JPH08125455A - オーディオミキサー - Google Patents

オーディオミキサー

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JPH08125455A
JPH08125455A JP6289277A JP28927794A JPH08125455A JP H08125455 A JPH08125455 A JP H08125455A JP 6289277 A JP6289277 A JP 6289277A JP 28927794 A JP28927794 A JP 28927794A JP H08125455 A JPH08125455 A JP H08125455A
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JP
Japan
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signal
unit
input
output
level
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JP6289277A
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Inventor
Hiroshi Matsutani
洋 松谷
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Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
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Publication date
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーディオミキサーにおいて、出力されるべ
きオーディオ信号が途絶えても、その原因を迅速に調査
できる。 【構成】 入力されたオーディオ信号を制御信号に応じ
て処理する複数の信号処理ユニットC1乃至C8、G1乃至G
8、M1乃至M3、N1及びN2を任意に接続して構成したオー
ディオミキサーに付属する表示装置16に、各信号処理ユ
ニットを示すユニット標識22、24、26、28と、これらの
間の接続関係を表す接続ライン30とを、表示する。各ユ
ニット標識の入力側及び出力側の接続ライン30上に、当
該ユニット標識に対応する信号処理ユニットの入力側及
び出力側に設けられているフェーダの出力信号のレベル
を表すレベル表示32、36と、これらフェーダの操作子の
つまみの操作状態を表す移動量標識34、38を表示してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオミキサーに
関し、特にオーディオミキサーを構成している複数の信
号処理ユニットの接続関係を表示すると共に、各信号処
理ユニットでの信号処理状態を表示するものに関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、図5に示すように、オー
ディオミキサーを構成している各信号処理ユニットの接
続関係を表示する表示器を提案した(特願平5−352
589号)。この表示器には、入力コネクタT1乃至T
16、入力チャンネルユニットC1乃至C8、グループ
チャンネルユニットG1乃至G5、メインチャンネルユ
ニットM1乃至M3、モニターチャンネルユニットN1
及びN2、出力コネクタO1乃至O8を示す標識が、表
示されている。
【0003】入力コネクタT1乃至T16、入力チャン
ネルユニットC1乃至C8、グループチャンネルユニッ
トG1乃至G5、メインチャンネルユニットM1乃至3
は、いずれもフェーダ、イコライザー、遅延装置、カッ
トスイッチ等を有するものであり、モニターチャンネル
ユニットN1及びN2は、内部にフェーダを有するもの
である。そして、これらユニット内にフェーダ、イコラ
イザー、遅延装置等の調整は、オーディオミキサーの操
作卓上に設けられた操作子を操作することによって行わ
れる。
【0004】これら入力コネクタT1乃至T16、各チ
ャンネルユニット及び出力コネクタO1乃至O8間の接
