JP5308805B2 - 食用油ろ過容器 - Google Patents

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本発明は業務用や家庭用の食用油ろ過容器に関し、より詳しくは、てんぷらやフライ等の揚げ物調理した後の使用済み食用油に含まれる不純物をろ過し、再使用可能とした食用油ろ過容器に関する。
この種の食用油ろ過容器として、たとえば、筒体の上側開口部にフィルターによる第1のろ過部が設けられ、該筒体の下側開口部に積層フィルターによる第2のろ過部が設けられた第1の容器と、第1の容器が上部に載せられ、前記第1の容器でろ過処理された食用油を収容すると共に、食用油の酸化を防止する酸化防止剤が収容された第2の容器とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。これによれば、使用済みの食用油に含まれる不純物を除去し、酸化した食用油を還元して好適に食用油を再使用可能とし、さらには、動力を必要とせず、処理済の食用油を直ちに使用可能に保存することができるというものである。
特開2005−237496号公報
しかしながら、上記食用油ろ過容器では、第1の容器の下側開口部のろ過部における積層フィルターがこれの上面全体を押圧板で覆われて、その外周側面のみが第1の容器内に露出する装着状態にあって、第1の容器内の油はその積層フィルターの外周側面のみから浸入させてろ過するので、油が積層フィルター内に流通しにくく、ろ過時間が長くかかり、ろ過が非効率的であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、使用済みの食用油を短時間で、効率的にろ過できて再使用可能とする食用油ろ過容器を提供することを目的とする。
本発明の食用油ろ過容器は、請求項1に記載のように、食用油を注ぐための開放底口を有する上ポットと、開放底口から注がれる食用油をろ過するフィルタと、ろ過された食用油を回収する下ポットと、前記フィルタを上に載せて前記上ポットの開放底口の下端部と前記下ポットの開口上側部との間又は下ポットの内周面に保持され、通油口を有するフィルターホルダーとを備えた食用油ろ過容器であって、前記上ポットが前記開放底口の下端部で直接もしくは間接的に前記フィルターの上面の全周を前記フィルターホルダーの上面に対し押付け圧接させており、前記上ポットと前記下ポットとに跨って、上ポットと下ポットを互いに引き寄せて結合する締付け固定機構が取り付けられていることに特徴を有するものである。
このような構成によると、上ポットに注ぎ込まれる調理後の使用済み食用油は上ポットの開放底口を塞ぐ状態にあるフィルターで自然ろ過され、ろ過処理された油はフィルターホルダーの通油口を通って下ポットに回収される。下ポットに溜まったろ過後の油は再度調理に使用することができる。
上ポット内の使用済み食用油は上ポットの開放底口内に露出するフィルターのほぼ全面を通過してろ過されるので、短時間で効率的にろ過される。
フィルターホルダーの上に載置されるフィルターはこれの上面の全周が上ポットの開放底口の下端部による踏圧作用でフィルターホルダーの上面に対し押付け圧接されてこの間を容易にシールできるので、上ポット内の使用済み食用油が上ポットの開放底口の下端部とフィルターとの間からろ過されないまま外部へ漏れるようなことはない。
また、この構成によると、上ポットの開放底口の下端部の踏圧作用によるフィルターへの圧接力が高められてその間のシール効果を上げて確実にシールすることができるので、上ポット内の使用済み食用油が上ポットの開放底口の下端部とフィルターとの間から漏れ出るのをより確実に防止できる。
請求項1記載の食用油ろ過容器は、請求項2に記載のように、前記フィルターホルダーには、前記フィルター内からフィルター外周側面を通過して流出する食用油を前記下ポット内へ導入する回収口を設けた構成を採用することができる。この構成によると、フィルターの外周側面から流出する食用油は直ぐに回収口を経て下ポットへ導入するので、フィルターホルダーからオーバーフローして外部へ漏れるのを防止できる。
