JPH0812831B2 - ガス絶縁計器用変圧器 - Google Patents
ガス絶縁計器用変圧器Info
- Publication number
- JPH0812831B2 JPH0812831B2 JP62078515A JP7851587A JPH0812831B2 JP H0812831 B2 JPH0812831 B2 JP H0812831B2 JP 62078515 A JP62078515 A JP 62078515A JP 7851587 A JP7851587 A JP 7851587A JP H0812831 B2 JPH0812831 B2 JP H0812831B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- gas
- transformer
- base
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、電圧変成部を絶縁ガスと共に密閉タンク内
に収納したガス絶縁計器用変圧器に関するものである。
に収納したガス絶縁計器用変圧器に関するものである。
（従来の技術） ガス絶縁密閉形開閉装置（以下GISと称す）は、開閉
機器要素を高圧力の不燃性を有する絶縁ガスと共に密閉
タンクに収納して構成されており、小形なうえ保守・点
検が容易なことから近年は三相一括形や高電圧化が進ん
でいる。
機器要素を高圧力の不燃性を有する絶縁ガスと共に密閉
タンクに収納して構成されており、小形なうえ保守・点
検が容易なことから近年は三相一括形や高電圧化が進ん
でいる。
このGISの構成要素の１つにガス絶縁計器用変圧器が
ある。このガス絶縁計器用変圧器は電圧変成部絶縁ガス
と共に密閉タンク内に収納したもので一般に電磁形が採
用されており、電圧変成部は閉磁路に構成された鉄心の
一脚に低圧コイルと高圧コイルを巻回装着して成り、三
相一括形はこの電圧変成部を密閉タンク内に三個収納し
たもので、その構造は第２図に示すようになっている。
ある。このガス絶縁計器用変圧器は電圧変成部絶縁ガス
と共に密閉タンク内に収納したもので一般に電磁形が採
用されており、電圧変成部は閉磁路に構成された鉄心の
一脚に低圧コイルと高圧コイルを巻回装着して成り、三
相一括形はこの電圧変成部を密閉タンク内に三個収納し
たもので、その構造は第２図に示すようになっている。
すなわち、額縁形に構成された閉磁路鉄心１の一脚に
低圧コイル２を巻装し、この低圧コイル２の外側に、こ
れと同軸状に高圧コイル３を巻装している。高圧コイル
３の外周には電界を緩和するための高圧シールド４を装
着して、電圧変成部５を構成している。特に、三相一括
形のガス絶縁計器用変成器の場合は一般に電圧変成部５
をベース６に三個配置固定した後に、両端にフランジ7a
を備えたタンク７をベース６に取付、更にカバー８、絶
縁スペーサ９をタンク７の上部に装着して密閉タンク20
が構成されている。
低圧コイル２を巻装し、この低圧コイル２の外側に、こ
れと同軸状に高圧コイル３を巻装している。高圧コイル
３の外周には電界を緩和するための高圧シールド４を装
着して、電圧変成部５を構成している。特に、三相一括
形のガス絶縁計器用変成器の場合は一般に電圧変成部５
をベース６に三個配置固定した後に、両端にフランジ7a
を備えたタンク７をベース６に取付、更にカバー８、絶
縁スペーサ９をタンク７の上部に装着して密閉タンク20
が構成されている。
電圧変成部５の外部引出しは、絶縁スペーサ９を介し
て行われる。このような密閉タンク20においてベース
６、タンク７、カバー８、絶縁スペーサ９等の部品間は
ガスシール用のガスケット（図示せず）をはさみボルト
等の締結部品で外気としゃへいし、前記密閉タンク20の
内部空間には、高圧力の例えばSF6ガス等の絶縁ガス10
を封入して、三相一括形のガス絶縁計器用変成器が構成
されている。
て行われる。このような密閉タンク20においてベース
６、タンク７、カバー８、絶縁スペーサ９等の部品間は
ガスシール用のガスケット（図示せず）をはさみボルト
等の締結部品で外気としゃへいし、前記密閉タンク20の
内部空間には、高圧力の例えばSF6ガス等の絶縁ガス10
を封入して、三相一括形のガス絶縁計器用変成器が構成
されている。
高圧力の絶縁ガス10が封入される密閉タンク20は圧力
容器として使用されるため封入するガス圧力と、容器の
大きさによりおのずと、各部品の板厚が規定される。更
に近年は高電圧化や三相一括形化が進み容器の径がます
ます増大化するに従い、各部品の板厚も増加し、ガス絶
縁計器用変成器の全体重量における各部品で占る割合が
非常に高くなっている。
容器として使用されるため封入するガス圧力と、容器の
大きさによりおのずと、各部品の板厚が規定される。更
に近年は高電圧化や三相一括形化が進み容器の径がます
ます増大化するに従い、各部品の板厚も増加し、ガス絶
縁計器用変成器の全体重量における各部品で占る割合が
非常に高くなっている。
一方、ガス絶縁計器用変圧器を支持・固定するGIS
は、ガス絶縁計器用変圧器の重量増大化に伴って、支持
・固定構造や基礎設計にまで影響を与えるためGIS全体
としての価格が上昇する結果になっている。また、密閉
タンク20の内部に収納する電圧変成部５を固定するため