続関係が、表示器に表示されている。このようにコネク
タやユニットの接続関係が表示されているので、この表
示を見ることによって、出力コネクタからオーディオ信
号が出力されていないなどの事故が生じた場合に、表示
されている接続関係をチェックすることによって、接続
ミスを調査できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接続関係が正
しくても、或る処理ユニットにおいて誤ってオーディオ
信号が出力されないように設定していたり、または或る
処理ユニットに別の複数の処理ユニットからそれぞれオ
ーディオ信号が入力されているべきであるのに、特定の
処理ユニットからオーディオ信号が入力されずに、或る
処理ユニットから特定のオーディオ信号が出力されてい
ないことがある。これは、例えば或る処理ユニットまた
は特定の処理ユニットに設けられているカットスイッチ
を誤ってオンにしていたり、特定の処理ユニットに設け
られているフェーダのレベルを誤って最小にしているこ
とがあるからである。
【0006】このような事態が生じると、従来、オーデ
ィオ信号の出力が正常でない処理ユニットから、入力コ
ネクタ側に向かって各処理ユニットの出力状態や、各処
理ユニットの設定状態(フェーダの操作子の操作状態
や、カットスイッチの設定がオン、オフいずれになって
いるかの設定状態)を調べていく。
【0007】例えば、図5において出力コネクタO1の
オーディオ信号、即ちモニターチャンネルユニットN1
から出力されるオーディオ信号には、入力コネクタT1
からのオーディオ信号が入力されているべきであるの
に、入力されていない場合には、次のようにして原因を
調査する。
【0008】まず、メインチャンネルユニットM1が、
オーディオ信号を出力しているか否かを調査し、オーデ
ィオ信号を出力している場合には、グループチャンネル
ユニットG1が、オーディオ信号を出力しているか否か
を調べる。グループチャンネルユニットG1が、オーデ
ィオ信号を出力している場合には、入力チャンネルユニ
ットC1が、オーディオ信号を出力しているか否かを調
べる。ここで、オーディオ信号を出力していなければ、
入力チャンネルユニットC1のカットスイッチが、信号
を遮断するようにオンされているか調べる。カットスイ
ッチがオンされていなければ、入力チャンネルユニット
C1のフェーダの信号レベルを調査する。ここで、フェ
ーダのレベルが最小に設定されていると、これが原因
で、出力コネクタO1から入力コネクタT1のオーディ
オ信号が出力されていなかったことが判明する。
【0009】このような調査において、各ユニットから
信号が出力されているか否かの調査は、調査しようとす
るユニットの信号レベルを表示しているレベル表示器を
操作卓上から探し、またフェーダのレベルが最小である
かどうかを調べる場合には、調査しようとしているフェ
ーダに対応する操作子を操作卓上から探し、その操作子
のつまみの位置を確認することによって行い、カットス
イッチがオンになっているか否かの調査は、調査しよう
とするカットスイッチに対応する操作子を操作卓上から
探し、その操作子がオン状態であるか、オフ状態である
かを調べる。
【0010】しかし、このような調査を、図5に示す接
続図を基に調査するユニットを決定してから、そのユニ
ットに対応するレベル表示器や、そのユニットのフェー
ダの操作子や、そのユニットのカットスイッチの操作子
を操作卓上から一々捜していたのでは、演奏や演劇が行
われる会場に設置されているオーディオミキサーでは演
奏や演劇が進行中に、不慮にオーディオ信号が途絶えた
場合には、迅速に対応することができないという問題点
があった。
【0011】本発明は、オーディオミキサーにおいて、
出力されるべきオーディオ信号が不慮に途絶えても、そ
の原因を迅速に調査することができるようにすることを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本第1の発明は、入力されたオーディオ信号を制
御信号に応じて処理する複数の信号処理ユニットを任意
に接続可能とされたオーディオミキサー本体と、上記各
信号処理ユニットに上記制御信号を個別にそれぞれ供給
する制御信号生成手段と、表示手段と、上記各信号処理
ユニットの接続関係情報と、上記各制御信号と、上記各
