JPH08126998A - バリ取り装置 - Google Patents

バリ取り装置

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JPH08126998A
JPH08126998A JP28880094A JP28880094A JPH08126998A JP H08126998 A JPH08126998 A JP H08126998A JP 28880094 A JP28880094 A JP 28880094A JP 28880094 A JP28880094 A JP 28880094A JP H08126998 A JPH08126998 A JP H08126998A
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JP
Japan
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pressure water
burr
driving device
injection nozzle
spline shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP28880094A
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English (en)
Inventor
Kazuo Niitsuma
和生 新妻
Tetsuo Kitaguchi
哲雄 北口
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH08126998A publication Critical patent/JPH08126998A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は以下の構成を特徴とするバリ取り装置
である。第1に、円筒形状深穴内中心に挿入され、挿入
方向と交差する方向へ超高圧水を噴射する噴射口を形成
した噴射ノズルを、挿入方向へ進退自在で、かつ、一定
角度内で往復回転自在とする。第2に、超高圧水の当た
る箇所の軌跡がバリの生じた形状とほぼ同一となるよう
噴射ノズルの制御を行う。 【効果】第1に、バリの形状と同じか又はそれに近い軌
跡で的確に超高圧水を当てることができるので、照射無
駄が無く効率がよく、且つ速い処理速度を確保できる。
第2に、噴射ノズル5に1個の噴射口を設けるのみでよ
く、従来装置に比べ流量を少なくすることができ、必要
な照射エネルギーが小さくともよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工ワークの円筒形状
深穴の内面に生じたバリ、特に円筒形状深穴が互いに交
差している部分にできる交差バリを超高圧水を用いて除
去するバリ取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダーヘッド等の金属ワークに、円
筒形状深穴を互いに交差する状態で形成すると、この交
差部にバリが発生する。例えば図4は三個の円筒形状深
穴21が形成されているシリンダーヘッドの平面図であ
るが、このシリンダーヘッドに図5に示されるような円
筒形状深穴21と一部で交差する横穴22を形成する
と、図6の縦断面図に示されるように、円筒形状深穴2
1の内面の開口部にバリが生じる。図6中太い線で示し
た部分がバリ発生部23である。
【0003】このバリを除去する手段として、バリ発生
部23に超高圧水を当てて除去する装置が従来より存在
していた。1つは、固定状態の噴射ノズルで円筒形状深
穴内面のバリに超高圧水を当て、できるだけバリを除去
した後、手作業により仕上作業を行うものであった。
【0004】上記のごとき固定された噴射ノズルによる
超高圧水照射でのバリ取り装置では作業効率が悪く、且
つ、円筒形状深穴内の加工面を傷つけるおそれがあるた
め、特開平4ー283027号公開特許公報記載のごと
き深穴溝のバリ取り装置が提供された。この深穴溝のバ
リ取り装置は、複数の噴射口を設けたノズルを連続回転
させながら円筒形状深穴の中へ入れ、円筒形状深穴の交
差部に生じるバリを除去するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ノズルを連続
回転させながらバリを除去する手段では、第1に、ノズ
ルをゆっくり進めなければ噴射された超高圧水が当たら
ない部分が大きくなるという難点があった。その解決の
ため超高圧水の噴射口を複数個設けるようにして対処し
ていたが、バリ発生部以外にも超高圧水を当てるという
無駄がある上、噴射口が1個の場合に比べて照射エネル
ギーを大きくする必要が生じる等の問題点が残り根本的
解決には至っていなかった。本発明は、1個の噴射口に
よりバリ発生部のみに超高圧水を当てることを可能とし
た超高圧水でのバリ取り装置を提供することにより、上
記難点を解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記難点を解
決するため、ワークの円筒形状深穴内面に生じたバリに
超高圧水を当てることによりバリを取り除く装置におい
て、円筒形状深穴内中心に挿入され、挿入方向と交差す
