JP2000342415A - 枕 - Google Patents

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JP2000342415A
JP2000342415A JP11155379A JP15537999A JP2000342415A JP 2000342415 A JP2000342415 A JP 2000342415A JP 11155379 A JP11155379 A JP 11155379A JP 15537999 A JP15537999 A JP 15537999A JP 2000342415 A JP2000342415 A JP 2000342415A
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JP
Japan
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filler
pillow
materials
wood
cypress
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JP11155379A
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English (en)
Inventor
Ichisuke Fujioka
一助 藤岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭部へのフィット感が良好でしかも芳香性を
長期に亘って保持することができる上、製造が容易な枕
を提供することを目的とする。 【解決手段】 芳香性を有する木質系素材を原材料と
し、この原材料を断面楕円形の棒状体として切削加工し
たピースを充填材1として用いた枕を基本構成とする。
充填材の原材料として、桧,杉,竹,松,ケヤキ,ヒバ
等の木質系素材を用いる。具体的な構成として、多数個
の充填材1を軟質性の外包材4を用いて密閉包囲し、タ
オル地でなる枕カバー5を被覆してある。また、充填材
1を分割してそれぞれ複数個のネット7内に挿入し、各
ネット7の周囲を軟質性の外包材4を用いて密閉包囲す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は桧,杉,竹等の芳香
性を有する木質系素材を枕の充填材として利用すること
により、使用時に人間の頭部に適度なフィット感と接触
感を持たせることができる枕に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている通常の枕には、
充填材として籾殻,そば殻もしくはパンヤ等が利用され
ており、人間の頭部に適度な接触感とクッション性を持
たせているのが通例である。
【0003】他方において、上記充填材として芳香性を
有する天然の木質系素材を利用する手段が近時注目を集
めており、例えば特公昭64−11285号公報には、
桧材もしくはその他の木材を直径3〜4mm程度に細断
し、これをサンドペーパー処理により粒状体とし、枕の
充填材として使用した例が開示されている。更に登録実
用新案公報第3018969号には、網目状袋に直径7
mm乃至10mm,長さ15mmの大きさを有する桧製
の円柱状ピースを複数個入れた安眠枕の構成例が記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の天然の木質系素材を充填材として利用した枕
の中で、特公昭64−11285号公報に記載された手
段は、桧材等の木材を細断してからサンドペーパー処理
により粒状体としているために製作工程が煩雑であり、
かつ、木材を粒状体にすることは技術的に困難であると
ともに長時間を要するという難点がある。更に登録実用
新案公報第3018969号に記載された安眠枕は、枕
内で桧製の円柱状ピースが縦方向、横方向に一定せず、
切断面の面取りもなされていないため、切断面の角が当
たって固い接触感、所謂ごつごつ感が生じてしまい、人
間の頭部に適度なフィット感を与えることができないと
いう課題が存在する。
【0005】また、木質系素材を円柱状に切断した後に
角部分を面取り処理する場合には、成形時に多くの製造
設備及び工程を要して製造コストが高くなってしまい、
量産性が低くなってしまうという問題がある。
【0006】そこで本発明はこのような従来の桧等の天
然木材を素材として利用した枕が有している問題点を解
消して、頭部へのフィット感が良好でしかも芳香性を長
期に亘って保持することができる上、製造が容易な枕を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、芳香性を有する木質系素材を原材料とし、
この原材料を断面楕円形の棒状体として切削加工したピ
ースを充填材として用いた枕を基本構成とする。
【0008】充填材の原材料として、桧,杉,竹,松,
ケヤキ,ヒバ等の木質系素材を用いる。具体的な構成と
して、多数個の充填材を軟質性の外包材を用いて密閉包
囲し、タオル地でなる枕カバーを被覆してある。また、
充填材を分割してそれぞれ複数個のネット内に挿入し、
各ネットの周囲を軟質性の外包材を用いて密閉包囲す
る。
【0009】充填材の挿入方向は、人間の頭部に対して
縦方向に当たるようにし、各充填材の頭部接触面に対し
て横方向に安定させる。また、充填材の長手方向両端部
に面取り加工部を施してある。
【0010】充填材の長手方向の全長を10〜400m
mの範囲から選択し、楕円形部の長径は8〜20mm、
短径は8〜10mmの範囲から選択することが好まし
い。
【0011】かかる充填材を利用した枕は、頭部への当
たりが柔らかく、所謂ごつごつ感が全然ない上、天然木
材の持つ芳香性が長期に亘って維持される。また、使用
に際しては樹木の持つ芳香性、清浄作用、吸湿作用が有
効に利用されるので、極めて使い心地が良いという作用
が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明にかか
る枕の実施形態を説明する。図1は本実施形態で採用し
た充填材1の外形形状例を示しており、図2は図1のA
−A線に沿う断面図である。この充填材1は桧等の芳香
性を有する木質系素材を原材料として用いており、この
原材料を断面楕円形の棒状体として切削加工したピース
で構成されている。充填材1の長手方向両端部には面取
り加工部2が施されている。
【0013】充填材1の長手方向の全長は10〜400
mmの範囲から選択するのがよく、図2に示す楕円形部
の長径L1は8〜20mm、短径L2は8〜10mmの範
囲から選択するのが適当である。充填材1の原材料は桧
が最適であるが、杉,竹,松,ケヤキ,ヒバ等の他の木
質系素材を用いることも可能である。尚、充填材1の長
手方向両端部の面取り加工部2の形成は省略してもよ
い。
【0014】上記の寸法例の範囲内で木質系素材を切削
加工すると、枕等に用いた際に充填材1の折損とか劈開
現象が発生せず、かつ、カール状に曲折することが防止
されて常時固形状としての外観が維持される。
【0015】木質系素材として森林資源としての間伐材
を用いる。近時の地球環境保全の観点から、又人類の生
存のために、森林の保全は欠くことのできない重要なこ
とである。健全な森林の造成をはかるために間伐は欠く
ことができない施業であるが、育林されるべき森林が間
伐されず、識者から『山は死んだ』と言われている現状
である。本発明にかかる枕の普及の末は、森林の造成に
必要な間伐が施業され、『山を蘇らす』一つの手段とな
り、日本人の日常生活及び子孫の為の環境保全に資する
ことができるものと確信する。
【0016】充填材1の製作方法の一例として、間伐材
を切断して均一な厚みを有するスライス状部材を形成
し、このスライス状部材を多数枚積層してから横方向の
切れ目と縦方向の切れ目を形成して切削マシンを用いて
順次切削することにより、前記楕円形断面のピースで構
成された多数個の充填材1が得られる。
【0017】図3は上記充填材1を用いた枕3とその使
用例を示す要部断面図であり、この充填材1の多数個
を、軟質性の外包材4を用いて密閉包囲することによっ
て本発明にかかる枕が得られる。5はタオル地でなる枕
カバーである。
【0018】図3に示したように、充填材1の挿入方向
は、人間の頭部6に対して縦方向に当たるようにするの
がよく、これにより各充填材1が頭部6の接触面に対し
て横方向に安定した状態が維持される。なお、充填材1
の挿入方向は、人間の頭部6に対して横方向に当たるよ
うにすることも可能であり、使用感に応じて選択すれば
よい。
【0019】図4は本発明の他の実施形態を示す要部断
面図であり、多数本の充填材1を3分割して複数個のネ
ット7,7,7内に挿入し、各ネット7,7,7の周囲
を軟質性の外包材4を用いて密閉包囲して枕3を構成す
る。使用例は図3に示した場合と同一である。この実施
形態によれば、外包材4内で充填材1が散乱したり片寄
る等の現象がなくなり、枕3の外形が安定化するという
作用が得られる。
【0020】以上説明したように、本発明にかかる枕3
は、頭部6への当たりが柔らかく、所謂ごつごつ感が全
然ない上、芳香性が長期に亘って維持されるという特長
を有している。また、使用に際しては樹木の持つ芳香
性、清浄作用、吸湿作用が有効に利用されるので、極め
て使い心地が良いという特長がある。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明にかか
る枕は、芳香性を有する木質系素材を原材料として断面
楕円形の棒状体として切削加工したピースを充填材とし
て用いたことにより、頭部への当たりが柔らかく、か
つ、天然木材の持つ芳香性を長期に亘って維持すること
ができる。また、使用に際しては樹木の持つ芳香性、清
浄作用、吸湿作用が有効に利用されて極めて使い心地が
良いという効果が得られる。
【0022】また、充填材の製作に際しても従来のよう
に木材を細断してからサンドペーパー処理により粒状体
とする工程は不要であり、製作工程は簡易化されるとい
う効果が得られる。枕における充填材の挿入方向が人間
の頭部に対して縦方向に当たるようにすることにより、
各充填材が頭部接触面に対して横方向に安定し、しかも
人間の頭部に適度なフィット感を与えることができる。
【0023】森林浴に代表されるように、各種の樹木は
前記芳香性等の作用の外に熱吸収性にも優れ、且つ神経
の興奮を鎮める作用や殺菌作用を持つフィトンチッドを
豊富に含有しているという種々の利点があるため、本発
明はこれら樹木の持つ特性を有効に利用した枕を提供す
ることが出来る上、間伐材の有効利用をはかることによ
って量産性が高く、製造コストが低廉化されるという大
きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いた枕の充填材の外形形状例を示す
外観図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】充填材を用いた枕とその使用例を示す要部断面
図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す要部断面図。
【符号の説明】
1…充填材 2…面取り加工部 3…枕 4…外包材 5…枕カバー 7…ネット 整理番号 P2955

