JPH1130990A - カラオケ歌唱採点装置、カラオケ装置及びカラオケシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラオケ歌唱の採点を所定の条件で変更し
て、カラオケ歌唱者に意外な採点結果を表示することに
より、歌唱採点機能に対する興味を助長することが可能
なカラオケ歌唱採点装置、カラオケ装置及びカラオケシ
ステムを提供することにある。 【解決手段】 基準信号作成部１６は、システム制御部
７からカラオケ採点を行なう旨の制御信号を受信する
と、その信号を制御部２１に出力するとともに、ＭＩＤ
Ｉ音源部８からのガイドメロディー信号に基づいて、カ
ラオケ楽曲の歌唱基準となる基準信号を作成して信号比
較部１９に出力する。信号比較部１９は、マイク４から
入力された基準信号と歌い手の音声信号との比較信号を
出力し、採点部２０は、信号比較部１９からの比較信号
に基づいて、カラオケ歌唱の採点結果を制御部２１に出
力する。制御部２１は、通常採点部２０からのカラオケ
歌唱の採点結果を、そのまま点数表示部に出力して表示
するが、所定の条件を満足した場合には、採点結果を変
更して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】 本発明は、カラオケ歌唱採
点装置、カラオケ装置びカラオケシステムに係り、更に
詳しくは、カラオケ楽曲の歌唱基準となる基準信号と入
力される歌唱者の音声信号とを比較してカラオケ歌唱の
採点を行うカラオケ歌唱採点装置、指定されたカラオケ
楽曲に対応するカラオケ楽曲データに基づいてカラオケ
楽曲を演奏するように構成されたカラオケ装置並びに前
記カラオケ歌唱採点装置及びカラオケ装置を具備するカ
ラオケシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】 従来、この種のカラオケ装置及びカラ
オケ歌唱採点装置で構成されるカラオケシステムでは、
カラオケ楽曲の歌唱基準となる基準信号とマイクから入
力される歌唱者の音声信号とを比較してカラオケ歌唱の
採点を行ない、その採点結果をデジタル数字により表示
するシステムは既に開発され、スナックやカラオケボッ
クスなどで使用されている。

【０００３】このカラオケシステムを使用する歌唱者
は、その歌唱結果が客観的な数値として表示されるの
で、只単にカラオケを歌唱するだけに留まらず、自己の
歌唱力を向上させるという新たな目的意識をもってカラ
オケを楽しむことができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
のカラオケシステムでは、カラオケ歌唱の採点に柔軟性
がなく、例えば、同一の歌唱者が同一のカラオケ楽曲を
歌唱する場合のみならず、同一の歌唱者が他のカラオケ
楽曲を歌唱する場合であっても、その採点結果は大きく
かけ離れることがなく、殆ど同じ採点結果が表示される
ので、歌唱者はカラオケシステムの歌唱採点機能に対す
る興味を失う傾向にある。

【０００５】また、従来のカラオケシステムでは、歌唱
者の歌唱力に応じた採点結果が比較的正しく採点及び表
示されるので、歌唱力の低い歌唱者とプロ級の歌唱者と
の差が歴然と判明し、歌唱力の低い歌唱者は常に劣等感
を憶えるだけでなく、延いてはカラオケ自身に対する興
味がなくなり、それによってカラオケ業者は多くの収益
を望めないという問題点があった。

【０００６】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、カラオケ歌唱の採点を所定の条件
で変更して、カラオケ歌唱者に意外な採点結果を表示す
ることにより、歌唱採点機能に対する興味を助長するこ
とが可能なカラオケ歌唱採点装置、カラオケ装置及びカ
ラオケシステムを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１に係る本発明の
カラオケ歌唱採点装置は、上記の目的を達成するため
に、カラオケ楽曲の歌唱基準となる基準信号と入力され
る歌唱者の音声信号とを比較してカラオケ歌唱の採点を
行うカラオケ歌唱採点装置において、前記カラオケ歌唱
の採点結果を変更する採点変更手段を具備することを特
徴とする。

