JP2009094833A - ミキサ構成編集装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミキサ構成を作成編集するミキサ構成編集装置において、ミキサ構成画面上でコンポーネントの有効/無効を切り替え、コンパイルの対象にするかどうかを簡単に設定することができるようにすることを目的とする。
【解決手段】信号処理を行う部品となるコンポーネントをミキサ構成画面上に配置し、配置したコンポーネントの端子間を結線でつないで入出力関係を規定して、ミキサ構成を作成編集するミキサ構成編集装置において、画面上に配置した各コンポーネントに対し、画面上に残したままコンパイルの対象とするかしないかの指定を受け付け、該指定に基づく情報を、当該コンポーネントのプロパティ情報として記憶する。コンパイルが指示されたときには、その前処理で、コンパイルの対象としないと指定されたコンポーネントについてはそのコンポーネントに対応するコンポーネントデータを削除して、コンパイルの処理に渡す。
【選択図】図3

Description

この発明は、音響信号を処理するデジタルミキサのミキサ構成を作成編集するミキサ構成編集装置に関し、特に、コンポーネントをコンパイルの対象にするかしないかを簡単に設定できるミキサ構成編集装置に関する。
従来より、ミキサ構成をカスタムメイドできるデジタルミキサが知られている。これは、音響信号処理部を、プログラムに従って動作可能なプロセッサ(例えば、デジタル信号処理装置(DSP))を用いて構成し、外部のPC(パーソナルコンピュータ)を用いて作成編集したミキサ構成(信号処理構成)に基づいて音響信号を処理できるようにしたものである。PC上でのミキサ構成の作成編集は、専用のミキサ制御プログラム(例えば、下記非特許文献1参照)により行う。すなわち、PCで前記ミキサ制御プログラムを実行してミキサ構成画面を表示し、該画面上で信号処理を行う部品となるコンポーネントを配置し、配置したコンポーネントの端子間を結線でつないで入出力関係を規定して、ミキサ構成を作成編集する。作成したミキサ構成は、コンパイル(デジタルミキサが解釈できる情報に変換すること)した後、PCからデジタルミキサ(ミキシングエンジン)に転送して実行することにより、デジタルミキサはそのミキサ構成の動作を実現する。
図7に、従来のミキサ構成画面の例を示す。PC上でミキサ制御プログラムを実行することにより、PCのディスプレイにはミキサ構成画面700が表示される。702はコンフィグレーションウィンドウであり、ここにコンポーネントを配置し結線してミキサ構成を作成する。701はツールキットウィンドウであり、コンフィグレーションウィンドウ702にドラッグ&ドロップで配置する部品としてのコンポーネントの一覧が表示されている。例えば、コンポーネントとしては、各種入出力数のマトリクスミキサ、EQ(イコライザ)、ディレイ(遅延回路)などがある。コンフィグレーションウィンドウ702上でミキサ構成を作成したら、それをファイルに格納し、所定の操作によりコンパイルとデジタルミキサへの転送を行う。デジタルミキサでは、転送されたミキサ構成を実行することにより、そのミキサ構成の動作が実現される。
「DME Designer Version 1.1 取扱説明書」、ヤマハ株式会社、2004年、第4章など
上述したように、ミキサ構成画面でミキサ構成を作成編集する場合、対象のコンポーネントを画面上に配置し、他のコンポーネントと正確に結線することで、そのコンポーネントを使用するとものとみなし、コンパイルの対象としている。コンパイルの対象から外すためには、画面から削除するか、該当のコンポーネントが関係しないような結線に再結線しなければならない。
しかし、コンパイルの対象から外す/戻すだけのために、そのコンポーネントに接続されている結線を解除/再設定するのは非常に面倒である。また、すでにいくつかのパラメータ値がカスタマイズされているコンポーネントを削除してしまうと、再配置したときに前の設定を再現する必要があるため、こちらの作業も非常に面倒である。特に、作成したミキサ構成で動作させるデジタルミキサ(ミキサエンジン)のリソース(使用可能なメモリ容量など)は限られており、デザイナーは、そのリソースの範囲でコンポーネントを入れ替えたり、結線を変更したり、コンポーネントのパラメータを変更するなどして、所望のミキサ構成をデザインすることが多いため、上述したようにコンポーネントの再配置でパラメータの設定のし直しを行うことなどは極めて煩雑であった。