信号処理ユニットの入力、出力または入出力信号とを入
力し、上記表示手段に、上記各信号処理ユニットを示す
ユニット標識と、上記各信号処理ユニット間の接続関係
を表す接続標識とを、表示させると共に、上記各ユニッ
ト標識の近傍に、当該ユニット標識に対応する上記信号
処理ユニットのオーディオ信号の入力、出力または入出
力信号のレベルを表す信号レベル表示標識を、表示させ
る表示制御手段とを、具備するものである。
【0013】本第2の発明は、第1の発明において、上
記表示制御手段が、上記各ユニット標識の近傍に、これ
らに対応する上記信号処理ユニットに供給されている制
御信号の状態を表示する制御信号状態標識を表示させる
ものである。
【0014】本第3の発明では、第1の発明において、
上記各信号処理ユニットが、入力側にレベル調整手段を
少なくとも有し、上記表示制御手段は、上記ユニット標
識の入力側と出力側とに、上記接続標識として接続ライ
ンを表示し、入力側の接続ラインに沿って、当該ユニッ
ト標識に対応する上記信号処理ユニットの入力側のレベ
ル調整手段への制御信号に対応する上記制御信号状態表
示標識と、当該レベル調整手段の信号レベルを表すレベ
ル表示標識とを、並べて表示するものである。
【0015】本第4の発明は、第1の発明において、上
記各信号処理ユニットが、出力側にレベル調整手段を少
なくとも有し、上記表示制御手段は、上記ユニット標識
の入力側と出力側とに、上記接続標識として接続ライン
を表示し、出力側の接続ラインに沿って、当該ユニット
標識に対応する上記信号処理ユニットの出力側のレベル
調整手段への制御信号に対応する上記制御信号状態表示
標識と、当該レベル調整手段の信号レベルを表すレベル
表示標識とを、並べて表示するものである。
【0016】本第5の発明は、第1の発明において、上
記信号処理ユニットが、入力されたオーディオ信号を通
過させる第1の状態または遮断させる第2の状態に選択
的に処理する処理手段を有し、該処理手段に対応する制
御信号生成手段が、第1または第2の状態に対応する上
記制御信号を選択的に生成し、上記処理手段が第2の状
態で処理しているとき、該処理手段を有する上記信号処
理ユニットに対応する上記ユニット標識を、第1の状態
で処理しているときと異なった表示に、上記表示制御手
段がするものである。
【0017】
【作用】本第1の発明によれば、表示手段には、各信号
処理ユニットを示すユニット標識と、各信号処理ユニッ
ト間の接続関係を表す接続標識とが、表示制御手段によ
って表示されている。さらに、各ユニット標識の近傍
に、当該ユニット標識に対応する信号処理ユニットのオ
ーディオ信号の入力、出力または入出力信号のレベルを
表す信号レベル表示標識が、表示されている。従って、
このような表示を基に、供給されるべき信号が供給され
ていない原因となっている処理ユニットを認識すること
ができる。
【0018】本第2の発明によれば、さらに各ユニット
標識の近傍に、これらに対応する上記信号処理ユニット
に供給されている制御信号の状態を表示する制御信号状
態標識が、表示されているので、供給されるべき信号が
供給されていない原因となっている処理ユニットにおい
て、どのような制御が行われているか認識でき、対処方
法が容易に判る。
【0019】本第3または第4の発明によれば、各信号
処理ユニットが、レベル調整手段を入力側または出力側
に、少なくとも有するものであり、このようなレベル調
整手段における制御状態と、信号レベルとが、処理ユニ
ットの入力側股は出力側の接続ラインに沿って、並べて
表示されているので、信号が供給されない原因となって
いる処理ユニットの入力側または出力側のレベル調整手
段のいずれに問題があるかを理解できる。
【0020】本第5の発明によれば、信号処理ユニット
が、入力されたオーディオ信号を通過させる第1の状態
または遮断させる第2の状態に選択的に処理する処理手
段を有し、該処理手段に対応する制御信号生成手段が、
第1または第2の状態に対応する上記制御信号を選択的
に生成するものである場合でも、処理手段が信号の遮断
を行っているとき、信号を通過させる状態と異なる表示
がなされているので、信号が遮断されていることが判
る。
【0021】
【実施例】本実施例は、図2に示すように、DSP(デ
ィジタル信号処理装置)2を有している。このDSP2
