JPH0812454A - 高気密性保形ジョイント材 - Google Patents

高気密性保形ジョイント材

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JPH0812454A
JPH0812454A JP6148182A JP14818294A JPH0812454A JP H0812454 A JPH0812454 A JP H0812454A JP 6148182 A JP6148182 A JP 6148182A JP 14818294 A JP14818294 A JP 14818294A JP H0812454 A JPH0812454 A JP H0812454A
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JP
Japan
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raw material
refractory
powder
joint material
joint
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Pending
Application number
JP6148182A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Ouchi
龍哉 大内
Toshiaki Kaneko
俊明 金子
Toshihiko Iwata
俊彦 岩田
Takahiro Inoue
隆裕 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurosaki Refractories Co Ltd
Original Assignee
Kurosaki Refractories Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0812454A publication Critical patent/JPH0812454A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B26/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
    • C04B26/02Macromolecular compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続鋳造用耐火物間に使用される成形体ジョ
イント材において、従来実績のある成形体ジョイント材
をべースに鋳造用耐火物間の形状に加熱成形後、各耐火
物間にそのままセットされ、常温では保形性を有し、高
温では可塑性を生じるジョイント材の提供。 【構成】 従来実績のある成形体ジョイント材の配合を
べースに低融点フリット又は融点の異なるフリットの混
練配合物、、金属粉末、ファイバー、バインダーとして
フェノール粉末樹脂を使用し加熱成形後得られるジョイ
ント材によって、従来より問題になっていた作業性が容
易かつ正確に実行されこれによりシール効果も向上する
ことにより連続鋳造操業効率の向上が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造用設備に使用
される耐火物構造体である上部ノズル−上部プレート
間、下部プレート−下部ノズル間、下部ノズル−浸潰ノ
ズル間、下部ノズル−ロングノズル間、ノズルと羽口間
等にセットされて、それぞれの耐火構造体の温度により
熱可塑性となって、高気密性の接合部を形成する硬化型
ジョイント材に関する。
【0002】
【従来の技術】溶鋼の連続鋳造に使用する耐火物構造体
のジョイント材としては、従来よりモルタル、セラミッ
クファイバー及び成形体ジョイント材がある。
【0003】その中で、モルタルはごく一般的な材料で
あり比較的安価であることから、従来から広く使用され
てきた。しかし、モルタルをジョイント材に使用する場
合には耐火物に塗布する際の粘性の調整や塗布厚みの最
適化のための条件設定や作業に熟練を要し、またレンガ
交換時のモルタル除去の際、レンガの接合部を傷め、さ
らには気密性が十分でないという欠点がある。
【0004】また、セラミックファイバーシートは取扱
いが容易であり、レンガとの離型性も良好であるため、
連続鋳造用設備において交換頻度の高い下部ノズルとロ
ングノズルの間、あるいは浸漬ノズルのジョイント材と
しては広く使用されている。しかしながら、セラミック
ファイバーシートは作業性に優れているという利点はあ
るが、気密性が全くなく溶鋼に対する耐食性も低いとい
う欠点がある。
【0005】さらに、成形体ジョイント材は特開昭58
−149977号公報に記載されているように、上記モ
