JPH05325816A - 陰極線管のカソード構体 - Google Patents
陰極線管のカソード構体Info
- Publication number
- JPH05325816A JPH05325816A JP4155765A JP15576592A JPH05325816A JP H05325816 A JPH05325816 A JP H05325816A JP 4155765 A JP4155765 A JP 4155765A JP 15576592 A JP15576592 A JP 15576592A JP H05325816 A JPH05325816 A JP H05325816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- hole
- radiator
- heater
- vent hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/04—Cathodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/488—Schematic arrangements of the electrodes for beam forming; Place and form of the elecrodes
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ヒータカソードから発生するスリーブの金属蒸
着物がセラミックディスクのガス抜き孔から飛散するの
を防止する。 【構成】放射体1を有するヒータカソード2を絶縁体で
あるディスク3に開設した通孔4に挿入し、前記放射体
1が第1グリッドG1 の円筒電極に所定の間隔をもって
対向するように設けると共に、前記ディスクの長辺側に
前記通孔に連通するガス抜き孔5を開設してなる陰極線
管のカソード構体であり、前記ディスクの通孔内の前記
放射体と前記ガス抜き孔との間に筒状に立ち上がる遮蔽
ハット6を設ける。ガス抜き孔の開口高さをA、前記遮
蔽ハットの高さをB、前記放射体の挿通高さをC、前記
ヒータカソードと遮蔽ハットとの隙間をD、前記ヒータ
カソードと通孔との隙間をEとしたときに、E・B−C
・E+C・D≧A・Dを満足する。
着物がセラミックディスクのガス抜き孔から飛散するの
を防止する。 【構成】放射体1を有するヒータカソード2を絶縁体で
あるディスク3に開設した通孔4に挿入し、前記放射体
1が第1グリッドG1 の円筒電極に所定の間隔をもって
対向するように設けると共に、前記ディスクの長辺側に
前記通孔に連通するガス抜き孔5を開設してなる陰極線
管のカソード構体であり、前記ディスクの通孔内の前記
放射体と前記ガス抜き孔との間に筒状に立ち上がる遮蔽
ハット6を設ける。ガス抜き孔の開口高さをA、前記遮
蔽ハットの高さをB、前記放射体の挿通高さをC、前記
ヒータカソードと遮蔽ハットとの隙間をD、前記ヒータ
カソードと通孔との隙間をEとしたときに、E・B−C
・E+C・D≧A・Dを満足する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受像管の電子銃に用い
られるカソード構体に関し、特に放射体の近傍から発生
する金属蒸着物がディスクに開設したガス抜き孔から飛
散するのを防止する発明である。
られるカソード構体に関し、特に放射体の近傍から発生
する金属蒸着物がディスクに開設したガス抜き孔から飛
散するのを防止する発明である。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受信機に用いられる受像管
は、ブラウン管あるいはCRT(カソード・レイ・チュ
ーブ)と呼ばれ、図4に示すように漏斗状のガラスの外
管(ガラスバルブ)7の内部に電子銃8と蛍光面9を封
入したものである。ガラスバルブ7は、同図に示すよう
に膨らんでいるコーン部7aと細い円筒状のネック部7
bとからなり、コーン部7bの底面に蛍光体を塗布して
高真空に排気したものである。カラー受像管の場合、ガ
ラスバルブ7の内部には電子銃8が3本設けられてお
り、さらに蛍光面9の前にシャドウマスク10が配設さ
れて各色の電子ビームを選択するようになっている。
は、ブラウン管あるいはCRT(カソード・レイ・チュ
ーブ)と呼ばれ、図4に示すように漏斗状のガラスの外
管(ガラスバルブ)7の内部に電子銃8と蛍光面9を封
入したものである。ガラスバルブ7は、同図に示すよう
に膨らんでいるコーン部7aと細い円筒状のネック部7
bとからなり、コーン部7bの底面に蛍光体を塗布して
高真空に排気したものである。カラー受像管の場合、ガ
ラスバルブ7の内部には電子銃8が3本設けられてお
り、さらに蛍光面9の前にシャドウマスク10が配設さ
れて各色の電子ビームを選択するようになっている。
【0003】一方、電子銃8は、電子を放出するカソー
ドと、この電子を流れの束にまとめて電子ビームとし、
速い速度で加速するとともに蛍光面上に集束させるため
の複数の円筒電極から構成されている。そして、例えば
カラー受像管の場合には、電子銃8から放出・制御・加
速・集束された3本の電子ビームは、偏向ヨーク11に
よって偏向されることにより蛍光面9の全面を走査する
ようになっている。
ドと、この電子を流れの束にまとめて電子ビームとし、
速い速度で加速するとともに蛍光面上に集束させるため
の複数の円筒電極から構成されている。そして、例えば
カラー受像管の場合には、電子銃8から放出・制御・加
速・集束された3本の電子ビームは、偏向ヨーク11に
よって偏向されることにより蛍光面9の全面を走査する
ようになっている。
【0004】この偏向ヨーク11は、水平偏向用コイル
と垂直偏向用コイルが1組になっており、例えば内側に
