JP2004334141A - ピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置並びに該装置の収納方法並びに該装置の持ち運び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピアノ1を演奏するために椅子2に腰掛けた演奏者3の両足裏が床面に届かない場合であっても、ピアノの音響操作ペダル4を、片足裏の全体で、疲れにくく、また踏み外すことなく確実に踏み込むことができる補助装置を得る。
【解決手段】足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部Aを備え、且つ、もう一方の足裏の全体を乗せるとともに音響操作ペダルからの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部Bを備え、足置き台部Aと足裏密着ペダル部Bを上下に揺動自在に連結する。
【選択図】 図1
【解決手段】足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部Aを備え、且つ、もう一方の足裏の全体を乗せるとともに音響操作ペダルからの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部Bを備え、足置き台部Aと足裏密着ペダル部Bを上下に揺動自在に連結する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピアノを演奏するために椅子に腰掛けた演奏者の両足裏が音響操作ペダルに十分に届かない場合に使用する踏み込み補助装置並びに該装置の収納方法並びに該装置の持ち運び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノなどの鍵盤楽器(以下、単に「ピアノ」ともいう)には、演奏者が床面に踵を接し、演奏中に必要に応じて爪先をかけ、踏み込んで音響を操作するペダル(以下、単に「音響操作ペダル」ともいう)が設けられている。一般家庭内で多く使われるアップライトピアノの場合、通常、演奏者から向かって右側にダンパーペダル、中央にマフラーペダル、左側にソフトペダルの3種類の音響操作ペダルが等間隔で並列し、それぞれ床面から通常約60mmの高さに設けられている。通常、ピアノ演奏を学習する幼児や小学生が演奏者の場合、主として音を持続させたまま次の音を弾くことができるダンパーペダルを使用する。なお、ソフトペダルはより高度な演奏に使用され、音色を柔らかくする効果があるが、前記演奏者の学習段階においては殆ど使用されない。なお、マフラーペダルは、音量を小さくしたまま演奏できるようにペダルを下げて固定する構造になっており、よって演奏中の踏み込み動作は行われない。すなわち、前記演奏者においては右足によるダンパーペダルの踏み込み動作が殆どである。
【0003】
しかしながら、これら音響操作ペダルそのものの設置位置を変えることは不可能で、すなわち椅子に腰掛けた演奏者の両足裏が床面に届かなければ、踏み込むことが出来ない。このため、幼児や小学生など、体格が小さく両足裏が床面に届かない演奏者の場合、音響操作ペダルを踏み込むことが出来ない。
【0004】
このため、従来の技術にあっては、図9に示される装置の例が知られている。この装置例の概要を図9で説明すれば、演奏者の両足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台41を備え、音響操作ペダルからの間隔を伸縮して調整可能にした補助ペダル42を備え、足置き台41と補助ペダル42が一体化され所定の形状を有している(例えば、実公平05−26638号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この装置例にあっては、図9に示すように、演奏者は足置き台41に踵を乗せ、演奏中に必要に応じて爪先を持ち上げ、補助ペダル42に爪先をかけて踏み込む動作を繰り返し行わなければならず、このため足が小さく力の弱い幼児や小学生が演奏者の場合、稀にではあるが、演奏中に爪先が補助ペダル42から滑り落ちて踏み外すという問題点があった。さらに、爪先部分に力を込めて踏み込むため、疲れやすいという問題点があった。
【0006】
さらに、図10に示すように、前記演奏者において殆ど使用されることのないソフトペダル用の補助ペダル43も付属する一体構造であり、使用しない場合であっても取り外せないという問題点があった。また、装置本体が所定の形状を有するため、演奏に要しない場合の保管場所の確保(すなわち収納)がしにくく、またピアノ教室や一般家庭内から、ピアノ発表会やコンクール会場などの離れた場所への持ち運びがしにくいという問題点があった。