この発明は、ミキサ構成を作成編集するミキサ構成編集装置において、ミキサ構成画面上でコンポーネントの有効/無効を切り替え、コンパイルの対象にするかどうかを簡単に設定することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、信号処理を行う部品となるコンポーネントをミキサ構成画面上に配置し、配置したコンポーネントの端子間を結線でつないで入出力関係を規定して、ミキサ構成を作成編集するミキサ構成編集装置において、ミキサ構成画面上に配置した各コンポーネントに対し、当該コンポーネントをミキサ構成画面上に残したまま、コンパイルの対象とするかしないかの指定を受け付け、該指定に基づくコンパイルの対象とするかしないかについての情報を、当該コンポーネントのプロパティ情報として記憶することとしている。コンパイルが指示されたときには、その前処理で、各コンポーネントのプロパティ情報を参照し、前記コンパイルの対象としないと指定されたコンポーネントについてはそのコンポーネントに対応するコンポーネントデータを削除して、コンパイルの処理に渡す。
前記コンパイルの対象としないと指定されたコンポーネントについては、(1)当該コンポーネントの入力端子に接続してある結線と出力端子に接続してある結線とを、削除してコンパイルの処理に渡すか、又は、(2)当該コンポーネントの入力端子に接続してある結線と出力端子に接続してある結線とを接続してコンパイルの処理に渡すか、についての指定を受け付ける手段をさらに備え、コンパイル時には、該指定に基づいて各コンポーネント毎に上記(1)又は(2)に示すような結線データの修正をしてコンパイルを実行するようにするとよい。この場合、コンポーネントの入力端子の数と出力端子の数とが一致している場合は、上記(1)又は(2)の指定を受け付けるが、異なる場合は、強制的に上記(1)とするのがよい。さらに、コンパイルの対象としないと指定されたコンポーネントについては、前記ミキサ構成画面上で、コンパイルの対象とするコンポーネントとは異なる表示態様で表示するのがよい。
本発明によれば、ミキサ構成を作成編集するミキサ構成編集装置において、ミキサ構成画面上でコンポーネントの有効/無効を切り替え、コンパイルの対象にするかどうかを簡単に設定することができる。また、結線やパラメータ値の設定をやり直す必要がないため、設計変更やリソースチェックの際の手間が大幅に減る。
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態であるデジタルミキサのエンジンの構成を示す。このエンジン100は、中央処理装置(CPU)101、フラッシュメモリ102、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)103、PC入出力インターフェース(I/O)104、MIDI I/O105、その他I/O106、表示器107、操作子108、波形I/O109、信号処理部(DSP群)110、及びシステムバス120を備える。
中央処理装置(CPU)101は、このミキサ全体の動作を制御する処理装置である。フラッシュメモリ102は、CPU101や信号処理部110のDSPなどが使用する各種のプログラムやデータを格納した不揮発性メモリである。RAM103は、CPU101が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。PC I/O104は、外部のパーソナルコンピュータ(PC)130を接続するインターフェース(例えば、LAN、USB、シリアルI/Oなど)である。PC130は、キーボード、ディスプレイ、及びマウスなどを備えた汎用のPCである。MIDI I/O105は、各種MIDI機器を接続するインターフェースである。その他I/O106は、その他の機器を接続するためのインタフェースである。表示器107は、このミキサの外部パネル上に設けられた各種の情報を表示するためのディスプレイである。操作子108は、外部パネル上に設けられたユーザが操作するための各種の操作子である。波形I/O109は、外部機器との間で音響信号をやり取りするためのインターフェースであり、例えば、アナログの音響信号を入力してデジタル信号に変換して信号処理部110に渡すA/D(アナログ・デジタル)変換機能、デジタルの音響信号を入力して信号処理部110に渡すデジタル信号入力機能、及び信号処理部110から出力されたデジタルの音響信号をアナログの音響信号に変換してサウンドシステムに出力するD/A(デジタル・アナログ)変換機能などを実現する。信号処理部110は、幾つかのDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)などからなる。これらのDSPは、CPU101の指示に基づいて各種のマイクロプログラムを実行することにより、波形I/O109経由で入力した波形信号のミキシング処理、効果付与処理、及び音量レベル制御処理などを行い、処理後の波形信号を波形I/O109経由で出力する。