水平偏向用コイル、外側に垂直偏向用コイルが巻回され
ている。特に家庭用テレビジョン受像機に用いられてい
るインライン形受像管(カラーテレビジョン用として用
いられる3本の電子銃を横一列に配列した受像管)に
は、水平偏向磁界をピンクッション形(糸巻形)、垂直
偏向磁界をバレル形(樽形)としたインラインヨークが
広く用いられており、ラスター(走査線の軌跡)の形を
補正するとともにコンバージェンス(3本の電子ビーム
の重なり)の精度を向上させている。
と垂直偏向用コイルが1組になっており、例えば内側に
水平偏向用コイル、外側に垂直偏向用コイルが巻回され
ている。特に家庭用テレビジョン受像機に用いられてい
るインライン形受像管(カラーテレビジョン用として用
いられる3本の電子銃を横一列に配列した受像管)に
は、水平偏向磁界をピンクッション形(糸巻形)、垂直
偏向磁界をバレル形(樽形)としたインラインヨークが
広く用いられており、ラスター(走査線の軌跡)の形を
補正するとともにコンバージェンス(3本の電子ビーム
の重なり)の精度を向上させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子銃を構
成するカソード構体は、図5に示すように、ヒータカソ
ードがスリーブホルダー12に支持された状態で絶縁体
であるセラミックディスク13の通孔に挿入され、ヒー
タカソードの先端に取り付けられた放射体がセラミック
ディスク13に設けられた第1グリッドG1 の円筒電極
に所定間隔をもって固定されている。そして、放射体を
加熱して活性化させることにより熱電子が放出され、第
1グリッドG1 、第2グリッドG2 などの複数の円筒電
極によって電子ビームは加速・集束制御が行われる。
成するカソード構体は、図5に示すように、ヒータカソ
ードがスリーブホルダー12に支持された状態で絶縁体
であるセラミックディスク13の通孔に挿入され、ヒー
タカソードの先端に取り付けられた放射体がセラミック
ディスク13に設けられた第1グリッドG1 の円筒電極
に所定間隔をもって固定されている。そして、放射体を
加熱して活性化させることにより熱電子が放出され、第
1グリッドG1 、第2グリッドG2 などの複数の円筒電
極によって電子ビームは加速・集束制御が行われる。
【0006】このカソード構体を作動させて熱電子を放
出させた場合、放射体を構成する酸化物が分解して活性
化するためガスが発生する。カソード構体が設けられた
ガラスバルブ内は高真空状態に維持されているものの、
酸化物の活性化時に生じるガスによってセラミックディ
スクの通孔内の真空度が局部的に低下するため、このセ
ラミックディスクには、図5(A)に示すガス抜き用の
孔14が開設されている。このガス抜き孔14を設ける
ことにより、通孔内で生じたガスをガラスバルブ内へ放
散させることができ、熱電子の放出を適切に行うことが
できる。
出させた場合、放射体を構成する酸化物が分解して活性
化するためガスが発生する。カソード構体が設けられた
ガラスバルブ内は高真空状態に維持されているものの、
酸化物の活性化時に生じるガスによってセラミックディ
スクの通孔内の真空度が局部的に低下するため、このセ
ラミックディスクには、図5(A)に示すガス抜き用の
孔14が開設されている。このガス抜き孔14を設ける
ことにより、通孔内で生じたガスをガラスバルブ内へ放
散させることができ、熱電子の放出を適切に行うことが
できる。
【0007】ところが、ヒータカソードは1000℃近
い高温で作動させるので、ヒータカソードを構成する金
属製の筒体(以下、スリーブと称する)が加熱されるこ
とによって金属蒸着物を発生させることになる。そし
て、この金属蒸着物はセラミックディスクに開設された
ガス抜き孔14からカソード構体の外部に飛散し、図5
(B)に示すように、隣接する他のカソード構体のセラ
ミックディスク13に付着する。このように、ガス抜き
孔から飛散した金属蒸着物が、絶縁体であるセラミック
ディスクの外面に付着すると、ヒータカソードを支持す
るスリーブホルダー12と第1グリッドG1 などの円筒
電極、あるいはスリーブホルダー12と円筒電極間に配
設されるスペーサ15とが導通し、電子銃の機能を損な
う虞があった。
い高温で作動させるので、ヒータカソードを構成する金
属製の筒体(以下、スリーブと称する)が加熱されるこ
とによって金属蒸着物を発生させることになる。そし
て、この金属蒸着物はセラミックディスクに開設された
ガス抜き孔14からカソード構体の外部に飛散し、図5
(B)に示すように、隣接する他のカソード構体のセラ
ミックディスク13に付着する。このように、ガス抜き
孔から飛散した金属蒸着物が、絶縁体であるセラミック
ディスクの外面に付着すると、ヒータカソードを支持す
るスリーブホルダー12と第1グリッドG1 などの円筒
電極、あるいはスリーブホルダー12と円筒電極間に配
設されるスペーサ15とが導通し、電子銃の機能を損な
う虞があった。
【0008】確かに、図5(B)に示すようにセラミッ
クディスク13の長辺側にガス抜き孔14を開設せずに
短辺側に設ければ、金属蒸着物のガス抜き孔からの飛散
はリークを生じる原因とならないが、この構造ではガス
抜き孔の開口面積を充分に確保することができず、しか
も、セラミックディスクの強度も低下することとなり現
実的ではなかった。
クディスク13の長辺側にガス抜き孔14を開設せずに
短辺側に設ければ、金属蒸着物のガス抜き孔からの飛散
はリークを生じる原因とならないが、この構造ではガス
抜き孔の開口面積を充分に確保することができず、しか
も、セラミックディスクの強度も低下することとなり現
実的ではなかった。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ヒータカソードから発生す
