JPH08123407A - ドラム用フットペダル - Google Patents
ドラム用フットペダルInfo
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- JPH08123407A JPH08123407A JP6263728A JP26372894A JPH08123407A JP H08123407 A JPH08123407 A JP H08123407A JP 6263728 A JP6263728 A JP 6263728A JP 26372894 A JP26372894 A JP 26372894A JP H08123407 A JPH08123407 A JP H08123407A
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- JP
- Japan
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- rocker
- feeling
- drum
- foot pedal
- peripheral surface
- Prior art date
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D13/00—Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
- G10D13/10—Details of, or accessories for, percussion musical instruments
- G10D13/11—Pedals; Pedal mechanisms
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロッカを交換したり、ドラム用フットペダル
自体を交換したりすることなく、踏込操作時のフィーリ
ングを演奏者の好みに合わせて簡単に変え得るようにす
る。 【構成】 ロッカ5の周面にフィーリング調整部材21
を配設する。フィーリング調整部材21は、踏力伝達部
材9の長手方向に移動調整可能にかつロッカ5に対して
着脱可能に取り付けられ、ロッカ5の回転中心Oから踏
力伝達部材9までの距離を変え、この距離がロッカ5の
回転の腕の長さとなるとき、フットボードを軽く踏み込
むことができる。
自体を交換したりすることなく、踏込操作時のフィーリ
ングを演奏者の好みに合わせて簡単に変え得るようにす
る。 【構成】 ロッカ5の周面にフィーリング調整部材21
を配設する。フィーリング調整部材21は、踏力伝達部
材9の長手方向に移動調整可能にかつロッカ5に対して
着脱可能に取り付けられ、ロッカ5の回転中心Oから踏
力伝達部材9までの距離を変え、この距離がロッカ5の
回転の腕の長さとなるとき、フットボードを軽く踏み込
むことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、足によるフットボー
ドの踏込操作によってバスドラムのドラムヘッドを打撃
するドラム用フットペダルに関し、特に踏込操作時のフ
ィーリングを演奏者の好みに合わせて変え得るようにし
たドラム用フットペダルに関するものである。
ドの踏込操作によってバスドラムのドラムヘッドを打撃
するドラム用フットペダルに関し、特に踏込操作時のフ
ィーリングを演奏者の好みに合わせて変え得るようにし
たドラム用フットペダルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フットボードの踏込操作によってビータ
を回動させ、これによりバスドラムのドラムヘッドを打
撃するこの種のドラム用フットペダルとしては従来から
種々提案されている(例:実公昭58−43035号公
報等)。
を回動させ、これによりバスドラムのドラムヘッドを打
撃するこの種のドラム用フットペダルとしては従来から
種々提案されている(例:実公昭58−43035号公
報等)。
【0003】図4はドラム用フットペダルの従来例を示
すもので、これを概略説明すると、このドラム用フット
ペダル1は、床面に設置されるフレーム2を備えてい
る。フレーム2は、フレーム本体2Aと、フレーム本体
2Aの上面に立設された左右一対の支柱部2Bと、フレ
ーム本体2Aに連結部材3を介して連結されたヒール2
C等で構成され、フレーム本体2Aには図示を省略した
バスドラムの締め枠(フープ)を保持固定するクランプ
金具(図示せず)が取り付けられている。一対の支柱部
