JPH08126054A - コードレス電話付ファクシミリ装置 - Google Patents

コードレス電話付ファクシミリ装置

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JPH08126054A
JPH08126054A JP6256422A JP25642294A JPH08126054A JP H08126054 A JPH08126054 A JP H08126054A JP 6256422 A JP6256422 A JP 6256422A JP 25642294 A JP25642294 A JP 25642294A JP H08126054 A JPH08126054 A JP H08126054A
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unit
signal
facsimile
call
slave
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JP6256422A
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Tetsuo Shinagawa
哲夫 品川
Yumiko Watabe
由美子 渡部
Akio Shinagawa
明生 品川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、コードレス電話機付ファクシミリ装
置において、その目的は、ファクシミリ通信において通
信手順で通信相手から送られてくる端末識別信号(I
D)を、コードレスの子機で確認することを可能とする
ことにある。 【構成】コードレスの子機にIDを表示する手段を設
け、親機はファクシミリ通信において相手から送られて
きたIDを、無線通信により子機へ送信する。子機は親
機から送信されたIDを前記のIDを表示する手段に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に係
り、特にコードレス電話を内蔵したファクシミリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は公衆回線を利用して
遠隔地との間で文書や図面などの画像情報をやりとりす
ることができる伝送装置であり、近年は一般家庭などで
も利用されている。事務所などで使用する場合にはファ
クシミリ装置専用に電話回線を設けることがほとんどで
あるが、一般家庭などでファクシミリ装置を使用する場
合には1本の電話回線を電話とファクシミリとで共用す
ることがほとんどである。このため一般家庭では、電話
機とファクシミリ装置とを一体とした電話機付ファクシ
ミリ装置が使われる場合が多い。一方、電話機に関して
はコードレス電話機が広く使われている。このためコー
ドレス電話機とファクシミリ装置とを一体としたコード
レス電話付ファクシミリ装置が使われるようになってき
た。
【0003】コードレス電話付ファクシミリ装置は、一
般的にファクシミリ装置を含む親機と、コードレスの子
機とによって構成される。このためファクシミリ装置を
含む親機は一定の場所、通常は電話回線の近くに置かれ
るが、子機はさまざまな場所に移動し、通話に利用され
る。当然ファクシミリ装置を含む親機とは離れた場所で
通話を行うことも多々あると考えられる。
【0004】特開平2−32664号公報にはこのよう
なコードレス電話付ファクシミリ装置において、コード
レス電話の子機から親機のファクシミリ装置を制御する
構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、コードレス電話付ファクシミリ装置において、外部
からの着信にコードレスの子機で応答した場合に、相手
がファクシミリ送信であった場合にはコードレスの子機
から親機のファクシミリ装置を制御することができるた
め、いちいち親機の置かれている場所まで行かなくても
ファクシミリ通信を開始することが可能である。
【0006】ところでファクシミリ通信における通信手
順はTTC(電信電話技術委員会)標準JT−30など
で詳しく規格化されている。これらのファクシミリ通信
においては、ファクシミリ通信を行う場合に送信側,受
信側それぞれが端末識別信号(以下、IDと呼ぶ)をや
り取りすることが可能である。従来のファクシミリ装置
ではファクシミリ装置に液晶表示装置などを設け、相手
から送られてくるIDを液晶表示装置に表示している。
これにより、ファクシミリ装置の使用者は、たとえばフ
ァクシミリの送信を行う場合には、ファクシミリ通信を
行っている相手が確かに自分がファクシミリを送ろうと
した相手なのかを確認することが可能である。またファ
クシミリの受信を行う場合には、ファクシミリを送って
きているのが誰なのかを、ファクシミリの画情報の受信
が始まる前に知ることが可能である。
【0007】ところが、前述したコードレス電話付ファ
クシミリ装置においては、コードレスの子機で電話に応
答した場合や、コードレスの子機で電話をかけた場合な
どでも、いちいちファクシミリ装置を含む親機が置かれ
た場所まで行かないと、上記のIDを確認することがで
きないという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、コードレス電話付ファク
シミリ装置において、コードレスの子機で電話に応答し
た場合や、ファクシミリの送信を行うための電話をコー
ドレスの子機を使ってかけた場合に、いちいちファクシ
ミリ装置を含む親機の置かれている場所まで行かなくて
も、ファクシミリ通信において相手から送られてくるI
Dを確認することが可能な、コードレス電話付ファクシ
ミリ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、コードレス
電話の子機に表示装置を設け、ファクシミリ装置を含む
親機は、ファクシミリ通信において相手から受信したI
Dを子機に無線送信するとともに、子機は親機から送ら
れたIDを表示装置に表示することにより達成される。
【0010】
【作用】コードレス電話付ファクシミリ装置は、コード
レス電話機の親機とファクシミリ装置とを一体とした親
機と、コードレス電話の子機とによって構成される。フ
ァクシミリを送信する場合には親機のファクシミリ装置
に原稿をセットして、親機の電話機または子機で相手に
電話をかけてファクシミリ送信する。ファクシミリ通信
は親機が行う。コードレスの子機で電話をかけてファク
シミリの送信を行う場合、あらかじめファクシミリ装置
に原稿をセットしておき、子機を使って送信先に電話を
かけた後、子機の操作によってファクシミリ送信を開始
する。子機の操作によってファクシミリ送信の開始が指
示された場合、親機はセットされた原稿を送信すべくフ
ァクシミリ通信を開始する。このファクシミリ通信にお
ける通信手順において相手のIDを受信した場合、親機
はこのIDを子機に無線により送信する。この親機と子
機との間の無線通信は一般的なコードレス電話機の通信
手順により行われる。親機からファクシミリ送信先のI
Dを受け取った子機は、その内容を表示装置、たとえば
液晶表示装置に表示する。
【0011】これによりコードレス電話付ファクシミリ
装置の使用者は、あらかじめ親機のファクシミリ装置に
原稿をセットしておき、コードレスの子機を使って相手
に電話をかけ、子機からファクシミリ装置に指示を出す
ことによってファクシミリの送信を行う場合にも、ファ
クシミリ通信の手順において相手から送られてくるID
が子機の表示装置に表示されるので、いちいち親機の置
かれている場所まで行かなくても子機においてIDを確
認することが可能である。また子機で電話に応答してフ
ァクシミリの受信を行う場合も同様に、相手のIDが子
機の表示装置に表示されるので、いちいち親機の置かれ
ている場所まで行かなくても子機においてIDを確認す
ることが可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を引用しながら
詳細に説明する。
【0013】図1は本発明のファクシミリ装置の構成を
示す図である。本実施例におけるコードレス電話付ファ
クシミリ装置は、電話回線に接続される親機1と子機2
とにより構成される。親機1は、電話回線に接続する回
線接続端子3、電話回線との接続を制御する回線制御部
4、使用者が通話を行う通話部5、ファクシミリの送
信,受信を行うFAX部6、子機2との無線接続の制御