るスリーブの金属蒸着物がセラミックディスクのガス抜
き孔から飛散するのを防止することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、ヒータカソードから発生す
るスリーブの金属蒸着物がセラミックディスクのガス抜
き孔から飛散するのを防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の陰極線管のカソード構体は、放射体を有す
るヒータカソードを絶縁体であるディスクに開設した通
孔に挿入し、前記放射体が第1グリッドの円筒電極に所
定の間隔をもって対向するように設けると共に、前記デ
ィスクの長辺側に前記通孔に連通するガス抜き孔を開設
してなる陰極線管のカソード構体において、前記ディス
クの通孔内の前記放射体と前記ガス抜き孔との間に筒状
に立ち上がる遮蔽ハットを設けたことを特徴としてい
る。前記ガス抜き孔の開口高さをA、前記遮蔽ハットの
高さをB、前記放射体の挿通高さをC、前記ヒータカソ
ードと遮蔽ハットとの隙間をD、前記ヒータカソードと
通孔との隙間をEとしたときに、 E・B−C・E+C・D≧A・D を満足することが好ましい。
に、本発明の陰極線管のカソード構体は、放射体を有す
るヒータカソードを絶縁体であるディスクに開設した通
孔に挿入し、前記放射体が第1グリッドの円筒電極に所
定の間隔をもって対向するように設けると共に、前記デ
ィスクの長辺側に前記通孔に連通するガス抜き孔を開設
してなる陰極線管のカソード構体において、前記ディス
クの通孔内の前記放射体と前記ガス抜き孔との間に筒状
に立ち上がる遮蔽ハットを設けたことを特徴としてい
る。前記ガス抜き孔の開口高さをA、前記遮蔽ハットの
高さをB、前記放射体の挿通高さをC、前記ヒータカソ
ードと遮蔽ハットとの隙間をD、前記ヒータカソードと
通孔との隙間をEとしたときに、 E・B−C・E+C・D≧A・D を満足することが好ましい。
【0011】
【作用】放射体を有するヒータカソードを作動させると
酸化物が活性化して熱電子を放出するが、これと同時
に、スリーブも高温で加熱されて金属蒸着物を発生する
ことになる。この金属蒸着物は、絶縁体ディスクのガス
抜き孔から外部に飛散しようとするが、本発明のカソー
ド構体では、放射体とガス抜き孔との間に筒状に立ち上
がる遮蔽ハットを設けているので、金属蒸着物は遮蔽ハ
ットに阻止され外部に飛散することはない。
酸化物が活性化して熱電子を放出するが、これと同時
に、スリーブも高温で加熱されて金属蒸着物を発生する
ことになる。この金属蒸着物は、絶縁体ディスクのガス
抜き孔から外部に飛散しようとするが、本発明のカソー
ド構体では、放射体とガス抜き孔との間に筒状に立ち上
がる遮蔽ハットを設けているので、金属蒸着物は遮蔽ハ
ットに阻止され外部に飛散することはない。
【0012】特に、カソード構体は高真空状態に設置さ
れるので、金属蒸着物は直線的に飛散することになり、
したがって、ガス抜き孔の開口高さをA、遮蔽ハットの
高さをB、放射体の挿通高さをC、ヒータカソードと遮
蔽ハットとの隙間をD、ヒータカソードと通孔との隙間
をEとしたときに、 E・B−C・E+C・D≧A・D を満足するようにカソード構体を構成すると、金属蒸着
物は全て遮蔽ハットに阻止される。
れるので、金属蒸着物は直線的に飛散することになり、
したがって、ガス抜き孔の開口高さをA、遮蔽ハットの
高さをB、放射体の挿通高さをC、ヒータカソードと遮
蔽ハットとの隙間をD、ヒータカソードと通孔との隙間
をEとしたときに、 E・B−C・E+C・D≧A・D を満足するようにカソード構体を構成すると、金属蒸着
物は全て遮蔽ハットに阻止される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1(A)は本発明の一実施例に係るカソード
構体を示す側面図、図1(B)は同じく正面図、図2
(A)は図1(B)のA−A線に沿う断面図、図2
(B)は図1(A)のB−B線に沿う断面図、図3は図
2(A)の拡大断面図であり、遮蔽ハットの寸法条件を
説明する断面図である。
明する。図1(A)は本発明の一実施例に係るカソード
構体を示す側面図、図1(B)は同じく正面図、図2
(A)は図1(B)のA−A線に沿う断面図、図2
(B)は図1(A)のB−B線に沿う断面図、図3は図
2(A)の拡大断面図であり、遮蔽ハットの寸法条件を
説明する断面図である。
【0014】本実施例のカソード構体は、ヒータカソー
ド2を有しており、このヒータカソード2は熱電子を放
出する放射体1とヒータ16を内部に備えたスリーブ1
7から構成されている。スリーブ17は大径部と小径部
を有する略円筒状の金属体であり、先端にキャップ20
を介して放射体1が取り付けられている。放射体1は、
例えば酸化バリウムを主成分とした酸化物が塗布された
ものであって、ヒータ16で750℃〜800℃で加熱
されることにより活性化して熱電子を放出するようにな
っている。この放射体1とヒータ16を有するスリーブ
17を絶縁体であるセラミックディスク3に固定するた
めに、当該セラミックディスク3にはスリーブホルダー
18が溶接接合されている。このスリーブホルダー18
は、溶接代であるフランジ18aが形成された筒状の金
属体であり、スリーブ17の大径部の外径に応じた内径
に形成され、スリーブ17を嵌合して溶接接合などによ
り固定する。
ド2を有しており、このヒータカソード2は熱電子を放
出する放射体1とヒータ16を内部に備えたスリーブ1
7から構成されている。スリーブ17は大径部と小径部
を有する略円筒状の金属体であり、先端にキャップ20
を介して放射体1が取り付けられている。放射体1は、
例えば酸化バリウムを主成分とした酸化物が塗布された