は、複数の信号処理ユニット、例えば入力チャンネルユ
ニットC1乃至C8、グループチャンネルユニットG1
乃至G5、メインチャンネルユニットM1乃至M3、モ
ニターチャンネルユニットN1及びN2として機能する
ように、プログラムされている。
【0022】これら入力チャンネルユニットC1乃至C
8、グループチャンネルユニットG1乃至G5、メイン
チャンネルユニットM1乃至M3は、図3に機能ブロッ
ク図で示すように、その入力側に処理手段としてのカッ
トスイッチ4、レベル調整手段としての入力側フェーダ
6、イコライザー及び遅延装置等を含むブロック8、レ
ベル調整手段としての出力側フェーダ10を含んでい
る。
【0023】また、モニターチャンネルユニットN1及
びN2は、図示していないが、図3におけるブロック8
に代えて、信号を出力側フェーダ10に送ると共に、モ
ニター端子(図示せず)側に分岐させるようにした増幅
器を設けたものである。なお、モニターチャンネルユニ
ットN1及びN2としては、この他に、カットスイッチ
4を除去したものや、入力側フェーダ6を除去した型の
ものもある。
【0024】これら入力チャンネルユニット等のカット
スイッチ4のオン、オフの設定、フェーダ6、8のレベ
ルの設定、イコライザーの周波数特性の設定、遅延装置
の遅延時間の設定、モニターチャンネルユニットのフェ
ーダのレベルの設定は、いずれも、これらにそれぞれ対
応させて、操作卓上に設けた制御信号発生手段、例えば
操作子群12の操作子を操作することによって、CPU
14を介してDSP2に供給される各制御信号に応じ
て、行われる。また、これら各制御信号は、CPU14
に付属するメモリ(図示せず)に記憶されている。
【0025】なお、フェーダ6、8の制御用の操作子
は、操作つまみを有し、このつまみの基点からの移動量
に応じて制御信号を生成するスライド型のものである。
また、カットスイッチ4の制御用の操作子は、カットス
イッチをオンさせるための第1の状態の制御信号と、カ
ットスイッチをオフさせるための第2の状態の制御信号
とのいずれかを、つまみの操作に応じて生成するスイッ
チ型のものである。
【0026】また、これら入力チャンネルユニットC1
乃至C8、グループチャンネルユニットG1乃至G5、
メインチャンネルユニットM1乃至M3、モニターチャ
ンネルユニットN1、N2、入力コネクタT1乃至T1
6、出力コネクタO1乃至O8間の接続は、操作子群1
2に設けた接続調整用の操作子を操作することによっ
て、CPU14を介してDSP2に供給される接続関係
情報に基づいて、任意に変更できる。この接続関係情報
も、CPU14に付属するメモリに記憶されている。
【0027】また、入力チャンネルユニットC1乃至C
8、グループチャンネルユニットG1乃至G5、メイン
チャンネルユニットM1乃至M3の入力側フェーダ6の
出力信号レベルと、出力側フェーダ10の出力信号レベ
ルと、モニターチャンネルユニットN1、N2への入力
信号レベルと、これらに設けられているフェーダの出力
信号レベルとは、CPU14に供給され、これに付属す
るメモリに記憶されている。
【0028】CPU14は、付属するメモリに記憶され
ている接続関係情報、制御信号、信号レベルに基づい
て、表示手段、例えばカラー表示装置16に、図1に示
すような表示を行う。即ち、CPU14は、表示制御手
段として機能する。
【0029】図1の表示では、各入力コネクタT1乃至
T16を表す16個の矩形の入力コネクタ標識18、出
力コネクタO1乃至O8を表す8個の矩形の出力コネク
タ標識20が、画面の両側にそれぞれ縦一列に表示され
ている。
【0030】そして、各入力コネクタ標識18に隣接し
て、ユニット標識、例えば入力チャンネルユニットC1
乃至C8を表す8個の矩形の入力チャンネルユニット標
識22が、縦一列に表示されている。さらに、これら入
力チャンネルユニット標識22に隣接して、ユニット標
識、例えばグループチャンネルユニットG1乃至G5を
表す5個の矩形のグループチャンネル標識24が表示さ
れている。
【0031】これらグループチャンネル標識24に隣接
して、ユニット標識、例えばメインチャンネルユニット
M1乃至M3を表す3個の矩形のメインチャンネルユニ
ット標識26が縦一列に表示されている。これらメイン
チャンネルユニット標識26に隣接して、ユニット標