【０００８】請求項２に係る本発明のカラオケ歌唱採点
装置は、請求項１に記載のカラオケ歌唱採点装置におい
て、前記採点変更手段は、前記カラオケ歌唱について、
所定の点数範囲に採点した回数を計数する第１計数手段
と、前記計数手段が計数した回数が、所定の値になった
か否かを判断する第１判断手段と、前記判断手の判断結
果に基づいて、前記カラオケ歌唱の採点に点数を加算す
る点数加算手段とを具備することを特徴とする。

【０００９】請求項３に係る本発明のカラオケ歌唱採点
装置は、請求項１または請求項２に記載のカラオケ歌唱
採点装置において、前記採点変更手段は、前記カラオケ
歌唱について、所定の点数範囲に採点した回数を計数す
る第２計数手段と、前記計数手段が計数した回数が、所
定の値になったか否かを判断する第２判断手段と、前記
判断手の判断結果に基づいて、前記カラオケ歌唱の採点
に点数を減算する点数減算手段とを具備することを特徴
とする。

【００１０】請求項４に係る本発明のカラオケ歌唱採点
装置は、請求項３に記載のカラオケ歌唱採点装置におい
て、前記第２計数手段は、前記カラオケ歌唱について最
高得点に採点した回数を計数することを特徴とする。請
求項５に係る本発明のカラオケ歌唱採点装置は、請求項
２ないし請求項４のいずれかに記載のカラオケ歌唱採点
装置において、前記所定の点数範囲を入力する第１入力
手段を具備することを特徴とする。

【００１１】請求項６に係る本発明のカラオケ歌唱採点
装置は、請求項２ないし請求項５のいずれかに記載のカ
ラオケ歌唱採点装置において、前記採点した回数を入力
する第２入力手段を具備することを特徴とする。請求項
７に係る本発明のカラオケ歌唱採点装置は、請求項１な
いし請求項６のいずれかに記載のカラオケ歌唱採点装置
において、前記採点変更手段が変更したカラオケ歌唱の
採点結果を表示する採点結果表示手段を具備することを
特徴とする。

【００１２】請求項８に係る本発明のカラオケ装置は、
指定されたカラオケ楽曲に対応するカラオケ楽曲データ
に基づいてカラオケ楽曲を演奏するように構成されたカ
ラオケ装置において、前記カラオケ楽曲データからカラ
オケ楽曲の歌唱基準となる基準信号を作成する基準信号
作成手段と、前記基準信号作成手段が作成した基準信号
を出力する基準信号出力手段と、入力される歌唱者の音
声信号を出力する音声信号出力手段とを具備することを
特徴とする。

【００１３】請求項９に係る本発明のカラオケシステム
は、請求項１ないし請求項７のいずれかに記載のカラオ
ケ歌唱採点装置と、請求項８に記載のカラオケ装置とを
具備することを特徴とする。

【００１４】

【実施の形態】まず、説明の都合上、以下の言葉を定義
する。 （１）「所定の点数範囲」とは、通常Ａ点からＢ点まで
の点数範囲をいうが、Ａ点＝Ｂ点のようにポイント的な
１つの値も含まれる。例えば、「所定の点数範囲」と
は、通常９０点から１００点までの１０点の範囲である
が、１００点というように１つの値であってもよい。

【００１５】以下、本発明の実施の形態を、図面ととも
に詳細に説明する。図１は、本発明に係るカラオケシス
テムの構成を示すブロック図であって、通信カラオケに
適用した場合の基本構成を示している。また、本発明に
係るカラオケ装置１及びカラオケ歌唱採点装置１８は、
同図中左右２つの破線内で示される。

【００１６】１７は、ホストコンピュータであり、電話
回線を経由して、自動的に各カラオケ装置に接続し、カ
ラオケ楽曲データをカラオケ装置１やその他のカラオケ
装置（図示せず）に配信する。７は、システム制御部で
あり、カラオケ装置１の全体を制御するマイクロプロセ
ッサ等で構成されており、各種入出力装置の制御、メモ
リー管理及びデータ処理などを行う。

【００１７】１２は、操作部であり、カラオケ装置１の
各種状態を設定する各種キー、スイッチ及びリモコン
（図示せず）で構成される。１３は、表示部であり、カ
ラオケ装置１の各種状態を設定する為に必要な情報を操
作者に表示するＬＣＤやＬＥＤなどで構成される。５
は、モデムであり、電話回線などのアナログ通信回線を
経由してホストコンピュータ１７とデータのやり取りを
行ったり、ホストコンピュータ１７から送信されるカラ
オケ楽曲データをデジタル信号に変換する。