ものであって、ヒータ16で750℃〜800℃で加熱
されることにより活性化して熱電子を放出するようにな
っている。この放射体1とヒータ16を有するスリーブ
17を絶縁体であるセラミックディスク3に固定するた
めに、当該セラミックディスク3にはスリーブホルダー
18が溶接接合されている。このスリーブホルダー18
は、溶接代であるフランジ18aが形成された筒状の金
属体であり、スリーブ17の大径部の外径に応じた内径
に形成され、スリーブ17を嵌合して溶接接合などによ
り固定する。
【0015】一方、セラミックディスク3には、上述し
たスリーブ17の軸方向に開設された通孔4を有してお
り、この通孔4の上面には第1グリッドG1 を構成する
円筒電極がロー付け接合されている。また、この第1グ
リッドG1 の両端のセラミックディスク3には、第2グ
リッドG2 との距離を確保するためのスペーサ19が同
じくロー付け接合されており、このスペーサ19の上面
に第2グリッドG2 を構成する円筒電極が例えばレーザ
溶接などで接合されるようになっている。
たスリーブ17の軸方向に開設された通孔4を有してお
り、この通孔4の上面には第1グリッドG1 を構成する
円筒電極がロー付け接合されている。また、この第1グ
リッドG1 の両端のセラミックディスク3には、第2グ
リッドG2 との距離を確保するためのスペーサ19が同
じくロー付け接合されており、このスペーサ19の上面
に第2グリッドG2 を構成する円筒電極が例えばレーザ
溶接などで接合されるようになっている。
【0016】絶縁体であるセラミックディスク3には、
放射体1が活性化する際に発生するガスを外部に放出さ
せるべく、図1(A)に示すセラミックディスク3の長
辺側にガス抜き孔5が形成されており、このガス抜き孔
5は上述した通孔4に連通している。通常、カソード構
体を配設するテレビジョン受像機のガラスバルブ内は高
真空状態に維持されているので、セラミックディスク3
の通孔4内で発生した酸化物のガスを外部、すなわち、
ガラスバルブ内に放出するには、セラミックディスク3
のガス抜き孔5を大きく開設することが好ましい。しか
しながら、ガス抜き孔5を大きく設定すればするほどセ
ラミックディスク3の強度が低下するので、当該強度を
保証できる範囲で設定することが望ましい。
放射体1が活性化する際に発生するガスを外部に放出さ
せるべく、図1(A)に示すセラミックディスク3の長
辺側にガス抜き孔5が形成されており、このガス抜き孔
5は上述した通孔4に連通している。通常、カソード構
体を配設するテレビジョン受像機のガラスバルブ内は高
真空状態に維持されているので、セラミックディスク3
の通孔4内で発生した酸化物のガスを外部、すなわち、
ガラスバルブ内に放出するには、セラミックディスク3
のガス抜き孔5を大きく開設することが好ましい。しか
しながら、ガス抜き孔5を大きく設定すればするほどセ
ラミックディスク3の強度が低下するので、当該強度を
保証できる範囲で設定することが望ましい。
【0017】また、既述したように、放射体1である酸
化物を活性化するためには、ヒータ16によって100
0℃近い高温加熱を行う必要があることから、ヒータ1
6を収容したスリーブ17もヒータカソード2の作動と
同時に高温で加熱されることになる。この加熱によって
スリーブ17を構成する金属が蒸発し蒸着物となって外
部に飛散する。
化物を活性化するためには、ヒータ16によって100
0℃近い高温加熱を行う必要があることから、ヒータ1
6を収容したスリーブ17もヒータカソード2の作動と
同時に高温で加熱されることになる。この加熱によって
スリーブ17を構成する金属が蒸発し蒸着物となって外
部に飛散する。
【0018】本実施例では、この金属蒸着物を外部に飛
散させないように遮蔽ハット6をセラミックディスク3
の通孔4内に設けている。すなわち、図2(A)(B)
に示すように、スリーブホルダー18に溶接するための
フランジ6aを有し、ヒータカソード2の軸方向に沿っ
て立ち上がる筒状の金属体からなる。この遮蔽ハット6
はヒータカソード2をスリーブホルダー18に装着した
後に、あるいは装着する前に、スリーブホルダー18の
フランジ18aと遮蔽ハット6のフランジ6aとを合わ
せて、ここを溶接接合し、この状態でセラミックディス
ク3に取り付ける。
散させないように遮蔽ハット6をセラミックディスク3
の通孔4内に設けている。すなわち、図2(A)(B)
に示すように、スリーブホルダー18に溶接するための
フランジ6aを有し、ヒータカソード2の軸方向に沿っ
て立ち上がる筒状の金属体からなる。この遮蔽ハット6
はヒータカソード2をスリーブホルダー18に装着した
後に、あるいは装着する前に、スリーブホルダー18の
フランジ18aと遮蔽ハット6のフランジ6aとを合わ
せて、ここを溶接接合し、この状態でセラミックディス
ク3に取り付ける。
【0019】特に、カソード構体を配設するテレビジョ
ン受像機のガラスバルブ内は高真空状態であるので、金
属蒸着物は直線的に飛散することになる。このような知
見に基づいて、本実施例では、遮蔽ハット6の高さ寸法
Bと、ガス抜き孔5の開口高さA、放射体1の挿通高さ
C、ヒータカソード2と遮蔽ハット6との隙間D、ヒー
タカソード2と通孔4との隙間Eとの関係を下記式
(1)のように設定している。 E・B−C・E+C・D≧A・D …(1)
ン受像機のガラスバルブ内は高真空状態であるので、金
属蒸着物は直線的に飛散することになる。このような知
見に基づいて、本実施例では、遮蔽ハット6の高さ寸法
Bと、ガス抜き孔5の開口高さA、放射体1の挿通高さ
C、ヒータカソード2と遮蔽ハット6との隙間D、ヒー
タカソード2と通孔4との隙間Eとの関係を下記式
(1)のように設定している。 E・B−C・E+C・D≧A・D …(1)
