JPH0812766B2 - 陰極線管用電子銃 - Google Patents

陰極線管用電子銃

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JPH0812766B2
JPH0812766B2 JP1133516A JP13351689A JPH0812766B2 JP H0812766 B2 JPH0812766 B2 JP H0812766B2 JP 1133516 A JP1133516 A JP 1133516A JP 13351689 A JP13351689 A JP 13351689A JP H0812766 B2 JPH0812766 B2 JP H0812766B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、陰極線管用電子銃の改善に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
陰極線管用電子銃には、通常、電子放射源となるカソ
ード,制御電極であるG1電極,加速電極であるG2電極よ
り成る三極管部をもっている。
第4図は、赤・緑・青電子ビームに対応して一列に配
列した電子ビーム通過孔を有するインライン形電子銃
の、電子ビーム通過孔の配列方向の断面を図示したもの
であり、内にヒータを内蔵した陰極1a,1b,1c,G1電極2,G
2電極3,G3電極4,G4電極5は支持部をそれぞれ所定間隔
を保つように絶縁支持棒(図示しない)に埋込固定され
ている。
第5図(a),(b)はG1電極2の正面図及びその断
面図であり、電子ビーム通過孔21,その周囲の薄板部22,
G2電極の方向へ突出したリング状突縁部23,熱的あるい
は機械的に緩衝作用をもつ陰極方向へ突出したリング状
凹陥部24が、電子ビーム通過孔に対してほぼ同心円上に
設けらており、その外側は外縁部25となっている。第6
図(a),(b)はG2電極3の正面図及びその断面図で
あり、電子ビーム通過孔31が設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
陰極線管用電子銃を使用する際に、電子ビームをカッ
トオフさせるカソード電圧をCoEkと表わすと、CoEkは通
常60〜120V程度の値になる。ところで、一般的にCoEkは
次式のように表わすことができる。
ここで、k:定数,φ:G1電子ビーム通過孔径,g:電子ビ
ーム通過孔位置でのG1電極とG2電極間距離,t:G1電子ビ
ーム通過孔位置での板厚である。例えば、ディスプレイ
用陰極線管では、φ=0.4mm,g=0.24mm,t=0.07mmのと
きにCoEk=90Vを得ている。
陰極線管の解像度を上げるためには、すなわち画面上
のビームスポット径を小さくするためにはφを小さくし
なければならない。CoEkを通常と同等に維持するために
は、(1)式から、g又はtを小さくする必要がある
が、tは機械的強度が弱くなるため大幅に小さくするこ
とはできず、gを小さくしなければならない。第4図〜
第6図を参照すると、G1電極2とG2電極3の間で、最も
間隔が小さくなる部分は電子ビーム通過孔位置での間隔
すなわちgではなく、G2電極の方向へ突出したリング状
突縁部23の位置であり、この位置でのG1電極とG2電極の
間隔をg′とする。G1電極2とG2電極には最大約1,000V
の電圧が印加されるが、gを小さくしようとした際に、
g′が非常に小さくなり、この部分で絶縁破壊を起こす
ため、gの値を設定値通りの値にできないといった問題
がある。G1電極のリング状突縁部23もG1電極の強度保持
に必要であるため、削除することはできない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の陰極線管用電子銃は、G1電極のG2電極側へ突
出したリング状突縁部をG1電極の外縁部より高くし、G2
電極の前記G1電極のリング状突縁部に相当する部分にリ
ング状溝を設け、電子銃が組み立てられた際にG1電極の
リング状突縁部とG2電極との間の間隔が非常に小さくな
ることを防ぎ、G1電極とG2電極との間の耐電圧特性を向
上させることができる。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を用いて説明する。第1図
は本発明の陰極線管用電子銃の実施例であり、赤・緑・
青電子ビームに対応して一列に配列した電子ビーム通過
孔を有するインライン形電子銃の、電子ビーム貫通孔の
配列方向の断面図であり、内にヒータを内蔵した陰極1
