JP3010127U - 油漉し器用フィルター - Google Patents

油漉し器用フィルター

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JP3010127U
JP3010127U JP1994013867U JP1386794U JP3010127U JP 3010127 U JP3010127 U JP 3010127U JP 1994013867 U JP1994013867 U JP 1994013867U JP 1386794 U JP1386794 U JP 1386794U JP 3010127 U JP3010127 U JP 3010127U
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filter
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oil
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paper
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JP1994013867U
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Inventor
梓 幅
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株式会社フジミノコーン製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油漉し器用のフィルターの廃棄を可燃ゴミと
一緒に出来、且つ油の透過効率を良くしコストの低減を
計ること。 【構成】 通気性、透水性を有する紙にて漉過体17を
収容するケース16、20と複数の凹状の透過部19を
設けた蓋体18とを形成し、下ケース16、20上面開
口部に蓋体18を設けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油の不純物を除去する油漉し器における、活性炭等の漉過体を収容 する油漉し器用フィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の食料油を漉過する油漉し器に用いられているフィルターを図5について 説明する。 図5において1はフィルター全体を示し、2は下ケースであって、アルミニウ ム板を深絞り加工して上方が開口した容器状に形成し、底面に多数の穴3を穿設 している。 4は不織布からなる漉紙であって、前記下ケース2の底面内側に設けている。 5は活性炭等の漉過体であって、漉紙4上に収容している。 6は不織布からなる漉紙であって、アルミニウム板からなり下ケース2と同様 の穴8を多数穿設した蓋7と重ねて、該漉紙6が漉過体5上となり接するよう下 ケース2にかしめ付けしている。 そして、揚げ物等に使用した油を漉過するには、フィルター1の上方から油を 注ぎ穴8よりフィルター1を通過する間に、油に含まれた不純物が漉紙4、漉過 体5、漉紙6によって漉過され穴3よりフィルター1下方へ流下する。 通常フィルター1は10回程使用されると新しいものに取替えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように用いられているフィルター1は、下ケース2及び蓋7がアルミニウ ム板から形成され、且つ収容する漉過体5の上下に漉紙4、6を必要としている のでコストが高い。 又、下ケース2及び蓋7がアルミニウム板、即ち金属から形成されているので 、使用済みのフィルター1を可燃ゴミと一緒に廃棄出来ず、金属を回収する時期 まで保管して置かねばならないので面倒である。 或は、下ケース2及び蓋7が漉紙4及び6に密着しているので、油がその表面 張力によりこれらの間に保持されて、穴3、8から油が落ちにくゝ、油の落下速 度が遅くなって、漉過効率が低下する等の問題のためフィルター製造上、或は使 用上非常に不都合を感じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような不都合を解消し、コストを低減し可燃ゴミと一緒に廃棄出 来、且つ漉過効率を向上させることが出来る油漉し器用フィルターを提供せんと するものである。 通気性、透水性を有する紙を上面は開口する容器状に形成して活性炭等の漉過 体を収容する下ケースと、 複数の凹状の透過部を設け通気性、透水性を有する紙から形成した蓋体とから なり、下ケース上面開口部に蓋体を接着或は溶着にて設けたものである。
【0005】
【作用】
下ケースの上面開口部に蓋体を設けたので内部に漉過体が収容でき、蓋体及び 下ケースが漉過作用を有するので部品点数が減少できる。 又、油は蓋体の複数の凹状の透過部から透過するので、流下速度が早くなり漉 過効率が良くなる。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面について説明する。 (実施例1) 本実施例を図1〜図3について説明する。 図中11は、油漉し器全体を示し、12は下部容器であって、上端部に嵌合部 12aを設けている。 13は底板13aを設けた上部容器であって、底板13aの中心部に向って段 付の凹状とし中心部に穴14aを穿設した装着部14を設け、前記嵌合部12a に着脱可能に嵌合固着している。 15はフィルター全体を示し、16は通気性、透水性を有するリンターンパル プ約70%、ポリエステル約30%の紙からなる下ケースであって、有底円筒状 で上面を開口し漉過体17を収容している。 18は通気性、透水性を有するリンターンパルプ約30%ポリエステル約70 %の紙からなる蓋体であって、表面に複数箇の凹状の透過部19を設け、前記下 ケース16上面開口部に超音波加工により溶着し漉過体17を密封している。
