JPH08128050A - アンカーボルト - Google Patents
アンカーボルトInfo
- Publication number
- JPH08128050A JPH08128050A JP29237194A JP29237194A JPH08128050A JP H08128050 A JPH08128050 A JP H08128050A JP 29237194 A JP29237194 A JP 29237194A JP 29237194 A JP29237194 A JP 29237194A JP H08128050 A JPH08128050 A JP H08128050A
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- JP
- Japan
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- anchor bolt
- foundation
- main body
- bodies
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- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抜け止めを特別に形成する必要がなく、セッ
ティングの容易なアンカーボルトを提供する。 【構成】 基礎に埋設される本体部分1を直線状の異形
鉄筋で構成し、基礎から突出する上端部2にネジ山を設
けたアンカーボルト本体3aでアンカーボルト3を構成
する。
ティングの容易なアンカーボルトを提供する。 【構成】 基礎に埋設される本体部分1を直線状の異形
鉄筋で構成し、基礎から突出する上端部2にネジ山を設
けたアンカーボルト本体3aでアンカーボルト3を構成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基礎内に埋設されるアン
カーボルトの構造に関する。
カーボルトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、従来のアンカーボル
ト21は、丸鋼の上端部にネジ山22を設け、丸鋼の下
部を湾曲させてJ字形の抜け止め23を形成して構成さ
れていた。
ト21は、丸鋼の上端部にネジ山22を設け、丸鋼の下
部を湾曲させてJ字形の抜け止め23を形成して構成さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アンカーボルト21
は、基礎型枠に上端が型枠から上方に突出するよう固定
され、基礎型枠内にモルタルを充填して基礎に固定され
るが、従来のJ字形のアンカーボルト21はその表面が
平滑であるので引き抜き耐力を確保するためJ字形の抜
け止め23を形成しなければならず、コスト高の一因と
成っていた。また、基礎型枠にアンカーボルト21を固
定するとき、抜け止めがJ字形であるとバランスが悪
く、アンカーボルトを垂直にセッティングすることが難
しかった。従って、本発明の目的は抜け止めを特別に形
成する必要がなく、セッティングの容易なアンカーボル
トを提供することである。
は、基礎型枠に上端が型枠から上方に突出するよう固定
され、基礎型枠内にモルタルを充填して基礎に固定され
るが、従来のJ字形のアンカーボルト21はその表面が
平滑であるので引き抜き耐力を確保するためJ字形の抜
け止め23を形成しなければならず、コスト高の一因と
成っていた。また、基礎型枠にアンカーボルト21を固
定するとき、抜け止めがJ字形であるとバランスが悪
く、アンカーボルトを垂直にセッティングすることが難
しかった。従って、本発明の目的は抜け止めを特別に形
成する必要がなく、セッティングの容易なアンカーボル
トを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】基礎に埋設される本体部
分を直線状の異形鉄筋で構成し、基礎から突出する上端
部にネジ山を設けたアンカーボルト本体からなることを
特徴とするアンカーボルトを用いる。
分を直線状の異形鉄筋で構成し、基礎から突出する上端
部にネジ山を設けたアンカーボルト本体からなることを
特徴とするアンカーボルトを用いる。
【0005】また、前記アンカーボルト本体の下端に略
水平なプレートを設けてもよい。
水平なプレートを設けてもよい。
【0006】また、前記アンカーボルト本体を複数水平
材で連結してもよい。
材で連結してもよい。
【0007】
【作用】上記構成によると、基礎に埋設される本体部分
を直線状の異形鉄筋で構成し、基礎から突出する上端部
にネジ山を設けたアンカーボルト本体によりアンカーボ
ルトを構成することにより、異形鉄筋表面の凹凸が抜け
止めとなり、鉄筋そのものを変形させて抜け止めを形成
する必要がなくアンカーボルトの形成が容易である。ま
た、アンカーボルトが直線状であるので、アンカーボル
トを変形させて抜け止めを形成した場合に較べバランス
が良くそのセッティングが容易である。
を直線状の異形鉄筋で構成し、基礎から突出する上端部
にネジ山を設けたアンカーボルト本体によりアンカーボ
ルトを構成することにより、異形鉄筋表面の凹凸が抜け