識、例えばモニターチャンネルユニットN1、N2を表
す2個の矩形の標識28が表示されている。
【0032】そして、メモリに記憶されている接続関係
情報に基づいて、入力コネクタT1乃至T16、入力チ
ャンネルユニットC1乃至C8、グループチャンネルユ
ニットG1乃至G5、メインチャンネルユニットM1乃
至M3、モニターチャンネルユニットN1及びN2、出
力コネクタO1乃至O8の接続状態が、接続標識、例え
ば各ユニットの入力側及び出力側に表示された接続ライ
ン30によって表示されている。
【0033】そして、入力チャンネルユニットC1乃至
C8、グループチャンネルユニットG1乃至G5、メイ
ンチャンネルユニットM1乃至M3、モニターチャンネ
ルユニットN1及びN2の各ユニット標識22、24、
26、28の入力側の接続ライン30には、例えば図4
に拡大して示すように、入力側フェーダ6の出力信号レ
ベルに基づいて、入力側フェーダ6の出力信号レベルを
表すレベル表示標識32が表示され、その隣に並べて、
この入力側フェーダ6を制御する制御信号に基づいて、
制御信号状態標識、例えばこの入力側フェーダ6を制御
する操作子のつまみの基点からの移動量を表す移動量標
識34が表示されている。
【0034】同様に、入力チャンネルユニットC1乃至
C8、グループチャンネルユニットG1乃至G5、メイ
ンチャンネルユニットM1乃至M3、モニターチャンネ
ルユニットN1及びN2の各ユニット標識22、24、
26、28の出力側の接続ライン30にも、出力側フェ
ーダ10の出力信号のレベル、即ち各ユニットの出力信
号レベルに基づいて、レベル表示標識、例えば各ユニッ
トの出力レベルを表すレベル標識36が表示され、これ
に隣接して、この出力フェーダ10を制御する制御信号
に基づいて、制御信号状態標識、例えばこの出力側フェ
ーダ10を制御する操作子のつまみの基点からの移動量
を表す移動量標識38が表示されている。
【0035】上記の説明は、各ユニットにおいてカット
スイッチ4がオフの状態の場合であるが、カットスイッ
チ4がオンになっている場合、このカットスイッチ4に
対応する操作子の制御信号に応じて、図4(b)に拡大
して示すように、そのユニットの標識22、24、2
6、28内には、その対角線上に、カットスイッチ4が
オンであることを表す、オフの状態とは異なった表示で
ある斜線標識40が表示される。このとき、図3から明
らかなように、各ユニットでは、その入力側からカット
スイッチ4、入力側フェーダ6、ブロック8、出力側フ
ェーダ10と接続されているので、入力側フェーダ6以
降には信号が供給されない。従って、レベル標識32、
36は表示されない。但し、入力側及び出力側のフェー
ダ6、10の操作子のつまみが操作されている場合、そ
の移動量を表す移動量標識34、38は、表示される。
【0036】また、モニターチャンネルユニットN1及
びN2において、カットオフスイッチ4が設けられてい
ない場合、当然に斜線標識40は表示されない。また、
モニターチャンネルユニットN1及びN2において、入
力側フェーダ6が設けられていない場合、入力側の信号
レベル標識32及び移動量標識34は表示されない。
【0037】このように各ユニットと各コネクタとの相
互接続関係が表示されている上に、各ユニットの入力側
及び出力側のフェーダ4、6の出力信号レベル及びこれ
らフェーダ4、6の操作子のつまみの操作量が表示され
た上に、カットスイッチ4がオンになっているユニット
には、その標識上に斜線標識40が表示される。
【0038】例えば出力コネクタO1に、入力コネクタ
T1からの信号が入力されなければならないのに、入力
されていない場合、表示装置16に表示されている図1
に示すような表示において、出力コネクタO1の標識2
0から入力コネクタT1の標識18までの間に接続され
ているモニターチャンネルユニットN1の標識28、メ
インチャンネルユニットM1の標識26、グループチャ
ンネルユニットG1の標識24、入力チャンネルユニッ
トC1の標識22のうち、入力側及び出力側の信号レベ
ル標識32、36が表示されていないユニットがないか
探す。
【0039】この場合、入力チャンネルユニットC1の
標識22において、出力側及び入力側の信号レベルが0
になっており、しかも、この標識22には斜線標識40