2B,2Bの上端間には回動軸4が配設されており、こ
の回動軸4の中央にはロッカ5が取り付けられ、またロ
ッカ5にはドラムヘッドを打撃するビータ6がビータロ
ッド7を介して配設されると共に、フットボード8の踏
込力を前記ビータ6に伝達する踏力伝達部材9の一端が
接続されている。ロッカ5としては図4に示す側面視扇
型のものとか、図5に示す側面視J字形等に形成され、
その上側周面に踏力伝達部材9の一端が止めねじ10等
によって固定されている。踏力伝達部材9としては、タ
イミングベルト、可撓性を有する皮革または樹脂製のバ
ンド(図4)、チェーン(図5)等が用いられる。フッ
トボード8は、足を載せるに十分な大きさの平板状に形
成され、前端が前記踏力伝達部材9の他端に連結され、
後端が前記ヒール2Cに回動自在に連結されている。前
記回動軸4の一端には前記フットボード8に復帰方向の
回動習性を付与する復帰ばね12の上端がカムプレート
13を介して連結されており、この復帰ばね12の下端
は一方の支柱部2Bの下端部に設けられたばね受部材1
4に連結されている。
すもので、これを概略説明すると、このドラム用フット
ペダル1は、床面に設置されるフレーム2を備えてい
る。フレーム2は、フレーム本体2Aと、フレーム本体
2Aの上面に立設された左右一対の支柱部2Bと、フレ
ーム本体2Aに連結部材3を介して連結されたヒール2
C等で構成され、フレーム本体2Aには図示を省略した
バスドラムの締め枠(フープ)を保持固定するクランプ
金具(図示せず)が取り付けられている。一対の支柱部
2B,2Bの上端間には回動軸4が配設されており、こ
の回動軸4の中央にはロッカ5が取り付けられ、またロ
ッカ5にはドラムヘッドを打撃するビータ6がビータロ
ッド7を介して配設されると共に、フットボード8の踏
込力を前記ビータ6に伝達する踏力伝達部材9の一端が
接続されている。ロッカ5としては図4に示す側面視扇
型のものとか、図5に示す側面視J字形等に形成され、
その上側周面に踏力伝達部材9の一端が止めねじ10等
によって固定されている。踏力伝達部材9としては、タ
イミングベルト、可撓性を有する皮革または樹脂製のバ
ンド(図4)、チェーン(図5)等が用いられる。フッ
トボード8は、足を載せるに十分な大きさの平板状に形
成され、前端が前記踏力伝達部材9の他端に連結され、
後端が前記ヒール2Cに回動自在に連結されている。前
記回動軸4の一端には前記フットボード8に復帰方向の
回動習性を付与する復帰ばね12の上端がカムプレート
13を介して連結されており、この復帰ばね12の下端
は一方の支柱部2Bの下端部に設けられたばね受部材1
4に連結されている。
【0004】このような構成からなるドラム用フットペ
ダル1において、フットボード8は前記復帰ばね12の
ばね力によって通常図に示す如く前上がりに所定角度傾
斜した状態に保持されており、この状態より踏込操作さ
れると、踏力伝達部材9が引き下げられ、これによりビ
ータ6が回動軸4と一体に回動してバスドラムのドラム
ヘッドを打撃する。このときのフットボード8の最大踏
込角度は、15°程度である。打撃後、フットボード8
から踏込操作力を取り除くと、フットボード8は復帰ば
ね12のばね力によって上昇回動し、初期位置に復帰す
る。
ダル1において、フットボード8は前記復帰ばね12の
ばね力によって通常図に示す如く前上がりに所定角度傾
斜した状態に保持されており、この状態より踏込操作さ
れると、踏力伝達部材9が引き下げられ、これによりビ
ータ6が回動軸4と一体に回動してバスドラムのドラム
ヘッドを打撃する。このときのフットボード8の最大踏
込角度は、15°程度である。打撃後、フットボード8
から踏込操作力を取り除くと、フットボード8は復帰ば
ね12のばね力によって上昇回動し、初期位置に復帰す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のド
ラム用フットペダルにおいてはロッカ5の形状によって
踏込操作時のフィーリング(操作感)が異なる。例え
ば、図4に示したロッカ、すなわち踏力伝達部材9が添
接されている部分が回転中心(回動軸4の中心)から半
径Rの曲面に形成されている扇型ロッカの場合は、等力
で踏み込んでいってもロッカの回転速度は回転角度に関
係なく常に一定であるため、フィーリングも一定とな
る。これに対して、図5に示したように回転中心から踏
力伝達部材9の固定端9aまでの距離が短く、固定端9
aから離れるにしたがって回転中心までの距離が大きく
なる異形ロッカの場合は、踏込操作初期においてロッカ