【0007】
本発明は、幼児や小学生など体格が小さく両足裏が床面に届かない演奏者の場合であっても、音響操作ペダルを片足裏の全体で、疲れにくく、また踏み外すことなく確実に踏み込むことができる補助装置を得ることを目的としており、さらに設置しやすく、さらに該装置を演奏に要しない場合の収納方法、及びピアノ発表会やコンクール会場などへの持ち運び方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置においては、演奏者の両足裏または片足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部を備え、且つ、前記演奏者のもう一方の片足裏の全体を乗せるとともに音響操作ペダルからの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部を備え、該足置き台部と該足裏密着ペダル部を上下に揺動自在に連結したものである。
【0009】
本発明を演奏に使用する際、予め、該足置き台部の床からの高さを演奏者の体格および椅子座面高さに合わせて最適な高さに設定し、且つ、該足裏密着ペダル部の音響操作ペダルからの間隔を適度な間隔に設定しておくことが好ましい。
【0010】
そして、該足裏密着ペダル部を形成するペダル当接板を音響操作ペダル(ダンパーペダル)に被せて設置する。この時、前記ペダル当接板を音響操作ペダルに固着する必要がないため、短時間で簡単に設置できる。これにより、例えば複数の演奏者が交代で演奏するピアノ発表会のステージ上において短時間で設置でき、発表会のスムーズな進行に寄与する。
【0011】
また、音響操作ペダルは床面から通常約60mmの高さに設けられているが、ピアノのメーカーや機種の違い、ピアノが設営された床面の状態などによってその高さが必ずしも一定しないことが知られている。このため、本発明では、該足裏密着ペダル部を形成する延在板を伸縮可能とし、該足裏密着ペダル部を形成する踏み板を、演奏者が最も踏み込み易い高さに調整する機能を備えている。
【0012】
また、前記延在板を伸縮させることにより、前記踏み板を、演奏者が最も踏み込み易い角度に調整する機能を備えている。
【0013】
そして、演奏者は、前記踏み板に密着させるが如く片足裏の全体を乗せることができ、且つ、演奏を通して乗せたままにすることができる。これにより、演奏者の足が疲れにくくなり、且つ、しっかりと踏み込むことができる。特に足が小さく力の弱い幼児や小学生の演奏者にとっては、踏み外すといった心配も解消され、演奏に集中することができる。
【0014】
また、前記延在板の先端中央には、前記踏み板の底面と接して回転するローラーが付属している。これは、演奏者による踏み込みの動きを音響操作ペダルにそのまま伝えるのではなく、回転運動に変換して伝えるためのものである。これにより、若干深めに踏み込まなければならないものの、踏み込みの感触が滑らかで軽くなり、且つ、踏み込む力の入れ具合をコントロールがしやすくなるため、音響に強弱を付けやすくなる。
【0015】
また、本発明では、該足置き台部に対して複数個の該足裏密着ペダル部を連結できる。本発明では、前述した理由により3種類の音響操作ペダルのうち右足で踏み込むダンパーペダルの操作を主としているが、演奏の必要に応じて、左足で踏み込むソフトペダルを操作するための該足裏密着ペダル部も連結できる。
【0016】
また、本発明では、該足置き台部と該足裏密着ペダル部を分離することができる。これは、音響操作を必要としない曲目を演奏する場合などにおいて、分離することにより、該足置き台のみの使用を実現する。
【0017】
また、本発明では、該足置き台部の内部に該足裏密着ペダル部を収納することができる。これは、演奏に該足裏密着ペダル部を使用しない場合、あるいは装置本体を別の場所に保管する場合などにおいて、内部に収納することにより、該足裏密着ペダル部の破損や紛失を防止する。
【0018】
また、本発明では、該足置き台部の側面に持ち運びに便利な取っ手を装着することができる。これは、ピアノ教室や一般家庭内から、ピアノ発表会やコンクール会場などの離れた場所に持ち運ぶ際に、あたかも鞄を手に持つ如く持ち運ぶことができ、演奏者の腕や手の負担を軽減する。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置における実施の形態を説明する。図1に示される実施例では、ピアノ1(図1ではアップライトピアノ)を演奏するために椅子2に腰掛けた演奏者3の両足裏が音響操作ペダル4に十分に届かない場合における使用場面を示し、演奏者3の両足裏または片足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部Aを備え、且つ、演奏者3のもう一方の片足裏の全体を乗せるとともに音響操作ペダル4からの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部Bを備え、足置き台部Aと足裏密着ペダル部Bを上下に揺動自在に連結して使用する。