を行う無線制御部7、親機1全体の動作を制御する制御
部8、電話回線から呼び出しがあったことを使用者に知
らせる呼出音発生部9、使用者が機器の操作を行う操作
部10、使用者に機器の状態などのさまざまな情報を伝
える表示部11によって構成される。子機2は親機1と
の無線接続の制御を行う無線制御部12、使用者が通話
を行う通話部13、子機2全体の制御を行う制御部1
4、電話回線または親機1からの呼び出しがあったこと
を使用者に伝える呼出音発生部15、使用者に機器の状
態などのさまざまな情報を伝える表示部16、使用者が
機器の操作を行う操作部17によって構成される。親機
1と子機2はそれぞれの無線制御部7,12によって無
線接続される。(18) 図1の回線制御部4の構成を図2に示す。呼出信号検出
部35は電話回線からの呼出信号を検出するものであ
り、呼出信号が検出された場合には、その旨を親機1の
制御部8に伝える。29は回線接続スイッチであり、親
機1の制御部8の指示により親機1の電話回線への接
続,切断を行う。28は2線/4線変換部であり通常は
ハイブリッドトランスなどにより構成される。32は音
声応答発生部であり、音声応答を電話回線に送出するも
のである。33はダイヤラ部であり、親機1の制御部8
の指示によりダイヤル信号(選択信号)を電話回線に送
出するものである。34はCNG信号検出部であり、電
話回線から送られてくるCNG信号を検出するものであ
る。CNG信号に関しては後述する。CNG信号検出部
34でCNG信号が検出された場合、親機1の制御部8
にその旨伝えられる。30は回線送出信号切り換えスイ
ッチであり、親機1の制御部8の指示により、電話回線
に送出する信号を選択するものである。a側に接続され
た場合には通話部5から送られてくる信号が電話回線に
送出される。b側に接続された場合にはFAX部6から
送られてくる信号が送出される。c側に接続された場合
には親機1の無線制御部7から送られてくる信号が送出
される。d側に接続された場合には音声応答発生部32
の出力する信号が電話回線に送出される。31は回線信
号出力切り換えスイッチであり、親機1の制御部8の指
示により電話回線から送られてくる信号の出力先を選択
するものである。a側に接続された場合、電話回線から
の信号は通話部5へ出力される。b側に接続された場合
には電話回線からの信号はFAX部6へ出力される。c
側に接続された場合には電話回線からの信号は親機1の
無線制御部7へ出力される。
【0014】図1のFAX部6の構成を図3に示す。F
AX部6は親機1の制御部8と接続され、親機1の制御
部8の指示により動作するとともに、FAX部6の状態
に関する情報は親機1の制御部8に伝えられる。FAX
部6はFAXモデム23、符号化部22、原稿読取部2
1、復号化部24、記録部25により構成される。ファ
クシミリの受信を行う場合には電話回線からの信号が回
線制御部4を通してFAXモデム23に入力される。F
AXモデム23では入力された信号を復調し、復号化部
24により画像情報として復号し、記録部25により出
力する。通常、記録部25は感熱式のプリンタなどによ
り構成され、画像情報は感熱紙に印刷される。ファクシ
ミリの送信を行う場合には、送信する原稿を原稿読取部
21により画像情報として読み取り、符号化部22によ
り符号化を行い、FAXモデム23により変調して回線
制御部4に送られる。FAXモデム23は上記の画像情
報の変調,復調のほかにも後述するファクシミリ通信に
おける手順信号の変調,復調も行う。
【0015】図1の親機1の通話部5の構成を図4に示
す。通話部5は使用者が通話を行うものであり、音声入
力部51と音声出力部52とにより構成される。通常、
音声入力部51における音声の入力はマイクにより、ま
た音声出力部52における音声の出力はスピーカによっ
て行われる。
【0016】図1の親機1の無線制御部7の構成を図5
に示す。制御信号変復調部25は子機2との無線通信に
おける制御信号の変調,復調を行うものである。制御信
号変復調部25は親機1の制御部8と接続され、親機1
の制御部8の指示により制御信号を変調するとともに、
受信した制御信号を復調したものを親機1の制御部8に
送る。無線通信部27は子機2との無線通信を行うもの
である。無線通信部27は親機1の制御部8と接続さ
れ、親機1の制御部8の指示により動作するとともに、
無線通信の状態などを示す信号を親機1の制御部8に送
る。26は無線送信切り換えスイッチであり、子機2へ
無線送信する信号を親機1の制御部8の指示により選択
するものである。a側に接続されている場合には無線通
信部27へは回線制御部4からの信号、すなわち電話回
線からの信号が入力される。一方b側に接続されている
場合には無線通信部27へは制御信号変復調部25から
の信号、すなわち変調された制御信号が入力される。
【0017】図1の子機2の無線制御部12の構成を図
6に示す。無線通信部36は親機1と無線通信を行うも
のである。無線通信部36は子機2の制御部14と接続
され、子機2の制御部14の指示により無線通信を行う
とともに、無線通信の状態などを示す信号を子機2の制
御部14に送る。制御信号変復調部38は親機1との無
線通信における制御信号の変調,復調を行うものであ
る。制御信号変復調部38は子機2の制御部14と接続
され、子機2の制御部14の指示により制御信号を変調
するとともに、受信した制御信号を復調したものを子機
2の制御部14に送る。37は無線送信切り換えスイッ
チであり、親機1へ無線送信する信号を子機2の制御部
14の指示により選択するものである。a側に接続され
ている場合には、子機2の通話部13からの信号が無線
通信部36に入力される。またb側に接続されている場
合には制御信号変復調部38の出力、すなわち変調され
た制御信号が無線通信部36に入力される。
【0018】子機2の通話部13の構成に関しては図示
しないが、図4に示した親機1の通話部5と同様、音声
入力部と音声出力部によって構成される。
【0019】次に本実施例における子機2の操作部17
と表示部16の構成を図7により説明する。操作部17
と表示部16は共通の子機2のパネル上に構成される。
表示部16は液晶表示部40、アラーム表示ランプ3
9、通話表示ランプ49により構成される。液晶表示部
40はここでは12桁の数字,記号などを表示するもの
であるが、たとえば7セグメントタイプの発光ダイオー
ドなど、最低限、数字と記号が表示可能であれば素子の
タイプは問わない。アラームランプ39は機器の異常が
発生した場合に使用者に知らせるものである。通話ラン
プ49は子機2が通話状態、すなわちオフフック状態に
ある場合に点灯するものである。操作部17はダイヤル
ボタン43、通話ボタン50、スタートボタン42、ス
トップボタン41により構成される。通話ボタン50は
子機2を通話状態、すなわちオフフック状態にすること
を指示するボタンである。本実施例においては通話状
態、すなわちオフフック状態で通話ボタンが押された場
合には、オンフック状態にすることを指示するものであ
る。スタートボタン42は親機1に対してファクシミリ
通信の開始を指示するボタンである。ストップボタン4
1は親機1に対してファクシミリ通信の中止を指示する
ボタンである。
【0020】本実施例における親機1の操作部10と表
示部11の構成を図8により説明する。操作部10と表
示部11は共通のパネル上に構成される。表示部11は
液晶表示部47とアラームランプ48により構成され
る。アラームランプ48は機器に異常が発生した場合に
点灯し、使用者に異常を知らせる。液晶表示部47は機
器の状態や後述するファクシミリ通信におけるIDなど
を表示するものであり、本実施例においては16桁の液
晶表示装置により構成する。操作部10はダイヤルボタ
ン44とスタートボタン45、ストップボタン46によ
り構成される。スタートボタン45はファクシミリ通信
の開始を指示するものであり、ストップボタン46はフ
ァクシミリ通信の中止を指示するものである。一般的な
ファクシミリ装置の場合、ここで説明した操作部10、
表示11の構成要素以外にもたとえば、ファクシミリ送
信する場合の画質を選択するためのボタンなどが備えら
れるが、ここでは本発明に直接関係する操作部,表示部
の構成要素のみを説明する。
【0021】次にファクシミリ通信における通信手順を
図9により説明する。図9は送信側101から受信側1
02へ1枚の原稿をファクシミリ送信する場合のファク
シミリ通信の手順である。ファクシミリ通信は大きく分