本デジタルミキサのエンジン100では、信号処理部110で実現するミキサ構成をカスタムメイドすることができる。そのミキサ構成は、PC130上で動作する所定のミキサ制御プログラム131によりPC130の画面上で作成編集することができる。作成したミキサ構成を複数集めたものをコンフィグレーションと呼ぶ。ミキサ制御プログラム131は、ユーザの画面上での操作指示に応じて、コンフィグレーションをメモリ上にコンフィグデータ132として生成する。コンフィグデータ132は、PC130から書込み可能な任意の記憶装置にファイルとして保存できる。また、PC130側のメモリ又はハードディスクなどの記憶装置上のコンフィグデータの各ミキサ構成(後述するCFデータ)は、コンパイルした後、エンジン100に転送できる。エンジン100は、PC130から転送されたコンフィグデータをフラッシュメモリ102に格納して保存しておくことができる。所定の操作によりフラッシュメモリ102に格納されたコンフィグデータ中の1つのミキサ構成をカレントとして指定することにより、そのミキサ構成に基づいてエンジン100が動作し、これにより当該ミキサ構成で規定されるミキサが実現する。
図2(a)は、PC130のミキサ制御プログラム131が使用するP(プリセット)コンポーネントデータ(PCデータ)の構成を示す。Pコンポーネント(以下、単にコンポーネントと言う)は、ミキサ構成をカスタムメイドする際の基本単位部品となるブロック(信号処理モジュール)であり、例えば、(ディレイ無しの)マトリクスミキサ、ディレイ付きマトリクスミキサ、コンプレッサ、エフェクト、クロスオーバなどのオーディオプロセッサや、フェーダ、スイッチ、パン、メータなどの個々のパーツのコンポーネントが用意されている。上述したように、ミキサ制御プログラム131によるミキサ構成の作成編集は、PC130のミキサ構成画面上で、これらのコンポーネントを配置して結線することにより行うが、コンポーネント間に結線を引くことは、コンポーネント間の信号の入出力関係を定義することに相当する。図2(a)に示すPCデータは、コンポーネントを規定する定義データであり、ミキサ制御プログラム131がアクセスできる任意の記憶手段(ミキサ構成画面で利用するために呼び出されたときにはRAM中)に予め格納されている。PCデータはコンポーネントの種類毎に用意される。
1つのPCデータは、PCヘッダ、PC構成情報、PC処理ルーチン、及び表示編集処理ルーチンからなる。PCヘッダは、コンポーネントID(PC_ID)及びコンポーネントバージョン(PC_Ver)などからなる。PC_IDとPC_VerによりPCデータを特定することができる。PC構成情報は、そのコンポーネントの詳細な構成を示すデータである。PC処理ルーチンは、PC構成情報に関する各種の処理を行なうためのプログラムである。ミキサ制御プログラム131がミキサ構成を処理する際には、コンポーネント毎のPC処理ルーチンを利用する。表示編集処理ルーチンは、CFデータを作成編集する際に用いるプログラム群である。
図2(b)は、PC130において、ミキサ制御プログラム131によって処理されるRAM上のコンフィグデータ132の構造を示す。コンフィグデータ132は、複数のCFデータ1〜Ncf及びシーンメモリから構成される。このコンフィグデータの全体が1ファイルとして任意の記憶装置(例えば、PC内のハードディスクなど)に格納できる。逆に任意の記憶装置から読出したコンフィグデータをPC130のRAM上に図2(b)の形式で展開して使用する。CFデータ1〜Ncfにおいて、1〜Ncfの番号をコンフィグ番号(CFナンバ)と呼ぶ。コンフィグ番号によりCFデータ(あるいはそのCFデータが格納されている領域)を指定することができる。カレントポインタは、処理対象のCFデータを指すポインタである。カレントポインタが指すCFデータが、図3で後述するミキサ構成画面に表示される。カレントポインタが指すCFデータを「現コンフィグ」と呼ぶ。
1つのCFデータは、1つのミキサ構成を規定するデータであり、CFヘッダ、PC用CADデータ、及びNps個のパラメータ組からなる。CFヘッダは、コンフィグID(CF_ID)、コンフィグバージョン(CF_Ver)、及びシステムバージョン(SYS_Ver)などからなる。CF_IDとCF_Verにより、CFデータを特定することができる。PC用CADデータは、当該CFデータのミキサ構成がどのようなコンポーネントをどのように結線して構成したものかを定義するデータであり、そのミキサ構成の構成要素として使用するコンポーネントを指定するデータであるCデータ及びそれらのコンポーネント間を結ぶ結線データからなる。PC用CADデータは、後述する図3のミキサ構成画面などの表示用データも含む。PC用CADデータ内のCデータは、コンポーネントを指定するコンポーネントID(C_ID)、コンポーネントバージョン(C_Ver)、ユニークID(U_ID)、及びその他のデータ(例えば、プロパティなど)などからなる。CデータのC_IDとC_Verとしては、図2(a)のPCデータのPC_IDとPC_Verを指定してコンポーネントを特定する。パラメータ組1〜Npsは、当該CFデータのミキサ構成の各コンポーネントで使用する具体的なパラメータ値の組データである。