に、部品の分割数や分割部品間のシール長が多くなり、
気密信頼性低下の欠点があった。
は、ガス絶縁計器用変圧器の重量増大化に伴って、支持
・固定構造や基礎設計にまで影響を与えるためGIS全体
としての価格が上昇する結果になっている。また、密閉
タンク20の内部に収納する電圧変成部５を固定するため
に、部品の分割数や分割部品間のシール長が多くなり、
気密信頼性低下の欠点があった。
本発明の目的は、高電圧化や三相一括形化により密閉
タンクが増大化する傾向においても、より軽量化をはか
り、シール部の信頼性向上と、シール加工作業の低減を
図った安価で信頼性のあるガス絶縁計器用変圧器を提供
することにある。
タンクが増大化する傾向においても、より軽量化をはか
り、シール部の信頼性向上と、シール加工作業の低減を
図った安価で信頼性のあるガス絶縁計器用変圧器を提供
することにある。
（問題点を解決するための手段およびその作用） 本発明におけるガス絶縁計器用変圧器は、密閉タンク
を構成する各部品のうちタンクとベースを溶接による一
体構造にした上、更に内部に収納する電圧変成部をベー
スに締結部材により堅固に固定するスペースも保有さ
せ、なお且つベースの重量を軽減するようにしたもので
ある。
を構成する各部品のうちタンクとベースを溶接による一
体構造にした上、更に内部に収納する電圧変成部をベー
スに締結部材により堅固に固定するスペースも保有さ
せ、なお且つベースの重量を軽減するようにしたもので
ある。
（実施例） 以下に本発明におけるガス絶縁計器用変圧器の一実施
例を図面を参照して説明する。
例を図面を参照して説明する。
第１図において高電圧用単相形のガス絶縁計器用変圧
器の場合を示す。
器の場合を示す。
密閉タンク11は、鉄心１、低圧コイル２、高圧コイル
３および高圧シールド４等から成る電圧変成部５を収納
し、かつ必要なる絶縁距離を確保できるような径を有す
る円筒形のタンク11aを有し、このタンク11aの上部には
カバー８と外気を気密に保ちながら、機械的に締結する
ためのフランジ11bを設けタンク11aの下部はタンク径に
一致する外径を有し、かつ電圧変成部５を固定させるに
必要なスペースを残して内側に穴11eを設けた平板状の
ベース11cを溶接で一体構造にしている。更にベース11c
の穴11e径に合致する径を持つ鏡板11dを、穴11eを有す
るベース11cと溶接で一体構造にしている。
３および高圧シールド４等から成る電圧変成部５を収納
し、かつ必要なる絶縁距離を確保できるような径を有す
る円筒形のタンク11aを有し、このタンク11aの上部には
カバー８と外気を気密に保ちながら、機械的に締結する
ためのフランジ11bを設けタンク11aの下部はタンク径に
一致する外径を有し、かつ電圧変成部５を固定させるに
必要なスペースを残して内側に穴11eを設けた平板状の
ベース11cを溶接で一体構造にしている。更にベース11c
の穴11e径に合致する径を持つ鏡板11dを、穴11eを有す
るベース11cと溶接で一体構造にしている。
このように一体構造にした密閉タンク11に上部フラン
ジ11bの開口部より電圧変成部５を吊り込み、電圧変成
部５をベース11cに特殊治工具を用いてボルトで堅固に
締結する。その後、カバー８と絶縁スペーサ９をガスケ
ット等のシール材を介在させてタンク11aの上部に気密
に締結して、密閉タンク11の内部空間にSF6ガス等の絶
縁性ガス10を所定の圧力で封入している。
ジ11bの開口部より電圧変成部５を吊り込み、電圧変成
部５をベース11cに特殊治工具を用いてボルトで堅固に
締結する。その後、カバー８と絶縁スペーサ９をガスケ
ット等のシール材を介在させてタンク11aの上部に気密
に締結して、密閉タンク11の内部空間にSF6ガス等の絶
縁性ガス10を所定の圧力で封入している。
このようなガス絶縁計器用変圧器であると、全体重量
に大きなウェートを占る密閉タンク11のうち下部のタン
クフランジが一枚減るうえベースとして穴11eを有する
平板状のベース11cを採用することにより、外径の縮小
化と中央部の空洞による大きな重量低減がはかれるため
GISの保持・基礎構造が簡略される。
に大きなウェートを占る密閉タンク11のうち下部のタン
クフランジが一枚減るうえベースとして穴11eを有する
平板状のベース11cを採用することにより、外径の縮小
化と中央部の空洞による大きな重量低減がはかれるため
GISの保持・基礎構造が簡略される。
一方、タンクとベースをシールする機械加工費の削除
や組み立て時のボルト締結作業削除による価格低下がは
かれるうえ、ガスケットによるシール長が約半減される
ためシール信頼性が向上するなどの効果があり、軽量・
安価で信頼性が向上する。
や組み立て時のボルト締結作業削除による価格低下がは
かれるうえ、ガスケットによるシール長が約半減される
ためシール信頼性が向上するなどの効果があり、軽量・
安価で信頼性が向上する。
以上のように本発明によれば電圧変成部を高圧力の絶
縁ガスと共に密閉タンク内に収納したガス絶縁計器用変
圧器において、前記密閉タンクは、筒状のタンクと、前
記タンクの下部に溶接固定されるとともに、締結部材に
より前記電圧変成部に固定され、且つ前記締結部材によ
り前記電圧変成部に固定される部分以外に穴が設けられ
たベースと、前記ベースに設けられた穴を気密に塞ぐよ