けて3つの段階にわけることができる。原稿の画情報を
送信する画情報送信116と、画情報の送信に先立って
行われる前手順115、画情報の送信の後行われる後手
順117である。ファクシミリの送信を行う場合、送信
側101は受信側102に電話をかけた後、発呼トーン
CNG103を送信する。このCNG103は電話の相
手に対してファクシミリ送信を行うことを示す信号であ
る。なおCNG103はファクシミリ送信を自動発呼に
より行う場合には必ず送信されるが、手動発呼によりフ
ァクシミリ送信を行う場合には送信しない装置も存在す
る。
【0022】受信側102では被呼局識別信号CED1
04、受信側のファクシミリ装置の電話番号を示す被呼
端末識別信号CSI105、受信側のファクシミリ装置
の標準能力を示すディジタル識別信号DIS106を送
信側に送る。これら3つの信号を受信側が送信側へ送る
タイミングはさまざまである。電話とファクシミリ装置
とを1本の電話回線で共用している場合には、上記のC
NG103が送信側から送られてきていることを検出す
ると送信側へ上記3信号を送出する。またファクシミリ
装置がファクシミリ専用の電話回線に接続されている場
合には、電話回線を接続すると同時に上記3信号を送信
側へ送出する。CSI105で送られるのは受信側のフ
ァクシミリ装置に予め設定されているその装置のIDで
あり、一般的には電話番号である。なおこのIDは一般
的にはファクシミリ装置の使用者が設定するものである
ため、電話番号以外の番号を設定することも可能であ
る。通常は「+」と「0」から「9」までの数字最大2
0桁により国際電話番号を設定する。
【0023】上記3信号を受信した送信側101では、
送信側101のファクシミリ装置の電話番号を示す送信
端末識別信号TSI107、標準能力を示すDIS10
6に応答するディジタル命令信号DCS108を送る。
ここで送られるTSI108も前述のCSI105と同
様に送信側101のファクシミリ装置のIDであり、一
般的には電話番号である。これに続いて送信側101の
ファクシミリ装置は、送信側101のファクシミリ装置
と受信側102のファクシミリ装置との通信の状態をチ
ェックするためのトレーニングチェック信号TCF10
9を送信する。受信側102はこのTCF109が正常
に受信できれば画情報の送信を開始してもよいことを示
す受信準備確認信号CFR110を送信する。送信側1
01は受信側102からCFR110を受信すると、1
ページ分の画情報111の送信を開始する。
【0024】送信側101は画情報111の送信が終了
すると、ファクシミリ送信の最終ページ(この場合は1
ページ)の画情報の送信が終了したことを示すEOP1
12を送信する。受信側102はこれに対して、画情報
111が正常に受信できたことを示すメッセージ確認信
号MCF113を送信側へ送る。送信側101では受信
側からMCF113を受信したら切断命令DCN114
を受信側へ送り電話回線を切断する。ここで説明したの
は1枚の原稿を送信する場合であり、複数枚の原稿を送
信する場合や、画情報の送信が正常に行えなかった場合
などには、通信手順が変化する。
【0025】図1により説明したコードレス電話付ファ
クシミリ装置の構成により、本発明のファクシミリ装置
においてファクシミリ送信を行う場合の動作を図10,
図11により説明する。
【0026】図10は本発明のファクシミリ装置を用い
てファクシミリ送信を行う場合の使用者の操作の手順を
示したものである。図11は本発明のファクシミリ装置
を用いてファクシミリ送信を行う場合の親機1,子機2
の無線通信に関する動作を示したものである。図11に
示すように親機1,子機2とも通常は待受状態である。
【0027】使用者がファクシミリ送信を行う場合(図
10ステップ301)、まず使用者は送信する原稿を親
機1の原稿読取部21にセットする。(図10ステップ
302)続いて、子機2で電話をかけるために、子機2
をオフフック状態とする。(図10ステップ303)具
体的には使用者は子機2の操作部17の通話ボタン50
を押す。
【0028】使用者が子機2をオフフックすることによ
り、すなわち図10のステップ303の動作により、親
機1では図11のステップ208からステップ217ま
での動作が、また子機2ではステップ206からステッ
プ216までの動作が行われる。以下にこれを説明す
る。
【0029】子機2の制御部14は操作部17の通話ボ
タン50が押されたことを検出する(図11ステップ2
06)と、子機2の表示部16の通話ランプ49を点灯
させ、使用者に子機2がオフフック状態であることを知
らせるとともに、制御チャンネルを使用して親機1に対
して発呼信号を送出する。(図11ステップ207)子
機2の制御部14は無線送信切り換えスイッチ37をb
側に接続し、制御信号変復調部38に対して発呼信号の
送出を指示する。制御信号変復調部38において作成さ
れ変調された発呼信号は無線送信切り換えスイッチ37
を通して無線通信部36に入力され、親機1へ無線送信
される。
【0030】親機1では子機2からの発呼信号を検出す
る(図11ステップ208)と子機2に対して発呼信号
を受け取ったことを知らせる発呼応答を制御チャンネル
により無線送信する。(図11ステップ209)この発
呼応答にはこれ以降の無線通信に使用する通話チャンネ
ルを指示するデータも含まれる。ステップ207におい
て子機2の無線通信部36から無線送信された発呼信号
は、親機1の無線通信部27で受信され、制御信号変復
調部25において復調され、親機1の制御部8に発呼信
号が検出されたことが知らされる。親機1の制御部8は
発呼信号を受信したことが知らされると、親機の無線送
信切り換えスイッチ26をb側に接続し、制御信号変復
調部25に対して発呼応答を子機2に対して送信するこ
とを指示する。前述したように、発呼応答には以降の通
信において使用する通話チャンネルに関するデータも含
まれる。発呼応答は制御部8の指示により制御信号変復
調部25により作成,変調され無線通信部27により子
機2へ無線送信される。
【0031】親機1では子機2に対して発呼応答を送出
した後、発呼応答とともに子機に通知した通話チャンネ
ルに移動する。(図11ステップ212) 子機2では親機1から発呼応答が送られてきたことを検
出した場合(図11ステップ210)、発呼応答の中で
親機1が指定した通話チャンネルへ移動する。(図11
ステップ211)ステップ209において親機1から無
線送信された発呼応答は、子機2の無線通信部36で受
信され、制御信号変復調部38により復調される。制御
信号変復調部38により復調された発呼応答は子機2の
制御部14に送られる。子機2の制御部14では親機1
から送られた発呼応答が検出されたことが制御信号変復
調部38から知らされると、その発呼応答とともに送ら
れてきた通話チャンネルを指定するデータを受け取り、
指定された通話チャンネルの空きを確認した後、指定さ
れた通話チャンネルに移動する。
【0032】子機2はステップ211において親機1が
発呼応答の中で指定した通話チャンネルへの移動が完了
したら、親機1に対して通話チャンネル移動完了信号を
送出する。(図11ステップ213)この通話チャンネ
ル移動完了信号の送出は通話チャンネルにおいて行う
が、子機2における動作はステップ207における発呼
信号の送出の場合と同じである。すなわち子機2の制御
部14は無線送信切り換えスイッチ37をb側に接続し
たまま、制御信号変復調部38により通話チャンネル移
動完了信号を変調し無線通信部36により親機1へ無線
送信する。
【0033】親機1では子機2からの通話チャンネル移
動完了信号の受信が検出される(図11ステップ21
4)と、子機2に対して音声オン信号を送出する(図1
1ステップ215)とともに、電話回線を接続状態とす
る。(図11ステップ217) ステップ213において子機2が無線送信した通話チャ
ンネル移動完了信号は、親機1の無線通信部27で受信
され制御信号変復調部25において復調され、親機1の
制御部8に入力される。親機1の制御部8は子機1から
通話チャンネル移動完了信号が送られてきたことを検出
した場合、ステップ209における発呼応答の送信と同
様の動作により、音声オン信号を子機2に対して送信す
る。なお音声オン信号の送信はステップ209における
発呼応答の送信と異なり通話チャンネルにおいて行う。
音声オン信号の送信は、親機1の制御部8が制御信号変
復調部25を制御することにより行う。無線送信切り換
えスイッチ26はステップ209において発呼応答を送
