JPS637005Y2 - - Google Patents

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JPS637005Y2
JPS637005Y2 JP9927883U JP9927883U JPS637005Y2 JP S637005 Y2 JPS637005 Y2 JP S637005Y2 JP 9927883 U JP9927883 U JP 9927883U JP 9927883 U JP9927883 U JP 9927883U JP S637005 Y2 JPS637005 Y2 JP S637005Y2
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sheet
upper edge
oil
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は食用油を精製濾過用シートを用いて再
生する装置に関するものである。
食用油の精製方法として、例えば活性白土、ゼ
オライト、活性炭その他の粉末状吸着剤を油中に
分散させて油中の不純物を除去することが行なわ
れている。しかしこのような粉末吸着剤を油中に
分散させる方法は、油を濾過した後に多量の汚泥
が残るので、一般家庭や、料理店などで揚げ物に
使用して劣化した油を再生する方法としては好ま
しくない。
そこで出願人は、特開昭56−166820号により紙
用パルプと粉末状吸着剤とを一体に成形した油精
製濾過用シートを提案した。この油精製濾過用シ
ートは劣化した食用油を、このシートを通して濾
過するだけで、臭気、酸性度などが新しい油とあ
まり差のない状態まで改善される。
特開昭56−166820号ではこのような油精製濾過
用シートをカツプ状に成形し、カツプ中で濾過す
ることを提案している。即ち、カツプ状に成形さ
れたシートは油の精製濾過槽を兼ね、例えばカツ
プの内部に揚げ物に使用した熱い油を入れれば、
油は自然に濾過精製されるので、その下部にカツ
プ内容以上の容量を有する精製油の貯槽を設けて
おけば、あとは何等の手間を要せずに油の精製が
行なわれる。しかし精製濾過シートは使用により
劣化し、1回乃至数回の使用毎に新しいものと交
換する必要があるが、カツプ状のものは嵩高で貯
蔵、輸送および販売などで場所を取り、いささか
不利である。一方平板状のシートを多孔な底板を
有する濾過槽の該底板上に置き、濾過精製を行な
う場合、若し濾過される液体が水の場合は、親水
性のシートは多孔底板に良く密着するが、油の場
合はシートは多孔板と密着し難く、油は密着しな
い部分を廻り込み、濾過精製されない油が下部の
貯槽に落ちる恐れがある。このような平板状シー
トからの油の廻りこみをなくすため出願人は特開
昭57−107131号により濾過槽底板上に油精製濾過
用シートの周縁部分を密接した状態で挾持する構
造を有する精製濾過槽よりなる油こし器を提出し
た。この濾過用シートの挾持機構は、底板上に挿
入される押えリングと底板上部の側壁に設けられ
た突出部との組み合せよりなり、該濾過槽の主側
壁部と螺合若しくは嵌合する中央部が多孔板とな
つた底板部を有し、この主側壁部の下部と多孔板
外周の底板部との間に該シートが挾持されるた
め、従来の平板シートからの油の廻りこみはなく
なつたが、濾過用シートを交換する際、内槽下部
の油の付着した主側壁部と底板部の螺合若しくは
嵌合を解除するため手を汚す難点がある。
本考案者等は上述したごとき揚油の再生装置に
つき種々検討を行なつた結果、平板状の精製濾過
シートを使用して、食用油の精製濾過を行なうこ
とのできる着脱自在で、シートからの油の廻りこ
みがなく且シート交換時手を汚すことのない改良
された油こし器を考案した。更に具体的には、上
部に着脱自在に支持される精製濾過用内槽と、下
部が再生油受器となつた外槽とよりなる油こし器
において、該内槽が該外槽内径よりやや小さく、
該外槽内に内槽の下部を挿入して該内槽の上縁を
外槽上縁に重ね、該内槽は油精製濾過用シートお
よびシート受け並びにシート押えの組み合せで構
成されるものとし、シート受けの底板の中央部に
は多数の孔を穿ち、該底板上に濾過用シートを置
き、該シートの周縁部分を該底板に圧着して挾持
するため、シート押えの下部フランジを該シート
の押え面とし、該シート押えの上部開放面の周縁
の一部にはシート受け上縁に該シート押えを係止
する嵌合部材を設けることを特徴とする油こし器
である。
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は従来のたとえば特開昭57−107131号に
よる油こし器の部分切開縦断側面図であつて、1
は外槽で、上部に内槽として精製濾過槽2が内挿
支持され、また外槽下部は再生食用油の受器3と
なつている。この例では精製濾過槽2は主側壁部
4′とその下部に螺合(または嵌合)される下部
槽5′とに分離されており、主側壁部4′の下部は
内側に屈曲されてほぼ平らなフランジ部(または
内周が更に上へ屈曲したリブ状部でもよい)6を
形成しており、また下槽部底板7の多孔板部分8
の外周部には底板全周にわたつて上方に突出した
リブ部9が設けられ、底板7上に精製濾過用シー
ト10を置き、下槽部5′を主側壁部4′と螺合し
た場合主側壁部4′のフランジ部6と下槽部5′の
リブ部9との間に精製濾過用シート10が密接し
て挾持されるようになつており、該濾過用シート
