JPH08123454A - カラオケ練習装置および同装置における音程比較表示方法 - Google Patents
カラオケ練習装置および同装置における音程比較表示方法Info
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- JPH08123454A JPH08123454A JP6265724A JP26572494A JPH08123454A JP H08123454 A JPH08123454 A JP H08123454A JP 6265724 A JP6265724 A JP 6265724A JP 26572494 A JP26572494 A JP 26572494A JP H08123454 A JPH08123454 A JP H08123454A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 模範ボーカルの音程と練習ボーカルの音程と
のズレを歌唱中に正確かつ容易に視認することができる
カラオケ練習装置および同装置における音程比較表示方
法を提供することを目的とする。 【構成】模範ボーカル信号S1および練習ボーカル信号
S2の音程を音程検出手段8よって検出する。そして検
出された前記両信号S1、S2の音程を縦軸、時間を横
軸とした音程座標を音程座標計算手段13によって計算
する。あるいは模範ボーカル信号S1の音程座標軌跡L
1として予め計算したものを準備する。前記両信号S
1、S2の音程座標軌跡L1、L2を音程座標軌跡表示
手段C1、3によって比較表示する。
のズレを歌唱中に正確かつ容易に視認することができる
カラオケ練習装置および同装置における音程比較表示方
法を提供することを目的とする。 【構成】模範ボーカル信号S1および練習ボーカル信号
S2の音程を音程検出手段8よって検出する。そして検
出された前記両信号S1、S2の音程を縦軸、時間を横
軸とした音程座標を音程座標計算手段13によって計算
する。あるいは模範ボーカル信号S1の音程座標軌跡L
1として予め計算したものを準備する。前記両信号S
1、S2の音程座標軌跡L1、L2を音程座標軌跡表示
手段C1、3によって比較表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラオケ練習装置お
よび同装置における音程比較表示方法に関する。
よび同装置における音程比較表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、カラオケ装置とし
て、ディスプレイ上に背景画を再生すると共に、その背
景画の上に歌詞テロップを重ね表示し、歌の進行に合わ
せて歌詞テロップの色を変えていくようにしたものが広
く普及している。近年では、この種のカラオケ装置とし
て、単なるカラオケ機能のみならずカラオケ練習機能を
付加したいわゆるカラオケ練習装置が求められるように
なってきた。
て、ディスプレイ上に背景画を再生すると共に、その背
景画の上に歌詞テロップを重ね表示し、歌の進行に合わ
せて歌詞テロップの色を変えていくようにしたものが広
く普及している。近年では、この種のカラオケ装置とし
て、単なるカラオケ機能のみならずカラオケ練習機能を
付加したいわゆるカラオケ練習装置が求められるように
なってきた。
【0003】かかる要請を満たすべく、いわゆるカラオ
ケLD(レーザーディスク)やカラオケCD(コンパク
トディスク)等の記録媒体に記録された模範ボーカルの
音程と、マイクロフォンからの練習ボーカルの音程とを
マイクロコンピュータ等を用いて比較処理し、その比較
結果を歌い終わった後にディスプレイ上に得点表示する
ようになされたカラオケ練習装置が出現し、広く普及さ
れるに至っている。この装置を用いれば、他人と歌唱力
を競うゲーム等において好適に使用することができるも
のの、カラオケ練習用としては必ずしも満足し得るもの
ではなかった。即ち、この練習装置を用いて得点が上昇
するように繰り返し練習すればある程度の成果は得られ
るものの、基本的に練習者自身が何時、どの程度音程を
外したのかが不明であるという問題点を具有するもので
あったからである。
ケLD(レーザーディスク)やカラオケCD(コンパク
トディスク)等の記録媒体に記録された模範ボーカルの
音程と、マイクロフォンからの練習ボーカルの音程とを
マイクロコンピュータ等を用いて比較処理し、その比較
結果を歌い終わった後にディスプレイ上に得点表示する
ようになされたカラオケ練習装置が出現し、広く普及さ
れるに至っている。この装置を用いれば、他人と歌唱力
を競うゲーム等において好適に使用することができるも
のの、カラオケ練習用としては必ずしも満足し得るもの
ではなかった。即ち、この練習装置を用いて得点が上昇
するように繰り返し練習すればある程度の成果は得られ
るものの、基本的に練習者自身が何時、どの程度音程を
外したのかが不明であるという問題点を具有するもので
あったからである。
【0004】このような次第で、現在既知のカラオケ練
習装置は、正確な歌唱を目指して練習するものとしては
必ずしも満足し得るものではなかった。
習装置は、正確な歌唱を目指して練習するものとしては
必ずしも満足し得るものではなかった。
【0005】この発明は、上述の問題点に鑑みてなされ
たもので、練習ボーカルの音程と模範ボーカルの音程と
のズレを歌唱中に正確かつ容易に視認することができ、
音程矯正ひいては歌唱力の向上に寄与し得るカラオケ練
習装置および同装置における音程比較表示方法を提供す
ることを目的とするものである。
たもので、練習ボーカルの音程と模範ボーカルの音程と
のズレを歌唱中に正確かつ容易に視認することができ、
音程矯正ひいては歌唱力の向上に寄与し得るカラオケ練
習装置および同装置における音程比較表示方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】而して、この発明にかか
る第1のカラオケ練習装置は、練習ボーカル信号を入力
する入力手段と、模範ボーカル信号を再生する再生手段
と、前記両手段から出力された練習ボーカル信号および
模範ボーカル信号が入力され、両信号の音程を検出する
音程検出手段と、検出された前記両信号の音程を縦軸、
時間を横軸とした音程座標を計算する音程座標計算手段
と、該計算手段によって計算された前記両信号の音程座
標の軌跡を比較表示する音程座標軌跡表示手段とが備え
られていることを特徴とするものである。
る第1のカラオケ練習装置は、練習ボーカル信号を入力
