。もしSC
Cがゼロでなければ、圧力の増加はバイパスされる。
【0077】(長期コンバータ・シフトおよびロックア
ップ・シフトの)ほとんどの場合、反復法が初期圧力P
ionを調整して、同期に達した後偶発的な暴発領域への
エクスカーションを除いて、タービン速度が図18のグラ
フに示されるパターンと一致するようにする。このよう
なシフトの場合、最初の同期は、離脱するクラッチ・ス
リップにおいて開始する設定期間後に検出される。
【0078】あるレンジ間のダウンシフトにおいて生じ
る短期コンバータ・シフトの場合は、最初の同期が設定
された期間内に検出される。これらのシフトにおいて
は、離脱するクラッチが同期を保持する容量を確保する
には閉ループ制御期間内では時間が不充分であり、図18
のグラフAに示される如き暴発が生じる結果となる。い
くつかの同期または過去の同期の検出後のみの暴発の検
出による短期コンバータ・シフト条件に対する「タービ
ン暴発」フラッグを定義することにより、実際の暴発
は、暴発フラッグをセットすることなく、限られた期間
だけ生じることを許される。その結果、図18のグラフA
のタービン速度パターンは短期コンバータ・シフトに対
する通常の適合条件となる。
【0079】本願と同日付で出願された係属中の弊米国
特許出願第 号(RJ/3415)、同第 号(R
J/3417)、同第 号(RJ/3418)および同第号
(RJ/3423)を付記する。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは、いくつかのソレノイド作動流体圧力制御
弁と1つの制御装置とを含む流体作動の自動車用トラン
スミッションを示すシステム図である。bは、aのトラ
ンスミッションの種々の速度比を確立するため必要なク
ラッチ係合状態を示す表である。
【図2】図1aのコントローラにより歯車切換えを制御
する方法の一実施例のフローチャートである。
【図3】a及びbは、図1aのコントローラにより歯車
切換えを制御する方法の一実施例のフローチャートであ
る。
【図4】AおよびBは、クラッチ間シフトのための係合
する圧力指令と離脱する圧力指令をそれぞれ示すグラフ
である。
【図5】AおよびBは、それぞれ閉ループ周期中離脱す
るクラッチの閉ループ動作のための係合するクラッチお
よびタービン速度のスリップ図である。
【図6】離脱するクラッチの力行ダウンシフト・ロジッ
クの一実施例を示すフローチャートである。
【図7】離脱するクラッチの力行ダウンシフト・ロジッ
クの一実施例を示すフローチャートである。
【図8】離脱するクラッチの力行ダウンシフト・ロジッ
クの一実施例を示すフローチャートである。
【図9】離脱するクラッチの力行ダウンシフト・ロジッ
クの一実施例を示すフローチャートである。
【図10】係合するクラッチの力行ダウンシフト・ロジ
ックの一実施例を示すフローチャートである。
【図11】aおよびbは、力行ダウンシフトのための主
要適合ロジックの一実施例のフローチャートである。
【図12】離脱圧力のための圧力の閉ループ上昇を示す
グラフである。
【図13】初期段階の圧力を上昇させる適合ロジックの
一実施例のフローチャートである。
【図14】初期の離脱圧力の適合上昇を示すグラフであ
る。
【図15】初期の係合圧力を修正するための反復プロセ
スの一実施例を示すグラフである。
【図16】初期の係合圧力をそれぞれ昇降させて図15
に示したプロセスを実施する方法の一実施例のフローチ
ャートである。
【図17】初期の係合圧力をそれぞれ昇降させて図15
に示したプロセスを実施する方法の一実施例のフローチ
ャートである。
【図18】AおよびBは、それぞれ短いコンバータ・シ
フトおよび他の全てのシフトの場合に対するタービン速
度カーブである。
【符号の説明】
10…駆動系統、12…内燃機関、14…流体トルク・コンバ
ータ、16…流体作動パワー・トランスミッション、18…
差動歯車セット(DG)、20、22、24…軸、26、28…推
進軸、30、32、34、36、38、40…ソレノイド作動制御
弁、41…アクセレータ・ペダル、42…コンピュータに基
く制御装置、44、46、48、50、52、54、58、60、62、6
6、68…回線、70…蓄電池、82…正の変位ポンプ、84…
サンプ(貯溜部)、86…主回路フィルタ、88…主要圧力
調整弁、90、92、94、98…管路、96…制御圧力調整弁、
97…コンバータ・シェル、100…コンバータ作動油クー
ラ、102…クーラ・フィルタ、104…調整弁、106…潤滑
回路、TCC、C1〜C5…流体作動トランスミッショ
ン・クラッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー・カート・ルンデ アメリカ合衆国インディアナ州46256,イ ンディアナポリス,ストーンブランチ・サ ウス・ドライブ 7818

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用のオートマチック・トランスミッ
    ションにおける低速比から高速比への切換え制御方法で
    あって、オートマチック・トランスミッション(16)
    が、入力(22)と、出力(24)と、駆動トルク結合のた
    め入力と結合されたタービン(T)と、低速比と関連す
    る離脱方向トルク伝達装置(C1〜C5)と、高速比と
    関連する係合方向トルク伝達装置(C1〜C5)と、該
    係合方向トルク伝達装置の係合と実質的に同時に前記離
    脱方向トルク伝達装置が解放されるタービンおよび出力
    検出手段(60、62)とを含む方法において、係合方向ト
    ルク伝達装置(C1〜C5)に対して初期の係合圧力
    (Pion)を加え、その後前記係合圧力を徐々に増加
    し、前記離脱方向トルク伝達装置(C1〜C5)に対し
    て徐々に減少する圧力を加えてそのスリップを許し、前
    記係合方向トルク伝達装置(C1〜C5)に対して加え
    られる初期の係合圧力(Pion)が閾値レベルより低
    い前記閉ループ期間の終りに暴発が起生する、前記離脱
    方向トルク伝達装置(C1〜C5)の閉ループ制御期間
    を開始し、暴発の発生を検出し、暴発が検出される時前
    記初期の係合圧力(Pion)を増加することにより該
    初期の係合圧力を以降の切換えにおいて前記閾値レベル
    へ調整し、暴発が検出されない時前記初期の係合圧力を
    減少し、行った調整の大きさが1つの切換えから次の切