【0020】
図2に示される実施例は、足置き台部Aおよび足裏密着ペダル部Bを最大高さに設定したときの、演奏者3の踏み込み動作による足裏密着ペダル部Bの動きを示している。その構造を説明すれば、演奏者3が踏み板22を踏み込む動作が伝達板23を介して延在板24に伝わるとともに、踏み板22の底面と接しながらローラー25が後方に向かって回転し、その結果、延在板24およびペダル当接板21が押し下げられ、その結果、音響操作ペダル4が押し下げられる。また、間隔保持板26により、足置き台部Aとペダル当接板21の間隔が一定に保持されている。
【0021】
図3に示される実施例では、足置き台部Aを形成する足置き面11の側面と、足裏密着ペダル部Bを形成する踏み板22の端部が、蝶番C1および蝶ネジC2によって上下に揺動自在に連結している。また、足置き台部Aを形成する支え箱12の側面と、足裏密着ペダル部Bを形成する間隔保持板26の端部が、蝶番D1および蝶ネジD2によって上下に揺動自在に連結している。また、音響操作ペダル4(図2ではダンパーペダル)に、足裏密着ペダル部Bを形成するペダル当接板21を被せている。
【0022】
図4に示される実施例は、足裏密着ペダル部Bの形成を示すもので、踏み板22の上面に板ゴム等を素材とする足裏滑り止め材22aが接合され、踏み板22の端部と伝達板23の端部が蝶番E1およびネジE2によって上下に揺動自在に連結され、伝達板23の端部と延在板24の面中央上部が蝶番F1およびネジF2によって上下に揺動自在に連結されている。そして、延在板24の先端中央に回転軸25aの貫通によってローラー25が設けられている。そして、延在板24の面中央にスライド長孔24aが開口しており、蝶ボルト21aをペダル当接板21の先端中央の挿入丸孔21bに挿入してスライド長孔24aを貫通させ、ワッシャ21cおよびナット21dによって固定される。この時、蝶ボルト21aを緩め、スライド長孔24aの開口範囲で蝶ボルト21aの軸をスライドさせ、任意の位置で固定できる。そして、ペダル当接板21の端部と間隔保持板26の端部が蝶番G1およびネジG2によって上下に揺動自在に連結されている。
【0023】
図5に示される実施例は、足裏密着ペダル部Bを形成する延在板24の先端中央に回転軸25aの貫通によって設けられたローラー25、およびその回転範囲を抑制するストッパーH1を示している。なお、ストッパーH1の固定方法は図5においては図示されていないが、踏み板22の下面にネジ(図4のネジH2)で固定される。
【0024】
図6に示される実施例は、足置き台部Aの形成を示すもので、足置き面11の両側面と支え箱12の両側面を計4つの蝶ボルト11aで締結している。ここで、足置き面11の高さを演奏者の体格に合わせて調節できるよう、支え箱12の両側面に複数の挿入丸孔12aが一定の間隔で縦方向に開口されており、任意の挿入丸孔を選択し蝶ボルト11aを挿入して固定される。
【0025】
図7に示される実施例は、ここでは図示されていないが足置き台部Aと足裏密着ペダル部Bを連結する蝶ネジ(図3の蝶ネジC2およびD2)を外すことにより、足置き台部Aと足裏密着ペダル部Bを分離し、且つ、足置き台部Aの内部に足裏密着ペダル部Bを収納した状態を示している。
【0026】
図8に示される実施例は、足置き台部Aを形成する支え箱12の側面に取っ手27を装着した状態を示している。
【0027】
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態で実施可能である。例えば、上記実施例において、足置き台部Aは床からの高さが伸縮して調整可能であればよく、図6の実施例に示す方法以外にも、例えば挿入丸孔12aをスライド長孔にし、その開口範囲で蝶ボルト11aの軸をスライドさせ、任意の位置で固定する方法でもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を発揮する。
【0029】
床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部を備え、且つ、音響操作ペダルからの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部を備えたことにより、幼児や小学生など演奏者の体格が小さく両足裏が床面に届かない場合であっても、音響操作ペダルを踏み込んでのピアノ演奏が可能になる。