する入力手段と、模範ボーカル信号を再生する再生手段
と、前記両手段から出力された練習ボーカル信号および
模範ボーカル信号が入力され、両信号の音程を検出する
音程検出手段と、検出された前記両信号の音程を縦軸、
時間を横軸とした音程座標を計算する音程座標計算手段
と、該計算手段によって計算された前記両信号の音程座
標の軌跡を比較表示する音程座標軌跡表示手段とが備え
られていることを特徴とするものである。
【0007】この発明にかかる第2のカラオケ練習装置
は、練習ボーカル信号を入力する入力手段と、該入力手
段からの練習ボーカル信号の音程を検出する音程検出手
段と、該音程検出手段によって検出された前記ボーカル
信号の音程を縦軸、時間を横軸とする音程座標を計算す
る音程座標計算手段と、該計算手段によって計算された
前記ボーカル信号の音程座標の軌跡と、情報媒体蓄積手
段に予め蓄積された模範ボーカル音程座標軌跡とを比較
表示する音程座標軌跡表示手段とが備えられていること
を特徴とするものである。
は、練習ボーカル信号を入力する入力手段と、該入力手
段からの練習ボーカル信号の音程を検出する音程検出手
段と、該音程検出手段によって検出された前記ボーカル
信号の音程を縦軸、時間を横軸とする音程座標を計算す
る音程座標計算手段と、該計算手段によって計算された
前記ボーカル信号の音程座標の軌跡と、情報媒体蓄積手
段に予め蓄積された模範ボーカル音程座標軌跡とを比較
表示する音程座標軌跡表示手段とが備えられていること
を特徴とするものである。
【0008】この発明にかかるカラオケ練習装置におけ
る音程比較表示方法は、模範ボーカル信号と練習ボーカ
ル信号との音程の差異をディスプレイ上に表示するカラ
オケ練習装置における音程比較表示方法であって、音程
を縦軸、時間を横軸としたディスプレイ上において前記
両ボーカル信号の音程が一致したときに前記両ボーカル
信号の音程座標軌跡が互いに重なり合うように前記両音
程座標軌跡を比較表示することを特徴とするものであ
る。
る音程比較表示方法は、模範ボーカル信号と練習ボーカ
ル信号との音程の差異をディスプレイ上に表示するカラ
オケ練習装置における音程比較表示方法であって、音程
を縦軸、時間を横軸としたディスプレイ上において前記
両ボーカル信号の音程が一致したときに前記両ボーカル
信号の音程座標軌跡が互いに重なり合うように前記両音
程座標軌跡を比較表示することを特徴とするものであ
る。
【0009】カラオケを練習する者が音程等のズレの有
無およびその程度を容易に視認することができるように
する目的で、模範ボーカル信号と練習ボーカル信号の音
程座標軌跡を異なる色で表示するようにすることが望ま
しい。
無およびその程度を容易に視認することができるように
する目的で、模範ボーカル信号と練習ボーカル信号の音
程座標軌跡を異なる色で表示するようにすることが望ま
しい。
【0010】
【作用】入力手段からの練習ボーカル信号と、再生手段
によって再生された模範ボーカル信号とが、音程検出手
段に入力される。この音程検出手段によって両信号の音
程が検出される。この検出された信号は、音程座標計算
手段に入力され、音程を縦軸、時間を横軸とした音程座
標が計算される。そして、この音程座標が音程座標軌跡
表示手段に入力され、練習ボーカル信号の音程と模範ボ
ーカル信号の音程とが、音程を縦軸、時間を横軸とした
ディスプレイ上に音程座標軌跡として比較表示される。
によって再生された模範ボーカル信号とが、音程検出手
段に入力される。この音程検出手段によって両信号の音
程が検出される。この検出された信号は、音程座標計算
手段に入力され、音程を縦軸、時間を横軸とした音程座
標が計算される。そして、この音程座標が音程座標軌跡
表示手段に入力され、練習ボーカル信号の音程と模範ボ
ーカル信号の音程とが、音程を縦軸、時間を横軸とした
ディスプレイ上に音程座標軌跡として比較表示される。
【0011】練習ボーカル信号の音程と模範ボーカル信
号の音程とが一致している場合には、前記両音程座標軌
跡は一の軌跡の如く視認される。
号の音程とが一致している場合には、前記両音程座標軌
跡は一の軌跡の如く視認される。
【0012】一方、練習ボーカル信号の音程が模範ボー
カル信号の音程から外れた場合には、両軌跡が相互にず
れた状態で表示されるので音程のズレとして視認され
る。
カル信号の音程から外れた場合には、両軌跡が相互にず
れた状態で表示されるので音程のズレとして視認され
る。
【0013】模範ボーカル音程座標軌跡を予め蓄積した
情報媒体蓄積手段を用いた場合には、その音程座標軌跡
と、音程座標計算手段によって計算された練習ボーカル
信号の音程座標軌跡とが比較表示される。
情報媒体蓄積手段を用いた場合には、その音程座標軌跡
と、音程座標計算手段によって計算された練習ボーカル
信号の音程座標軌跡とが比較表示される。
【0014】
【実施例】以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。
する。
【0015】図1および図2は、この発明の第1実施例
にかかるカラオケ練習装置をを示す説明図である。
にかかるカラオケ練習装置をを示す説明図である。
【0016】図1に示すように、この実施例にかかるカ
ラオケ練習装置は、いわゆるカラオケ装置(A)に、音
程検出手段(8)を装備した拡張ボード(B)とパーソ
ナルコンピュータ(C)とを付加して構成されたもので
ある。
ラオケ練習装置は、いわゆるカラオケ装置(A)に、音
程検出手段(8)を装備した拡張ボード(B)とパーソ
ナルコンピュータ(C)とを付加して構成されたもので
ある。
【0017】前記カラオケ装置(A)は、再生手段
(1)、入力手段(2)、ディスプレイ(3)、カラオ
ケプロセッサ(4)、アンプ(5)およびスピーカ
(6)(6)で構成されたものである。
(1)、入力手段(2)、ディスプレイ(3)、カラオ
ケプロセッサ(4)、アンプ(5)およびスピーカ
(6)(6)で構成されたものである。
【0018】前記再生手段(1)は、CD(コンパクト
ディスク)、LD(レーザーディスク)あるいはCD−
ROM等の情報媒体蓄積手段(7)から、これらに蓄積
された模範ボーカル信号(S1)、背景画(D)および
歌詞テロップ(E)等の情報を再生するためのもので、
具体的にはLDプレイヤー、CD−Gラジオ付カセット
レコーダ等が該当する。
ディスク)、LD(レーザーディスク)あるいはCD−
ROM等の情報媒体蓄積手段(7)から、これらに蓄積
された模範ボーカル信号(S1)、背景画(D)および