請求項1又は2に記載の食用油ろ過容器は、請求項に記載のように、前記締付け固定機構が、前記下ポットの開口上側部の外周に設けられた引掛部と、引張りばねを有し、前記上ポットの外側面に設けられ、前記引掛部に引っ掛けて前記上ポットと下ポットを互いに引き寄せるクリップとを備えたキャッチクリップからなり、前記クリップは前記上ポットに固定された固定部材に上下方向にスライド自在に取り付け、前記固定部材の上側に前記クリップを所定取付高さ位置に調整する高さ調整ねじを取り付けた構成を採用することができる。この構成によると、固定部材の上方で前記フィルター7の厚みに応じたクリップの取付高さ調整を行うことができるので、その取付高さ調整操作が容易にかつ迅速に行える。
請求項1ないしのいずれか1項に記載の食用油ろ過容器は、請求項に記載のように、前記上下ポットの外周を被い得る保温カバーを備えた構成を採用することができる。使用済み食用油の温度が低下するとろ過し切れない原因となるが、かかる構成によると、保温カバーの保温作用により使用済み食用油の温度低下を防ぐことができるため、それだけろ過効率をアップすることができる。また保温カバーにより害虫等の侵入を防ぐことができる。
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の食用油ろ過容器は、請求項に記載のように、前記上ポットの開放底口の下端部に、前記フィルターに線状接触する環状ボスを設けた構成を採用することができる。この構成によると、上ポットにおける開放底口の下端部のフィルターに対する接触圧を高めることができるので、上ポット内の使用済み食用油が上ポットの開放底口の下端部とフィルターとの間から外部へ漏れ出るのをより確実に防止できる。
請求項1ないしのいずれか1項に記載の食用油ろ過容器は、請求項に記載のように、前記下ポットの底部に、開閉操作可能な出油口が設けられた構成を採用することができる。これによると、出油口を開放操作することで、下ポットに溜まったろ過後の油を下ポットから容易に取り出すことができる。
請求項1ないしのいずれか1項に記載の食用油ろ過容器は、請求項に記載のように、前記下ポットの底部に、接地用脚が取り付けられた構成を採用することができる。これによると、下ポットを床面等に独立して立てて置くことができる。
請求項1ないしのいずれか1項に記載の食用油ろ過容器は、請求項に記載のように、前記下ポットを載置可能にする架台を備えた構成を採用することができる。これによると、下ポットを架台の上に置いて使用することができる。
本発明の食用油ろ過容器によれば、シール性を損ねることなく構造簡単にして、使用済みの食用油を短時間で効率的にろ過でき、ろ過処理後の食用油は再度調理に使用することができる。
以下、本発明に係る食用油ろ過容器の好適な実施形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施例の食用油ろ過容器を分解状態で示す正面図、図2は食用油ろ過容器を組立状態で示す正面図、図3は食用油ろ過容器を組立状態で示す側面図、図4は食用油ろ過容器を組立状態で示す平面図、図5は図2におけるA−A線拡大断面図、図6は下ポットの底面図、図7は上ポットの平面図、図8は蓋の平面図、図9はフィルターの平面図、図10はフィルターホルダーの平面図、図11は保温カバーの斜視図、図12は締付け固定具の側面図、図13(a)〜(c)は締付け固定具の作動過程図である。
図1〜図5において、本発明に係る食用油ろ過容器1は、ろ過された食用油を回収するステンレス等金属製の下ポット2と、この下ポット2の上に積み重ねられるステンレス等金属製の上ポット3と、この上ポット3の食用油を注ぐための開放底口4の下端部4aと下ポット2の開口上側部5との間に挟み保持されるフィルターホルダー6と、このフィルターホルダー6の上に載置されるフィルター7とを備えており、上ポット3は開放底口4の下端部4aでフィルター7の上面の外周縁寄り側の全周をフィルターホルダー6の上面に対し押付け圧接させている。上ポット3に注ぎ込まれる調理済みの食用油8(図5参照)は、フィルター7によりろ過処理された後、下ポット2に回収される。
