JPH08126562A - 枕等の充填材 - Google Patents

枕等の充填材

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JPH08126562A
JPH08126562A JP33324294A JP33324294A JPH08126562A JP H08126562 A JPH08126562 A JP H08126562A JP 33324294 A JP33324294 A JP 33324294A JP 33324294 A JP33324294 A JP 33324294A JP H08126562 A JPH08126562 A JP H08126562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillow
wood
filler
filling material
human body
Prior art date
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Pending
Application number
JP33324294A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Toda
光男 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TODA SHOKO KK
Original Assignee
TODA SHOKO KK
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Publication date
Application filed by TODA SHOKO KK filed Critical TODA SHOKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌触り及びクッション性が良好であり、芳香
性を長期に亘って保持することができる上、製造が容易
な枕等の充填材を提供することを目的とする。 【構成】 芳香性を有する木材2を原材料として、この
原材料を人体から及ぼされる外圧によって折損又は劈開
することがない寸法を保持して切削加工したプレート状
部材とした枕等の充填材1を提供する。上記の寸法は、
横方向の長さxと縦方向の長さyを夫々7〜10mm程
度、厚みtを0.8〜1.2mm程度とするのが適当で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は桧等の芳香性を有するプ
レート状部材(薄片状板材)を利用した枕,クッショ
ン,座布団もしくは背もたれ等の充填材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている通常の枕には、
充填材として籾殻,そば殻もしくはパンヤ等が利用され
ており、適度な感触及びクッション性を持たせているの
が通例である。
【0003】他方において、上記充填材として芳香性を
有する板材が近時注目を集めており、かつ、一部で使用
されている。即ち桧等の天然木材を素材とし、この素材
をカンナを用いて長尺状に切削したものとか、特定の加
工手段に基づいて円柱形状もしくは立方形状に成形加工
した後、角部分を面取り処理した多数個の粒状木片にし
たものが知られている。
【0004】更に特公昭64−11285号公報には、
ひのき材もしくはその他の木材を細断し、これをサンド
ペーパー処理して粒状体とし、その他の木材の場合に
は、さらにひのき材から抽出した芳香成分を含浸させて
成る枕材の構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の天然木材を素材として利用した枕等の充填材
中、板材をカンナを用いて長尺状に切削したものは、肌
触り及びクッション性は良好であるが、天然木材の持つ
芳香性の散逸が早いという難点がある。
【0006】また、板材を円柱形状もしくは立方形状に
成形加工する手段を用いた場合には、木材の持つ芳香性
は長期間維持することが出来る反面、枕自体の重量が1
kg〜3kgと大きくなって取扱い上で不便であり、か
つ、枕として使用した場合には頭部への当たりがやや硬
く、クッションとして使用した場合には体の変形に沿わ
ないことがあり、必ずしも使用感が良好とはいえないと
いう問題がある。
【0007】更に板材を円柱形状もしくは立方形状に切
削した後に角部分を面取り処理する必要があるため、板
材の成形時に多くの製造設備及び工程を要して製造コス
トが高くなってしまい、量産性が低いという欠点があ
る。また、前記特公昭64−11285号公報に記載さ
れたサンドペーパー処理とか芳香成分の含浸処理は操作
が煩雑であるという問題点がある。
【0008】そこで本発明はこのような従来の桧等の天
然木材を素材として利用した枕等の充填材が有している
問題点を解消して、肌触り及びクッション性が良好であ
り、しかも芳香性を長期に亘って保持することができる
上、製造が容易な枕等の充填材を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、芳香性を有する木材を原材料として、この
原材料を人体から及ぼされる外圧によって折損又は劈開
することがない寸法を保持して切削加工したプレート状
部材とした枕等の充填材を提供する。
【0010】上記の寸法は、横方向の長さと縦方向の長
さは夫々7〜10mm程度、厚みが0.8〜1.2mm