a,1b,1c,G1電極2,G2電極3,G3電極4,G4電極5が所定間隔
を保つように固定されている。第2図(a),(b)は
G1電極2の正面図及びその断面図であり、電子ビーム通
過孔21,その周囲の薄板部22,G2電極の方向へ突出したリ
ング状突縁部23,リング状凹陥部24が電子ビーム通過孔2
1に対してほぼ同心円上に設けられており、その外側は
外縁部25となっており、この外縁部25よりもG2電極の方
向へ突出したリング状突縁部23の方がG2電極方向に高く
出ていることを特徴としている。第3図(a),(b)
図はG2電極3の正面図及びその断面図であり、電子ビー
ム通過孔31とほぼ同心円上にG1電極のリング状突縁部23
に相当する部分にリング状溝32が設けられていることを
特徴としている。
第2図,第3図でそれぞれ説明したG1電極,G2電極を
用いて第1図に示す電子銃に組立てたとき、G1電極のリ
ング状突縁部23とG2電極のリング状溝32がちょうど噛み
合うようになり、この部分のG1電極とG2電極との間隔が
非常に小さくなることを避けることができる。
第7図(a),(b)に本発明の陰極線管用電子銃の
別の実施例のG2電極の正面図及び断面図を示しており、
電子ビーム通過孔31とほぼ同心円上にG1電極のリング状
突縁部23に相当する部分にリング状溝32が設けられ、電
子ビーム通過孔31が設けられた面32がリング状溝32の外
側の外縁部33よりもG1電極側に凸であることを特徴と
し、G1電極とG2電極との間隔が非常に小さくなることを
避けることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明はG1電極のG2電極側へ突
出したリング状突縁部をG1電極の外縁部よりも高くし、
G2電極の前記G1電極のリング状突縁部に相当する部分に
リング状溝を設け、電子銃が組み立てられた際にG1電極
の突縁部とG2電極のリング状溝が噛み合う形で対向し、
G1電極とG2電極との間隔が非常に小さくなることを防
ぎ、G1電極とG2電極との間の耐電圧特性を向上させるこ
とができる。
これまでの実施例、及び説明はバイポテンシャル型の
インライン形電子銃についてのみ述べてきたが、本発明
はユニポテンシャル型、種々の多段集束型電子銃につい
ても、またデルタ形電子銃,単ビーム形電子銃について
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の陰極線管用電子銃の一実施例、第2図
(a),(b)はそれぞれ第1図に使われるG1電極の正
面図及び断面図、第3図(a),(b)は第1図に使わ
れるG2電極の正面図及び断面図、第4図は従来の陰極線
管用電子銃の図、第5図(a),(b)はそれぞれ第4
図に使われるG1電極の正面図及び断面図、第6図
(a),(b)は第4図に使われるG2電極の正面図及び
断面図、第7図は本発明の別の実施例のG2電極の正面図
及び断面図を示す。 1a,1b,1c……陰極、2……G1電極、 3……G2電極、4……G3電極、5……G4電極、 23……リング状突縁部、32……リング状溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも陰極、G1電極、G2電極とを有す
    る陰極線管電子銃において、G1電極には外縁部より高く
    G2電極側へ突出したリング状突縁部を電子ビーム透過孔
    の周囲に設け、G2電極の前記G1電極側表面において電子
    ビーム透過孔の周囲には前記G1電極のリング状突縁部に
    相当する部分に外縁部より低いリング状溝を設けて前記
    リング状突縁部と前記リング状溝とを噛み合う形で対向
    させていることを特徴とする陰極線管用電子銃。
JP1133516A 1989-05-25 1989-05-25 陰極線管用電子銃 Expired - Fee Related JPH0812766B2 (ja)

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JPS50140348U (ja) * 1974-05-02 1975-11-19
JPS5967846U (ja) * 1982-10-29 1984-05-08 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 電子銃
JPH0821338B2 (ja) * 1987-01-26 1996-03-04 株式会社日立製作所 カラ−受像管用電子銃

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