が表示されているので、この入力チャンネルユニットC
1のカットスイッチ4が誤ってオンされていることが、
瞬時に判る。従って、操作卓上の入力チャンネルユニッ
トC1のカットスイッチ4用の操作子を直ちにオフ側に
切り換えることによって、入力コネクタT1からのオー
ディオ信号が、出力コネクタ01に供給されていないと
状態を解消できる。
【0040】また、例えば出力コネクタO1に、入力コ
ネクタT9のオーディオ信号が供給されるべきであるの
に、供給されていない場合、出力コネクタO1の標識2
0から入力コネクタT9の標識18までの間に接続され
ているモニターチャンネルユニットN1の標識28、メ
インチャンネルユニットM1の標識26、グループチャ
ンネルユニットG3の標識24、入力チャンネルユニッ
トC5の標識22のうち、入力側及び出力側の信号レベ
ル標識32、36が表示されていないユニットがないか
探す。
【0041】この場合、入力チャンネルユニットC5の
標識22において、出力側の信号レベル標識36が表示
されてなく、入力側の信号レベル標識32が表示され、
斜線標識40が表示されていないので、この入力チャン
ネルユニットC5の出力側フェーダ10のレベルを誤っ
て最小にしていることが瞬時に判る。しかも、出力側フ
ェーダ10の操作子の移動量標識38を見ると、レベル
を最小にするようにフェーダ10の操作子のつまみを操
作していることも瞬時に判る。従って、操作卓上の入力
チャンネルユニットC5の出力側フェーダ10の操作子
のつまみを所望のレベルに調整することによって、入力
コネクタT9からのオーディオ信号が、出力コネクタO
1に供給されていない状態を直ちに解消できる。
【0042】また、上記の場合、入力チャンネルユニッ
トC5の標識22において、出力側及び入力側の信号レ
ベル標識32、36が表示されてなく、かつ斜線標識4
0が表示されていないので、この入力チャンネルユニッ
トC5の入力側フェーダ6のレベルを誤って最小にして
いることが判る。しかも、入力側フェーダ6の操作子の
移動量標識34を見ると、レベルを最小にするようにフ
ェーダ6の操作子のつまみを操作していることも瞬時に
判る。従って、操作卓上の入力チャンネルユニットC5
の入力側フェーダ6の操作子のつまみを所望のレベルに
調整することによって、入力コネクタT9からのオーデ
ィオ信号が、出力コネクタO1に供給されていない状態
を直ちに解消できる。
【0043】上記の実施例では、入力チャンネルユニッ
トC1乃至C8、グループチャンネルユニットG1乃至
G5、メインチャンネルユニットM1乃至M8には、そ
れぞれカットスイッチ4を設けたが、場合によってはカ
ットスイッチ4を除去する場合もある。また、カットス
イッチ4は、各処理ユニットの最前段、即ち入力側フェ
ーダ6の前段に設けたが、各処理ユニットの中間、例え
ば入力側フェーダ6の後段に設けたり、各処理ユニット
の最後段、例えば出力側フェーダ10の後段に設けても
よい。このように出力側フェーダ10の後段にカットス
イッチ4を設ける場合、出力側のレベル標識36は、カ
ットスイッチ10の出力側の信号レベルを表示するよう
にしてもよい。
【0044】また、上記の実施例では、入力チャンネル
ユニットC1乃至C8、グループチャンネルユニットG
1乃至G5、メインチャンネルユニットM1乃至M8に
は、それぞれ入力側フェーダ6及び出力側フェーダ10
を設けたが、いずれか一方を除去する場合もある。この
ような場合、除去された側のフェーダに対応する移動標
識34または38は表示されない。また、除去されたフ
ェーダの出力信号レベル標識32または36も表示され
ない。但し、或る処理ユニットにおいて、例えば入力側
フェーダ6を除去した場合であっても、その処理ユニッ
トへの入力信号レベルを表示するようにしてよいし、同
様に出力側フェーダ10を除去した場合であっても、そ
の処理ユニットからの出力信号レベルを表示するように
してもよい。
【0045】また、上記の実施例では、カットスイッチ
4がオンであることを表示するのに、斜線標識40を用
いたが、これに代えて交差する2本の斜線標識を用いた
り、カットスイッチ4がオンである処理ユニットの標識
の輝度を、他の部分の輝度と異なった輝度として、コン
トラストを他の部分と異なったものとしたり、或いはカ