る方向へ超高圧水を噴射する噴射口を形成した噴射ノズ
ルを、挿入方向へ進退自在で、かつ、一定角度内で往復
回転自在として、超高圧水の当たる箇所の軌跡がバリの
生じた形状とほぼ同一となるよう噴射ノズルの制御を行
うことを特徴とした超高圧水を用いたバリ取り装置を提
供しようとするものである。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係る超高圧水によるバリ取
り装置の全体を示す側面図である。図中1は、装置の基
枠であり、基枠1の下方部には、ワークテーブルにて支
持されるシリンダーヘッド等のワーク2が配置される。
本発明に使用されるワーク2は、円筒形状深穴21の形
成されたもので、円筒形状深穴21内面に交差バリ発生
部23が生じたものである。
【0008】図中3は、基枠1の天部に設けられた設置
テーブルであり、設置テーブル3には、噴射ノズルが装
着されるスプラインシャフト4、スプラインシャフト4
を通じて噴射ノズルの垂直あるいは水平方向への移動を
制御するY軸駆動装置6及びスプラインシャフト4を通
じて噴射ノズルを回転方向に一定角度の振り幅で往復運
動(以下揺動と称する)をさせるΘ軸駆動装置7を配置
してある。尚、実施例おけるY軸駆動装置6は、垂直方
向への移動を行う昇降装置である。
【0009】スプラインシャフト4は、噴射ノズルの動
作制御用のシャフトであって、Y軸駆動装置6により吊
り下げ状態で、ワーク2へ向かって設置テーブル3を突
き抜けて保持されている。スプラインシャフト4内部の
長尺方向(垂直方向)には超高圧水の通路(図示されて
いない)が形成されており、上端部でユニバーサルジョ
イント17により超高圧水供給用の連結ホース24と接
続されている。
【0010】スプラインシャフト4の下端には、噴射ノ
ズルとして、超高圧水の噴射口をY軸方向(図1に上下
方向矢印にて示す方向)と直行する方向に向けて一個設
けた横照射ノズル5が装着されている。横噴射ノズル5
は、ワーク2の円筒形状深穴21の中心に位置するよう
設置され、超高圧水は横照射ノズル5の噴射口よりY軸
と直角の方向に噴射される。
【0011】Y軸駆動装置6は、昇降用サーボモータ
8、昇降用ボールネジ9、昇降体10よりなる。昇降体
10にはスプラインシャフト4が複数本、実施例ではワ
ーク2の円筒形状深穴21の個数に合致させるため図3
に示すように3本が装着されている。尚、昇降体10と
スプライシャフト4とはベアリング11により昇降運動
では連動するが、スプラインシャフト4の揺動運動(Θ
軸駆動装置7による一定角度の振り幅での回転運動)は
伝達されないよう吊り下げられている。
【0012】Y軸駆動装置6の動作は次のように行われ
る。まず、昇降用サーボモータ8を動作させ、昇降用ボ
ールネジ9を回転させる。回転する昇降用ボールネジ9
に回転を阻止されて装着された昇降体10は、回転方向
により上昇又は下降する。この上昇又は下降運動は、昇
降体10に吊り下げられたスプラインシャフト4と共に
横照射ノズル5の上昇又は下降運動となる。
【0013】Θ軸駆動装置7は、図2の平面図に示され
るように揺動用サーボモータ12、揺動用ボールネジ1
3、ラック14、ピニオン15、揺動用ボールスプライ
ン16(図2には表れず図1及び図3に示される)より
なる。ピニオン15及び揺動用ボールスプライン16
は、スプラインシャフト4毎に存在する。揺動用ボール
スプライン16は、設置テーブル3に固定されており、
これによりスプラインシャフト4は、ワーク2の円筒形
状深穴21の中心に横照射ノズル5が進入することがで
きる位置決定がなされている。尚、実施例に於けるラッ
ク14は、揺動用ボールネジ13に取り付けられたスラ
イドテーブル18に固着されている。
【0014】Θ軸駆動装置7の動作は、次のように行わ
れる。まず揺動用サーボモータ12が動作し、揺動用ボ
ールネジ13を回転させる。回転する揺動用ボールネジ
13に回転を阻止されて装着されたラック14を、回転
方向にしたがって図2中上下方向(図1では前後方向)
へ移動させる。ラック14の移動により、ラック14と
噛合したピニオン15が回転する。ピニオン15の回転
運動は揺動用ボールスプライン16を通じてスプライン
シャフト4へ伝達される。
【0015】尚、揺動用ボールスプライン16は、スプ
ラインシャフト4との間では揺動運動のみが伝達され、
スプラインシャフト4の上下動運動に対しては開放され
ている。したがって、揺動用ボールスプライン16に固
定されているピニオン15の位置も変動せずラック14
との位置関係も適性に保つことができる。
【0016】超高圧水は、横照射ノズル5のY軸(上下
方向)とΘ軸(回転)の制御により、円筒形状深穴21
の内面に生じるバリ発生部23と同じ軌跡あるいはそれ
に近い軌跡を描くことができる。以下にその詳細を図7
にしたがって説明する。
【0017】円筒形状深穴21に横照射ノズル5を進入
させる。超高圧水噴射開始位置を、A点に設定した場
合、A点よりB点まで横照射ノズル5は、同じ高さのま
ま、すなわちY軸駆動装置6が停止したまま、Θ軸駆動
装置7により左回転運動が与えられる。その後B点より
C点までΘ軸駆動装置7により左回転が継続すると同時
にY軸駆動装置6により横照射ノズル5は下降させられ
る。C点よりD点まではΘ軸駆動装置7は停止し、Y軸