【００１８】６は、補助記憶装置であり、主にハードデ
ィスク及びＣＤ−ＲＯＭなど書き換え可能な記憶媒体及
び読み取り専用の記憶媒体で構成され、オペレーティン
グシステム（以下、「ＯＳ」という）、各種制御プログ
ラム、カラオケ楽曲データ及びフォントデータなどを格
納している。このカラオケ楽曲データは、システム制御
部７の制御の下に、モデム５によって取り込まれ、補助
記憶装置６のハードディスクに格納される。尚、補助記
憶装置６として、ＤＶＤ−ＲＯＭやＤＶＤ−ＲＡＭなど
読み取り専用の記憶媒体及び書き換え可能な記憶媒体で
構成してもよい。

【００１９】また、この補助記憶装置６の管理情報記憶
部（図示せず）には、記憶したカラオケ楽曲データを管
理する為に必要な情報がカラオケ楽曲管理テーブルとし
て記憶されており、各楽曲毎に、楽曲番号、楽曲のバー
ジョン、格納された日付（年月日）及び格納以降の選曲
回数を示す情報などを記憶している。システム制御部７
が、この管理情報記憶部に記憶する情報をホストコンピ
ュータ１７に送信することにより、カラオケ装置１が格
納するカラオケ楽曲の情報をホストコンピュータ１７に
知らせることができる。

【００２０】通常、カラオケ楽曲データは、補助記憶装
置６の記憶容量を極力減らさない為に、データ圧縮され
た状態で格納されている。また、このカラオケ楽曲デー
タは、カラオケ装置１の使用者のリクエストによって取
り込まれるだけでなく、夜間などのカラオケ装置１の使
用頻度の少ない時間帯に自動的に取り込まれる。１４
は、主記憶装置であり、一般的には半導体メモリーなど
の書き換え及び高速アクセス可能な記憶媒体で構成さ
れ、システム制御部７の制御の下に、補助記憶装置６か
ら読み出されたＯＳ、各種制御プログラム、データ解凍
された状態のカラオケ楽曲データ及びフォントデータな
どを記憶する。

【００２１】１５は、演奏曲情報記憶部であり、一般的
には半導体メモリーなどの書き換え及び高速アクセス可
能な記憶媒体で構成され、システム制御部７の制御の下
に、操作部１２から予約入力されたカラオケ楽曲を指定
する情報などを記憶する。２は、外部映像再生装置であ
り、広く普及しているＶＴＲ、ビデオＣＤプレーヤ、Ｌ
Ｄプレーヤ、また最近では、ＭＰＥＧプレーヤやＤＶＤ
（ＤｉｇｉｔａｌＶｉｄｅｏ Ｄｉｓｋ）プレーヤなど
であって、システム制御部７の制御の下に、記録媒体で
あるビデオテープや各種ディスクに記録されている映像
データから映像信号を再生して出力する。

【００２２】９は、スーパーインポーズ部であり、シス
テム制御部７によって、主記憶装置１４に格納されたフ
ォントデータや色替情報などが供給される。また、スー
パーインポーズ部９は、システム制御部７の指示によっ
て外部映像再生装置２から供給される背景映像信号に、
供給されたフォントデータや色替情報などに基づいて作
製した歌詞映像を合成して、後述する映像表示部３に出
力する。

【００２３】３は、映像表示部であり、最近広く普及し
ているワイドＴＶやモニターＴＶなどの複数の映像を複
数のウインドウに同時に表示可能な表示装置である。ま
た、映像表示部３は、複数の映像表示装置１〜Ｎで構成
されており、各映像表示装置は、スーパーインポーズ部
９から入力される映像信号に基づいた映像を同時に表示
する。