信した時のまま、すなわちb側に接続されており、制御
信号変復調部25において作成,変調された音声オン信
号は無線通信部27に入力され子機1へ無線送信され
る。親機1の制御部8はステップ215において子機2
へ音声オン信号を送信した後、回線制御部4の回線接続
スイッチ29をオン状態とすることにより、回線を接続
する。
【0034】子機2ではステップ215において親機1
が送信した音声オン信号を受信したことを検出した場合
(図11ステップ216)、使用者によるダイヤル操作
を待つ。親機1が送信した音声オン信号は子機2の無線
通信部36において受信され制御信号変復調部38にお
いて復調され制御部14に入力される。親機1からの音
声オン信号を受信した後、子機2の制御部14は操作部
17のダイヤルボタン43のいずれかひとつのボタンが
押されるのを待つ。
【0035】子機をオフフックした後、使用者は子機で
ダイヤル操作を行い(図10ステップ304)、相手の
応答を待つ。(図10ステップ305)相手がファクシ
ミリ装置であるため、ここでの相手の応答はさまざまな
場合が考えられる。電話とファクシミリ装置をひとつの
電話回線で共用している場合は、まず人間が応答すると
考えられる。この場合には相手にファクシミリを送信す
る旨を伝え、ファクシミリ受信の操作を行ってもらう。
相手がファクシミリ専用の回線に接続されている場合に
は、相手につながると同時にファクシミリ装置が応答
し、ファクシミリ通信が開始される。ファクシミリ通信
の詳細に関しては後述する。いずれにせよ、使用者は子
機2でダイヤル操作を行い、相手の応答を待つ。図10
のステップ304,305に対応して親機1では図11
に示すステップ221からステップ223の動作を、子
機2ではステップ219からステップ224の動作を行
う。以下にこれを説明する。
【0036】前述したように、ステップ216において
音声オン信号が検出された場合、子機2の制御部14は
操作部17のダイヤルボタン43のいずれかひとつのボ
タンが押されるのを待つ。ダイヤルボタン43のいずれ
かのボタンが押されたことが検出された場合(図11ス
テップ219)、子機2の制御部14は親機1に対して
ダイヤル信号を送出する。(図11ステップ220)親
機1の制御部8は子機2からダイヤル信号が送られてき
たことを検出した場合(図11ステップ221)、その
ダイヤル信号に対応してダイヤルする。すなわち回線に
対してダイヤル送出を行う。(図11ステップ222)
子機2ではダイヤル信号送出後、通話モードとする。
(図11ステップ224)また親機1ではダイヤル信号
検出後、通話モードとする。(図11ステップ223)
子機1では通話モードにおいても、ダイヤルボタンが押
されたことが検出されるとステップ220と同様にダイ
ヤル信号を親機1に対して送信する。子機2の操作部1
7のダイヤルボタン43のいずれか一個のボタンが押さ
れた場合、子機2の制御部14は制御信号変復調部38
を制御し押されたボタンに対応したダイヤル信号を作
成,変調し、無線通信部36を通して親機1へ送信す
る。この時無線送信切り換えスイッチ37はステップ2
13において通話チャンネル移動完了信号を送信した時
のままでありb側に接続されている。制御部14はダイ
ヤル信号を無線送信した後、無線送信切り換えスイッチ
37をa側に接続し、通話モードとする。これにより子
機2では無線通信部36と通話部13が接続され、子機
2の通話部13の音声入力部から入力された音声が無線
通信部36によって親機1に送られ、また無線通信部3
6において受信された親機1からの信号は子機2の通話
部13の音声出力部に出力される。子機2が送信したダ
イヤル信号は、親機1の無線通信部27によって受信さ
れ、制御信号変復調部25によりダイヤル信号に復調さ
れ、親機1の制御部8に入力される。親機1の制御部8
では子機2からダイヤル信号が送られてきたことを検出
した場合、回線制御部4のダイヤラ部を制御し、ダイヤ
ル信号に対応したダイヤル送出を行う。ダイヤル操作の
流れを整理すると、たとえば子機2のダイヤルボタン4
3の「2」のボタンが押された場合、子機2の制御部1
4はこの「2」を示すダイヤル信号を子機2の制御信号
変復調部38により制御信号として作成し変調を行い無
線通信部36から親機1の無線通信部27へ無線送信す
る。親機では無線通信部27で受信したダイヤル信号を
制御信号変復調部25で復調し制御部8に伝える。制御
部8では子機から「2」を示すダイヤル信号が送られて
きた場合、ダイヤラ部33を制御することにより、
「2」をダイヤルする。これにより電話回線に「2」の
選択信号が送出される。選択信号にはいわゆるプッシュ
信号とパルス信号が存在するが、本実施例においてはダ
イヤラ部33が電話回線に応じた選択信号を送出する。
親機1の制御部8は子機2から送られてきたダイヤル信
号に対応したダイヤルを行った後、回線制御部4の回線
送出信号切り換えスイッチ30をc側に接続、また回線
信号出力切り換えスイッチ31をc側に接続して、電話
回線と無線制御部7とを接続し、通話モードとなる。前
述したように、これと並行して子機2も通話モードとな
っており、これにより電話回線からの信号は無線通信に
より子機2の通話部13に送られ、また子機2の通話部
13から入力された信号は無線通信により親機1を通し
て電話回線に送られる。
【0037】通話モードにおいても、子機2の制御部1
4は操作部17のダイヤルボタン43が押されたか否か
を監視する。通話モードにおいて操作部17のダイヤル
ボタン43のいずれかのボタンが押された場合、前述し
た場合と同様にダイヤル信号を親機1へ無線送信する。
なおこの場合には、無線送信切り換えスイッチ37がa
側に接続されているため、ダイヤル信号の送信に先立っ
てb側に接続し、ダイヤル信号の送出完了後にa側に戻
す。親機1では通話モードでも子機から送られてくる信
号は常に無線通信部27を通して回線制御部4と同時に
制御信号変復調部25にも入力されているので、通話モ
ード中でも子機2から送られてくるダイヤル信号を検出
することが可能である。通話モード中に子機2からダイ
ヤル信号が送られてきたことを検出した場合には、親機
1の制御部8は前述した場合と同様にダイヤラ部33を
制御してダイヤルを行い、選択信号を電話回線に送出す
る。
【0038】ステップ304において子機でダイヤル操
作を行い、ステップ305において相手の応答を確認し
た後、ファクシミリ装置の使用者は子機2の操作部17
のスタートボタン42を押すことにより、ステップ30
2において親機にセットした原稿をファクシミリ送信す
ることを指示する。(図10ステップ306)この後、
使用者は相手から送られてくるIDすなわちCSIが子
機2の表示部16の液晶表示装置40に表示されるのを
待つ。(図10ステップ307)図10のステップ30
6,307に対応して親機1では図11に示すステップ
227からステップ230までの動作を、子機2ではス
テップ225からステップ232までの動作を行う。以
下にこれを説明する。
【0039】使用者がファクシミリ送信の開始を指示す
るために、子機2の操作部17のスタートボタン42を
押したことを子機2の制御部14が検出した場合、(図
11ステップ225)子機2の制御部14は親機1へス
タート信号を送出する。(図11ステップ226)親機
1は子機2からスタートボタンが押されたことを示すス
タート信号を受信した場合(図11ステップ227)、
図9で示したファクシミリ通信の手順にしたがってファ
クシミリの送信を開始する。(図11ステップ228)
親機1はファクシミリ通信において、相手からのCSI
を受信したら、(図11ステップ229)その内容を子
機2へ無線送信する。(図11ステップ230)子機2
は親機1からCSIが送られてきているのを受信した
(図11ステップ231)場合、表示部16の液晶表示
部40に受信したCSIを表示する。(図11ステップ
232) 親機1がステップ223において通話モードになり、子
機2がステップ224において通話モードになっている
状態で、子機2の操作部17のスタートボタン42が押
された場合、子機2の制御部14は無線送信切り換えス
イッチ37をb側に切り換えるとともに、制御信号変復
調部38を制御しスタート信号を作成、制御信号として
変調し、無線通信部36により親機1へ無線送信する。
子機2より送信されたスタート信号は親機1の無線通信
部27で受信され、制御信号変復調部25により復調さ
れて制御部8へ入力される。親機1の制御部8は子機2