図3は、PC130上でミキサ構成の作成編集を行うためのミキサ構成画面(CAD画面)の例を示す。ユーザは、この画面300上で種々のコンポーネントを配置し、各コンポーネント間を結線で結ぶことにより、所望のミキサ構成を作成できる。303はツールキットウィンドウであり、コンポーネントの一覧が表示されている。これらのコンポーネントは、それぞれ図2(a)で説明した各PCデータに対応する。301はコンフィグレーションウィンドウであり、ここにツールキットウィンドウ303からドラッグ&ドロップでコンポーネントを配置し結線してミキサ構成を作成する。このようにして作成したコンフィグレーションウィンドウのミキサ構成が、図2(b)のカレントポインタが指している1つのCFデータ(現コンフィグ)に対応する。具体的には、画面上に配置した1つのコンポーネントがCFデータの1つのCデータに対応する。画面上で引かれた結線は、CFデータ中の結線データとして格納される。各コンポーネントに設定されたパラメータ値は、パラメータ組として格納される。311や312は、配置したコンポーネントの例である。これらのコンポーネントの入出力端子には、既に結線が引かれている。
このようなミキサ構成画面でミキサ構成を作成編集した後、所定の操作でコンパイルと転送を指示すると、当該ミキサ構成(現コンフィグのCFデータ)がコンパイルされてミキサエンジン100が解釈できるデータに変換され、ミキサエンジン100に転送される。エンジン100では、CPU101が、転送されたコンパイル済みCFデータに基づいてそのミキサ構成を実現するマイクロプログラムを生成し、該マイクロプログラムを信号処理部110に転送する。信号処理部110のDSP群は、転送されたマイクロプログラムを実行し、これにより信号処理部110は、現コンフィグのミキサ構成での動作を実現する。
発明が解決しようとする課題の欄で説明したように、ミキサ構成のデザイナは、図3のようなミキサ構成画面上で各種のコンポーネント(例えば、311や312)を削除したり再配置したりすることにより所望のミキサ構成を作成する。本実施形態では、ミキサ構成画面上で既に結線されパラメータの設定なども済んでいるコンポーネントであっても、コンパイルの対象から外したり元に戻したりすることが、簡単な操作で可能である。図3の302は、画面上の任意のコンポーネントを右クリックしたときに表示されるプロパティ設定ウィンドウを示す。このプロパティ設定ウィンドウにより、当該コンポーネントをコンパイルの対象とするかしないかを指定できる。なお、このプロパティ設定ウィンドウ302では、プロパティの設定項目のうちの一部(本発明と関連する部分)のみを図示したが、実際にはさらに別のプロパティ設定項目が表示される。
図4(a)は、入出力数が同じコンポーネントのプロパティ設定画面401を示す。例えば、図3のコンポーネント311は入力端子数が2で出力端子数も2であるので、このコンポーネント311を右クリックするとプロパティ設定画面401が表示される。Compile Mode411は、当該コンポーネントをコンパイルの対象とするかしないかを択一的に指定する項目であり、Enableをチェックすると「対象とする」、Disableをチェックすると「対象としない」の意味となる。コンポーネントが画面上に配置された直後の初期状態では、Enableがチェックされた状態とする。Signal Mode412は、Disableがチェックされた場合のみ有効な選択項目であり、Enableがチェックされた場合、Signal Mode412はグレー表示され設定できない。Disableがチェックされた場合、Signal Mode412のCut又はThroughの何れかが択一的に指定できる。Cutをチェックすると、コンパイル時に、当該コンポーネントの入力端子の結線及び出力端子の結線は何れも削除した状態(結線が切れたものと見なしている)でコンパイルされる。Throughをチェックすると、コンパイル時に、当該コンポーネント自体は削除された状態とされるが、当該コンポーネントの入力端子に繋がれている結線と出力端子に繋がれている結線とをそのまま接続した状態(当該コンポーネントをバイパスした状態)でコンパイルされる。入出力数が同じであるので、入力端子に繋がれた結線と出力端子に繋がれた結線とを1対1で接続することができる。その接続方法は、入力端子の番号と出力端子の番号とが同じもの同士を接続すればよい。コンポーネントの属性として、Throughの場合にどの入力をどの出力に接続するかを設定できるようにしても良い。上述のプロパティ設定画面401における設定は、OKボタンが押されたとき有効となり、キャンセルボタンが押されたときはキャンセルされる。