【0030】
本発明を使用する際、足裏密着ペダル部を形成するペダル当接板を音響操作ペダルに被せるだけで簡単に設置できるため、複数の演奏者が交代で演奏するピアノ発表会のステージ上などにおいて、設置にかかる時間を短縮でき、スムーズな進行に寄与する。
【0031】
さらに、本発明を使用する際、ピアノのメーカーや機種の違い、ピアノが設営された床面の状態によって、床面からの高さが必ずしも一定しない音響操作ペダルの位置に対応し、足裏密着ペダル部を形成する踏み板の高さを調整することができる。
【0032】
さらに、前記踏み板を演奏者が最も踏み込み易い角度に調整することができる。
【0033】
さらに、演奏者は、前記踏み板にまさに密着させるが如く片足裏の全体を乗せることができ、且つ、演奏を通して乗せたままにすることができる。これにより、演奏者の足が疲れにくくなり、且つ、しっかりと確実に踏み込むことができる。特に足が小さく力の弱い幼児や小学生の演奏者にとっては、踏み外すといった心配も解消され、演奏に集中することができる。
【0034】
また、演奏者の踏み込み力を回転運動に変換して音響操作ペダルに伝えるローラー構造により、踏み込みの感触が滑らかで軽くなり、且つ、踏み込む力の入れ具合をコントロールしやすくなり、音響の強弱を付けやすくなる。
【0035】
また、足置き台部と足裏密着ペダル部を分離することで、音響操作を必要としない曲目を演奏する場合などにおいて、足置き台部のみを使用することができる。
【0036】
また、足置き台部の内部に足裏密着ペダル部を収納することで、演奏に足裏密着ペダル部を使用しない場合、あるいは装置本体を別の場所に保管する場合などにおいて、足裏密着ペダル部の破損や紛失を防止することができる。
【0037】
また、足置き台部の側面に持ち運びに便利な取っ手を装着することで、ピアノ教室や一般家庭内から、ピアノ発表会やコンクール会場などの離れた場所に持ち運ぶ際に、あたかも鞄を手に持つ如く持ち運ぶことができ、演奏者の腕や手の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置の実施例を示す使用場面図である。
【図2】ピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置の実施例を示す動作説明側面図である。
【図3】ピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置の実施例を示す斜視図である。
【図4】足裏密着ペダル部の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】足裏密着ペダル部の実施例を示す説明斜視図である。
【図6】足置き台部の実施例を示す分解斜視図である。
【図7】足置き台部の内部に足裏密着ペダル部を収納した状態の実施例を示す斜視図である。
【図8】足置き台部の側面に取っ手を装着した状態の実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の装置例を示す使用場面図である。
【図10】従来の装置例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 足置き台部
B 足裏密着ペダル部
1 ピアノ
2 椅子
3 演奏者
4 音響操作ペダル
21 ペダル当接板
22 踏み板
23 伝達板
24 延在板
25 ローラー
26 間隔保持板
27 取っ手
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピアノを演奏するために椅子に腰掛けた演奏者の両足裏が音響操作ペダルに十分に届かない場合に使用する踏み込み補助装置並びに該装置の収納方法並びに該装置の持ち運び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノなどの鍵盤楽器(以下、単に「ピアノ」ともいう)には、演奏者が床面に踵を接し、演奏中に必要に応じて爪先をかけ、踏み込んで音響を操作するペダル(以下、単に「音響操作ペダル」ともいう)が設けられている。一般家庭内で多く使われるアップライトピアノの場合、通常、演奏者から向かって右側にダンパーペダル、中央にマフラーペダル、左側にソフトペダルの3種類の音響操作ペダルが等間隔で並列し、それぞれ床面から通常約60mmの高さに設けられている。通常、ピアノ演奏を学習する幼児や小学生が演奏者の場合、主として音を持続させたまま次の音を弾くことができるダンパーペダルを使用する。なお、ソフトペダルはより高度な演奏に使用され、音色を柔らかくする効果があるが、前記演奏者の学習段階においては殆ど使用されない。なお、マフラーペダルは、音量を小さくしたまま演奏できるようにペダルを下げて固定する構造になっており、よって演奏中の踏み込み動作は行われない。すなわち、前記演奏者においては右足によるダンパーペダルの踏み込み動作が殆どである。