【００２４】８は、ＭＩＤＩ音源部であり、システム制
御部７によって、主記憶装置１４に格納されたカラオケ
楽曲データ中のＭＩＤＩデータが供給され、このＭＩＤ
Ｉデータを電子楽器の機能によって演奏音楽信号として
出力する。１０は、ミキサ／アンプ部であり、ＭＩＤＩ
音源部８から出力された演奏音楽信号と、マイク４によ
って取り込まれた歌い手の歌声の信号とを合成及び増幅
してスピーカ１１に出力することによって、演奏音楽及
び歌い手の歌声を可聴音として再生する。

【００２５】１６は、基準信号作成部であり、ＭＩＤＩ
音源部８から出力された演奏音楽信号に基づいて、カラ
オケ楽曲の歌唱基準となる基準信号を作成して出力する
とともに、カラオケ採点の開始、カラオケ楽曲演奏の開
始及び終了を示す制御信号を出力する。１９は、信号比
較部であり、基準信号作成部１６から入力される基準信
号とマイク４から入力される歌唱者の音声信号とを比較
して出力する。

【００２６】２０は、採点部であり、後述する制御部の
指示の下、基準信号作成部１６から出力された比較信号
に基づいてカラオケ歌唱の採点を行う。２１は、制御部
であり、カラオケ歌唱採点装置１８の全体を制御するマ
イクロプロセッサ等で構成されており、各種入出力装置
の制御、メモリー管理及びデータ処理などを行う。ま
た、採点部２０の採点結果を所定の条件で変更して出力
する。

【００２７】２２は、点数表示部であり、ＬＥＤやＬＣ
Ｄなどで構成されており、制御部２１の出力する採点結
果を表示する。２３は、入力部であり、制御部２１が採
点部２０の採点結果を変更するための所定の条件を入力
する。つぎに、上述のように構成された本発明に係るカ
ラオケ歌唱採点装置を具備するカラオケシステムの動作
について詳細に説明する。

【００２８】操作者がカラオケ装置１及びカラオケ歌唱
採点装置１８の電源をＯＮすると、システム制御部７
は、自動的に補助記憶装置６が記憶するＯＳを主記憶装
置１４にダウンロードし、種々の初期設定を行った後、
演奏待機状態となり、操作部１２からの入力を待つ。ま
た制御部２１は、種々の初期設定を行った後、採点待機
状態となり、基準信号作成部１６からのカラオケ採点の
開始、カラオケ楽曲演奏の開始及び終了を示す制御信号
の入力を待つ。

【００２９】操作者が、表示部１３に表示される情報を
見ながら、操作部１２に含まれるリモコンを操作して、
演奏を希望する曲の番号やカラオケ採点を行なうか否か
の情報を入力して選曲をおこなうと、システム制御部７
は、それらの入力されたデータを演奏曲情報記憶部１５
に記憶する。通常、システム制御部７は、演奏曲情報記
憶部１５に記憶する曲番号データの登録順序に従って演
奏曲を再生するが、説明を簡略化するために、この演奏
曲の登録以前には何も登録されておらず、またこの演奏
曲の再生とともにカラオケ採点を行なうものと仮定す
る。

【００３０】システム制御部７は、演奏曲情報記憶部１
５を常に検索しており、再生すべき演奏曲があるか否
か、またカラオケ採点を行なうか否かを判断するが、こ
の場合にはカラオケ採点を行なうべき曲番号データが登
録されているので、直ちに演奏曲の再生動作に移行す
る。システム制御部７は、演奏曲情報記憶部１５に記憶
する曲番号データに基づいて、補助記憶装置６が格納す
るカラオケ楽曲データの中からその曲番号に該当するカ
ラオケ楽曲データを検索し、データ圧縮された状態で格
納されているカラオケ楽曲データをカラオケ伴奏デー
タ、歌詞データ及びバックコーラスデータに解凍して一
旦補助記憶装置６に格納した後、主記憶装置１４にその
一部のデータだけを転送して記憶する。そして、システ
ム制御部７は、歌詞表示に必要なフォントデータを主記
憶装置１４にダウンロードして、カラオケ楽曲の演奏を
直ちに開始する。