から、子機2のスタートボタン42が押されたことを示
すスタート信号が送られてきたことを検出した場合に
は、無線送信切り換えスイッチ26をb側に切り換える
とともに、回線送出信号切り換えスイッチ30をb側
へ、回線信号出力切り換えスイッチ31をb側へそれぞ
れ切り換える。これにより親機1と子機2は無線通信部
によってそれぞれ制御信号変復調部同士が接続され、ま
た親機1のFAX部6が電話回線と接続される。
【0040】親機1は続いてファクシミリ送信を開始す
る。制御部8はFAX部6を制御し、原稿読取部21に
セットされた原稿の画情報を読み取り、符号化部22に
より符号化を行った後、FAXモデム23により図9に
示したファクシミリ通信手順にしたがって相手にファク
シミリ送信を行う。ファクシミリ通信において、相手か
らのCSI105を受信した場合、親機1の制御部8は
このCSIをFAXモデム23より受け取り、制御信号
として制御信号変復調部25により変調を行い、子機2
へ無線送信する。制御信号として親機1より送信された
CSIは子機2の無線通信部36により受信され、制御
信号変復調部38によって復調され、子機2の制御部1
4へ入力される。子機2の制御部14は受け取ったCS
Iを数字,記号により構成される文字情報に変換し、表
示部16の液晶表示部40へ表示する。
【0041】図10のステップ307において、子機2
の液晶表示部40に表示された相手から送られてきたC
SIにより相手の電話番号を確認した後、ファクシミリ
装置の使用者は子機2をオンフックとし(図10ステッ
プ308)、ファクシミリ送信操作を終了する。この操
作により親機1では図11のステップ235からステッ
プ237の動作が行われる。また子機2ではステップ2
33,234の動作が行われる。これを以下に説明す
る。
【0042】ファクシミリ装置の使用者はCSIを確認
した後、子機をオンフックするために子機2の操作部1
7の通話ボタン50を押す。前述したように本実施例に
おける通話ボタン50は通話状態で押された場合には通
話状態を解除する、すなわちオンフックとする機能を有
する。子機2の制御部14は操作部17の通話ボタン5
0が押されたことを検出した場合(図11ステップ23
3)、表示部16の通話ランプ49を消灯するととも
に、オンフック信号を制御信号として制御信号変復調部
38により作成,変調し、無線通信部36により親機1
へ無線送信する。(図11ステップ234)親機1へオ
ンフック信号を無線送信した後、子機2は待受状態へと
戻る。子機2より無線送信されたオンフック信号は、親
機1の無線通信部27により受信され、制御信号変復調
部25によって復調され親機1の制御部8へ入力され
る。
【0043】親機1の制御部8はステップ228におい
て開始したFAX部6によるファクシミリ送信の処理が
終了した場合、すなわち図9に示したファクシミリ通信
手順がすべて終了した場合(図11ステップ236)、
回線制御部4の回線接続スイッチ29をオフすることに
より回線を切断する。(図11ステップ237)回線の
切断を行った後、親機1も待受状態へ戻る。
【0044】ただし、ファクシミリ通信終了までに子機
2からオンフック信号が送られてこない場合には、回線
の切断を行わない。この場合にはファクシミリ通信終了
後、回線送出信号切り換えスイッチ30をc側へ、回線
信号出力切り換えスイッチ31をc側へ接続するととも
に、無線送信切り換えスイッチ26をb側に接続し、制
御信号変復調部25によりFAX送信終了信号を制御信
号として変調し、無線通信部27により子機2へ無線送
信した後、無線送信切り換えスイッチ26をa側へ接続
する。子機2はFAX送信終了信号を受信した場合、無
線送信切り換えスイッチ37をa側へ接続する。これに
より子機2の通話部13と電話回線が再び接続されるこ
ととなる。この状態で、子機2の通話ボタンが押されオ
ンフックとなった場合には、子機2から制御信号として
オンフック信号が親機1へ送られ、これを受信した親機
は図11のステップ237に示す回線切断処理を行う。
以上によりファクシミリ送信が終了する。
【0045】以上、説明してきたのは子機2の液晶表示
部40に表示される相手のCSIを確認し、そのままフ
ァクシミリの送信を続ける場合であるが、次に、CSI
の確認後にファクシミリの送信を中止する場合の操作に
ついて説明する。
【0046】図10で説明したファクシミリ送信の操作
において、相手のCSIを確認した後にファクシミリの
送信を中止する場合の操作を図14に示す。ステップ3
07までの操作は図10で説明したものと同じである。
使用者はステップ307において、子機2の表示部16
の液晶表示部40に表示された相手のCSIを確認した
後に、ファクシミリの送信を中止するために、子機2の
操作部17に設けられたストップボタン41を押す。
(ステップ309)この後、使用者は子機2をオンフッ
クとし操作を終了する。この操作における親機1と子機
2の無線通信に関する動作を示したのが図15である。
親機1のステップ230、子機2のステップ232まで
は図11で説明したファクシミリ送信における動作と同
じである。
【0047】子機2の制御部14は図15ステップ23
2において液晶表示部40に相手のCSIを表示した
後、操作部17のストップボタン41が押されたことを
検出した場合(図15ステップ202)、ストップ信号
を親機1へ無線送信する。(図15ステップ203)親
機1は子機2からストップ信号が送られてきていること
を検出した場合(図15ステップ204)には、ステッ
プ228において開始したファクシミリの送信を中止す
る。(図15ステップ205)以上の動作を詳細に説明
する。子機2の制御部14は操作部17のストップボタ
ン41が押されたことを検出すると、制御信号変復調部
38を制御して、通話チャンネルにおいてストップ信号
を制御信号として無線通信部36により無線送信する。
子機2が無線送信したストップ信号は、親機1の無線通
信部27によって受信され、制御信号変復調部25によ
り復調され、制御部8へ通知される。親機1の制御部8
は子機2からストップ信号が送られてきていることを検
出した場合には、FAX部6を制御してファクシミリ送
信の処理を中止するとともに、回線送出信号切り換えス
イッチ30をc側へ、回線信号出力切り換えスイッチ3
1をc側へ、無線送信切り換えスイッチ26をa側へ接
続する。子機2の制御部14は親機1へストップ信号を
無線送信した後、操作部17の通話ボタン50が押され
たことを検出した場合(図15ステップ233)、図1
1の説明と同様にオンフック信号を親機1へ無線送信
し、待受状態に戻る。親機1の制御部8は子機2からオ
ンフック信号が送られてきたことを検出した場合には、
回線を切断し待受状態へ戻る。
【0048】以上説明したように、本実施例ではコード
レス電話の子機を使用して電話をかけ、すなわちダイヤ
ルを行い、相手が応答した後、子機に設けたスタートボ
タンによりファクシミリ送信の開始を指示した場合に、
親機がファクシミリ通信手順において相手から受信した
CSI、すなわち相手のIDを、制御信号として子機へ
無線送信するとともに、これを受信した子機はCSIを
子機に設けた表示装置、たとえば液晶表示装置へ表示す
る。このため、子機を使用して電話をかけファクシミリ
送信を行う場合に、いちいち親機の設置されている場所
まで行かなくても、相手のIDを確認することが可能で
ある。またCSIを確認した後、ファクシミリ送信を中
止する場合にも、子機に設けたストップボタンにより、
いちいち親機の置かれている場所まで行かなくてもファ
クシミリ送信の中止を指示することが可能である。
【0049】次に、本実施例のコードレス電話付ファク
シミリ装置において、子機により電話に応答した後、フ
ァクシミリ受信を行う場合の動作を図12,13により
説明する。図12はファクシミリを受信する場合の使用
者の操作を示したものである。図13は本発明のファク
シミリ装置を用いてファクシミリ受信を行う場合の親機
1と子機2の無線通信に関する動作を示したものであ
る。図13に示すように親機1,子機2とも通常は待機
状態である。
【0050】ファクシミリ装置の使用者は相手から電話
がかかってきた場合(図12ステップ310)、子機2
をオフフック状態とし電話に応答する。(図12ステッ
プ311)もちろん、親機1の通話部5により電話に応
答することも可能であるが、ここでは本実施例における
子機2の動作を説明するため、子機2で応答するものと
する。これらの操作により、親機1では図13のステッ
プ247からステップ267の動作が、また子機2では
ステップ249からステップ268の動作が行われる。
以下にこれを説明する。
【0051】電話回線から呼出信号が送られてきた場
合、親機1の回線制御部4の呼出信号検出部35により
この呼出信号が検出され、親機1の制御部8へ通知され
る。(図13ステップ247)親機1の制御部8は、回
線からの呼出信号を検出した場合、子機2へ着呼信号を
送出する。(図13ステップ248)着呼信号の送出は
図11における発呼信号と同様に制御チャンネルにより
行われる。すなわち親機1の制御部8は無線送信切り換
えスイッチ26をb側へ接続し、制御信号変復調部25
により着呼信号を変調し無線通信部27により無線送信
する。なお、着呼信号には図11における発呼応答と同
様に、以降の無線通信で使用する通話チャンネルに関す
る情報が含まれる。親機1が無線送信した着呼信号は子
機2の無線通信部36により受信され、子機2の制御信
号変復調部38により復調され、子機2の制御部14へ
通知される。子機2の制御部14は親機1から着呼信号
が送られてきていることを検出した(図13ステップ2
49)場合には、親機1に対して制御チャンネルにより
制御信号着呼応答を送信する(図13ステップ250)
とともに、着呼信号により親機1より通知された通話チ
ャンネルへ移動する。(図13ステップ253)着呼応
答は子機2の制御部14が制御信号変復調部38を制御
することにより無線通信部36より無線送信される。子
機2が無線送信した着呼応答は親機1の無線通信部27
で受信され、親機1の制御信号変復調部25により復調
され親機1の制御部8へ通知される。親機1の制御部8
は子機1から着呼応答が送られてきたことを検出した
(図13ステップ251)場合には、着呼信号において
子機2に対して指定した通話チャンネルへ自らも移動す
る。(図13ステップ252) 子機2ではステップ253において通話チャンネルへ移
動した後、通話チャンネルにおいて制御信号として通話
チャンネル移動完了信号を親機1へ送出する。
【0052】前述した着呼応答と同様に、制御信号変復
調部38により変調し無線通信部36により親機1へ無
線送信する。親機1の制御部8は子機2から通話チャン
ネル移動完了信号が送られてきたことを検出した場合
(図13ステップ255)、すなわち無線通信部27に
おいて受信し、制御信号変復調部25において復調した
制御信号から通話チャンネル移動完了信号が検出された
場合、電話回線から送られてくる呼出信号のオン,オフ
を検出し(図13ステップ257)、このオン,オフに
合わせて子機2へ呼出オン信号または呼出オフ信号を送
出する。(図13ステップ258)前述したように電話
回線からの呼出信号は回線制御部4の呼出信号検出部3
5によって検出され、親機1の制御部8へ通知される。
呼出信号検出部35では呼出信号がオフからオンに変化
した場合、およびオンからオフに変化した場合に制御部
8へ通知する。制御部8では呼出信号検出部35から、
呼出信号がオフからオンに変化したことが通知された場
合には呼出オン信号を、またオンからオフに変化したこ
とが通知された場合には呼出オフ信号を、それぞれ制御
信号として通話チャンネルで子機2へ無線送信する。ま
た制御部8は親機1の呼出音発生部9を制御し、親機1
においても呼出音を鳴らす。すなわち呼出信号検出部3
5から呼出信号がオフからオンに変化したことが通知さ
れた場合には、呼出音発生部9における呼出音の発生を
オンとする。また呼出信号検出部35から呼出信号がオ
ンからオフに変化したことが通知された場合には、呼出
音発生部9における呼出音の発生をオフする。これと並
行して呼出オン信号,呼出オフ信号とも制御信号変復調
部25において変調され無線通信部27によって子機2
へ無線送信される。
【0053】親機1が無線送信する呼出オン信号,呼出
オフ信号は子機2の、無線通信部36により受信され、
制御信号変復調部38により復調される。子機2の制御
部14は親機1から呼出オン信号,呼出オフ信号が送ら
れてきたことを検出した場合、子機2の呼出音発生部1
5を制御し呼出音のオン,オフを行う。(図13ステッ
プ259)以上説明したように、本実施例では電話回線
から送られてくる呼出信号のオン,オフに同期して親機
1の呼出音発生部9、子機2の呼出音発生部15の呼出
音がオン,オフする。
【0054】ファクシミリ装置の使用者は呼出音に対し
て子機2をオフフックすることで電話に応答する。この
場合、ファクシミリ装置の使用者は子機2の操作部17
の通話ボタン50を押す。子機2の制御部14は、操作
部17の通話ボタン50が押されたことを検出した場合
(図13ステップ260)、表示部16の通話ランプ4
9を点灯状態とし、使用者に通話状態すなわちオフフッ
ク状態となったことを知らせるとともに、親機1に対し
てオフフック信号を送出する。(図13ステップ26
1)オフフック信号の送出は、子機2の制御部14が制
御信号変復調部38を制御することにより無線通信部3
6から無線送信される。子機2が送信したオフフック信
号は親機1の無線通信部27により受信され、制御信号
変復調部25により復調され親機1の制御部8へ通知さ
れる。
【0055】親機1の制御部8は子機2からオフフック
信号が送られてきたことを検出した(図13ステップ2
62)場合、音声オン信号を子機2へ無線送信する(図
13ステップ263)とともに、電話回線を接続し(図
13ステップ265)、通話モードとなる。(図13ス
テップ267)音声オン信号は制御部8が制御信号変復
調部25を制御することにより、通話チャンネルにおい
て制御信号として無線通信部27により無線送信され
る。音声オン信号を送信した後、親機1の制御部8は回
線制御部4の回線接続スイッチ29をオンすることによ
り、電話回線へ接続する。このとき回線送出信号切り換
えスイッチ30はc側へ、また回線信号出力切り換えス
イッチ31もc側へ接続され、親機5の無線制御部7が
電話回線に接続される。さらに制御部8は無線制御部7
の無線送信切り換えスイッチ26をa側へ接続し、通話
モードとなる。これにより電話回線から送られてきた信
号は無線通信部27へ入力され、また無線通信部27の
出力する信号は電話回線へ送出される。
【0056】一方、子機2の制御部14は、親機1から
送られてくる音声オン信号を検出した(図13ステップ
264)場合、通話モードとなる。(図13ステップ2
68)親機1の無線送信する音声オン信号は子機2の無
線通信部36により受信され、制御信号変復調部38に
より復調され、子機2の制御部14へ通知される。子機
2の制御部14は親機1から音声オン信号が送られてき
たことを検出した場合、無線送信切り換えスイッチ37
をa側へ接続し通話モードとなる。これにより子機2の
通話部13への入力は、子機2の無線通信部36から親
機1の無線通信部27へ無線送信され、そこから回線制
御部4を通して電話回線へ送出される。一方、電話回線
から送られてきた信号は、親機1の回線制御部4を通し
て親機1の無線通信部27から子機2の無線通信部36
へ無線送信され、そこから子機2の通話部13により出
力される。
【0057】この状態で子機2により電話をかけてきた
相手と通話が可能な状態である。この時、使用者が子機
2のスタートボタン42を押す(図13ステップ31
2)ことによりファクシミリの受信が開始される。使用
者は子機のスタートボタン42を押してファクシミリ受
信の開始を指示した後、相手から送られてくるID(T
SI)が子機2の液晶表示部40に表示されるまで待
ち、(図12ステップ313)、表示されたTSIを確
認した後、子機をオンフックする(図12ステップ31
4)ことによりファクシミリ受信の操作は終了する。こ
れらの操作により親機1では図13のステップ271か
らステップ281までの動作を、また子機2ではステッ
プ269からステップ278までの動作を行う。以下に
これを説明する。
【0058】子機2の制御部14は、操作部17のスタ
ートボタン42が押されたことを検出した(図13ステ
ップ269)場合、スタート信号を親機1へ送信する。
(図13ステップ270)親機1の制御部8は、子機2
が送信するスタート信号を検出した場合(図13ステッ
プ271)、FAX部6によるファクシミリ受信を開始
する。(図13ステップ272)さらに親機1の制御部
8は、ファクシミリ通信において相手のIDを示すTS
Iを受信すると(図13ステップ273)、このTSI
を制御信号として子機2へ無線送信する。(図13ステ
ップ274)子機2では親機1から送られてくるTSI