まず、下ポット2の構成について説明すれば、下ポット2は、図1、図6に示されているように、有底の円筒形状又は角筒形状に形成されて外側面にキャリーハンドル9が取り付けられ、底部に接地用脚10が取り付けられている。
次に、上ポット3の構成について説明する。上ポット3は、図1、図7に示されているように、図1、図8に示す浅い皿形状の蓋11を被せることで塞がれる開口上側部12と、開放底口4とを有する円筒形状又は角筒形状に形成されて外側面に取手13を取り付けている。上ポット3の開放底口4の下端部4aは、図5に示すように、上ポット3の自重によりフィルター7の上面の外周縁寄り側の全周をフィルターホルダー6の上面に対し押付けて圧接させる踏圧作用を発揮するようにしてあるが、その際、下端部4aにはフィルター7との接触圧を更に高めるためにフィルター7に線状接触する環状ボス14を絞り加工により下方に行くに従い漸次窄まるテーパー状に形成している。
フィルター7は、図1、図9に示すように、例えば、パルプ等の繊維材、活性白土、活性炭等を混入させて混合液から抄紙し、この抄紙したものを圧縮成形して所定の厚み(2mm〜50mmの範囲)で剛性を有するものが使用される。フィルター7は上ポット3の開放底口4の口径よりも大きく形成される。
フィルターホルダー6は、図1、図5、図10に示されるように、内部にフィルター7が載置され、かつ下ポット2の開口上側部5に内嵌して載置されるとともに、上ポット3の開放底口4を含む底部をフィルター7を介して受け入れるように、断面形状が上方拡がり階段状を呈す周壁部6aと平らな底板部6bとを有する浅い皿形状に形成されて、フィルター7を底板部6b上に収容保持した状態で上ポット3の開放底口4の下端部4aと下ポット2の開口上側部5との間に挟み保持される。
図10に示すように、フィルターホルダー6の底板部6bにはフィルター7によりろ過処理された食用油を下ポット2へ落下させる通油口15を形成している。またフィルターホルダー6の周壁部6aには、図5、図10に示すようにフィルター7の外周側面から流出する食用油がフィルターホルダー6からオーバーフローして外部へ漏れるのを防止するために、図5において矢印Bで示すようにフィルター7内からフィルター7の外周側面を通過して流出する食用油を下ポット2内へ導入する回収口16を設けている。回収口16は多数の長孔あるいは切欠(例えば図10の回収口16を径方向内側に切欠いて通油口15に連続して形成したもの)などを周方向に列設するなどして形成される。なおフィルター7としてこの径が底板部6bの径より大きいものを採用した場合、フィルター7がこの外周部を上斜めに傾いた状態でフィルターホルダー6の底板部6bの外縁に設けた立上がり壁部6c(周壁部6bの下側)に寄り掛かけて収容保持することになる。この場合、回収口16は、傾いたフィルター7の外周部(外周側面を含む)を通過して流出する食用油を下ポット2内へと導入する。
食用油のろ過に際しては、使用済み油の温度低下を防いでろ過効率をアップするために、下ポット2および上ポット3の外周全体は図11に示すごとき保温カバー17で被い得るようにしている。保温カバー17は、断熱材で上下ポット3,2の外径よりも大きい内径の周壁部17aと、この周壁部17aの上端を塞ぐ上底部17bとを有するカップ状に形成されて上下ポット3,2の外周との間に空気層を形成すべく被い得る大きさに形成している。
図12、図13(a)〜(c)に示すように、上ポット3内の使用済み食用油が上ポット3の開放底口4の下端部4aとフィルター7との間から漏れ出るのをより確実に防止できるように、上ポット3と下ポット2とに跨って、上ポット3と下ポット2を互いに引き寄せて締付け固定する締付け固定機構20が取り付けられる。締付け固定機構20は、たとえば、下ポット2の開口上側部5の外周にわたって外方張り出し状に設けられた引掛部21と、引張りばね22を有し、上ポット3の外側面に設けられ、引掛部21に引っ掛けて、上ポット3と下ポット2を互いに引き寄せるクリップ23とを有する、いわゆるキャッチクリップからなる。