【0020】これら遮蔽ハットの高さ寸法B、ガス抜き
孔の開口高さA、放射体の挿通高さC、ヒータカソード
と遮蔽ハットとの隙間D、ヒータカソードと通孔との隙
間Eに、それぞれ製造誤差等の公差が存在するときは、
下記式(2)とすることが好ましい。つまり、遮蔽ハッ
トの高さ寸法Bの最小値をBMIN 、ガス抜き孔の開口高
さAの最大値をAMAX 、放射体の挿通高さCの最大値を
CMAX 、ヒータカソードと遮蔽ハットとの隙間Dの最小
値をDMIN 、ヒータカソードと通孔との隙間Eの最大値
をEMAX とすると、 EMAX ・BMIN −CMAX ・EMAX +CMAX ・DMIN ≧AMAX ・DMIN …(2) この式(2)を満足するBMIN より大きい高さで遮蔽ハ
ット6を形成すれば、放射体1の近傍から飛散する金属
蒸着物は当該遮蔽ハット6で完全にシールドすることが
可能となる。
孔の開口高さA、放射体の挿通高さC、ヒータカソード
と遮蔽ハットとの隙間D、ヒータカソードと通孔との隙
間Eに、それぞれ製造誤差等の公差が存在するときは、
下記式(2)とすることが好ましい。つまり、遮蔽ハッ
トの高さ寸法Bの最小値をBMIN 、ガス抜き孔の開口高
さAの最大値をAMAX 、放射体の挿通高さCの最大値を
CMAX 、ヒータカソードと遮蔽ハットとの隙間Dの最小
値をDMIN 、ヒータカソードと通孔との隙間Eの最大値
をEMAX とすると、 EMAX ・BMIN −CMAX ・EMAX +CMAX ・DMIN ≧AMAX ・DMIN …(2) この式(2)を満足するBMIN より大きい高さで遮蔽ハ
ット6を形成すれば、放射体1の近傍から飛散する金属
蒸着物は当該遮蔽ハット6で完全にシールドすることが
可能となる。
【0021】次に作用を説明する。放射体1を有するヒ
ータカソード2を作動させると酸化物が活性化して熱電
子を放出するが、これと同時に、スリーブ17も高温で
加熱されて金属蒸着物を発生することになる。この金属
蒸着物は、絶縁体ディスク3のガス抜き孔5から外部に
飛散しようとするが、本発明のカソード構体では、放射
体1とガス抜き孔5との間に筒状に立ち上がる遮蔽ハッ
ト6を設けているので、金属蒸着物は遮蔽ハット6に阻
止され外部に飛散することはない。
ータカソード2を作動させると酸化物が活性化して熱電
子を放出するが、これと同時に、スリーブ17も高温で
加熱されて金属蒸着物を発生することになる。この金属
蒸着物は、絶縁体ディスク3のガス抜き孔5から外部に
飛散しようとするが、本発明のカソード構体では、放射
体1とガス抜き孔5との間に筒状に立ち上がる遮蔽ハッ
ト6を設けているので、金属蒸着物は遮蔽ハット6に阻
止され外部に飛散することはない。
【0022】特に、カソード構体は高真空状態に設置さ
れるので、金属蒸着物は直線的に飛散することになり、
したがって、ガス抜き孔の開口高さをA、遮蔽ハットの
高さをB、放射体の挿通高さをC、ヒータカソードと遮
蔽ハットとの隙間をD、ヒータカソードと通孔との隙間
をEとしたときに、 E・B−C・E+C・D≧A・D を満足するようにカソード構体を構成すると、金属蒸着
物は全て遮蔽ハット6に阻止される。
れるので、金属蒸着物は直線的に飛散することになり、
したがって、ガス抜き孔の開口高さをA、遮蔽ハットの
高さをB、放射体の挿通高さをC、ヒータカソードと遮
蔽ハットとの隙間をD、ヒータカソードと通孔との隙間
をEとしたときに、 E・B−C・E+C・D≧A・D を満足するようにカソード構体を構成すると、金属蒸着
物は全て遮蔽ハット6に阻止される。
【0023】このように本実施例のカソード構体では、
遮蔽ハットをセラミックディスクの通孔内に設け、か
つ、ガス抜き孔の開口高さA、遮蔽ハットの高さB、放
射体の挿通高さC、ヒータカソードと遮蔽ハットとの隙
間D、ヒータカソードと通孔との隙間Eの寸法関係を式
(1)あるいは式(2)を満足するように構成している
ので、ヒータカソードから発生するスリーブの金属蒸着
物はセラミックディスクのガス抜き孔から飛散する際に
遮蔽ハットで阻止される。したがって、ヒータカソード
2を支持するスリーブホルダー18と第1グリッドG1
などの円筒電極、あるいはスリーブホルダー18と円筒
電極間に配設されるスペーサ19との間にリークが生じ
ることはない。
遮蔽ハットをセラミックディスクの通孔内に設け、か
つ、ガス抜き孔の開口高さA、遮蔽ハットの高さB、放
射体の挿通高さC、ヒータカソードと遮蔽ハットとの隙
間D、ヒータカソードと通孔との隙間Eの寸法関係を式
(1)あるいは式(2)を満足するように構成している
ので、ヒータカソードから発生するスリーブの金属蒸着
物はセラミックディスクのガス抜き孔から飛散する際に
遮蔽ハットで阻止される。したがって、ヒータカソード
2を支持するスリーブホルダー18と第1グリッドG1
などの円筒電極、あるいはスリーブホルダー18と円筒
電極間に配設されるスペーサ19との間にリークが生じ
ることはない。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ディ
スクの通孔内の前記放射体と前記ガス抜き孔との間に筒
状に立ち上がる遮蔽ハットを設け、特に、ガス抜き孔の
開口高さをA、前記遮蔽ハットの高さをB、前記放射体
の挿通高さをC、前記ヒータカソードと遮蔽ハットとの
隙間をD、前記ヒータカソードと開口との隙間をEとし
たときに、E・B−C・E+C・D≧A・Dを満足する
ように構成したので、ヒータカソードから発生するスリ
ーブの金属蒸着物はセラミックディスクのガス抜き孔か
ら飛散する際に遮蔽ハットで阻止される。これにより、
ヒータカソードを支持するスリーブホルダーと第1グリ
ッドなどの円筒電極、あるいはスリーブホルダーと円筒
電極間に配設されるスペーサとの導通を防止することが
できる。