ットスイッチ4がオンである処理ユニットの標識全体の
色を、他の処理ユニットの標識の色と異なった色とする
こともできる。また、信号レベル標識32、36と移動
量標識34、38との見分けを容易にするため、両者の
色を異ならせてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本第1の発明によれば、
表示手段に、各処理ユニットの接続関係を表示すると共
に、各処理ユニットを表す標識の近傍に各処理ユニット
の入力側、出力側または入出力側の信号レベルを表示す
るようにしているので、いずれの処理ユニットで、信号
の遮断や信号レベルの不適切な調整が生じているかを瞬
時に知ることができ、速やかに対応することができる。
【0047】本第2の発明によれば、第1の発明に加え
て、当該処理ユニットへの制御状態も、処理ユニットの
標識の近傍に表示しているので、信号の遮断や信号レベ
ルの不適切な調整が生じている原因も、瞬時に理解する
ことができ、益々速やかに対応することができる。
【0048】本第3の発明によれば、各処理ユニットの
標識の入力側の接続ライン標識上に、該処理ユニットの
入力側にあるレベル調整手段の信号レベルと、このよう
なレベルを生じさせている制御信号の状態とを表示して
いるので、何故、信号の遮断や信号レベルの不適切な調
整が生じているかを瞬時に知ることができ、速やかに対
応することができる。
【0049】本第4の発明によれば、各処理ユニットの
標識の出力側の接続ライン標識上に、該処理ユニットの
出力側にあるレベル調整手段の信号レベルと、このよう
な信号レベルとするように制御している制御信号の状態
とを表示しているので、何故、信号の遮断や信号レベル
の不適切な調整が生じているかを瞬時に知ることがで
き、速やかに対応することができる。
【0050】本第5の発明によれば、信号処理ユニット
に含まれる処理手段が信号を遮断するように処理してい
るとき、該信号処理ユニットに対応するユニット標識
を、信号を通過させるように処理しているときと異なっ
た表示としているのえ、速やかにどの処理ユニットによ
って信号の遮断が生じているかを知ることができ、速や
かな対応をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオーディオミキサーの1実施例に
おいて表示装置に表示される表示を示す図である。
【図2】同実施例のブロック図である。
【図3】同実施例における処理ユニットのブロック図で
ある。
【図4】図1に示す表示の拡大図である。
【図5】従来のオーディオミキサーの表示装置に表示さ
れる表示を示す図である。
【符号の説明】
2 DSP(信号処理ユニット) 4 カットスイッチ(信号処理手段) 6 入力側フェーダ(レベル調整手段) 10 出力側フェーダ(レベル調整手段) 12 操作子群(制御信号生成手段) 14 CPU(表示制御手段) 16 表示装置(表示手段) 22 入力チャンネルユニット標識(ユニット標識) 24 グループチャンネルユニット標識(ユニット標
識) 26 メインチャンネルユニット標識(ユニット標識) 28 モニターチャンネルユニット標識(ユニット標
識) 30 接続ライン(接続標識) 32 入力側信号レベル標識(信号レベル標識) 34 移動量標識(制御信号状態標識) 36 出力側信号レベル標識(信号レベル標識) 38 移動量標識(制御信号状態標識) 40 斜線標識(信号通過状態と異なった標識)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたオーディオ信号を制御信号に
    応じて処理する複数の信号処理ユニットを任意に接続可
    能とされたオーディオミキサー本体と、 上記各信号処理ユニットに上記制御信号を個別にそれぞ
    れ供給する制御信号生成手段と、 表示手段と、 上記各信号処理ユニットの接続関係を表す接続関係情報
    と、上記各制御信号と、上記各信号処理ユニットの入
    力、出力または入出力信号とを入力し、上記表示手段
    に、上記各信号処理ユニットを示すユニット標識と、上
    記各信号処理ユニット間の接続関係を表す接続標識と
    を、表示させると共に、上記各ユニット標識の近傍に、
    当該ユニット標識に対応する上記信号処理ユニットのオ
    ーディオ信号の入力、出力または入出力信号のレベルを