【0003】
しかしながら、これら音響操作ペダルそのものの設置位置を変えることは不可能で、すなわち椅子に腰掛けた演奏者の両足裏が床面に届かなければ、踏み込むことが出来ない。このため、幼児や小学生など、体格が小さく両足裏が床面に届かない演奏者の場合、音響操作ペダルを踏み込むことが出来ない。
【0004】
このため、従来の技術にあっては、図9に示される装置の例が知られている。この装置例の概要を図9で説明すれば、演奏者の両足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台41を備え、音響操作ペダルからの間隔を伸縮して調整可能にした補助ペダル42を備え、足置き台41と補助ペダル42が一体化され所定の形状を有している(例えば、実公平05−26638号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この装置例にあっては、図9に示すように、演奏者は足置き台41に踵を乗せ、演奏中に必要に応じて爪先を持ち上げ、補助ペダル42に爪先をかけて踏み込む動作を繰り返し行わなければならず、このため足が小さく力の弱い幼児や小学生が演奏者の場合、稀にではあるが、演奏中に爪先が補助ペダル42から滑り落ちて踏み外すという問題点があった。さらに、爪先部分に力を込めて踏み込むため、疲れやすいという問題点があった。
【0006】
さらに、図10に示すように、前記演奏者において殆ど使用されることのないソフトペダル用の補助ペダル43も付属する一体構造であり、使用しない場合であっても取り外せないという問題点があった。また、装置本体が所定の形状を有するため、演奏に要しない場合の保管場所の確保(すなわち収納)がしにくく、またピアノ教室や一般家庭内から、ピアノ発表会やコンクール会場などの離れた場所への持ち運びがしにくいという問題点があった。
【0007】
本発明は、幼児や小学生など体格が小さく両足裏が床面に届かない演奏者の場合であっても、音響操作ペダルを片足裏の全体で、疲れにくく、また踏み外すことなく確実に踏み込むことができる補助装置を得ることを目的としており、さらに設置しやすく、さらに該装置を演奏に要しない場合の収納方法、及びピアノ発表会やコンクール会場などへの持ち運び方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置においては、演奏者の両足裏または片足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部を備え、且つ、前記演奏者のもう一方の片足裏の全体を乗せるとともに音響操作ペダルからの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部を備え、該足置き台部と該足裏密着ペダル部を上下に揺動自在に連結したものである。
【0009】
本発明を演奏に使用する際、予め、該足置き台部の床からの高さを演奏者の体格および椅子座面高さに合わせて最適な高さに設定し、且つ、該足裏密着ペダル部の音響操作ペダルからの間隔を適度な間隔に設定しておくことが好ましい。
【0010】
そして、該足裏密着ペダル部を形成するペダル当接板を音響操作ペダル(ダンパーペダル)に被せて設置する。この時、前記ペダル当接板を音響操作ペダルに固着する必要がないため、短時間で簡単に設置できる。これにより、例えば複数の演奏者が交代で演奏するピアノ発表会のステージ上において短時間で設置でき、発表会のスムーズな進行に寄与する。
【0011】
また、音響操作ペダルは床面から通常約60mmの高さに設けられているが、ピアノのメーカーや機種の違い、ピアノが設営された床面の状態などによってその高さが必ずしも一定しないことが知られている。このため、本発明では、該足裏密着ペダル部を形成する延在板を伸縮可能とし、該足裏密着ペダル部を形成する踏み板を、演奏者が最も踏み込み易い高さに調整する機能を備えている。
【0012】
また、前記延在板を伸縮させることにより、前記踏み板を、演奏者が最も踏み込み易い角度に調整する機能を備えている。
【0013】