程度とするのが適当である。
【0011】
【作用】かかる充填材を利用した枕もしくはクッション
材は、頭部とか人体への当たりが柔らかく、かつ、天然
木材の持つ芳香性が長期に亘って維持される。使用に際
しては樹木の持つ芳香性、清浄作用、吸湿作用が有効に
利用されて使い心地が良いという作用が得られる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明にかかる枕等の充
填材の一実施例を説明する。図1は本実施例にかかる枕
等の充填材1の外形形状例を示しており、この充填材1
は桧等の芳香性を有する木材を原材料として用いてお
り、この原材料を所定の寸法を保持して切削加工したプ
レート状部材(薄片状板材)で構成されている。
【0013】上記の所定の寸法とは、人体から及ぼされ
る外圧によって充填材1が折損したり、劈開(ひびが入
って割れること)したりすることがない寸法であり、木
材として桧を用いた場合の具体的な寸法例として、横方
向の長さxと縦方向の長さyは夫々7〜10mm程度、
厚みtは0.8〜1.2mm程度が適当である。なお、
木材として桧などの通性のよい針葉樹を用いた場合には
縦割れを防ぐため縦長にして用いるのがよい。
【0014】上記の寸法例の範囲内で桧材を切削加工す
ると、枕等に用いた際に充填材1の前記した折損とか劈
開現象が発生せず、かつ、カール状に曲折することが防
止されて常時固形状としての外観が維持される。
【0015】図2は上記充填材1を製造する際の具体例
を示しており、先ず桧等の木材2を縦割れを防ぐため縦
長に切断して均一な厚みを有するスライス状部材3,3
を形成し、該スライス状部材3,3を多数枚積層してか
ら、横方向の切目4,4と縦方向の切目5,5を形成し
て図外の切削マシンを用いて順次切削することにより、
図3に示したプレート状部材で構成された多数個の充填
材1,1が得られる。
【0016】このようにして得られた充填材1の多数個
を、軟質性の外包材を用いて密閉包囲することによって
本発明にかかる枕又は各種クッション材が得られる。上
記充填材1の素材としては前記桧の外に、杉,松,ケヤ
キ,ヒバ等を利用することが出来る。
【0017】このようにして得られた充填材1を利用し
た枕もしくはクッション材は軽量であって枕或はクッシ
ョンとして使い勝手がよく、頭部とか人体への当たりが
柔らかく、所謂ごつごつ感が全然ない上、使用に際して
は樹木の持つ芳香性、清浄作用、吸湿作用が有効に利用
されるので、極めて使い心地が良いという特徴がある。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明にかか
る枕等の充填材は、芳香性を有する木材を人体から及ぼ
される外圧によって折損又は劈開することがない寸法を
保持して切削加工したことにより、軽量であって枕或は
クッションとして使い勝手がよく、頭部とか人体への当
たりが柔らかくクッション性が良好であり、かつ、天然
木材の持つ芳香性を長期に亘って維持することができ
る。また、使用に際しては樹木の持つ芳香性、清浄作
用、吸湿作用が有効に利用されて極めて使い心地が良い
という効果が得られる。
【0019】特に所謂森林浴に代表されるように、各種
の樹木は前記独特の作用の外に熱吸収性にも優れ、か
つ、神経の興奮を鎮める作用や殺菌作用を持つフィトン
チッドを豊富に含有しており、又肌触りが良好である等
の種々の利点があるため、本発明はこれら樹木の持つ独
特の作用効果を有効に利用した枕及び各種のクッション
材を提供することが出来る。更に製造工程も比較的単純
であるため、量産性が高く、製造コストが低廉化される
という大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる枕等の充填材の形状例を示す
外観図。
【図2】本実施例にかかる充填材を製造する際の具体例
を示す要部斜視図。
【図3】本実施例で採用した多数個の充填材の製造工程
例を示す部分的斜視図。
【符号の説明】
1…充填材 2…木材 3…スライス状部材 4,5…切目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香性を有する木材を原材料として、こ
    の原材料を人体から及ぼされる外圧によって折損又は劈
    開することがない寸法を保持して切削加工したプレート
    状部材で成ることを特徴とする枕等の充填材。
  2. 【請求項2】 上記の寸法は、横方向の長さと縦方向の
    長さは夫々7〜10mm程度、厚みが0.8〜1.2m
    m程度である請求項1記載の枕等の充填材。
JP33324294A 1994-12-14 1994-12-14 枕等の充填材 Pending JPH08126562A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33324294A JPH08126562A (ja) 1994-12-14 1994-12-14 枕等の充填材

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ID=18263922

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020014175A (ko) * 2000-08-16 2002-02-25 최해근 두통치료에 도움을 주는 베개용 충전소자 및 그 제조방법

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