    表す信号レベル表示標識を、表示させる表示制御手段と
    を、具備するオーディオミキサー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオーディオミキサーにお
    いて、上記表示制御手段が、上記各ユニット標識の近傍
    に、これらに対応する上記信号処理ユニットに供給され
    ている制御信号の状態を表示する制御信号状態標識を表
    示させることを特徴とするオーディオミキサー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のオーディオミキサーにお
    いて、上記各信号処理ユニットは、入力側にレベル調整
    手段を少なくとも有し、上記表示制御手段が、上記ユニ
    ット標識の入力側と出力側とに、上記接続標識として接
    続ラインを表示し、入力側の接続ラインに沿って、当該
    ユニット標識に対応する上記信号処理ユニットの入力側
    のレベル調整手段への制御信号に対応する上記制御信号
    状態表示標識と、当該レベル調整手段の信号レベルを表
    すレベル表示標識とを、並べて表示することを特徴とす
    るオーディオミキサー。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のオーディオミキサーにお
    いて、上記各信号処理ユニットが、出力側にレベル調整
    手段を少なくとも有し、上記表示制御手段が、上記ユニ
    ット標識の入力側と出力側とに、上記接続標識として接
    続ラインを表示し、出力側の接続ラインに沿って、当該
    ユニット標識に対応する上記信号処理ユニットの出力側
    のレベル調整手段への制御信号に対応する上記制御信号
    状態表示標識と、当該レベル調整手段の信号レベルを表
    すレベル表示標識とを、並べて表示することを特徴とす
    るオーディオミキサー。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のオーディオミキサーにお
    いて、上記信号処理ユニットが、入力されたオーディオ
    信号を通過させる第1の状態または遮断させる第2の状
    態に選択的に処理する処理手段を有し、該処理手段に対
    応する制御信号生成手段は、第1または第2の状態に対
    応する上記制御信号を選択的に生成し、上記処理手段が
    第2の状態で処理しているとき、該処理手段を有する上
    記信号処理ユニットに対応する上記ユニット標識を、第
    1の状態で処理しているときと異なった表示に、上記表
    示制御手段が表示することを特徴とするオーディオミキ
    サー。
JP6289277A 1994-10-27 1994-10-27 オーディオミキサー Pending JPH08125455A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259172A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Yamaha Corp 処理系統図表示装置およびプログラム
JP2008244898A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Yamaha Corp ミキシング処理回路
JP2009094833A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Yamaha Corp ミキサ構成編集装置
US7751573B2 (en) 2003-08-11 2010-07-06 Yamaha Corporation Clip state display method, clip state display apparatus, and clip state display program
JP2010232752A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Yamaha Corp コントローラ

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