そして、演奏者は、前記踏み板に密着させるが如く片足裏の全体を乗せることができ、且つ、演奏を通して乗せたままにすることができる。これにより、演奏者の足が疲れにくくなり、且つ、しっかりと踏み込むことができる。特に足が小さく力の弱い幼児や小学生の演奏者にとっては、踏み外すといった心配も解消され、演奏に集中することができる。
【0014】
また、前記延在板の先端中央には、前記踏み板の底面と接して回転するローラーが付属している。これは、演奏者による踏み込みの動きを音響操作ペダルにそのまま伝えるのではなく、回転運動に変換して伝えるためのものである。これにより、若干深めに踏み込まなければならないものの、踏み込みの感触が滑らかで軽くなり、且つ、踏み込む力の入れ具合をコントロールがしやすくなるため、音響に強弱を付けやすくなる。
【0015】
また、本発明では、該足置き台部に対して複数個の該足裏密着ペダル部を連結できる。本発明では、前述した理由により3種類の音響操作ペダルのうち右足で踏み込むダンパーペダルの操作を主としているが、演奏の必要に応じて、左足で踏み込むソフトペダルを操作するための該足裏密着ペダル部も連結できる。
【0016】
また、本発明では、該足置き台部と該足裏密着ペダル部を分離することができる。これは、音響操作を必要としない曲目を演奏する場合などにおいて、分離することにより、該足置き台のみの使用を実現する。
【0017】
また、本発明では、該足置き台部の内部に該足裏密着ペダル部を収納することができる。これは、演奏に該足裏密着ペダル部を使用しない場合、あるいは装置本体を別の場所に保管する場合などにおいて、内部に収納することにより、該足裏密着ペダル部の破損や紛失を防止する。
【0018】
また、本発明では、該足置き台部の側面に持ち運びに便利な取っ手を装着することができる。これは、ピアノ教室や一般家庭内から、ピアノ発表会やコンクール会場などの離れた場所に持ち運ぶ際に、あたかも鞄を手に持つ如く持ち運ぶことができ、演奏者の腕や手の負担を軽減する。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置における実施の形態を説明する。図1に示される実施例では、ピアノ1(図1ではアップライトピアノ)を演奏するために椅子2に腰掛けた演奏者3の両足裏が音響操作ペダル4に十分に届かない場合における使用場面を示し、演奏者3の両足裏または片足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部Aを備え、且つ、演奏者3のもう一方の片足裏の全体を乗せるとともに音響操作ペダル4からの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部Bを備え、足置き台部Aと足裏密着ペダル部Bを上下に揺動自在に連結して使用する。
【0020】
図2に示される実施例は、足置き台部Aおよび足裏密着ペダル部Bを最大高さに設定したときの、演奏者3の踏み込み動作による足裏密着ペダル部Bの動きを示している。その構造を説明すれば、演奏者3が踏み板22を踏み込む動作が伝達板23を介して延在板24に伝わるとともに、踏み板22の底面と接しながらローラー25が後方に向かって回転し、その結果、延在板24およびペダル当接板21が押し下げられ、その結果、音響操作ペダル4が押し下げられる。また、間隔保持板26により、足置き台部Aとペダル当接板21の間隔が一定に保持されている。
【0021】
図3に示される実施例では、足置き台部Aを形成する足置き面11の側面と、足裏密着ペダル部Bを形成する踏み板22の端部が、蝶番C1および蝶ネジC2によって上下に揺動自在に連結している。また、足置き台部Aを形成する支え箱12の側面と、足裏密着ペダル部Bを形成する間隔保持板26の端部が、蝶番D1および蝶ネジD2によって上下に揺動自在に連結している。また、音響操作ペダル4(図2ではダンパーペダル)に、足裏密着ペダル部Bを形成するペダル当接板21を被せている。
【0022】
図4に示される実施例は、足裏密着ペダル部Bの形成を示すもので、踏み板22の上面に板ゴム等を素材とする足裏滑り止め材22aが接合され、踏み板22の端部と伝達板23の端部が蝶番E1およびネジE2によって上下に揺動自在に連結され、伝達板23の端部と延在板24の面中央上部が蝶番F1およびネジF2によって上下に揺動自在に連結されている。そして、延在板24の先端中央に回転軸25aの貫通によってローラー25が設けられている。そして、延在板24の面中央にスライド長孔24aが開口しており、蝶ボルト21aをペダル当接板21の先端中央の挿入丸孔21bに挿入してスライド長孔24aを貫通させ、ワッシャ21cおよびナット21dによって固定される。この時、蝶ボルト21aを緩め、スライド長孔24aの開口範囲で蝶ボルト21aの軸をスライドさせ、任意の位置で固定できる。そして、ペダル当接板21の端部と間隔保持板26の端部が蝶番G1およびネジG2によって上下に揺動自在に連結されている。