止めとなり、鉄筋そのものを変形させて抜け止めを形成
する必要がなくアンカーボルトの形成が容易である。ま
た、アンカーボルトが直線状であるので、アンカーボル
トを変形させて抜け止めを形成した場合に較べバランス
が良くそのセッティングが容易である。
【0008】また、前記アンカーボルト本体の下端に略
水平なプレートを設けることにより、例えば、べた基礎
等の比較的薄い基礎に立設するときには、異形鉄筋の埋
設部分が短く、基礎のコンクリートと接触する異形鉄筋
の表面積が少なく引き抜き耐力が不足しがちであるが、
かかる場合にもプレートにより引き抜き耐力を強化する
ことができ、比較的薄い基礎にも立設する事ができる。
水平なプレートを設けることにより、例えば、べた基礎
等の比較的薄い基礎に立設するときには、異形鉄筋の埋
設部分が短く、基礎のコンクリートと接触する異形鉄筋
の表面積が少なく引き抜き耐力が不足しがちであるが、
かかる場合にもプレートにより引き抜き耐力を強化する
ことができ、比較的薄い基礎にも立設する事ができる。
【0009】また、前記アンカーボルト本体を複数水平
材で連結する事により、アンカーボルト本体の間隔を一
定に保つことができる。
材で連結する事により、アンカーボルト本体の間隔を一
定に保つことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を示す図面に基づき説明
する。本実施例では、基礎に埋設される本体部分1を直
線状の異形鉄筋で構成し、基礎から突出する上端部2に
ネジ山を設けたアンカーボルト本体3aでアンカーボル
ト3を構成する。
する。本実施例では、基礎に埋設される本体部分1を直
線状の異形鉄筋で構成し、基礎から突出する上端部2に
ネジ山を設けたアンカーボルト本体3aでアンカーボル
ト3を構成する。
【0011】異形鉄筋とは、JIS G3112 SD
295等の鉄筋コンクリート用の棒鋼であり表面に軸方
向のリブ4や軸方向と直交方向の節5等の突起が設けら
れているものである。本実施例では、アンカーボルト3
の本体部分1は異形鉄筋をそのまま使用し、上端部2は
ネジを切ってネジ山を設けて構成する。
295等の鉄筋コンクリート用の棒鋼であり表面に軸方
向のリブ4や軸方向と直交方向の節5等の突起が設けら
れているものである。本実施例では、アンカーボルト3
の本体部分1は異形鉄筋をそのまま使用し、上端部2は
ネジを切ってネジ山を設けて構成する。
【0012】次に、本実施例のアンカーボルト3の設置
方法を布基礎に設置する場合について説明する。まず基
礎型枠6を組み、一対の挟持板からなる治具7の挟持板
間に形成される貫通孔に上端にボルトを螺合したアンカ
ーボルト3を挿通して吊り下げ、前記基礎型枠6の上端
に治具7をボルト止めし、さらにコンクリートを基礎型
枠6に充填し養生してアンカーボルト3を固定する。こ
のとき、アンカーボルト3は直線状であり、吊り下げ時
のバランスがよいので、アンカーボルト3を垂直に保っ
て植設する事が容易であり、アンカーボルト3を正確に
植設することができる。
方法を布基礎に設置する場合について説明する。まず基
礎型枠6を組み、一対の挟持板からなる治具7の挟持板
間に形成される貫通孔に上端にボルトを螺合したアンカ
ーボルト3を挿通して吊り下げ、前記基礎型枠6の上端
に治具7をボルト止めし、さらにコンクリートを基礎型
枠6に充填し養生してアンカーボルト3を固定する。こ
のとき、アンカーボルト3は直線状であり、吊り下げ時
のバランスがよいので、アンカーボルト3を垂直に保っ
て植設する事が容易であり、アンカーボルト3を正確に
植設することができる。
【0013】尚、基礎がべた基礎の様に比較的薄いとき
には、図3に示すようにアンカーボルト本体3aの下端
にプレート8を溶接して、引き抜き耐力を強化すること
により、より確実なアンカーボルト3の設置が可能であ
る。
には、図3に示すようにアンカーボルト本体3aの下端
にプレート8を溶接して、引き抜き耐力を強化すること
により、より確実なアンカーボルト3の設置が可能であ
る。
【0014】また、図4に示すように複数のアンカーボ
ルト本体3aを、上下に一対の水平材9で連結して一体
化したアンカーボルト3を用いることにより、アンカー
ボルト本体3aの間隔を一定に保つことができる。この
とき、例えば、図5に示すような耐力壁11のアンカー
ボルト本体3aと、柱12のアンカーボルト3aの間隔
等、その間隔をより正確にだす必要がある場合等に特に
有効である。
ルト本体3aを、上下に一対の水平材9で連結して一体
化したアンカーボルト3を用いることにより、アンカー
ボルト本体3aの間隔を一定に保つことができる。この
とき、例えば、図5に示すような耐力壁11のアンカー
ボルト本体3aと、柱12のアンカーボルト3aの間隔
等、その間隔をより正確にだす必要がある場合等に特に
有効である。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、基礎に埋設
される本体部分を直線状の異形鉄筋で構成し、基礎から
突出する上端部にネジ山を設けたアンカーボルト本体で
アンカーボルトを構成することにより、異形鉄筋表面の
凹凸が抜け止めとなり、鉄筋そのものを変形させて抜け