スクの通孔内の前記放射体と前記ガス抜き孔との間に筒
状に立ち上がる遮蔽ハットを設け、特に、ガス抜き孔の
開口高さをA、前記遮蔽ハットの高さをB、前記放射体
の挿通高さをC、前記ヒータカソードと遮蔽ハットとの
隙間をD、前記ヒータカソードと開口との隙間をEとし
たときに、E・B−C・E+C・D≧A・Dを満足する
ように構成したので、ヒータカソードから発生するスリ
ーブの金属蒸着物はセラミックディスクのガス抜き孔か
ら飛散する際に遮蔽ハットで阻止される。これにより、
ヒータカソードを支持するスリーブホルダーと第1グリ
ッドなどの円筒電極、あるいはスリーブホルダーと円筒
電極間に配設されるスペーサとの導通を防止することが
できる。
【図1】(A)は本発明の一実施例に係るカソード構体
を示す側面図、(B)は同じく正面図である。
を示す側面図、(B)は同じく正面図である。
【図2】(A)は図1(B)のA−A線に沿う断面図、
(B)は図1(A)のB−B線に沿う断面図である。
(B)は図1(A)のB−B線に沿う断面図である。
【図3】図2(A)の拡大断面図であり、遮蔽ハットの
寸法条件を説明する断面図である。
寸法条件を説明する断面図である。
【図4】テレビジョン受信機の受像管を示す側面図であ
る。
る。
【図5】(A)は従来のカソード構体を示す底面図、
(B)は同じく側面図である。
(B)は同じく側面図である。
1…放射体 2…ヒータカソード 3…セラミックディスク(絶縁体ディスク) 4…通孔 5…ガス抜き孔 6…遮蔽ハット A…ガス抜き孔の開口高さ B…遮蔽ハットの高さ C…放射体の挿通高さ D…ヒータカソードと遮蔽ハットとの隙間 E…ヒータカソードと開口との隙間
Claims (2)
- 【請求項1】放射体を有するヒータカソードを絶縁体で
あるディスクに開設した通孔に挿入し、前記放射体が第
1グリッドの円筒電極に所定の間隔をもって対向するよ
うに設けると共に、前記ディスクの長辺側に前記通孔に
連通するガス抜き孔を開設してなる陰極線管のカソード
構体において、前記ディスクの通孔内の前記放射体と前
記ガス抜き孔との間に筒状に立ち上がる遮蔽ハットを設
けたことを特徴とする陰極線管のカソード構体。 - 【請求項2】前記ガス抜き孔の開口高さをA、前記遮蔽
ハットの高さをB、前記放射体の挿通高さをC、前記ヒ
ータカソードと遮蔽ハットとの隙間をD、前記ヒータカ
ソードと通孔との隙間をEとしたときに、 E・B−C・E+C・D≧A・D を満足することを特徴とする請求項1に記載の陰極線管
のカソード構体。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15576592A JP3189388B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 陰極線管のカソード構体 |
US08/062,249 US5424606A (en) | 1992-05-22 | 1993-05-17 | Cathode assembly and an electron gun having the same |
FR9306050A FR2691577B1 (fr) | 1992-05-22 | 1993-05-19 | Ensemble cathode et canon a electrons comportant un tel ensemble. |
NL9300874A NL194483C (nl) | 1992-05-22 | 1993-05-19 | Kathodeconstructie voor het elektronenkanon van een televisiebeeldbuis. |
KR1019930008728A KR100248862B1 (ko) | 1992-05-22 | 1993-05-21 | 음극선관의 캐소드장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15576592A JP3189388B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 陰極線管のカソード構体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325816A true JPH05325816A (ja) | 1993-12-10 |
JP3189388B2 JP3189388B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=15612925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15576592A Expired - Fee Related JP3189388B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 陰極線管のカソード構体 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5424606A (ja) |
JP (1) | JP3189388B2 (ja) |
KR (1) | KR100248862B1 (ja) |
FR (1) | FR2691577B1 (ja) |
NL (1) | NL194483C (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5514930A (en) * | 1993-06-21 | 1996-05-07 | Sony Corporation | Electron gun of CRT and manufacturing method therefor |