駆動装置6のみが動作し、横照射ノズルは下降する。
【0018】D点よりE点までY軸駆動装置6は下降動
作を継続し、Θ軸駆動装置7も揺動用サーボモータ12
の反転運動により図6中右方への回転に変えられる。E
点よりF点までΘ軸駆動装置7は右方への回転を継続す
るが、Y軸駆動装置6は停止する。F点よりG点までΘ
軸駆動装置7は右方への回転を継続し、Y軸駆動装置6
は昇降用サーボモータ8が反転し、横照射ノズル5は上
昇運動を起こす。
【0019】G点よりH点までY軸駆動装置6による横
照射ノズル5の上昇は継続するが、Θ軸駆動装置7は停
止している。H点よりI点までY軸駆動装置6の上昇運
動は継続するが、Θ軸駆動装置7は揺動用サーボモータ
12の反転により図6中左方への回転に変化する。I点
にてY軸駆動装置6による上昇は停止され、Θ軸駆動装
置7の左方への回転のみが継続し、A点に至って1サイ
クルのバリ取り作業が終了する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、第1に、上記実施例の制御内
容のようにY軸駆動装置6の一定幅の上下動運動及びΘ
軸駆動装置7の一定振り幅での揺動運動を組み合わせる
ことにより、楕円形状となったバリ発生部23でも、バ
リ発生部23の形状と同じか又はそれに近い軌跡で的確
に超高圧水を当てることができるので、照射無駄が無く
効率がよく、且つ速い処理速度を確保できるバリ取り装
置となった。
【0021】第2に、本発明によれば超高水は、バリ発
生部23のみに照射されるため、超高圧水噴射ノズル5
に1個の噴射口を設けるのみでよく、複数の噴射口を設
けなければならなかった従来のバリ取り装置に比べ、流
量を少なくすることができ、必要な照射エネルギーが少
なくてもよい装置となった。
【0022】第3に、実施例の効果ではあるが、横噴射
ノズル5を複数個設ける場合でも、Y軸運動を複数のス
プラインシャフト4が吊り下げられた昇降体10により
一括して制御し、Θ軸の揺動運動も単一のラック14に
て制御するものであるため単一の昇降用サーボモータ8
と単一の揺動用サーボモータ12により制御することが
可能となった。また、Θ軸制御をラック14とピニオン
15により行うものであるので簡単な構造にて精度の高
い制御が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る超高圧水によるバリ取り装置の
全体を示す側面図
【図2】 Θ軸駆動装置を示す平面図
【図3】 横照射ノズルを3個併設した状態を示す正面
説明図
【図4】 加工ワークの平面図
【図5】 加工ワークの側面図
【図6】 縦断面図
【図7】 バリ発生部と超高圧水噴射軌跡を示す説明図
【符合の説明】
1.....基枠 2.....ワーク 3.....設置テーブル 4.....スプラインシャフト 5.....横照射ノズル 6.....Y軸駆動装置 7.....Θ軸駆動装置 8.....昇降用サーボモータ 9.....昇降用ボールネジ 10.....昇降体 11.....ベアリング 12.....揺動用サーボモータ 13.....揺動用ボールネジ 14.....ラック 15.....ピニオン 16.....揺動用ボールスプライン 17.....ユニバーサルジョイント 18.....スライドテーブル 21.....円筒形状深穴 22.....横穴 23.....バリ発生部 24.....連結ホース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの円筒形状深穴内面に生じたバリに
    超高圧水を当てることによりバリを取り除く装置におい
    て、円筒形状深穴内中心に挿入され、挿入方向と交差す
    る方向へ超高圧水を噴射する噴射口を形成した噴射ノズ
    ルを、挿入方向へ進退自在で、かつ、一定角度内で往復
    回転自在として、超高圧水の当たる箇所の軌跡がバリの
    生じた形状とほぼ同一となるよう噴射ノズルの制御を行
    うことを特徴とした超高圧水を用いたバリ取り装置。
JP28880094A 1994-10-28 1994-10-28 バリ取り装置 Pending JPH08126998A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28880094A JPH08126998A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 バリ取り装置

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JP28880094A JPH08126998A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 バリ取り装置

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ID=17734900

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391200B1 (ko) * 2000-08-02 2003-07-12 기아자동차주식회사 가공물 디버링 장치
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