図4(b)は、入出力数が異なるコンポーネントのプロパティ設定画面402を示す。例えば、図3のコンポーネント312は入力端子数が4で出力端子数が8であるので、このコンポーネント312を右クリックするとプロパティ設定画面402が表示される。プロパティ設定画面402において、Compile Mode421は、図4(a)のCompile Mode411と同じ設定項目である。Enableがチェックされた場合、Signal Mode422はグレー表示され設定できない。また、Disableがチェックされた場合、Signal Mode422は強制的にCutに設定され、グレー表示されてこれを変更することはできない。これは、入力端子数と出力端子数とが異なるため、Throughで入力と出力を接続しようとしたとき、どの入力をどの出力に接続するか決定し難いことによる。
なお、図4(a),(b)で設定されたEnable等の設定状態は、図2(b)の各コンポーネントに対応するCデータ中にプロパティデータとして格納される。また、Disableが指定されたコンポーネントについては、図3のミキサ構成画面上で、Enableなコンポーネントと区別できる表示態様で表示するものとする。例えば、グレー表示にする、色を変える、などである。ここでは、入出力数が異なるものは強制的にCutにしたが、コンポーネントの種類に応じてThrough/Cutを選択できるようにしてもよい。
図4(c)は、リソースメーターの表示例403を示す。リソースメーターは、図3のミキサ構成画面でミキサ構成を作成編集しているときには常時表示されている。メーターの最大値で、接続されているミキサエンジン100で使用可能なリソース量を示し、そのうち現状のミキサ構成画面のミキサ構成で使用するリソース量がメーター表示及び%表示で表示される。もちろん、Disableが設定されているコンポーネントのリソースはカウントしないようになっている。
図5は、ユーザにより作成されたミキサ構成(現コンフィグのCFデータ)を解析する処理手順を示す。この処理は、コンパイルが指示されたとき、その前処理として実行される。ステップ501で、当該CFデータの最初のコンポーネントをチェック対象とし、そのEnableチェック(図6)を行う。
図6は、Enableチェックの処理手順を示す。ステップ601で、チェック対象のコンポーネントのEnable状態(図4で説明したCompile Modeの設定状態)を取得し、ステップ602でEnableかDisableかを判定する。Enableのときはそのままリターンする。Disableのときは、ステップ603で、Signal Modeの設定を判定する。Throughのときは、ステップ604で、Disableとされた対象のコンポーネントに対応するCデータを削除すると共に、対象のコンポーネントの入力端子と出力端子を直接接続した結線データで、当該CFデータ中の結線データを上書きし、リターンする。Signal ModeがCutのときは、ステップ605で、Disableとされた対象のコンポーネントに対応するCデータを削除すると共に、対象のコンポーネントに接続されている結線を削除したデータで結線データを上書きし、リターンする。なお、ステップ604,605で「Cデータの削除」や「結線データの上書き」と説明したが、これは、コンパイルの前処理として当該CFデータをワークメモリ上にコピーしたCFデータを処理対象として削除したり上書きするということである。元の図2のコンフィグデータ中のCFデータそのものを書き替えるものではないので、CFデータは再利用できる。
図5に戻って、ステップ501の後、ステップ502で、チェック対象のコンポーネントのすべての入力端子をチェックしたか判定し、未チェックの入力端子があれば、ステップ503でその入力端子が何れかのコンポーネントの出力端子と接続されているか判定する。接続されていなければ、ステップ506でチェック対象を次の端子に移動してステップ502に戻る。接続されていれば、ステップ504,505で当該接続されている出力端子が1つでかつ別のコンポーネントであることをチェックし、そうであるときはステップ506に進み、そうでないときはエラーとしてステップ504,505からステップ507に進む。ステップ502〜506の処理は、チェック対象のコンポーネントの入力端子に正常な状態で出力端子が接続されているかをチェックするものである。なお、ステップ502〜506のチェックは一例であり、例えば複数の出力端子から1つの入力端子に入力することを許可するようにしても良い。
ステップ502でチェック対象のコンポーネントのすべての入力端子をチェックしたら、ステップ508で、すべてのコンポーネントをチェックしたか判別し、すべてチェック済みであれば、ステップ510でコンパイルの前処理のアナライズを行い、処理終了する(この後、コンパイルに進む)。未チェックのコンポーネントがあれば、ステップ509で、チェック対象を次のコンポーネントに移動して、図6のEnableチェックを行い、ステップ502に戻る。