の交換は、下部槽5′と主側壁部4′との螺合部
(または嵌合部)を外すことによつて容易に交換
することができるが、油に汚れた螺合部に手を触
れなければならず手を汚すことになる。
第2図は本考案による油こし器の部分切開縦断
側面図の一例である。なお第2図以降に示す本考
案実施例において、第1図の従来のものと共通部
分には同一符号を付してある。本考案の油こし器
は外槽1、その上部に着脱自在に支持される精製
濾過用内槽2から主として構成され、外槽下部は
再生食用油の受器3となつていることは従来の油
こし器と同様である。本考案の精製濾過用内槽2
はシート受け4とその内側に置かれるシート受け
4の内径よりやや小さいシート押え5とから形成
されることが従来の内槽と異なつている。油精製
濾過用シート10は該内槽2の下部に於てシート
受け4の底板7とシート押え5の下部の内側に屈
曲されてほぼ平らになつたフランジ6との間に挾
持される。シート受け4およびシート押え5は
夫々上部が開放された筒状または漏斗状に作られ
るが、シート押え5は第3図に示すように材料節
減ならびに軽量化のために上部周縁12および下
部フランジ6を連結する支持板で構成する枠組構
造とすることが望ましい。シート受けおよびシー
ト押えの上部周縁は、たとえば第4図のように外
槽1の上部開口周縁の上にシート受け4の周縁1
1、その上にシート押え5の周縁12の順に載置
する。又シート押え5をシート受け4の上縁に係
止させるために、シート押え上縁12の一部に中
心対称となるように少なくとも2個の係止用側縁
13がつけられる。シート受け底面板7上に置か
れた濾過用シート10からの油の廻り又は洩れを
無くすためには、該シートの周縁部分をシート受
け底面板7に圧着挾持する必要があるが、その手
段としてシート受け上縁11と係止用側縁13と
の間に係止用嵌合部材が用いられる。
係止用嵌合部材としては種々のものが考案され
たが、先づ第4図のように、係止用側縁13に切
つたテーパー溝15とシート受け上縁11の外側
面に植えられたピン14が用いられる。テーパー
溝15の入口をピン14に合わせ、シート押え上
縁12を下方に押しながら矢印の方向に廻すとピ
ン14はテーパー溝13に喰いこみ、結果として
シート押えフランジ6に下向きの力が加わり濾過
用シート10の周辺部はシート受け底面板7に圧
着される。シート押えを廻してピンのテーパー溝
嵌合によりフランジが押し下げられるためには、
シート受け上縁11とシート押え上縁12との間
には圧着後でも多少の締め代(間隙)を残すよう
にすることが必要である。
他の係止用嵌合部分としては、第5図のよう
に、シート受け上縁11に中心に対称となるよう
に植えた少なくとも2個の頭部の直径がこれと嵌
合してシート押えを係止するシート押え上縁に穿
たれた溝17の幅よりも大きなピン16と上記シ
ート押え上縁12に中心に対称となるようにピン
16に対応して設けるテーパー部分18に穿たれ
た溝17が用いられる。溝17をピン16と嵌合
させるために溝17のテーパー部の最も低い部分
をピン16頭部の直径よりも大きな溝孔とする。
溝17の溝孔にピン16の頭を合わせ、シート押
え上縁12を下方に押しながら矢印の方向に廻す
とピン16はテーパーを有する溝17に喰いこ
み、結果としてシート押えフランジ6に下向きの
力が加わり濾過用シートの周辺部はシート受け底
面板7に圧着される。シート受け上縁11とシー
ト押え上縁12との間には圧着後でも多少の締め
代を残すようにする。
更に他の係止用嵌合部材としては、第6図のよ
うに、シート押え上部周縁12の一部に中心に対
称となるように少なくとも2個の弾性材料(アル
マイト処理アルミニウム、不銹鋼など通常用いら
れる金属材料)で作られたシート受け上縁11外
側面又は/及び下縁にクランプする側縁板19が
用いられる。濾過用シート10をシート受け底面
板7に圧着するには、シート押えを該シート上に
載せ上縁12を矢印の方向に押しこめば良い。シ
ート受け上縁11とシート上縁12との間には圧
着後でも多少の締め代が残るようにする。
濾過用シート10は多少柔軟で弾性があるの
で、シート受け底面板7との密着ならびにシート
押えフランジ6との圧着を良くするため、リング
パツキングを特に必要とするものではないが、濾
過用シート10の上下にリング状のパツキングを
挿入することもできる。
シート受け底面板7の中央部分8は濾過用シー
ト10を通過した再生油を下部の再生油受器3に
流し且つシートにかかる荷重を平均に受けること
ができるように複数個の孔が規則的に穿たれた多
孔板とする。
濾過用シート10は特開昭56−166820号に於け
ると同様、紙用パルプ等の繊維と活性炭素、酸性
白土、活性白土、硅藻土、二酸化アルミナゲル、
活性アルミナ、シリカゲル、ゼオライト、酸化カ
ルシウム等から選ばれた粉末状吸着剤とを一体に
成型した油精製用シートであることが望ましい。
20は把手、21は蓋、22は油の注出口であ
り、所望に応じて設けることができる。また図示
されていないが、更に内槽または外槽の周囲に精
製濾過中の油を保温するためのヒーター若しくは
保温材層等を設けることもできる。
本考案の油こし器は、精製濾過用シートを装着
後、その内槽に揚げ物に使用した直後の高温の油
を入れると、油は精製濾過用シートを通つて濾過
される間に油中の臭気や、劣化成分は吸着され
て、使用前の油に近い状態まで再生することがで
きる。
再生の効果は、特開昭56−166820号と同一であ