5を小さな踏込力にて速く回転させることができ、徐々
に大きな踏込力を必要とする。また踏込操作直後に踏込
力を取り除くと、ロッカ5は速く戻る。上記したように
ロッカ5の形状によって踏込操作時のフィーリングは異
なるものである。しかしながら、ロッカ5自体の形状は
変更不能であるため、演奏者の好みに合わせてその都度
踏込操作のフィーリングを変更することができないとい
う問題があった。言い換えれば、その形状によって決ま
る特定のフィーリングでしか演奏することができず、音
楽のジャンルによってフィーリングを変えたい場合は、
そのフィーリングにあった形状のロッカを備えたドラム
用フットペダルと交換する必要があった。
ラム用フットペダルにおいてはロッカ5の形状によって
踏込操作時のフィーリング(操作感)が異なる。例え
ば、図4に示したロッカ、すなわち踏力伝達部材9が添
接されている部分が回転中心(回動軸4の中心)から半
径Rの曲面に形成されている扇型ロッカの場合は、等力
で踏み込んでいってもロッカの回転速度は回転角度に関
係なく常に一定であるため、フィーリングも一定とな
る。これに対して、図5に示したように回転中心から踏
力伝達部材9の固定端9aまでの距離が短く、固定端9
aから離れるにしたがって回転中心までの距離が大きく
なる異形ロッカの場合は、踏込操作初期においてロッカ
5を小さな踏込力にて速く回転させることができ、徐々
に大きな踏込力を必要とする。また踏込操作直後に踏込
力を取り除くと、ロッカ5は速く戻る。上記したように
ロッカ5の形状によって踏込操作時のフィーリングは異
なるものである。しかしながら、ロッカ5自体の形状は
変更不能であるため、演奏者の好みに合わせてその都度
踏込操作のフィーリングを変更することができないとい
う問題があった。言い換えれば、その形状によって決ま
る特定のフィーリングでしか演奏することができず、音
楽のジャンルによってフィーリングを変えたい場合は、
そのフィーリングにあった形状のロッカを備えたドラム
用フットペダルと交換する必要があった。
【0006】したがって、この発明は上記したような従
来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、ロッカを交換したり、フットペダル自体を交換
したりすることなく、踏込操作時のフィーリングを演奏
者の好みに合わせて簡単に変え得るようにしたドラム用
フットペダルを提供することにある。
来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、ロッカを交換したり、フットペダル自体を交換
したりすることなく、踏込操作時のフィーリングを演奏
者の好みに合わせて簡単に変え得るようにしたドラム用
フットペダルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、回動軸に配設されたロッ
カとフットボードとを踏力伝達部材によって連結し、こ
のフットボードの踏込操作によってビータを回動させ、
ドラムヘッドを打撃するドラム用フットペダルにおい
て、前記ロッカと前記踏力伝達部材との間に踏力伝達部
材の長手方向に移動調整可能なフィーリング調整部材を
介在させたことを特徴とする。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記フィーリング
調整部材は、前記ロッカの周面に突出して移動調整可能
に配設されていることを特徴とする。
め、請求項1に記載の発明は、回動軸に配設されたロッ
カとフットボードとを踏力伝達部材によって連結し、こ
のフットボードの踏込操作によってビータを回動させ、
ドラムヘッドを打撃するドラム用フットペダルにおい
て、前記ロッカと前記踏力伝達部材との間に踏力伝達部
材の長手方向に移動調整可能なフィーリング調整部材を
介在させたことを特徴とする。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記フィーリング
調整部材は、前記ロッカの周面に突出して移動調整可能
に配設されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1および2に記載の発明において、フィ
ーリング調整部材は、ロッカと踏力伝達部材との間に介
在されることにより、踏力伝達部材をロッカの周面から
浮かせ、ロッカの回転中心と踏力伝達部材との距離を大
きくする。
ーリング調整部材は、ロッカと踏力伝達部材との間に介
在されることにより、踏力伝達部材をロッカの周面から