ルタルやセラミックファイバーシートの欠点を解消する
ためのもので、耐火性粉末原料を主原料に各種原料を添
加してバインダーを加えて混練、成形したジョイント材
である。これは、高い作業性とともに高いシール性を有
するもので、主として、溶鋼の流下量を制御するスライ
ディングノズル(SN)の下部プレートと下部ノズル
間、タンディッシュの下部ノズルと浸漬ノズル間をはじ
め、スライディングノズルの上部プレートと上部ノズル
間、さらには、取鍋用スライディングノズルの下部ノズ
ルとロングノズル間のジョイント材としても使用されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記成形体ジョイント
材はバインダーとしては主として液状のフェノール樹脂
が、またシール性向上のために金属粉末及び粉末フリッ
トが使用されているが、常温においては軟らかいため保
形性がなく、このためセットが離しくセット不良の場合
も生じ、作業に手間どり能率が悪い。また、この場合シ
ール効果が損なわれ、連続鋳造用耐火物間の接合部から
のエア巻き込みにより鋼の品質低下や耐火物接合部の異
常溶損等の問題を引き起こす。
【0007】本発明の目的は、連続鋳造用耐火物構造体
間の隙間の形状に加熱成形後、そのままセットできて、
操業温度で可塑性を生じ、これによって高気密性と保形
性を有するジョイント材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のジョイント材
は、耐火原料を主原料とする配合物に結合材として粉末
樹脂10〜40%添加して、連続鋳造用耐火物構造体間
の間隙の形状に成形したことを特徴とする。
【0009】本発明のジョイント材は、耐火原料を主原
料とし、これに、粘土、金属粉末並びに粉末フリットす
なわち低融点ガラス、繊維質材、黒鉛を使用する。
【0010】耐火原料は例えばアルミナ、ムライト、マ
グネシア等の全ての耐火原料が使用可能である。
【0011】通常、配合物の配合割合は、耐火原料20
〜97重量%、粘土1〜30重量%、金属粉末1〜20
重量%、粉末フリット1〜30重量%のものが好適に使
用できる。
【0012】上記金属粉末としては、低融点金属、例え
ばAlを1〜10%配合中に添加する。これによって使
用中にAlが溶融しジョイント材に浸透してきた空気中
の酸素と反応してAl2 3 となりまたこの際の体積膨
張によりジョイント材の気孔を充填してち密化すること
によって完全に低通気性を達成せしめる。
【0013】上記低融点金属としては、Alの他にM
g、Cu,Zn等も使用できるが、添加量、取扱い、酸
化物になってからの耐食性の点から考慮するとAlが最
適である。とくに、Alの添加量は、融液の生成量とジ
ョイント材自体の構造の維持の点から1〜20重量%が
適当である。
【0014】粉末フリット、すなわち低融点ガラスとし
ては、ホウケイ酸ガラスやホウケイ酸鉛ガラス、ジルコ
ンフリットのような使用温度以下で溶融することにより
ジョイント材自体の気孔の充填が可能となり気密性が更
に良好となる。粉末フリットの使用はジョイント材の気
密性を向上させる効果があり金属粉末と併せ二重の意味
で空気の侵入を防止する働きがある。粉末フリットの添
加量は1重量%以下では前述の効果がなく、30重量%
以上では融液の生成量が多くなり、ジョイント材自体の
構造が維持できなくなるので1〜30重量%が適当であ
る。
【0015】さらに、この粉末フリットにおいては1種
類のみを使用する他に、軟化温度の異なるものを数種
類、適当な割合で調合して添加することで、使用可使時
間の延長並びに使用温度での硬化遅延が期待でき、地金
の差込み防止にも効果がある。
【0016】繊維は通常の無機質、有機質、金属質等使
用可能である。添加量については、ジョイント材の靭
性、強度の点では多い方が良好であるが、混練時の配合
の状態から外がけで2〜10重量%が望ましい。
【0017】また、粉末樹脂としては、熱可塑性樹脂で
ある、フェノール樹脂を粉末状として10〜40重量%
添加する。
【0018】本発明のジョイント材は、上記のような主
原料と副原料からなる配合物を混練し、目地の形状に加
熱成形する。
【0019】
【作用】本発明のジョイント材は耐火物部材間にそのま
まセットすることが可能で、セットが容易かつ正確に行
なうことができ、各レンガの温度により熱可塑性を生じ
ることにより従来ジョイント材以上の作業性、気密性、
シール効果を発揮することができる。
【0020】
【実施例】
実施例1 表1に記載する配合割合の配合物をミキサーを使用して
15分間混練後、添付各図に示す手順に基づいて本発明
のジョント材を製造した。
【0021】図1は、成形型を示すもので、内側メタル
ケース1の下端にガムテープの芯体2を設けその上に芯