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香性を有する木質系素材を原材料と
    し、この原材料を断面楕円形の棒状体として切削加工し
    たピースを充填材として用いたことを特徴とする枕。
  2. 【請求項2】 充填材の原材料として、桧,杉,竹,
    松,ケヤキ,ヒバ等の木質系素材を用いたことを特徴と
    する請求項1に記載の枕。
  3. 【請求項3】 多数個の充填材を軟質性の外包材を用い
    て密閉包囲し、タオル地でなる枕カバーを被覆したこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の枕。
  4. 【請求項4】 充填材を分割してそれぞれ複数個のネッ
    ト内に挿入し、各ネットの周囲を軟質性の外包材を用い
    て密閉包囲したことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の枕。
  5. 【請求項5】 充填材の挿入方向は、人間の頭部に対し
    て縦方向に当たるようにし、各充填材の頭部接触面に対
    して横方向に安定させたことを特徴とする請求項1,
    2,3又は4に記載の枕。
  6. 【請求項6】 充填材の長手方向両端部に面取り加工部
    を施したことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5
    に記載の枕。
  7. 【請求項7】 充填材の長手方向の全長を10〜400
    mmの範囲から選択し、楕円形部の長径は8〜20m
    m、短径は8〜10mmの範囲から選択したことを特徴
    とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載の枕。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279234A (ja) * 2007-05-12 2008-11-20 Yasuo Kumakura 枕およびクッション

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008279234A (ja) * 2007-05-12 2008-11-20 Yasuo Kumakura 枕およびクッション

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