US6522059B1 (en) * | 1999-09-03 | 2003-02-18 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Electron gun for color cathode ray tube |
WO2014069376A1 (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 試薬容器および自動分析装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09199019A (ja) * | 1996-01-19 | 1997-07-31 | Sony Corp | 陰極線管用電子銃の組立方法及びカソード構造体 |
JPH09320484A (ja) * | 1996-05-30 | 1997-12-12 | Sony Corp | 電子銃及び陰極線管 |
WO1998056026A1 (en) * | 1997-06-03 | 1998-12-10 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Picture display device with means for dissipating heat produced by the cathode |
WO1999017325A1 (en) * | 1997-09-29 | 1999-04-08 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Cathode ray tube comprising a semiconductor cathode |
JP6058078B2 (ja) * | 2015-06-12 | 2017-01-11 | 幸人 河本 | ゴミ被覆保護装置 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB755213A (en) * | 1953-02-04 | 1956-08-22 | Emi Ltd | Improvements in or relating to cathode structures for electron discharge devices |
US3333138A (en) * | 1965-01-11 | 1967-07-25 | Rauland Corp | Support assembly for a low-wattage cathode |
NL6704148A (ja) * | 1967-03-21 | 1968-09-23 | ||
JPS5340267A (en) * | 1976-09-27 | 1978-04-12 | Toshiba Corp | Electron gun assembling body |
US4151441A (en) * | 1978-05-11 | 1979-04-24 | Gte Sylvania Incorporated | Cathode support means in electron gun structure of a cathode ray tube |
US4500808A (en) * | 1982-04-02 | 1985-02-19 | Rca Corporation | Multibeam electron gun with composite electrode having plurality of separate metal plates |
US4558254A (en) * | 1984-04-30 | 1985-12-10 | Rca Corporation | Cathode-ray tube having an improved low power cathode assembly |
US4607187A (en) * | 1984-08-22 | 1986-08-19 | Rca Corporation | Structure for and method of aligning beam-defining apertures by means of alignment apertures |
US4629934A (en) * | 1985-08-27 | 1986-12-16 | Rca Corporation | Multibeam electron gun having means for positioning a screen grid electrode |
US4631443A (en) * | 1985-08-27 | 1986-12-23 | Rca Corporation | Multibeam electron gun having a formed transition member |
JP2607654B2 (ja) * | 1988-12-16 | 1997-05-07 | 株式会社東芝 | 傍熱形陰極構体及びそれを使用した電子銃構体 |
US5099170A (en) * | 1989-09-13 | 1992-03-24 | Hitachi, Ltd. | Cathode supporting structure for color cathode-ray tube |
KR0147542B1 (ko) * | 1989-12-31 | 1998-08-01 | 김정배 | 전자관용 함침형 음극 구조체 |