    換えへ徐々に小さくなるステップを含むことを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 以降の切換えにおいて前記初期の係合圧
    力(Pion)を前記閾値レベルへ調整する前記ステッ
    プが、暴発が検出されるまで予め定めたステップにより
    初期の係合圧力を減少させ、暴発が検出される時前記初
    期の係合圧力を増加させ、暴発が検出されない時、予め
    定めた最小の大きさのステップに達するまで、圧力の増
    加に続いて比較的小さなステップで時前記初期の係合圧
    力を減少させるステップを含むことを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 比較的小さな大きさのステップで前記初
    期の係合圧力を減少させる前記ステップにおいて、1つ
    のステップの大きさが、固定された比率だけ前のステッ
    プの大きさを減少させることにより決定されることを特
    徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記調整が、前記閾値レベル以上に高く
    するため設定された量だけ前記係合圧力を増加させ、前
    記最小の大きさのステップに達し暴発が検出される時、
    予め定めた数の切換えに対する更なる調整を禁止するス
    テップにより維持されることを特徴とする請求項2また
    は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 更なる調整を禁止する前記ステップが、
    予め設定された値にカウンタを設定し、以後の各切り換
    え毎に該カウンタを減分し、該カウンタがゼロへ減分さ
    れるまで以降の切換え毎に更なる調整を禁止するステッ
    プを含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 閉ループ制御期間中予め定めた量を越え
    て前記離脱圧力の増加の発生を検出し、かかる増加が検
    出される時、切換えの完了に続いて記憶されたパラメー
    タを増分するステップを含み、該パラメータは、前記初
    期の離脱圧力を閉ループ期間中離脱圧力の増加を最小限
    度に抑える値に有効に設定し、かつ該パラメータの増分
    は、前記閉ループ期間中離脱圧力の増加量に基くことを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記閉ループ制御期間中予め定めた量を
    越える前記離脱圧力の減少の発生を検出し、かかる減少
    が検出される時前記切換えの完了に続いて記憶されたパ
    ラメータを減分するステップを含み、該パラメータは、
    前記初期の離脱圧力を離脱圧力の減少を最小限度に抑え
    る値に有効に設定し、かつ該パラメータの減分は、前記
    閉ループ期間中前記離脱圧力における減少量に基くこと
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のトルク伝達装置のスリップが
    生じる所要の時間を確立し、前記離脱するトルク伝達装
    置に対して切換えの初めに初期の離脱圧力を加え、切換
    えの開始後に前記第1のトルク伝達装置のスリップが生
    じる時を検出し、所要の時間前にスリップが検出される
    時、該切換えの完了に続いて記憶されたパラメータを増
    分し、該切換えの完了に続いて記憶されたパラメータを
    増分するステップを含み、該パラメータは、前記初期の
    離脱圧力をスリップを実質的に所要の時間に生じさせる
    値に有効に増加させることを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記離脱圧力の前記スリップ点への減少
    の同じ比率で前記離脱圧力を外挿し、この外挿から所要
    の時間に前記第1のトルク伝達装置に対して加えられる
    圧力を決定し、外挿された圧力と実際のスリップの時点
    の離脱圧力との間の差を計算し、前記記憶されたパラメ
    ータを増加させて初期離脱圧力を前記の計算された差だ
    け増加させるステップを含むことを特徴とする請求項8
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記切換えの初めに前記離脱方向トル
    ク伝達装置に対して初期の離脱圧力を加え、前記離脱方
    向トルク伝達装置のスリップが生じるべき所要時間を確
    立し、前記切換えの開始後の予め設定した時間内に前記
    離脱方向トルク伝達装置のスリップが生じるかどうかを
    検出し、該第1のトルク伝達装置のスリップが予め設定
    した時間内に生じない時、切換えの完了に続いて記憶さ
    れたパラメータを減分し、該パラメータは、前記初期の
    離脱圧力をスリップを実質的に所要の時間に生じさせる
    値に有効に減少させることを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記記憶されたパラメータを減分する
    前記ステップが、所要のスリップ時点に前記離脱方向ト
    ルク伝達装置に対して加えられる離脱圧力と該スリップ
    時点に加えられる実際の圧力との間の差を計算し、前記
    記憶されたパラメータを減分して該計算された差だけ前
    記初期の離脱圧力を減少させるステップを含むことを特
    徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記離脱するトルク伝達装置のスリッ
    プから、前記係合方向トルク伝達装置のタービンとの実
    質的な同期までの時間が予め定めた値より小さい短い切
    換え条件の間、前記閉ループ制御期間の終りにおける暴
    発の発生を検出する前記ステップが、前記係合方向トル
    ク伝達装置の同期の後あるいは予め設定された数の前の
    同期の後の暴発の発生を検出し、初期の係合圧力の増加
    を遅れさせて更なる暴発を発生させるステップを含み、
    他の切換え条件の間、暴発の発生を検出する前記ステッ
    プが、前記係合方向トルク伝達装置の同期の最初の検出
    後の暴発の発生を検出するステップを含むことを特徴と
    する請求項1乃至11のいずれかに記載の方法。
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