歌詞テロップ(E)等の情報を再生するためのもので、
具体的にはLDプレイヤー、CD−Gラジオ付カセット
レコーダ等が該当する。
【0019】前記入力手段(2)は、練習者のボーカル
を音声信号に変換するために用いられるものであり、具
体的にはマイクロフォンが該当する。
を音声信号に変換するために用いられるものであり、具
体的にはマイクロフォンが該当する。
【0020】前記ディスプレイ(3)は、再生手段
(1)からの背景画(D)および歌詞テロップ(E)の
それぞれに対応した背景画信号(S4)および歌詞テロ
ップ信号(S5)が入力され、背景画(D)および歌詞
テロップ(E)を再生表示するものである。
(1)からの背景画(D)および歌詞テロップ(E)の
それぞれに対応した背景画信号(S4)および歌詞テロ
ップ信号(S5)が入力され、背景画(D)および歌詞
テロップ(E)を再生表示するものである。
【0021】前記カラオケプロセッサ(4)は、前記再
生手段(1)からの模範ボーカル信号(S1)および伴
奏音楽信号(S3)、前記入力手段(2)からの練習ボ
ーカル信号(S2)がそれぞれ入力され、それらのオー
ディオ信号にマイクエコーやサラウンドを適宜付加して
出力するものである。出力されたオーディオ信号はアン
プ(5)に入力されて増幅されてスピーカ(6)(6)
から出力される。
生手段(1)からの模範ボーカル信号(S1)および伴
奏音楽信号(S3)、前記入力手段(2)からの練習ボ
ーカル信号(S2)がそれぞれ入力され、それらのオー
ディオ信号にマイクエコーやサラウンドを適宜付加して
出力するものである。出力されたオーディオ信号はアン
プ(5)に入力されて増幅されてスピーカ(6)(6)
から出力される。
【0022】前記拡張ボード(B)は、音程検出手段
(8)、同相除去手段(9)、切替スイッチ(10)お
よびA−D変換手段(11)(12)で構成されたものであ
る。
(8)、同相除去手段(9)、切替スイッチ(10)お
よびA−D変換手段(11)(12)で構成されたものであ
る。
【0023】前記音程検出手段(8)は、模範ボーカル
信号(S1)と練習ボーカル信号(S2)との音程を検
出するものである。いわゆるカラオケLDやカラオケC
Dには、Rチャンネルに模範ボーカル信号(S1)と伴
奏音楽信号(S3)とが記録され、Lチャンネルに伴奏
音楽信号(S3)のみが記録されているものが多い。こ
のような場合には模範ボーカル信号(S1)の音程を検
出するに先だって、まずRチャンネルから模範ボーカル
信号(S1)のみを抽出する必要がある。このためこの
実施例ではRチャンネルと位相を反転させたLチャンネ
ルとを合成して伴奏音楽信号(S3)を打ち消し、模範
ボーカル信号(S1)のみを取り出す同相除去手段
(9)が前記再生手段(1)とカラオケプロセッサ
(4)との間から分岐された回路に接続されている。
信号(S1)と練習ボーカル信号(S2)との音程を検
出するものである。いわゆるカラオケLDやカラオケC
Dには、Rチャンネルに模範ボーカル信号(S1)と伴
奏音楽信号(S3)とが記録され、Lチャンネルに伴奏
音楽信号(S3)のみが記録されているものが多い。こ
のような場合には模範ボーカル信号(S1)の音程を検
出するに先だって、まずRチャンネルから模範ボーカル
信号(S1)のみを抽出する必要がある。このためこの
実施例ではRチャンネルと位相を反転させたLチャンネ
ルとを合成して伴奏音楽信号(S3)を打ち消し、模範
ボーカル信号(S1)のみを取り出す同相除去手段
(9)が前記再生手段(1)とカラオケプロセッサ
(4)との間から分岐された回路に接続されている。
【0024】なお、Rチャンネルに模範ボーカル信号
(S1)のみが記録され、Lチャンネルに伴奏音楽信号
(S3)のみが記録されたいわゆるカラオケLDやカラ
オケCDの場合にも対応できるようにする目的で、同相
除去手段(9)の出力端子と、模範ボーカル信号(S
1)のみが記録されたチャンネルに直接接続される出力
端子との間に、切替スイッチ(10)を設け、両端子を
いわゆるカラオケLDやカラオケCDの種類に応じて切
り替え得るようになされている。この切替スイッチ(1
0)の出力側端子はA−D変換手段(アナログ−ディジ
タル変換手段)(11)の入力端子に接続されている。
而して、模範ボーカル信号(S1)はこのA−D変換手
段(11)によってディジタル信号に変換される。次い
で、このディジタル信号はDSP(ディジタル・シグナ
ル・プロセッサ)からなる音程検出手段(8)に入力さ
れる。
(S1)のみが記録され、Lチャンネルに伴奏音楽信号
(S3)のみが記録されたいわゆるカラオケLDやカラ
オケCDの場合にも対応できるようにする目的で、同相
除去手段(9)の出力端子と、模範ボーカル信号(S
1)のみが記録されたチャンネルに直接接続される出力
端子との間に、切替スイッチ(10)を設け、両端子を
いわゆるカラオケLDやカラオケCDの種類に応じて切
り替え得るようになされている。この切替スイッチ(1
0)の出力側端子はA−D変換手段(アナログ−ディジ
タル変換手段)(11)の入力端子に接続されている。
而して、模範ボーカル信号(S1)はこのA−D変換手
段(11)によってディジタル信号に変換される。次い
で、このディジタル信号はDSP(ディジタル・シグナ
ル・プロセッサ)からなる音程検出手段(8)に入力さ
れる。
【0025】一方、入力手段(2)からの練習ボーカル
信号(S2)は、該入力手段(2)とカラオケプロセッ
サ(4)との間から分岐された回路を介してA−D変換
手段(アナログ−ディジタル変換手段)(12)に入力
され、該変換手段(12)によってディジタル信号に変
換される。次いで、このディジタル信号は上記音程検出
手段(8)に入力される。
信号(S2)は、該入力手段(2)とカラオケプロセッ
サ(4)との間から分岐された回路を介してA−D変換
手段(アナログ−ディジタル変換手段)(12)に入力
され、該変換手段(12)によってディジタル信号に変
換される。次いで、このディジタル信号は上記音程検出
手段(8)に入力される。
【0026】この音程検出手段(8)では、模範ボーカ
ル信号(S1)および練習ボーカル信号(S2)の音程
すなわち基本周波数の検出が行われる。その際、DSP
による高速演算で必要な精度と速度が得られる。
ル信号(S1)および練習ボーカル信号(S2)の音程
すなわち基本周波数の検出が行われる。その際、DSP
による高速演算で必要な精度と速度が得られる。
【0027】なお、前記両A−D変換手段(11)(1
2)による音声信号のディジタル信号への変換に際し
て、サンプリング周波数を3〜12KHz、サンプル周
期を3〜50msにそれぞれ設定することが望ましい。
2)による音声信号のディジタル信号への変換に際し
て、サンプリング周波数を3〜12KHz、サンプル周
期を3〜50msにそれぞれ設定することが望ましい。
【0028】サンプリング周波数は、音程検出の精度と
周期に影響を与えるものであり、3KHz未満であると
音程検出精度が著しく低下して実用性に欠けるものとな
り、逆に12KHzを越えると計算量が増大し、結果的
に必要な周期が得られないばかりか精度のより一層の向
上も図れないからである。従って、サンプリング周波数
は、3〜12KHzの範囲に選定することが望ましい。
最も好適な範囲は、6〜10KHzである。
周期に影響を与えるものであり、3KHz未満であると
音程検出精度が著しく低下して実用性に欠けるものとな
り、逆に12KHzを越えると計算量が増大し、結果的
に必要な周期が得られないばかりか精度のより一層の向
上も図れないからである。従って、サンプリング周波数
は、3〜12KHzの範囲に選定することが望ましい。
最も好適な範囲は、6〜10KHzである。
【0029】一方、サンプル周期は、ディスプレイ上に
表示される後述する音程座標軌跡の視認の難易度に影響
を与えるものであり、3ms未満であると音程座標軌跡
の進行速度が早すぎて視認しずらいものとなり、逆に5
0msを越えると上記進行速度が遅すぎて音程のズレを
視認し難いものとなる。従って、サンプル周期は、3〜
50msの範囲に選定することが望ましい。最も好適な
範囲は、5〜10msである。
表示される後述する音程座標軌跡の視認の難易度に影響
を与えるものであり、3ms未満であると音程座標軌跡
の進行速度が早すぎて視認しずらいものとなり、逆に5
0msを越えると上記進行速度が遅すぎて音程のズレを
視認し難いものとなる。従って、サンプル周期は、3〜
50msの範囲に選定することが望ましい。最も好適な
範囲は、5〜10msである。
【0030】前記パーソナルコンピュータ(C)は、デ
ィスプレー(C1)、パソコン本体(C2)およびキー
ボード(C3)を基本構成とするものである。この実施
例においては、そのディスプレー(C1)は、模範ボー
カル信号(S1)と練習ボーカル信号(S2)のそれぞ
れの音程座標軌跡(L1)(L2)を比較表示するため
の音程座標軌跡表示手段として使用されている。パソコ
ン本体(C2)のCPU(中央演算処理装置)は、模範
ボーカル信号(S1)および練習ボーカル信号(S2)
の音程を縦軸、時間を横軸とした音程座標を計算する音
程座標計算手段(13)として機能するように使用され
ている。
ィスプレー(C1)、パソコン本体(C2)およびキー
ボード(C3)を基本構成とするものである。この実施
例においては、そのディスプレー(C1)は、模範ボー
カル信号(S1)と練習ボーカル信号(S2)のそれぞ
れの音程座標軌跡(L1)(L2)を比較表示するため
の音程座標軌跡表示手段として使用されている。パソコ
ン本体(C2)のCPU(中央演算処理装置)は、模範
ボーカル信号(S1)および練習ボーカル信号(S2)
の音程を縦軸、時間を横軸とした音程座標を計算する音
程座標計算手段(13)として機能するように使用され
ている。
【0031】而して、上記音程検出手段(8)によって
得られた前記両信号(S1)(S2)の音程(基本周波
数)をディスプレイ(音程座標軌跡表示手段)(C1)
に表示するために、音程を縦軸、時間を横軸とした音程
座標が上記音程記座標計算手段(13)によって計算さ
れる。ここに音階は1オクターブを12の半音として表
現し、1オクターブ上がると周波数は倍になる。この座
標計算においては、音程座標軌跡の視認を容易ならしめ
る目的で音階が等間隔になるように対数計算を行うこと
が望ましい。
得られた前記両信号(S1)(S2)の音程(基本周波
数)をディスプレイ(音程座標軌跡表示手段)(C1)
に表示するために、音程を縦軸、時間を横軸とした音程
座標が上記音程記座標計算手段(13)によって計算さ
れる。ここに音階は1オクターブを12の半音として表
現し、1オクターブ上がると周波数は倍になる。この座
標計算においては、音程座標軌跡の視認を容易ならしめ
る目的で音階が等間隔になるように対数計算を行うこと
が望ましい。
【0032】上記音程座標計算手段(13)によって計
算された模範ボーカル信号(S1)および練習ボーカル
信号(S2)のそれぞれの座標に対応する前記ディスプ
レイ(音程座標軌跡表示手段)(C1)上の位置に連続
的に点が描画される。この描画は、図2に示すように、
ディスプレイ(C1)の左側から右側に向かって漸次的
に延びるように進行され、ディスプレイ(C1)の右側
に至るまでは消滅しないようになされている。そしてこ
の描画が、右端に至るとディスプレイ(C1)の表示は
リセットされ、改めて左側から右側に向かって延びるよ
うになされる。このようにして、多数の点が連続した音
程座標軌跡(L1)(L2)がリアルタイムで視認され
るようになされる。この説明から明らかなように、上記
音程座標軌跡(L1)(L2)とは多数の点が集合した
ものであって一本の連続した線ではない。もっとも、こ
の発明は、音程座標軌跡として多数の点の集合及び一本
の連続した線のいずれをも許容するものである。
算された模範ボーカル信号(S1)および練習ボーカル
信号(S2)のそれぞれの座標に対応する前記ディスプ
レイ(音程座標軌跡表示手段)(C1)上の位置に連続
的に点が描画される。この描画は、図2に示すように、
ディスプレイ(C1)の左側から右側に向かって漸次的
に延びるように進行され、ディスプレイ(C1)の右側
に至るまでは消滅しないようになされている。そしてこ
の描画が、右端に至るとディスプレイ(C1)の表示は
リセットされ、改めて左側から右側に向かって延びるよ
うになされる。このようにして、多数の点が連続した音
程座標軌跡(L1)(L2)がリアルタイムで視認され
るようになされる。この説明から明らかなように、上記
音程座標軌跡(L1)(L2)とは多数の点が集合した
ものであって一本の連続した線ではない。もっとも、こ
の発明は、音程座標軌跡として多数の点の集合及び一本
の連続した線のいずれをも許容するものである。
【0033】この音程座標軌跡(L1)(L2)は、前
記両ボーカル信号(S1)(S2)の音程が一致したと
きに互いに重なり合うように比較表示することが必要で
ある。このように比較表示することによって、模範ボー
カル信号(S1)の音程と練習ボーカル信号(S2)の
音程とが完全に一致している場合には、前記両音程座標
軌跡(L1)(L2)が完全に重なって一本の曲線の如
く視認される。
記両ボーカル信号(S1)(S2)の音程が一致したと
きに互いに重なり合うように比較表示することが必要で
ある。このように比較表示することによって、模範ボー
カル信号(S1)の音程と練習ボーカル信号(S2)の
音程とが完全に一致している場合には、前記両音程座標
軌跡(L1)(L2)が完全に重なって一本の曲線の如
く視認される。
【0034】一方、練習ボーカル信号(S2)の音程が
模範ボーカル信号(S1)の音程から外れた場合には、
両軌跡(L1)(L2)が相互にずれた状態に表示され
るので音程および音の長短のズレとして視認される。
模範ボーカル信号(S1)の音程から外れた場合には、
両軌跡(L1)(L2)が相互にずれた状態に表示され
るので音程および音の長短のズレとして視認される。
【0035】なお、この音程座標軌跡表示手段としての
ディスプレイ(C1)は、両軌跡(L1)(L2)が異
なる色で表示されるようになされたカラーディスプレイ
であることが望ましい。このように異なる色で両軌跡
(L1)(L2)を比較表示することにより、いずれが
模範ボーカルであり、いずれが練習ボーカルであるのか
が一目瞭然となって分かりやすいものとなるからであ
る。
ディスプレイ(C1)は、両軌跡(L1)(L2)が異
なる色で表示されるようになされたカラーディスプレイ
であることが望ましい。このように異なる色で両軌跡
(L1)(L2)を比較表示することにより、いずれが
模範ボーカルであり、いずれが練習ボーカルであるのか
が一目瞭然となって分かりやすいものとなるからであ
る。
【0036】図3および図4はこの発明の第2実施例を
示すものである。
示すものである。
【0037】上述の第1実施例では、従来のカラオケ装
置に、パーソナルコンピュータ等を付加して構成したも
のであるのに対し、この実施例では全ての機能を1台の
装置にまとめて構成したものである。
置に、パーソナルコンピュータ等を付加して構成したも
のであるのに対し、この実施例では全ての機能を1台の
装置にまとめて構成したものである。
【0038】この実施例においては、第1実施例とは異
なり背景画(D)および歌詞テロップ(E)と音程座標
軌跡(L1)(L2)とが共通のディスプレイ(音程座
標軌跡表示手段)(3)に比較表示されるようになされ
ている。従って、このディスプレイ(3)には、図4に
示すように、その画面に背景画(D)が表示されると共
に、その画面の下部領域等に歌詞テロップ(E)が歌唱
の進行に合わせて順次的に色が代わるように表示され
る。また模範ボーカルの音程座標軌跡(L1)と練習ボ
ーカルの音程座標軌跡(L2)とが同じディスプレイ
(3)の左側から同右側に向かって歌唱の進行に合わせ
て同時に延びて行くように進行する態様で表示されるよ
うになされている。
なり背景画(D)および歌詞テロップ(E)と音程座標
軌跡(L1)(L2)とが共通のディスプレイ(音程座
標軌跡表示手段)(3)に比較表示されるようになされ
ている。従って、このディスプレイ(3)には、図4に
示すように、その画面に背景画(D)が表示されると共
に、その画面の下部領域等に歌詞テロップ(E)が歌唱
の進行に合わせて順次的に色が代わるように表示され
る。また模範ボーカルの音程座標軌跡(L1)と練習ボ
ーカルの音程座標軌跡(L2)とが同じディスプレイ
(3)の左側から同右側に向かって歌唱の進行に合わせ
て同時に延びて行くように進行する態様で表示されるよ
うになされている。
【0039】このようなディスプレイ表示とすれば、歌
詞テロップ(E)を見ながら歌いつつ、音程座標軌跡
(L1)(L2)のズレを視認することができるので、
音程の矯正をリアルタイムで極めて容易かつ正確に行う
ことができる。
詞テロップ(E)を見ながら歌いつつ、音程座標軌跡
(L1)(L2)のズレを視認することができるので、
音程の矯正をリアルタイムで極めて容易かつ正確に行う
ことができる。
【0040】この実施例にかかるカラオケ練習装置の構
成は、第1実施例とほぼ同様であり、対応箇所について
は同一符号を付してその説明を省略するが、共通のディ
スプレイ(音程座標軌跡表示手段)(3)を用いると共
に、これに背景画(D)、歌詞テロップ(E)及び音程
座標軌跡(L1)(L2)を表示するためのスーパーイ
ンポーズ(14)が追加されている点で異なる。
成は、第1実施例とほぼ同様であり、対応箇所について
は同一符号を付してその説明を省略するが、共通のディ
スプレイ(音程座標軌跡表示手段)(3)を用いると共
に、これに背景画(D)、歌詞テロップ(E)及び音程
座標軌跡(L1)(L2)を表示するためのスーパーイ
ンポーズ(14)が追加されている点で異なる。
【0041】即ち、共通のディスプレイ(3)には、そ
れに応じたビデオ信号あるいはRGB信号を入力するこ
とが必要である。この実施例では、パーソナルコンピュ
ータ用のディスプレイを用いている。従って、このディ
スプレイ(3)には、再生手段(1)及び音程座標計算
手段(13)の双方からRGB信号を入力しなければな
らないが、再生手段(1)からはビデオ信号が出力され
る。このため再生手段(1)からのビデオ信号と音程座
標計算手段(13)からのRGB信号を一旦スーパーイ
ンポーズ(14)に入力し、そこで再生手段(1)から
のビデオ信号をRGB信号に変換すると共に、この信号
を音程座標計算手段(13)からのRGB信号と合成
し、その合成されたRGB信号をディスプレイ(3)に
入力するようにしている。
れに応じたビデオ信号あるいはRGB信号を入力するこ
とが必要である。この実施例では、パーソナルコンピュ
ータ用のディスプレイを用いている。従って、このディ
スプレイ(3)には、再生手段(1)及び音程座標計算
手段(13)の双方からRGB信号を入力しなければな
らないが、再生手段(1)からはビデオ信号が出力され
る。このため再生手段(1)からのビデオ信号と音程座
標計算手段(13)からのRGB信号を一旦スーパーイ
ンポーズ(14)に入力し、そこで再生手段(1)から
のビデオ信号をRGB信号に変換すると共に、この信号
を音程座標計算手段(13)からのRGB信号と合成
し、その合成されたRGB信号をディスプレイ(3)に
入力するようにしている。
【0042】なお、ディスプレイ(3)としてTV用の
ものを用いる場合には、スーパーインポーズ(14)に
おいて、音程座標計算手段(13)からのRGB信号を
ビデオ信号に変換すると共に、この信号を再生手段
(1)からのビデオ信号と合成し、その合成されたビデ
オ信号をディスプレイ(3)に入力すれば良い。
ものを用いる場合には、スーパーインポーズ(14)に
おいて、音程座標計算手段(13)からのRGB信号を
ビデオ信号に変換すると共に、この信号を再生手段
(1)からのビデオ信号と合成し、その合成されたビデ
オ信号をディスプレイ(3)に入力すれば良い。
【0043】この実施例においても、練習ボーカルと模
範ボーカルとの音程が完全に一致した場合には、両音程
軌跡(L1)(L2)が互いに重なり合うように座標が
設定されている。また両音程座標軌跡(L1)(L2)
は異なる色で表示される。
範ボーカルとの音程が完全に一致した場合には、両音程
軌跡(L1)(L2)が互いに重なり合うように座標が
設定されている。また両音程座標軌跡(L1)(L2)
は異なる色で表示される。
【0044】図5および図6は、この発明の第3実施例
を示すものである。
を示すものである。
【0045】前記第1および第2実施例においては、い
ずれも模範ボーカル信号(S1)と練習ボーカル信号
(S2)の双方の音程を検出したのち座標計算をし、歌
唱の進行に合わせて両音程座標軌跡(L1)(L2)が
漸次的に延びる態様で進行表示してこれらを比較表示す
るようにしたものを示した。
ずれも模範ボーカル信号(S1)と練習ボーカル信号
(S2)の双方の音程を検出したのち座標計算をし、歌
唱の進行に合わせて両音程座標軌跡(L1)(L2)が
漸次的に延びる態様で進行表示してこれらを比較表示す
るようにしたものを示した。
【0046】これに対して、この第3の実施例では、図
6に示すように、ディスプレイ(3)に歌詞テロップ
(E)と同時に、歌詞テロップ(E)に対応する模範ボ
ーカル信号(S1)の音程座標軌跡(L1)の全部を表
示する一方、練習ボーカル信号(S2)の音程座標軌跡
(L2)を、前記各実施例と同様に歌唱の進行に合わせ
てディスプレイ(3)を左側から右側に向かって延びる
態様で進行表示するようにしたものである。このような
音程座標軌跡(L1)(L2)の比較表示を行うことに
よって、歌唱練習を行う者は、歌詞テロップ(E)と同
時に表示された音程座標軌跡(L1)から予め音程の高
低および音の長短を視認することができるという利点が
ある。
6に示すように、ディスプレイ(3)に歌詞テロップ
(E)と同時に、歌詞テロップ(E)に対応する模範ボ
ーカル信号(S1)の音程座標軌跡(L1)の全部を表
示する一方、練習ボーカル信号(S2)の音程座標軌跡
(L2)を、前記各実施例と同様に歌唱の進行に合わせ
てディスプレイ(3)を左側から右側に向かって延びる
態様で進行表示するようにしたものである。このような
音程座標軌跡(L1)(L2)の比較表示を行うことに
よって、歌唱練習を行う者は、歌詞テロップ(E)と同
時に表示された音程座標軌跡(L1)から予め音程の高
低および音の長短を視認することができるという利点が
ある。
【0047】而して、この実施例にかかるカラオケ練習
装置は、図5に示すように、第2実施例と比較すると、
第2実施例における模範ボーカル信号(S1)の音程検
出、座標計算が省略されると共に、再生手段(1)によ
って背景画(D)、歌詞テロップ(E)と共に模範ボー
カルの音程座標軌跡(L1)が再生されてディスプレイ
(3)上に表示されるようになされている点、及び再生
手段(1)と音程座標計算手段(13)との間にサブコ
ードデコーダ(15)が介在されている点において異な
る。
装置は、図5に示すように、第2実施例と比較すると、
第2実施例における模範ボーカル信号(S1)の音程検
出、座標計算が省略されると共に、再生手段(1)によ
って背景画(D)、歌詞テロップ(E)と共に模範ボー
カルの音程座標軌跡(L1)が再生されてディスプレイ
(3)上に表示されるようになされている点、及び再生
手段(1)と音程座標計算手段(13)との間にサブコ
ードデコーダ(15)が介在されている点において異な
る。
【0048】このサブコードデコーダ(15)は、ディ
スプレイ(3)上に表示される模範ボーカルの音程座標
軌跡(L1)と練習ボーカルの音程座標軌跡(L2)の
座標を一致させるためのものである。即ち、再生手段
(1)からの出力信号がデコーダ(15)に入力され、
該デコーダ(15)から座標計算に必要な情報が出力さ
れ、その出力が座標計算手段(13)に入力されるよう
になされている。
スプレイ(3)上に表示される模範ボーカルの音程座標
軌跡(L1)と練習ボーカルの音程座標軌跡(L2)の
座標を一致させるためのものである。即ち、再生手段
(1)からの出力信号がデコーダ(15)に入力され、
該デコーダ(15)から座標計算に必要な情報が出力さ
れ、その出力が座標計算手段(13)に入力されるよう
になされている。
【0049】従って、この装置にあっては、CD、LD
あるいはCD−ROM等の情報媒体蓄積手段(7)とし
て、練習ボーカルの音程座標軌跡(L2)に対応して予
め座標計算された模範ボーカルの音程座標軌跡(L1)
が蓄積されたものを用いることが必要である。
あるいはCD−ROM等の情報媒体蓄積手段(7)とし
て、練習ボーカルの音程座標軌跡(L2)に対応して予
め座標計算された模範ボーカルの音程座標軌跡(L1)
が蓄積されたものを用いることが必要である。
【0050】この実施例においても、練習ボーカルと模
範ボーカルとの音程が完全に一致した場合には、両音程
軌跡曲線(L1)(L2)が重なり合うように、両曲線
の座標が設定されている。また両音程座標軌跡(L1)
(L2)は異なる色で表示される。
範ボーカルとの音程が完全に一致した場合には、両音程
軌跡曲線(L1)(L2)が重なり合うように、両曲線
の座標が設定されている。また両音程座標軌跡(L1)
(L2)は異なる色で表示される。
【0051】他の構成は前記各実施例と同様であるの
で、対応箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
で、対応箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明にかかるカラオケ
練習装置は、練習ボーカル信号を入力する入力手段と、
模範ボーカル信号を再生する再生手段と、前記両手段か
ら出力された模範ボーカル信号および練習ボーカル信号
とが入力され、両信号の音程を検出する音程検出手段
と、検出された前記両信号の音程を縦軸、時間を横軸と
した音程座標を計算する音程座標計算手段と、前記計算
手段によって計算された前記両信号の音程座標の軌跡を
比較表示する音程座標軌跡表示手段とが備えられている
ことを特徴とするものである。従って、模範ボーカルと
練習ボーカルとの音程や音の長短のズレ等を音程座標軌
跡表示手段によって比較表示される音程座標軌跡のズレ
として視認することができる。このためリアルタイムで
音程等のズレを矯正することができ、歌唱練習に優れた
効果を奏することができる。
練習装置は、練習ボーカル信号を入力する入力手段と、
模範ボーカル信号を再生する再生手段と、前記両手段か
ら出力された模範ボーカル信号および練習ボーカル信号
とが入力され、両信号の音程を検出する音程検出手段
と、検出された前記両信号の音程を縦軸、時間を横軸と
した音程座標を計算する音程座標計算手段と、前記計算
手段によって計算された前記両信号の音程座標の軌跡を
比較表示する音程座標軌跡表示手段とが備えられている
ことを特徴とするものである。従って、模範ボーカルと
練習ボーカルとの音程や音の長短のズレ等を音程座標軌
跡表示手段によって比較表示される音程座標軌跡のズレ
として視認することができる。このためリアルタイムで
音程等のズレを矯正することができ、歌唱練習に優れた
効果を奏することができる。
【0053】請求項2に記載の発明にかかるカラオケ練
習装置は、練習ボーカル信号を入力する入力手段と、該
入力手段からの練習ボーカル信号の音程を検出する音程
検出手段と、該音程検出手段によって検出された前記ボ
ーカル信号の音程を縦軸、時間を横軸とする音程座標を
計算する音程座標計算手段と、該計算手段によって計算
されたボーカル信号の音程座標の軌跡と情報媒体蓄積手
段に予め蓄積された模範ボーカル音程座標軌跡とを比較
表示する音程座標軌跡表示手段とが備えられていること
を特徴とするものである。従って、この発明によれば、
リアルタイムで音程等のズレを矯正することができ、歌
唱練習に優れた効果を奏することができるのはもとよ
り、模範ボーカルに応じた音程座標軌跡が予め表示され
るため、歌唱練習を行う者は、その軌跡と自己の練習ボ
ーカル音程軌跡とが一致するように音程等を合わせて歌
唱練習すれば良く、音程等の矯正をより一層容易に行う
ことができる。
習装置は、練習ボーカル信号を入力する入力手段と、該
入力手段からの練習ボーカル信号の音程を検出する音程
検出手段と、該音程検出手段によって検出された前記ボ
ーカル信号の音程を縦軸、時間を横軸とする音程座標を
計算する音程座標計算手段と、該計算手段によって計算
されたボーカル信号の音程座標の軌跡と情報媒体蓄積手
段に予め蓄積された模範ボーカル音程座標軌跡とを比較
表示する音程座標軌跡表示手段とが備えられていること
を特徴とするものである。従って、この発明によれば、
リアルタイムで音程等のズレを矯正することができ、歌
唱練習に優れた効果を奏することができるのはもとよ
り、模範ボーカルに応じた音程座標軌跡が予め表示され
るため、歌唱練習を行う者は、その軌跡と自己の練習ボ
ーカル音程軌跡とが一致するように音程等を合わせて歌
唱練習すれば良く、音程等の矯正をより一層容易に行う
ことができる。
【0054】請求項3に記載の発明にかかるカラオケ練
習装置における音程比較表示方法は、模範ボーカル信号
と練習ボーカル信号との音程の差異をディスプレイ上に
表示するカラオケ練習装置における音程比較表示方法で
あって、音程を縦軸、時間を横軸としたディスプレイ上
において前記両ボーカル信号の音程が一致したときに前
記両ボーカル信号の音程座標軌跡が互いに重なり合うよ
うに前記両音程座標軌跡を比較表示することを特徴とす
るものである。従って、模範ボーカルと練習ボーカルと
の音程および音の長短のズレ等を音程座標軌跡表示手段
によって比較表示される音程座標軌跡のズレとして視認
することができる。このためリアルタイムで音程等のズ
レを矯正することができ、歌唱練習に優れた効果を奏す
ることができる。
習装置における音程比較表示方法は、模範ボーカル信号
と練習ボーカル信号との音程の差異をディスプレイ上に
表示するカラオケ練習装置における音程比較表示方法で
あって、音程を縦軸、時間を横軸としたディスプレイ上
において前記両ボーカル信号の音程が一致したときに前
記両ボーカル信号の音程座標軌跡が互いに重なり合うよ
うに前記両音程座標軌跡を比較表示することを特徴とす
るものである。従って、模範ボーカルと練習ボーカルと
の音程および音の長短のズレ等を音程座標軌跡表示手段
によって比較表示される音程座標軌跡のズレとして視認
することができる。このためリアルタイムで音程等のズ
レを矯正することができ、歌唱練習に優れた効果を奏す
ることができる。
【0055】請求項4に記載の発明にかかるカラオケ練
習装置における音程比較表示方法は、模範ボーカル信号
と練習ボーカル信号の音程座標軌跡を異なる色で比較表
示することを特徴とするものである。このように異なる
色で両軌跡を比較表示することにより、いずれが模範ボ
ーカルの軌跡であり、いずれが練習ボーカルの軌跡であ
るかの判別が極めて容易となる。従って、音程等のズレ
の矯正を容易かつ正確に行うことができ、歌唱練習に優
れた効果を奏することができる。
習装置における音程比較表示方法は、模範ボーカル信号
と練習ボーカル信号の音程座標軌跡を異なる色で比較表
示することを特徴とするものである。このように異なる
色で両軌跡を比較表示することにより、いずれが模範ボ
ーカルの軌跡であり、いずれが練習ボーカルの軌跡であ
るかの判別が極めて容易となる。従って、音程等のズレ
の矯正を容易かつ正確に行うことができ、歌唱練習に優
れた効果を奏することができる。
【図1】この発明の第1実施例にかかるカラオケ練習装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例にかかるカラオケ練習装置にお
ける音程座標軌跡を比較表示したディスプレイ(音程座
標軌跡表示手段)の画面表示を示した説明図である。
ける音程座標軌跡を比較表示したディスプレイ(音程座
標軌跡表示手段)の画面表示を示した説明図である。
【図3】この発明の第2実施例にかかるカラオケ練習装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図4】上記第2実施例にかかるカラオケ練習装置にお
ける音程座標軌跡線を比較表示したディスプレイ(音程
座標軌跡表示手段)の画面表示を示した説明図である。
ける音程座標軌跡線を比較表示したディスプレイ(音程
座標軌跡表示手段)の画面表示を示した説明図である。
【図5】この発明の第3実施例にかかるカラオケ練習装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図6】上記第3実施例にかかるカラオケ練習装置にお
ける音程座標軌跡を比較表示したディスプレイ(音程座
標軌跡表示手段)の画面表示を示した説明図である。
ける音程座標軌跡を比較表示したディスプレイ(音程座
標軌跡表示手段)の画面表示を示した説明図である。
1 再生手段 2 (練習ボーカル信号)入力手段 3 音程座標軌跡表示手段(ディスプレイ) 7 情報媒体蓄積手段 8 音程検出手段(DSP) 13 音程座標計算手段(CPU) C1 音程座標軌跡表示手段(ディスプレイ) S1 模範ボーカル信号 S2 練習ボーカル信号 L1 模範ボーカル信号の音程座標軌跡 L2 練習ボーカル信号の音程座標軌跡
Claims (4)
- 【請求項1】 練習ボーカル信号(S2)を入力する入
力手段(2)と、 模範ボーカル信号(S1)を再生する再生手段(1)
と、 前記両手段(1)(2)から出力された模範ボーカル信
号(S1)および練習ボーカル信号(S2)が入力さ
れ、両信号(S1)(S2)の音程を検出する音程検出
手段(8)と、 検出された前記両信号(S1)(S2)の音程を縦軸、
時間を横軸とした音程座標を計算する音程座標計算手段
(13)と、 該計算手段(13)によって計算された前記両信号(S
1)(S2)の音程座標の軌跡を比較表示する音程座標
軌跡表示手段(C1)とが備えられていることを特徴と
するカラオケ練習装置。 - 【請求項2】 練習ボーカル信号(S2)を入力する入
力手段(2)と、 該入力手段(2)からの練習ボーカル信号(S2)の音
程を検出する音程検出手段(8)と、 該音程検出手段(8)によって検出された前記ボーカル
信号(S2)の音程を縦軸、時間を横軸とする音程座標
を計算する音程座標計算手段(13)と、 該計算手段(13)によって計算された前記ボーカル信
号(S2)の音程座標の軌跡と、情報媒体蓄積手段
(7)に予め蓄積された模範ボーカル音程座標軌跡とを
比較表示する音程座標軌跡表示手段(3)とが備えられ
ていることを特徴とするカラオケ練習装置。 - 【請求項3】 模範ボーカル信号(S1)と練習ボーカ
ル信号(S2)との音程の差異をディスプレイ(3)
(C1)上に表示するカラオケ練習装置における音程比
較表示方法であって、音程を縦軸、時間を横軸としたデ
ィスプレイ(3)(C1)上において前記両ボーカル信
号(S1)(S2)の音程が一致したときに前記両ボー
カル信号(S1)(S2)の音程座標軌跡(L1)(L
2)が互いに重なり合うように両音程座標軌跡(L1)
(L2)を比較表示することを特徴とする、カラオケ練
習装置における音程比較表示方法。 - 【請求項4】 模範ボーカル信号(S1)と練習ボーカ
ル信号(S2)の音程座標軌跡(L1)(L2)を異な
る色で比較表示する、請求項3に記載のカラオケ装置に
おける音程比較表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6265724A JPH08123454A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | カラオケ練習装置および同装置における音程比較表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6265724A JPH08123454A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | カラオケ練習装置および同装置における音程比較表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08123454A true JPH08123454A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17421128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6265724A Pending JPH08123454A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | カラオケ練習装置および同装置における音程比較表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08123454A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100381682B1 (ko) * | 2001-05-21 | 2003-04-26 | 주식회사 하모니칼라시스템 | 음정교정을 유도하는 노래반주 방법 |
JP2007233013A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Yamaha Corp | 楽曲練習装置 |
JP2007264060A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Casio Comput Co Ltd | カラオケ装置およびカラオケ情報処理のプログラム |
US7323631B2 (en) | 2004-07-16 | 2008-01-29 | Yamaha Corporation | Instrument performance learning apparatus using pitch and amplitude graph display |
JP2008225117A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Yamaha Corp | ピッチ表示制御装置 |
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JP2011090199A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Nagoya Univ | 音声処理装置およびプログラム |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP6265724A patent/JPH08123454A/ja active Pending
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