【0007】 つぎに本実施例の作用について説明する。 上部容器13の装着部14にフィルター15を装着し、上部容器13を下部容 器12の嵌合部12aに嵌合固着する。 そして、上部容器13に揚げ物等に使用した食料油を注入すると、蓋体18の 平面部を通過したり或いは透過部19に誘導されて透過部19を透過して漉過体 17に流下する。 この蓋体18及び透過部19を透過するとき揚げ物による粒大なかす類等が除 去される。 又、透過部19は凹状となっているので蓋体18の表面に堆積物があっても、 油は透過部19内に流入して油の落下が妨げられることがない。 更に、漉過体17を透過するときに油の過熱分解による微細な生成物が漉過体 17に吸着されて除去され精製された油が下ケース16を透過して下部容器12 に収容される。
【0008】 本実施例には次の効果がある。 下ケース16を容器状に形成し、上面に蓋体18を超音波加工にて溶着したの で、漉過体17を収容することができ、そのまゝ上部容器13の装着部14に装 着できると共に、蓋体18及び下ケース16は、通気性、透水性を有する紙から 形成したので、従来品における漉紙4、6の機能を兼ねることが出来、構造簡単 で部品点数を削減しコストを低減することができる。 又、蓋体18に複数箇の凹状の透過部19を設けたので、油は透過部19の凹 状部に集中して透過されるので、油の通過速度を早くすることができ、従来品の ように漉紙とアルミニウム板との間に表面張力により油が滞留することがなく漉 過効率を高めることができる。 更に、使用済みのフィルター15は、可燃物として廃棄することができるので 、廃棄処理が簡単になる。
【0009】 (実施例2) 本実施例を図4について説明する。 図中20はパルプ100%の紙を容器状に形成した下ケース本体であって、下 面に穴20aを穿設し、不織布からなる漉紙21を前記穴20aを閉塞するよう 接着すると共に、蓋体18を該ケース本体20の上面開口部に超音波加工により 溶着している。 なお、この溶着は、下ケース本体20の上面開口部に接着剤を塗布し、これを 超音波加工により溶着しても良い。 本実施例の効果は、実施例1の効果に加えて、下ケース本体20の材料コスト を低減できる。
【0010】 (実施例3) 本実施例を図6及び図7について説明する。 図中22は通気性、透水性を有するリンターンパルプ約30%ポリエステル約 70%の紙からなる蓋体であって、表面の凹部を環状とした透過部23を複数設 け、前記下ケース16上面開口部に超音波加工により溶着し漉過体17を密封し ている。 作用及び効果については実施例1と同一につき説明は省略する。
【0011】
【考案の効果】
上述の如く本考案は、通気性、透水性を有する紙にて漉過体を収容する下ケー スと、複数の凹状の透過部を設けた蓋体とを形成し、下ケース上面開口部に蓋体 を設けたことによって、コストの低減を計り漉過効果を向上させると共に、使用 済みフィルターは可燃ゴミと一緒に廃棄することが出来且つ家庭用は勿論業務用 としても用いることが出来る等多くの特長があり実用上非常に優れた考案である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例1のフィルターを使用した使用状
態の縦断面図である。
【図2】本考案実施例1の平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本考案実施例2の縦断面図である。
【図5】従来品の縦断面図である。
【図6】本考案実施例3の平面図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【符号の説明】
11 油漉し器 12 下部容器 12a 嵌合部 13 上部容器 13a 底板 14 装着部 14a 穴 15 フィルター 16 下ケース 17 漉過体 18 蓋体 19 透過部 20 下ケース 20a 穴 21 漉過紙 22 蓋体 23 透過部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性、透水性を有する紙を上面が開口
    する容器状に形成して、活性炭等の漉過体を収容するケ
    ースと、 凹状の透過部を複数設け通気性、透水性を有する紙から
    形成した蓋体とからなり、下ケース上面開口部に蓋体を
    設着したことを特徴とする油漉し器用フィルター。
  2. 【請求項2】 凹状の透過部を環状として複数設けた蓋
    体とからなる請求項1記載の油漉し器用フィルター。
JP1994013867U 1994-10-13 1994-10-13 油漉し器用フィルター Expired - Lifetime JP3010127U (ja)

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