JPH081240Y2 - フロータ - Google Patents

フロータ

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JPH081240Y2
JPH081240Y2 JP1992058158U JP5815892U JPH081240Y2 JP H081240 Y2 JPH081240 Y2 JP H081240Y2 JP 1992058158 U JP1992058158 U JP 1992058158U JP 5815892 U JP5815892 U JP 5815892U JP H081240 Y2 JPH081240 Y2 JP H081240Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
floater
nozzles
fluid
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992058158U
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English (en)
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JPH0620356U (ja
Inventor
眞司 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、搬送ストリップの下面
に流体を吹き付けてこれを浮揚させるフロータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記フロータとして、図7〜9に
示すものが知られている。このフロータ100は、フロ
ータ本体101のストリップ搬送方向(矢印X方向)上
流側と下流側にストリップ幅方向に延びるスリットノズ
ル102,102が形成され、フロータ本体101の上
部にストリップ幅方向に進退するサイドフェンス10
3,103を左右対称に備えており、スリットノズル1
02,102より噴出する流体WをストリップSの下面
に吹き付けてこれを浮揚させる一方、サイドフェンス1
03,103によってスリットノズル102,102の
流体噴出幅をストリップSの幅に応じて調整されるよう
になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ロータ100では、ストリップSに吹き付けられた流体
WがストリップSとフロータ本体101との間に十分滞
留することなくエッジ部より逃げるため、ストリップS
の下面に十分な静圧領域が確保できず、浮揚効率が悪い
という問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するためになされたもので、上記フロータにおいて、
上記幅方向スリットノズルの間に、ストリップ搬送方向
に延びる搬送方向スリットノズルを左右対称に複数対設
け、上記フロータ本体内に設けたゲートによって、上記
搬送方向スリットノズル対のいずれかを開とするように
したものである。
【0005】
【作用】上記フロータでは、幅方向スリットノズルと、
これと直交する搬送方向スリットノズルよりストリップ
の下面に流体が吹き付けられる。そして、幅方向スリッ
トノズルより噴出された流体は、ストリップのエッジ部
に向かって移動するが、搬送方向スリットノズルより噴
出される流体によってその流れが規制される。したがっ
て、上記幅方向スリットノズルと搬送方向スリットノズ
ルに囲まれた領域に安定的に静圧領域が形成され、スト
リップが安定的に浮揚される。しかも、ストリップの幅
が変わっても、その幅に対応した安定静圧領域が確保で
きる。
【0006】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜4を参照して説
明する。これらの図において、フロータ1のフロータ本
体2は両端側が炉壁Fに支持されており、底部の送風路
4よりストリップ浮揚用の流体(例えば高温空気)Wが
供給されるようになっている。フロータ本体2の上部に
は、ストリップ搬送方向(矢印X方向)上流側と下流側
にストリップ幅方向に延びるスリットノズル5,5が形
成されている。また、スリットノズル5,5の間には、
ストリップ搬送方向に延びるスリットノズル6(6a,
6b,6c),6(6a,6b,6c)が左右対称に複
数対形成されている。以下、ストリップ幅方向のスリッ
トノズル5を「幅方向ノズル5」、ストリップ搬送方向
のスリットノズル6を「搬送方向ノズル6」という。
【0007】ノズル開閉装置7は2つのゲート8,8
(一方は図示せず)を備えており、これらゲート8には
ストリップ搬送方向に延びるポート9がそれぞれ形成さ
れている。上記ゲート8,8はフロータ本体2の天井部
に配置され、フロータ本体内3のストリップ搬送方向上
流側と下流側に設けたガイド10,10に沿ってそれぞ
れストリップ幅方向に移動自在に支持されており、駆動
装置11,11(一方は図示せず)の駆動に基づいて移
動し、左右のポート9,9がそれぞれ左右の領域の1つ
の搬送方向ノズル6,6と選択的に連通するとともに、
幅方向ノズル5,5をそれらの両端側から閉鎖するよう
になっている。ただし、ストリップ搬送方向に関してゲ
ート8,8の上流側と下流側先端部は切除されており、
開放された幅方向ノズル5,5の幅が、ポート9,9が
連通している搬送方向ノズル6,6の間隔よりも広くな
るようにしてある。
【0008】上記構成を有するフロータ1では、搬送さ
れるストリップSの幅Dに応じて左右のノズル開閉装置
7,7が駆動し、ストリップ幅Dに対応する搬送方向ノ
ズル6,6にポート9,9が連通される。また、ゲート
8,8の移動により、幅方向ノズル5,5の流体噴出幅
がストリップ幅Dに応じて調整される。
【0009】なお、ポート9が内側の搬送方向ノズル6
aに連通されているときは中央と外側の搬送方向ノズル
6b,6cは閉鎖され、ポート9が外側の搬送方向ノズ
ル6cに連通されているときは中央と内側の搬送方向ノ
ズル6a,6bもフロータ本体内3に連通され、ポート
9が中央の搬送方向ノズル6bに連通されているときは
外側の搬送方向ノズル6cのみ閉鎖される。
【0010】ストリップ浮揚用の流体Wは送風管4を通
じてフロータ本体内3に供給され、幅方向ノズル5,5
と、ポート9,9を介してフロータ本体内3に連通され
ている搬送方向ノズル6,6よりストリップSに向けて
噴出される。ここで、幅方向ノズル5,5から噴出され
た流体W’はストリップSとフロータ本体2の間を両端
側に移動するが、この流体W’は搬送方向ノズル6より
噴出された流体W’’で形成される一種の流体カーテン