US5221875A (en) * | 1992-05-12 | 1993-06-22 | Tektronix, Inc. | High resolution cathode-ray tube with high bandwidth capability |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP15576592A patent/JP3189388B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-17 US US08/062,249 patent/US5424606A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-19 FR FR9306050A patent/FR2691577B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-19 NL NL9300874A patent/NL194483C/nl not_active IP Right Cessation
- 1993-05-21 KR KR1019930008728A patent/KR100248862B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5514930A (en) * | 1993-06-21 | 1996-05-07 | Sony Corporation | Electron gun of CRT and manufacturing method therefor |
US5697823A (en) * | 1993-06-21 | 1997-12-16 | Sony Corporation | Electron gun of CRT and manufacturing method therefor |
US6522059B1 (en) * | 1999-09-03 | 2003-02-18 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Electron gun for color cathode ray tube |
WO2014069376A1 (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 試薬容器および自動分析装置 |
JPWO2014069376A1 (ja) * | 2012-10-30 | 2016-09-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 試薬容器および自動分析装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NL9300874A (nl) | 1993-12-16 |
US5424606A (en) | 1995-06-13 |
NL194483B (nl) | 2002-01-02 |
KR100248862B1 (ko) | 2000-03-15 |
FR2691577B1 (fr) | 1997-06-27 |
KR930024055A (ko) | 1993-12-21 |
JP3189388B2 (ja) | 2001-07-16 |
NL194483C (nl) | 2002-05-03 |
FR2691577A1 (fr) | 1993-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3189388B2 (ja) | 陰極線管のカソード構体 | |
JP3789530B2 (ja) | 内部磁気シールドを有するカラー陰極線管 | |
JPH09306389A (ja) | 陰極線管用ファンネル | |
US5202606A (en) | Cathode-ray tube with focussing structure and getter means | |
KR100334072B1 (ko) | 음극선관용 전자총 | |
US6121724A (en) | Color cathode ray tube with high resistance film in the electron gun | |
JP2004095291A (ja) | カラー陰極線管 | |
KR100267977B1 (ko) | 음극선관용 전자총 | |
KR200271018Y1 (ko) | 칼라 브라운관의 음극지지체 구조 | |
KR940006969Y1 (ko) | 음극선관 전자총의 히이터 탭 | |
KR100189833B1 (ko) | 칼라 음극선관용 전자총 | |
JPH0785807A (ja) | 電子銃 | |
JPH11176315A (ja) | 含浸型陰極構体及びこの陰極構体を用いた電子銃 | |
KR100209692B1 (ko) | 음극선관용 전자총 | |
KR100207573B1 (ko) | 칼라 음극선관용 전자총 | |
KR200154147Y1 (ko) | 칼라수상관용 전자총 | |
KR870000557Y1 (ko) | 칼라 음극선관용 전자총의 제 3 그리드 보텀장치 | |
US5460559A (en) | Cathode ray tube | |
KR20020030978A (ko) | 음극선관용 전자총 | |
JPH0714521A (ja) | 陰極線管用電子銃 | |
JPS5842933B2 (ja) | 改良されたカソ−ド・グリツド構造を有する、多重ビ−ム・ブラウン管 | |
US20090167143A1 (en) | Cathode ray tube including electron gun | |
JPH0554822A (ja) | 陰極線管及び電子銃製造方法 | |
JP2001196004A (ja) | 電子銃および陰極線管 | |
JPS61237342A (ja) | イオントラツプ付陰極線管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |