JPH08125713A - 通信端末装置及び同通信端末装置における回線終端装置の接続判定方法 - Google Patents

通信端末装置及び同通信端末装置における回線終端装置の接続判定方法

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JPH08125713A
JPH08125713A JP6253471A JP25347194A JPH08125713A JP H08125713 A JPH08125713 A JP H08125713A JP 6253471 A JP6253471 A JP 6253471A JP 25347194 A JP25347194 A JP 25347194A JP H08125713 A JPH08125713 A JP H08125713A
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JP6253471A
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Manabu Nakatani
学 中谷
Yukio Kobayashi
幸夫 小林
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、通信端末装置及び同装置における
回線終端装置の接続判定方法に関し、回線終端装置と通
信端末との接続状態を、簡単な処理で判定できるように
するとともに、従来行なわれていなかったV.25bi
s対応の回線終端装置の接続状態をも判定できるように
することを目的とする。 【構成】 通信端末装置1の起動時に、ATコマンドを
回線終端装置2に送信することにより複数の信号線3−
1〜3−Nのうち常時オン状態に設定することが可能な
信号線を常時オン状態に設定するオン状態設定手段11
と、このオン状態設定手段11によりオン状態に設定さ
れた信号線のオン状態又はオフ状態を監視して、回線終
端装置2との接続状態の判定あるいは回線終端装置2の
電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行なう判定手段
12とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図9,図10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段及び作用(図1,図2) 実施例 (a)第1実施例の説明(図3〜図5) (b)第2実施例の説明(図6〜図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ等の通信端末(DTE)に接続されたモデム等の回線
終端装置(DCE)の接続状態あるいは回線終端装置の
電源オン−オフ(ON−OFF)状態を判定する、通信
端末装置及び同通信端末装置における回線終端装置の接
続判定方法に関する。
【0003】近年、パソコン通信などの普及により、パ
ーソナルコンピュータなどの通信端末とモデムなどの回
線終端装置とを接続する技術や、1台の通信端末に複数
台の回線終端装置を接続して複数回線を同時に制御する
技術が要求されてきている。このため、パソコン通信な
どのデータ通信ネットワークの信頼性を向上させるべ
く、より効果的に回線終端装置の接続状態を判定する必
要がある。
【0004】
【従来の技術】図9は従来のデータ通信ネットワークの
構成の一例を示すブロック図であるが、この図9に示す
ように、パーソナルコンピュータ(DTE)100がA
Tコマンド対応モデム(DCE)200に接続され、同
様に、ホストコンピュータ500がATコマンド対応モ
デム(DCE)400に接続されている。そして、各A
Tコマンド対応モデム(以下、単にモデムということが
ある)200,400を通信ネットワーク300を介し
て接続することにより、パーソナルコンピュータ(以
下、パソコンという)100とホストコンピュータ50
0との間でデータ通信が行なえるようになっている。
【0005】ここで、パソコン100に接続されている
モデム200の接続状態を判定するには、パソコン10
0がモデム200に対して“ATコマンド”(伝送速度
の自動認識を特徴とするダイヤル手順ためのコマンド)
を送信し、一定時間内に回線終端装置からその応答コー
ドが返ってくるかどうかで行なっていた。すなわち、図
10のタイムチャートに示すように、まず、パソコン1
00からモデム200に対してATコマンドを送信し
(ステップC1)、ある一定の時間タイマーをセットす
る(ステップC2)。このとき、モデム200が接続さ
れており且つその電源がON状態であれば、モデム20
0は、タイマーセットされた所定の時間内に、応答コー
ドをパソコン100に送信する(ステップC3)。
【0006】そして、パソコン100は、モデム200
からの応答コードの受信及びチェックを行ない(ステッ
プC4)、応答コードが受信できていれば、ステップC
4のYESルートをとって、受信したコードが正常かど
うかを判別し(ステップC5)、正常であればステップ
C5のYESルートをとって、モデム200が接続され
ていると判定する(ステップC6)。
【0007】一方、上述のステップC4において、タイ
マーセットした時間内に応答コードが受信できていない
場合、あるいは上述のステップC5において、受信した
コードが正常でない場合は、いずれも各ステップのNO
ルートをとって、モデム200が接続されていないと判
定する(ステップC7)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のモデム(回線終端装置)の接続判定方法で
は、ATコマンドの送信後、モデム200からは空き状
態を示す応答コードしか返ってこないため、パソコン1
00側がダイヤル中あるいは通信中である場合は、接続
判定が行なえないという課題がある。
【0009】また、ATコマンドの応答コードを利用し
てモデム200の接続判定を行なうためには、上述のよ
うに、ATコマンドの送信処理(上述のステップC
1),応答コマンドの受信処理待ちタイマーセット(上
述のステップC2),応答コードの受信処理及びチェッ
ク(上述のステップC4)という3段階の処理を行なっ
た後でないと、モデム200が接続されているかどうか
を確認できないため、接続判定処理が複雑になるという
課題もある。
【0010】さらに、パソコン100が通信中である場
合は、ATコマンド対応モデム200の接続判定ができ
ないことから、通信中にモデム200の電源がOFF状
態となっていることや接続ケーブルに異常があることな
どを即座に検出できないという課題もある。また、全2
重型のデータ通信(双方向データ通信)におけるATコ
マンド対応モデム200の接続状態を判定する場合は、
前述のようにして判定することができるが、ITU−T
が勧告する基準に準拠する半2重型のデータ通信(片方
向データ通信)におけるV.25bis対応モデムの接
続判定は、現状では行なわれていないため、V.25b
is対応モデムの接続判定は行なえないという課題があ
る。
【0011】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、モデムなどの回線終端装置とパーソナルコン
ピュータなどの通信端末との接続状態を、常に簡単な処
理で判定できるようにするとともに、従来行なわれてい
なかったV.25bis対応の回線終端装置の接続状態
をも判定できるようにした、通信端末装置及び同通信端
末装置における回線終端装置の接続判定方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】図1は本発明の
原理ブロック図で、この図1において、1は通信端末装
置,2はATコマンド対応の回線終端装置,3−1〜3
−N(Nは2以上の整数)は複数の信号線である。そし
て、この図1に示すように、通信端末装置1は、複数の
信号線3−1〜3−Nを介してATコマンド対応の回線
終端装置2に接続されて、通信ネットワーク上でデータ
のやりとりができるようになっている。
【0013】また、通信端末装置1は、オン状態設定手
段11及び判定手段12をそなえており、オン状態設定
手段11は、通信端末装置1の起動時に、ATコマンド
を回線終端装置2に送信することにより、複数の信号線
3−1〜3−Nのうち常時オン状態に設定することが可
能な信号線を常時オン状態に設定するものであり、判定
手段12は、オン状態設定手段11によりオン状態に設
定された信号線のオン状態又はオフ状態を監視して、回
線終端装置2との接続状態の判定あるいは回線終端装置
2の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行なうもの
である(請求項1)。
【0014】このような構成により、この図1に示す通
信端末装置1においては、オン状態設定手段11によ
り、通信端末装置1の起動時に、ATコマンドを回線終
端装置2に送信することにより複数の信号線3−1〜3
−Nのうち常時オン状態に設定することが可能な信号線
を常時オン状態に設定することができ、その後、判定手
段12により、常時オン状態に設定された信号線のオン
状態又はオフ状態を監視して、回線終端装置2との接続
状態の判定あるいは回線終端装置2の電源オン状態又は
電源オフ状態の判定を行なうことができる(請求項
1)。
【0015】つまり、通信端末装置1の起動時に、AT
コマンドを回線終端装置2に送信することにより複数の
信号線3−1〜3−Nのうち常時オン状態にすることが
可能な信号線を常時オン状態に設定し、その後、この常
時オン状態に設定された信号線のオン状態又はオフ状態
を監視して、回線終端装置2との接続状態の判定あるい
は回線終端装置2の電源オン状態又は電源オフ状態の判
定を行なう(請求項2)。
【0016】具体的には、通信端末装置の起動時に、A
Tコマンドを回線終端装置に送信することにより複数の
信号線3−1〜3−Nのうちのデータチャネル受信キャ
リア検出信号線を常時オン状態に設定し、その後、デー
タチャネル受信キャリア検出信号線のオン状態又はオフ
状態を監視することで、回線終端装置2との接続状態の
判定あるいは回線終端装置2の電源オン状態又は電源オ
フ状態の判定を行なうことができる(請求項3)。
【0017】また、通信端末装置1の起動時に、ATコ
マンドを回線終端装置2に送信することにより複数の信
号線3−1〜3−Nのうちの送信可信号線を常時オン状
態に設定し、その後、この送信可信号線のオン状態又は
オフ状態を監視することでも、回線終端装置2との接続
状態の判定あるいは該回線終端装置の電源オン状態又は
電源オフ状態の判定を行なうことができる(請求項
4)。
【0018】さらに、通信端末装置1の起動時に、AT
コマンドを回線終端装置2に送信することにより複数の
信号線3−1〜3−Nのうちのデータセットレディ信号
線を常時オン状態に設定し、その後、このデータセット
レディ信号線のオン状態又はオフ状態を監視することで
も、回線終端装置2との接続状態の判定あるいは回線終
端装置2の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行な
うことができる(請求項5)。
【0019】次に、図2も本発明の原理ブロック図であ
るが、この図2に示すように、通信端末装置1Aは、複
数の信号線3−1〜3−Nを介してV.25bis対応
の回線終端装置2Aに接続されて、通信ネットワーク上
でデータのやりとりができるようになっている。そし
て、この図2に示すように、通信端末装置1Aは、オン
状態設定手段11A,第1判定手段12A及び第2判定
手段13Aをそなえている。ここで、オン状態設定手段
11Aは、通信端末装置1Aが通信中でない場合、複数
の信号線3−1〜3−Nのうちのデータセット線路接続
信号線をオン状態に設定するものであり、第1判定手段
12Aは、オン状態設定手段11Aによりオン状態に設
定されたデータセット線路接続信号線に応じてオン状態
となる信号線を監視することにより、回線終端装置2と
の接続状態の判定あるいは回線終端装置2の電源オン状
態又は電源オフ状態の判定を行なうものである。
【0020】さらに、第2判定手段13Aは、通信端末
装置1Aが通信中である場合に、通信端末装置1Aの通
信開始時にオン状態となる複数の信号線3−1〜3−N
のうちのデータセットレディ信号線を監視することによ
り、回線終端装置2との接続状態の判定あるいは回線終
端装置2の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行な
うものである(請求項6)。
【0021】このような構成により、この図2に示す
V.25bis対応の回線終端装置2Aに接続された通
信端末装置1Aにおいては、通信端末装置1が通信中で
ない場合は、オン状態設定手段11Aにより、データセ
ット線路接続信号線をオン状態に設定することができ、
その後、これに応じてオン状態となる信号線を、第1判
定手段12Aで監視することにより、回線終端装置2A
との接続状態の判定あるいは回線終端装置2Aの電源オ
ン状態又は電源オフ状態の判定を行なうことができる。
【0022】そして、通信端末装置1Aが通信中である
場合は、通信端末装置1Aの通信開始時にオン状態とな
るデータセットレディ信号線を、第2判定手段で監視す
ることにより、回線終端装置2Aとの接続状態の判定あ
るいは回線終端装置2Aの電源オン状態又は電源オフ状
態の判定を行なうことができる(請求項6)。つまり、
通信端末装置1Aが通信中でない場合は、複数の信号線
3−1〜3−Nのうちのデータセット線路接続信号線を
オン状態に設定し、その後、これに応じてオン状態とな
る複数の信号線3−1〜3−Nのうちの信号線を監視す
ることにより、回線終端装置2Aとの接続状態の判定あ
るいは回線終端装置2Aの電源オン状態又は電源オフ状
態の判定を行なう。
【0023】一方、通信端末装置1Aが通信中である場
合は、複数の信号線3−1〜3−Nのうち、通信端末装
置1Aの通信開始時にオン状態となるデータセットレデ
ィ信号線を監視することにより、回線終端装置2Aとの
接続状態の判定あるいは回線終端装置2Aの電源オン状
態又は電源オフ状態の判定を行なう(請求項7)。ここ
で、通信端末装置1Aが通信中でない場合、具体的に
は、複数の信号線3−1〜3−Nのうちのデータセット
線路接続信号線をオン状態に設定し、その後、これに応
じてオン状態となるデータチャネル受信キャリア検出信
号線を監視することにより、回線終端装置2Aとの接続
状態の判定あるいは回線終端装置2Aの電源オン状態又
は電源オフ状態の判定を行なうことができる(請求項
8)。
【0024】また、同じく通信端末装置1Aが通信中で
ない場合は、データセット線路接続信号線をオン状態に
設定し、その後、これに応じてオン状態となる送信可信
号線を監視することでも、回線終端装置2Aとの接続状
態の判定あるいは回線終端装置2Aの電源オン状態又は
電源オフ状態の判定を行なうことができる(請求項
9)。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (a)第1実施例の説明 図3は本発明の第1実施例としての通信端末装置を有す
るデータ通信ネットワークの構成の一例を示すブロック
図であるが、この図3に示すように、ATコマンド対応
モデム(DCE:回線終端装置)5に複数の信号線9−
1〜9−7を介してパーソナルコンピュータ4(DT
E:通信端末装置)が接続されており、同様に、ATコ
マンド対応モデム7に複数の信号線9−1〜9−7を介
してホストコンピュータ8が接続されている。そして、
各ATコマンド対応モデム(以下、単にモデムというと
ことがある)5,7が通信ネットワーク6を介して接続
されることにより、パーソナルコンピュータ(以下、パ
ソコンという)4とホストコンピュータ8との間で全2
重型のデータ通信が行なえるようになっている。
【0026】なお、ATコマンドとは、伝送速度の自動
認識が行なえることを特徴とするダイヤル手順のための
コマンドである。また、上述の各信号線9−1〜9−7
は、それぞれ、9−1がSD信号線(送信データ信号
線),9−2がRD信号線(受信データ信号線),9−
3がER信号線(データセット線路信号線),9−4が
DR信号線(データセットレディ信号線),9−5がR
S信号線(送信要求信号線),9−6がCS信号線(送
信可信号線),9−7がCD信号線(データチャネル受
信キャリア検出信号線)であるが、これらの各信号線9
−1〜9−7の機能はそれぞれ公知のものであるので、
その説明については省略する。
【0027】そして、パソコン4は、ON状態設定部
(オン状態設定手段)41及び判定部(判定手段)42
をそなえている。ここで、オン状態設定部41は、パソ
コン4の起動時に、ATコマンドをATコマンド対応モ
デム5に送信することにより、信号線9−1〜9−7の
うち常時ON状態に設定することが可能なCD信号線9
−7を常時ON状態に設定するものである。
【0028】また、判定部42は、オン状態設定部41
により常時ON状態に設定されたCD信号線のON−O
FF状態を監視して、ATコマンド対応モデム5が接続
されているか、あるいは、ATコマンド対応モデム5の
電源が入っているか否か(電源のON−OFF状態)を
判定するものである。このような構成により、この図3
に示すATコマンド対応モデム5に接続されたパソコン
4では、パソコン4の起動時に、ON状態設定部41に
よりATコマンドをモデム5に送信してCD信号線9−
7を常時ON状態に設定することができ、その後は、O
N状態設定部41により常時ON状態に設定されたCD
信号線9−7のON−OFF状態を判定部42で監視し
て、モデム5が接続されているか又はモデム5の電源が
入っているか否かを判定することができる。
【0029】つまり、簡単に述べれば、パソコン4側
で、常時ON状態に設定することが可能なCD信号線9
−7を常時ON状態に設定して、その後、このCD信号
線を監視することにより、パソコン4の通信中又はそれ
以外の状態によらず、常にモデム5との接続状態あるい
はモデム5の電源ON−OFF状態の判定を行なうこと
ができるのである。
【0030】以下、本発明の要部である、上述のような
パソコン4におけるモデム5の接続状態あるいはモデム
5の電源ON−OFF状態の判定処理について、図4及
び図5に示すフローチャートを用いて詳述する。なお、
図4及び図5中では、パソコン4をDTE、モデム5を
DCEとして表している。まず、パソコン4を立ち上げ
ると(ステップA1)、パソコン4はモデム5に対して
CD信号線9−7を常時ON状態に設定するATコマン
ドを送信するとともに、このATコマンドに対するモデ
ム5からの応答コマンドの結果受信待ちタイマを設定す
る(ステップA2)。
【0031】そして、パソコン4は、ステップA2で設
定したタイマーが時間切れ(タイムアウト)になるまで
処理を保留し(ステップA3のNOルート)、時間切れ
になるとCD信号線9−7がON状態であるかOFF状
態であるかをチェックする(ステップA3のYESルー
トからステップA4)。その結果、CD信号線9−7が
ON状態であれば、モデム5が接続されていると判定で
き、次に通信相手に対する発信要求があるかをチェック
し(ステップA4のONルートからステップA5)、発
信要求があれば通信相手の番号をダイヤリングしてメッ
セージの受信タイマーを設定する(ステップA6)。一
方、ステップA5で発信要求がなければ通信相手からの
着信指示があるかをチェックし(ステップA7)、着信
指示があれば着信に対する応答処理を行なうとともにメ
ッセージの受信タイマーを設定する(ステップA7のY
ESルートからステップA8)。
【0032】そして、ステップA6又はステップA8で
メッセージの受信タイマーを設定した後はいずれの場合
も、さらにCD信号線9−7のON−OFF状態をチェ
ックし(ステップA9)、ON状態であればメッセージ
が受信できているかをチェックする(ステップA9のO
NルートからステップA10)。その結果、メッセージ
が受信できていなければ、上述のステップA6又はステ
ップA8で設定したタイマーがタイムアウトしているか
をチェックし(ステップA10のNOルートからステッ
プA11)、タイムアウトしていなければステップA9
からの処理を繰り返す。
【0033】一方、上述のステップA6又はステップA
8で設定したタイマーがタイムアウトしていれば、モデ
ム5の電源が切れた(電源OFF状態)などの何らかの
異常が生じたことになるので、モデム5の異常処理を行
ない(ステップA11のYESルートからステップA1
2)、さらに回線の切断処理を行なって(ステップA1
3)、次の通信を制御するためにステップA4に戻る。
【0034】ところで、上述のステップA10で、モデ
ム5からのメッセージが受信できていれば、パソコン4
は、次の図5に示すように、CONNECT信号(回線
接続信号)を受信しているかをチェックし(ステップA
14)、受信していれば再びCD信号線9−7のON−
OFF状態をチェックし(ステップA14のYESルー
トからステップA15)、その結果、CD信号線9−7
がON状態であれば回線の切断要求があるかをチェック
する(ステップA15のONルートからステップA1
6)。
【0035】そして、回線の切断要求がなければ切断要
求があるまでCD信号線9−7のON−OFF状態のチ
ェックを繰り返すが(ステップA16のNOルート)、
切断要求があれば回線を切断し(ステップA16のYE
SルートからステップA17)、次の通信の制御を行な
うために、図4にて前述したステップA4に戻る。な
お、上述のステップA14でCONNECT信号を受信
していない場合も回線の切断処理を行ない(ステップA
14のNOルートからステップA17)、図4にて前述
したステップA4に戻る。
【0036】ここで、以上に述べた処理は、図4中のス
テップA4,ステップA9及び図5中のステップA15
でCD信号線9−7のON−OFF状態をチェックした
結果、いずれの場合もCD信号線9−7がON状態、つ
まりモデム5が接続され且つその電源がON状態で正常
な通信が行なわれた場合の処理であるが、CD信号線9
−7がOFF状態、つまりモデム5が接続されていなか
った場合の処理について、以下に述べる。
【0037】まず、図4におけるステップA4でCD信
号線9−7がOFF状態であった場合は、モデム5が接
続されていないと判定し、モデム5の未接続処理を行な
い(ステップA18)、ステップA4に戻る。つまり、
CD信号線9−7がON状態となり、モデム5が接続さ
れ且つその電源がON状態と判定するまで未接続処理を
行なう。なお、このモデム5の未接続処理は、モデム5
が接続されていない旨のメッセージをパソコン4の画面
上に表示するなどして行なうことが考えられる。
【0038】また、ステップA9でCD信号線9−7が
OFF状態であった場合は、その前の処理で、通信相手
の番号をダイヤルリング(ステップA6)、あるいは、
着信に対する応答処理(ステップA8)を行なっている
ので、まず回線の切断処理を行なってから上述のステッ
プA18と同様に、モデム5の未接続処理を行なう(ス
テップA19からステップA20)。
【0039】さらに、図5中、ステップA15でCD信
号線9−7がOFF状態であった場合、つまりパソコン
4が通信中であるときにモデム5が接続されていない、
あるいはモデム5の電源がOFF状態であった場合は、
図4にて前述したステップA19からの処理を行なう。
すなわち、回線の切断処理とモデム5の未接続処理とを
行ない(ステップA19からステップA20)、次の通
信を制御するために、ステップA4へ戻る。
【0040】このように、パソコン(DTE)4の起動
時に、パソコン4からATコマンドをATコマンド対応
モデム(DCE)5に送信することにより、CD信号線
9−7を常時ON状態に設定し、その後、このCD信号
線9−7のON−OFF状態を監視して、ATコマンド
対応モデム5との接続状態、あるいは同モデム5の電源
ON−OFF状態の判定を判定できるので、パソコン4
が通信中であろうとなかろうと、常にパソコン4とモデ
ム5との間のケーブルの抜けや、モデム5の電源断状態
が即座に簡単な処理で検出することができ、これにより
データ通信システムなどのシステムの信頼性が大幅に向
上する。
【0041】なお、上述の実施例では、パソコン4の起
動時に、ATコマンドをモデム5に送信することにより
CD信号線9−7を常時ON状態に設定し、その後、こ
のCD信号線9−7のON−OFF状態を監視して、モ
デム5の接続状態あるいは電源ON−OFF状態を判定
しているが、同じくパソコン4の起動時に、ATコマン
ドをモデム5に送信することにより、図3中のCS信号
線(送信可信号線)9−6又はDR信号線(データセッ
トレディ信号線)9−4を常時ON状態に設定し、その
後、CS信号線9−6又はDR信号線9−4のON−O
FF状態を監視して、モデム5の接続状態あるいは電源
ON−OFF状態を判定することもできる。
【0042】この場合は、図4のステップA2におい
て、ATコマンドによりCS信号線9−6又はDR信号
線9−4を常時ON状態に設定し、その後、図4のステ
ップA4及びステップA9,図5のステップA15にお
いて、CS信号線9−6を常時ON状態に設定した場合
はCS信号線9−6のON−OFF状態を、DR信号線
9−4を常時ON状態に設定した場合はDR信号線9−
4のON−OFF状態をチェックすれば、同様に、モデ
ム5の接続状態あるいはモデム5の電源ON−OFF状
態を判定することができる。
【0043】また、上述の実施例では、パソコン4の起
動時に、ATコマンドにより常時ON状態に設定する信
号線として、CD信号線9−7,CS信号線9−6及び
DR信号線9−4について述べたが、他に、ATコマン
ドにより常時ON状態に設定することが可能な信号線が
あれば、その信号線をパソコン4の起動時にATコマン
ドで常時ON状態に設定して、その後、この常時ON状
態に設定された信号線のON−OFF状態を監視すれ
ば、モデム5の接続状態あるいはモデム5の電源ON−
OFF状態を判定することができる。
【0044】(b)第2実施例の説明 図6は本発明の第2実施例としての通信端末装置を有す
るデータ通信ネットワークの構成の一例を示すブロック
図であるが、この図6においては、ITU−Tが勧告す
るV.25bis対応モデム(DCE:回線終端装置)
5Aに、複数の信号線9−1〜9−7を介してパーソナ
ルコンピュータ4A(DTE:通信端末装置)が接続さ
れており、同様に、V.25bis対応モデム7Aに、
複数の信号線9−1〜9−7を介してホストコンピュー
タ8Aが接続されている。そして、各V.25bis対
応モデム(以下、単にモデムということがある)5A,
7Aが通信ネットワーク6を介して接続されることによ
り、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)
4Aとホストコンピュータ8Aとの間で半2重型のデー
タ通信が行なえるようになっている。
【0045】なお、信号線9−1〜9−7は、第1実施
例にて前述したものと同様のものである。そして、パソ
コン4Aは、ON状態設定部(オン状態設定手段)41
Aと2つの判定部(第1,第2判定手段)42A,43
Aをそなえている。ここで、ON状態設定部41Aは、
パソコン4が通信中でない場合に、ER信号線9−3を
ON状態に設定するものであり、判定部42Aは、ON
状態設定部41AによりER信号線(データセット線路
接続信号線)9−3をON状態に設定することでON状
態となるCD信号線(データチャネル受信キャリア検出
信号線)9−7を監視することにより、V.25bis
対応モデム5Aとの接続状態あるいはモデム5Aの電源
ON−OFF状態の判定を行なうものである。
【0046】さらに、もう1つの判定部43Aは、パソ
コン4Aが通信中である場合に、パソコン4Aが通信を
開始する際にON状態となるDR信号線(データセット
レディ信号線)9−4を監視することにより、モデム5
Aとの接続状態あるいはモデム5Aの電源ON−OFF
状態を判定するものである。このような構成により、こ
の図6に示すV.25bis対応モデム5Aに接続され
たパソコン4Aでは、パソコン4Aの起動時などパソコ
ン4Aが通信中でない場合は、ON状態設定部41Aに
よりER信号線9−3をON状態に設定し、これに応じ
てON状態となるCD信号線9−7のON−OFF状態
を判定部42Aで監視することにより、モデム5Aとの
接続状態あるいはモデム5Aの電源ON−OFF状態の
判定を行なうことができる。
【0047】一方、パソコン4Aが通信中である場合
は、パソコン4Aが通信を開始する際にデータのやりと
りを行なうためにON状態となるDR信号線9−4のO
N−OFF状態を判定部43Aで監視することにより、
モデム5Aの接続状態あるいはモデム5Aの電源ON−
OFF状態を判定することができる。以下、上述のよう
な判定処理について、図7及び図8に示すフローチャー
トを用いて詳述する。なお、図7及び図8中において
も、パソコン4AをDTE、V.25bis対応モデム
5AをDCEとして表している。
【0048】まず、パソコン4Aを立ち上げると(ステ
ップB1)、パソコン4AはER信号9−3をON状態
に設定するとともにCD信号線9−7をON状態に設定
する時間をタイマー設定する(ステップB2)。そし
て、タイマーが時間切れ(タイムアウト)になっていな
ければ時間切れになるまで処理を保留し(ステップB3
のNOルート)、時間切れとなればCD信号線9−7が
ON状態となる。つまり、ER信号線9−3をON状態
に設定することで、CD信号線9−7がON状態とな
る。
【0049】さらに、タイムアウト後、CD信号線9−
7のON−OFF状態をチェックし(ステップB3のY
ESルートからステップB4)、ON状態であればモデ
ム5Aが接続され且つモデム5Aの電源がONであると
判定し、次に発信要求があるかをチェックする(ステッ
プB4のONルートからステップB5)。そして、発信
要求がなければ着信指示があるかをチェックし(ステッ
プB5のNOルートからステップB6)、着信指示もな
ければステップB4に戻る(ステップB6のNOルー
ト)。つまり、パソコン4Aは発信要求,着信指示のど
ちらかを受けるまで、CD信号線9−7のON−OFF
状態のチェックを繰り返す。
【0050】そして、発信要求があれば、パソコン4A
は、V.25bisコマンドにて通信相手の番号をダイ
ヤリングするとともに呼損インディケーション受信待ち
タイマーを設定し(ステップB5のYESルートからス
テップB7)、呼損インディケーションを受信したかを
チェックする(ステップB8)。なお、この呼損インデ
ィケーションとは、通信相手の番号をダイヤリングした
結果、回線接続などの処理が正常に行なえなかった場合
に返信されてくる信号である。
【0051】そして、呼損インディケーションを受信し
ていない場合は、ステップB7で設定した呼損インディ
ケーション受信待ちタイマーがタイムアウトしているか
をチェックし(ステップB8のNOルートからステップ
B9)、タイムアウトしていなければDR信号線9−4
がON状態であるかをチェックする(ステップB9のN
OルートからステップB10)。
【0052】ここで、DR信号線9−4がON状態であ
ればパソコン4Aが正常に通信を開始していることにな
るが、OFF状態であればパソコン4Aがまだ通信を開
始していないのでステップB8に戻る(ステップB10
のNOルート)。つまり、ステップB7で呼損インディ
ケーション受信待ちタイマーを設定した後は、DR信号
線9−4がON状態となり、パソコン4Aの通信が開始
されるまで、呼損インディケーションを受信するかのチ
ェックを繰り返すのである。
【0053】そして、ステップB10でDR信号線9−
4がON状態であれば通信が開始されているので、次の
図8に示すステップB12からの処理を行なう。すなわ
ち、DR信号線9−4のON−OFF状態をチェックし
(ステップB12)、ON状態であれば回線の切断要求
があるかをチェックする(ステップB12のONルート
からステップB13)。
【0054】その結果、切断要求がなければ通信が継続
中であるので、切断要求があるまでDR信号線9−4の
ON−OFF状態のチェックを繰り返し(ステップB1
3のNOルート)、切断要求があれば回線の切断処理を
行なう(同時に、ER信号線9−3がOFF状態とな
る)とともに、次の通信を制御するのに必要な時間のタ
イマーを設定し(ステップB13のYESルートからス
テップB14,B15)、タイムアウトすれば、次の通
信を制御するために、図7のステップB2からの処理を
行なう。
【0055】なお、上述のステップB8で呼損インディ
ケーションを受信した場合も、ステップB8のYESル
ートをとって、上述のステップB14以降の処理を行な
い、ステップB9で呼損インディケーション受信待ちタ
イマーがタイムアウトしている場合は、モデム5Aに何
らかの異常がある旨のメッセージをパソコン4Aの画面
に表示するなどのモデム5Aの異常処理を行なった後
(ステップB11)、図8のステップB14以降の処理
を行なう。
【0056】さて、ここで、上述の処理は図7のステッ
プB5で発信要求があり、その後、正常にパソコン4A
が通信を行なった場合の処理であるが、発信要求はない
が着信指示があった場合(例えば、通信相手からデータ
が送られてきた場合など)は、ステップB5のNOルー
トからステップB6のYESルートをとって、図8のス
テップB16からの処理を行なう。
【0057】すなわち、まず着信指示に対する応答処理
を行なうとともに、所定の時間内にDR信号線9−4が
ON状態となり、通信が可能な状態となるかを判定する
ためにDR−ON待ちタイマーを設定する(ステップB
16)。そして、DR信号線9−4がON状態となって
いれば、通信が開始されており、DR信号線9−4のO
N−OFF状態のチェックを行なう(ステップB17の
YESルートからステップB12)。そして、DR信号
線9−4がON状態であれば、ステップB12のYES
ルートをとって、上述と同様に、回線の切断要求がある
まではDR信号線9−4のON−OFF状態のチェック
を繰り返し、切断要求があればステップB14以降の処
理を行なう。
【0058】一方、上述のステップB17でDR信号線
9−4がOFF状態であった場合は、ステップB16で
設定したDR−ON待ちタイマーがタイムアウトしてい
なければ、DR信号線9−4のON−OFF状態のチェ
ックを繰り返すが(ステップB18のNOルート)、タ
イムアウトしてまうとモデム5Aに何らかの異常が生じ
たと判定でき、モデム5Aの異常処理(モデム5Aに異
常が生じた旨のメッセージをパソコン4Aの画面上に表
示するなど)を行なって(ステップB18のYESルー
トからステップB19)、その後は、上述のステップB
14以降の処理(回線の切断処理,ER信号線9−3O
FF,タイマー設定など)を行なう。
【0059】ところで、図7のステップB4でCD信号
線9−7をチェックした結果、このCD信号線9−7が
OFF状態であった場合、つまりパソコン4Aの通信が
まだ開始されていないときにCD信号線9−7がOFF
状態であった場合は、モデム5Aが接続されていないと
判定でき、図8のステップB20からの処理(モデム5
Aの未接続処理)からの処理を行なう。
【0060】また、図8のステップB12でDR信号線
9−4をチェックした結果、このDR信号線9−4がO
FF状態であった場合、つまりパソコン4Aの通信中に
DR信号線9−4がOFF状態であった場合も、同様
に、モデム5Aが接続されていないと判定でき、モデム
5Aの未接続処理を行ない(ステップB12のOFFル
ートからステップB20)、回線の切断処理などを行な
う(ステップB14以降の処理参照)。
【0061】このように、上述のV.25bis対応モ
デム(DCE)5Aに接続されたパソコン4A(DT
E)では、パソコン4Aの起動時、つまり、パソコン4
Aが通信中でない場合は、ER信号線(データセット線
路信号線)9−3をON状態に設定し(図7のステップ
B2参照)、その後、これに応じてON状態となるCD
信号線(データキャリア受信検出信号線)9−7のON
−OFF状態をチェック(監視)することにより(図7
のステップB4参照)、V.25bis対応モデム5A
との接続状態あるいはV.25bis対応モデム5Aの
電源ON−OFF状態の判定を行なうことができ、さら
に、パソコン4Aが通信中となった場合は、その通信の
開始時にON状態となるDR信号線(データセットレデ
ィ信号線)9−4のON−OFF状態をチェックするこ
とにより(図7のステップB10又は図8のステップB
12参照)、V.25bis対応モデム5Aとの接続状
態あるいはV.25bis対応モデム5Aの電源ON−
OFF状態の判定を行なうことができるので、従来は行
なわれていなかったITUが勧告するV.25bis対
応モデム5Aの接続状態や電源ON−OFF状態を、パ
ソコン4Aが通信中である場合、又は通信中でない場合
のいずれにおいても常に簡単な処理で判定することがで
きる。
【0062】従って、V.25bis対応モデム5Aを
用いて構成された半2重型のデータ通信ネットワークの
信頼性やサービス性を大幅に向上させることができる。
なお、上述の実施例では、パソコン4Aが通信中でない
場合は、ER信号線9−3をON状態に設定し、その
後、これに応じてON状態となるCD信号線9−7のO
N−OFF状態をチェックすることにより、V.25b
is対応モデム5Aの接続状態あるいは同モデム5Aの
電源ON−OFF状態の判定を行ない、パソコン4Aが
通信中である場合は、パソコン4Aの通信開始時にON
状態となるDR信号線9−4のON−OFF状態をチェ
ックすることにより、モデム5Aの接続状態あるいは同
モデム5Aの電源ON−OFF状態の判定を行なってい
るが、上述のように、ER信号線9−3をON状態に設
定することでON状態となる信号線は、他に、CS信号
線(送信可信号線)9−6(図6参照)があるので、こ
れを利用してモデム5Aの接続状態あるいは同モデム5
Aの電源ON−OFF状態の判定を行なうこともでき
る。
【0063】つまり、図7にて前述したステップB4に
おいてCD信号線9−7の代わりにCS信号線9−6の
ON−OFF状態をチェックするようにすればよい。そ
して、この場合、パソコン4Aが通信中でない場合は、
ER信号線9−3をON状態に設定し、その後、これに
応じてON状態となるCS信号線9−6のON−OFF
状態をチェックすることにより、V.25bis対応モ
デム5Aの接続状態あるいは同モデム5Aの電源ON−
OFF状態の判定を行ない、パソコン4Aが通信中であ
る場合は、上述の実施例と同様に、パソコン4Aの通信
開始時にON状態となるDR信号線9−4のON−OF
F状態をチェックすることにより、V.25bis対応
モデム5Aの接続状態あるいは同モデム5Aの電源ON
−OFF状態の判定を行なうことができる。
【0064】また、上述のように、パソコン4Aが通信
中でない場合に、ER信号線9−3をON状態に設定す
ることでON状態となる信号線が、上述のCD信号線9
−7,CS信号線9−6の他にもあれば、その信号線の
ON−OFF状態をチェックすることにより、同様にし
て、V.25bis対応モデム5Aの接続状態あるいは
同モデム5Aの電源ON−OFF状態の判定を行なうこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の通信端末
装置によれば、通信端末装置の起動時に、ATコマンド
を回線終端装置に送信することにより常時オン状態に設
定することが可能な信号線を常時オン状態に設定するオ
ン状態設定手段と、このオン状態設定手段によりオン状
態に設定された信号線のオン状態又はオフ状態を監視し
て、回線終端装置との接続状態の判定あるいは回線終端
装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行なう判
定手段とをそなえているので、通信端末装置が通信中で
ある場合、通信中でない場合に関係なく、常に回線終端
装置との間のケーブルの抜けや、回線終端装置の電源断
状態を即座に簡単な処理で検出することができ、これに
よりATコマンド対応の回線終端装置に接続された通信
端末装置の性能を大幅に向上させることができる利点が
ある(請求項1)。
【0066】また、本発明の通信端末装置における回線
終端装置の接続判定方法によれば、通信端末装置の起動
時に、ATコマンドを回線終端装置に送信することによ
り常時オン状態に設定にすることが可能な信号線を常時
オン状態に設定し、その後、常時オン状態に設定された
信号線のオン状態又はオフ状態を監視して、回線終端装
置との接続状態の判定あるいは回線終端装置の電源オン
状態又は電源オフ状態の判定を行なうので、通信端末装
置が通信中である場合、通信中でない場合に関かかわら
ず、常に回線終端装置との間のケーブルの抜けや、回線
終端装置の電源断状態を即座に簡単な処理で検出するこ
とができ、ATコマンド対応の回線終端装置を用いたデ
ータ通信システムの信頼性やサービス性を大幅に向上さ
せることができる利点がある(請求項2)。
【0067】さらに、本発明の通信端末装置における回
線終端装置の接続判定方法によれば、通信端末装置の起
動時に、ATコマンドを該回線終端装置に送信すること
によりデータチャネル受信キャリア検出信号線を常時オ
ン状態に設定し、その後、データチャネル受信キャリア
検出信号線のオン状態又はオフ状態を監視することで
も、回線終端装置との接続状態の判定あるいは回線終端
装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行なうこ
とができるので、請求項2記載の方法と同様の利点があ
る(請求項3)。
【0068】また、本発明の通信端末装置における回線
終端装置の接続判定方法によれば、通信端末装置の起動
時に、ATコマンドを回線終端装置に送信することによ
り送信可信号線を常時オン状態に設定し、その後、送信
可信号線のオン状態又はオフ状態を監視することによっ
ても、回線終端装置との接続状態の判定あるいは回線終
端装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行なう
ことができるので、請求項2記載の方法と同様の利点が
ある(請求項4)。
【0069】さらに、本発明の通信端末装置における回
線終端装置の接続判定方法によれば、通信端末装置の起
動時に、ATコマンドを回線終端装置に送信することに
よりデータセットレディ信号線を常時オン状態に設定
し、その後、データセットレディ信号線のオン状態又は
オフ状態を監視することによっても、回線終端装置との
接続状態の判定あるいは回線終端装置の電源オン状態又
は電源オフ状態の判定を行なうことができるので、この
場合も、請求項2記載の方法と同様の利点がある(請求
項5)。
【0070】また、本発明の通信端末装置によれば、
V.25bis対応の回線終端装置に接続された通信端
末装置において、通信端末装置が通信中でない場合は、
データセット線路接続信号線をオン状態に設定するオン
状態設定手段と、このオン状態設定手段によりオン状態
に設定されたデータセット線路接続信号線に応じてオン
状態となる信号線を監視することにより、回線終端装置
との接続状態の判定あるいは回線終端装置の電源オン状
態又は電源オフ状態の判定を行なう第1判定手段と、通
信端末装置が通信中である場合は、この通信端末装置の
通信開始時にオン状態となるデータセットレディ信号線
を監視することにより、回線終端装置との接続状態の判
定あるいは回線終端装置の電源オン状態又は電源オフ状
態の判定を行なう第2判定手段とをそなえているので、
従来、行なわれていなかった、V.25bis対応の回
線終端装置の接続状態や電源オン状態又は電源オフ状態
の判定が可能となるだけでなく、通信端末装置が通信中
である場合、通信中でない場合に関かわらず、常に回線
終端装置との間のケーブルの抜けや、V.25bis対
応の回線終端装置の電源断状態を即座に簡単な処理で検
出することができ、V.25bis対応の回線終端装置
に接続される通信端末装置の性能を大幅に向上させるこ
とができる(請求項6)。
【0071】さらに、本発明の通信端末装置における回
線終端装置の接続判定方法によれば、V.25bis対
応の回線終端装置に接続された通信端末装置において、
通信端末装置が通信中でない場合は、データセット線路
接続信号線をオン状態に設定し、その後、これに応じて
オン状態となる信号線を監視することにより、回線終端
装置との接続状態の判定あるいは回線終端装置の電源オ
ン状態又は電源オフ状態の判定を行ない、通信端末装置
が通信中である場合は、通信端末装置の通信開始時にオ
ン状態となるデータセットレディ信号線を監視すること
により、回線終端装置との接続状態の判定あるいは該回
線終端装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行
なうので、この場合も、従来は行なわれていなかった、
V.25bis対応の回線終端装置の接続状態や電源オ
ン状態又は電源オフ状態の判定が可能となるだけでな
く、通信端末装置が通信中である場合、通信中でない場
合に関かわらず、常に回線終端装置との間のケーブルの
抜けや、V.25bis対応の回線終端装置の電源断状
態を即座に簡単な処理で検出することができ、V.25
bis対応の回線終端装置を用いたデータ通信システム
の信頼性やサービス性を大幅に向上させることができる
利点がある(請求項7)。
【0072】また、本発明の通信端末装置における回線
終端装置の接続判定方法によれば、通信端末装置が通信
中でない場合において、データセット線路接続信号線を
オン状態に設定し、その後、これに応じてオン状態とな
るデータチャネル受信キャリア検出信号線を監視するこ
とにより、回線終端装置との接続状態の判定あるいは回
線終端装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行
なうので、請求項7記載の方法と同様の利点がある(請
求項8)。
【0073】さらに、本発明の通信端末装置における回
線終端装置の接続判定方法によれば、同じく通信端末装
置が通信中でない場合において、データセット線路接続
信号線をオン状態に設定し、その後、これに応じてオン
状態となる送信可信号線を監視することにより、回線終
端装置との接続状態の判定あるいは回線終端装置の電源
オン状態又は電源オフ状態の判定を行なうので、この場
合も、請求項7記載の方法と同様の利点がある(請求項
9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例としての通信端末装置を有
するデータ通信ネットワークの構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第1実施例としてのパーソナルコンピ
ュータにおけるATコマンド対応モデムの接続判定処理
を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例としてのパーソナルコンピ
ュータにおけるATコマンド対応モデムの接続判定処理
を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例としての通信端末装置を有
するデータ通信ネットワークの構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第2実施例としてのパーソナルコンピ
ュータにおけるV.25bis対応モデムの接続判定処
理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例としてのパーソナルコンピ
ュータにおけるV.25bis対応モデムの接続判定処
理を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来のデータ通信ネットワークの構成の一例を
示すブロック図である。
【図10】従来のパーソナルコンピュータにおけるAT
コマンド対応モデムの接続判定処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1,1A 通信端末 2,2A 回線終端装置 3−1〜3−N 信号線 4,4A,100 パーソナルコンピュータ(DTE:
通信端末装置) 5,7,200,400 ATコマンド対応モデム(D
CE:回線終端装置) 5A,7A V.25bis対応モデム(DCE:回線
終端装置) 6,300 通信ネットワーク 8,8A,500 ホストコンピュータ 9−1 SD信号線 9−2 RD信号線 9−3 ER信号線 9−4 SR信号線 9−5 RS信号線 9−6 CS信号線 9−7 CD信号線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATコマンド対応の回線終端装置に複数
    の信号線を介して接続された通信端末装置において、 該通信端末装置の起動時に、該ATコマンドを該回線終
    端装置に送信することにより該複数の信号線のうち常時
    オン状態に設定することが可能な信号線を常時オン状態
    に設定するオン状態設定手段と、 該オン状態設定手段によりオン状態に設定された信号線
    のオン状態又はオフ状態を監視して、該回線終端装置と
    の接続状態の判定あるいは該回線終端装置の電源オン状
    態又は電源オフ状態の判定を行なう判定手段とをそなえ
    たことを特徴とする、通信端末装置。
  2. 【請求項2】 ATコマンド対応の回線終端装置に複数