浮かせ、ロッカの回転中心と踏力伝達部材との距離を大
きくする。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。図1はこの発明に係るドラム用フッ
トペダルの一実施例を示すロッカ部の側面図、図2は図
1のII−II線断面図である。なお、図中図4,図5と同
一構成部品のものに対しては同一符号をもって示し、そ
の説明を省略する。これらの図において、本実施例は側
面視略扇型のロッカ5を備えたドラム用フットペダルに
適用した場合を示す。ロッカ5の踏力伝達部材9が添接
される周面20は、ロッカ5の回転中心Oから半径Rの
円弧面とされ、この周面20にはフィーリング調整部材
21が周方向、言い換えれば踏力伝達部材9の長手方向
に移動調整可能に、かつ着脱可能に配設されている。フ
ィーリング調整部材21は、樹脂等によって一体に形成
されて、山形の上面21aを有し、下面側両側寄りには
ロッカ5の外周面両側縁部に対設されたフランジ部22
a,22bがそれぞれ嵌合し得る嵌合溝23a,23b
が形成されている。前記上面21aはロッカ5の周面2
0から突出している。前記嵌合溝23a,23bの側壁
部を形成するフィーリング調整部材21の両側部24
a,24bは、薄肉形成されることにより弾性を有し、
またその下端が内側に略直角に折り曲げられてフランジ
部23a,23bを抱持することにより、フィーリング
調整部材21がロッカ5から脱落するのを防止してい
る。フィーリング調整部材21をロッカ5の外周部に取
り付ける際には、両側部24a,24bを外側に弾性変
形させてフランジ部22a,22bを嵌合溝23a,2
3bに挿入すればよい。前記ロッカ5の周面20には面
ファスナ25が接着剤等によって固着されており、これ
に対応してフィーリング調整部材21の下面にも面ファ
スナ26が固着されており、これら両ファスナ25,2
6の係着によってフィーリング調整部材21がロッカ5
に対し移動調整可能にかつ着脱可能に取り付けられてい
る。フィーリング調整部材21の取付構造としては、面
ファスナ25,26に限らずビス等を用いて取り付ける
ことも可能である。フットボード8(図4参照)の踏込
力をビータ6に伝達する踏力伝達部材9は、ロッカ5の
周面20およびフィーリング調整部材21の上面21a
に添接されている。このため、踏力伝達部材9の前記フ
ィーリング調整部材21に対応する部分は、ロッカ5の
周面20から浮いている。その他の構成は図4に示した
従来のドラム用フットペダルと同様である。
て詳細に説明する。図1はこの発明に係るドラム用フッ
トペダルの一実施例を示すロッカ部の側面図、図2は図
1のII−II線断面図である。なお、図中図4,図5と同
一構成部品のものに対しては同一符号をもって示し、そ
の説明を省略する。これらの図において、本実施例は側
面視略扇型のロッカ5を備えたドラム用フットペダルに
適用した場合を示す。ロッカ5の踏力伝達部材9が添接
される周面20は、ロッカ5の回転中心Oから半径Rの
円弧面とされ、この周面20にはフィーリング調整部材
21が周方向、言い換えれば踏力伝達部材9の長手方向
に移動調整可能に、かつ着脱可能に配設されている。フ
ィーリング調整部材21は、樹脂等によって一体に形成
されて、山形の上面21aを有し、下面側両側寄りには
ロッカ5の外周面両側縁部に対設されたフランジ部22
a,22bがそれぞれ嵌合し得る嵌合溝23a,23b
が形成されている。前記上面21aはロッカ5の周面2
0から突出している。前記嵌合溝23a,23bの側壁
部を形成するフィーリング調整部材21の両側部24
a,24bは、薄肉形成されることにより弾性を有し、
またその下端が内側に略直角に折り曲げられてフランジ
部23a,23bを抱持することにより、フィーリング
調整部材21がロッカ5から脱落するのを防止してい
る。フィーリング調整部材21をロッカ5の外周部に取
り付ける際には、両側部24a,24bを外側に弾性変
形させてフランジ部22a,22bを嵌合溝23a,2
3bに挿入すればよい。前記ロッカ5の周面20には面
ファスナ25が接着剤等によって固着されており、これ
に対応してフィーリング調整部材21の下面にも面ファ
スナ26が固着されており、これら両ファスナ25,2
6の係着によってフィーリング調整部材21がロッカ5
に対し移動調整可能にかつ着脱可能に取り付けられてい
る。フィーリング調整部材21の取付構造としては、面
ファスナ25,26に限らずビス等を用いて取り付ける
ことも可能である。フットボード8(図4参照)の踏込