ズレ防止用の治具3と下部内側に耐熱性テープ4とを介
して外側メタルケース5をセットした。これに、図2に
示すように形成材6を内側メタルケース1と外側メタル
ケース4によって形成される型枠内に充填しタッピング
を行った。これを電気炉7内で110〜150℃の温度
下で加熱し、その後、放冷・固化させて、図4に示す目
地形状の硬心型ジョイント材10を得た。
【0022】表1に示す諸特性において、シール性につ
いては特開平4−12239号公報にも記載の実使用条
件と同じ温度、圧力の設定が可能で試料材質のシール性
が数値的に評価される試験装置を使用して、0.5気圧
に減圧した状態から1気圧の大気圧に戻る迄の時間を測
定し気密性を調査したものであり、時間が長いほどシー
ル性は良好ということになる。
【0023】表1から明らかなように実施例1−1〜1
−2は比較例と比較して作業性、シール効果が改良され
ていることがわかる。
【0024】
【表1】 さらに、今回実施例1及び2のジョイント材を実炉にて
使用結果、常温では保形性があるためセットが確実に行
われ、この結果空気の巻き込みもなく良好なシール性が
確認された。
【0025】実施例2 実施例1と同じ製造方法で、融点のことなる粉末フリッ
トを数種類、下表の割合で混合して評価を行なった。
【0026】表2から明らかなように実施例3〜4は比
較例と比較して作業性、シール効果が更に改良されてい
ることがわかる。
【0027】
【表2】 実際に、今回実施例3及び4のジョイント材を実炉にて
使用結果、常温では保形性があるためセットが確実に行
われ、この結果、空気の巻き込みもなく良好なシール性
が確認された。
【0028】さらに添加フリットにおいては融点の異な
る数種類のものを混合して使用することにより、使用可
使時間の延長並びに使用温度での硬化遅延が可能とな
り、地金の差込み防止にも効果を発揮することが出来
た。
【0029】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【0030】のジョイント材を連続鋳造用耐火物間に採
用することにより、 (1)常温では保形性があるため各連続鋳造用耐火物構
造体間へのセットを比較的簡単に、且つ、確実に行なう
ことができる。
【0031】(2)添加フリットとして低融点のものと
金属粉末とを併用することによって、膨張効果が発揮で
き、シール性がさらに向上する。
【0032】(3)さらに、添加フリットにおいては融
点の異なる数種類のものを混合して使用することによっ
て、使用可使時間の延長並びに使用温度での硬化遅延が
期待でき、地金の差込み防止にも効果を発揮する。
【0033】(4)この結果、連続鋳造操業効率の向上
に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のジョイント材の製造工程を示すもの
で、型をセットした状態を示す。
【図2】 図1の型に成形材を充填した状態を示す。
【図3】 図2によって成形材の加熱状態を示す。
【図4】 得られたジョイント材10の形状を示す。
【符号の説明】
1 内側メタルケース 2 ガムテープ芯体 3 芯ズレ防止用治具 4 耐熱テープ 5 外側メタルケース 6 成形材 7 電気炉 10 ジョイント材
フロントページの続き (72)発明者 井上 隆裕 福岡県北九州市八幡西区東浜町1番1号 黒崎窯業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火原料を主原料とする配合物に結合材
    として粉末樹脂10〜40%添加して、セットすべき連
    続鋳造用耐火物構造体間の間隙の形状に成形したことを
    特徴とする高気密性保形ジョイント材。
  2. 【請求項2】 耐火原料を主原料とする配合物が、耐火
    原料に粘土、金属粉末並びに粉末フリット、繊維質材、
    黒鉛を配合してなることを特徴とする請求項1に記載の
    高気密性保形ジョイント材。
  3. 【請求項3】 耐火原料20〜97重量%、粘土1〜3
    0重量%、金属粉末1〜20重量%、粉末フリット1〜
    30重量%を含むことを特徴とする請求項1に記載の高
    気密性保形ジョイント材。
  4. 【請求項4】 金属粉末が、Al、Mg、Cu,Zn等
    の低融点金属であることを特徴とする請求項3に記載の
    高気密性保形ジョイント材。
  5. 【請求項5】 金属粉末が、Alであって配合物中の配
    合量が1〜10重量%である請求項3に記載の高気密性
    保形ジョイント材。
JP6148182A 1994-06-29 1994-06-29 高気密性保形ジョイント材 Pending JPH0812454A (ja)

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