JPH08126584A - 浄油器フィルター - Google Patents
浄油器フィルターInfo
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- JPH08126584A JPH08126584A JP6267643A JP26764394A JPH08126584A JP H08126584 A JPH08126584 A JP H08126584A JP 6267643 A JP6267643 A JP 6267643A JP 26764394 A JP26764394 A JP 26764394A JP H08126584 A JPH08126584 A JP H08126584A
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Abstract
油器フィルターの提供を目的とする。 【構成】 第1の流通口1aを有した有底筒状のケース1
と、第2の流通口2aを有した蓋2 と、ケース1 と蓋2 と
の内部に配設される活性炭層4 とを備え、第2の流通口
2aから油を流入して活性炭層4 を通過させ第1の流通口
1aから流出させるものにおいて、ケース1 及び蓋2 は、
それぞれ天然植物繊維により形成され、これらの間に化
学繊維により形成された接合部材6 を介在するととも
に、超音波振動により生じる接合部材6 の融着成分によ
り接合された。
Description
にある汚濁したてんぷら油等の食用油やその他の油の脱
色、脱臭等を行う浄油器フィルターに関するものであ
る。
て、例えば、特開昭61−259719号公報に開示さ
れるものがある。この浄油器フィルターは、図8に示す
ように、底部に油の流出口となる複数個の流通口11a を
有した有底筒状の金属製のケース11と、油の流入口とな
る複数個の流通口12a を有した金属製の蓋12とにより活
性炭層13を内包し、この活性炭層13の上側に化学繊維系
不織布フィルター14を配設し、活性炭層13の下側に化学
繊維系不織布フィルター14を配設している。蓋12及びフ
ィルター14は、ケース11の開口端のカーリングによるカ
シメにて固定されており、フィルター15も、ケース11の
底部にカシメにて固定されている。
た浄油器フィルターは、活性炭層13を内包するためのケ
ース11及び蓋12が金属製であるため、使用後に可燃物と
しての処理ができなかった。また、この浄油器フィルタ
ーは、フィルター14,15 に化学繊維系のものを使用して
いるために耐熱温度が低く、化学繊維系不織布は一般に
単繊維が太く長いために目が粗くなって油中の粒子の捕
捉が不完全なものとなると同時に浄油器フィルター運搬
時の振動衝撃等により活性炭粉末が漏洩する恐れがあっ
た。
のであり、その目的とするところは、可燃物としての処
理が可能であり高性能の浄油器フィルターを提供するこ
とにある。
に、請求項1記載の浄油器フィルターは、第1の流通口
を有した有底筒状のケースと、第2の流通口を有したケ
ースの開口面に配設される蓋と、ケースと蓋との内部に
配設される活性炭層とを備え、第1の流通口又は第2の
流通口の何れか一方から油を流入して活性炭層を通過さ
せ他方から流出させる浄油器フィルターにおいて、前記
ケース及び蓋が、それぞれ天然植物繊維により形成さ
れ、これらの間に少なくとも化学繊維により形成された
接合部材を介在するとともに、超音波振動により生じる
接合部材の融着成分により接合された構成としている。
は、請求項1記載のものの活性炭層の第1の流通口側及
び第2の流通口側の少なくとも一方に、天然植物繊維と
化学繊維との混合繊維により形成されたフィルターを配
設した構成としている。
は、請求項2記載のもののフィルターを、ケースと蓋と
の間に介在して接合部材を兼ねるよう形成した構成とし
ている。
は、請求項3記載のもののフィルターを、ケースと蓋と
の間から外方に突出するよう形成した構成としている。
は、請求項2乃至4の何れかに記載のもののフィルター
を、超音波振動により生じる融着成分によりケースに接
合した構成としている。
は、請求項1乃至5の何れかに記載のものの蓋を、活性
炭層を押圧するよう凹状に形成した構成としている。
それぞれ天然植物繊維により形成したので使用後に可燃
物として処理することができ、ケースと蓋とを超音波振
動により生じる接合部材の融着成分により接合するので
接着剤で接着するもののように食品の取り扱い上での有
害な成分が溶出することがなく容易に接合することがで
きる。
の天然植物繊維と化学繊維との混合比率を操作すること
により油の通過性を悪くすることなく微細な不純物粒子
を捕捉することができ、目の細かい天然植物繊維により
活性炭層の粉末の漏洩を防止することができる。
が接合部材を兼ねるので、部品点数が削減され、価格の
低減を図ることができる。
口又は第2の流通口から油を流入させやすくする部材を
ケース及び蓋に保持する場合、前記部材をフィルターの
外方に突出した箇所に圧入にて保持することができる。
のずれによる活性炭層の粉末の漏洩を防止することがで
きる。
層を押圧するので、活性炭層に空隙が発生するのを防止
することができ、振動等により活性炭層が粉砕されて漏
洩するのを防止することができる。
て説明する。
すように上下関係が決められており、底部に油の流出口
となる複数個の第1の流通口1aを有し上部外周に環状の
縁部1bを有した有底円筒状のケース1 と、油の流入口と
なる複数個の第2の流通口2aを有しケース1 の開口面に
配設された蓋2 とにより外郭を構成している。
維により形成されており、これらの内部には、下から順
に天然植物繊維と化学繊維との混合繊維により形成され