更に具体的には、クリップ23は、回動操作レバー24を備え、回動操作レバー24の両側面には、引張りばね22と、引張りばね22の下端のばね受け部25と、引張りばね22の上端のばね受け部26が一体となってそれぞれ設けられている。引張りばね22の上端のばね受け部26は、回動操作レバー24を貫通する支軸27の両端に回動自在に取り付けられている。引張りばね22の下端のばね受け部25は、引掛部21に引っ掛けられるフック部材28の上端部を貫通する支軸29の両端に回動自在に取り付けられている。
上ポット3の外側面には固定部材30を固定する。固定部材30は、正面板30aと、正面板30aの上下端にそれぞれ連設され上ポット3の外側面にそれぞれ溶接等で固定された上下面板30b,30cとを有する断面ハット形に形成されている。そして、固定部材30に対しクリップ23が取付高さ調整機構31によりフィルター7の厚みに応じて取付高さ調整可能に取り付けられる。取付高さ調整機構31は、固定部材30の正面板30aに上下方向に長い長孔32を設け、正面板30aの外側面に取付板33を、また正面板30aの内側面に正面板34aと正面板34aの上下端にそれぞれ連設された上下面板34b,34cとを有する断面コ字形状の取付高さ調整板34をそれぞれ上下方向にスライド自在に重ね合わせるとともに、締付けねじ35を取付板33、長孔32に挿通して取付高さ調整板34のねじ孔36に螺合挿通する。取付板33の下端にはクリップ23の回動操作レバー24の上端部を図13(a)において矢印Cで示すごとく回動自在に結合する。固定部材30の上面板30bに設けたねじ孔37と取付高さ調整板34の上面板34bに設けたねじ孔38に頭付きの高さ調整ねじ39を螺合挿通する。
しかるときは、締付けねじ35を緩め、高さ調整ねじ39を回転させて取付板33および取付高さ調整板34を長孔32に沿って固定部材30の正面板30a上を上下方向にスライドさせることによりクリップ23を所定取付高さ位置に調整することができる。このクリップ23の取付高さ調整は固定部材30の上方で行うので、その取付高さ調整が容易にかつ迅速に行える。しかる後、締付けねじ35を締付けることでクリップ23を所定取付高さ位置に固定できる。
クリップ23は、図13(b)に示すように回動操作レバー24を取付板33側に回動させながら、図13(c)のようにフック部材28を引掛部21に引っ掛けて回動操作レバー24を取付板33側に完全に回動し終えると、引張りばね22は回動操作レバー24とフック部材28との間で伸ばされ、引張りばね22の張力によって上ポット3と下ポット2を互いに引き寄せて結合する。
次に、上記構成の食用油ろ過容器1を用いた使用済み食用油の処理手順について説明する。
まず、使用前に、下ポット2の開口上側部5にフィルターホルダー6をセットする。次いで、フィルター7をフィルターホルダー6の中央にセットする。最後に、上ポット3をセットし、締付け固定機構20で上ポット3と下ポット2を互いに引き寄せて結合する。
次に、使用済み食用油をろ過処理する。このろ過処理に際しては、使用済みの食用油8を上ポット3に注ぎ込む。次いで、上ポット3の開口上側部12を蓋11で塞いで、保温カバー17を上下ポット3,2に被せて所定時間(例えば、5〜6時間程度)放置する。これにより食用油は、上ポット3内に露出するフィルター7の上面全体から浸入し、フィルター7によりろ過処理され、フィルターホルダー6の通油口15を通過した後、下ポット2に滴下する。
上記のように上ポット3内の使用済み食用油8は上ポット3の開放底口4内に露出するフィルター7のほぼ全面を通過してろ過されるので、短時間で効率的にろ過される。
フィルターホルダー6の上に載置されるフィルター7はこれの上面の外周縁寄り側の全周が上ポット3の開放底口4の下端部4aによる踏圧作用でフィルターホルダー6の上面に対し押付け圧接されているので、上ポット3内の使用済み食用油8は上ポット3の開放底口4の下端部4aとフィルター7との間からろ過されないまま外部へ漏れるようなことはない。
ろ過処理後の食用油を再使用する際には、保温カバー17を外し、締付け固定機構20による締め付けを外し、蓋11を上ポット3の開口上側部12から外して裏返して床面等に置く。その蓋11の上に上ポット3、フィルターホルダー6を置き、フィルター7は廃棄する。下ポット2に収容された食用油は再度調理に使用する。