止めを形成する必要がなくアンカーボルトの形成が容易
である。また、アンカーボルトが直線状であるので、ア
ンカーボルトを変形させて抜け止めを形成した場合に較
べバランスが良くそのセッティングが容易である。
される本体部分を直線状の異形鉄筋で構成し、基礎から
突出する上端部にネジ山を設けたアンカーボルト本体で
アンカーボルトを構成することにより、異形鉄筋表面の
凹凸が抜け止めとなり、鉄筋そのものを変形させて抜け
止めを形成する必要がなくアンカーボルトの形成が容易
である。また、アンカーボルトが直線状であるので、ア
ンカーボルトを変形させて抜け止めを形成した場合に較
べバランスが良くそのセッティングが容易である。
【0016】また、前記アンカーボルト本体の下端に略
水平なプレートを設けることにより、例えば、べた基礎
等の比較的薄い基礎に立設するときには、異形鉄筋の埋
設部分が短く、基礎のコンクリートと接触する異形鉄筋
の表面積が少なく引き抜き耐力が不足しがちであるが、
かかる場合にもプレートにより引き抜き耐力を強化する
ことができ、比較的薄い基礎にも立設する事ができる。
水平なプレートを設けることにより、例えば、べた基礎
等の比較的薄い基礎に立設するときには、異形鉄筋の埋
設部分が短く、基礎のコンクリートと接触する異形鉄筋
の表面積が少なく引き抜き耐力が不足しがちであるが、
かかる場合にもプレートにより引き抜き耐力を強化する
ことができ、比較的薄い基礎にも立設する事ができる。
【0017】また、前記アンカーボルト本体を複数水平
材で連結する事により、アンカーボルト本体の間隔を一
定に保つことができ、また複数のアンカーボルト本体を
一度に植設でき、省施工を図ることができる。
材で連結する事により、アンカーボルト本体の間隔を一
定に保つことができ、また複数のアンカーボルト本体を
一度に植設でき、省施工を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す(a)は正面図、
(b)はA部の拡大図である。
(b)はA部の拡大図である。
【図2】アンカーボルトの設置方法を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施例の施工状態を示す正面図であ
る。
る。
【図6】従来例のアンカーボルトを示す正面図である。
1 本体部分 2 上端部 3 アンカーボルト 3a アンカーボルト本体 8 プレート
Claims (3)
- 【請求項1】 基礎に埋設される本体部分を直線状の異
形鉄筋で構成し、基礎から突出する上端部にネジ山を設
けたアンカーボルト本体からなることを特徴とするアン
カーボルト。 - 【請求項2】 アンカーボルト本体の下端に略水平なプ
レートを設けたことを特徴とする請求項1記載のアンカ
ーボルト。 - 【請求項3】 並設された複数のアンカーボルト本体が
水平材で連結されていることを特徴とする請求項1また
は2記載のアンカーボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29237194A JPH08128050A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | アンカーボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29237194A JPH08128050A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | アンカーボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08128050A true JPH08128050A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17780941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29237194A Pending JPH08128050A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | アンカーボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08128050A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63118435A (ja) * | 1987-10-20 | 1988-05-23 | 旭化成株式会社 | アンカーボルト定着装置 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP29237194A patent/JPH08128050A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63118435A (ja) * | 1987-10-20 | 1988-05-23 | 旭化成株式会社 | アンカーボルト定着装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970506 |