【0023】
図5に示される実施例は、足裏密着ペダル部Bを形成する延在板24の先端中央に回転軸25aの貫通によって設けられたローラー25、およびその回転範囲を抑制するストッパーH1を示している。なお、ストッパーH1の固定方法は図5においては図示されていないが、踏み板22の下面にネジ(図4のネジH2)で固定される。
【0024】
図6に示される実施例は、足置き台部Aの形成を示すもので、足置き面11の両側面と支え箱12の両側面を計4つの蝶ボルト11aで締結している。ここで、足置き面11の高さを演奏者の体格に合わせて調節できるよう、支え箱12の両側面に複数の挿入丸孔12aが一定の間隔で縦方向に開口されており、任意の挿入丸孔を選択し蝶ボルト11aを挿入して固定される。
【0025】
図7に示される実施例は、ここでは図示されていないが足置き台部Aと足裏密着ペダル部Bを連結する蝶ネジ(図3の蝶ネジC2およびD2)を外すことにより、足置き台部Aと足裏密着ペダル部Bを分離し、且つ、足置き台部Aの内部に足裏密着ペダル部Bを収納した状態を示している。
【0026】
図8に示される実施例は、足置き台部Aを形成する支え箱12の側面に取っ手27を装着した状態を示している。
【0027】
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態で実施可能である。例えば、上記実施例において、足置き台部Aは床からの高さが伸縮して調整可能であればよく、図6の実施例に示す方法以外にも、例えば挿入丸孔12aをスライド長孔にし、その開口範囲で蝶ボルト11aの軸をスライドさせ、任意の位置で固定する方法でもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を発揮する。
【0029】
床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部を備え、且つ、音響操作ペダルからの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部を備えたことにより、幼児や小学生など演奏者の体格が小さく両足裏が床面に届かない場合であっても、音響操作ペダルを踏み込んでのピアノ演奏が可能になる。
【0030】
本発明を使用する際、足裏密着ペダル部を形成するペダル当接板を音響操作ペダルに被せるだけで簡単に設置できるため、複数の演奏者が交代で演奏するピアノ発表会のステージ上などにおいて、設置にかかる時間を短縮でき、スムーズな進行に寄与する。
【0031】
さらに、本発明を使用する際、ピアノのメーカーや機種の違い、ピアノが設営された床面の状態によって、床面からの高さが必ずしも一定しない音響操作ペダルの位置に対応し、足裏密着ペダル部を形成する踏み板の高さを調整することができる。
【0032】
さらに、前記踏み板を演奏者が最も踏み込み易い角度に調整することができる。
【0033】
さらに、演奏者は、前記踏み板にまさに密着させるが如く片足裏の全体を乗せることができ、且つ、演奏を通して乗せたままにすることができる。これにより、演奏者の足が疲れにくくなり、且つ、しっかりと確実に踏み込むことができる。特に足が小さく力の弱い幼児や小学生の演奏者にとっては、踏み外すといった心配も解消され、演奏に集中することができる。
【0034】
また、演奏者の踏み込み力を回転運動に変換して音響操作ペダルに伝えるローラー構造により、踏み込みの感触が滑らかで軽くなり、且つ、踏み込む力の入れ具合をコントロールしやすくなり、音響の強弱を付けやすくなる。
【0035】
また、足置き台部と足裏密着ペダル部を分離することで、音響操作を必要としない曲目を演奏する場合などにおいて、足置き台部のみを使用することができる。
【0036】
また、足置き台部の内部に足裏密着ペダル部を収納することで、演奏に足裏密着ペダル部を使用しない場合、あるいは装置本体を別の場所に保管する場合などにおいて、足裏密着ペダル部の破損や紛失を防止することができる。
【0037】
また、足置き台部の側面に持ち運びに便利な取っ手を装着することで、ピアノ教室や一般家庭内から、ピアノ発表会やコンクール会場などの離れた場所に持ち運ぶ際に、あたかも鞄を手に持つ如く持ち運ぶことができ、演奏者の腕や手の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置の実施例を示す使用場面図である。