によってその流れが規制される。したがって、幅方向ノ
ズル5,5とポート9,9に連通した搬送方向ノズル
6,6とに囲まれた領域に安定的に圧力流体Wが保持さ
れ、ストリップSが安定的に浮揚される。また、フロー
タ本体内3に供給された流体Wの圧力によってゲート8
はフロータ本体2の天井部に押し付けられ、ゲート8に
よって塞がれたノズル部分が完全にシールされる。
【0011】図5,6を参照して本発明の第2実施例に
ついて説明する。このフロータ1aは、左右1組の搬送
方向ノズル6,6だけを選択的に開とするようにしたも
ので、それぞれのゲート8,8にはストリップ搬送方向
に3つのポート9a,9b,9cが形成され、それらの
間隔は搬送方向ノズル6a,6b,6cの間隔よりも狭
くしてある。そして、外側の搬送方向ノズル6cより流
体Wを噴出する場合、図6に示すように、外側のポート
9cを上記搬送方向ノズル6cに連通させる。このと
き、その他のポート9a,9bは搬送方向ノズル6a,
6bのいずれとも非連通状態になっている。次に、中央
の搬送方向ノズル6b,6bより流体Wを噴出させる場
合、ゲート8,8を対向方向にδ1ほど移動し、搬送方
向ノズル6b,6bに中央のポート9b,9bを連通さ
せる。続いて、内側の搬送方向ノズル6a,6aより流
体を噴出させる場合は、ゲート8,8を対向方向にさら
にδ2ほど移動し、搬送方向ノズル6a,6aに内側の
ポート9a,9aを連通させる。このように、本実施例
のフロータ1aでは、それぞれの搬送方向ノズル6(6
a,6b,6c)に対応するポート9(9a,9b,9
c)をゲート8,8にそれぞれ設けているので、ゲート
8のストローク(δ1+δ2)は第1実施例のストロー
クδ(図1参照)の1/3で足りる。したがって、ゲー
ト8を駆動源に連結するシャフト12とフロータ本体2
とのシール構造として、シールの確実なジャバラ方式に
よるタイトシールが使用可能となる。
【0012】以上の実施例では、搬送方向ノズルはスト
リップ搬送方向に直線的に形成するものとしたが、中央
部が外側に突出した“く”の字状に形成してもよい。こ
のようにすれば搬送方向ノズルから噴出される流体によ
って形成される流体カーテンの流体保持力が増し、スト
リップの浮揚力が増大する。なお、この場合、当然、ポ
ートもくの字状に形成する必要がある。
【0013】また、搬送方向ノズルはフロータ本体の左
右にそれぞれ3列設けるものとしたが、その数は限定的
ではない。
【0014】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
かかるフロータでは、幅方向ノズルの間にストリップ搬
送方向に延びる搬送方向ノズルを左右対称に複数対設
け、フロータ本体内に設けたゲートによって搬送方向ノ
ズル対のいずれかを開とするようにしている。したがっ
て、幅方向ノズルから噴出された流体はストリップに吹
き付けられた後にストリップのエッジ部に向かって逃げ
ようとするが、搬送方向ノズルから噴出される流体によ
ってその流れが阻止される。そのため、ストリップの下
方には、幅方向ノズルと搬送方向ノズルに囲まれた領域
に安定的に静圧領域が形成され、ストリップが効率よく
浮揚されるとともに、ストリップの安定した浮揚状態が
得られる。さらに、ストリップの幅が変わっても、その
幅に対応した安定静圧領域が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例にかかるフロータの平面図であ
る。
【図2】 第1実施例にかかるフロータの横断面図であ
る。
【図3】 図1のIII−III線拡大縦断面図である。
【図4】 フロータ本体とゲートの拡大部分断面図であ
る。
【図5】 第2実施例にかかるフロータの拡大縦断面図
である。
【図6】 第2実施例にかかるフロータのフロータ本体
とゲートの拡大部分断面図である。
【図7】 従来のフロータの平面図である。
【図8】 従来のフロータの正面図である。
【図9】 図8のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
1,1a…フロータ、2…フロータ本体、5…幅方向ノ
ズル、6(6a,6b,6c)…搬送方向ノズル、8…
ゲート、9…ポート、W、W’,W’’…流体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロータ本体のストリップ搬送方向上流
    側と下流側にストリップ幅方向に延びる幅方向スリット
    ノズルを設け、これら幅方向スリットノズルより搬送ス
    トリップの下面に流体を吹き付けて搬送ストリップを浮
    揚させるフロータにおいて、上記幅方向スリットノズル
    の間に、ストリップ搬送方向に延びる搬送方向スリット
    ノズルを左右対称に複数対設け、上記フロータ本体内に
    設けたゲートによって、上記搬送方向スリットノズル対
    のいずれかを開とするようにしたことを特徴とするフロ
    ータ。
JP1992058158U 1992-08-19 1992-08-19 フロータ Expired - Lifetime JPH081240Y2 (ja)

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JP1992058158U JPH081240Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 フロータ

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JP1992058158U JPH081240Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 フロータ

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JPH0620356U JPH0620356U (ja) 1994-03-15
JPH081240Y2 true JPH081240Y2 (ja) 1996-01-17

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ID=13076190

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JPS57166255A (en) * 1981-04-02 1982-10-13 Daido Steel Co Ltd Transfer method of strip by using gas

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