力をビータ6に伝達する踏力伝達部材9は、ロッカ5の
周面20およびフィーリング調整部材21の上面21a
に添接されている。このため、踏力伝達部材9の前記フ
ィーリング調整部材21に対応する部分は、ロッカ5の
周面20から浮いている。その他の構成は図4に示した
従来のドラム用フットペダルと同様である。
【0010】このような構成からなるドラム用フットペ
ダルにおいて、フットボードを踏込操作して踏力伝達部
材9を引き下げると、ビータロッド7が回動軸4と共に
図1矢印方向に回動し、ビータ6がドラムヘッド27を
打撃する。この場合、フィーリング調整部材21を備え
ない従来のロッカにおいては、上記した通りロッカ5の
回転中心Oから周面20までの距離が一定であるため、
フットボードを等力で踏み込んでいってもロッカ5の回
転速度は常に一定で、フィーリングは代わらないが、こ
の発明においてはフィーリング調整部材21を備えてい
るので、従来のフットペダルとは異なったフィーリング
を得ることができる。すなわち、図1に示すようにフィ
ーリング調整部材21をロッカ5の周面20の上方側に
位置させて配置しておくと、その頂部Tにおいてロッカ
5の回転中心Oから踏力伝達部材9までの距離、言い換
えればロッカ5の回転の腕の長さが最大となるため、踏
込操作終了直前に踏込力がいらなくなり、ロッカ5を速
く回転させることができる。
ダルにおいて、フットボードを踏込操作して踏力伝達部
材9を引き下げると、ビータロッド7が回動軸4と共に
図1矢印方向に回動し、ビータ6がドラムヘッド27を
打撃する。この場合、フィーリング調整部材21を備え
ない従来のロッカにおいては、上記した通りロッカ5の
回転中心Oから周面20までの距離が一定であるため、
フットボードを等力で踏み込んでいってもロッカ5の回
転速度は常に一定で、フィーリングは代わらないが、こ
の発明においてはフィーリング調整部材21を備えてい
るので、従来のフットペダルとは異なったフィーリング
を得ることができる。すなわち、図1に示すようにフィ
ーリング調整部材21をロッカ5の周面20の上方側に
位置させて配置しておくと、その頂部Tにおいてロッカ
5の回転中心Oから踏力伝達部材9までの距離、言い換
えればロッカ5の回転の腕の長さが最大となるため、踏
込操作終了直前に踏込力がいらなくなり、ロッカ5を速
く回転させることができる。
【0011】一方、図3に示すようにフィーリング調整
部材21をロッカ5の周面下方側に取り付けた場合は、
踏込操作の初期においてロッカ5の回転中心Oから踏力
伝達部材9までの距離が長いため、踏込操作開始時に軽
く踏み込むことができる。また、踏込操作直後に踏込力
を取り除くと、ロッカ5は速く戻る。この時のフィーリ
ングは図5に示した側面視J字状のロッカにおけるフィ
ーリングと略同様である。なお、フィーリング調整部材
21を取り外して使用する場合は、図4に示した従来ロ
ッカと同様なフィーリングを得ることができる。
部材21をロッカ5の周面下方側に取り付けた場合は、
踏込操作の初期においてロッカ5の回転中心Oから踏力
伝達部材9までの距離が長いため、踏込操作開始時に軽
く踏み込むことができる。また、踏込操作直後に踏込力
を取り除くと、ロッカ5は速く戻る。この時のフィーリ
ングは図5に示した側面視J字状のロッカにおけるフィ
ーリングと略同様である。なお、フィーリング調整部材
21を取り外して使用する場合は、図4に示した従来ロ
ッカと同様なフィーリングを得ることができる。
【0012】かくしてこのようなドラム用フットペダル
においては、踏込操作時のフィーリングを演奏者の好み
に合わせて調整することができるので、ロッカ5自体を
形状の異なるものと交換したりあるいはまた異なった形
状のロッカを備えたドラム用フットペダルと交換したり
する必要がなく、音楽のジャンルにより使い分けが可能
である。また、フィーリング調整部材21をロッカ5の
周面20に沿って移動させるだけでよいので、取扱いも
簡単かつ容易である。
においては、踏込操作時のフィーリングを演奏者の好み
に合わせて調整することができるので、ロッカ5自体を
形状の異なるものと交換したりあるいはまた異なった形
状のロッカを備えたドラム用フットペダルと交換したり
する必要がなく、音楽のジャンルにより使い分けが可能
である。また、フィーリング調整部材21をロッカ5の
周面20に沿って移動させるだけでよいので、取扱いも
簡単かつ容易である。
【0013】なお、上記実施例はロッカ5側にフィーリ
ング調整部材21を移動調整可能にかつ着脱可能に配設