【図2】ピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置の実施例を示す動作説明側面図である。
【図3】ピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置の実施例を示す斜視図である。
【図4】足裏密着ペダル部の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】足裏密着ペダル部の実施例を示す説明斜視図である。
【図6】足置き台部の実施例を示す分解斜視図である。
【図7】足置き台部の内部に足裏密着ペダル部を収納した状態の実施例を示す斜視図である。
【図8】足置き台部の側面に取っ手を装着した状態の実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の装置例を示す使用場面図である。
【図10】従来の装置例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 足置き台部
B 足裏密着ペダル部
1 ピアノ
2 椅子
3 演奏者
4 音響操作ペダル
21 ペダル当接板
22 踏み板
23 伝達板
24 延在板
25 ローラー
26 間隔保持板
27 取っ手
Claims (7)
- ピアノ(1)を演奏するために椅子(2)に腰掛けた演奏者(3)の両足裏が音響操作ペダル(4)に十分に届かない場合に使用する踏み込み補助装置であって、前記演奏者(3)の両足裏または片足裏の全体を乗せるとともに床からの高さを伸縮して調整可能にした足置き台部(A)を備え、且つ、前記演奏者(3)のもう一方の片足裏の全体を乗せるとともに前記音響操作ペダル(4)からの間隔を伸縮して調整可能にした足裏密着ペダル部(B)を備え、前記足置き台部(A)と前記足裏密着ペダル部(B)を上下に揺動自在に連結したピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置。
- 足裏密着ペダル部(B)に断面コ字状のペダル当接板(21)を備え、前記ペダル当接板(21)を音響操作ペダル(4)に固着することなく被せて設置する請求項1記載のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置。
- 演奏者(3)により踏み板(22)を踏み込む動作が伝達板(23)を介して延在板(24)に伝わるとともに前記踏み板(22)の底面と接しながらローラー(25)が後方に向かって回転し、その結果、間隔保持板(26)により足置き台部(A)との間隔が一定に保持されながら前記延在板(24)およびペダル当接板(21)が押し下げられ、その結果、音響操作ペダル(4)が踏み込まれるように形成した足裏密着ペダル部(B)を備える請求項1記載のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置。
- 足置き台部(A)に複数個の足裏密着ペダル部(B)を連結する請求項1記載のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置。
- 足置き台部(A)と足裏密着ペダル部(B)が分離する請求項1記載のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置。
- 足置き台部(A)の内部に足裏密着ペダル部(B)を収納する請求項5記載のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置の収納方法。
- 足置き台部(A)の側面に取っ手(27)を装着する請求項6記載のピアノ音響操作ペダルの踏み込み補助装置の持ち運び方法。
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Cited By (6)
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US7700868B2 (en) | 2006-10-12 | 2010-04-20 | Yamaha Corporation | Musical instrument and supporting system incorporated therein for music players |
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-
2003
- 2003-05-02 JP JP2003162999A patent/JP2004334141A/ja active Pending
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