上記実施例ではフィルターホルダー6が上ポット3の開放底口4の下端部4aと下ポット2の開口上側部5との間に保持されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルターホルダー6が下ポット2の内周上部に設けて保持されたものも含む。
上記実施例では、フィルター7の外周側面から流出する食用油がフィルターホルダー6からオーバーフローして外部へ漏れるのを防止するために、フィルターホルダー6の周壁部6aにフィルター7内を通過してフィルター7の外周縁から流出する食用油を下ポット2内へ導入する回収口16を設けているが、これに代えて、フィルターホルダー6の周壁部6aを高く形成してフィルターホルダー6を深い皿形状に形成するもよい。
また、上記実施例では、上ポット3の開放底口4の下端部4aをフィルター7に直接圧接しているが、上ポット3の開放底口4の下端部4aとフィルター7との間に図外のパッキンを介在させて上ポット3の開放底口4の下端部4aをフィルター7に間接的に圧接させることもできる。
締付け固定機構20は、図12に示すキャッチクリップに代えて、図14に示すようなキャッチクリップを使用するもよい。図14に示すキャッチクリップは、図13に示すキャッチクリップとはクリップ23の取付高さ調整機構31が異なり、その他の構成は同じである。図14に示すキャッチクリップの取付高さ調整機構31は、高さ調整ねじ40を固定部材30の下面板30cに設けたねじ孔41に螺合挿通し、その高さ調整ねじ40の先端を取付高さ調整板34の下面板34cの下面側に当接させて、高さ調節ねじ40を回転させることでクリップ23を所定高さ位置に調整できるようにしてある。締付け固定機構20としては、その他の構成、例えば引掛部21を上ポット3の底部外側面に設け、クリップ23を下ポット2の上部外側面に設けるもの等であってもよく、要するに、上ポット3と下ポット2を互いに引き寄せて締め付け固定できる機構であればよい。
図15に示すように、下ポット2の底部には先に出油口42を有するL型の給油管43を一側方へ突出するように取り付け、この給油管43の先にボールバルブ等よりなる給油栓44を取り付けて出油口42を開閉操作できるように構成することができる。これによれば、下ポット2に収容された食用油を再度調理に使用する際、下ポット2自体をフライヤーより上に持ち上げてからその食用油をフライヤー等に注ぎ込むような面倒な作業をすることなく、出油口42を開いて食用油を、下ポットの下方に置いた油運搬用容器(以下、ケトル)に注ぎ、次いで、このケトルを持ち上げてフライヤー等に食用油を注ぎ込むことができて使い勝手が良い。なおケトル自体をフライヤーの油槽として使用することにより、ケトルからフライヤーへの注ぎ込み作業を省略することができる。
また下ポット2の底部には接地用脚10を取り付けることで、下ポット2を床面等に独立して立てて置くことができる。この場合、上記のように下ポット2の底部に出油口42を有する給油管43が取り付けられているとき、接地用脚10の高さ寸法は給油管43が床面等に触れて損傷することのないように設定される。これにより例えば、フライヤーに隣接する厨房台に下ポット2をこの出油口42がフライヤーに届くような配置で立て置けば、出油口42を開くだけでフライヤーに食用油を注ぐことができる。
また、図16、図17に示すように、下ポット2は架台45の上に載置して使用できるようにすることができる。図18、図19に示すように、架台45は複数本(図示例では4本)の台脚46の下部同士を連結部材47で一体的につなぎ合わせ、各台脚4の上部寄り内側における台脚4の最上端高さよりも低い箇所に、下ポット底受部材48を全て同一高さになるように取り付けてなる。しかるときは、図16、図17のように下ポット2はこれの底部をその給油管43が台脚46間から出した状態で架台45の下ポット底受部材48の上に載置することで架台45の上で安定よく使用することができる。