した場合について説明したが、この発明はこれに何等特
定されるものではなく、踏力伝達部材9側に移動および
着脱可能に取り付けてもよいことは勿論である。但し、
踏力伝達部材9側に取り付けると、踏力伝達部材9自体
が屈曲するため、材質を考慮する必要があり、ロッカ5
側に取り付けることが望ましい。また、上記実施例はフ
ィーリング調整部材21の上面を山形に形成したが、こ
れに特定されるものではなく、台形等適宜な形状とする
ことが可能である。
ング調整部材21を移動調整可能にかつ着脱可能に配設
した場合について説明したが、この発明はこれに何等特
定されるものではなく、踏力伝達部材9側に移動および
着脱可能に取り付けてもよいことは勿論である。但し、
踏力伝達部材9側に取り付けると、踏力伝達部材9自体
が屈曲するため、材質を考慮する必要があり、ロッカ5
側に取り付けることが望ましい。また、上記実施例はフ
ィーリング調整部材21の上面を山形に形成したが、こ
れに特定されるものではなく、台形等適宜な形状とする
ことが可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明に係るドラム用フットペダルは、回動軸に配設され
たロッカとフットボードとを踏力伝達部材によって連結
し、このフットボードの踏込操作によってビータを回動
させ、ドラムヘッドを打撃するドラム用フットペダルに
おいて、前記ロッカと前記踏力伝達部材との間に踏力伝
達部材の長手方向に移動調整可能なフィーリング調整部
材を介在させたので、フィーリング調整部材を移動させ
るだけで演奏者の好みに合ったフィーリングを得ること
ができ、また音楽のジャンルにより使い分けが可能であ
る。また、請求項2に記載の発明に係るドラム用フット
ペダルはフィーリング調整部材をロッカ側に配設してい
るので、フィーリング調整部材をより確実に取り付ける
ことができる。
発明に係るドラム用フットペダルは、回動軸に配設され
たロッカとフットボードとを踏力伝達部材によって連結
し、このフットボードの踏込操作によってビータを回動
させ、ドラムヘッドを打撃するドラム用フットペダルに
おいて、前記ロッカと前記踏力伝達部材との間に踏力伝
達部材の長手方向に移動調整可能なフィーリング調整部
材を介在させたので、フィーリング調整部材を移動させ
るだけで演奏者の好みに合ったフィーリングを得ること
ができ、また音楽のジャンルにより使い分けが可能であ
る。また、請求項2に記載の発明に係るドラム用フット
ペダルはフィーリング調整部材をロッカ側に配設してい
るので、フィーリング調整部材をより確実に取り付ける
ことができる。
【図1】 この発明に係るドラム用フットペダルの一実
施例を示すロッカ部の側面図である。
施例を示すロッカ部の側面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 フィーリング調整部材の位置を変えた場合の
側面図である。
側面図である。
【図4】 ドラム用フットペダルの従来例を示す斜視図
である。
である。
【図5】 ロッカの他の従来例を示す側面図である。
1…ドラム用フットペダル、2…フレーム、4…回動
軸、5…ロッカ、6…ビータ、7…ビータロッド、8…
フットボード、9…踏力伝達部材、20…ロッカの周
面、21…フィーリング調整部材。
軸、5…ロッカ、6…ビータ、7…ビータロッド、8…
フットボード、9…踏力伝達部材、20…ロッカの周
面、21…フィーリング調整部材。
Claims (2)
- 【請求項1】 回動軸に配設されたロッカとフットボー
ドとを踏力伝達部材によって連結し、このフットボード
の踏込操作によってビータを回動させ、ドラムヘッドを
打撃するドラム用フットペダルにおいて、 前記ロッカと前記踏力伝達部材との間に踏力伝達部材の
長手方向に移動調整可能なフィーリング調整部材を介在
させたことを特徴とするドラム用フットペダル。 - 【請求項2】 請求項1記載のドラム用フットペダルに
おいて、 前記フィーリング調整部材は、前記ロッカの周面に突出
して移動調整可能に配設されていることを特徴とするド
ラム用フットペダル。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263728A JP2738310B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ドラム用フットペダル |
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