た下フィルター3 、活性炭層4 、天然植物繊維と化学繊
維との混合繊維により形成された上フィルター5 を配設
して、縁部1bと蓋2 とにより上フィルター5 を挟持して
いる。下フィルター3 及び上フィルター5 を形成する混
合繊維のうち天然植物繊維は、化学繊維に比べて目の細
かいものであるので、活性炭層4 の粉末の洗浄処理を行
わなくても活性炭層4 の粉末がほとんど漏洩しないよう
になっている。また、化学繊維としては、ポリエステル
繊維、ガラス繊維、活性炭繊維、炭素繊維、ボロン繊
維、アラミド繊維、ケイ素繊維、アルミナ繊維等が用い
られる。
り大略環状に形成された接合部材6を縁部1bと蓋2 とに
より挟持した状態で超音波振動にて行われる。この超音
波振動の接合のメカニズムとしては、縁部1bと接合部材
6 との接触面及び蓋2 と接合部材6 との接触面を超音波
振動により励振し、そのとき発生する摩擦熱により接合
部材6 を溶融させ接合するものである。仮に、接合部材
6 を用いずに超音波振動しても、ケース1 及び蓋2 の材
質である天然植物繊維が炭化するのみで、ケース1 と蓋
2 との接合は不可能となっている。
油の浄化について説明する。汚濁した油を第2の流通口
2aから内部に流入すると、その油は、上フィルター5 を
通過するとき不純物粒子が取り除かれ、活性炭層4 を通
過するとき上フィルター5 で取り除かれなかった小さな
不純物粒子が取り除かれ、下フィルター3 を通過して第
1の流通口1aから流出される。この第1の流通口1aから
流出した油は、きれいなものとなっている。
をそれぞれ天然植物繊維により形成したので、使用後に
可燃物として処理することができる。
音波振動により生じる接合部材の融着成分により接合す
るので、有機系接着材等の食品衛生法上問題となるよう
な媒体を使用することなく、また、接着材による塗布作
業や縫製による作業のように煩雑な作業を必要とせず、
容易に接合することができる。
フィルター5 が天然植物繊維と化学繊維との混合繊維に
より形成されているので、活性炭層4 の粉末の漏洩を防
止することができ、その結果、活性炭層4 をケース1 及
び蓋2 の内部に配設する前において、活性炭層4 の粉末
の洗浄処理を不要にして生産性を向上することができ、
価格の低減を図ることが可能となる。
の流出口とし第2の流通口2aを油の流入口としたが、第
1の流通口1aを油の流入口とし第2の流通口2aを油の流
出口としてもよい。
て説明する。なお、先の実施例と実質的に同様な機能を
有する部材については、同一の符号を付して説明を省略
する。
5 を蓋2 の端面と略同一の大きさに形成し、この上フィ
ルター5 が縁部1bと蓋2 とに挟持された状態でケース1
と蓋2 とを接合してある。このケース1 と蓋2 との接合
は、超音波振動により上フィルター5 を形成している混
合繊維のうち化学繊維を溶融させて行われる。
が接合部材6 を兼ねることになるので、部品点数が削減
されて、価格の低減を図ることができる。
て説明する。なお、先の実施例と実質的に同様な機能を
有する部材については、同一の符号を付して説明を省略
する。
3 を超音波振動によりケース1 に接合してある。この超
音波振動による接合は、下フィルター3 を形成している
混合繊維のうち化学繊維を溶融させて行われる。ここに
おける超音波振動による接合部は、下フィルター3 の外
周側すなわち図4において下フィルター3 の厚みが薄く
なっている箇所である。
が確実にケース1 に接合されるので、下フィルター3 の
ずれ等による活性炭層4 の粉末の漏洩を防止することが
できる。
に基づいて説明する。なお、先の実施例と実質的に同様
な機能を有する部材については、同一の符号を付して説
明を省略する。
5 を蓋2 の端面より大きく形成して、ケース1 と蓋2 と
の間から外方に一定量突出させてある。
であり、図6におけて断面が階段状となっている。この
貯油槽7 は、浄油器フィルターに保持された状態で内部
に汚濁した油を満たして油を第2の流通口2aに流入させ
るものである。貯油槽7 を浄油器フィルターに保持する
場合、貯油槽7 の内面を上フィルター5 の周面に圧入す
ることにより簡単に行われる。
に保持することができるので、使い勝手の良いものであ
る。
て説明する。なお、先の実施例と実質的に同様な機能を
有する部材については、同一の符号を付して説明を省略
する。
層4 を押圧するよう凹状に形成してある。
ター5 を介して活性炭層4 を押圧するので、活性炭層4
に空隙が発生するのを防止することができ、搬送時等に
起こる振動により活性炭層4 が粉砕されて漏洩するのを
防止することができる。
ース及び蓋をそれぞれ天然植物繊維により形成したので
使用後に可燃物として処理することができ、ケースと蓋
とを超音波振動により生じる接合部材の融着成分により
接合するので接着剤で接着するもののように食品の取り
扱い上での有害な成分が溶出することがなく容易に接合
することができる。
項1記載の効果に加え、フィルターの天然植物繊維と化
学繊維との混合比率を操作することにより油の通過性を
悪くすることなく微細な不純物粒子を捕捉することがで
き、目の細かい天然植物繊維により活性炭層の粉末の漏
洩を防止することができ、活性炭層の粉末の未洗浄化を
図ることができる。
項2記載の効果に加え、フィルターが接合部材を兼ねる
ので、部品点数が削減され、価格の低減を図ることがで
きる。
項3記載の効果に加え、第1の流通口又は第2の流通口
から油を流入させやすくする部材をケース及び蓋に保持
する場合、前記部材をフィルターの外方に突出した箇所
に圧入にて保持することができ、使い勝手を向上するこ
とができる。
項2乃至4の何れかに記載の効果に加え、フィルターの