本発明の一実施例の食用油ろ過容器を分解状態で示す正面図である。 食用油ろ過容器を組立状態で示す正面図である。 食用油ろ過容器を組立状態で示す側面図である。 食用油ろ過容器を組立状態で示す平面図である。 図2におけるA−A線拡大断面図である。 食用油ろ過容器の下ポットの底面図である。 食用油ろ過容器の上ポットの平面図である。 食用油ろ過容器の蓋の平面図である。 食用油ろ過容器のフィルターの平面図である。 食用油ろ過容器のフィルターホルダーの平面図である。 食用油ろ過容器の保温カバーの斜視図である。 食用油ろ過容器の締付け固定機構の側面図である。 (a)〜(c)は締付け固定機構の作動過程図である。 他の実施例の食用油ろ過容器の締付け固定機構の側面図である。 他の実施例の食用油ろ過容器の下ポットの正面図である。 他の実施例の食用油ろ過容器を組立状態で示す平面図である。 他の実施例の食用油ろ過容器を組立状態で示す正面図である。 他の実施例の食用油ろ過容器の架台の平面図である。 他の実施例の食用油ろ過容器の架台の正面図である。
1 食用油ろ過容器
2 下ポット
3 上ポット
4 開放底口
4a 下端部
5 下ポットの開口上側部
6 フィルターホルダー
7 フィルター
14 環状ボス
15 通油口
16 回収口
17 保温カバー
20 締付け固定機構
21 引掛部
22 引張りばね
23 クリップ
30 固定部材
39 高さ調整ねじ
42 出油口
45 架台

Claims (8)

  1. 食用油を注ぐための開放底口(4)を有する上ポット(3)と、開放底口(4)から注がれる食用油をろ過するフィルタ(7)と、ろ過された食用油を回収する下ポット(2)と、前記フィルタ(7)を上に載せて前記上ポット(3)の開放底口(4)の下端部(4a)と前記下ポット(2)の開口上側部(5)との間又は下ポット(2)の内周面に保持され、通油口(15)を有するフィルターホルダー(6)とを備えた食用油ろ過容器であって、
    前記上ポット(3)が前記開放底口(4)の下端部(4a)で直接もしくは間接的に前記フィルター(7)の上面の全周を前記フィルターホルダー(6)の上面に対し押付け圧接させており、
    前記上ポット(3)と前記下ポット(2)とに跨って、上ポット(3)と下ポット(2)を互いに引き寄せて締付け固定する締付け固定機構(20)が取り付けられていることを特徴とする、食用油ろ過容器。
  2. 前記フィルターホルダー(6)には、前記フィルター(7)内からこのフィルター(7)の外周側面を通過して流出する食用油を前記下ポット(2)内へ導入する回収口(16)が設けられている、請求項1記載の食用油ろ過容器。
  3. 前記締付け固定機構(20)が、前記下ポット(2)の開口上側部(5)の外周に設けられた引掛部(21)と、引張りばね(22)を有し、前記上ポット(3)の外側面に設けられ、前記引掛部(21)に引っ掛けて前記上ポット(3)と下ポット(2)を互いに引き寄せるクリップ(23)とを備えたキャッチクリップからなり、前記クリップ(23)は前記上ポット(3)に固定された固定部材(30)に上下方向にスライド自在に取り付け、前記固定部材(30)の上側に前記クリップ(23)を所定取付高さ位置に調整する高さ調整ねじ(39)を取り付けている、請求項1又は2に記載の食用油ろ過容器。
  4. 前記上下ポットの外周を被い得る保温カバー(17)を備えている、請求項1ないしのいずれか1項に記載の食用油ろ過容器。
  5. 前記上ポット(3)の開放底口(4)の下端部(4a)に、前記フィルター(7)に線状接触する環状ボス(14)が設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の食用油ろ過容器。
  6. 前記下ポット(2)の底部に、開閉操作可能な出油口(42)が設けられている、請求項1ないしのいずれか1項に記載の食用油ろ過容器。
  7. 前記下ポット(2)の底部に、接地用脚(10)が取り付けられている、請求項1ないしのいずれか1項に記載の食用油ろ過容器。
  8. 前記下ポット(2)を載置可能にする架台(45)を備えている、請求項1ないしのいずれか1項に記載の食用油ろ過容器。
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