以上の処理により、EnableのコンポーネントはCFデータの結線がそのまま使用されてコンパイルされ、Disableのコンポーネントはステップ604,605で結線が書き替えられミキサ構成中の当該コンポーネントをコンパイル対象としない設定でコンパイルされる。この際、Signal Modeで結線の書き替え方についても設定できる。これらの設定は、図4で説明したようにリソースメーターを見ながら簡単な操作で行うことができる。また、各コンポーネントに設定されたパラメータ値はパラメータ組データとして残っているので、そのコンポーネントのEnable/Disableの設定にかかわらず、設定したパラメータ値を使用することができる。
この発明の一実施形態であるデジタルミキサのエンジンの構成図 プリセットコンポーネントデータとコンフィグデータの構成図 ミキサ構成画面(CAD画面)の例を示す図 プロパティ設定画面とリソースメーターの表示例を示す図 ミキサ構成を解析する処理手順を示すフローチャート Enableチェックの処理手順を示すフローチャート 従来技術でのミキサ構成画面の例を示す図
符号の説明
100…エンジン、101…中央処理装置(CPU)、102…フラッシュメモリ、103…RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、104…PC入出力インターフェース(I/O)、105…MIDI I/O、106…その他I/O、107…表示器、108…操作子、109…波形I/O、110…信号処理部(DSP群)、120…システムバス、130…パーソナルコンピュータ(PC)、131…ミキサ制御プログラム、132…コンフィグデータ。

Claims (4)

  1. プログラムに従って動作可能なプロセッサを用いて音響信号処理部を構成し、所定のミキサ構成に応じたプログラムを前記音響信号処理部で動作させることにより、該ミキサ構成の音響信号処理動作を実現するディジタルミキサにおいて使用するミキサ構成データを作成編集するミキサ構成編集装置であって、
    信号処理を行う部品となるコンポーネントデータを記憶する手段と、
    ミキサ構成画面上に、前記コンポーネントを配置し、配置したコンポーネントの端子間を結線でつないで入出力関係を規定して、ミキサ構成を作成編集する手段と、
    作成したミキサ構成をコンパイルして、デジタルミキサが解釈できる情報に変換し、デジタルミキサに転送する手段と
    を備えると共に、
    ミキサ構成画面上に配置した各コンポーネントに対し、当該コンポーネントをミキサ構成画面上に残したまま、コンパイルの対象とするかしないかの指定を受け付ける手段と、
    前記指定に基づくコンパイルの対象とするかしないかについての情報を、当該コンポーネントのプロパティ情報として記憶する手段と、
    コンパイルが指示されたとき、その前処理で、各コンポーネントのプロパティ情報を参照し、前記コンパイルの対象としないと指定されたコンポーネントについてはそのコンポーネントに対応するコンポーネントデータを削除して、コンパイルの処理に渡す手段と
    を備えることを特徴とするミキサ構成編集装置。
  2. 請求項1に記載のミキサ構成編集装置において、
    前記コンパイルの対象としないと指定されたコンポーネントについて、
    (1)当該コンポーネントの入力端子に接続してある結線と出力端子に接続してある結線とを、削除してコンパイルの処理に渡すか、又は、
    (2)当該コンポーネントの入力端子に接続してある結線と出力端子に接続してある結線とを接続してコンパイルの処理に渡すか、
    についての指定を受け付ける手段をさらに備え、
    コンパイル時には、該指定に基づいて各コンポーネント毎に上記(1)又は(2)に示すような結線データの修正をしてコンパイルを実行する
    ことを特徴とするミキサ構成編集装置。
  3. 請求項2に記載のミキサ構成編集装置において、
    前記コンポーネントの入力端子の数と出力端子の数とが一致している場合は、上記(1)又は(2)の指定を受け付けるが、異なる場合は、強制的に上記(1)とすることを特徴とするミキサ構成編集装置。
  4. 請求項1から3の何れか1つに記載のミキサ構成編集装置において、
    コンパイルの対象としないと指定されたコンポーネントについては、前記ミキサ構成画面上で、コンパイルの対象とするコンポーネントとは異なる表示態様で表示することを特徴とするミキサ構成編集装置。
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