【００３１】システム制御部７は、カラオケ楽曲の演奏
に際して、カラオケ伴奏データ及びバックコーラスデー
タに基づいて、ＭＩＤＩ音源部８を制御することによっ
て、曲の演奏に必要な演奏信号を再生し、その演奏信号
をミキサ／アンプ部１０に出力させる。そして、ミキサ
／アンプ部１０は、この演奏信号とマイク４から入力さ
れる歌い手の音声信号とを合成してスピーカ１１に出力
することによって、演奏曲と歌声を可聴音として再生す
る。

【００３２】また、システム制御部７は、歌詞表示制御
データ中のジャンル情報に基づいて、外部映像再生装置
２を制御して、楽曲のジャンルに応じた背景映像をスー
パーインポーズ部９に出力させるとともに、歌詞表示制
御データ中のフォントインデックス及び色替情報に基づ
いて、歌詞映像をスーパーインポーズ部９に出力する
と、スーパーインポーズ部９は、背景映像と文字映像と
を合成して映像表示装置３へ出力して再生する。

【００３３】システム制御部７は、カラオケ歌唱の採点
に際して、カラオケ採点を行なう旨の制御信号を基準信
号作成部１６に出力するとともに、ＭＩＤＩ音源部８を
制御することによって、カラオケ伴奏データ中のガイド
メロディー信号を基準信号作成部１６に出力させる。基
準信号作成部１６は、カラオケ採点を行なう旨の制御信
号を受信すると、その信号を制御部２１に出力するとと
もに、ガイドメロディー信号に基づいて、カラオケ楽曲
の歌唱基準となる基準信号を作成して信号比較部１９に
出力する。また信号比較部１９には、これと同時にマイ
ク４から歌い手の音声信号が入力される。

【００３４】信号比較部１９は、入力された基準信号と
歌い手の音声信号との比較信号、例えば、基準信号と音
声信号との差信号を採点部２０に出力し、制御部２１
は、カラオケ採点を行なう旨の制御信号を受信すると、
カラオケ採点の開始と終了の範囲を認識して、採点開始
及び採点終了を示す制御信号を採点部２０に出力する。
採点部２０は、制御部２１から制御信号を受信すると、
信号比較部１９からの比較信号に基づいて、カラオケ歌
唱の採点結果を制御部２１に出力する。

【００３５】制御部２１は、通常採点部２０からのカラ
オケ歌唱の採点結果を、そのまま点数表示部に出力して
表示するが、以下の例に示す様に、所定の条件を満足し
た場合には、採点結果を変更して表示する。 １）採点結果に点数を加算する例：採点結果が９０点か
ら９９点の回数が所定回数に達した場合に、その得点を
最高得点である１００点として表示する。例えば、所定
回数を５とし、採点結果が、１回目が９２点、２回目が
９７点、３回目が９３点、４回目が９８点及び５回目が
９０点とすると、この５回目の採点結果を１００点とし
て表示する。

【００３６】この場合、入力部２３によって、所定の点
数範囲として９０点から９９点、採点した回数として５
回が入力されている。 ２）採点結果から点数を減算する例：採点結果が９０点
から１００点の回数が所定回数に達した場合に、その得
点から所定の点数を差し引いて表示する。

【００３７】例１）所定回数を５、所定の点数を１５点
とし、採点結果が、１回目が９２点、２回目が９７点、
３回目が９３点、４回目が９８点及び５回目が９０点と
すると、この５回目の採点結果から所定の点数である１
５点を差し引いて７５点として表示する。この場合、入
力部２３によって、所定の点数範囲として９０点から１
００点、採点した回数として５回が入力されている。

【００３８】特に、採点結果が最高得点である１００点
の回数が所定回数に達した場合に、その得点から所定の
点数を差し引いて表示する。 例２）所定回数を２、所定の点数を１５点とし、採点結
果が、１回目が１００点、２回目が１００点、３回目が
１００点、４回目が１００点及び５回目が１００点とす
ると、２回目及び４回目の採点結果から所定の点数であ
る１５点を差し引いて８５点として表示する。