を検出した場合、(図13ステップ275)その内容を
表示部16の液晶表示部40へ表示する。(図13ステ
ップ276)使用者は液晶表示部40に表示されるTS
Iを確認した後、子機2をオンフック状態とするために
通話ボタン50を押す。子機2の制御部14は通話ボタ
ン50が押されたこと、すなわちオンフックとなったこ
とが検出された(図13ステップ277)場合、オンフ
ック信号を親機1へ無線送信し(図13ステップ27
8)、待受状態へ戻る。親機1ではFAX部6によるフ
ァクシミリ受信が終了したことが検出された(図13ス
テップ280)場合、回線を切断し(図13ステップ2
81)、待受状態へ戻る。以上の動作を詳細に説明す
る。
【0059】子機2の制御部14は操作部17のスター
トボタン42が押されたことが検出された場合、無線送
信切り換えスイッチ37をb側に接続し、制御信号変復
調部38を制御することにより、スタート信号を通話チ
ャンネルにおいて制御信号として無線通信部36により
親機1へ無線送信する。子機2の送信するスタート信号
は、親機1の無線通信部27により受信され、制御信号
変復調部25により復調され、制御部8へ通知される。
親機1の制御部8は子機2からスタート信号が送られて
きたことを検出すると、回線送出信号切り換えスイッチ
30をb側へ、回線信号出力切り換えスイッチ31もb
側へ接続し、FAX部6を回線制御部4を通して電話回
線と接続するとともに、無線送信切り換えスイッチ26
をb側に接続する。これにより親機1と子機2のそれぞ
れの制御信号変復調部同士が無線通信部を通して無線接
続される。
【0060】続いて親機1の制御部8は、FAX部6に
よるファクシミリ受信を開始する。ファクシミリ受信は
図9で説明したファクシミリ通信の手順に従って行われ
る。相手から送られてくる画情報はFAXモデム23に
より復調され、復号化部24により復号化され記録部2
5に出力される。ファクシミリ通信において、相手から
相手のIDを示すTSI107が送られてきた場合、そ
の内容が親機1の制御部8へ通知される。親機1の制御
部8はFAX部6から相手のIDを示すTSIを受け取
ると、制御信号変復調部25を制御して、通話チャンネ
ルにおいて制御信号としてTSIを無線通信部27によ
り子機2へ無線送信する。親機1が送信したTSIは子
機2の無線通信部36により受信され、制御信号変復調
部38により復調され、子機2の制御部14へ通知され
る。子機2の制御部14は、親機1からTSIが送られ
てきたことを検出すると、その内容を表示部16の液晶
表示部40へ表示する。
【0061】使用者が液晶表示部40に表示されたTS
Iを確認した後、操作部17の通話ボタン50を押すこ
とでオンフックとした場合、すなわち子機2の制御部1
4が操作部17の通話ボタン50が押されたことを検出
すると、表示部16の通話ランプ49を消灯し通話状態
が解除されたこと、すなわちオンフックとなったことを
使用者に知らせるとともに、制御信号変復調部38を制
御し、オンフック信号を通話チャンネルにおいて制御信
号として親機1へ無線通信部36により無線送信する。
子機1の無線送信するオンフック信号は親機1の無線通
信部27により受信され、親機1の制御信号変復調部2
5により復調され、親機1の制御部8へ通知される。親
機1の制御部8は子機2からのオンフック信号が検出さ
れた時点で、ステップ272において開始したファクシ
ミリ受信の処理が終了している場合には、回線を切断す
る。ファクシミリ受信の処理が終了していない場合に
は、この時点では何も行わない。親機1の制御部8は、
ステップ272において開始したFAX部6によるファ
クシミリ受信の処理が終了したことが検出された場合、
回線接続スイッチ29をオフすることにより、回線を切
断し、待受状態へ戻る。
【0062】なお、ステップ280におけるファクシミ
リ受信終了検出までに、子機2からオンフック信号が送
られてきたことが検出されなかった場合には、ステップ
281における回線切断処理は行わない。この場合、親
機1の制御部8は、制御信号変復調部25を制御するこ
とにより、FAX受信終了信号を通話チャンネルにより
制御信号として無線通信部27から子機2へ無線送信す
るとともに、回線送出信号切り換えスイッチ30をc側
へ、回線信号出力切り換えスイッチ31をc側へ切り換
え、さらに無線送信切り換えスイッチ26をa側へ接続
する。子機2の制御部14は、親機1の無線送信するF
AX受信終了信号を検出した場合、無線送信切り換えス
イッチ37をa側へ接続する。これにより子機2の通話
部13は、子機2,親機1の無線通信部により無線接続
され、親機1の回線制御部4を通して電話回線と接続さ
れる。この状態で、子機2の通話ボタン50が押された
場合、すなわち使用者によりオンフックとされた場合、
子機2から親機1へオンフック信号が無線送信され、こ
れを受信した親機1は回線切断処理(図13のステップ
281)を行う。以上によりファクシミリ受信が終了す
る。
【0063】以上、説明してきたのは子機2の液晶表示
部40に表示される相手のTSIを確認し、そのままフ
ァクシミリの受信を続ける場合であるが、次に、TSI
の確認後にファクシミリの受信を中止する場合の操作に
ついて説明する。
【0064】図12で説明したファクシミリ受信の操作
において、相手のTSIを確認した後にファクシミリの
受信を中止する場合の操作を図16に示す。ステップ3
13までの操作は図12で説明したものと同じである。
使用者はステップ313において、子機2の表示部16
の液晶表示部40に表示された相手のTSIを確認した
後に、ファクシミリの受信を中止するために、子機2の
操作部17に設けられたストップボタン41を押す。
(ステップ315)この後、使用者は子機2をオンフッ
クとし操作を終了する。この操作における親機1と子機
2の無線通信に関する動作を示したのが図17である。
親機のステップ274、子機のステップ276までは図
13で説明したファクシミリ送信における動作と同じで
ある。
【0065】子機2の制御部14は図17ステップ27
6において液晶表示部40に相手のTSIを表示した
後、操作部17のストップボタン41が押されたことを
検出した場合(図17ステップ242)、ストップ信号
を親機1へ無線送信する。(図17ステップ243)親
機1は子機2からストップ信号が送られてきたことを検
出した場合(図17ステップ244)には、ステップ2
72において開始したファクシミリの受信を中止する。
(図17ステップ245)以上の動作を詳細に説明す
る。子機2の制御部14は操作部17のストップボタン
41が押されたことを検出すると、制御信号変復調部3
8を制御して、通話チャンネルにおいてストップ信号を
制御信号として無線通信部36により無線送信する。子
機2が無線送信したストップ信号は親機1の無線通信部
27によって受信され、制御信号変復調部25により復
調され、制御部8へ通知される。親機1の制御部8は子
機2からストップ信号が送られてきていることを検出し
た場合には、FAX部6を制御してファクシミリ受信の
処理を中止するとともに、回線送出信号切り換えスイッ
チ30をc側へ、回線信号出力切り換えスイッチ31を
c側へ、無線送信切り換えスイッチ26をa側へ接続す
る。子機2の制御部14は親機1へストップ信号を無線
送信した後、操作部17の通話ボタン50が押されたこ
とを検出した場合(図17ステップ273)、図13の
説明と同様にオンフック信号を親機1へ無線送信し、待
受状態に戻る。親機1の制御部8は子機2からオンフッ
ク信号が送られてきたことを検出した場合には、回線を
切断し待受状態へ戻る。
【0066】以上説明したように本実施例では、コード
レス電話の子機により電話の呼出に応答し、子機に設け
たスタートボタンによりファクシミリ受信の開始を指示
した場合に、親機がファクシミリ通信手順において相手
から受信したTSI、すなわち相手のIDを、制御信号
として子機へ無線送信するとともに、これを受信した子
機はTSIを子機に設けた表示装置、たとえば液晶表示
装置へ表示する。このため、子機を使用して電話に応答
し、ファクシミリ受信を行う場合に、いちいち親機の設
置されている場所まで行かなくても、相手のIDを確認
することが可能である。またTSIを確認した後、ファ
クシミリ受信を中止する場合にも、子機に設けたストッ
プボタンにより、いちいち親機の置かれている場所まで
行かなくてもファクシミリ受信の中止を指示することが