ずれによる活性炭層の粉末の漏洩を防止することができ
る。
項1乃至5の何れかに記載の効果に加え、蓋が活性炭層
を押圧するので、活性炭層に空隙が発生するのを防止す
ることができ、振動等により活性炭層が粉砕されて漏洩
するのを防止することができる。
る。
(b)は断面図、(c)は下面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 第1の流通口を有した有底筒状のケース
と、第2の流通口を有したケースの開口面に配設される
蓋と、ケースと蓋との内部に配設される活性炭層とを備
え、第1の流通口又は第2の流通口の何れか一方から油
を流入して活性炭層を通過させ他方から流出させる浄油
器フィルターにおいて、前記ケース及び蓋は、それぞれ
天然植物繊維により形成され、これらの間に少なくとも
化学繊維により形成された接合部材を介在するととも
に、超音波振動により生じる接合部材の融着成分により
接合されてなる浄油器フィルター。 - 【請求項2】 前記活性炭層は、その第1の流通口側及
び第2の流通口側の少なくとも一方に天然植物繊維と化
学繊維との混合繊維により形成されたフィルターを配設
してなる請求項1記載の浄油器フィルター。 - 【請求項3】 前記フィルターは、ケースと蓋との間に
介在して接合部材を兼ねるよう形成されてなる請求項2
記載の浄油器フィルター。 - 【請求項4】 前記フィルターは、ケースと蓋との間か
ら外方に突出するよう形成されてなる請求項3記載の浄
油器フィルター。 - 【請求項5】 前記フィルターは、超音波振動により生
じる融着成分によりケースに接合してなる請求項2乃至
4の何れかに記載の浄油器フィルター。 - 【請求項6】 前記蓋は、活性炭層を押圧するよう凹状
に形成されてなる請求項1乃至5の何れかに記載の浄油
器フィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26764394A JP3723997B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 浄油器フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26764394A JP3723997B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 浄油器フィルター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08126584A true JPH08126584A (ja) | 1996-05-21 |
JP3723997B2 JP3723997B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=17447531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26764394A Expired - Lifetime JP3723997B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 浄油器フィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3723997B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100761971B1 (ko) * | 2006-08-22 | 2007-10-04 | 김성희 | 식용유의 재활용이 가능한 튀김기 |
WO2016035557A1 (ja) * | 2014-09-03 | 2016-03-10 | 株式会社コマツ製作所 | 濾過処理材 |
JP2017001028A (ja) * | 2015-06-09 | 2017-01-05 | ユニチカ株式会社 | 浄油器フィルター |
CN114072030A (zh) * | 2019-05-27 | 2022-02-18 | 李啓晶 | 油炸机 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP26764394A patent/JP3723997B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100761971B1 (ko) * | 2006-08-22 | 2007-10-04 | 김성희 | 식용유의 재활용이 가능한 튀김기 |
WO2016035557A1 (ja) * | 2014-09-03 | 2016-03-10 | 株式会社コマツ製作所 | 濾過処理材 |
JP2016052627A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | 株式会社コマツ製作所 | 濾過処理材 |
JP2017001028A (ja) * | 2015-06-09 | 2017-01-05 | ユニチカ株式会社 | 浄油器フィルター |
CN114072030A (zh) * | 2019-05-27 | 2022-02-18 | 李啓晶 | 油炸机 |
CN114072030B (zh) * | 2019-05-27 | 2024-05-31 | 李啓晶 | 油炸机 |
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---|---|
JP3723997B2 (ja) | 2005-12-07 |
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