り、しかも平板状の精製濾過用シートが使用でき
るので、シートの製造、輸送、貯蔵、販売等が極
めて有利であり、しかも油の精製に使用して劣化
したシートの交換も極めて容易にできるなど、使
用者にも歓迎され、従来このような再生装置がな
いため、多くの家庭で劣化食用油をひそかに廃棄
することによる食用油の浪費と、廃棄による環境
汚染等を大巾に改善することが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油こし器の部分切開縦断側面
図、第2図は本考案実施例の油こし器の部分切開
縦断側面図、第3図はシート押えの斜視図、第4
図は第2図のシート受けとシート押えの係止用嵌
合部の部分切開縦断斜視図、第5図はシート受け
とシート押えの係止用嵌合部の他の実施例を示す
部分切開縦断斜視図、第6図はシート受けとシー
ト押えの係止用嵌合部の他の実施例を示す部分切
開縦断斜視図である。 1……外槽、2……内槽、3……再生油受器、
4……シート受け、5……シート押え、4′……
内槽主側壁部(第1図)、5′……内槽下槽部(第
1図)、6……フランジ、7……底板、8……多
孔板部分、9……リブ部(第1図)、10……濾
過用シート、11……シート受け上縁、12……
シート押え上縁、13……係止用側縁板、14…
…ピン、15……テーパー溝、16……ピン、1
7……溝、18……テーパー部分、19……シー
ト押え側縁板、20……把手、21……蓋、22
……油の注出口、23……揚滓受。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部に着脱自在に支持される精製濾過用内槽
    と、下部が再生油受器となつた外槽とよりなる
    油こし器において、該内槽が該外槽内径よりや
    や小さく、該外槽内に内槽の下部を挿入して該
    内槽の上縁を外槽上縁に重ね、該内槽は油精製
    濾過用シートおよびシート受け並びにシート押
    えの組み合せで構成されるものとし、シート受
    けの底板の中央部には多数の孔を穿ち、該底板
    上に該濾過用シートを置き、該シートの周縁部
    分を該底板に圧着して挾持するため、シート押
    えの下部フランジを該シートの押え面とし、該
    シート押えの上部開放面の周縁の一部にはシー
    ト受け上縁に該シート押えを係止する嵌合部材
    を設けることを特徴とする油こし器。 (2) シート受けとシート押えの係止用の嵌合部材
    は、シート受け上縁外側面に中心対称に植えら
    れた少なくとも2個のピンおよびシート受け上
    縁をシートの締め代分の間隙を置いて被覆する
    シート押え上部側縁並びに該シート押え側縁に
    切つた上記シート受けのピンと嵌合し、回転に
    よりシート押えが押し下げられるテーパー溝と
    からなることを特徴とする実用新案請求の範囲
    第(1)項記載の油こし器。 (3) シート受けとシート押えの係止用の嵌合部材
    は、シート受け上縁に中心対称に立設した少な
    くとも2個のテーパー溝幅より大きな頭部直径
    を有するピンおよびシート受け上縁にシートの
    締め代分の間隙を置いて載置されるシート押え
    上縁並びに該シート押え上縁に設けられた該ピ
    ンと嵌合し、回転によりシート押えが押し下げ
    られる溝を有するテーパー部分とからなること
    を特徴とする実用新案請求の範囲第(1)項記載の
    油こし器。 (4) シート受けとシート押えの係止用の嵌合部材
    は、シート受け上縁および該シート受け上縁上
    にシートの締め代分の間隙を置いて中心対称に
    少なくとも2個の弾性材料で作られた該シート
    受け上縁を上からクランプするシート押え上部
    外側側縁板よりなることを特徴とする実用新案
    請求の範囲第(1)項記載の油こし器。
JP9927883U 1983-06-27 1983-06-27 油こし器 Granted JPS605666U (ja)

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JP9927883U JPS605666U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 油こし器

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JP9927883U JPS605666U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 油こし器

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JPS605666U JPS605666U (ja) 1985-01-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5308805B2 (ja) * 2008-12-25 2013-10-09 ヤマトヨ産業株式会社 食用油ろ過容器

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JPS605666U (ja) 1985-01-16

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