【００３９】この場合、入力部２３によって、所定の点
数範囲として１００点、採点した回数として２回が入力
されている。

【００４０】

【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係るカラオ
ケ歌唱採点装置及びカラオケ装置を具備するカラオケシ
ステムによれば、カラオケ歌唱の採点を所定の条件で変
更して表示するので、例えば、同一の歌唱者が同一のカ
ラオケ楽曲を歌唱する場合であっても、その採点結果に
大きな差違が生じるので、歌唱者はカラオケシステムの
歌唱採点機能に対する興味を失うことがない。また、歌
唱力の低い歌唱者の採点結果とプロ級の歌唱者の採点結
果が、逆転して表示されることがあるので、時には歌唱
力の低い歌唱者も優越感に浸れることがあり、その結
果、カラオケ自身に対する興味も持続する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るカラオケシステムの構成を示すブ
ロック図である。

【符号の説明】

１ カラオケ装置 ２ 外部映像再生装置 ３ 映像表示部 ４ マイク ５ モデム ６ 補助記憶装置 ７ システム制御部 ８ ＭＩＤＩ音源部 ９ スーパーインポーズ部 １０ ミキサ／アンプ部 １１ スピーカ １２ 操作部 １３ 表示部 １４ 主記憶装置 １５ 演奏曲情報記憶部 １６ 基準信号作成部 １７ ホストコンピュータ １８ カラオケ歌唱採点装置 １９ 信号比較部 ２０ 採点部 ２１ 制御部 ２２ 点数表示部 ２３ 入力部

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カラオケ楽曲の歌唱基準となる基準信号
   と入力される歌唱者の音声信号とを比較してカラオケ歌
   唱の採点を行うカラオケ歌唱採点装置において、 前記カラオケ歌唱の採点結果を変更する採点変更手段、 を具備することを特徴とするカラオケ歌唱採点装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のカラオケ歌唱採点装置
   において、前記採点変更手段は、 前記カラオケ歌唱について、所定の点数範囲に採点した
   回数を計数する第１計数手段と、 前記計数手段が計数した回数が、所定の値になったか否
   かを判断する第１判断手段と、 前記判断手の判断結果に基づいて、前記カラオケ歌唱の
   採点に点数を加算する点数加算手段と、 を具備することを特徴とするカラオケ歌唱採点装置。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載のカラオ
   ケ歌唱採点装置において、前記採点変更手段は、 前記カラオケ歌唱について、所定の点数範囲に採点した
   回数を計数する第２計数手段と、 前記計数手段が計数した回数が、所定の値になったか否
   かを判断する第２判断手段と、 前記判断手の判断結果に基づいて、前記カラオケ歌唱の
   採点に点数を減算する点数減算手段と、 を具備することを特徴とするカラオケ歌唱採点装置。
4. 【請求項４】 請求項３に記載のカラオケ歌唱採点装置
   において、 前記第２計数手段は、前記カラオケ歌唱について最高得
   点に採点した回数を計数すること、 を特徴とするカラオケ歌唱採点装置。
5. 【請求項５】 請求項２ないし請求項４のいずれかに記
   載のカラオケ歌唱採点装置において、 前記所定の点数範囲を入力する第１入力手段、 を具備することを特徴とするカラオケ歌唱採点装置。
6. 【請求項６】 請求項２ないし請求項５のいずれかに記
   載のカラオケ歌唱採点装置において、 前記採点した回数を入力する第２入力手段、 を具備することを特徴とするカラオケ歌唱採点装置。
7. 【請求項７】 請求項１ないし請求項６のいずれかに記
   載のカラオケ歌唱採点装置において、 前記採点変更手段が変更したカラオケ歌唱の採点結果を
   表示する採点結果表示手段、 を具備することを特徴とするカラオケ歌唱採点装置。
8. 【請求項８】 指定されたカラオケ楽曲に対応するカラ
   オケ楽曲データに基づいてカラオケ楽曲を演奏するよう
   に構成されたカラオケ装置において、 前記カラオケ楽曲データからカラオケ楽曲の歌唱基準と
   なる基準信号を作成する基準信号作成手段と、 前記基準信号作成手段が作成した基準信号を出力する基
   準信号出力手段と、 入力される歌唱者の音声信号を出力する音声信号出力手
   段と、 を具備することを特徴とするカラオケ装置。
9. 【請求項９】 カラオケシステムであって、 請求項１ないし請求項７のいずれかに記載のカラオケ歌
   唱採点装置と、 請求項８に記載のカラオケ装置と、 を具備することを特徴とするカラオケシステム。