    の信号線を介して接続された通信端末装置において、 該通信端末装置の起動時に、該ATコマンドを該回線終
    端装置に送信することにより該複数の信号線のうち常時
    オン状態に設定にすることが可能な信号線を常時オン状
    態に設定し、 その後、該常時オン状態に設定された信号線のオン状態
    又はオフ状態を監視して、該回線終端装置との接続状態
    の判定あるいは該回線終端装置の電源オン状態又は電源
    オフ状態の判定を行なうことを特徴とする、通信端末装
    置における回線終端装置の接続判定方法。
  3. 【請求項3】 該通信端末装置の起動時に、該ATコマ
    ンドを該回線終端装置に送信することにより該複数の信
    号線のうちのデータチャネル受信キャリア検出信号線を
    常時オン状態に設定し、その後、該データチャネル受信
    キャリア検出信号線のオン状態又はオフ状態を監視し
    て、該回線終端装置との接続状態の判定あるいは該回線
    終端装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行な
    うことを特徴とする、請求項2記載の通信端末装置にお
    ける回線終端装置の接続判定方法。
  4. 【請求項4】 該通信端末装置の起動時に、該ATコマ
    ンドを該回線終端装置に送信することにより該複数の信
    号線のうちの送信可信号線を常時オン状態に設定し、そ
    の後、該送信可信号線のオン状態又はオフ状態を監視し
    て、該回線終端装置との接続状態の判定あるいは該回線
    終端装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定を行な
    うことを特徴とする、請求項2記載の通信端末装置にお
    ける回線終端装置の接続判定方法。
  5. 【請求項5】 該通信端末装置の起動時に、該ATコマ
    ンドを該回線終端装置に送信することにより該複数の信
    号線のうちのデータセットレディ信号線を常時オン状態
    に設定し、その後、該データセットレディ信号線のオン
    状態又はオフ状態を監視して、該回線終端装置との接続
    状態の判定あるいは該回線終端装置の電源オン状態又は
    電源オフ状態の判定を行なうことを特徴とする、請求項
    2記載の通信端末装置における回線終端装置の接続判定
    方法。
  6. 【請求項6】 V.25bis対応の回線終端装置に複
    数の信号線を介して接続された通信端末装置において、 該通信端末装置が通信中でない場合は、該複数の信号線
    のうちのデータセット線路接続信号線をオン状態に設定
    するオン状態設定手段と、 該複数の信号線のうち、該オン状態設定手段によりオン
    状態に設定された該データセット線路接続信号線に応じ
    てオン状態となる信号線のオン状態又はオフ状態を監視
    することにより、該回線終端装置との接続状態の判定あ
    るいは該回線終端装置の電源オン状態又は電源オフ状態
    の判定を行なう第1判定手段と、 該通信端末装置が通信中である場合は、該複数の信号線
    のうち、該通信端末装置の通信開始時にオン状態となる
    データセットレディ信号線のオン状態又はオフ状態を監
    視することにより、該回線終端装置との接続状態の判定
    あるいは該回線終端装置の電源オン状態又は電源オフ状
    態の判定を行なう第2判定手段とをそなえたことを特徴
    とする、通信端末装置。
  7. 【請求項7】 V.25bis対応の回線終端装置に複
    数の信号線を介して接続された通信端末装置において、 該通信端末装置が通信中でない場合は、該複数の信号線
    のうちのデータセット線路接続信号線をオン状態に設定
    し、その後、これに応じてオン状態となる該複数の信号
    線のうちの信号線のオン状態又はオフ状態を監視するこ
    とにより、該回線終端装置との接続状態の判定あるいは
    該回線終端装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定
    を行ない、 該通信端末装置が通信中である場合は、該複数の信号線
    のうち、該通信端末装置の通信開始時にオン状態となる
    データセットレディ信号線のオン状態又はオフ状態を監
    視することにより、該回線終端装置との接続状態の判定
    あるいは該回線終端装置の電源オン状態又は電源オフ状
    態の判定を行なうことを特徴とする、通信端末装置にお
    ける回線終端装置の接続判定方法。
  8. 【請求項8】 該通信端末装置が通信中でない場合にお
    いて、該複数の信号線のうちのデータセット線路接続信
    号線をオン状態に設定し、その後、これに応じてオン状
    態となる該複数の信号線のうちのデータチャネル受信キ
    ャリア検出信号線のオン状態又はオフ状態を監視するこ
    とにより、該回線終端装置との接続状態の判定あるいは
    該回線終端装置の電源オン状態又は電源オフ状態の判定
    を行なうことを特徴とする、請求項7記載の通信端末装
    置における回線終端装置の装置接続判定方法。
  9. 【請求項9】 該通信端末装置が通信中でない場合にお
    いて、該複数の信号線のうちのデータセット線路接続信
    号線をオン状態に設定し、その後、これに応じてオン状
    態となる該複数の信号線のうちの送信可信号線のオン状
    態又はオフ状態を監視することにより該回線終端装置と
    の接続状態の判定あるいは該回線終端装置の電源オン状
    態又は電源オフ状態の判定を行なうことを特徴とする、
    請求項7記載の通信端末装置における回線終端装置の接
    続判定方法。
JP6253471A 1994-10-19 1994-10-19 通信端末装置及び同通信端末装置における回線終端装置の接続判定方法 Withdrawn JPH08125713A (ja)

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JP6253471A JPH08125713A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 通信端末装置及び同通信端末装置における回線終端装置の接続判定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003058939A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機の制御装置

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JP2003058939A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機の制御装置

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