う外部から前記ベースに取り付けられた薄板の鏡板と、
前記タンクの上部に気密に締結された絶縁スペーサを有
するカバーとで構成したので高電圧化や三相一括形化に
より密閉タンクが増大化する傾向においてもより軽量化
をはかり、シール部の信頼性向上とシール加工作業の低
減を図った安価で信頼性のあるガス絶縁計器用変圧器を
得ることができる。
縁ガスと共に密閉タンク内に収納したガス絶縁計器用変
圧器において、前記密閉タンクは、筒状のタンクと、前
記タンクの下部に溶接固定されるとともに、締結部材に
より前記電圧変成部に固定され、且つ前記締結部材によ
り前記電圧変成部に固定される部分以外に穴が設けられ
たベースと、前記ベースに設けられた穴を気密に塞ぐよ
う外部から前記ベースに取り付けられた薄板の鏡板と、
前記タンクの上部に気密に締結された絶縁スペーサを有
するカバーとで構成したので高電圧化や三相一括形化に
より密閉タンクが増大化する傾向においてもより軽量化
をはかり、シール部の信頼性向上とシール加工作業の低
減を図った安価で信頼性のあるガス絶縁計器用変圧器を
得ることができる。
第１図は、本発明の一実施例によるガス絶縁計器用変圧
器を示す断面図、第２図は従来のガス絶縁計器用変圧器
を示す断面図である。 １…鉄心、２…低圧コイル、３…高圧コイル、４…高圧
シールド、５…電圧変成部、８…カバー、９…絶縁スペ
ーサ、10…絶縁ガス、11…密閉タンク、11a…タンク、1
1b…フランジ、11c…ベース、11d…鏡板。
器を示す断面図、第２図は従来のガス絶縁計器用変圧器
を示す断面図である。 １…鉄心、２…低圧コイル、３…高圧コイル、４…高圧
シールド、５…電圧変成部、８…カバー、９…絶縁スペ
ーサ、10…絶縁ガス、11…密閉タンク、11a…タンク、1
1b…フランジ、11c…ベース、11d…鏡板。
Claims (1)
- 【請求項１】電圧変成部を高圧力の絶縁ガスと共に密閉
タンク内に収納したガス絶縁計器用変圧器において、前
記密閉タンクは、筒状のタンクと、前記タンクの下部に
溶接固定されるとともに、締結部材により前記電圧変成
部に固定され、且つ前記締結部材により前記電圧変成部
に固定される部分以外に穴が設けられたベースと、前記
ベースに設けられた穴を気密に塞ぐよう外部から前記ベ
ースに取り付けられた薄板の鏡板と、前記タンクの上部
に気密に締結された絶縁スペーサを有するカバーとで構
成したことを特徴とするガス絶縁計器用変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62078515A JPH0812831B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ガス絶縁計器用変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62078515A JPH0812831B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ガス絶縁計器用変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63244726A JPS63244726A (ja) | 1988-10-12 |
| JPH0812831B2 true JPH0812831B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=13664071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62078515A Expired - Lifetime JPH0812831B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | ガス絶縁計器用変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0812831B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102646511A (zh) * | 2012-05-23 | 2012-08-22 | 镇江天力变压器有限公司 | 一种高频试验变压器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59105309A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | 静止誘導機器の製造方法 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP62078515A patent/JPH0812831B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59105309A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | 静止誘導機器の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63244726A (ja) | 1988-10-12 |
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