可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明のコードレス電話付ファクシミリ
装置によれば、ファクシミリ通信においてファクシミリ
手順により相手から送られてくる端末識別信号(CSI
またはTSI)を、コードレス電話の子機の液晶表示装
置に表示するので、いちいち親機の置かれている場所ま
で行かなくても子機により端末識別信号を確認すること
を可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコードレス電話付ファクシミリ装置の
構成図である。
【図2】親機の回線制御部の構成図である。
【図3】親機のFAX部の構成図である。
【図4】親機の通話部の構成図である。
【図5】親機の無線制御部の構成図である。
【図6】子機の無線制御部の構成図である。
【図7】子機の操作部と表示部の構成図である。
【図8】親機の操作部と表示部の構成図である。
【図9】ファクシミリ通信の通信手順を示す図である。
【図10】ファクシミリ送信の操作の流れを示す図であ
る。
【図11】ファクシミリ送信の無線通信の動作の流れを
示す図である。
【図12】ファクシミリ受信の操作の流れを示す図であ
る。
【図13】ファクシミリ受信の無線通信の動作の流れを
示す図である。
【図14】ファクシミリ送信を中止する場合の操作の流
れを示す図である。
【図15】ファクシミリ送信を中止する場合の無線通信
の動作の流れを示す図である。
【図16】ファクシミリ受信を中止する場合の操作の流
れを示す図である。
【図17】ファクシミリ受信を中止する場合の無線通信
の動作の流れを示す図である。
【符号の説明】 1…親機、2…子機、3…回線接続端子、4…回線制御
部、5…親機1の通話部、6…FAX部、7…親機1の
無線制御部、8…親機1の制御部、9…親機1の呼出音
発生部、10…親機1の操作部、11…親機1の表示
部、12…子機2の無線制御部、13…子機2の通話
部、14…子機2の制御部、15…子機2の呼出音発生
部、16…子機2の表示部、17…子機2の操作部、2
3…FAXモデム、25…親機1の制御信号変復調部、
26…親機1の無線送信切り換えスイッチ、27…親機
1の無線通信部、29…回線接続スイッチ、30…回線
送出信号切り換えスイッチ、31…回線信号出力切り換
えスイッチ、33…ダイヤラ部、35…呼出信号検出
部、36…子機2の無線通信部、37…子機2の無線送
信切り換えスイッチ、38…子機2の制御信号変復調
部、40…子機2の液晶表示部、41…子機2のストッ
プボタン、42…子機2のスタートボタン、43…子機
2のダイヤルボタン、44…親機1のダイヤルボタン、
49…通話ランプ、50…通話ボタン、105…ファク
シミリ通信におけるCSI、107…ファクシミリ通信
におけるTSI。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線に接続された親機と、親機と無線
    で通信する子機とで構成され、少なくとも前記親機は、
    画像データの通信を行うファクシミリ通信手段と、前記
    子機と無線通信する無線通信手段と、前記電話回線を前
    記ファクシミリ通信手段と無線通信手段とに切り換え接
    続する回線制御手段とを、前記子機は前記親機によるフ
    ァクシミリ通信の開始を指示するファクシミリ通信開始
    信号を無線通信により送出する手段とを備え、 前記子機にファクシミリ通信手順における被呼端末識別
    信号(CSI)または送信端末識別信号(TSI)の内
    容を文字情報として表示する端末識別信号表示手段とを
    設け、 前記親機は、前記子機が送出するファクシミリ通信開始
    信号を検出した場合に、前記回線制御手段により前記電
    話回線を前記ファクシミリ通信手段に接続し、前記ファ
    クシミリ通信手段によるファクシミリ通信において通信
    先より送信される被呼端末識別信号(CSI)または送
    信端末識別信号(TSI)を、前記無線通信手段により
    前記子機に無線送信するとともに、前記子機は、前記親
    機より無線通信により送信された被呼端末識別信号(C
    SI)または送信端末識別信号(TSI)を前記端末識
    別信号表示手段に文字情報として表示することを特徴と
    するコードレス電話付ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】電話回線に接続された親機と、親機と無線
    で通信する子機とで構成され、少なくとも前記親機は、
    画像データの通信を行うファクシミリ通信手段と、前記
    子機と無線通信する無線通信手段と、前記電話回線を前
    記ファクシミリ通信手段と無線通信手段とに切り換え接
    続する回線制御手段とを、前記子機は前記親機によるフ
    ァクシミリ通信の開始を指示するファクシミリ通信開始
    信号を無線通信により送出する手段とを備え、 前記子機にファクシミリ通信手順における被呼端末識別
    信号(CSI)または送信端末識別信号(TSI)の内
    容を文字情報として表示する端末識別信号表示手段と、
    前記親機に対してファクシミリ通信の中止を指示するフ
    ァクシミリ通信中止信号を無線通信により送出する手段
    とを設け、 前記親機は、前記子機が送出するファクシミリ通信開始
    信号を検出した場合に、前記回線制御手段により前記電
    話回線を前記ファクシミリ通信手段に接続し、前記ファ
    クシミリ通信手段によるファクシミリ通信において通信
    先より送信される被呼端末識別信号(CSI)または送
    信端末識別信号(TSI)を、前記無線通信手段により
    前記子機に無線送信するとともに、前記子機は、前記親
    機より無線通信により送信された被呼端末識別信号(C
    SI)または送信端末識別信号(TSI)を前記端末識
    別信号表示手段に文字情報として表示するとともに、前
    記親機は、前記子機が無線送信するファクシミリ通信中
    止信号を検出した場合には、前記ファクシミリ通信を中
    止することを特徴とするコードレス電話付ファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、ファクシ
    ミリ通信開始信号を無線通信により送出することを指示
    する手段としてスタートボタンを、ファクシミリ通信の
    中止を指示するファクシミリ通信中止信号を無線通信に
    より送出することを指示する手段としてストップボタン
    を、 前記子機に設けたことを特徴とするコードレス電話付フ
    ァクシミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2において、端末識別
    信号表示手段を液晶表示装置としたことを特徴とするコ
    ードレス電話付ファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は請求項2において、前記親機
    がファクシミリの送信を行う場合には被呼端末識別信号
    を、前記親機がファクシミリの受信を行う場合には送信
    端末識別信号を、前記端末識別信号表示手段に文字情報
    として表示することを特徴とするコードレス電話付ファ
    クシミリ装置。
JP6256422A 1994-10-21 1994-10-21 コードレス電話付ファクシミリ装置 Pending JPH08126054A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7382501B2 (en) 2003-07-03 2008-06-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Remote access of fax numbers for fax transmission

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7382501B2 (en) 2003-07-03 2008-06-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Remote access of fax numbers for fax transmission

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